ケアプランは、利用者さまの疾患によって着目すべき課題が変わります。主な疾患別に、ケアプランの文例(ニーズ・目標・サービス内容)を整理します。
この記事でわかること
- 脳血管疾患(脳梗塞・脳出血の後遺症)
- 認知症
- 糖尿病
- 心疾患
- 看取り・終末期
あわせて読みたい:ケアマネの加算一覧。要件と単位数を令和8年6月改定対応でまとめています。
脳血管疾患(脳梗塞・脳出血の後遺症)
ニーズ:麻痺があっても、できることを増やして自宅で暮らしたい。
短期目標:見守りで居室からトイレまで歩ける。
サービス内容:理学療法士による歩行・上肢訓練、福祉用具の活用。
認知症
ニーズ:なじみの環境で、穏やかに過ごしたい。
短期目標:日中の活動に参加し、落ち着いて過ごせる。
サービス内容:通所介護での活動・見守り、家族への対応方法の助言。
糖尿病
ニーズ:体調を保ち、合併症を防ぎたい。
短期目標:食事と服薬を毎日管理できる。
サービス内容:訪問介護による服薬・食事の確認、主治医との連携。
心疾患
ニーズ:無理なく、安心して生活したい。
短期目標:体調の変化に早く気づける体制がある。
サービス内容:訪問看護による症状観察、活動量の調整。
看取り・終末期
ニーズ:住み慣れた自宅で、穏やかに過ごしたい。
短期目標:苦痛が和らいだ状態で過ごせる。
サービス内容:訪問看護による緩和ケア、主治医・家族との連携。
書き方のポイント
疾患名にとらわれず、その方の「生活上の困りごと」と「したいこと」を軸に書きます。疾患は背景として押さえ、目標は本人の生活像で表現します。
疾患を踏まえた作成をAIで
介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」の居宅向け機能(居宅マナ)は、アセスメント内容からその方に合ったケアプラン原案を自動作成します。利用者さま3名まで、期限なく無料でお試しいただけます。
疾患別の詳しい文例はこちら
- 脳血管疾患(脳梗塞・脳出血後遺症)の方のケアプラン文例
- 認知症の方のケアプラン文例
- 糖尿病の方のケアプラン文例
- 心不全(心疾患)の方のケアプラン文例
- パーキンソン病の方のケアプラン文例
- 骨折・転倒後の方のケアプラン文例
- 変形性膝関節症の方のケアプラン文例
- COPD(呼吸器疾患)の方のケアプラン文例
疾患別の記入例 早見表(コピペ可)
主な疾患ごとに、ニーズ・目標・サービスと留意点の考え方をまとめた早見表です(表の右上ボタンからExcel/CSVにコピーできます)。疾患名は本人の生活の言葉に置き換え、医学的管理は主治医の指示のもとで記載します。詳しい文例は下部の各疾患ページをご覧ください。
| 疾患 | ニーズの例 | 目標の例 | サービス・留意点 |
|---|---|---|---|
| 脳血管疾患の後遺症 | できることを活かして自分らしく暮らしたい | 麻痺側を保護しながら残存機能で生活動作ができる | 訪問リハビリ、福祉用具、住宅改修、再発予防の血圧管理 |
| 認知症 | なじみの環境で穏やかに過ごしたい | 日中の活動に参加し生活リズムを保てる | 通所介護、見守り、家族支援、BPSDへの環境調整 |
| 糖尿病 | 食事に気をつけて元気に過ごしたい | 食事・服薬・運動を続け血糖を安定させられる | 管理栄養士の助言、服薬確認、フットケア、主治医連携 |
| 心疾患(心不全等) | 無理なく在宅生活を続けたい | 活動量を調整し急な悪化を防げる | 訪問看護の体重・浮腫観察、服薬管理、塩分配慮 |
| パーキンソン病 | 転ばず自分のペースで動きたい | 服薬時間を守り動きやすい時間に活動できる | 訪問リハビリ、服薬管理、環境整備、転倒予防 |
| 骨折・転倒後 | また歩けるようになりたい | 痛みなく安全に移動を再獲得できる | リハビリ、福祉用具、転倒予防の環境調整 |
| 誤嚥性肺炎 | 肺炎をくり返さず食べ続けたい | 安全な食形態・姿勢と口腔ケアを続けられる | 嚥下評価、口腔ケア、食形態調整、健康観察 |
| COPD(慢性閉塞性肺疾患) | 息切れとつきあいながら生活したい | 呼吸を整え日常動作を続けられる | 在宅酸素の管理、呼吸リハビリ、感染予防 |
運営指導・ケアプラン点検で実際に公表されている指摘|出典つき
第2表は目標の書き方そのものが指摘されている数少ない欄です。文例を選ぶ前に、何が指摘されているかを押さえておくと外しません。
| 公表されている指摘 | 公表元 |
|---|---|
| 作成された居宅サービス計画に位置付けられた目標内容について、利用者の目標ではなく、介護者が提供すべきサービス内容が記載されていた | 姫路市の令和6年度実地指導結果 |
| 複数の利用者の居宅サービス計画の内容が一律である/長期目標と短期目標が同一の表現である/長期目標と短期目標の期間が全く同じである/アセスメントの結果把握されたニーズ・目標や解決すべき課題と、計画に記載されたサービスの具体的な内容が合っていない/利用者本人が行うことや家族の支援及びインフォーマルサービスが全く位置付けられていない | 岡山市の資料(居宅サービス計画原案の作成に関する不適切事例) |
| 居宅サービス計画の長期目標期間が、認定有効期間と同じ期間に設定されていた。各期間は認定有効期間内で設定することとされているが、恒常的に認定有効期間とすることは不適切 | 姫路市の令和6年度実地指導結果 |
| 短期目標の期間が終了する前に実施状況の把握を行わず、身体状況に大きな変化がないことのみをもって、多数の利用者に対し一律に短期目標の期間の延長を行っていた/担当者会議を省略した場合に、軽微な変更と判断した根拠の記録がない | 公表資料の主な指摘事項 |
| 前回の意向から大きな変化がないことから、前回の第1表を流用し、第2表及び第3表のみ新たに作成していた | 姫路市の令和6年度実地指導結果 |
| 生活援助中心型の訪問介護が位置付けられているが、算定理由その他やむを得ない事情の内容について記載がなかった | 姫路市の同結果(福井市のケアプラン点検結果でも同趣旨) |
| 第2表のサービス事業所を利用する頻度と、利用票の頻度が一致しない(担当者会議の記録等はないが頻度が増えていた事例) | 北九州市の令和7年度ケアプラン点検実施結果(市内全325事業所のうち87事業所・ケアプラン944件を確認) |
| 利用者や家族の希望のみでサービスが組まれ、アセスメント等による客観的な根拠付けがない | 同上 |
| 第1表の「利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果」に課題分析の結果が記載されていなかった。記載がないことは適切なアセスメントやモニタリングの評価が行えていない可能性がある | 姫路市の令和6年度実地指導結果 |
要件・運用は保険者により異なります。詳細は監査対策ナビと各自治体の公表資料をご確認ください。
疾患別 第2表の文例|26疾患
以下はすべて記載のイメージを示すための(例)であり、実在の利用者ではありません。そのまま使わず、必ずアセスメント結果とご本人の意向に合わせて書き換えてください。岡山市の資料では「複数の利用者の計画の内容が一律である」ことが不適切事例として挙げられています。
脳・神経の疾患(5疾患)
| 疾患 | ニーズ(生活全般の解決すべき課題) | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
|---|---|---|---|---|
| 脳血管疾患(脳梗塞・脳出血の後遺症) | 右片麻痺があるが、トイレまで自分で歩いて行きたい | 転倒せずに、屋内をひとりで移動できる | 四点杖を使って、居室からトイレまで歩いて行ける | 訪問リハビリ(歩行訓練・週2回)/福祉用具貸与(手すり)/訪問介護(見守り的援助)/本人:毎日10分の自主訓練 |
| 認知症 | 物忘れがあるが、住み慣れた家で暮らし続けたい | なじみの環境で、落ち着いて毎日を過ごせる | 声かけを受けて、朝夕の薬を自分で飲める | 訪問介護(服薬の確認・声かけ)/通所介護(週2回・活動参加)/家族:服薬カレンダーの補充/地域:見守り |
| パーキンソン病 | すくみ足で転びそうになるが、自分の足で歩き続けたい | 転倒せずに、屋内での生活動作を続けられる | 方向転換のときに手すりを使い、ふらつかずに向きを変えられる | 訪問リハビリ(方向転換・週1回)/福祉用具貸与(手すり)/本人:服薬時間を守る/家族:床の目印を維持 |
| うつ病 | 気分の落ち込みがあるが、日中も起きて過ごしたい | 生活のリズムが整い、日中の活動を続けられる | 週2回、決まった時間に外出できる | 通所介護(週2回)/訪問看護(状態の観察・傾聴)/本人:起床時刻を一定にする |
| 難聴 | 耳が聞こえにくく人と話すのが億劫だが、会話を楽しみたい | 人との交流を保ち、孤立せずに過ごせる | 補聴器を毎日装用し、家族との会話ができる | 通所介護(週1回・交流)/家族:正面から短い文で話す/本人:補聴器の電池を確認 |
循環器・呼吸器の疾患(5疾患)
| 疾患 | ニーズ | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
|---|---|---|---|---|
| 心不全 | むくみが出やすいが、入院せずに家で過ごしたい | 心不全の増悪を起こさず、自宅での生活を続けられる | 毎日体重を測り、記録をつけられる | 訪問看護(週2回・体重と浮腫の観察)/本人:毎朝の体重測定/家族:減塩の調理/訪問介護(調理の援助) |
| 心房細動 | 脈が乱れることがあるが、これまでどおり生活したい | 脳梗塞を起こさず、日常生活を維持できる | 抗凝固薬を飲み忘れずに服用できる | 訪問看護(服薬と状態の確認)/本人:服薬記録/家族:受診の同行 |
| 高血圧症 | 自覚症状はないが、血圧を安定させたい | 血圧が安定した状態で、いまの生活を続けられる | 朝の血圧を毎日測り、記録できる | 訪問看護(月2回・血圧の確認)/本人:血圧手帳の記入/家族:減塩の工夫 |
| COPD(慢性閉塞性肺疾患) | 息切れがあるが、自分のことは自分でしたい | 呼吸苦をやわらげ、身の回りのことを続けられる | 口すぼめ呼吸を身につけ、動作の合間に休息をとれる | 訪問看護(呼吸状態の観察・指導)/訪問リハビリ(呼吸リハ)/本人:禁煙の継続 |
| 慢性腎不全(透析) | 透析を続けながら、家での生活も大切にしたい | 透析を継続しながら、自宅での生活を維持できる | 1日の塩分と水分の目安を守れる | 訪問看護(体重・血圧・シャントの観察)/訪問介護(透析日以外の生活援助)/家族:送迎 |
代謝・栄養に関する状態(4疾患)
| 状態 | ニーズ | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
|---|---|---|---|---|
| 糖尿病 | 血糖の変動が心配だが、好きなものも食べたい | 血糖値が安定し、合併症を起こさずに生活できる | インスリンの自己注射を手順どおりに行える | 訪問看護(週1回・血糖と手技の確認)/本人:足の観察/家族:補食の準備 |
| 低栄養・フレイル | 食が細くなってきたが、体力を落としたくない | 体重を維持し、いまの活動量を保てる | 1日3食を、8割以上食べられる | 訪問介護(調理・買い物)/通所介護(週2回・運動と会食)/本人:週1回の体重測定 |
| 脱水 | のどの渇きを感じにくいが、体調を崩したくない | 脱水を起こさず、夏場も体調を保てる | 1日1,000mLを目安に水分をとれる | 訪問介護(水分の声かけ・記録)/本人:時間を決めて飲む/家族:飲み物を手の届く場所に |
| 便秘 | お通じが出にくく、お腹が張って苦しい | 腹部の不快感なく、規則的な排便がある | 2〜3日に1回、自然な排便がある | 訪問看護(腹部の観察・指示に基づく対応)/訪問介護(水分と食物繊維の援助)/本人:朝の散歩 |
運動器・皮膚の状態(6疾患)
| 状態 | ニーズ | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
|---|---|---|---|---|
| 関節リウマチ | 朝は手がこわばるが、家事を自分で続けたい | 痛みとつきあいながら、家事を続けられる | 自助具を使って、調理の一部を自分で行える | 作業療法(自助具の選定)/訪問介護(負担の大きい家事)/本人:朝は無理をしない |
| 変形性膝関節症 | 膝が痛くて外出が減ったが、買い物には行きたい | 痛みが軽くなり、近所への外出ができる | 杖を使って、200m歩ける | 訪問リハビリ(下肢の筋力訓練)/福祉用具貸与(杖)/本人:自主訓練 |
| 骨粗鬆症 | 骨が弱いと言われたが、転んで骨折したくない | 骨折せずに、いまの生活を続けられる | 住まいの段差を解消し、つまずかずに移動できる | 住宅改修(手すり・段差解消)/訪問リハビリ(バランス訓練)/本人:服薬の継続 |
| 脊柱管狭窄症 | 少し歩くと足がしびれるが、外出はあきらめたくない | 休みながらでも、行きたい場所へ行ける | 途中で休憩をとりながら、300m歩ける | 訪問リハビリ/福祉用具貸与(シルバーカー)/本人:休憩をはさむ歩き方 |
| 褥瘡 | 床ずれができてしまったが、痛みなく過ごしたい | 褥瘡が治癒し、新たな皮膚障害が生じない | 2時間ごとの体位変換が生活のなかで続けられる | 訪問看護(処置・週3回)/福祉用具貸与(体圧分散マットレス)/家族:体位変換 |
| 骨折後(大腿骨頸部骨折等) | 手術のあと歩けるか不安だが、また自分で歩きたい | 屋内を見守りなしで移動できる | 歩行器を使って、居室から居間まで歩ける | 訪問リハビリ(週2回)/福祉用具貸与(歩行器)/訪問介護(入浴の介助) |
感覚・嚥下・呼吸に関する状態(3疾患)
| 状態 | ニーズ | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
|---|---|---|---|---|
| 視覚障害(白内障・緑内障等) | 見えにくくなったが、住み慣れた家で安全に暮らしたい | 転倒や事故なく、自宅での生活を続けられる | 動線の物を片づけ、つまずかずに移動できる | 訪問介護(環境整備・買い物)/住宅改修(照明)/家族:物の位置を変えない |
| 嚥下障害 | むせることが増えたが、口から食べ続けたい | 誤嚥性肺炎を起こさず、食事を楽しめる | とろみと姿勢の調整により、むせずに食事ができる | 訪問看護(嚥下の観察)/言語聴覚療法/訪問介護(食事介助)/家族:食形態の調整 |
| 誤嚥性肺炎(既往あり) | また肺炎になるのが不安だが、入院せずに過ごしたい | 肺炎を再発せず、自宅での生活を続けられる | 毎食後の口腔ケアが習慣になる | 訪問看護(口腔と呼吸の観察)/訪問歯科/訪問介護(口腔ケアの援助) |
全身状態・その他(3疾患)
| 状態 | ニーズ | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
|---|---|---|---|---|
| 廃用症候群 | 寝ている時間が長くなったが、また起きて過ごしたい | 日中の活動が増え、生活の範囲が広がる | 日中の離床時間が1日3時間以上になる | 通所介護(週2回)/訪問リハビリ/本人:食事は起きてとる/家族:声かけ |
| がん(末期) | 痛みが不安だが、最期まで家で過ごしたい | 痛みがやわらいだ状態で、望む場所で過ごせる | 日中の痛みがNRS 3以下で経過する | 訪問看護(毎日・疼痛の評価)/訪問診療/訪問介護(清潔ケア)/家族:レスキュー薬の使い方 |
| 看取り・終末期 | できるだけ自然に、家族のそばで過ごしたい | 本人と家族が望む形で、穏やかに過ごせる | 急変時の連絡手順を、家族が迷わず実行できる | 訪問看護(24時間対応)/訪問診療/訪問介護/家族への支援 |
目標の「期間」の決め方
公表資料で名指しされているのは期間の付け方です。文例をそろえても、期間で外すと指摘されます。
| やってしまいがちなこと | 公表資料で示されていること | どうするか |
|---|---|---|
| 長期目標の期間を、いつも認定有効期間と同じにする | 各期間は認定有効期間内で設定することとされているが、恒常的に認定有効期間とすることは不適切(姫路市) | 目標が達成される見込みの時期から逆算して決める |
| 長期目標と短期目標の期間を同じにする | 「長期目標と短期目標の期間が全く同じである」が不適切事例(岡山市) | 短期は長期に到達するための段階として、短く区切る |
| 短期目標の期間を一律に延長する | 実施状況の把握を行わず、身体状況に大きな変化がないことのみをもって多数の利用者に一律に延長していた | 期間終了前にモニタリングし、その結果を根拠に判断する |
| 担当者会議を省略して変更する | 軽微な変更と判断した根拠の記録がない | 軽微と判断した理由を支援経過に残す |
避けたい書き方|言い換えの対照表
| 避けたい書き方 | 気をつけたい理由 | 言い換えの例 |
|---|---|---|
| (目標欄に)週2回の訪問介護で入浴介助を行う | 目標欄に事業者のサービス内容を書いていたことが指摘されている(姫路市) | 週2回、見守りのもとで入浴できる |
| 長期「在宅生活を継続する」/短期「在宅生活を継続する」 | 長期と短期が同一表現(岡山市) | 長期「転倒せずに屋内を移動できる」/短期「四点杖でトイレまで歩ける」 |
| 体調が安定する | 評価できる基準がない | 朝の血圧を毎日測り、記録できる |
| 看護師が服薬管理を行う | 主語が支援者になっている | 声かけを受けて、朝夕の薬を自分で飲める |
| サービスがすべて事業者の提供で埋まっている | 本人が行うことや家族の支援、インフォーマルサービスが全く位置付けられていない(岡山市) | 本人:毎朝の体重測定/家族:減塩の調理/地域:見守り を必ず1つ入れる |
| 生活援助中心型を位置付けたが理由がない | 算定理由その他やむを得ない事情の記載がないと指摘されている | 独居であり、家族による調理・買い物の支援が得られないため |
| 複数の利用者で同じ文面を使う | 「複数の利用者の計画の内容が一律である」(岡山市) | 文例は出発点にとどめ、アセスメント結果の言葉に置き換える |
第2表そのものの書き方はケアプラン第2表の書き方・文例、ニーズ・目標・サービス内容の欄別の文例はニーズの文例/長期目標・短期目標の文例/サービス内容の文例で詳しく解説しています。
よくある質問(FAQ)
疾患別に文例を変える理由は?
複数の疾患がある場合はどう書きますか?
医療的な内容はどこまで書きますか?
疾患名をそのままニーズに書いてよいですか?
疾患別の詳しい文例はどこにありますか?
カイポケを使っていないのですが、どうすればよいですか?
疾患別ケアプラン文例の一覧(全26疾患)
疾患ごとのケアプラン文例をまとめました。あわせてご覧ください。
- 便秘・排泄ケアの方のケアプラン文例
- COPD(呼吸器疾患)の方のケアプラン文例
- 高齢者の脱水症の方のケアプラン文例
- 低栄養・フレイルの方のケアプラン文例
- 不眠の方のケアプラン文例
- がん(末期)の方のケアプラン文例
- 誤嚥性肺炎の方のケアプラン文例
- 廃用症候群の方のケアプラン文例
- 変形性膝関節症の方のケアプラン文例
- 慢性腎不全(人工透析)の方のケアプラン文例
- 褥瘡(床ずれ)の方のケアプラン文例
- 関節リウマチの方のケアプラン文例
- 骨折・転倒後の方のケアプラン文例
- 骨粗鬆症の方のケアプラン文例
- 高血圧症の方のケアプラン文例
- 難聴の方のケアプラン文例
- 認知症の方のケアプラン文例
- 脳血管疾患(脳梗塞・脳出血後遺症)の方のケアプラン文例
- パーキンソン病の方のケアプラン文例
- 脊柱管狭窄症の方のケアプラン文例
- 視覚障害(白内障・緑内障)の方のケアプラン文例
- 心房細動の方のケアプラン文例
- 心不全(心疾患)の方のケアプラン文例
- 糖尿病の方のケアプラン文例
- うつ病(高齢者)の方のケアプラン文例
- 介護予防ケアプランの文例
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次の一歩を、どうぞ
介護のDXは、ゆっくりでいい。
まずは無料で、現場で試すところから。
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出典:厚生労働省ウェブサイト/公共データ利用規約(第1.0版)。本ページは上記を当社が編集・加工したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。加算・単位数・要件は改定される場合があるため、最新の告示・通知でご確認ください。
疾患別|ニーズ・目標・サービス内容の通し文例(1)
そのまま書き写さず、ご本人の言葉と、事業所としての判断に置き換えてお使いください。
| 疾患 | ニーズ | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
|---|---|---|---|---|
| 脳梗塞後遺症 | 麻痺があっても自分でトイレに行きたい | 日中の排泄をトイレで行える | 手すりを使って便座に移乗できる | 排泄の介助/手すりの設置/下肢筋力の訓練 |
| 脳出血後遺症 | 言葉が出にくくても気持ちを伝えたい | 意思を伝える手段を持てる | 絵カードで3つの要求を伝えられる | 言語聴覚士による訓練/伝達手段の工夫 |
| 認知症(初期) | いまの暮らしを続けたい | 慣れた生活リズムを保てる | 日課を自分で始められる | 声かけ/日課表の活用/通所介護 |
| 認知症(進行期) | 不快なく穏やかに過ごしたい | 不穏な場面が減る | 夕方の帰宅願望に対応できる | なじみの物の配置/夕方の見守り |
| パーキンソン病 | 動ける時間に用事を済ませたい | 症状の波に合わせて生活できる | 動きやすい時間帯に入浴できる | 時間帯を合わせたサービス/転倒予防 |
| 心不全 | 入院せずに家で過ごしたい | 再入院なく6か月過ごせる | 毎朝の体重測定が習慣になる | 体重・血圧の記録/訪問看護/受診の同行 |
| 慢性閉塞性肺疾患 | 息切れを気にせず動きたい | 屋内の移動で息切れが強くならない | 呼吸を整えながら10m歩ける | 呼吸法の指導/在宅酸素の管理 |
| 糖尿病 | 食べる楽しみを保ちたい | 血糖が安定する | 間食の回数を1日1回にできる | 食事の助言/服薬の確認 |
| 腎不全 | 透析を続けながら生活したい | 透析を欠かさず受けられる | 通院の準備が自分でできる | 通院の支援/水分・食事の助言 |
| がん(療養期) | 痛みなく過ごしたい | 痛みの訴えが軽くなる | 夜間に痛みで起きない | 訪問看護/医師との連携/体位の工夫 |
| がん(終末期) | 最期まで家にいたい | 希望する場所で過ごせる | 家族が対応に迷わない | 訪問看護/看取りの説明/24時間の連絡体制 |
| 関節リウマチ | 手指の痛みがあっても身の回りをしたい | 更衣と整容ができる | ボタンを自助具で留められる | 自助具の導入/関節を保護する動作の指導 |
| 変形性膝関節症 | 痛みを抑えて歩き続けたい | 屋内歩行を続けられる | 正座を避けた生活ができる | いす座の生活への変更/歩行補助具 |
| 脊柱管狭窄症 | 休み休みでも外に出たい | 付き添いで100m歩ける | 途中で休む場所を決められる | 外出の同行/歩行器の貸与 |
| 骨折後 | もう一度転びたくない | 6か月間、転倒がない | 段差でつまずかなくなる | 住環境の点検/滑り止め/下肢の訓練 |
| 廃用症候群 | 座っている時間を増やしたい | 日中4時間以上座位で過ごせる | 食事を車いすでとれる | 離床の声かけ/車いすの調整 |
| 誤嚥性肺炎(既往) | 肺炎を繰り返したくない | 6か月間、肺炎の再発がない | 食事中の姿勢を保てる | 食形態の調整/口腔ケア/姿勢の確認 |
| 褥瘡 | 床ずれを治したい | 褥瘡が治癒する | 仙骨部の発赤が消える | 体位変換/床ずれ防止用具/訪問看護 |
| 脱水(繰り返す) | 夏を元気に越したい | 脱水で受診することがない | 1日1,200mLの水分がとれる | 水分の記録/声かけ/室温の管理 |
| 便秘 | 自然な排便に戻したい | 3日以内に排便がある | 腹部マッサージを続けられる | 水分・食物繊維の助言/排便の記録 |
| 不眠 | 夜まとまって眠りたい | 中途覚醒が1回以下になる | 日中の臥床時間が2時間以内になる | 日中の活動の確保/就寝環境の調整 |
| うつ状態 | 気持ちを上向きにしたい | 週1回、人と話す機会がある | 通所に月2回参加できる | 通所介護/訪問での傾聴/受診の継続 |
| 高血圧 | 薬を続けて安定させたい | 血圧が目標の範囲に収まる | 毎日の測定と記録ができる | 血圧の記録/服薬の確認 |
| 心房細動 | 脳梗塞を起こしたくない | 抗凝固薬を欠かさず飲める | 飲み忘れが月1回以下になる | 服薬カレンダー/訪問看護 |
| 視覚障害 | 見えにくくても自分で動きたい | 屋内を安全に移動できる | 物の位置を覚えて動ける | 物の定位置化/段差の解消 |
| 難聴 | 会話に加わりたい | 家族との会話が成り立つ | 補聴器を毎日使える | 補聴器の管理/伝え方の工夫 |
| 筋萎縮性側索硬化症 | 意思を伝え続けたい | 意思伝達の手段を保てる | 文字盤で意思を伝えられる | 意思伝達装置の検討/訪問看護 |
| フレイル | 弱っていくのを止めたい | 歩行速度を維持できる | 週2回の運動を続けられる | 運動の指導/栄養の助言 |
| 低栄養 | 体重を戻したい | 3か月で体重が減らない | 1日3食とれる | 栄養に関する助言/配食/体重の記録 |
| 看取り期 | 住み慣れた場所で最期を迎えたい | 希望する場所で過ごせる | 痛みや苦しさが和らいでいる | 訪問看護/医師の往診/家族への支援 |
疾患別|観察の要点と、家族へ伝えること
| 疾患 | 日々みるところ | 家族へ伝えること |
|---|---|---|
| 脳梗塞後遺症 | 麻痺の程度、血圧、言葉の出にくさ | ろれつが回らない・力が入らないときは、すぐ受診を |
| 認知症 | 食事量、睡眠、落ち着かない時間帯 | 急に様子が変わったときは、脱水や感染を疑う |
| パーキンソン病 | 動きやすい時間帯、すくみ足、転倒 | 薬の時間をずらさない |
| 心不全 | 体重、むくみ、息切れ、夜間の呼吸 | 3日で2kg増えたら受診の目安 |
| 慢性閉塞性肺疾患 | 息切れ、痰の色、経皮的動脈血酸素飽和度 | 痰が黄色くなったら早めに受診を |
| 糖尿病 | 食事量、低血糖の症状、足の傷 | 冷や汗・震えがあれば糖分を |
| 腎不全 | 体重、むくみ、尿量、透析後の様子 | 水分と塩分の目安を守る |
| がん | 痛みの強さと出る時間、食事量 | 痛みは我慢せず伝えてよいこと |
| 関節リウマチ | 朝のこわばり、関節の腫れ | 無理に動かさない |
| 骨折後 | 痛み、腫れ、歩き方の変化 | 痛みが強い日は無理をしない |
| 褥瘡 | 発赤の範囲、じくじく、におい | 同じ姿勢が2時間続かないように |
| 誤嚥性肺炎 | むせ、発熱、痰、食事中の姿勢 | 熱が出たら食事を止めて連絡を |
| 脱水 | 水分量、尿の色と回数、口の乾き | のどが渇く前に飲む |
| 不眠 | 就寝・起床の時刻、日中の臥床 | 昼に横になりすぎない |
| 高血圧 | 血圧の推移、頭痛、めまい | 測る時間を毎日そろえる |
この記事の執筆・編集
介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)
介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。
