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介護の記録業務の改善事例50件|厚労省の報告書から【課題・打ち手・結果】

厚生労働省が公表している業務改善の報告書などから、記録業務に関する事例50件を抜き出して整理しました。現場で挙がった課題/取り組んだこと/結果/出典を1行にまとめています。実在する事業所の報告なので、抽象論ではありません。表はExcel/CSVで持ち帰れます。

二重入力、清書、手書きからの転記、記録の遅れ。どの事業所も同じところで詰まっています。

結果の欄が「記載なし」のものは、報告書に効果が書かれていないものです。推測で補っていません。事業所の規模・体制によって結果は変わります。取り組みの内容と前提を読んだうえで、自事業所に合う形に置き換えてください。

記録業務|どの分野・どのサービスの事例か

分野 件数
記録業務 50
サービス種別 件数
訪問介護 19
施設 18
居宅 13
通所 13
居宅介護支援 11
通所介護 7
訪問看護 5
介護老人福祉施設 4
介護老人保健施設 4
訪問入浴 2
特定施設入居者生活介護 2
通所リハビリテーション 1
開発企業 1
住宅型有料老人ホーム 1
居宅サービス 1
定期巡回・随時対応型訪問介護看護 1

記録業務の改善事例(50件)

現場で挙がった課題 取り組んだこと 結果 出典(事業所名・報告書)
記録業務はタブレット端末を中心として行っており、排泄の時など一部手書きのメモを活用していた。連絡調整のためにPHSとナースコールを活用していた。 全職員がスマートフォンとイヤホンを持ち歩き、介助と同時並行もしくは介助の直後に音声で記録を入力する運用に変更。あわせてインカムを導入し、必要な連絡のみ受けられるようグループ分けを行った。法人の中期計画として音声入力による介護記録システムの効率化を位置づけ、実証施設で先行導入した。 記録・文書作成・連絡調整等の業務時間が、昼間は導入前44分→事後①45分→事後②37分に削減。夜間も事前49分→事後①52分→事後②36分に削減。記録業務の効率化について70%以… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例9
薬剤管理は持参薬や在庫管理、副作用の把握、家族説明、定期処方への切替、与薬管理、介護職員への薬剤指導等多岐にわたり、担当する看護職員への心身の負担が相当なものとなっていた。月平均30名程度の新規入所者がいるが、看護職員が薬剤情報を電子カルテに手入力するのに新規入居者1人当たり平均40分の時間がかか… 服薬管理のICT機器(楽くすり)を導入し、薬剤情報の自動読取による持参薬登録・処方箋作成を実施。薬局で持参薬を一括管理する運用に見直し、コードが小さく読み取りにくいためQRコード読み取り機も導入した。 新規入居者1人当たりにかかる入所業務の時間が事前121分→事後①101分→事後②92分と29分減少。看護職員の「測定・観察・処置」時間が11分増加、「保清・整容・排泄支援・食事介… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例11
介護記録をサービス利用確認書(紙)を用いて作成している。請求作業に伴う転記作業の負荷が大きい。職員のシフトをエクセルで作成している。急なシフト変更や利用者の体調変化による担当変更に迅速に対応できない。 介護記録ソフトを導入し、介護記録の作成と実績チェックを紙の確認書ではなくソフト上で行う。シフトの作成や職員間共有も介護記録ソフトのシフト作成機能で実施した。 介護職員のタイムスタディ調査(事前・事後①:8名、事後②:7名)で、事前から事後②にかけて転記作業時間が39.2分減少(総労働時間480分換算)。記録業務の質を点数化する調査では… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例12
評価項目が多く、測定やアセスメントに時間がかかる。口頭で測定結果を伝えるだけでは、利用者や家族にとって分かりにくい。 機能訓練ソフトを用いたアセスメントを実施し、評価内容を記録に反映。ソフトで可視化したレポートを用いて利用者にフィードバックした。 利用者調査(n=9)において「機器導入により利用者の状況が可視化できる」「取得したデータ等から別なケアに活かすことができる」「取得したデータ等をケア計画の策定・見直しに活かすこと… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例19
介護記録ソフトを既に導入しているが、各階での多職種の記録入力はPCとタブレットに限られている。各階介護の日勤リーダーと多職種が使用する連絡手段が統一されていない(2種類の無線を使用していた)。 タブレットの台数を減らし、全職員分のスマートフォンとヘッドセットを使用して音声入力による記録入力を実施。あわせて音声入力を含む業務連絡アプリを活用し、全職員で共有できるツールに統一した。 タイムスタディ調査(事前n=11、事後①・②n=10)において「記録・文書作成・連絡調整等」の時間が事前41.3分→事後②30.6分と9.7分削減(480分換算)。心理的負担が「… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例23
記録業務が多く残業等が発生している。記録内容もバラバラで、見ても理解できず直接聞くことがある。食事や排泄等の記録を手書きで記入し、後から詰所にあるPCに内容を入力するため、二重記載や残業が発生している。 岩手相談窓口が、介護ソフトのメーカー変更は現場をさらに混乱させると説明し、まず現場の課題を対話で深掘りすることを提案。既存の介護ソフトメーカーに連絡して使用期間が残っていること、同メーカーのタブレットはオフラインでも使えることを確認し、Wi-Fi未整備の施設でも使用可能と説明。施設長・事務長・担当者・現場職員で話し合う場を持ち、経営陣の… 「タブレットを導入することで二重記載が減り、大幅に記録にかかる時間が減った。記録の基準・ルールを見える化し整理されたため、業務中の手書きは残ったものの、同じ情報の転記量が減り、何… 厚生労働省 介護ロボットの開発・実証・普及広報のプラットフォーム事業 事業報告書(令和7年3月)第2章…
【注:本資料は個別施設の事例集ではなく、令和3年度ICT導入支援事業の補助を受けた5,371事業所(回答5,058・94.2%)への全国アンケート集計である】導入前は文書がPC入力でも印刷保管、あるいは手入力・紙保管が中心で、記録・文書の作成に時間を要していた。介護サービス施設・事業所では導入前「… 補助により介護ソフト(補助機器の67.5%)、タブレット端末(53.6%)、Wi-Fi機器(20.8%)、モバイルPC(10.9%)等を導入。導入にあたっては「記録・報告様式を見直した」84.9%、「業務手順書・マニュアルを作成した(申し送り等の標準化等)」71.1%といった業務側の見直しを併せて実施。 「文書作成の時間が短くなった」81.9%/「記録に要する時間が削減された」78.7%(1年目)/「計画・報告が充実した(計画・報告作成時間の短縮、内容の充実等)」70.4%。文書… 厚生労働省 老健局高齢者支援課 介護業務効率化・生産性向上推進室「ICT導入支援事業 令和3年度 導入…
【全国集計】導入前は文書ごとに手入力・紙保管が残り、一度入力した情報を他の文書に再利用できていなかった(介護サービス施設・事業所の「手入力・紙保管」導入前30.6%)。 介護ソフトを導入し、利用者に関する記録(基本情報、要介護認定情報、家族情報等)、アセスメント表、居宅・施設サービス計画書、サービス提供記録、サービス提供票(実績)、介護給付費明細書・請求書の作成・保管を同一ソフト上で行う(いずれも使用率80%以上の機能)。 「入力済みの情報を他の文書でも利用できるようになった」84.8%(感じている導入効果の中で最上位クラス)/「過去の文書(データ)の検索性が向上した」72.4%/「ファイリングの時… 厚生労働省「ICT導入支援事業 令和3年度 導入効果報告取りまとめ」
【全国集計】記録・文書等の間接業務が直接ケアや利用者とのコミュニケーションの時間を圧迫していた(資料は削減された間接業務時間とその活用先を調査対象としている)。 介護ソフト・タブレット等のICT導入と、業務全体の流れの再構築(「業務の明確化と役割分担を見直した」82.0%)。 削減した間接業務時間(1年目):0~30分28.3%、30~60分24.4%、60~90分7.3%、180分~6.7%(「増えた」5.0%)。2年目は30~60分27.5%、60… 厚生労働省「ICT導入支援事業 令和3年度 導入効果報告取りまとめ」
【全国集計】記録の読みやすさ・誤字脱字・内容の充実にばらつきがあった(資料は導入効果の項目として「記録が充実した(読みやすさ、誤字脱字の減少、内容の充実)」を設定)。 介護ソフトの導入に加え、「記録・報告様式を見直した」84.9%、「業務手順書・マニュアルを作成した(申し送り等の標準化等)」71.1%。 「記録が充実した(読みやすさ、誤字脱字の減少、内容の充実)」78.1%/「支援の質の向上に活かせるようになった」75.6%/「根拠に基づいて議論ができるようになった」60.9%。… 厚生労働省「ICT導入支援事業 令和3年度 導入効果報告取りまとめ」
【全国集計】導入前は介護サービス施設・事業所で「PC入力・印刷保管」44.4%、「手入力・紙保管」30.6%と、紙での保管が7割超を占めていた。課題としても「全て電子化できず、印刷保管する文書が残ってしまう」「ペーパーレス化に対する経営者の理解・法人の方針」55.5%が挙がっている。 介護ソフトによる文書のデータ保管への移行。工夫として「職場の環境整備を見直した(整理整頓等)」85.5%。 「紙の文書量が削減された」77.2%/「保存のために必要な場所が減少した」72.7%/「ファイリングの時間が減った」75.3%。削減文書量(1年目)は「変化なし」22.5%、0~… 厚生労働省「ICT導入支援事業 令和3年度 導入効果報告取りまとめ」
設問として「記録に要する時間が削減された」「間接業務の時間が削減された」が設定されており、情報の記録・入力や各種会議など利用者と直接接しない間接業務の時間が課題として扱われている。※本資料は個別施設の事例集ではなく、N=2,553事業所の集計サマリー。 令和2年度ICT導入支援事業による補助でICT機器を導入(補助機器N=4,182件の内訳:介護ソフト47.9%、タブレット端末23.9%、スマートフォン4.1%、Wi-Fi機器8.7%、モバイルPC2.7%、インカム2.2%、バックオフィスソフト7.7%、その他2.9%)。 「記録に要する時間が削減された」に4〜6(そう思う)が70.0%(平均4.10)。「間接業務の時間が削減された」は70.3%(平均3.83)。削減した間接業務時間(職員1人あたり… 厚生労働省 老健局 認知症施策・地域介護推進課「令和2年度ICT導入支援事業 導入効果報告まとめ」(2…
紙文書の量が課題として設問化されている(「文書量が削減された」)。自由記述では「書類の保管場所」の問題も挙げられている。 介護ソフト等のICT導入による記録の電子化。あわせて「記録・報告様式を見直した」(4〜6が68.5%・平均4.03)等の運用見直しを実施。 「文書量が削減された」に4〜6が64.6%(平均3.91)。事業所あたり削減された紙文書(1ヶ月平均)は「0〜1割」25.0%、「1割〜2割」23.2%、「2割〜3割」15.2%… 厚生労働省 老健局 認知症施策・地域介護推進課「令和2年度ICT導入支援事業 導入効果報告まとめ」(2…
「直接ケアにあたる時間が増加したか」が設問化されており、利用者と直接接する時間の確保が課題として扱われている。 ICT機器(介護ソフト・タブレット等)の導入による間接業務の圧縮。 「直接ケアにあたる時間が増加した」に4〜6が61.1%(平均3.75)。増加した直接ケア時間(職員1人あたり1月平均)は「0〜30分」29.2%、「30〜60分」19.0%、「6… 厚生労働省 老健局 認知症施策・地域介護推進課「令和2年度ICT導入支援事業 導入効果報告まとめ」(2…
「業務上の単純ミスが減ったか」が設問化されており、人為的なミスが課題として扱われている。 介護ソフト等への直接入力による転記の削減。あわせて「入力単語の統一化」の工夫が自由記述で挙げられている。 「業務上の単純ミスが減った」に4〜6が66.5%(平均3.83)。自由記述に「人為的なミスが大幅に減った」「記録書式や文言を統一でき、見やすくなり、内容が充実した」。 厚生労働省 老健局 認知症施策・地域介護推進課「令和2年度ICT導入支援事業 導入効果報告まとめ」(2…
「ケアプランが充実した」は記録関連4設問の中で最も肯定率が低く、記録の電子化がケアプランの質にはつながりにくいことが数値として現れている。 介護ソフト等のICT導入。自由記述では「多職種協働で総合的なケアプランになった」「ケアマネジメントのサイクルが安定した」という波及効果も報告されている。 「ケアプランが充実した」に4〜6が56.1%(平均3.67)。同じ記録カテゴリの「記録に要する時間が削減された」70.0%(4.10)、「記録が充実した」68.0%(4.02)、… 厚生労働省 老健局 認知症施策・地域介護推進課「令和2年度ICT導入支援事業 導入効果報告まとめ」(2…
日本語での記録作成が外国人職員にとって負担となる(自由記述の【直接的効果】欄から、電子化以前は入力が難しかったことが示唆される)。 介護ソフト・タブレット端末等による記録の電子化。 自由記述(抜粋)に「外国人でも簡単なケアの記録なら入力可能となった」。※定量値の記載なし。 厚生労働省 老健局 認知症施策・地域介護推進課「令和2年度ICT導入支援事業 導入効果報告まとめ」(2…
【うまくいかなかったこと】として、効率化できる業務や書類の分類が十分でなかった/記録内容等のルールの統一化がうまくいかなかった/職員のICT化に対する意識統一やスキルが十分でなかった/電子化に同意しない利用者がおり完全にICT化できなかった/慣れるまで想定より時間がかかった/ICTに要する費用が想… 【工夫したこと】として、情報共有の方法の見直し(4〜6が70.7%・平均4.09)、記録・報告様式の見直し(68.5%・4.03)、職場の環境整備(67.7%・3.96)、業務の明確化と役割分担の見直し(65.5%・3.89)、業務手順書・マニュアルの作成改訂(58.1%・3.71)。【その他のコメント】に研修の工夫、毎日タブレット端末… 工夫の実施率は上記のとおり。うまくいかなかった項目については定量値の記載なし。 厚生労働省 老健局 認知症施策・地域介護推進課「令和2年度ICT導入支援事業 導入効果報告まとめ」(2…
導入初年度の事業所は効果の自己評価が相対的に低く、「慣れるまで、想定より時間がかかった」という記述もある。 導入後も継続してICTを活用すること(令和元年度に補助した事業所と令和2年度に補助した事業所を、いずれも令和3年3月時点で比較)。 『導入後、継続してICTを活用することでよりICTの導入効果の評価が高くなる傾向』。令和2年度→令和元年度補助事業所の平均値比較:間接業務の時間が削減された 3.83→4.32、… 厚生労働省 老健局 認知症施策・地域介護推進課「令和2年度ICT導入支援事業 導入効果報告まとめ」(2…
紙媒体での記録管理に伴う個人情報漏えいのリスク(自由記述の【直接的効果】から示唆される)。 介護ソフト等による記録の電子化。 自由記述(抜粋)に「紙媒体より個人情報漏えいを防止できるようになった」。※定量値の記載なし。 厚生労働省 老健局 認知症施策・地域介護推進課「令和2年度ICT導入支援事業 導入効果報告まとめ」(2…
記録・情報共有・請求といった間接業務に時間を要していた。事業に参加した195事業所へ介護ソフト181件・タブレット109件・スマートフォン11件等を導入し、用途は記録業務184件、情報共有業務185件、請求業務148件(重複あり)だった。 介護ソフト・タブレット・スマートフォン等の導入(ICT導入支援事業)。 間接業務の時間は「短縮された」166件・85%、「変わらなかった」24件・12%、「長くなった」5件・3%。短縮された時間(1ヶ月・1人あたり)は 0-30分 43件26%/30… 厚生労働省 令和元年度 ICT導入支援事業 実績報告まとめ(概要)
ケア記録等の書類の量が負担となっていた。 介護ソフト等のICT導入(記録業務184件・情報共有業務185件の用途で使用)。 ケア記録等の書類の量は「削減された」144件・74%、「変わらなかった」49件・25%、「増加した」2件・1%。削減された量の内訳(回答のあった85件が母数。「削減された」144… 厚生労働省 令和元年度 ICT導入支援事業 実績報告まとめ(概要)
転記誤り等の単純な誤りが発生していた。成果欄にも「業務上のミスが減った(転記ミスの減少 等)」と記載されている。 介護ソフト等のICT導入。 転記誤り等の単純な誤りは「減少した」111件・57%、「増加した」2件・1%、無回答(空白)81件・42%。※本資料は個別事例ではなく全体集計値。 厚生労働省 令和元年度 ICT導入支援事業 実績報告まとめ(概要)
ケアプランや各種計画・実績報告の作成・報告に負担があった。事業全体で居宅介護支援事業所への導入は42件。 介護ソフト等のICT導入。 成果欄に「ケアプランが充実した(ケアマネジャーへの円滑な報告、各種計画・実績報告作成時間の短縮、内容の充実、作りやすさ向上等)」と記載。定量的な数値は本資料に記載なし。 厚生労働省 令和元年度 ICT導入支援事業 実績報告まとめ(概要)
記録の読みやすさ・誤字脱字・内容の充実・管理のしやすさに課題があった。一方で課題欄には「PCが得意でない方の入力内容が薄くなった」との記載もある。 介護ソフト等のICT導入。 成果欄に「記録が充実した(読みやすさ、誤字脱字の減少、内容の充実、管理しやすさ等)」「記録に要する時間が削減された」「文書量が削減された」と記載。定量的な数値は本項目には記載なし… 厚生労働省 令和元年度 ICT導入支援事業 実績報告まとめ(概要)
分析装置等の製造販売企業が、ADLを簡便に評価・記録することができるアプリを開発中(企画・調査段階)。大学と共同研究している外国人介護人材向けアプリのコンセプトについて介護現場の声を聞きたい。将来LIFEとの連携を見据えており、現在のLIFEへの入力方法や提出方法、フィードバックの内容等を知りたい。 リビングラボ①(Future Care Lab in Japan)が現在のLIFEへのデータ送信方法、フィードバックの内容、介護現場におけるフィードバックデータの活用方法等を伝達(ケアマネジャー有資格の研究員が同席)。介護職員にコンセプトを伝えて使用感等をヒアリング。異なる現場の意見も聞きたいとの要望から国立長寿医療研究センターを紹介し… 数値は記載なし。「複数のリビングラボおよび介護現場から得られた多面的な意見を参考に、相談者側で開発コンセプトの再検討、複数介護施設での実証実験の計画を立てることができた」。 厚生労働省 同報告書 p.105-106 リビングラボでの支援事例②
A法人では、訪問介護員が1回のサービス毎に1枚の訪問介護記録書を手書きで作成(記入に5分程度)し、利用者の確認・捺印を得ていた。記録書は複写式(利用者控と事業所控)で、訪問介護員はサービス終了後に毎回事業所へ立ち寄って法人控を提出する必要があった。 サービス内容を事前に入力した訪問介護記録(QRコード印字)と、事業所でのQRコードリーダーによる読み取りを導入し、報酬請求業務の実績簡素化を行った。従来の紙の訪問介護記録書は残す形とし、業務フローを大幅に変えずに導入。事前に利用者・家族への案内文発送と個別説明、サービス提供責任者向け・訪問介護員向けの研修会を実施した。 1事業所・1ヶ月あたり(10月と1月の比較値)。事業所1:記録業務の記録時間 80.23時間の減少、報酬請求業務(サ責実績化)110.30時間の減少、残業時間 80.23時間の減… 厚生労働省「介護事業所におけるICT機器・ソフトウェア導入に関する手引き」p.38-39(A法人の事例…
B法人では日々のサービス提供記録に複写式(利用者控と事業所控)を使用し、訪問の都度に利用者から署名・捺印を受け取り、利用者宅に控えを1枚渡し、訪問介護員が事業所に立ち寄った際に事業所控を提出していた。報酬請求はパソコンの介護報酬請求ソフトで別に行っていた。人手不足の中、少人数で対応する体制の構築が… 各種記録と介護報酬請求が連動するタブレットを導入。サービス提供責任者が提供後リアルタイムに記録を確認でき、訪問介護員の直行直帰が実現。ヘルパーシフト表の自動作成(訪問介護員のスケジュールや利用者の相性・距離から作成)と利用者の電子署名も可能。導入にあたり「管理者」「ヘルパー」「利用者」がどこでどの業務を行うかを時系列に整理した業務フロー… 1事業所・1ヶ月あたり(12月と2月の比較値、1週間分の計測結果を4倍)。記録業務の記録時間 1.2時間の減少、報酬請求業務(サ責実績化)8時間36分の減少。残業時間は37時間2… 厚生労働省「介護事業所におけるICT機器・ソフトウェア導入に関する手引き」p.40-41(B法人の事例…
C法人では日々のサービス提供記録に複写式を使用し、訪問の都度に利用者から署名・捺印を受け取り、訪問介護員が事業所に立ち寄って事業所控を提出していた。導入前は事業所に戻ってから状況報告用の記録を作成していた。人手不足の中で作業効率と作業品質の向上、拡大する利用者の要望に対応できる体制構築が課題だった。 各種記録と介護報酬請求が連動するタブレットを導入(B法人と同型)。実施体制として、法人内に総括事業代表者(代表取締役)を1名、参加事業所内に推進責任者を配置し、職員を3チームに分けて各チームに常勤の訪問介護員をチームリーダーとして置き、ICT操作の習得と非常勤訪問介護員の支援を担当させた。法人外からはベンダー担当者が導入支援に入った。 1事業所・1ヶ月あたり(12月と1月の比較値、1週間分の計測結果を4倍)。記録業務の記録時間 106.4時間の減少、報酬請求業務(サ責実績化)22.5時間の減少、残業時間 5時間… 厚生労働省「介護事業所におけるICT機器・ソフトウェア導入に関する手引き」p.42-43(C法人の事例…
D法人では、サービス提供の記録を3帳票(連絡帳・業務日誌・介護記録)に転記しており、いずれも紙媒体で記録・保管していた。改定ごとの報酬減少と介護人材の不足に対し、スキルアップ研修やマニュアル改訂等の人的な取り組みを行ってきたが限界を感じていた。 タブレット端末を用いて記録をICT化し、3帳票に同時に反映させる形にした。記録の範囲は利用予定実績・バイタル・食事・入浴・リハビリ・その他業務日誌に係る各種記録で、記録業務と請求業務の実施が可能。記録はクラウドで他端末に連携させ、転記・情報共有の工数を削減した。利用者・家族へは連絡帳の内容・収集方法・保管方法の変更について説明用紙を用い… 1事業所・1ヶ月あたり(10月と1月の比較値、24営業日)。事業所1:記録業務 36時間の減少、残業時間 36時間の減少。事業所2:記録業務 16時間の減少、残業は変化なし(残業… 厚生労働省「介護事業所におけるICT機器・ソフトウェア導入に関する手引き」p.44-45(D法人の事例…
F事業所(訪問看護ステーション)では、訪問の流れをホワイトボードにマグネットで貼り付けて管理していたが、はがれてしまうために訪問漏れ・時間間違いのインシデントが発生していた。連絡手段が個人の携帯であったため情報漏洩の懸念があり、訪問看護計画書・報告書の作成に使用できるパソコンが少なく残業が多く、拘… 2019年3月にタブレット端末とクラウドサービス型の介護ソフト・バックオフィスソフト等を導入。訪問先でタブレットに記録を入力し、ステーション内でも確認できるようにした。クラウドは日々の記録・実績用、保険報酬請求用(介護・医療保険併用)、勤怠用を使い分けるが連動しており二重入力が発生しない。報告書は日々の記録から参照でき、訪問看護サマリー… 職員は訪問の合間の隙間時間に記録を作成できるようになり、残業時間も月1〜2時間程度になった。訪問スケジュールをソフト上で管理できるようになったことと報酬請求の誤りが減少したことで… 厚生労働省「介護事業所におけるICT機器・ソフトウェア導入に関する手引き」p.51-53(F事業所の事…
K法人では、契約時に必要な文書量が多く、利用者1名当たり約200枚(契約書、重要事項説明書等、控え含む)の紙が必要だった。複数のサービスとの契約が必要な利用者に関しては、契約手続きだけでも約1日中かかることもあり、利用者やご家族等、また職員の拘束時間が長く負担になっていた。 既存の事業所のタブレット端末で電子署名が可能なアプリケーションを利用し、契約に係る文書をデジタル化。通所介護関連ソフトの開発実績がある会社へ開発を依頼し(中小企業庁の補助金等も活用)、約1年間の開発期間を経て2019年12月から導入。トライアル期間を設け、一部の住宅型有料老人ホームから利用を開始し近隣の居宅サービス事業所にも普及させた。… 契約1件当たり30分ぐらいの業務時間が短縮された。契約1件当たり約200枚の紙の削減(5事業所分の場合)につながり、紙の保管場所を追加で借りる必要がなくなった。法人内の複数の事業… 厚生労働省「介護事業所におけるICT機器・ソフトウェア導入に関する手引き」p.55-56(【コラム】電…
「ヘルパーによりサービスの質と、記録用紙の記入方法にムラがある。」改善方針シートの課題3)として挙げられた。 改善活動案として「サービス提供方法の明確化」「記録用紙の記入例やポイントをまとめる」を掲げた。ただし優先度は2位で、報告書内の実施する改善活動欄は買い物可否リストが記載されており、この課題への具体的実施内容の記載はない。 実施結果の記載なし(数値の記載なし)。練り直しでは「買物以外の生活援助において、介護保険でできること・できないことを1枚の紙にまとめる」ことが次の実施内容とされている。 厚生労働省 令和3年度 業務改善活動報告書/アースサポートふじみ野(訪問介護・埼玉県ふじみ野市)
因果関係づくりでよく出た項目として「使用しているツールの二重転記」。気づきシートでは「チェック物や記載する物が多い。」が挙がった。複数の書式があることで確認漏れの書式も出てくるため、一つの書式にまとめる案が出た。 練り直しで「新しいツールの作成するのではなく、現ツールの運用ルールを決め、円滑に情報共有を図ると共に、正しい運用が出来き、転記物を増やさない。」ことを実施する改善活動とした。使用ツールの目的の共有、記載内容の整備、欲しい情報のあらいだしと整備を行う。 「内勤業務の時間でこれまで出来なかった作業や時間がかかっていた作業の時間が短縮できたり、追加の作業ができるようになった」という意見(アンケート6人中全員が取組の成果を感じている)… 厚生労働省 令和3年度 業務改善活動報告書/アースサポート郡山(訪問入浴・福島県郡山市)
振り返りで「〈工程表〉お客様個々に記載する欄を増やし、1枚で共有できるように作成してみたが、活用してみると見にくく情報伝達がうまくいっていない。見る際にも時系列が不明のため次回に活用できない。」「お客様ごとに得た情報を記載するが、次回の用紙に転記が大変。」全ての意見を取り入れた結果、書く事が余計に… 一方で〈生活見える化シート〉は「1行を3分割(縦に線を入れる)した事で、見やすくなった」。「今までは『気付き』を記載するだけで終わっていたが、『対応方法』や『結果』を記載する事で、取組の流れが一目見て分かりやすくなった」。工程表については練り直しで、新しいツールの作成をやめ、元々使用していたツールの運用の見直しと拠点内での運用ルールの作… 「スタッフが対応方法や結果まで考えるようになった。」「気付こうとする視点でサービス提供することができた。」「元ある書式が完成されていた事に各々が気付いた。」数値の記載なし。 厚生労働省 令和3年度 業務改善活動報告書/アースサポート郡山(訪問入浴・福島県郡山市)
ケア稼働に入るまでに利用者全員の活動記録を読み込むことに時間がかかり、「利用者全員の活動記録を読むのに1時間以上かかる」「記録の量が多すぎて忘れてしまう」「ルーチン業務の記録も読む必要があるのか?」「忙しい時は記録を読まずにケアに入ることもある」「連休明けで出勤すると記録の量が膨大」「結局、流し読… 活用できていなかった経過記録を「トピックス記録」としてスタートさせ、スタッフによって重要と判断することが違うため、あらかじめ経過記録に記入する必須事項を決めた。必要と思われる経過記録の項目を一覧にして共有し、複数ある情報連絡ノートを最小限にした。訪問前に必ず確認するものを統一し、確認すべき情報に印をつけて勤務を開始するようにした。 情報確認の時短化 15分 → 12分。「記録を流し読みすることがなくなった」「優先度の高い情報を効率よく共有できるようになった」。 24ケアステーション ノテ真栄(定期巡回・随時対応型訪問介護看護/北海道札幌市清田区・社会福祉法人ノテ…
改善方針シートに「ご利用者様の様子を備考欄へ入力してほしい」「訪問当日中の記録入力を完了する」と記載。気づきシートのグルーピングでは「記録・情報共有についてが多かった」。当日中に記録入力ができない要因として(振り返りより)端末の充電切れが挙げられた。また「入力内容の乏しい職員」が存在し、どんなこと… 備考欄入力について、自身が振り返りができるようなアンケートを実施(職員全員に貸与されているスマートフォンの機能を利用し、グループLINEで全員に周知)。アンケートを元に、入力についての研修会を2回実施。入力内容の乏しい職員に対して個別支援・声掛けを行い、入力内容の評価を行った。 取組前後で「記録の乏しい3名」の備考欄の入力件数を比較。取組前は職員A:記録有7・ケアの質の向上に繋がる記録4・記録無7(訪問日の件数合計14)、B:4・1・2(合計6)、C:2… 厚生労働省 令和3年度 業務改善活動報告書/ホームヘルパーステーション信愛(訪問介護・要介護135名/…
『連絡ノート作成』は、スタッフによって要する時間に大きくバラつきがあり、その間フロア業務・入浴介助について人手不足になっていた。改善方針シートには連絡ノート記入に時間を要する理由として「PCスキルの差がある」「文章を考えるのに時間がかかる」「文字数が多い・内容で文章づくりが難しい」旨が挙げられてい… 入力する箇所の多かった『連絡ノート』のレイアウトを変更した。連絡ノートは記録システム内フォーマットを使用しており、バイタルサイン、食事量や入浴の有無など既に記録されたデータと連携できるため、連携する箇所を増やして入力する時間を短縮した。全て入力していたコメントについては、普段スタッフが良く使っている文章を引用できる『文例』として登録し使… 改善前と改善後の連絡ノート記入時間を比較し、1:30分→20分、2:90分→60分、3:70分→40分、4:80分→20分、平均67.5分→35分で「48%の時間短縮に繋がった」… 厚生労働省 令和3年度 業務改善活動報告書/デイサービスセンターみどりの樹(通所介護・総合事業・定員3…
訪問中、利用者の予定追加や、限度額を超える計算が必要な際、iPadで出来る業務が限られている(現場の気づき・困りごとシートに記載)。 本報告書では、この困りごとは気づきシートに挙がったものの、優先順位1〜3位(PC-FAX、カルテ棚、新規採用)には選ばれておらず、具体的な取組内容の記載はない。 取組が行われていないため、効果の記載なし。 厚生労働省「令和3年度 業務改善活動報告書」社会医療法人友愛会 豊見城中央病院ケアプランセンター(沖縄…
カルテ棚がいっぱいでファイルを入れるスペースが足りず業務的に困っている。個人ファイルや資料保管場所(棚)が狭く、整理整頓ができない。ファイリング時に穴あけパンチの穴がズレる、最大3〜4枚しか穴が開けられず一つずつ時間がかかる。 分冊やカルテ整理を改善する。カルテ棚を購入するための起案書を作成する(優先度2位の改善活動案として設定)。 本報告書では優先度1位のPC-FAXの取組が中心に報告されており、この課題の実施結果・効果の記載なし。 厚生労働省「令和3年度 業務改善活動報告書」社会医療法人友愛会 豊見城中央病院ケアプランセンター(沖縄…
訪問時、忘れ物やコピー取り忘れで事務所に戻る際、駐車場から事務所までの距離が長く時間ロスになっている。 気づきシートに挙がった困りごとだが、優先順位の上位に選ばれず、具体的な取組内容の記載はない。 取組が行われていないため、効果の記載なし。 厚生労働省「令和3年度 業務改善活動報告書」社会医療法人友愛会 豊見城中央病院ケアプランセンター(沖縄…
ファイルがあちこちにあり、書類がどこにあるか分からない。いろいろな内容の書類が混在している。不要なパンフレットが多い。物が多い。ファイルの分別もせず書類もバラバラに綴じていた。 ①何の書類があるかの確認 ②必要な物と不必要な物の選別 ③ファイルの項目を整理しインデックスを付ける ④不用品の処分 ⑤同種類の書類をファイルに振り分け(色分け)⑥2年分の書類を見える所に保管し、それ以外は別の場所(段ボールで倉庫)に保管 ⑦毎年5月と11月にファイル整理ができているか確認。使う頻度が多いファイルから順に取り出しやすい位… 「ファイルを分別して、同類の書類をファイリングする事で、時間短縮ができて、必要な時に必要な物をスムーズに取り出せるようになった」「必要な書類をスムーズに取り出せる事で、ご利用者へ… 厚生労働省「令和3年度 業務改善活動報告書」社会福祉法人福生会 福生会居宅介護支援事業所(大阪府堺市中…
社内の書類の整理ができない。必要な書類がすぐに見つからない。パンフレットや情報が多く、すぐに見つけることができないため、利用者・家族への情報提供にタイムラグが生じる。 事務所の物全てに対し断捨離を実施。必要・不必要なパンフレットを分ける(圏域内の情報は1部のみ残す、再三営業に来るところや福祉用具カタログは利用事業所分のみ残して処分)。書庫の一番下に必要な書類・ファイル・カタログのスペースを決め、それ以上は置かない。不要BOXを設置。季節に応じた休業のお知らせはファイル表裏に事業所名と期間を記載し、一斉… 「ファイルは今までの1/4の厚みとなった」。「求めることに対し今までは膨大の資料から探していたが少なくしたことと、まずはネットからと癖づいたことで、無駄話含め15分費やしていたが… 厚生労働省「令和3年度 業務改善活動報告書」株式会社PEACE ケアプランセンターシンプル(大阪府堺市…
事務作業を続けていると睡魔に度々おそわれ集中力低下・記録も誤字脱字になり業務・仕事の効率化が悪く利用者様への質が下がる。 1日1回おやすみカードを出して横になる、ラジオ体操をする、お昼休憩を分割化にする、という改善活動案を作成。優先度1位の書類整理に取り組む中で2番目の課題も同時にクリアしたため、練り直し後の次期(2022年5〜7月)の取組テーマとして計画された。 報告書作成時点では次期の計画段階であり、実施結果・効果の記載なし。 厚生労働省「令和3年度 業務改善活動報告書」株式会社PEACE ケアプランセンターシンプル(大阪府堺市…
人手不足のため、排せつや食事など施設内にあるチェックシート(排せつチェックシート、ブレーデンスケール表など)への記載が不十分となり、ご利用者の状態把握が十分出来ていない。 日常のケアのデータをしっかりと取ることの重要性を伝える勉強会を開催(既存の資料と施設内の様式を用いて、日頃のケアの記録の大切さを含めて伝える)。改善方針として「ケア記録を電子化することにより、利用者のこれまでのケア記録の確認が容易になり、これからのケアへ適切かつタイムリーに繋げることができるようになる」と設定した。 「取り組むべき事がハッキリとした事で皆の取り組む姿勢がこれまでと違い積極的になった」「ご利用者のデータを管理する事で、それが今後のケアにしっかりと生かされていく事を願いたい」。ケ… 厚生労働省「令和3年度 業務改善活動報告書」医療法人敬英会 介護老人保健施設さくらがわ(大阪市浪速区・…
LIFEへの入力作業を一部の職員のみが行っており負荷が大きい。一部の職員のみが携わっていると、LIFE入力作業が進まない時がある。LIFEの理解不足、一部職員の負担過多がある。 LIFEマニュアルを各部署ごとにまとめ、誰が見ても入力作業が行えるようにした。年齢層の広い職員間で誰が活用しても見やすく利用しやすい物となるよう、文字の配列・大きさにも意識した。あわせて全職員へ向けたLIFEの重要性を伝える勉強会資料を作成(マニュアル作成チームと勉強会資料作成チームの2チーム編成)。 「(一部の職員より)負担が緩和される事で、今後ご利用者に寄り添う時間が増える事がうれしい」「当初はどうなるか分からなかったけど、取り組んだ事で整理できた事が何より良かった」。削減… 厚生労働省「令和3年度 業務改善活動報告書」医療法人敬英会 介護老人保健施設さくらがわ(大阪市浪速区・…
紙で記録していたものを電子化するにあたり、「現場の仕事をしながら入力する時間の確保ができるのか」「『ほのぼの』を使用した記録の仕方についての知識が乏しい」という課題があった。メンバーからも「職員によりPCスキルの差があると思うが大丈夫か」「入力する職員に偏りがおこらないか」「操作が不慣れでデータ削… チームメンバーが事前にタブレットに触れて予習したうえで、機器を扱う専門家を呼んで講習会を開催し使用方法の理解を深めた。簡単なマニュアルを作成し、フロアー毎の担当ケアマネがその階の職員に使用方法の説明を行った。アンケート調査で疑問・不安・要望を把握し、マニュアルの改良を行った。 「個別に使用方法を教える時間や、日々の業務の中で入力にかかる時間が減り、利用者さんと接する時間が増えるようになった」。一方で「入力ミスに対する不安もまだある」。削減時間などの数値… 厚生労働省 令和3年度業務改善活動報告書/介護老人保健施設グリーンガーデン橋本(介護老人保健施設・和歌…
完全に電子化に移行するまでの期間、紙と併用になっているため、より時間が掛かっている。また、ほのぼのでの記録の入力が正しかったか、漏れがないかのチェック体制ができていないという課題があった。 併用期間を少しでも短くできるように項目ごとに期間を定め、完全移行を目指す方針とした。あわせて入力ミス防止のチェック体制を構築し、担当を分担した(【食事】→夜勤者、【バイタル】→看護師、【入浴】【排泄】→各担当副主任)。実施期間は1月末~3月末の2カ月間。 練り直し案として計画された段階で、実施後の効果の記載なし(活動のゴールとして「電子化への移行が完了。作業時間の短縮で生まれた時間をレクリエーション等に有効利用する」と記載)。数値… 厚生労働省 令和3年度業務改善活動報告書/介護老人保健施設グリーンガーデン橋本(介護老人保健施設・和歌…
気づきシートのグルーピングでは「業務(介助・1日の流れなど)」20個、「共有(記録物・申し送りなど)」7個が多く挙がった。因果関係は、原因=業務内容が多い(記録物の書く時間がない・連携が取れていない等)、結果=業務時間外で業務を行わないといけない、悪影響=入居者の対応に余裕がもてなかったり、私生活… 1日の業務・流れの見直しを行い、業務の組み立てを変更。おやつ時(15時)に取り組んでいた体操レクを昼食前に実施するよう変更した。あわせて1日の業務の共有(1日の業務マニュアル作成)を行った。 「午後からの記録に費やす時間を確保できた」「余裕をもって入居者へ対応ができる日が増えた」「業務改善の結果、時間内に業務が終えることができた」「昼食前に体操レクを実施することで参加… 厚生労働省 令和3年度業務改善活動報告書/グルメ杵屋社会貢献 大領の家(特定施設入居者生活介護・大阪府…
練り直しの段階で、記録(記入)物が重複していること、共有する物が多いことが課題として挙がった。勤務前に申し送りノート・業務ノート・日誌・医務からの申し送りファイルを確認して必要欄にサインする運用になっており、日誌・生活記録・ノート等への記入も重なっていた。 「共有(記録物・申し送り)の仕組み作り再構築」を活動のゴールとし、課題1=記録物の整理整頓(記録物の洗いだし:必要・不必要)、課題2=課題1を基に共有のスリム化(共有の仕組み作り)として、2月初旬から3月末までの進捗管理シートを作成し担当者を割り当てた。 練り直し案として計画された段階で、実施後の効果の記載なし。数値の記載なし。 厚生労働省 令和3年度業務改善活動報告書/グルメ杵屋社会貢献 大領の家(特定施設入居者生活介護・大阪府…

進め方の型は介護のDX・AX、つまずきの型は介護ICTの失敗、二重入力の解消は二重入力をなくす方法をご覧ください。設備投資に使える制度は介護の補助金まとめにまとめています。

よくある質問(FAQ)

この事例はどこから集めたものですか。

厚生労働省が公表している業務改善活動報告書などの資料から、当社が課題・取り組み・結果を抜き出して整理したものです。出典は表の右端のリンクからご確認ください。

効果の欄が「記載なし」のものがあるのはなぜですか。

報告書に数値や実施後の効果が記載されていない事例があるためです。推測で補わず、記載がないことをそのまま示しています。

同じことをすれば同じ結果が出ますか。

事業所の規模・体制・地域によって結果は変わります。取り組みの内容と、その事業所の前提を読んだうえで、自事業所に合う形に置き換えてください。

自分の事業所で何から始めればよいですか。

まず「いまどこで時間がかかっているか」を1週間測ってください。測らずに施策から入ると、効果を示せず次の判断もできなくなります。

取り組みの記録は残したほうがよいですか。

はい。改善前の数値、行ったこと、改善後の数値を残しておくと、補助金の実績報告や次年度の申請でそのまま使えます。


出典:厚生労働省ウェブサイト(介護分野の業務改善に関する公表資料。介護・高齢者福祉)ほか。個々の出典は表の「出典」列のリンクからご確認ください/公共データ利用規約(第1.0版)。
本ページは上記を当社が編集・加工したものであり、厚生労働省および各事業所の公式見解ではありません。効果は各事業所が報告した内容であり、同じ取り組みで同じ結果が得られることを示すものではありません。

本ページは令和8年6月改定時点の制度に沿って整理しています。様式・要件・単位数は改定により変わります。最新の内容は、厚生労働省の告示・通知および所管の保険者(自治体)の案内でご確認ください。

この記事の執筆・編集

介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。

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