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介護の連絡帳の書き方|家族へ伝わる例文

介護の連絡帳は、事業所と家族をつなぐ大切なツールです。「何をどう書けば家族に伝わるか」を、例文とともに整理します。

連絡帳の役割

連絡帳は、ご家族と事業所、そして事業所どうしをつなぐ日々の共有ノートです。記録として残る書類なので、書いたことは後から読み返される前提で書きます。

役割具体的に書くときの注意
その日の様子を伝える食事・排泄・入浴・活動の様子と、気づいたこと「元気でした」ではなく、何を見てそう思ったかを書く
変化に早く気づく前回との違いを書き残すことで、小さな変化が見つかる日付を必ず入れる。「最近」では経過が追えない
関係者で認識をそろえるご家族・訪問介護・通所・訪問看護が同じ情報を持てる他のご利用者の実名は書かない(開示請求の対象になりうる)
ご家族からの相談を受け取るご家族が書き込むことで、困りごとが表に出る受け取った相談には、次の記入で必ず返す

急ぎで伝えたいことは連絡帳ではなく電話で伝えます。使い分けの目安は次のとおりです。

電話でご家族に報告するときの伝え方

体調の変化など急ぎで伝えたいことがある場合は、連絡帳ではなく電話でお伝えします。連絡帳とは異なり、要点を簡潔に、結論から伝えることを意識します。

  • 体調の急な変化など、すぐに知っていただきたいことは電話で
  • その日の様子など、次回の来所・訪問までに伝えられることは連絡帳で

(例)「本日〇時ごろ、体温がふだんより高めでしたのでお電話しました。現在は落ち着いておられますが、念のためお知らせいたします。」

連絡帳には、電話でお伝えした内容も後から分かるよう、簡単に記録として残しておくと安心です。

サービスの種類による書き方の違い

連絡帳は、サービスの種類によって伝える内容の重点が変わります。主なサービスごとのポイントを整理しました。

サービス記入で意識したい点
デイサービス(通所介護)その日の活動やレクリエーションへの参加の様子、他の利用者との関わりを中心に伝えます(例:体操やゲームへの参加の様子、昼食の召し上がり具合など)。
デイケア(通所リハビリ)リハビリへの取り組みの様子や、機能訓練での変化を中心に伝えます(例:歩行訓練への取り組み方、疲労の様子など)。
ショートステイ(短期入所)ふだんと違う環境での過ごし方や、睡眠・食事など生活面の変化を具体的に伝えます(例:初日の夜の様子、食事量の変化など)。
放課後等デイサービスお子さまの活動の様子や、学校・ご家庭との連携に関わる連絡事項を中心に伝えます(例:宿題への取り組み、お友達との関わりなど)。

サービスの種類にかかわらず、普段と違う様子があった場合は、いつ・どのような様子だったかを具体的に書くと、ご家族にも状況が伝わりやすくなります。

連絡帳は、その日の様子や変化を家族に伝え、家庭での様子を事業所が知るための双方向のツールです。家族の安心と、より良いケアの両方につながります。

書くこと

  • その日の体調・食事・水分の様子
  • 活動やレクリエーションの参加状況
  • できたこと・うれしかった出来事
  • 家族に伝えたい変化や相談事

家族に伝わる書き方

  • 専門用語を避け、やさしい言葉で書く
  • 良かったこと・前向きな様子を必ず添える
  • 事実を具体的に(「楽しそう」ではなく具体的な様子で)

例文

本日もお元気に過ごされました。昼食は主食・副食ともに全量召し上がり、「おいしい」と笑顔がみられました。午後の体操では、職員の声かけに合わせて最後まで参加されました。お変わりなくお過ごしです。ご家庭でも気になる点があればお知らせください。

連絡帳・記録の負担を軽くする

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」は、音声から記録や連絡事項の下書きを自動で作成します。話すだけで文章が整い、書く負担を減らせます。利用者さま3名まで、3か月間、回数の制限なく無料(2026年中のご登録は2027年3月31日まで)でお試しいただけます。

連絡帳の記入例(家族向け)

連絡帳は、事業所と家族が利用者の様子を共有するものです。家族に伝わりやすい記入例をまとめました。

場面記入例(家族向け)
体調お変わりなくお過ごしでした。お食事もしっかり召し上がっています。
活動午後の体操に笑顔で参加され、他の方とも楽しくお話しされていました。
お願い爪切りをご希望でしたら、次回までにお知らせください。
連絡来週の受診の付き添いについてご相談させてください。

通所介護(デイサービス)の連絡帳|そのまま使える例文

連絡帳は、ご家族が「今日どう過ごしたか」を思い浮かべられることが要点です。事実を1つ添えるだけで伝わり方が変わります。

場面例文
いつもどおりの日本日も笑顔で来所されました。昼食は主食・副食とも全量召し上がっています。午後の体操では前列に座り、最後まで参加されました。
体調に変化午前中に「少しだるい」とのお話がありました。体温36.8℃、血圧132/78で大きな変化はありません。水分をこまめにお勧めし、午後は落ち着いて過ごされています。
できたことがあったこれまで見守りが必要だった立ち上がりを、本日は手すりを使ってご自分で行えました。ご本人も「できた」と嬉しそうでした。
入浴を断られた本日は入浴をご遠慮されました。「今日は気分が乗らない」とのことです。無理にお勧めせず、次回改めてお声かけします。
交流の様子同じテーブルの方と昔のお仕事の話で盛り上がっていました。
ご家族へお願い爪が伸びてきていますので、ご家庭で切っていただけますと助かります。

連絡帳を書くときの4つのコツ

  1. 事実を1つ入れる——「元気でした」だけでなく、何をして元気だったかを書く
  2. できたことを書く——できなかったことばかりだとご家族が不安になります
  3. ご本人の言葉を残す——「」で括ると、その日の様子が伝わります
  4. お願いは理由とセットで——「爪を切ってください」ではなく、なぜ必要かを添える

避けたい書き方

避けたいなぜ言い換え
「特に変わりありません」だけ何を見たのか分からず、ご家族が不安になる食事・水分とも普段どおりで、午後は塗り絵に取り組まれました
専門用語ご家族に伝わらない「ADLが低下」→「立ち上がりに時間がかかるようになっています」
できないことだけを並べるご家族が責められていると感じることがあるできたことを先に書き、気になる点を添える

連絡帳の例文(場面別)

場面例文
ふだんの日本日もお元気にお過ごしでした。昼食は全量召し上がっています。午後のレクリエーションでは、体操に最後まで参加されました。
体調に変化があった日本日は朝から「だるい」とおっしゃっていました。体温36.9℃、血圧138/82で大きな変化はありませんが、午後は臥床して過ごされました。ご帰宅後もご様子を見ていただけますでしょうか。
できたことがあった日これまで見守りが必要だった立ち上がりを、本日は手すりを使ってご自分でされました。ご本人も「できた」と笑顔でした。
家族に相談したいとき入浴の際、右足首に小さな傷を見つけました。痛みの訴えはなく処置はしておりません。心当たりがあればお聞かせください。
お願いがあるとき来週から水分を多めにお勧めしていく予定です。ご自宅でもコップ1杯増やしていただけると助かります。

連絡帳で気をつけること

  • 他の利用者のことは書かない——実名はもちろん、特定できる書き方も避けます
  • 評価語を使わない——「わがまま」「非協力的」は書きません
  • できなかったことだけを並べない——読んだ家族が落ち込む連絡帳は続きません
  • 診断や判断を書かない——「風邪でしょう」ではなく、観察した事実を書きます

介護の連絡帳|そのまま使える文例

以下はすべて記載のイメージを示すための(例)であり、実在の利用者ではありません。状態・数値は実際の記録に置き換えてご使用ください。

場面ご家族あての書き方事業所間の申し送りの書き方
食事お食事はほぼ召し上がっています。「味が濃いほうが好き」とのお話がありました昼食8割摂取。塩分について本人より希望あり。次回、栄養面の相談を検討
入浴週2回、見守りで入浴されています。背中だけお手伝いしました入浴週2回。洗身は背部のみ介助。皮膚に発赤なし
排泄トイレはご自分でされています。困りごとはありません排泄自立。失敗なし。夜間の回数は3回で前週と同程度
睡眠夜はよく眠れているとのことです夜間の睡眠約6時間。中途覚醒なし
服薬お薬はきちんと飲まれています服薬カレンダー残薬なし。飲み忘れの確認済み
活動ほかの方と将棋をされて、笑顔が見られましたレクに自発的に参加。他利用者との交流あり
体調の変化足のむくみが少し強くなっています。ご心配でしたらご連絡ください右下腿の浮腫が増強。7/16に主治医へ報告。経過観察中
お願いごと夜間にトイレへ立つ回数が増えています。足元灯のご検討をお願いできますでしょうか夜間頻尿が増加。家族へ足元灯の設置を依頼済み
ヒヤリとしたこと玄関でつまずかれましたが、おけがはありませんでした7/18 玄関でつまずき。外傷なし。動線の物を移動した(事故報告書により別途報告)
ご家族からの相談への返答ご相談いただいた入浴の件、来週から時間を変えて試します家族より入浴拒否の相談。7/22より午後の時間帯へ変更して対応する
できるようになったこと杖を使って玄関まで歩けるようになりました四点杖で玄関まで歩行可。見守りのみで到達
季節の注意暑い日が続きます。お水を手の届く場所に置いていただけると助かります熱中症予防。飲料の配置について家族へ依頼

介護の連絡帳|運営指導で公表されている指摘

公表されている指摘公表元
提供したサービスの内容だけでなく利用者の心身の状況(利用者の様子等)についても記録することとされ、「特変なし」等しか書かれていない記録が見受けられる松山市の運営指導での主な指摘事項に関する資料
サービス実施時間が一律に記載されており実態が反映されていない/変更した際に変更した旨とその理由が記録されていない/特記・連絡事項欄に利用者の状況がほとんど記載されていない/サービス提供責任者による記録の点検が十分に行われていない堺市の集団指導資料「サービスの提供の記録」
サービス提供に関する記録等の保存年限は市条例に則り5年間とすること。運営規程等に保存年限を記載している場合は誤りがないか確認すること金沢市の資料
記録の保存期間について、サービスの「完結」の日から「5年間」と記載すべきところ、「サービス提供の日」「2年間」となっている例福井市の令和7年度集団指導資料

要件・運用は保険者により異なります。詳細は監査対策ナビと各自治体の公表資料をご確認ください。

介護の連絡帳|避けたい書き方と言い換え

避けたい書き方気をつけたい理由言い換えの例
特変なし家族には何も伝わらない血圧128/76で安定。食事は全量召し上がっています
元気です根拠がない笑顔で会話され、ご自分から体調のお話もされました
問題なし何を見たか分からない歩行は杖使用で安定。ふらつきはみられません
ご家族の介護が不十分評価語で、関係を損ねるご家族は就労のため日中は不在で、朝夕に介護を行っておられます
専門用語をそのまま書く家族に伝わらないADL→「身の回りの動作」、褥瘡→「床ずれ」と言い換える
他のご利用者の名前を書く開示請求の対象になりうる「同じテーブルの方」と表記する
急ぎのことを連絡帳だけで伝える読まれるまで時間がかかる体調の変化は電話で伝え、連絡帳にも記録を残す

業種別の書き方は介護記録の書き方まとめ、訪問介護は実施記録の書き方、訪問看護は記録書Ⅱの書き方をご覧ください。

専門用語→ご家族のことば|置き換え早見表(75語)

連絡帳が他の記録と決定的に違うのは、読む相手が専門職ではなくご家族であるという一点です。サービス提供記録や申し送りは同じ職種どうしが読むので略語で通じますが、連絡帳は「今日はじめてこの言葉を目にする方」が読みます。同じ内容でも、言葉を置き換えるだけで伝わり方が変わります。ここでは、連絡帳に出やすい用語を「からだ・体調」「動き・様子・こころ」「ケア・食事・お薬」の3群に分けて並べ、それぞれ連絡帳にそのまま書ける一文まで示します。

からだ・体調のことば(25語)

連絡帳に出やすい用語ご家族に伝わる言い方連絡帳にそのまま書ける一文
褥瘡床ずれおしりの下のあたりに床ずれがあり、入浴後に看護師が保護のテープを貼りました。ご自宅でも同じ場所が赤くなっていないかご覧いただけますと助かります。
発赤皮膚の赤み左のかかとに直径2センチほどの赤みがありました。押しても痛がるご様子はなく、クッションでかかとが浮くように整えて過ごしていただきました。
浮腫むくみ夕方、両足の甲がむくんでおり、靴下のゴムの跡が残っていました。15時から30分ほど足を台に乗せて休んでいただき、帰りには跡は薄くなっていました。
掻痒感かゆみ背中を何度もかいておられ、「かゆい」とお話しされました。乾燥している様子でしたので、入浴後に保湿剤を塗りました。
掻破痕かいた跡右腕の内側に、かいた跡が3本ありました。出血はなく、ご本人は「気になるんだよ」とお話しされていました。
疼痛痛み立ち上がるときに右のひざを押さえて「いてて」とおっしゃる場面が2回ありました。座って休むと落ち着かれ、歩行はご自分で続けられました。
倦怠感だるさ午前中「今日はなんだかだるいね」とお話しになり、体操はご覧になるだけで参加されました。午後は起きて歌の時間に加わっておられました。
発汗汗をかいている入浴後に汗が引きにくく、10分ほど涼しい席で休んでいただきました。水分を200ミリリットル召し上がった後は落ち着かれました。
顔面蒼白顔色が白い13時ごろ、いつもより顔色が白く見えました。ソファで横になっていただき、20分後には普段のお顔の色に戻られました。
チアノーゼ唇や指先の色がいつもと違う唇の色がいつもより紫がかって見えたため、看護師に確認してもらいました。休んだ後は普段の色に戻っています。
体熱感体が熱い感じお背中に触れると熱い感じがあり、検温したところ37.2度でした。1時間後は36.9度で、そのままお過ごしいただきました。
微熱いつもより少し高めの熱朝の検温は37.1度で、いつもより少し高めでした。水分を多めにお勧めし、14時の検温では36.8度に下がっています。
悪寒寒気「寒いね」と何度かおっしゃったため、ひざ掛けを追加しました。検温は36.7度で、その後は「あたたかくなった」とお話しされています。
血圧低下血圧がいつもより低め朝の血圧は96/58で、普段(120台)より低めでした。立ち上がりの際はそばで見守り、ふらつきはみられませんでした。
血圧上昇血圧がいつもより高め入浴前の血圧が162/88と普段より高めでしたので、看護職員へ相談し、入浴は足浴に変更しました。30分後に測り直したところ138/80でした。
頻脈脈が速め体操の後、脈が1分間に98回といつもより速めでした。座って5分休まれた後は78回でした。
呼吸苦息苦しそうな様子廊下を10メートルほど歩いた後、肩で息をされる場面がありました。椅子に座って休むと、2分ほどでいつもの呼吸に戻られました。
喘鳴ゼーゼーという音お昼寝の間、ゼーゼーという音が聞こえました。横向きになっていただくと音は小さくなり、起きられた後は聞こえていません。
湿性咳嗽痰がからんだ咳午前中、痰がからんだ咳が5回ほどありました。水分をお勧めしたところ、その後は2回に減っています。
喀痰痰白い色の痰が3回出ました。ティッシュでご自分で処理されています。
便秘傾向お通じが出ていない日が続いている連絡帳の記載では、お通じが3日出ていないご様子です。本日は水分を700ミリリットル召し上がりました。ご自宅での様子もお知らせいただけますと助かります。
下痢便ゆるい便10時にゆるい便が1回ありました。腹痛のご様子はなく、その後は普段どおりお過ごしです。
失禁トイレが間に合わないことがあった14時ごろ、トイレが間に合わないことが1回ありました。ご本人が気にされていたため、他の方の目に触れないようお声かけし、着替えていただきました。
尿量減少尿の量が少なめ本日のトイレは3回で、いつも(5〜6回)より少なめでした。水分は500ミリリットル召し上がっています。
体重減少体重が減っている本日の体重は48.2キログラムで、先月の測定(49.5キログラム)より減っていました。次回の測定でも続けて確認いたします。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

動き・様子・こころのことば(26語)

連絡帳に出やすい用語ご家族に伝わる言い方連絡帳にそのまま書ける一文
ADL日常の動作(食事・着替え・トイレなど)日常の動作のうち、着替えは上着のボタンまでご自分でされ、ズボンの上げ下げだけお手伝いしました。
IADL買い物や調理などの暮らしの動作調理レクで包丁を持たれ、きゅうりを5切れ切っておられました。「久しぶりだね」と笑っておられました。
移乗ベッドや車いすへの乗り移り車いすへの乗り移りは、手すりを持ってご自分で立ち上がり、職員が体を支えるだけで移れました。
起居動作起き上がり・立ち上がりソファからの立ち上がりは、両手で肘掛けを押してご自分でできました。手を貸したのは1回だけです。
歩行不安定足元がふらつく場面があるトイレまでの往復で、右に体が傾く場面が2回ありました。職員が横につき、転ぶことはありませんでした。
独歩ひとりで歩く本日は杖を使わず、10メートルほどをご自分で歩かれました。歩き終えて「まだいけるな」とお話しされています。
伝い歩き手すりや家具につかまって歩く廊下は手すりにつかまって歩かれています。手すりのない場所では職員がそばに付いています。
拘縮関節が固くなっている左手の指が固くなっており、開くのに時間がかかります。入浴中は湯の中でゆっくり指を伸ばしていただきました。
筋力低下力が入りにくくなっている立ち上がりで足に力が入りにくいご様子があり、机に手をついて立たれています。体操は座ったまま参加されました。
傾眠うとうとしている13時から14時ごろまで、椅子に座ったままうとうとされていました。お声をかけるとすぐに目を開けて返事をされます。
不穏落ち着かない様子15時ごろ、席を立ったり座ったりを繰り返され、落ち着かないご様子がありました。窓際でお茶を飲みながらお話をうかがうと、その後は座って過ごされました。
興奮強い口調になる場面入浴の順番をお伝えした際に強い口調になられました。時間をおいて再度お誘いしたところ「じゃあ入るか」とお答えいただきました。
徘徊歩き回る・外に出ようとされる16時ごろ、玄関の方へ歩いて行かれる場面がありました。職員がご一緒に庭を1周歩き、その後は椅子に戻られています。
帰宅願望家に帰りたいというお気持ち「そろそろ家に帰らないと」と3回お話しになりました。お迎えの時間をお伝えし、その間は洗濯物たたみをご一緒しました。
拒否気が進まないご様子入浴は「今日はやめておく」と気が進まないご様子でした。無理にはお誘いせず、足浴と着替えのみ行いました。
意欲低下気持ちが向かないご様子午前中はレクをご覧になるだけでした。午後、昔の写真のお話になると、ご自分から30分ほど話してくださいました。
見当識日付や場所の見当「今日は何日だったかな」とお尋ねがありました。カレンダーをご一緒に見て確認し、その後は落ち着いてお過ごしです。
発語言葉朝は言葉が少なめでしたが、昼食後は職員に「おいしかった」とご自分から話しかけてくださいました。
傾聴お話をうかがうご長男のお仕事の話を20分ほどうかがいました。「自慢の息子だよ」と何度もお話しされていました。
促し声をかけてお誘いするトイレは2時間ごとにお声をかけてお誘いしています。本日はお誘いした4回すべてで間に合っておられました。
自立ご自分でされている食事はスプーンを使ってすべてご自分で召し上がりました。お手伝いは、エプロンをかけるところだけです。
一部介助一部だけお手伝い洗身は前面をご自分で洗われ、背中と足先だけ職員がお手伝いしました。
全介助すべてお手伝い本日は体調を考慮し、着替えはすべて職員がお手伝いしました。ご本人は「ありがとね」とお話しされています。
見守りそばで見守る階段の上り下りは、手すりを持ってご自分で行い、職員は後ろで見守りました。
離床起きて過ごす本日は9時から16時まで、お昼寝の1時間を除いて起きて過ごされました。
臥床横になる12時50分から13時40分まで、ベッドで横になって休まれました。起きられた後は「よく寝た」とお話しされています。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

ケア・食事・お薬のことば(24語)

連絡帳に出やすい用語ご家族に伝わる言い方連絡帳にそのまま書ける一文
清拭体を拭く本日は入浴を見合わせ、蒸したタオルで体を拭かせていただきました。背中の皮膚に赤みや傷はありませんでした。
部分浴手や足だけ湯につかる足だけを10分ほど湯につけていただきました。「気持ちいい」とお話しになり、終わった後は足の色がほんのり赤くなっていました。
陰部洗浄おしもを洗う着替えの際、おしもをぬるま湯で洗わせていただきました。赤みやかぶれはありませんでした。
体位変換体の向きを変える横になっている間、2時間ごとに体の向きを変えました。同じ場所が赤くなることはありませんでした。
更衣着替え着替えは、上着のそでを通すところまでご自分でされました。ボタンだけお手伝いしています。
整容身だしなみ朝、鏡の前で髪をとかされました。「今日は写真を撮るからね」と、ご自分でえりを整えておられました。
口腔ケア歯みがき・口の中のお手入れ食後の歯みがきは、ご自分で3分ほど行われました。仕上げに職員が奥歯を磨いています。
義歯入れ歯入れ歯を洗ってケースにお入れしました。ケースは黄色のもので、かばんの右のポケットに入れています。
嚥下飲み込み飲み込みに時間がかかる場面があり、ひと口ずつゆっくりお声かけしました。むせることはありませんでした。
誤嚥食べ物や飲み物が気管に入りそうになることお茶を飲まれた際にむせ込みが1回ありました。背中をさすると落ち着かれ、その後の食事ではむせておられません。
とろみ飲み物にとろみをつけるお茶にとろみをつけてお出ししました。とろみ付きの方がむせずに飲まれています。
摂取量召し上がった量昼食はごはんを8割、おかずを全部召し上がりました。「今日の煮物はおいしいね」とお話しされています。
主食・副食ごはん・おかずごはんは半分、おかずは全部召し上がりました。ごはんは「多いね」とおっしゃったため、次回は少なめでお出しします。
水分摂取水分をとること本日召し上がった水分は、お茶とみそ汁を合わせて900ミリリットルでした。
禁食食事を控える本日は看護師の判断で昼食を控え、水分のみお出ししました。夕方には「おなかすいた」とお話しされています。
服薬お薬を飲む昼のお薬は12時30分に、お茶と一緒にお飲みいただきました。飲み残しはありません。
与薬お薬をお渡しするお預かりした昼のお薬を、袋のまま職員がお渡しし、目の前でお飲みいただきました。
残薬飲み残しのお薬お預かりしたお薬のうち、昼の1包が袋に残っていました。そのままお返ししていますのでご確認ください。
バイタル体温・血圧・脈本日の体温は36.6度、血圧は128/74、脈は72回でした。いずれもいつもと同じくらいです。
検温熱をはかる朝と午後の2回、熱をはかりました。36.5度と36.7度で、どちらもいつも通りです。
排泄トイレトイレは9時、11時、14時の3回でした。いずれもご自分で歩いて行かれています。
尿意・便意トイレに行きたいというサインそわそわと立ち上がられたときにお声をかけると、トイレに行きたいというお気持ちでした。その後は間に合っています。
巡視夜間の見回り夜間は2時間ごとにお部屋を見に行きました。3回とも静かに眠っておられました。
主治医かかりつけの先生本日の様子は、かかりつけの先生への次回受診時にお伝えいただけますよう、内容をこの欄に残しました。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

できたこと・笑顔があった場面を伝える|そのまま貼れる完成文(34例)

連絡帳は放っておくと「困りごとの報告書」になります。転倒・食事量の低下・お薬の飲み残し——書かなければならない事柄はどれも心配ごとの側にあるからです。しかしご家族が連絡帳を開く瞬間に最初に知りたいのは、「今日、うちの親はどんな顔をしていたか」です。ここでは、良い場面を具体的に書くための完成文を集めました。ポイントは3つ。①ご本人が発した言葉をそのまま書く/②できた動作を数と場面で書く/③職員の感想ではなく、見えた事実で終える。

できたことを伝える完成文(17例)

できごとそのまま貼れる完成文
歩く距離が伸びた先週は玄関までで休まれていましたが、本日は休まずに廊下の端(およそ20メートル)まで歩かれました。歩き終えて「今日は調子がいいわ」とお話しされています。
ご自分で立ち上がれた椅子からの立ち上がりを、手を貸さずにご自分で5回されました。ご本人が「数えててね」とおっしゃり、ご一緒に数えました。
お風呂に入られたここ2回はお断りが続いていましたが、本日は「入ろうかな」とご自分からおっしゃり、湯船まで入られました。上がった後「やっぱり気持ちいいな」とお話しされています。
食事を全部召し上がった昼食はごはんもおかずも全部召し上がりました。魚の煮つけを指さして「これ、味がちょうどいい」とおっしゃっていました。
水分がしっかりとれた本日は水分を合わせて1,000ミリリットル召し上がりました。ご自分でコップに手を伸ばされる場面が5回ありました。
着替えをご自分でされた上着のボタンを、時間はかかりましたがすべてご自分で留められました。留め終えて「できた」とおっしゃっています。
役割を持たれたおしぼりを畳む係をお願いしたところ、30枚すべて畳んでくださいました。「まだまだ働けるよ」とお話しされています。
他の方と話された同じテーブルの方と、昔のお仕事のお話で20分ほど話しておられました。ご自分から話しかけられる場面もありました。
体操に参加された座ったままの体操に、10分間最後まで参加されました。腕を上げる動きでは、先週より高く上がっていました。
歌を歌われた音楽の時間に「ふるさと」を最後まで歌われました。歌い終えて「学校で習ったんだよ」とお話しされています。
手先を使われた塗り絵を1枚仕上げられました。桜の花びらを1枚ずつ色を変えて塗っておられ、「これは孫にあげる」とおっしゃっていました。
トイレが間に合った本日はトイレのお声かけ4回すべてで間に合っておられました。ご自分から「行ってくる」とおっしゃる場面も2回ありました。
お薬をご自分で飲まれた昼のお薬は、袋を開けるところから飲み終わるまでご自分でされました。飲み残しはありません。
よく眠られたお昼寝は50分で、その後は夕方までしっかり起きて過ごされました。「今日はよく寝たから頭がすっきりしてる」とお話しされています。
杖の使い方が安定した杖を先に出してから足を運ぶ順番を、本日は職員が声をかけなくてもご自分で守っておられました。
ご自分の希望を言われたおやつの時間に「今日はコーヒーがいい」とご自分から希望をおっしゃいました。ご希望どおりお出ししています。
手すりを使えた浴室の出入りで、教えた位置の手すりをご自分で探して握られました。滑ることなく出入りされています。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

笑顔・お誕生日・行事の完成文(17例)

場面そのまま貼れる完成文
笑顔が出た瞬間職員が方言でお話ししたところ、声を出して笑われました。「その言い方、なつかしいねえ」と、そこから10分ほどお話が続きました。
冗談を言われたおやつが2つ出たとき「ひとつは持って帰ろうかね」と冗談をおっしゃり、テーブルの皆さんが笑っておられました。
ご家族の話をされたお写真を見せていただき、「これは孫の運動会」と一枚ずつ説明してくださいました。話しておられる間、ずっと笑顔でした。
思い出を話された味噌汁の具の話から、ご実家の畑のお話になりました。「大根は自分で抜いてたんだ」と、身振りを交えてお話しされています。
誰かを気づかわれた隣の席の方がハンカチを落とされた際、ご自分から拾って渡しておられました。「困ったときはお互いさま」とおっしゃっています。
職員をねぎらわれたお帰りの際、職員に「毎日ありがとうね、あんたも体に気をつけて」と声をかけてくださいました。
お誕生日本日はお誕生日をお祝いしました。ろうそくを吹き消され、「90まで来たか」とおっしゃって笑っておられました。皆さんからの寄せ書きをお持ち帰りいただいています。
お誕生日(写真同封)お誕生日会のお写真を1枚同封しました。ケーキを前にした場面です。「はずかしいね」とおっしゃりながら、しっかりカメラを見ておられました。
お花見近くの公園まで散歩に出かけ、桜の下で15分ほど過ごしました。「今年も見られてよかった」と何度もお話しされていました。
夏祭り夏祭りでは、輪投げを5回投げて2回入りました。景品のうちわを大切に持って帰られています。
敬老の日敬老の日のお祝いで表彰状をお渡ししました。ご自分で読み上げられ、「額に入れてもらおうかな」とお話しされています。
クリスマス会クリスマス会で、鈴を持って合奏に参加されました。曲の終わりまでリズムが合っており、周りの方から拍手が出ていました。
お正月書き初めで「福」と書かれました。「昔は習字を習っていたんだ」とお話しされ、筆の持ち方も慣れておられました。
季節の食事ひな祭りのちらしずしを全部召し上がりました。「これは家でもよく作った」と、作り方まで教えてくださいました。
外出の日買い物に出かけ、ご自分でみかんを選んでレジまで運ばれました。お会計もご自分でされています。
久しぶりの再会以前同じテーブルだった方と久しぶりに顔を合わせ、手を取り合って「元気だった?」と話しておられました。
新しいことに挑戦初めての手芸に挑戦され、コースターを1枚仕上げられました。「不器用だから」とおっしゃっていましたが、最後まで手を止めずに続けられました。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

場面ごとの完成文|通所の帰り・ショートステイ・訪問・変化があった日(42例)

同じ「連絡帳」でも、通所の帰りに毎日書くもの、ショートステイの滞在中に日ごとに書くもの、訪問のたびに置いてくるものでは、ご家族が知りたいことが違います。通所の帰りは「今日の一日」、ショートステイは「家に帰った後に困らないための引き継ぎ」、訪問は「留守のあいだに何をしたか」が中心です。

通所からの帰り・ショートステイ・訪問(15例)

場面そのまま貼れる完成文
通所の帰り(標準)本日は9時40分にお迎えし、16時20分にお送りしました。体温36.6度、血圧126/72。昼食はごはん8割・おかず全部、水分は850ミリリットル。午後は歌の時間に最後まで参加され、「久しぶりに大きな声を出した」とお話しされています。
通所の帰り(入浴あり)本日は10時30分に入浴されました。湯船に5分つかられ、洗身は背中だけお手伝いしています。皮膚に赤み・傷はありませんでした。上がった後、水分を200ミリリットル召し上がっています。
通所の帰り(入浴なし)本日は「今日はやめておく」と入浴を見合わせました。かわりに足浴と着替えを行っています。次回また声をかけさせていただきます。
通所の帰り(お預かり物の返却)お預かりした昼のお薬は12時30分にお飲みいただきました。空になった袋はかばんの内ポケットに入れています。あわせて、タオル2枚をお返ししました。
通所の帰り(翌回のお願い)本日は上着が薄手で、送迎車の中で「ちょっと寒い」とおっしゃる場面がありました。次回は羽織るものを1枚ご用意いただけますと助かります。
ショートステイ 初日本日13時にお着きになりました。お部屋を一緒に確認し、洗面用具を棚の右側に置いています。夕食はおかずを全部召し上がりました。夜は21時に就寝され、22時の見回りでは眠っておられました。
ショートステイ 滞在中(夜の様子)昨夜は2時ごろに一度目を覚まされ、トイレに行かれました。その後は6時まで眠っておられます。日中に眠そうにされる場面はありませんでした。
ショートステイ 滞在中(食事)3食とも8割以上召し上がっています。とくに昨日の魚は全部召し上がり、「これは家でも食べたい」とおっしゃっていました。
ショートステイ 滞在中(お気持ち)2日目の夕方に「家はどうなってるかね」と3回お話しになりました。ご家族が明日お迎えに来られることをお伝えすると、「じゃあ待ってるか」と落ち着かれました。
ショートステイ 帰宅時の引き継ぎ滞在中の3日間、お通じは初日と3日目にありました。お薬はお預かりした分をすべてお飲みいただき、飲み残しはありません。かかとに赤みが出ていましたので、ご自宅でもかかとが布団に当たり続けないようご覧いただけますと助かります。
ショートステイ 帰宅時(持ち物)お持ち帰りいただくものは、着替え一式(洗濯済み・青い袋)、入れ歯ケース(黄色)、お薬の空袋です。ご自宅で数が合わない場合はご連絡ください。
訪問(生活援助)本日10時から11時までお伺いしました。台所の洗い物と、居間の掃除機がけを行っています。冷蔵庫の牛乳が本日までの日付でしたので、テーブルの上にメモを置きました。
訪問(身体介護)本日14時から15時までお伺いしました。着替えとおしもの清潔を行い、皮膚に赤み・傷はありませんでした。水分を200ミリリットル召し上がっています。
訪問(前回からの変化)前回置かせていただいたお茶が、本日そのまま残っていました。本日は目の前で200ミリリットル召し上がっていただいています。水分の量が気になりますので、しばらく毎回この欄に記載します。
訪問(次回のお願い)次回は木曜日の10時にお伺いします。玄関の電球が切れていましたので、交換用の電球をご用意いただけますと、こちらで取り替えます。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

体調が変わった日・転倒があった日・食事量が減った日・お薬の日(15例)

心配なことを伝えるときの型は、いつも同じ4つです。①起きた事実を省かない(時刻・場所・見えたこと)/②原因を決めつけない/③事業所として何をしたかを書く/④次にどうするかを書く。この4つが並んでいれば、ご家族は「隠されていない」と分かります。逆に①を柔らかくぼかすほど、後から知ったときの不信は大きくなります。なお、けがや病気の見立てを連絡帳に書くことは避け、看護職や医療機関に確認した事実を書く形にしてください。

場面そのまま貼れる完成文
熱があった日本日10時の検温で37.8度でした。ご本人は「少しだるい」とおっしゃっています。看護師に報告し、活動は休んで水分を多めにお勧めしました。14時の検温は37.2度です。ご帰宅後も熱をはかっていただき、上がるようでしたら、かかりつけの先生にご相談ください。
血圧がいつもと違った日朝の血圧が158/92で、いつも(130台)より高めでした。看護師に報告し、入浴は足浴に変更しています。11時に測り直したところ134/80でした。ご自宅でも本日中にもう一度測っていただけますと助かります。
転倒があった日本日14時20分、トイレから戻られる途中、廊下で尻もちをつかれました。職員はそばにおりましたが、支えきれませんでした。すぐに看護師が全身を確認し、腫れ・出血・変形は見当たりませんでした。ご本人は「大丈夫だよ」とおっしゃり、その後ご自分で歩いておられます。14時40分にお電話でご報告しました。夜から明朝にかけて、痛みや腫れが出ていないかご覧ください。事故の報告書を作成し、再発防止の検討を行います。
転倒(職員が見ていない場面)本日15時ごろ、居室で座り込んでおられるところを職員が発見しました。転ばれた瞬間を職員は見ておらず、経過は分かっておりません。ご本人は「立とうとしたら座っちゃった」とお話しされています。看護師が全身を確認し、けがは見当たりませんでした。15時30分にお電話でご報告しています。今後は同じ時間帯の見守りの回数を見直します。
ぶつけた・すり傷本日11時、車いすから立ち上がる際に左のすねをフットレストに当てられました。長さ2センチほどの赤みがあり、看護師が確認して保護しています。出血はありません。色が変わってこないか、ご自宅でもご覧ください。
あざを見つけた日本日、着替えの際に右の前腕に3センチほどの青あざを見つけました。いつできたものかは分かっておりません。ご本人にお尋ねしましたが「覚えてないな」とのことでした。看護師が確認し、腫れや痛みはありませんでした。ご自宅で心当たりがあればお知らせください。
食事量が減った日本日は昼食のごはんを3割、おかずを4割で残されました。いつもは8割以上召し上がっています。「あまりおなかがすかない」とお話しされていました。おやつは全部召し上がっています。しばらく食事の量をこの欄に記録します。ご自宅での夕食の様子もお知らせいただけますと助かります。
水分が進まなかった日本日召し上がった水分は450ミリリットルで、いつも(900ミリリットル前後)の半分ほどでした。冷たいお茶より温かいほうじ茶を好まれるご様子でしたので、次回は温かいものを中心にお出しします。
むせ込みがあった日昼食のみそ汁でむせ込みが2回ありました。背中をさすって落ち着かれた後、残りはとろみをつけてお出ししたところ、むせずに召し上がっています。看護師に報告済みです。次回受診の際、かかりつけの先生にこの様子をお伝えいただけますと助かります。
お薬を飲み忘れた日本日、お預かりした昼のお薬をお渡しし忘れ、12時30分の服薬ができておりませんでした。13時10分に気づき、看護師に報告のうえ、13時20分にお電話でご報告しました。お薬は袋のままお返ししています。今後の対応として、お渡しの際にお薬の袋を職員2名で確認する手順に変更いたします。ご迷惑をおかけし申し訳ありません。
お薬が残っていた日お預かりしたお薬のうち、朝の1包が袋に残っていました。ご自宅で飲まれたかどうかが分かりませんでしたので、こちらではお渡ししておりません。そのままお返ししていますので、ご確認をお願いいたします。
お通じが出ていない日連絡帳の記載では、お通じが4日出ていないご様子です。本日、ご本人は「おなかは張ってない」とお話しされ、食事は8割召し上がっています。看護師に報告しました。ご自宅で出た日をこの欄に書いていただけますと、こちらでも続けて確認いたします。
眠れていない様子の日本日は午前中からうとうとされる時間が長く、合わせて2時間ほどでした。「夜、なかなか寝つけなくてね」とお話しされています。日中は日の当たる席で過ごしていただき、午後は体を動かす活動にお誘いしました。
いつもと様子が違った日本日は朝から言葉が少なく、こちらの問いかけにうなずくだけの場面が続きました。いつもはご自分から話しかけてくださる方です。体温36.5度、血圧130/78で、いずれもいつも通りでした。看護師に報告しています。ご自宅でも様子が続くようでしたら、かかりつけの先生にご相談ください。
他の方とのやりとりがあった日本日、同じテーブルの方と席のことで言葉のやりとりがありました。職員が間に入り、席を離してお座りいただいたところ、その後は落ち着いてお過ごしです。おけがはありません。相手の方については、こちらではお伝えできない決まりとなっております。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

ご家族からの記載への返事(12例)

連絡帳は一方通行ではありません。ご家族の欄に書かれたことに返事がないと、次の週から欄は空白になります。返事で守るべき線は1つ。医療にかかわる問いに、事業所が見立てを答えないことです。「看護師に確認します」「かかりつけの先生にお尋ねください」と橋渡しの形にしてください。要望やお叱りに近い内容には、まず受け止め、事実を確かめ、いつまでに返すかを書くのが基本です。

ご家族から書かれた内容そのまま貼れる返事の完成文
要望(お風呂の時間)お風呂を午前中にというご希望、承りました。来週の火曜日から午前の順番でご案内できるか、送迎の時間と合わせて調整し、金曜日までにこの欄でご返事いたします。
要望(水分をもっと)水分をもう少しというご希望、承りました。本日から、お茶をお出しした時刻と量をこの欄に毎回記載いたします。お好みの温度や飲み物がありましたらお書きください。
要望(写真を見たい)活動の様子のお写真をというご希望、ありがとうございます。行事の日を中心に、お撮りしたお写真を月に1回お渡しする形でよろしいでしょうか。ご本人の同意についても、あらためて確認いたします。
要望(連絡帳をもっと詳しく)記載が短いとのご指摘、ありがとうございます。本日から、食事の量・水分の量・トイレの回数・活動での様子の4点を毎回書かせていただきます。ほかに知りたい項目がありましたらお書きください。
お叱りに近い内容(持ち物の間違い)他の方のタオルが混ざっていた件、ご不快な思いをおかけし申し訳ありません。本日、洗濯物の受け渡しの手順を職員間で見直し、お名前の確認を2名で行う形に変更いたしました。あらためて管理者よりお電話でご説明いたします。
お叱りに近い内容(説明がなかった)先週のお迎えの遅れについて、その日のうちにご説明できておらず申し訳ありません。当日は道路の工事で20分遅れておりました。今後、10分以上の遅れが見込まれる場合はお電話でご連絡いたします。
お叱りに近い内容(本人が嫌がっている)ご本人が行きたがらないとのこと、お知らせいただきありがとうございます。こちらでも思い当たる場面がないか、その日に関わった職員に確認いたします。来週火曜日までに、管理者よりお電話でご相談させてください。
医療的な質問(薬の量)お薬の量についてのお尋ね、ありがとうございます。お薬の内容や量については、こちらではお答えできない決まりとなっております。次回の受診の際に、かかりつけの先生か薬局にご確認ください。本日お預かりした分の飲み残しの有無は、この欄に毎回記載いたします。
医療的な質問(むくみの原因)足のむくみについてのお尋ね、ありがとうございます。原因については、こちらでは判断いたしかねます。事業所の看護師に本日の様子を伝え、あわせて、かかりつけの先生にご相談いただけますようお願いいたします。こちらで見えた範囲では、夕方に靴下の跡が残る日が今週3日ありました。
医療的な質問(このあざは何か)あざについてのお尋ね、ありがとうございます。原因についてはこちらでは分かりかねます。本日、看護師が大きさ(3センチ)と色を確認し、記録に残しました。受診の際にこの記録をお持ちいただけるよう、写しをご用意いたします。
お礼あたたかいお言葉をありがとうございます。職員全員に読み上げてお伝えしました。ご本人が昨日、体操を最後まで続けられたことも、皆で喜んでおります。
お礼(差し入れ)お心遣いをいただきありがとうございます。事業所の決まりで、飲食物のお受け取りは控えさせていただいております。お気持ちだけありがたく頂戴いたしました。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

物足りない書き方と伝わる完成文|連絡帳だけの2列対照(46組)

ここは、他の記録(サービス提供記録・申し送り・報告書)ではなく連絡帳だけに起きる崩れを集めた表です。左の列は、書いた側には意味が通っているのに、ご家族が読むと何も分からない書き方。右の列は、そのまま貼れる完成文です。右の列は「誰が・いつ・どこで・何を見たか」と「事業所が何をしたか」で作られています。

日常の様子・食事・排泄(24組)

物足りない書き方そのまま貼れる完成文
変わりなく過ごされました体温36.6度、血圧124/76。昼食は全部召し上がり、午後は塗り絵を1枚仕上げられました。いつも通りの一日でした。
いつも通りですトイレは9時・11時・14時の3回、いずれもご自分で歩いて行かれました。ここ1週間、同じ回数で続いています。
穏やかでした大きな声を出される場面はなく、窓際の席で1時間ほど外を眺めて過ごされました。「今日は天気がいいね」とお話しされています。
ご機嫌がよかったです職員が方言でお話しすると声を出して笑われ、そのまま10分ほど昔のお話をしてくださいました。
あまり良くなかったです朝から言葉が少なく、問いかけにうなずくだけの場面が午前中続きました。体温36.5度、血圧128/74でいつも通りです。看護師に報告しています。
お元気そうでした座ったままの体操に10分間参加され、腕を上げる動きは先週より高く上がっていました。
食事は普通でした昼食はごはん8割・おかず全部召し上がりました。魚の煮つけを「味がちょうどいい」とおっしゃっていました。
食欲不振です昼食のごはんを3割、おかずを4割残されました。いつもは8割以上です。「おなかがすかない」とお話しされ、おやつは全部召し上がっています。
水分摂取量少なめ本日召し上がった水分は450ミリリットルで、いつも(900ミリリットル前後)の半分ほどでした。温かい飲み物のほうが進んでおられました。
むせあり昼食のみそ汁でむせ込みが2回ありました。背中をさすると落ち着かれ、とろみをつけた後はむせておられません。看護師に報告済みです。
全量摂取ごはんもおかずも汁物も、すべて召し上がりました。スプーンを使ってご自分で最後まで食べておられます。
排泄自立トイレはご自分で行かれ、着脱もご自分でされています。お手伝いは、扉の外で待つことだけです。
失禁あり14時ごろ、トイレが間に合わないことが1回ありました。ご本人が気にされていたため、他の方の目に触れないようお声かけして着替えていただきました。
便2回お通じは10時と14時の2回ありました。どちらも普段と同じ硬さで、腹痛のご様子はありませんでした。
入浴拒否入浴は「今日はやめておく」と気が進まないご様子でした。無理にはお誘いせず、足浴と着替えを行っています。次回また声をかけさせていただきます。
入浴介助実施10時30分に入浴されました。湯船に5分つかられ、洗身は背中だけお手伝いしています。皮膚に赤み・傷はありませんでした。
更衣一部介助着替えは、上着のそでを通すところまでご自分でされ、ボタンだけお手伝いしました。「今日は自分でやってみる」とおっしゃっています。
口腔ケア実施食後の歯みがきをご自分で3分ほど行われ、仕上げに職員が奥歯を磨きました。入れ歯は洗って黄色のケースに入れ、かばんの右ポケットに入れています。
臥床傾向13時から14時まで、椅子に座ったままうとうとされていました。お声をかけるとすぐに目を開けて返事をされています。
離床促す午後は日の当たる席にお誘いし、16時まで起きて過ごされました。「ここは気持ちいいね」とお話しされています。
歩行見守り廊下の歩行は手すりを持ってご自分で行い、職員は後ろで見守りました。ふらつく場面はありませんでした。
ADL変化なし立ち上がり・歩行・着替えのいずれも、先週と同じくご自分でされています。お手伝いした場面は本日ありませんでした。
レク参加音楽の時間に「ふるさと」を最後まで歌われました。歌い終えて「学校で習ったんだよ」とお話しされています。
レク不参加体操はご覧になるだけで、参加はされませんでした。「見てるほうが好きなんだ」とおっしゃっています。午後の歌は参加されました。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

心配ごと・伝え方・ご家族への言葉づかい(22組)

物足りない書き方そのまま貼れる完成文
少し転びそうになりました14時20分、トイレから戻られる途中、廊下で尻もちをつかれました。看護師が全身を確認し、腫れ・出血・変形は見当たりませんでした。14時40分にお電話でご報告しています。
大事には至りませんでした看護師が確認したところ、腫れ・出血はありませんでした。その後ご自分で歩いておられます。夜から明朝にかけて、痛みが出ていないかご覧ください。
ご本人の不注意です床にわずかな水滴があり、その付近で滑られました。発見後すぐに拭き取り、同じ時間帯の床の確認回数を1日2回から4回に増やします。
職員が目を離した隙に職員は3メートル離れた場所で他の方の対応をしており、転ばれた瞬間は見ておりません。今後は同じ時間帯の職員の配置を見直します。
脱水ぎみだと思われます本日の水分は450ミリリットルで、いつもの半分ほどでした。看護師に報告しています。判断はいたしかねますので、ご心配な場合はかかりつけの先生にご相談ください。
風邪をひいたようです10時の検温で37.8度、痰がからんだ咳が5回ありました。看護師に報告し、水分を多めにお勧めしています。原因については、かかりつけの先生にご確認ください。
認知症が進んだようです本日は「今日は何日かな」というお尋ねが4回ありました。先週は1回でした。見えた範囲の事実としてお伝えします。判断は受診の際に先生にご相談ください。
薬が合っていないのでは午後にうとうとされる時間が、今週は3日続けて2時間を超えています。事実としてお伝えします。お薬のことは、かかりつけの先生か薬局にご確認ください。
ご家族の見守りが足りませんご自宅での夜間の様子について、お気づきの点をこの欄にお書きいただけますと、こちらの見守りにも役立てられます。
ご家族の理解が得られません先日お伝えした内容について、ご不明な点があればお書きください。管理者より、あらためてお電話でご説明いたします。
ご自宅での対応をお願いしますかかとに赤みが出ていました。ご自宅でも、かかとが布団に当たり続けていないかご覧いただけますと助かります。クッションの当て方は、次回お迎えの際に職員がご説明いたします。
また同じことがありました今週、トイレが間に合わない場面が火曜と本日の2回ありました。いずれも14時前後でしたので、来週から13時30分にもお声かけを追加します。
◯◯さんと喧嘩されました同じテーブルの方と席のことで言葉のやりとりがありました。職員が間に入り、席を離してお座りいただいたところ落ち着かれました。おけがはありません。
隣の席の△△様が転倒され本日、フロアで転倒がありましたが、ご本人ではありません。ご本人はその場から離れた席におられ、影響はありませんでした。
正直、対応に困っています15時前後に落ち着かないご様子が続いています。窓際でお茶を飲みながらお話をうかがうと座って過ごされました。ご自宅で効果のあった声のかけ方があればお教えください。
もう少し頑張ってほしいです体操は本日ご覧になるだけでした。ご本人が「見てるほうが好き」とおっしゃっており、次回は座ったままできる内容でお誘いします。
「今後、絶対に転ばせません」今後は、同じ時間帯の見守りの回数を増やし、床の確認を1日4回に変更します。あわせて事故の報告書を作成し、再発防止の検討を行います。
すぐ良くなると思います14時の検温は37.2度で、10時(37.8度)より下がっています。この先については分かりかねますので、ご帰宅後も熱をはかっていただけますようお願いいたします。
お薬を飲ませ忘れました。すみませんお預かりした昼のお薬をお渡しし忘れ、12時30分の服薬ができておりませんでした。13時10分に気づき、看護師に報告のうえ13時20分にお電話でご報告しています。今後はお渡しの際に職員2名で袋を確認する手順に変更いたします。
連絡帳に書いておきましたので本日のできごとは急ぎでしたので、14時40分にお電話でご報告し、あわせてこの欄にも記録を残しました。
詳しくはご来所の際に本日の経過をこの欄に記載しました。さらに詳しくお聞きになりたい場合は、管理者よりお電話でご説明いたします。ご都合のよい時間帯をお書きください。
特に問題はありませんでした本日は転倒・むせ込み・体調の変化はありませんでした。食事は8割、水分は900ミリリットル、トイレは5回で、いずれもここ1週間と同じくらいです。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

書かないことと、記録として残る意味|確認文書との対照(4表)

連絡帳はご家族の手元に残り、ご本人やご家族の求めに応じて示すことのある書きものです。だからこそ、書いてよいことと書かないことの線を、事業所として決めておく必要があります。ここでは①書かないこと、②厚生労働省「介護保険施設等運営指導マニュアル」別添1で家族への連絡が確認文書として現れる欄、③自治体が公表している指摘、④事業所として決めておく運用、の4点を表にしました。

連絡帳に書かないこと(14項目)

書かないこと理由代わりの書き方
他のご利用者の氏名連絡帳はご家族の手元に残るため、他の方の情報が事業所の外に出る「同じテーブルの方」「同じ送迎車の方」と書く
他のご利用者に起きたできごとご本人の記録ではなく、他の方の情報にあたるご本人への影響だけを書く(「ご本人はその場から離れた席におられました」)
病名・診断にあたる言葉事業所の見立てを断定として残すことになる見えた事実を書き、「かかりつけの先生にご確認ください」で結ぶ
お薬の効き目・量についての見解事業所が判断する事柄ではない飲まれた時刻と飲み残しの有無だけを書き、確認先をお伝えする
職員の個人的な感想・評価読み手によって受け取り方が大きく変わる「〜だと思います」を外し、見えた場面と発言をそのまま書く
ご家族を評価する表現ご家族が読む前提の書きもので、関係を損ねる依頼の形にする(「〜していただけますと助かります」)
ご本人の人柄を決めつける言葉「わがまま」「頑固」等は記録として残ると取り返しがつかないその場面で見えた言動を書く(「3回お尋ねがありました」)
職員個人の連絡先事業所を通さないやりとりが生まれる事業所の代表電話と受付時間を記載する
他の職員への不満・職員間の伝達職員どうしの引き継ぎは連絡帳の役割ではない事業所内の申し送りの仕組みで扱う
約束できないこと「次からは絶対に」は守れないと不信になる実行できる手順に言い換える(「職員2名で確認する手順に変更します」)
推測で書いた原因後から違ったときに訂正がきかない「原因については分かっておりません」と書き、確認した事実を並べる
時刻・場所のない出来事後で確かめようがなく、記録として弱い「14時20分、廊下で」のように時刻と場所を入れる
訂正の跡が分からない書き直し塗りつぶすと、何を直したのかが残らない二重線で消し、訂正した日付と記入者名を添える
急を要することを連絡帳だけで伝えること読まれるのは帰宅後になる先に電話でお伝えし、そのうえで連絡帳にも経過を残す

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

別添1で「家族への連絡」が確認文書に現れる欄(8欄)

あらかじめ申し添えます。厚生労働省「介護保険施設等運営指導マニュアル」別添1のなかに、「連絡帳」という名称の確認項目・確認文書は確認できませんでした。また、自治体が公表している指摘事例のなかにも、「連絡帳」そのものを名指しした指摘は確認できませんでした。連絡帳が運営指導の場に出てくるとすれば、下表のように「家族等への報告記録」「サービス提供記録」といった確認文書の一部としてです。連絡帳がその役割を兼ねている事業所では、書き方がそのまま記録の質になります。

別添1の確認項目別添1に記載された確認内容(要旨)別添1に挙げられた確認文書連絡帳との関わり/貴事業所の運用(記入欄)
事故発生時の対応市町村、家族、居宅介護支援事業者等に報告しているか。事故状況、対応経過が記録されているか事故対応マニュアル/市町村、家族、居宅介護支援事業者等への報告記録/再発防止策の検討の記録/ヒヤリハットの記録(記入欄:家族への報告を電話で行い、連絡帳にも経過を残す運用か。連絡帳の記載を報告記録として扱うか)
サービス提供の記録日々のサービスについて、具体的な内容や利用者の心身の状況等を記録しているかサービス提供記録/送迎記録(記入欄:連絡帳とサービス提供記録が別綴りか、同一の様式か)
内容及び手続の説明及び同意利用申込者又はその家族への説明と同意の手続きを取っているか重要事項説明書(利用申込者又は家族の同意があったことがわかるもの)/利用契約書(記入欄:連絡帳の記載内容・写真の扱いを重要事項説明書で説明しているか)
苦情処理苦情受付の窓口があるか。苦情の受付、内容等を記録、保管しているか苦情の受付簿/苦情者への対応記録/苦情対応マニュアル(記入欄:連絡帳に書かれたご意見を苦情受付簿へ移す手順があるか)
緊急時等の対応緊急時対応マニュアル等が整備されているか。緊急事態が発生した場合、速やかに主治の医師へ連絡しているか緊急時対応マニュアル/サービス提供記録(記入欄:連絡帳ではなく電話で伝える事柄の線引きを定めているか)
秘密保持等利用者の情報及び家族の情報の取扱いについて定めがあるか従業者の秘密保持誓約書等(記入欄:連絡帳に他の利用者の情報を書かない旨を職員に周知しているか)
身体的拘束等(該当する施設・事業)やむを得ない場合を除き、身体的拘束等を行っていないか。家族等に確認をしているか入所(入居)者の記録/家族への確認書(記入欄:家族への説明を連絡帳で行っていないか。別様式で残しているか)
虐待の防止虐待の発生・再発防止のための対策を検討する委員会を開催しているか委員会の開催記録/研修計画、実施記録(記入欄:連絡帳に書かれた家族からの訴えを委員会に上げる経路があるか)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

家族への連絡・報告について公表されている指摘(10件)

下表は、自治体が公表している資料に記載された指摘のうち、ご家族への連絡・報告・説明にかかわるものを抜き出したものです。繰り返しになりますが、いずれも「連絡帳」を名指ししたものではありません。ご家族への連絡が記録として残っているか、という点が共通しています。

公表されている指摘(要旨)資料に挙げられた確認文書公表元
事故発生時に、利用者家族や介護支援専門員等に連絡した記録が残されていない。事故の再発防止のための検討がされていない、検討内容が具体的に記録されていない。「よく注意する」等、職員に対応を任せるのではなく原因を分析するよう求めている事故報告書/家族・介護支援専門員への連絡記録/事故対応マニュアル/再発防止の検討記録宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(各サービスに共通する事項)」
過去約2年間で骨折等の事故が発生しているが保険者へ報告していない。保険者に報告が必要となる事故の程度を把握していない事故報告書(事業所様式)/保険者への提出控え/家族・介護支援専門員への連絡記録/ヒヤリハット記録仙台市介護事業支援課「令和6年度 運営指導方針・令和5年度 運営指導結果等【居宅サービス指導係 所管サービス】」
誤薬・転倒等、介護事故として記録すべきものをヒヤリ・ハット事例として記録している。事故・ヒヤリハット・苦情の記録は分けて保存・整備するよう求めている事故報告書/ヒヤリ・ハット記録/苦情記録/再発防止策の検討記録/従業者への周知記録神戸市「介護保険サービス事業運営上の留意事項(居宅通所)」(令和7年3月)
誤薬の案件で事故報告書が提出されていない。事故報告書を提出すべき案件をヒヤリハットで処理している。誤薬(他人の薬を飲む、飲み忘れ、落薬など)についても事故報告の対象であることが示されている事故報告書(提出控え)/ヒヤリハット記録/服薬管理記録/事故発生時の対応指針津山市環境福祉部高齢介護課「令和5年度 津山市 地域密着型サービス事業者 集団指導資料」
事故の状況及び事故に際して採った処置について記録されていない。原因の究明や再発防止策がとられていない。事故の発生から関係機関等への報告方法など対応経過が不明確事故報告書(状況・処置・原因・再発防止策)/行政への報告控え/事故防止指針/委員会記録/研修記録北海道後志総合振興局「実地指導における主な指摘事項について」(資料3-2)
事故発生の防止の観点から、ヒヤリハット事例の報告を増やすこと。運営指導においては介護事故の件数よりヒヤリハット報告の件数の方が少ないといった事例が見受けられる。取組例として様式の簡素化・記載例の作成・研修等を通じた趣旨説明が示されているヒヤリハット報告書/事故報告書/事故発生防止検討委員会議事録/職員へのフィードバック記録/研修実施記録名古屋市「運営指導に係る主な指摘事項(介護保険施設版)」(令和5年1月5日)
事故の状況や講じた処置を記録しておらず、詳細・対応・再発防止策が不明確。保険者への事故報告を行っていない事故報告書/ヒヤリハット報告書東京都「運営指導における主な指摘事項」(訪問看護)
事業所の苦情対応窓口や外部機関(保険者・国保連)の窓口を重要事項説明書に記載していない重要事項説明書/苦情受付記録東京都「運営指導における主な指摘事項」(訪問看護)
苦情相談窓口に、事業所の担当者名・電話番号・対応時間、実施地域すべての保険者の担当課名・電話番号、県国民健康保険団体連合会の苦情相談専用電話番号のすべてを記載することが示されている重要事項説明書/重要事項の掲示/苦情対応記録/運営規程埼玉県福祉部福祉監査課「運営指導での主な指摘事項に関するQ&A ー介護保険 居宅サービス事業所ー」(令和8年4月)
利用者等への説明の際に、利用者等に関する記録を活用した説明資料を作成し、その写しを提供していることが確認できない。療養や死別に関する利用者及び家族の精神的な状態の変化及びこれに対するケアが記載されていない説明資料およびその写しの交付記録/看取り介護の記録/ケアカンファレンスの記録久留米市介護保険課育成・支援チーム「近年の運営指導における主な指摘事例」(令和5年度作成)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

事業所として決めておく運用(12項目・記入欄つき)

連絡帳は様式が法令で決まっているものではないため、事業所ごとに運用を決めて職員に周知しているかどうかで書きぶりが揃います。下表の右列に、貴事業所の決めごとを書き込んでご利用ください。なお、加算・届出に関する事柄が含まれる場合は保険者にご確認ください。なお、介護保険法に基づく届出書類の作成・提出代行は社会保険労務士の業務です。

決めておく事柄決めておかないと起きること貴事業所の運用(記入欄)
電話で伝える事柄と、連絡帳に書く事柄の線引き急を要する内容が帰宅後まで届かない(記入欄)
連絡帳を書く時間帯と、書く職員送迎直前にまとめ書きになり、内容が薄くなる(記入欄)
記入者名を残すかどうか後から確認したいときに、誰に聞けばよいか分からない(記入欄)
訂正の仕方(二重線・訂正日・記入者名)塗りつぶしが残り、記録としての信頼を欠く(記入欄)
連絡帳の写し・控えを事業所に残すかどうかご家族の手元にしか残らず、後から確認できない(記入欄)
連絡帳の記載をサービス提供記録に転記するかどうか同じ内容を二度書くか、どちらかが抜ける(記入欄)
ご家族の記載への返事の期限返事がないまま欄が空白になり、やりとりが止まる(記入欄)
医療にかかわる問いへの返し方職員ごとに答えが違い、後で食い違う(記入欄)
ご意見・お叱りを苦情受付簿へ移す手順連絡帳の中だけで消え、事業所として検討されない(記入欄)
お写真を載せる際の同意の取り方同意の範囲があいまいなまま外に出る(記入欄)
他の利用者に触れない書き方の周知職員によって書きぶりが割れる(記入欄)
連絡帳を紛失したときの対応いつ・どこで無くしたかが分からず、説明ができない(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

よくある質問(FAQ)

連絡帳には何を書きますか?
その日の体調や活動の様子、家族へのお願いや連絡事項を、分かりやすい言葉で書きます。
書くときのコツは?
専門用語を避け、良かった様子も具体的に伝えると、家族の安心につながります。
注意する点は?
事実を正確に、家族が読んで不安にならない配慮のある表現を心がけます。
カイポケを使っていないのですが、どうすればよいですか?
カイポケをご利用中でなくても、神マナは単体で問題なくご利用いただけます。「マナドライブ」で帳票類の管理・網羅もでき、まず神マナを導入して後からカイポケを連携することも可能です。カイポケの導入をご希望の際は、当社からサポート担当へお繋ぎします。詳しくは「カイポケ導入相談・お見積り」の案内ページをご覧ください。
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場面別|連絡帳の文例(家族へ伝わる書き方)

連絡帳はご家族が読むものです。専門用語を避け、「今日どうだったか」と「ご家庭でお願いしたいこと」の2つに絞ると伝わります。

場面連絡帳の文例
体調(変わりなし)本日も落ち着いてお過ごしでした。体温36.4度、お食事も主食8割ほど召し上がっています。
体調(発熱)15時に37.6度の発熱がございました。看護師が確認し、水分をお取りいただいています。ご帰宅後もご様子を見ていただけますでしょうか。
食事お昼は主食8割、おかず7割を召し上がりました。おみそ汁で1度むせ込みがありましたので、とろみを加えております。
食欲の低下本日はお食事が進まず、主食3割でした。「においが気になる」とおっしゃっていました。
水分午前・午後で合わせて500mLほどお飲みいただいています。
入浴本日ご入浴されました。背中を洗うお手伝いをし、浴槽の出入りは見守りで行っていただきました。
入浴の中止血圧が高めでしたので、本日のご入浴は見合わせ、体を拭かせていただきました。
排泄トイレでの排泄がご自身でできています。
活動午前の体操に最後までご参加いただきました。
レクリエーション折り紙をされ、「昔よくやった」とお話しくださいました。鶴を2羽折られています。
会話同じテーブルの方と10分ほどお話しされ、笑顔が見られました。
リハビリ機能訓練で足の運動を10回2セット行いました。お疲れの様子はありません。
歩行廊下を歩行器で20mお歩きになりました。前回より距離が伸びています。
転倒10時ごろ、お部屋で床に座り込んでいらっしゃるところを職員が見つけました。おけがはなく、看護師も確認しております。
内出血右腕に小さな内出血がありました。ご本人にお心当たりはないとのことです。念のためお知らせします。
皮膚おしりに少し赤みがありました。姿勢を変える回数を増やしております。
お薬お預かりしたお薬をお昼にお飲みいただきました。
お薬の残り明日の分のお薬が不足しております。ご準備をお願いできますでしょうか。
持ち物タオルが不足しております。次回2枚お持ちください。
お願い爪が伸びておりました。ご自宅で切っていただけますでしょうか。
ご様子の変化いつもよりお言葉が少なく、日中横になっていらっしゃる時間が長くなっています。
うれしい変化ご自分から他の方に話しかける場面が2回ありました。
ご家族への相談夜間のご様子について、次回お迎えの際に少しお話しさせてください。
行事の案内来週の水曜日に夏祭りを行います。ご家族もご参加いただけます。

書き方で気をつけること

避けたい書き方言い換え
「特変なし」「お食事・排泄・睡眠とも、いつもどおりでした」
「拒否あり」「『今日はやめておく』とおっしゃいました」
「不穏」「落ち着かないご様子で、同じことを何度かお尋ねになりました」
「徘徊」「玄関のあたりを歩いていらっしゃいました」
「全介助」「立つことが難しいため、2名でお手伝いしました」
「摂取量少量」「主食3割ほどでした」
「バイタル正常」「体温36.4度、血圧128/76でした」
「ADL低下」「歩ける距離が、先月より短くなっています」
専門用語をそのままご家族が分かる言葉に置き換える
よくないことだけ書くできたこと・うれしかった場面も1つ書く

ケアマネジャーや主治医への報告は介護の報告書の書き方をご覧ください。連絡帳とは書き分けます。

連絡帳も記録として保存の対象になります。年限は介護記録の保存期間と個人情報の扱いをご覧ください。

この記事の執筆・編集

介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。

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