公開日 2026年6月28日 最終更新日 2026年7月17日
訪問介護のアセスメント(課題分析)は、訪問介護計画書の土台になる大切な業務です。サービス提供責任者が利用者の生活の様子や困りごとを把握し、ニーズを整理することで、的確な計画につながります。本記事では、訪問介護のアセスメントの書き方を、把握する項目と記入例つきで解説します。
訪問介護のアセスメントとは
アセスメントとは、利用者の心身の状況や生活環境、本人・ご家族の意向を把握し、生活全般の課題(ニーズ)を整理することです。訪問介護では、ケアマネジャーの居宅サービス計画をふまえ、サービス提供責任者が訪問介護として何を支援するかを見極めます。
アセスメントで把握する項目
- ADL・IADL――起居・移動・排泄・入浴・食事、調理・掃除・買物など
- health――既往歴・服薬・主治医の指示・医療的ケアの有無
- 生活環境――住まいの状況・段差・福祉用具・同居家族
- 本人・家族の意向――どう暮らしたいか、何に困っているか
- 既存のサービス――他の介護サービスの利用状況
書き方のポイント
- 事実と意向を分ける――観察した事実と、本人の希望を区別して書く。
- 生活課題を具体的に――「できない」だけでなく、何がどう困るかまで。
- 残存能力に着目する――できることを活かす視点で記録する。
- 居宅サービス計画と整合させる――ケアプランの目標とつなげる。
記入例(文例)
記入例(文例)
心身の状況:右片麻痺により、立ち上がりと移動に見守りが必要。トイレまでの移動でふらつきがある。
本人・家族の意向:本人「自分のことはできるだけ自分でしたい」。長女より「日中独居のため入浴の安全が心配」との意向。
生活課題(ニーズ):転倒の不安なく、トイレ・入浴を行いたい。身体介護による見守りと一部介助が必要。
よくある間違い
- 「全介助」など大まかで、できる動作・できない動作が分からない
- 本人の意向が書かれず、支援者目線だけになっている
- 居宅サービス計画と訪問介護のアセスメントがつながっていない
話すだけで、アセスメントを記録できる
介護記録AI「神マナ」の訪問介護マナは、訪問やアセスメント面談の内容をスマートフォンへ話すだけで、AIが記録のかたちに整理します。実施サービス報告・計画書の下書きまでつながり、記録時間を最大85%削減。作成した記録はカイポケへ自動転記できます。利用者さま3名まで・期限なく無料でお試しいただけます。
訪問介護アセスメントの記入例(コピペ可)
アセスメントで把握する項目と、確認・記入のポイントです(表の右上ボタンからExcel/CSVにコピーできます)。ここで整理したニーズが、計画書の目標・援助内容につながります。
| 把握する項目 | 確認・記入のポイント |
|---|---|
| 本人の意向・希望 | 「どう暮らしたいか」を本人の言葉で。生活歴や大切にしてきたことも。 |
| 家族の状況・意向 | 介護者の有無・負担、家族の希望や協力体制 |
| 心身の状態(ADL・IADL) | 移動・食事・排泄・入浴、調理・買い物・服薬などの自立度 |
| 生活環境・住環境 | 住まいの段差・手すり、周辺環境、社会とのつながり |
| 既往歴・服薬・医療 | 疾患、服薬状況、主治医との連携、医療的ケアの有無 |
| 生活課題(ニーズ)の抽出 | 望む生活と現状のギャップを整理し、優先度をつける |
よくある質問(FAQ)
訪問介護のアセスメントでは何を把握しますか?
ケアマネのアセスメントとの違いは?
ニーズはどう抽出しますか?
アセスメントの記録を効率化するには?
カイポケを使っていないのですが、どうすればよいですか?
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この記事の執筆・編集
介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)
介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。
