公開日 2026年6月22日 最終更新日 2026年7月17日
個別機能訓練計画書は、利用者一人ひとりの生活機能の向上を目指して、訓練の目標と内容を定める書類です。個別機能訓練加算の算定にも欠かせません。書き方を整理します。
個別機能訓練計画書とは
機能訓練指導員を中心に多職種が連携して作成し、定期的(おおむね3か月ごと)に見直します。単に身体機能を上げるだけでなく、「自宅で〜できる」といった生活の場面に即した目標を立てることが重視されます。
主な記載項目
- 長期・短期の目標(生活機能の向上)
- 訓練の内容・方法
- 頻度・時間・担当者
- 本人の興味・関心、自宅での生活状況
- 評価(達成度・見直し)
書き方のポイント
- 生活に即した目標――「歩ける」ではなく「トイレまで自分で歩ける」など、生活の場面で書く。
- 興味・関心を反映――本人がやりたいことを目標や活動に取り入れる。
- 自宅の状況を把握――必要に応じて自宅を訪問し、環境をふまえる。
- 評価して見直す――達成度を確認し、次の計画に反映する。
記入例
短期目標:手すりを使って浴室の出入りができる。
訓練内容:下肢筋力・バランス訓練、立ち座りの反復、またぎ動作の練習。週2回・各20分。
評価:3か月後に動作の安定性を再評価し、目標を更新する。
よくある質問(FAQ)
Q. どのくらいの頻度で見直しますか?
A. おおむね3か月ごとに評価・見直しを行います。状態が変われば随時見直します。
Q. 通所介護計画書との関係は?
A. 通所介護計画書の目標と整合させ、機能訓練の部分を具体化したものと考えると分かりやすいです。
計画書づくりを効率化する
介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」の通所向け機能(通所介護マナ)は、記録から計画書・評価の下書きを作成し、多職種での作成・見直しを後押しします。利用者さま3名まで、期限なく無料でお試しいただけます。
個別機能訓練計画書の記入例(コピペ可)
個別機能訓練計画書の記載項目と記入例です(表の右上ボタンからExcel/CSVにコピーできます)。通所介護計画書の目標と整合させ、生活の目標につながる訓練内容にします。
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 長期目標 | 自宅内を手すりや歩行器で安全に移動し、在宅生活を続けられる(6か月) |
| 短期目標 | 下肢の筋力が向上し、10メートルを見守りで歩ける(3か月) |
| 訓練内容(プログラム) | 下肢筋力運動、立ち上がり訓練、歩行訓練、バランス練習 |
| 実施時間・頻度 | 1回20分・週2回、通所時に個別で実施 |
| 留意点・中止基準 | 血圧・自覚症状を確認し、めまい・胸痛時は中止。転倒に留意 |
| 評価の時期 | 3か月ごとに評価し、目標と内容を見直す |
よくある質問(作成のポイント)
個別機能訓練計画書は誰が作成しますか?
目標はどう立てますか?
個別機能訓練加算との関係は?
計画書の作成を効率化するには?
カイポケを使っていないのですが、どうすればよいですか?
通所介護(デイ)の実務ガイド
この記事の執筆・編集
介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)
介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。
