【令和8年度】介護テクノロジー補助金の申請をサポート

訪問介護の身体介護と生活援助の違い|区分と具体例・注意点

訪問介護の「身体介護」と「生活援助」は、報酬区分も考え方も異なります。「どちらで算定する?」「家事はどこまで?」と迷う場面に向けて、違いと具体例、記録での書き分けを整理します。

記録の書き方は訪問介護のサービス提供記録(実施記録)の書き方をご覧ください。

あわせて読みたい:訪問介護の加算一覧。区分と単位数を令和8年6月改定対応で整理しています。

身体介護とは

身体介護は、利用者の身体に直接触れて行う介護です。食事・入浴・排泄・着替え・移乗の介助などが該当します。自立を促すために、本人と一緒に行う見守り的な援助も身体介護に含まれる場合があります。

生活援助とは

生活援助は、本人が自分で行うことが難しい日常生活の家事を代わりに行う援助です。掃除・洗濯・調理・買い物などが該当します。原則として、利用者本人のための援助に限られます。

区分の境界と注意点

  • 取扱いを確かめておきたいもの――同居家族がいる場合の家事、大掃除や庭の手入れ、来客対応、ペットの世話、本人以外のための家事など。生活援助の範囲については告示・通知に定めがあります。個々の取扱いは保険者(指定権者)にご確認ください(記入欄)。
  • 自立支援の視点――できることまで代行せず、本人の力を活かす援助を心がける。

計画書・記録での書き分け

訪問介護計画書やサービス提供記録では、提供したサービスが身体介護か生活援助かを明確に区分して記載します。区分があいまいだと、算定や監査で問題になることがあります。

身体介護・生活援助の具体例

  • 身体介護として整理されている例(告示・通知に示されているもの)……食事介助、入浴・清拭、排泄介助、更衣、体位変換、移乗、服薬の介助、自立支援のための見守り的援助。
  • 生活援助として整理されている例(告示・通知に示されているもの)……掃除、洗濯、調理、買い物、ベッドメイク、ゴミ出し(いずれも利用者本人のための範囲)。個々の取扱いは保険者(指定権者)にご確認ください。

判断が割れる「グレーゾーン」の代表例

身体介護か生活援助かで迷うのは、たいてい次の場面です。どちらに寄せるかではなく、その行為に本人の身体への直接の介助が伴ったか、自立支援としての関わりがあったかで見ます。

場面生活援助に寄る場合身体介護に寄る場合
調理本人が居間で待っている間に作る嚥下状態に合わせて刻む・とろみをつけるなど、状態に応じた調整が要る
掃除本人が不在または関与しない本人と一緒に行い、できる部分を引き出す関わりがある
買い物ヘルパーが単独で行く本人と同行し、移動と選択を介助する
洗濯洗って干して畳む入浴介助と一体で、汚染された衣類を扱う
服薬薬を用意して置いておく飲み込みまで確認し、状態を観察する

「見守り的援助」の位置づけ|通知に示されている考え方

本人ができることを取り上げずに、そばで見守り、必要なところだけ手を出す関わりは、自立生活支援・重度化防止のための見守り的援助として整理されている旨が告示・通知に示されています。実際の取扱いは保険者(指定権者)にご確認ください。ここは取扱いに迷いが生じやすいところです。

  • 本人と一緒に手順を確認しながら調理する
  • 洗濯物を畳む動作を促し、できない部分だけ手伝う
  • 転倒の危険を見ながら、入浴の準備や着替えを見守る
  • 認知症の方に声をかけながら、生活行為を続けられるよう支える

ポイントは「代わりにやらない」ことです。計画書に見守り的援助として位置づけ、記録に本人が何をしたかを書くと、区分の裏づけになります。

同居家族がいる場合の生活援助

同居の家族がいることだけを理由に生活援助が一律に外れるわけではありません。家族の状況(就労、疾病、障害、高齢など)によっては必要と判断されることがあり、その判断は保険者が行います。

  • 家族の状況をアセスメントに具体的に書く(勤務時間、健康状態など)
  • ケアプランに必要性の理由を明記する
  • 保険者によって運用が異なるため、事前に確認しておく
  • 家族の状況が変わったら、計画を見直す

記録で区分を裏づける

区分記録に残したいこと
身体介護どの動作を、どの程度介助したか。本人が自分で行った部分
生活援助何を、どの範囲まで行ったか。本人の関与の有無
見守り的援助声かけの内容と、本人の反応・できた動作
共通所要時間、当日の状態、前回との違い

※本記事は制度の一般的な考え方を整理したものです。区分の判断や算定の可否は保険者(市区町村)によって運用が異なります。最新の告示・通知と、保険者の解釈をご確認ください。

行為ごとの早見表——どちらに寄るかで見る

行為身体介護に寄る場合生活援助に寄る場合
食事食事の介助、嚥下状態に応じた形態調整、水分摂取の促し配下膳のみ、一般的な調理
入浴入浴の介助、清拭、洗髪浴室の掃除、衣類の準備のみ
排泄トイレ介助、おむつ交換、ポータブルトイレの介助トイレ掃除のみ
移動歩行の介助、車いすへの移乗(該当なし)
整容整髪、着替えの介助など、身体に直接触れる関わり(爪切り等の可否は主治医・看護職員にご確認ください)道具を用意するのみ
調理嚥下に合わせた調理、本人と一緒に行う調理一般的な調理
掃除本人と一緒に行い、できる部分を引き出す本人が関与しない掃除
買い物本人と同行し、移動と選択を介助ヘルパーが単独で行く

区分の判断で現場から多い質問

よくある疑問考え方
同じ訪問に両方が含まれる身体介護と生活援助が続けて行われる場合の取り扱いに定めがあります。時間の配分を記録に残します
本人が「やってほしい」と言う希望だけでは区分は決まりません。計画に位置づけがあるかで判断します
ペットの世話を頼まれた本人の日常生活の援助にあたるかどうかは告示・通知の定めによります。取扱いを保険者にご確認のうえ、お受けできない場合の説明を事前に用意しておきます
来客用の食事を頼まれた本人以外のための家事の取扱いは告示・通知の定めによります。保険者にご確認ください
大掃除・草むしりを頼まれた日常的な家事の範囲をどう見るかは告示・通知の定めによります。保険者にご確認ください
「自立支援だから」と何もしないでよいか見守り的援助は「何もしない」ではありません。そばで見て、必要なところだけ手を出す関わりです

区分に沿った記録を効率化する

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」の訪問介護向け機能(訪問介護マナ)は、訪問記録から提供内容の下書きを作成し、身体介護・生活援助の区分に沿った記録づくりを助けます。利用者さま3名まで、期限なく無料でお試しいただけます。

身体介護と生活援助の違い

訪問介護の身体介護と生活援助は、内容と算定が異なります。違いを整理しました。

区分内容の例
身体介護入浴・排泄・食事・移乗など、身体に直接触れる介助
生活援助調理・掃除・洗濯・買い物など、生活の支援
注意同居家族がいる場合の生活援助など、算定の要件に注意

算定要件・単位数・様式は介護報酬改定や自治体により異なります。実際の運用にあたっては最新の告示・通知・条例等でご確認ください。

なぜ区分で迷うのか|迷いの型46と、確かめること・どこに聞くか(記入欄つき)

区分でつまずくのは、知識が足りないからではありません。目の前で起きていることが、いつも一つの型に収まらないからです。同じ行為でも、そのときの本人の様子、家の中にいる人、頼まれ方、前回との違いで見え方が変わります。だからこそ、その場で答えを出そうとすると人によって違う結論になり、後から説明できなくなります。

この見出しから先では、どちらの区分になるかは書きません。区分の判断は、告示・通知の定めと、訪問介護計画・居宅サービス計画への位置づけ、そして保険者(指定権者)の運用によります。ここで整理するのは、「なぜ迷うのか」を型に分けたうえで、何を確かめれば決められる状態になるか、どこに聞けばよいかです。表の「確かめること」は記入欄として使えるようにしてあります。空欄が埋まらないうちは、その場で決めずに持ち帰る、という使い方を想定しています。

形式は、告示・通知の定め/貴事業所での取扱い(記入欄)/保険者(指定権者)にご確認くださいの三つで統一しています。当社は個別の区分について判断を示しません。

同じ行為でも、そのときの状況で見え方が変わる(10の型)

迷いの型なぜ迷うのか確かめること(記入欄)どこに聞くか
先週と今週で本人の動きが違う前回は自分で立てたのに、今回は途中で座り込んだ。行為の名前は同じでも、関わり方がまるで違っている前回の記録に本人が自分で行った部分がどう書かれているか(   )/今回どこが変わったか(   )サービス提供責任者。変化が続くなら担当の介護支援専門員へ
同じ訪問の中で複数の行為が混ざるひと続きの動きの中に、身体に触れる関わりと家事が入り混じる。区切りが自分では引けない訪問介護計画にどの内容がどの順で位置づけられているか(   )サービス提供責任者。計画の位置づけは担当の介護支援専門員へ
本人が横にいるときと、いないときがある本人の関与があったかどうかで関わりの中身が変わるのに、記録には行為の名前しか残っていないその場に本人がいたか(   )/本人が何をしたか(   )/声をかけた内容(   )事業所内の取り決め。判断は保険者(指定権者)へ
手を出した時間より、見ていた時間のほうが長い「何もしていない時間」に見えるが、そばにいることそのものが関わりだったそばにいた間に何を見ていたか(   )/どの場面で手を出したか(   )サービス提供責任者。計画上の位置づけは介護支援専門員へ
本人の希望と、計画に書かれた内容がずれている本人が望むことを断りたくない。しかし計画に無い計画に書かれている内容(   )/本人が望んでいること(   )/ずれの中身(   )担当の介護支援専門員。計画変更の要否は保険者(指定権者)へ
家族が在宅の日と、不在の日がある同じ曜日・同じ内容でも、家にいる人が違うその日、家にいたのは誰か(   )/家族の状況(就労・通院・体調など)(   )担当の介護支援専門員。取扱いは保険者(指定権者)へ
本人が「今日はやらなくていい」と言う計画にある内容を本人が断る。行わなかったことをどう残すか分からない断られた内容(   )/そのときの本人の言葉(   )/代わりに行ったこと(   )サービス提供責任者。計画の見直しは介護支援専門員へ
環境が変わった(入院明け・住まいの改修・同居開始)本人も家も変わったのに、計画は前のまま動いているいつ何が変わったか(   )/計画の作成日と最終見直し日(   )担当の介護支援専門員。取扱いは保険者(指定権者)へ
担当が交代して、やり方が引き継がれていない前の担当がどう関わっていたかが記録から読み取れない直近三回分の記録に本人の様子がどこまで書かれているか(   )サービス提供責任者。記録の点検の仕方は事業所の取り決めへ
本人と家族で言うことが違うどちらの希望に沿えばよいか、その場で決められない本人が言ったこと(   )/家族が言ったこと(   )/計画に書かれていること(   )担当の介護支援専門員。サービス担当者会議での確認へ

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

本人が「一部できる」から迷う(8の型)

いちばん多い迷いがここです。まったくできない人でも、全部できる人でもない。できる部分とできない部分が日によって入れ替わるため、関わり方が固定できません。

迷いの型なぜ迷うのか確かめること(記入欄)どこに聞くか
途中まで自分でやって、最後だけ止まる始めは手を出していない。しかし終わりは代わりに行った本人が自分で行ったのはどこまでか(   )/止まった場面(   )サービス提供責任者。計画上の目標との対応は介護支援専門員へ
やろうとするが、時間がかかりすぎる待つのか、手を出すのかで関わりが変わる待った時間に本人が何をしていたか(   )/手を出した理由(   )サービス提供責任者。目標の設定は介護支援専門員へ
声をかけると動くが、黙っていると止まる声かけが関わりの中心になっているのに、記録には行為名しか残らないかけた言葉(   )/そのあとの本人の動き(   )サービス提供責任者。事業所の記録様式の取り決めへ
やり方を間違えるので、結局やり直している本人の手を止めるべきか、やり直すべきかが分からない本人がどこを間違えたか(   )/やり直した部分(   )/伝えた内容(   )サービス提供責任者。目標の見直しは介護支援専門員へ
危なっかしいが、本人はやりたがる止めれば意欲を削ぎ、任せれば危ないどこが危ないと見えたか(   )/どう支えたか(   )/伝えた注意(   )サービス提供責任者。転倒の危険に関わることは主治医・看護職員へ
できる日とできない日の差が大きいその日の状態でしか決められないのに、計画は一つしかないできた日の状態(   )/できなかった日の状態(   )/差の出た条件(   )担当の介護支援専門員。医学的な変化は主治医・看護職員へ
本人は「できる」と言うが、実際は止まっている本人の申告と観察が食い違う本人の言葉(   )/実際に見た動き(   )/差をどう伝えたか(   )サービス提供責任者。サービス担当者会議での共有へ
目標に「自分でできるように」とあるが、進まない関わりを変えるべきか、目標を変えるべきかが分からない目標の文言(   )/設定日(   )/これまでの変化(   )担当の介護支援専門員。評価の残し方は事業所の取り決めへ

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

家の中に本人以外の人がいるから迷う(8の型)

家族が同居しているかどうかで取扱いが変わりうる論点は、保険者(指定権者)ごとの運用の差がとくに大きい領域です。ここでは可否を書かず、何を確かめて、どこに聞くかだけを並べます。

迷いの型なぜ迷うのか確かめること(記入欄)どこに聞くか
同居している人がいる同居の事実だけでは決まらないと聞くが、では何を見ればよいかが分からない同居している人(続柄)(   )/その人の状況(就労・通院・障害・体調など)(   )/計画に書かれている理由(   )担当の介護支援専門員。取扱いは保険者(指定権者)へ
家族の状況が途中で変わった作成時と今で前提が違っているいつ何が変わったか(   )/計画の最終見直し日(   )/連絡した相手と日付(   )担当の介護支援専門員。取扱いは保険者(指定権者)へ
家族は在宅だが別室にいる在宅か不在かで区切れないその時間に家族がいた場所(   )/家族が行っていたこと(   )サービス提供責任者。取扱いは保険者(指定権者)へ
家族から「ついでにこれも」と言われる断りにくいが、計画には無い頼まれた内容(   )/誰から(   )/その場での返答(   )サービス提供責任者。持ち帰って介護支援専門員へ
本人と家族の生活の場が重なっているどこまでが本人の生活の場か、線が引けない本人が日常的に使っている場所(   )/共用の場所(   )担当の介護支援専門員。取扱いは保険者(指定権者)へ
集合住宅や高齢者向け住宅に住んでいる住まい側で行われることと、訪問介護計画に位置づけられた内容の切り分けが見えない住まい側が提供している内容(   )/訪問介護計画に位置づけられた内容(   )/重なっている部分(   )担当の介護支援専門員。住まい側の重要事項説明書の内容も確認。取扱いは保険者(指定権者)へ
家族が「自分がやると倒れてしまう」と言う事情は分かるが、それをどこにどう書けばよいか分からない家族の言葉(そのまま)(   )/聞いた日付(   )/伝えた相手(   )担当の介護支援専門員。記載の要否は保険者(指定権者)へ
親族が週に何度か通ってきている同居ではないが、生活には関わっている通ってくる頻度(   )/その人が行っていること(   )/計画に書かれているか(   )担当の介護支援専門員。取扱いは保険者(指定権者)へ

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

その場で頼まれるから迷う(8の型)

迷いの型なぜ迷うのか確かめること(記入欄)どこに聞くか
訪問の最後に「ついでに」と頼まれるもう帰る時間で、確認する相手に連絡がつかない頼まれた内容(   )/頼まれた時刻(   )/その場での返答(   )サービス提供責任者へ当日中に報告。判断は介護支援専門員へ
「前の担当はやってくれた」と言われる過去の記録に残っていないので、確かめようがないいつごろの話か(   )/記録に残っているか(   )/本人の言葉(   )サービス提供責任者。記録の確認は事業所内で
断ると関係が悪くなりそうで言い出せないその場の空気を壊したくない言えなかった理由(   )/代わりに伝えた言葉(   )サービス提供責任者。言い方の統一は事業所の取り決めへ
「急いでいるから」と言われる確認している時間が無いように感じる急ぐ理由(   )/その場でできた対応(   )/連絡した相手(   )サービス提供責任者へその場で電話
頼まれた内容が毎回少しずつ増えていく一回ずつは小さいので、断る理由が見つからない直近一か月で増えた内容(   )/いつから(   )サービス提供責任者。計画の見直しは介護支援専門員へ
本人ではなく、近所の人から頼まれる誰の依頼として扱えばよいか分からない頼んできた人(   )/内容(   )/本人の意向(   )サービス提供責任者。取扱いは事業所の取り決めへ
金銭が絡む依頼をされる預り金・釣銭の扱いが不安になる預かった金額(   )/購入品(   )/釣銭(   )/受渡しの相手と時刻(   )サービス提供責任者。様式は事業所の取り決めへ
「これくらい書かなくていい」と言われる本人や家族が記録を嫌がる嫌がった理由(   )/説明した内容(   )/そのあとの反応(   )サービス提供責任者。説明の仕方は事業所の取り決めへ

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

段取りや時間の都合で迷う(6の型)

迷いの型なぜ迷うのか確かめること(記入欄)どこに聞くか
計画にある内容が終わらなかった途中で切ったことをどう残せばよいか分からないどこまで行ったか(   )/終わらなかった理由(   )/次回への引き継ぎ(   )サービス提供責任者。計画の見直しは介護支援専門員へ
計画にある内容が早く終わった余った時間に何をしてよいか分からない余った時間に行ったこと(   )/それは計画にあるか(   )サービス提供責任者。計画外の内容は介護支援専門員へ
本人の体調で順番を入れ替えた計画の順序と実際が違ってしまった入れ替えた理由(   )/実際の順序(   )/本人の状態(   )サービス提供責任者。継続するなら介護支援専門員へ
予定の日に訪問できなかった振替の扱いが分からない訪問できなかった理由(   )/連絡した相手と時刻(   )/振替の希望(   )サービス提供責任者。振替の可否は介護支援専門員・保険者(指定権者)へ
訪問中に来客や電話が入って中断した中断した時間の扱いが分からない中断の開始と終了の時刻(   )/理由(   )/中断中に行ったこと(   )サービス提供責任者。記録の残し方は事業所の取り決めへ
計画の記載が大まかで、現場で解釈が分かれる担当ごとにやることが違ってしまう計画の文言(そのまま)(   )/担当ごとの解釈の違い(   )サービス提供責任者。文言の具体化は介護支援専門員へ

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

体調・季節・行事で変わるから迷う(6の型)

迷いの型なぜ迷うのか確かめること(記入欄)どこに聞くか
暑さ・寒さで本人の動きが落ちる季節で状態が変わるが、計画は年間で一つ室温・湿度(   )/本人の様子の変化(   )/前月との違い(   )サービス提供責任者。体調の変化は主治医・看護職員へ
年末年始や行事の前に頼まれる内容が変わる普段と違うことを頼まれる頼まれた内容(   )/時期(   )/計画にあるか(   )サービス提供責任者。持ち帰って介護支援専門員へ
退院直後で状態が落ち着かない入院前の計画のままになっている退院日(   )/退院時に伝えられた注意(   )/計画の最終見直し日(   )担当の介護支援専門員。医学的な内容は主治医・看護職員へ
薬が変わってから様子が違う変化の理由が分からないまま関わり方を変えてよいか迷ういつから変わったか(   )/見えている変化(   )/家族から聞いた内容(   )主治医・看護職員へ確認。あわせてサービス提供責任者へ報告
認知機能の変化で、同じ説明が通らない本人の同意をどう確かめればよいか迷う説明した内容(   )/本人の反応(   )/家族への説明(   )サービス提供責任者。担当者会議での共有は介護支援専門員へ
気分の波で、断られる日が続く行わなかった日が続くと、計画との差が開く断られた日(   )/断られた内容(   )/代わりに行ったこと(   )サービス提供責任者。計画の見直しは介護支援専門員へ

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

確かめる順番|五つの段でたどる(どこを見るか・誰に聞くか・何を残すか/48行+通知の例示16件)

迷ったときに最初にやってしまいがちなのは、いきなり答えを探すことです。検索しても、人に聞いても、前提が違えば違う答えが返ってきます。ここで示すのは答えではなく、確かめる順番です。順番どおりにたどると、たいていは三段目までで「自分たちで決められることか、聞かなければ決められないことか」が分かれます。

各段の表は、見るところ/誰に聞くか/記録に残すこと/記入欄の四列です。答えの欄はありません。答えは告示・通知の定めと保険者(指定権者)の運用によります。

第一段|計画に何と書いてあるかを、文言のまま読む

迷いの多くは、計画の文言が大まかなまま現場に降りていることから生まれます。まず解釈を足さずに、書いてある文言をそのまま読むところから始めます。

見るところ誰に聞くか記録に残すこと記入欄
居宅サービス計画の第2表に書かれたサービス内容の文言担当の介護支援専門員読んだ日と、読んだ人文言(   )/確認日(   )
居宅サービス計画に位置づけられた曜日・頻度担当の介護支援専門員実際の訪問日との差計画(   )/実際(   )
訪問介護計画に書かれた目標の文言サービス提供責任者目標の設定日と期間目標(   )/設定日(   )
訪問介護計画に書かれた具体的なサービスの内容サービス提供責任者実際に行ったこととの差計画(   )/実際(   )
訪問介護計画の作成日と、最後に見直した日サービス提供責任者直近の見直しから経った期間作成日(   )/見直し日(   )
計画に対する説明・同意・交付の記録があるかサービス提供責任者説明した人・同意した人・日付説明日(   )/同意者(   )
同意が本人から得られているか、代筆の記載があるかサービス提供責任者署名者と代筆者の記載署名(   )/代筆者(   )
目標の達成状況が記録されているかサービス提供責任者評価の内容と評価日評価内容(   )/評価日(   )
訪問介護計画に即した手順書があるかサービス提供責任者手順書の版と配布先手順書の有無(   )
計画にない内容を継続して行っていないかサービス提供責任者行っている内容と、いつから行っているか内容(   )/開始時期(   )
保険外のサービスや家族の関わりが計画に書かれているか担当の介護支援専門員書かれている範囲記載の有無(   )
住まい側が提供する内容と重なっていないか担当の介護支援専門員/住まいの担当者重なっている部分の切り分け重なり(   )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

第二段|本人の状態を、見たことばで書き出す

ここでの落とし穴は、状態を評価語で書いてしまうことです。「ふらつきあり」「意欲低下」は評価であって観察ではありません。何が見えたか、何が聞こえたかに戻します。

見るところ誰に聞くか記録に残すこと記入欄
その動作を、本人がどこまで自分で行ったか本人。分からなければサービス提供責任者自分で行った部分と、止まった場面自分で(   )/止まった場面(   )
手を出した場面と、その直前に見えたことサービス提供責任者手を出した理由になった観察観察(   )
かけた言葉と、そのあとの本人の動きサービス提供責任者言葉と反応の対声かけ(   )/反応(   )
前回と比べて変わったところ前回訪問した担当前回との差と、差が出た条件前回(   )/今回(   )
本人が言ったことば(そのまま)本人要約せずに引用した本人の言葉本人の言葉(   )
家族が言ったことば(そのまま)家族誰がいつ言ったか家族の言葉(   )/日時(   )
その日の生活の場の様子(においや音を含む)気づいたことと、その場でとった対応気づき(   )/対応(   )
体調に関わる変化(食べ方・呼吸・皮膚など)主治医・看護職員見えた変化と、連絡した相手・時刻変化(   )/連絡先(   )
服薬に関わる変化主治医・看護職員・薬局気づいた内容と、連絡した相手・時刻内容(   )/連絡(   )
危ないと感じた場面サービス提供責任者。医学的な判断は主治医・看護職員危ないと見えた具体の動きと、とった対応場面(   )/対応(   )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

第三段|告示・通知の定めを、原文の言い方で読む

三段目でようやく制度に当たります。ここで大事なのは、誰かの要約ではなく、定めそのものの言い回しで読むことです。要約は読みやすい代わりに、条件が落ちています。

読むもの読むときの構え記録に残すこと記入欄
指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準(平成11年厚生省令第37号)の該当条項条文の主語と目的語を確かめる。誰が何をすることになっているか読んだ条項と、読んだ日条項(   )/確認日(   )
訪問介護の内容に関する通知の例示例示は「例」であって網羅ではない、という前提で読む参照した通知の名称通知名(   )
厚生労働省が公表している解釈通知・Q&Aいつ出たものか、その後に改定がないかを見る参照した資料と発出時期資料名(   )/時期(   )
運営指導マニュアルの別添1(訪問介護の確認項目・確認文書)「何を見られるか」ではなく「何が揃っていれば説明できるか」として読む自事業所に無い確認文書不足(   )
自事業所の運営規程に書かれたサービスの内容実際に行っていることと文言が合っているか差があった箇所差(   )
重要事項説明書に書かれたサービスの内容と費用運営規程と食い違っていないか食い違いの箇所食い違い(   )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

第三段の補助|通知に「範囲に含まれないと考えられる事例」として例示されているもの

大阪市が公表している令和8年度の集団指導資料(居宅サービス編)の訪問介護の主な指導事項には、平成12年11月16日老振第76号に示された「一般的に介護保険の生活援助の範囲に含まれないと考えられる事例」が引かれ、指摘事項として「介護保険の生活援助の範囲に含まれない下記の事例について、算定していた」が挙げられています。同資料には、これらを介護保険外のサービスとして実施することを妨げるものではない旨も併せて記載されています。

以下はその通知に例示されている事例そのものを左に置き、右を貴事業所の記入欄にした対照表です。当社は個々の事例について判断を示しません。範囲の判断は保険者(指定権者)によります。

通知に例示されている事例(大阪市の集団指導資料に掲載されたもの)貴事業所での取扱い(記入欄)確認先
利用者以外の者に係る洗濯計画への位置づけ(   )/保険外での取扱い(   )保険者(指定権者)にご確認ください
利用者以外の者に係る調理計画への位置づけ(   )/保険外での取扱い(   )保険者(指定権者)にご確認ください
利用者以外の者に係る買い物計画への位置づけ(   )/保険外での取扱い(   )保険者(指定権者)にご確認ください
利用者以外の者に係る布団干し計画への位置づけ(   )/保険外での取扱い(   )保険者(指定権者)にご確認ください
主として利用者が使用する居室等以外の掃除本人が日常的に使う場所の範囲(   )保険者(指定権者)にご確認ください
来客の応接依頼を受けたときの対応の取り決め(   )保険者(指定権者)にご確認ください
自家用車の洗浄依頼を受けたときの対応の取り決め(   )保険者(指定権者)にご確認ください
草むしり依頼を受けたときの対応の取り決め(   )保険者(指定権者)にご確認ください
花木の水やり依頼を受けたときの対応の取り決め(   )保険者(指定権者)にご確認ください
ペットの世話依頼を受けたときの対応の取り決め(   )保険者(指定権者)にご確認ください
家具・電気器具等の移動や修繕依頼を受けたときの対応の取り決め(   )保険者(指定権者)にご確認ください
大掃除日常的な家事との区切りの取り決め(   )保険者(指定権者)にご確認ください
窓ガラス磨き日常的な家事との区切りの取り決め(   )保険者(指定権者)にご確認ください
床のワックスがけ日常的な家事との区切りの取り決め(   )保険者(指定権者)にご確認ください
園芸依頼を受けたときの対応の取り決め(   )保険者(指定権者)にご確認ください
正月・節句等のために特別な手間をかけて行う調理依頼を受けたときの対応の取り決め(   )保険者(指定権者)にご確認ください

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

第四段|保険者(指定権者)の運用を、聞いた記録ごと残す

ここが最も差の出る段です。同じ問いでも回答が違うことがあります。だからこそ、聞いたという事実そのものを記録に残すことに価値があります。

見るところ・聞くところ誰に聞くか記録に残すこと記入欄
指定を受けている保険者が公表している集団指導資料—(公表資料)資料名と年度、参照した箇所資料名(   )/年度(   )
保険者が公表している運営指導・指導監査の結果や指摘事例—(公表資料)参照した項目項目(   )
保険者が示している様式や記載例介護保険担当課様式の名称と入手日様式名(   )/入手日(   )
条例で定められた記録の保存年限介護保険担当課年限と、運営規程の記載との一致条例(   )/規程(   )
電話で問い合わせた内容介護保険担当課日時・担当者名・問いの文言・回答の文言日時(   )/担当者(   )/回答(   )
回答が前回と違ったとき介護保険担当課前回の回答と今回の回答、確認した経緯前回(   )/今回(   )
複数の保険者にまたがって利用者がいるときそれぞれの介護保険担当課保険者ごとの回答を分けて記録保険者別(   )
問い合わせても即答がなかったとき介護保険担当課いつ折り返しを受ける約束をしたか約束日(   )
改定の前後で運用が変わりうるとき介護保険担当課いつ時点の回答か時点(   )
回答を現場に伝えたとき伝えた相手・日付・伝えた内容相手(   )/日付(   )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

第五段|事業所として、どこまでを現場に任せるかを決める

最後は自事業所の取り決めです。個人の判断に委ねている限り、担当が替わるたびに結論が変わります。決めるべきは答えではなく、誰が決めるか・どこまでその場で答えてよいか・どこから持ち帰るかです。

決めること誰が決めるか記録に残すこと記入欄
その場で答えてよい範囲管理者・サービス提供責任者取り決めた内容と周知した日範囲(   )/周知日(   )
持ち帰る場合の連絡先と順番管理者・サービス提供責任者連絡先の一覧と最終更新日連絡先(   )
訪問中に連絡がつかないときの動き方管理者手順と、実際に使った事例手順(   )
依頼を受けたときに使う共通の言い方サービス提供責任者言い方の一覧と配布日言い方(   )
記録に必ず書く項目サービス提供責任者項目の一覧と、点検の頻度項目(   )
サービス提供責任者が記録を点検する頻度と残し方管理者点検した事実が残る形頻度(   )/残し方(   )
計画と実際がずれたときの報告の期限管理者期限と、実際の報告日期限(   )
保険外のサービスを案内するときの手順管理者契約書・料金表の整備状況整備状況(   )
預り金・釣銭・購入品の残し方管理者様式と、受渡しの確認方法様式(   )
新任の担当に引き継ぐときの資料サービス提供責任者引き継いだ日と受け取った人引継日(   )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

場面別|よくある迷いと、確かめること・記録に残すこと(60場面)

ここからは場面を細かく割ります。どちらの区分になるかは書きません。書くのは、その場面で現場が実際に迷っている中身と、迷いを解くために確かめること、そして後から説明できるように何を記録へ残すかの三つです。表の「確かめること」は、そのまま訪問前の点検メモとして使えます。

区分の判断は、告示・通知の定めと、訪問介護計画・居宅サービス計画への位置づけ、保険者(指定権者)の運用によります。当社は個々の行為について判断を示しません。

台所まわりの場面(調理・買い物・薬の受け取り・ゴミ出し/16場面)

場面よくある迷い確かめること(記入欄)記録に残すこと
本人が台所の椅子に座って見ている中で作る本人がその場にいることが関わりに入るのかが分からない本人がいた場所(   )/本人がした動作(   )/かけた言葉(   )本人が居合わせた事実、本人が行った動作、かけた言葉とその反応
本人が野菜を洗い、担当が火を使う作業を分担したときの書き方が分からない本人が担当した工程(   )/担当が行った工程(   )工程ごとに誰が行ったか。途中で交代した場面
本人が手順を忘れて途中で止まる手順を教えることが関わりに入るのか迷う止まった工程(   )/伝えた手順(   )/その後の動き(   )止まった工程と、伝えた言葉、そのあと本人が再開したか
飲み込みにくそうなので形を変えたい食べ物の形を変える判断を自分でしてよいか分からない飲み込みについて計画・指示に書かれていること(   )/気づいた様子(   )気づいた様子(むせ・残し方・時間)と、連絡した相手・時刻
作り置きを頼まれるその日の食事を超える依頼をどう扱うか迷う頼まれた量と回数(   )/計画の記載(   )依頼の内容と、その場での返答、持ち帰った旨
家族の分もついでにと言われる断ると角が立つ誰の分か(   )/量(   )/依頼者(   )依頼の言葉(そのまま)と、返答、報告した相手
冷蔵庫に古いものが残っている捨ててよいか、本人に確かめるべきか迷う本人に確認したか(   )/本人の返答(   )本人に確認した事実と返答。処分したものの内容
買い物を頼まれたが、品目が計画の内容と合わないその場で断るべきか迷う頼まれた品目(   )/計画の記載(   )依頼品目と、返答、持ち帰った旨
本人と一緒に店まで行きたいと言われる外に出る関わりの扱いが分からない計画に外出が位置づけられているか(   )/本人の歩行の様子(   )本人の希望(そのまま)と、返答、連絡した相手
預り金と釣銭の受け渡し金額が合わないときが怖い預り金額(   )/購入額(   )/釣銭(   )/受渡し相手(   )金額・購入品・釣銭・受渡しの相手と時刻。レシートの保管
薬局へ薬を受け取りに行くよう頼まれる受け取りだけでよいのか、渡し方まで関わるのか迷う計画の記載(   )/誰から頼まれたか(   )依頼の内容と、受け取った薬の名称・数、渡した相手と時刻
薬を飲む場面に立ち会うどこまで手を出してよいか分からない指示や計画に書かれていること(   )/本人の様子(   )立ち会った時刻と、本人の様子。判断が要ることは主治医・看護職員へ確認した記録
飲み残しに気づいた誰に伝えるべきか迷う残っていた量(   )/気づいた日(   )気づいた内容と、連絡した相手・時刻、指示された内容
ゴミの分別が地域の決まりと違う直してよいか迷う本人に確認したか(   )/地域の収集の決まり(   )本人に確認した事実と返答。実際に出したものと日付
ゴミ出しの日が訪問日と合わない前日に出すか、次回まで置くか迷う収集日(   )/訪問日(   )/本人の希望(   )本人と相談した内容と、決めたこと
大量のゴミがたまっている日常的な範囲を超えているのか判断できない量(   )/たまった経緯(   )/計画の記載(   )見えた状況と、報告した相手・日付、持ち帰った旨

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

住まいの手入れの場面(掃除・洗濯・模様替え・本人以外の部屋/16場面)

場面よくある迷い確かめること(記入欄)記録に残すこと
本人が使っている部屋と、使っていない部屋があるどこまでを手入れするか線が引けない本人が日常的に使う場所(   )/使っていない場所(   )実際に手入れした場所と、その理由
本人が箒を持って一緒にやりたがる任せてよいか、代わるべきか迷う本人ができた動作(   )/危ないと見えた場面(   )本人が行った範囲と、支えた場面
床が濡れていて滑りやすいその場の対応をどこまでするか迷う濡れていた場所(   )/原因(   )/とった対応(   )見えた状況と対応、報告した相手
普段の掃除では追いつかない汚れがある日常的な範囲を超えるのか判断できない汚れの状態(   )/たまった期間(   )見えた状況と、報告した相手・日付、持ち帰った旨
共用の廊下や玄関の扱い本人だけが使う場所ではない誰が使う場所か(   )/計画の記載(   )確認した内容と、返答した言葉
浴室やトイレの手入れを頼まれる本人が使う場所だが、範囲が広い本人が使っている範囲(   )/計画の記載(   )実際に行った範囲
洗濯物に家族の分が混ざっている分けるべきか、そのまま洗うか迷う混ざっていた内容(   )/本人に確認したか(   )確認した内容と返答、実際の対応
本人が洗濯物をたたみたがる手を出すと意欲を削ぐ気がする本人がたためた枚数・種類(   )/手伝った部分(   )本人が行った範囲と、手伝った場面
汚れの強い衣類があるふだんの洗濯と扱いを変えるべきか迷う汚れの状況(   )/本人の様子(   )/確認した相手(   )見えた状況と対応。体調に関わる気づきは連絡先と時刻
天気が悪く外に干せない普段と違う手順になる干した場所(   )/本人の希望(   )本人と相談した内容と、実際に干した場所
布団を干してほしいと言われる誰の布団かで扱いが変わりうる誰の布団か(   )/計画の記載(   )依頼の内容と、返答、報告した相手
家具の位置を変えてほしいと言われる動線のためなのか、模様替えなのか分からない依頼の理由(   )/動かす家具(   )/計画の記載(   )依頼の言葉(そのまま)と、返答、持ち帰った旨
本人がつまずく場所があるその場で片づけてよいか迷うつまずいた場所(   )/置かれていたもの(   )/本人に確認したか(   )見えた状況と、本人に伝えた内容、報告した相手
季節ものの入れ替えを頼まれる日常の家事の範囲か分からない依頼の内容(   )/量(   )/計画の記載(   )依頼の内容と、返答、持ち帰った旨
家族の部屋の扱いを頼まれる本人の生活の場ではない誰の部屋か(   )/依頼者(   )依頼の言葉(そのまま)と、返答、報告した相手
本人が「掃除はしなくていい」と言う計画にあるのに行えなかった断られた内容(   )/本人の言葉(   )/代わりに行ったこと(   )断られた事実と本人の言葉、代替の対応、報告した相手

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

そばにいる関わりの場面(見守り・声かけ・一緒に行う・自立を促す/14場面)

ここは記録がいちばん薄くなりやすい場面です。手を出していない時間ほど、書くことがないように見えるからです。実際には、見ていたこと・かけた言葉・本人の反応が残せます。

場面よくある迷い確かめること(記入欄)記録に残すこと
そばで見ているだけの時間が長い「何もしていない」と書くしかない気がする何を見ていたか(   )/どこで手を出す構えだったか(   )見ていた対象と、手を出した場面・出さなかった理由
声をかけると動くので、ずっと声をかけている声かけを記録にどう書くか分からないかけた言葉(そのまま)(   )/そのあとの動き(   )言葉と反応の対を三つ以上
本人のやり方が自己流で時間がかかる直すべきか見守るべきか迷う本人のやり方(   )/かかった時間の感覚(   )/伝えたこと(   )本人のやり方と、伝えた内容、本人の受け止め
途中で本人が疲れて座り込むそこで代わるかどうか迷う座り込んだ場面(   )/そのときの様子(   )/その後の対応(   )座り込んだ場面と、そのときの呼吸・表情、とった対応
危ない動きをしそうで、手が出てしまう先回りしすぎたかもしれない危ないと見えた動き(   )/手を出した時点(   )危ないと見えた具体の動きと、手を出した時点、本人の反応
本人が「見ていなくていい」と言う離れてよいか判断できない本人の言葉(   )/離れた場所と時間(   )本人の言葉と、離れた位置、離れている間に確認していたこと
一緒に行うと、かえって本人が混乱する関わり方を変えるべきか迷う混乱が出た場面(   )/変えた関わり(   )場面と、変えた関わり、そのあとの様子
本人が同じことを何度も尋ねるそのやり取りを書く意味があるか迷う尋ねられた内容(   )/回数(   )/答え方(   )尋ねられた内容と、答えた言葉、落ち着いた場面
目標に「自分でできるように」とあるが変化が見えない評価をどう書けばよいか分からない設定時にできていたこと(   )/今できていること(   )設定時と今の差、差が出た条件、報告した相手
できていたことができなくなった関わりを増やすべきか迷うできなくなった動作(   )/いつから(   )/変わった条件(   )動作と時期、気づいた変化、連絡した相手・時刻
家族が「代わりにやってあげて」と言う本人の力を使う関わりと食い違う家族の言葉(   )/計画の目標(   )家族の言葉と、伝えた内容、報告した相手
本人が失敗して落ち込んでいる次からどう関わるか迷う失敗した場面(   )/かけた言葉(   )/本人の反応(   )場面と言葉と反応。次回への引き継ぎ
担当によって関わり方が違うと本人に言われるどちらに合わせるか分からない本人が言った違い(   )/自分の関わり(   )本人の言葉と、報告した相手、事業所で決めたこと
見守っていた間に本人が転びそうになった報告の要否が分からない起きたこと(   )/時刻(   )/けがの有無(   )起きたことと時刻、とった対応、連絡した相手。事故対応の手順に沿った記録

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

家の外と、家の中の他の人に関わる場面(庭・来客・ペット・同居家族/14場面)

場面よくある迷い確かめること(記入欄)記録に残すこと
庭の草が伸びていると言われる断り方が分からない依頼の言葉(   )/計画の記載(   )依頼の言葉(そのまま)と、返答、持ち帰った旨
鉢植えに水をやってほしいと言われる短時間なので断りにくい依頼の言葉(   )/頻度(   )依頼の内容と、返答、報告した相手
玄関先の落ち葉を掃いてほしいと言われる通り道なので必要にも思える依頼の理由(   )/本人の動線か(   )依頼の理由と、返答、持ち帰った旨
訪問中に来客があった応対してよいか迷う来客の相手(   )/時刻(   )/本人の意向(   )中断した時刻と理由、本人の意向、再開した時刻
来客のお茶出しを頼まれるその場で断りにくい依頼者(   )/依頼の言葉(   )依頼の言葉と、返答、報告した相手
宅配便の受け取りを頼まれる短時間なので迷う依頼の内容(   )/誰宛の荷物か(   )依頼の内容と、返答
犬や猫の世話を頼まれる本人が大事にしているので断りにくい依頼の言葉(   )/計画の記載(   )依頼の言葉(そのまま)と、返答、持ち帰った旨
ペットが訪問の妨げになっている本人に言い出しにくい起きている支障(   )/本人に伝えたか(   )支障の内容と、伝えた言葉、本人の反応、報告した相手
同居している家族の食事も頼まれるついでのように見える誰の分か(   )/依頼者(   )/計画の記載(   )依頼の言葉と、返答、報告した相手
家族が体調を崩している手を貸すべきか迷う家族の様子(   )/本人への影響(   )見えた状況と、連絡した相手・時刻、伝えた内容
家族が長時間不在で、本人が一人になっている予定より長くいるべきか迷う不在の状況(   )/本人の様子(   )/連絡がついたか(   )状況と時刻、連絡した相手、とった対応
家族から記録を見せてほしいと言われるその場で応じてよいか分からない誰から(   )/依頼の内容(   )依頼の内容と、返答、報告した相手
近隣から本人の様子について声をかけられるどこまで答えてよいか分からない誰から(   )/尋ねられた内容(   )/答えた内容(   )尋ねられた内容と、答えた内容、報告した相手
住まい側の職員がすでに同じことを行っていた重なっているのか分からない住まい側が行った内容(   )/訪問介護計画の内容(   )重なりの内容と、報告した相手・日付

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

頼まれたときに、その場で言える言葉|持ち帰るための言い方40例

現場でいちばん困るのは、判断そのものではなくその場で何と言えばよいかです。断ると角が立ち、引き受けると後で困る。だから多くの担当が黙って引き受けてしまいます。

ここに並べるのは、断る言葉ではありません。「今この場では決められないので、決められる人に確かめて折り返す」という持ち帰りの言葉です。相手を否定せず、こちらが勝手に決めない。この二つが同時に立つ言い方だけを集めました。そのままお使いいただけます。

計画に書かれていないことを頼まれたとき(10例)

言われることそのまま言える言葉そのあとにすること
「ついでにこれもお願い」「お気持ちはよく分かります。今日うかがう内容として決まっているものが決まっていまして、その外のことは私の一存でお受けできないことになっています。事業所に確かめて、明日までにお返事しますね。」訪問後すぐサービス提供責任者へ内容と時刻を報告。翌日までに折り返す約束を記録に残す
「ちょっとだけだから」「短い時間でも、決まっていることの外かどうかは私では分けられないんです。確かめてからのほうが、あとで◯◯さんにご迷惑がかからないので、持ち帰らせてください。」依頼内容と本人の言葉を記録。サービス提供責任者へ報告
「ケアマネさんには言ってあるよ」「ありがとうございます。それでしたら、私のほうにも同じ内容が届いているか確かめてから始めさせてください。行き違いがあるといけないので、今日は確認だけさせていただきます。」担当の介護支援専門員へ確認。回答日と内容を記録
「前にも同じことしてもらった」「そうでしたか。記録を見て、どういう形で入っていたのかを確かめます。もし入っていない形でしたら、あらためて相談の場をつくらせてください。」過去の記録を確認し、確認した結果を本人へ折り返す
「今日じゃないとだめなの」「急ぐご事情なんですね。今この場で事業所に電話して聞いてみます。少しお待ちいただけますか。」その場でサービス提供責任者へ電話。回答と時刻を記録
「あなたが決めればいいでしょう」「私が決めてしまうと、次に来る者と言うことが変わってしまうんです。◯◯さんが困らないように、事業所として同じ答えを出せるようにしたいので、確かめさせてください。」事業所内で取り決めを確認し、統一した回答を伝える
「毎回言うのが面倒くさい」「そうですよね。もしこれから続けてご希望があるようでしたら、計画そのものに入れられるかどうかを相談したほうが、毎回言わずに済みます。担当のケアマネジャーさんにおつなぎしますね。」担当の介護支援専門員へ連絡し、相談の場を設ける
「ほかの事業所はやってくれるらしい」「そうしたお話があるんですね。事業所によって取り決めが違うことがありますので、私どもの取扱いを確かめてお返事します。◯◯さんに合う形を一緒に探しましょう。」持ち帰り、事業所の取り決めと保険者(指定権者)の運用を確認
「断るなら来なくていい」「そう言わせてしまってすみません。お断りしているのではなく、私の判断では決められないというお話です。必ず確かめて、明日ご連絡します。それまで来させてください。」当日中に管理者へ報告。翌日までに折り返す
「まあ黙っていればわからないよ」「そう言っていただけるのはありがたいのですが、記録に残らないことをすると、いざというときに◯◯さんを守れなくなります。きちんと確かめてからにさせてください。」やり取りの内容を記録。サービス提供責任者へ報告

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

本人以外の方の分を頼まれたとき(10例)

言われることそのまま言える言葉そのあとにすること
「息子の分も一緒に作って」「同じ鍋なので手間は変わらない、というお気持ちですよね。ただ、どなたの分かで取扱いが変わることがありますので、私の一存では決められません。確かめてお返事します。」依頼者・対象・内容を記録し、サービス提供責任者へ報告
「洗濯機を回すついでだから」「回す手間は同じでも、どなたのものかは分けて考えることになっていまして。今日は◯◯さんの分だけにさせていただいて、続けてのご希望として持ち帰らせてください。」本人分のみ実施した旨と、依頼内容を記録
「家族の部屋も掃除して」「◯◯さんがお使いになる場所と、ご家族のお部屋とで取扱いが変わることがあります。どこまでを含めてよいか確かめますので、今日はいつもの場所までにさせてください。」実施範囲を記録し、持ち帰った旨を残す
「孫が来るからその分も買ってきて」「お客さまがいらっしゃるんですね。どなたの分かで取扱いが変わることがありますので、今日は◯◯さんの分をおうかがいして、残りは確かめてからにさせてください。」依頼内容と返答を記録。サービス提供責任者へ報告
「夫の薬も一緒に取ってきて」「お薬はとくに慎重にしたいところです。ご本人以外の分は、私では判断できませんので、事業所に確かめてお返事します。」持ち帰り、事業所の取り決めを確認して折り返す
「家族が寝ているので静かにやって」「わかりました。音の出るところは順番を変えますね。もしそれで決まっている内容が終わらないようでしたら、事業所とケアマネジャーさんに相談させてください。」順序を変えた理由と、実際の順序を記録
「家族の分の食器も洗っておいて」「どなたの分かで取扱いが変わることがあるので、今日は◯◯さんがお使いになった分までにさせてください。続けてのご希望でしたら、相談の場をつくります。」実施範囲と依頼内容を記録
「同居しているんだから一緒でしょう」「同じお住まいでも、取扱いは保険者に確かめないと私では分けられないんです。曖昧なままにするほうが◯◯さんにご迷惑がかかりますので、確かめさせてください。」持ち帰り、担当の介護支援専門員と保険者(指定権者)へ確認
「私(家族)が倒れたら誰がやるの」「そのお気持ちは、そのままケアマネジャーさんにお伝えしたいお話です。お一人で抱えていらっしゃる状況を、計画の相談の場で見てもらえるようにつなぎますね。」家族の言葉をそのまま記録し、担当の介護支援専門員へ連絡
「家族が留守の日だけでいいから」「日によって変えるかどうかも、私では決められないところです。どういう日にどこまでか、事業所とケアマネジャーさんに整理してもらってからにさせてください。」依頼の条件を記録し、担当の介護支援専門員へ連絡

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

急かされたとき・断ると角が立ちそうなとき(10例)

言われることそのまま言える言葉そのあとにすること
「今すぐやって」「わかりました。まず何がお困りかだけ教えてください。今できることと、確かめてからのことを、その場で分けてお伝えします。」できたこととできなかったことを分けて記録
「考えている時間はない」「では、この場で事業所に電話します。私が黙って決めるより早く、確かな答えが出ますので。」その場で電話し、回答と時刻・相手を記録
「融通がきかないね」「そう思わせてしまってすみません。決まりに縛られたいのではなくて、次に来る者と答えが違わないようにしたいんです。必ず確かめてお返しします。」依頼内容と返答を記録。サービス提供責任者へ報告
「ちょっと冷たいんじゃない」「そう感じさせてしまったなら申し訳ありません。できないと申し上げているのではなく、私では決められないというお話です。決められる人に必ずつなぎます。」やり取りを記録し、当日中に管理者へ報告
「怒られるから内緒にして」「内緒にしてしまうと、あとで◯◯さんが困る形になってしまいます。伝え方は私が気をつけますので、記録には残させてください。」本人の意向を含めて記録し、報告する
「時間が余ってるでしょう」「決まっている内容が早く終わったときにどうするかも、事業所で決まりがあります。今日はそこまでにして、余った時間の使い方を確かめてお返事しますね。」余った時間に行ったことを記録し、報告する
「うちのやり方に合わせて」「◯◯さんのやり方は大事にしたいです。決まっている内容とずれる部分があれば、そこだけ整理して相談させてください。」ずれている部分を記録し、担当の介護支援専門員へ連絡
「文句を言うつもりはないけど」「気になっていることは遠慮なくおっしゃってください。そのまま事業所に持ち帰って、答えをそろえてお返しします。」言われた内容をそのまま記録し、管理者へ報告
「担当を代えてほしい」「わかりました。まず、どんなところが合わなかったかを教えていただけますか。そのままお伝えして、事業所として考えます。」本人の言葉をそのまま記録し、当日中に管理者へ報告
「もういい、自分でやる」「無理をなさらないでください。今日はここまでにして、次までにどうすればよいかを事業所と考えます。そのあいだ、危ないところだけ見させてください。」行えなかった内容と理由を記録し、報告する

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

「前の担当はやっていた」と言われたとき(10例)

この一言がいちばん重いのは、こちらに確かめる材料がないからです。否定も肯定もせず、記録に当たると伝えるのが最短です。

言われることそのまま言える言葉そのあとにすること
「前の人はやってくれた」「そうでしたか。どういう形で入っていたのか、記録を見て確かめます。同じようにできる形があるなら、そちらで整えます。」直近の記録と計画を確認し、結果を本人へ折り返す
「ずっとそうしてきた」「長く続いてきたことなんですね。だからこそ、いまの計画にきちんと入っているか確かめさせてください。入っていれば、そのまま続けられます。」計画の記載を確認。無ければ担当の介護支援専門員へ連絡
「今さら変えるの」「変えたいのではなく、確かめたいんです。確かめた結果そのままでよければ、何も変わりません。」確認結果を記録し、本人へ伝えた日を残す
「あなたが新人だからでしょう」「私が慣れていないのは本当です。だからこそ勝手に決めずに、事業所に確かめます。答えが出たらすぐお伝えします。」サービス提供責任者へ相談し、回答を本人へ伝える
「前の人の名前を出せばいい」「お名前があっても、記録に残っていないと私からは確かめようがないんです。事業所で調べますので、少しお時間をください。」記録を確認し、確認できたこと・できなかったことを分けて残す
「決まりが変わったの」「変わったかどうかも含めて確かめます。もし取扱いが変わっているようでしたら、その理由もあわせてご説明します。」保険者(指定権者)の公表資料を確認し、結果を伝える
「みんなやってることでしょう」「事業所や地域で取扱いが違うことがあります。私どもの取扱いを確かめて、はっきりお伝えしますね。」事業所の取り決めと保険者(指定権者)の運用を確認
「記録に書いてないなら、なかったことになるの」「なかったことにはしません。ただ、確かめる手がかりが記録しかないので、まずそこを見ます。見つからなければ、あらためて相談の場をつくります。」確認経過を記録し、担当の介護支援専門員へ連絡
「じゃあ前の人を呼んで」「その方に直接というのは難しいのですが、事業所として引き継いでいますので、私が責任をもって確かめます。」管理者へ報告し、事業所として回答する
「面倒だから、もういい」「そう言わせてしまってすみません。放っておくと同じことがまた起きますので、確かめだけはさせてください。結果は必ずお伝えします。」やり取りを記録し、確認結果を後日伝えた日も残す

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

確かめた経過を残す|誰に・いつ・何と言われたかの完成文48例

区分で後から困るのは、判断そのものより「そのとき何をどう確かめたかが残っていないこと」です。確かめた事実が残っていれば、結論が変わっても経緯を説明できます。残っていなければ、正しく確かめていても説明できません。

以下は、そのまま記録欄へ貼れる完成文です。日付・時刻・相手の氏名・言われた言葉の四つを必ず含む形にしてあります。丸括弧は記入欄です。結論の欄はあえて空けています——回答は保険者(指定権者)や計画によって変わるためです。

サービス提供責任者に確認した経過(12例)

場面そのまま使える完成文
訪問中に計画外の依頼を受けた「◯月◯日14時20分、訪問終了間際に本人より『(依頼の言葉をそのまま)』との申し出があった。訪問介護計画に位置づけがないため、その場では対応せず、事業所に確かめて折り返す旨を伝えた。同日14時35分、サービス提供責任者(氏名)へ電話で報告。回答(   )。本人へは同日(  時)に電話で伝えた。」
その場で電話して確認した「◯月◯日10時05分、訪問先からサービス提供責任者(氏名)へ電話し、本人からの申し出内容を伝えて確認した。回答(   )。回答をふまえ、本日は訪問介護計画に位置づけられた内容の範囲で対応した。」
連絡がつかなかった「◯月◯日11時40分、サービス提供責任者(氏名)へ二回架電したが不通。留守番電話に用件を残し、本人には『確かめてから折り返す』旨を伝えて訪問を終了した。同日13時15分に折り返しを受け、回答(   )。」
本人の状態が前回と違った「◯月◯日9時50分、本人が居間の椅子から立ち上がる際に二度座り直した。前回(◯月◯日)は一度で立ち上がっていた。同日10時30分、サービス提供責任者(氏名)へ報告。指示(   )。次回訪問時に同じ場面を確認することとした。」
計画の文言の読み方が担当ごとに違った「◯月◯日、訪問介護計画の『(文言をそのまま)』について、担当者間で解釈が分かれていることをサービス提供責任者(氏名)へ報告した。同日、事業所内で読み合わせを行い、確認事項(   )を担当者(氏名)へ周知した。」
計画にある内容が終わらなかった「◯月◯日、訪問介護計画に位置づけられた内容のうち(内容)まで行い、(内容)は行えなかった。理由は本人が途中で臥床を希望したため。本人の言葉『(そのまま)』。同日、サービス提供責任者(氏名)へ報告し、次回の進め方について指示(   )を受けた。」
計画にある内容を本人が断った「◯月◯日、訪問介護計画に位置づけられた(内容)について、本人より『(そのまま)』との申し出があり実施しなかった。代わりに(実施した内容)を行った。同日、サービス提供責任者(氏名)へ報告。指示(   )。」
危ないと感じた場面があった「◯月◯日15時10分、本人が立ち上がった直後に上体が右へ傾き、こちらが左肘を支えた。転倒はなく外傷も認めなかった。同日15時40分、サービス提供責任者(氏名)へ報告。指示(   )。医学的な確認については(主治医/看護職員・氏名)へ連絡することとした。」
金銭の受け渡しがあった「◯月◯日10時00分、本人より買い物代として(金額)を預かった。購入品は(品目)、購入額(金額)、釣銭(金額)を同日11時05分に本人へ手渡し、レシートを提供記録に添付した。同日、サービス提供責任者(氏名)へ報告。」
記録の書き方について確認した「◯月◯日、(場面)の記録の残し方についてサービス提供責任者(氏名)へ確認した。確認内容『(問いの文言)』。回答(   )。以後、同様の場面では回答に沿って記録することとした。」
担当が交代した「◯月◯日、担当交代にあたりサービス提供責任者(氏名)同席のもと、直近三回分の提供記録と訪問介護計画を確認した。引き継いだ内容(   )。本人へは同日(  時)に交代の挨拶を行った。」
記録の点検を受けた「◯月◯日、サービス提供責任者(氏名)より当月分の提供記録の点検を受けた。指摘された点(   )。修正した箇所(   )を同日中に反映した。」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

介護支援専門員に確認・連絡した経過(12例)

場面そのまま使える完成文
計画に無い依頼が続いている「◯月◯日、直近一か月で本人から(内容)の申し出が三回あったため、担当の介護支援専門員(氏名・事業所名)へ電話で連絡した。連絡時刻(  時  分)。伝えた内容『(そのまま)』。回答(   )。次回のサービス担当者会議で取り上げていただくこととした。」
本人の状態が変わった「◯月◯日、本人が(動作)を自分で行えていた場面が、直近二回の訪問では見られなくなっている。同日(  時)、担当の介護支援専門員(氏名)へ電話で報告。回答(   )。訪問介護計画の見直しの要否について確認を依頼した。」
家族の状況が変わった「◯月◯日、同居のご家族(続柄)より『(そのまま)』との申し出があった。同日(  時)、担当の介護支援専門員(氏名)へ電話で伝えた。回答(   )。取扱いについては保険者(指定権者)へ確認いただくよう依頼した。」
居宅サービス計画と訪問介護計画で内容が違う「◯月◯日、居宅サービス計画第2表の記載『(文言)』と、訪問介護計画の記載『(文言)』に相違があることを確認した。同日(  時)、担当の介護支援専門員(氏名)へ連絡。調整の結果(   )。訪問介護計画は( 月 日)に変更し、本人へ説明・交付した。」
提供の曜日や時刻が計画と違っている「◯月◯日、居宅サービス計画に位置づけられた提供日時と、実際の訪問日時に相違があることを確認した。相違の内容(   )。同日、担当の介護支援専門員(氏名)へ連絡し、調整結果(   )。」
住まい側の提供内容と重なっている「◯月◯日、居住されている住まいの職員(氏名)が(内容)を行っていることを確認した。訪問介護計画にも同じ内容の記載がある。同日(  時)、担当の介護支援専門員(氏名)へ連絡し、切り分けについて確認を依頼した。回答(   )。」
保険外のサービスの案内が必要になった「◯月◯日、本人より(内容)の申し出があった。訪問介護計画に位置づけがないため、保険外のサービスとして対応できる形があるかを担当の介護支援専門員(氏名)へ同日(  時)に相談した。回答(   )。本人へは( 月 日)に説明し、契約書・料金表を交付した。」
退院直後で状態が落ち着かない「◯月◯日、本人は( 月 日)に退院された。退院時にご家族から伝えられた注意事項『(そのまま)』。同日(  時)、担当の介護支援専門員(氏名)へ連絡し、訪問介護計画の見直しの要否について確認を依頼した。回答(   )。」
目標の達成状況を伝えた「◯月◯日、訪問介護計画の目標『(文言)』について、設定時( 月 日)と比べた変化を整理した。設定時(   )/現在(   )。同日、担当の介護支援専門員(氏名)へ書面で提出した。」
個別サービス計画の提出を求められた「◯月◯日、担当の介護支援専門員(氏名)より訪問介護計画の写しの提出依頼を受けた。同日(  時)、(送付方法)で送付した。受領の連絡を( 月 日)に受けた。」
サービス担当者会議で確認した「◯月◯日(  時〜  時)、(開催場所)で行われたサービス担当者会議に出席した。訪問介護から報告した内容『(そのまま)』。会議で確認された事項(   )。訪問介護計画への反映( 月 日)。」
本人と家族で希望が違う「◯月◯日、本人は『(そのまま)』、同居のご家族(続柄)は『(そのまま)』と述べられた。同日(  時)、担当の介護支援専門員(氏名)へ双方の言葉をそのまま伝えた。回答(   )。」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

保険者(指定権者)に確認した経過(12例)

この欄は、問いの文言をそのまま残すことがいちばん大事です。問いが変われば答えも変わるためです。「聞きました」だけでは、後から誰も再現できません。

場面そのまま使える完成文
取扱いを電話で確認した「◯月◯日(  時  分)、(保険者名)介護保険担当課(担当者氏名)へ電話し、次のとおり確認した。問い『(問いの文言をそのまま)』。回答『(回答の文言をそのまま)』。回答は同日(  時)に管理者(氏名)へ共有し、( 月 日)に担当者へ周知した。」
公表資料で確認した「◯月◯日、(保険者名)が公表している(資料名・年度)の(該当箇所)を確認した。確認者(氏名)。確認した内容(   )。写しを事業所内の(保管場所)に保管した。」
様式について確認した「◯月◯日(  時)、(保険者名)介護保険担当課(担当者氏名)へ、(様式名)の記載方法について電話で確認した。問い『(そのまま)』。回答『(そのまま)』。以後、当該様式は回答に沿って記載する。」
即答が得られなかった「◯月◯日(  時  分)、(保険者名)介護保険担当課(担当者氏名)へ電話で確認したが、その場での回答は得られず、( 月 日)までに折り返す旨の案内を受けた。同日(  時  分)に折り返しを受け、回答『(そのまま)』。」
前回と回答が違った「◯月◯日、(保険者名)介護保険担当課(担当者氏名)へ確認した回答『(そのまま)』は、( 月 日)に(担当者氏名)から受けた回答『(そのまま)』と異なっていた。同日(  時)、相違点をあらためて確認し、回答『(そのまま)』を受けた。」
記録の保存年限を確認した「◯月◯日、(保険者名)の条例が定める記録の保存年限を(資料名)で確認した。年限(  年)。自事業所の運営規程の記載(  年)と照合し、(一致/要修正)を確認した。修正した場合の反映日( 月 日)。」
複数の保険者にまたがっている「◯月◯日、同一の取扱いについて(保険者名A)へ(  時)に、(保険者名B)へ(  時)に確認した。Aの回答『(そのまま)』/Bの回答『(そのまま)』。利用者ごとに保険者別の取扱いを整理し、担当者へ周知した( 月 日)。」
集団指導の場で確認した「◯月◯日、(保険者名)が開催した集団指導(資料名・年度)に管理者(氏名)が出席した。訪問介護に関して示された事項(   )。事業所内での共有日( 月 日)、共有した相手(   )。」
回答をふまえて運用を変えた「◯月◯日に(保険者名)介護保険担当課(担当者氏名)から受けた回答『(そのまま)』をふまえ、( 月 日)から(変更した運用)に切り替えた。切替日以前の取扱いについては(   )。担当者への周知日( 月 日)。」
改定の前後で確認した「◯月◯日(  時)、(保険者名)介護保険担当課(担当者氏名)へ、( 年 月)以降の取扱いについて確認した。問い『(そのまま)』。回答『(そのまま)』。回答はこの時点のものであるため、( 月 日)に再確認することとした。」
本人・家族へ回答を伝えた「◯月◯日(  時)、本人および同居のご家族(続柄)へ、(保険者名)へ確認した結果を口頭で説明した。説明した内容『(そのまま)』。本人の反応『(そのまま)』。説明者(氏名)。」
確認した結果を計画へ反映した「◯月◯日に受けた回答をふまえ、( 月 日)に訪問介護計画を変更した。変更前『(文言)』/変更後『(文言)』。本人への説明・同意・交付は( 月 日)に行い、同意者(氏名・続柄)、交付方法(   )。」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

事業所として決めたこと・主治医や看護職員へつないだ経過(12例)

場面そのまま使える完成文
事業所内で取扱いを決めた「◯月◯日(  時〜  時)、(場所)で管理者(氏名)、サービス提供責任者(氏名)、訪問介護員(氏名)が出席し、(議題)について取り決めを行った。決めた内容(   )。周知日( 月 日)、周知した相手(   )。」
その場で答えてよい範囲を定めた「◯月◯日、訪問先で申し出を受けた際にその場で回答してよい範囲と、持ち帰る範囲を定めた。その場で回答する範囲(   )/持ち帰る範囲(   )。定めた文書を(保管場所)に置き、担当者へ( 月 日)に配布した。」
言い方を統一した「◯月◯日、申し出を受けたときの言い方を統一した。統一した言い方『(そのまま)』。統一の理由(   )。担当者へ( 月 日)に配布し、( 月 日)の会議で読み合わせを行った。」
手順書を作った・直した「◯月◯日、訪問介護計画に即した手順書を(新規作成/改訂)した。改訂前(   )/改訂後(   )。作成者(氏名)。配布日( 月 日)、配布先(   )。」
記録に必ず書く項目を決めた「◯月◯日、提供記録に必ず記載する項目を定めた。項目(   )。定めた理由(   )。運用開始日( 月 日)。点検の頻度(   )、点検者(氏名)。」
点検した事実を残した「◯月◯日、サービス提供責任者(氏名)が(対象期間)の提供記録(  件)を点検した。定型句のみの記載が(  件)、修正を依頼したもの(  件)。修正の完了日( 月 日)。」
飲み込みの様子に気づいた「◯月◯日12時10分、食事の際に本人が三回むせ、途中で箸を置いて手を口元へ当てた。同日12時40分、(主治医/訪問看護師・氏名)へ電話で連絡し、様子をそのまま伝えた。指示『(そのまま)』。同日13時00分、サービス提供責任者(氏名)へ共有した。」
皮膚の状態に気づいた「◯月◯日、(部位)に(大きさ・色・状態)を確認した。前回訪問( 月 日)時には見られなかった。同日(  時)、(訪問看護師/主治医・氏名)へ電話で連絡。指示『(そのまま)』。ご家族(続柄)へも同日(  時)に伝えた。」
薬に関する気づき「◯月◯日、(場所)に(  日分)の薬が残っているのを確認した。本人の言葉『(そのまま)』。同日(  時)、(訪問看護師/薬局・氏名)へ連絡。指示『(そのまま)』。サービス提供責任者(氏名)へ同日共有した。」
医療に関わる判断を求められた「◯月◯日、本人およびご家族より(内容)について尋ねられた。医療に関わる判断は行えない旨を伝え、(主治医/訪問看護師・氏名)へ確認いただくよう案内した。同日(  時)、担当の介護支援専門員(氏名)へも共有した。」
ヒヤリとした場面を残した「◯月◯日(  時  分)、(場所)で(起きたこと)が生じた。けがの有無(  )。とった対応(   )。連絡した相手(氏名・時刻)。再発防止として( 月 日)に(対応)を行った。」
本人・家族から苦情を受けた「◯月◯日(  時)、(本人/ご家族・続柄)より『(そのまま)』との申し出を受けた。その場での返答『(そのまま)』。同日(  時)、管理者(氏名)へ報告し、苦情受付簿に記載した。対応の経過(   )。回答日( 月 日)。」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

記録で避けたい書き方と、そのまま使える言い換え|44組

区分の話でいちばん多い記録の弱点は、行為の名前だけで終わっていることです。名前は結論であって、そこに至った事実ではありません。名前だけの記録は、読み返しても何が起きたのかが分からず、区分の根拠にもなりません。

左の列は避けたい書き方を引用として囲んだものです(当社の断定ではありません)。右の列は、そのままコピーして使える言い換えです。どちらの区分かは書かず、何をどこまで行ったか・本人がどうしたか・何が見えたかに置き換えています。丸括弧は記入欄です。

行為の名前だけで終わっている書き方(16組)

避けたい書き方(引用)なぜ足りないかそのまま使える言い換え
「調理を実施」何を作り、本人が何をしたかが残らない「本人が台所の椅子に座り、こちらが(献立)を調理。本人は野菜を洗う工程を自分で行い、火を使う工程は見ていた。『(本人の言葉)』との発言あり。」
「掃除を実施」どこを、どこまで行ったかが残らない「本人が日常的に使用している(場所)の床と(場所)を清掃。本人は椅子に座って様子を見ており、途中で『(本人の言葉)』と話された。」
「洗濯を実施」本人の関与も、洗ったものの範囲も残らない「本人の衣類(  点)を洗濯し、(干した場所)へ干した。取り込み後、本人がタオル(  枚)をたたみ、こちらは(品目)をたたんだ。」
「買い物を実施」金銭の受け渡しも品目も残らない「本人より(金額)を預かり、(店名は記載せず品目)を購入。購入額(金額)、釣銭(金額)を(  時  分)に本人へ手渡し、レシートを添付した。」
「見守りを実施」何を見ていたのかが残らない「本人が(動作)を行う間、(位置)で様子を見た。(場面)で身体が(方向)へ傾いたため、(部位)を支えた。それ以外は手を出していない。」
「声かけを実施」かけた言葉も反応も残らない「『(かけた言葉をそのまま)』と伝えると、本人は(動作)を再開された。二度目に『(言葉)』と伝えた際は、(反応)。」
「入浴介助を実施」どこを介助し、本人がどこを自分で行ったかが残らない「更衣の際、上衣は本人が自分で脱がれ、下衣はこちらが介助した。洗身は本人が前面を洗い、背部をこちらが洗った。浴槽の出入りは(部位)を支えた。」
「排泄介助を実施」本人の動きも、観察した内容も残らない「(  時  分)、本人の申し出により(場所)へ移動。移動は(部位)を支え、衣類の上げ下ろしはこちらが行った。本人は手すりを右手で保持されていた。」
「食事介助を実施」食べ方も量も残らない「(  時  分)から(  分間)、(献立)を摂取。本人は( 割)を自分で摂り、(品目)はこちらが介助した。むせは(有/無)。水分(  ミリリットル)。」
「移乗介助を実施」どの動作をどう支えたかが残らない「ベッドから車いすへの移乗時、本人が両手で(つかまった場所)を保持し、こちらは(部位)を支えた。立ち上がりに(  秒)ほど要した。」
「服薬の確認を実施」何をどう確かめたかが残らない「(  時  分)、(区分)の薬を本人が自分で袋から出し、水(  ミリリットル)で服用された。飲み終えたことを目視で確認した。残薬(  包)。」
「ゴミ出しを実施」本人の関与も内容も残らない「本人が(品目)を袋にまとめ、こちらが(集積場所)まで運んだ。分別について本人へ確認し、『(本人の言葉)』との返答を得た。」
「整容を実施」どこまで本人が行ったかが残らない「洗面台の前で本人が自分で歯を磨き、うがいまで行われた。整髪はこちらが後頭部のみ行った。所要(  分)。」
「更衣を実施」本人がどこまでできたかが残らない「本人が上衣の袖を右腕まで通し、左腕はこちらが介助した。ボタンは本人が上から(  個)留められた。」
「体位変換を実施」時刻も向きも残らない「(  時  分)に右側臥位へ、(  時  分)に仰臥位へ変換した。変換時、本人は自分で(部位)を動かされた。」
「ベッドメイクを実施」本人の関与も状況も残らない「シーツ(  枚)と枕カバー(  枚)を交換した。本人は居間の椅子に移動して待たれ、交換後に自分でベッドへ戻られた。」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

本人の様子が定型句で埋まっている書き方(14組)

松山市が公表している運営指導での主な指摘事項の資料では、サービス提供の記録について、提供したサービスの内容だけでなく利用者の心身の状況(利用者の様子等)についても記録することとされ、「特変なし」等しか書かれていない記録が見受けられると示されています。ここでは、そうした定型句を観察の言葉へ置き換える対照を並べます。

避けたい書き方(引用)なぜ足りないかそのまま使える言い換え
「特変なし」何を見て変化がないと判断したかが残らない「前回( 月 日)と同様に、玄関から居間まで手すりを使わずに歩かれた。食事量も前回と同じ( 割)。表情の変化は見られなかった。」
「変わりなく過ごされている」比較の基準が示されていない「起床時刻(  時)、朝食摂取( 割)、日中の臥床(  回)。いずれも直近三回の記録と同じ範囲だった。」
「元気そうだった」評価であって観察ではない「こちらが玄関に着く前に、本人が自分で鍵を開けて出迎えられた。会話中に笑い声が(  回)あった。」
「体調不良」何がどう見えたかが残らない「本人より『(そのまま)』との訴えあり。朝食は( 割)で中断。臥床されている時間が前回より長かった。(  時)に(連絡先)へ連絡。」
「ふらつきあり」いつ・どの動作でかが残らない「(  時  分)、椅子から立ち上がった直後に上体が右へ傾き、こちらが左肘を支えた。歩行中の傾きは見られなかった。」
「食欲低下」量も比較も残らない「主食( 割)、副菜( 割)を摂取。前回( 月 日)は主食( 割)だった。本人は『(そのまま)』と話された。」
「傾眠傾向」時間帯も回数も残らない「訪問中(  時  分〜  時  分)のうち、目を閉じておられた時間が(  分)ほどあった。声をかけると開眼し、返答があった。」
「認知症の影響あり」診断名で説明しており、事実が残らない「同じ質問(内容)が(  回)繰り返された。三度目に『(かけた言葉)』と伝えると、(反応)。」
「意欲低下」評価であって観察ではない「『(本人の言葉をそのまま)』との発言があり、(動作)を始められなかった。前回は自分で始められていた。」
「介助拒否」断られた内容も言葉も残らない「(内容)について本人より『(そのまま)』との申し出があり、実施していない。代わりに(内容)を行った。(  時)にサービス提供責任者(氏名)へ報告。」
「良好」何が良好なのかが分からない「(部位)の(状態)は前回( 月 日)と比べて(変化の内容)。写真等の記録(有/無)。」
「見守り継続」何を見続けるのかが残らない「立ち上がり時の(部位)の傾きについて、次回訪問時も同じ場面で確認することとした。前回からの変化(   )。」
「家族対応済み」誰に何を伝えたかが残らない「(  時  分)、同居のご家族(続柄・氏名)へ(内容)を口頭で伝えた。返答『(そのまま)』。」
「様子観察」観察の対象が示されていない「(動作)の際の(部位)の動きを、次回訪問時に同じ時間帯で確認する。今回確認した内容(   )。」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

結論だけを書いてしまう書き方(14組)

ここが本題です。記録に区分の名前だけを書くと、それは事実ではなく結論の記載になります。結論は計画と告示・通知の定め、保険者(指定権者)の運用によって決まるものですから、記録に残すべきはその結論を支える事実です。

避けたい書き方(引用)なぜ足りないかそのまま使える言い換え
「計画どおり実施」計画のどの内容を、どこまで行ったかが残らない「訪問介護計画に位置づけられた(内容)のうち、(内容)を(  時  分〜  時  分)に行った。(内容)は本人の申し出により行っていない。」
「いつもどおり」いつもの中身が記録から分からない「前回( 月 日)と同じ順序で(工程1)(工程2)を行った。異なった点は(   )。」
「問題なく終了」何を確かめて問題がないとしたかが残らない「終了時、本人が自分で(動作)をされ、こちらが(内容)を確認して退室した。退室時刻(  時  分)。」
「本人希望により実施」希望の言葉も、計画との関係も残らない「本人より『(そのまま)』との申し出があった。訪問介護計画への位置づけ(有/無)。位置づけがない内容については実施せず、(  時)にサービス提供責任者(氏名)へ報告した。」
「家族の希望で対応」誰が何と言ったかが残らない「同居のご家族(続柄・氏名)より(  時  分)に『(そのまま)』との申し出があった。その場での返答『(そのまま)』。(  時)に報告した相手(氏名)。」
「臨機応変に対応」何をどう変えたかが残らない「本人が(場面)で(様子)だったため、(工程)の順序を(変更後の順序)に変えた。変更の理由(   )。」
「時間内に終了」実際の開始・終了が残らない「開始(  時  分)、終了(  時  分)。訪問介護計画上の内容との差(   )。差が生じた理由(   )。」
「本人ができないため代わりに行った」できなかった場面が示されていない「本人が(動作)を試みられたが、(場面)で手が止まった。(  秒)待って再開されなかったため、こちらが(内容)を行った。」
「自立支援のため見守った」見守りの中身が残らない「本人が(動作)を行う間、(位置)で待ち、(場面)でのみ(部位)を支えた。かけた言葉『(そのまま)』。本人の反応(   )。」
「サービス内容に変更なし」確認した事実が残らない「( 月 日)に訪問介護計画と居宅サービス計画を照合し、内容・曜日・頻度に相違がないことを確認した。確認者(氏名)。」
「同意を得て実施」誰が、いつ、どのように同意したかが残らない「( 月 日  時)、本人へ(内容)を説明し、同意を得た。署名者(氏名)。代筆の場合は代筆者(氏名・続柄)。交付方法(   )。」
「ケアマネに報告済み」相手も時刻も内容も残らない「(  時  分)、担当の介護支援専門員(氏名・事業所名)へ電話で(内容)を伝えた。回答『(そのまま)』。」
「保険者に確認済み」問いも回答も再現できない「( 月 日  時  分)、(保険者名)介護保険担当課(担当者氏名)へ電話。問い『(そのまま)』/回答『(そのまま)』。共有日( 月 日)。」
「本人以外の分は行っていない」依頼の有無と返答が残らない「同居のご家族(続柄)より(内容)の申し出があったが、その場では対応せず『(返答をそのまま)』と伝えた。(  時)にサービス提供責任者(氏名)へ報告し、指示(   )。」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

迷いを計画へ返す|つなぎ方26手順と、そのまま送れる連絡文20例

迷いは、その場で解決しようとするほど残りません。迷いが出たら計画へ返す——これが唯一、同じ迷いを二度起こさない回り方です。計画に戻せば、次の担当も同じ答えにたどり着けます。

ここでは計画書の様式そのものは扱いません(様式の書き方は別記事の担当です)。扱うのはつなぎ方——誰が、いつ、何を持って、どこへ渡すかだけです。

迷いが出てから計画に戻るまでの26手順

段階すること誰が残すもの
訪問中申し出や気づきをその場でメモする(言葉はそのまま)訪問した担当時刻・相手・言葉
訪問中その場で答えてよい範囲かを、取り決めに照らす訪問した担当照らした結果
訪問中範囲の外なら、持ち帰る言葉を伝える訪問した担当伝えた言葉
訪問中急ぐ内容なら、その場で事業所へ電話する訪問した担当架電時刻・相手・回答
訪問直後提供記録に、実際の開始・終了時刻を書く訪問した担当提供記録
訪問直後計画の内容と実際の差を書き出す訪問した担当差の内容と理由
当日中サービス提供責任者へ報告する訪問した担当報告時刻・報告先
当日中報告を受けた側が、対応を決めるサービス提供責任者指示の内容
当日中本人へ折り返す期限を決めるサービス提供責任者期限
翌営業日まで訪問介護計画の記載を確認するサービス提供責任者確認日・確認者
翌営業日まで居宅サービス計画の記載を確認するサービス提供責任者確認日・確認者
翌営業日まで両者に差があれば書き出すサービス提供責任者差の一覧
翌営業日まで差があれば担当の介護支援専門員へ連絡するサービス提供責任者連絡日時・相手・内容
随時保険者(指定権者)への確認が要るかを判断する管理者判断の理由
随時保険者(指定権者)へ確認し、問いと回答を残す管理者問い・回答・担当者名
随時回答を事業所内へ共有する管理者共有日・共有先
計画見直し前本人・家族の意向をあらためて確かめるサービス提供責任者意向(そのまま)
計画見直し前目標の達成状況を整理するサービス提供責任者設定時と現在の差
計画見直し前保険外での対応が要るかを整理する管理者整理の結果
会議サービス担当者会議で報告するサービス提供責任者報告した内容
会議会議で確認された事項を持ち帰るサービス提供責任者確認事項
計画訪問介護計画を変更するサービス提供責任者変更前後の文言
計画本人へ説明し、同意を得て交付するサービス提供責任者説明日・同意者・交付方法
計画訪問介護計画に即した手順書を直すサービス提供責任者改訂日・配布先
現場担当者へ変更内容を伝えるサービス提供責任者周知日・周知先
あと追い変更後の記録が新しい内容になっているか点検するサービス提供責任者点検日・件数・修正件数

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

そのまま送れる連絡文20例(宛先別)

電話がつながらない時間帯は多く、口頭だけでは何を伝えたかが残りません。短くても文面で残すと、それ自体が確認した経過の記録になります。丸括弧は記入欄です。

宛先・場面そのまま送れる連絡文
介護支援専門員へ/計画外の申し出があった「お世話になっております。(事業所名)の(氏名)です。◯月◯日の訪問時、(利用者名)様より『(申し出の言葉をそのまま)』とのお話がありました。訪問介護計画には位置づけがないため、その場では対応せず持ち帰っております。取扱いについてご確認いただけますでしょうか。ご都合のよいときにご連絡ください。」
介護支援専門員へ/状態が変わった「お世話になっております。(事業所名)の(氏名)です。(利用者名)様について、( 月 日)まで自分で行えていた(動作)が、直近二回の訪問では見られなくなっています。訪問介護計画の見直しの要否についてご相談させてください。詳細は提供記録の写しをお送りします。」
介護支援専門員へ/計画と実際に差がある「お世話になっております。(事業所名)の(氏名)です。居宅サービス計画第2表の『(文言)』と、訪問介護計画の『(文言)』に相違がございます。どちらに合わせるべきかご教示いただけますでしょうか。訪問介護計画の写しを添付します。」
介護支援専門員へ/家族の状況が変わった「お世話になっております。(事業所名)の(氏名)です。◯月◯日、同居のご家族(続柄)より『(そのまま)』とのお話がありました。ご家族の状況が変わっている可能性がありますので、計画の見直しの要否についてご確認をお願いいたします。」
介護支援専門員へ/保険外の相談「お世話になっております。(事業所名)の(氏名)です。(利用者名)様より(内容)のご希望がございました。訪問介護計画には位置づけがないため、保険外でのご案内が可能かを含めてご相談させてください。当方の料金表を添付します。」
介護支援専門員へ/訪問介護計画の写しを送る「お世話になっております。(事業所名)の(氏名)です。(利用者名)様の訪問介護計画(( 月 日)作成)の写しをお送りします。ご確認のうえ、居宅サービス計画との相違点がありましたらご指摘ください。」
介護支援専門員へ/担当者会議の依頼「お世話になっております。(事業所名)の(氏名)です。(利用者名)様について、(議題)をご相談したく、サービス担当者会議の開催をご検討いただけますでしょうか。当方は(候補日)が可能です。」
介護支援専門員へ/住まい側との重なり「お世話になっております。(事業所名)の(氏名)です。(利用者名)様について、お住まいの職員が(内容)を行っておられることを確認しました。訪問介護計画にも同じ内容の記載がございます。切り分けについてご確認をお願いいたします。」
介護支援専門員へ/断られた日が続いている「お世話になっております。(事業所名)の(氏名)です。(利用者名)様について、( 月 日)以降(  回)にわたり(内容)をお断りになっています。本人のお言葉は『(そのまま)』です。計画の見直しをご相談させてください。」
介護支援専門員へ/退院後の相談「お世話になっております。(事業所名)の(氏名)です。(利用者名)様が( 月 日)に退院されました。ご家族から『(そのまま)』とうかがっております。退院前の計画のままとなっておりますので、見直しの要否をご確認ください。」
サービス提供責任者へ/訪問後の報告「(氏名)です。◯月◯日(  時  分)の(利用者名)様の訪問について報告します。実際の開始(  時  分)・終了(  時  分)。計画との差(   )。差が出た理由(   )。ご指示をお願いします。」
サービス提供責任者へ/その場で判断できなかった「(氏名)です。◯月◯日の訪問時、(利用者名)様より『(そのまま)』との申し出がありました。持ち帰る旨をお伝えしています。折り返しの期限は( 月 日)とお約束しました。ご指示をお願いします。」
サービス提供責任者へ/危ないと感じた「(氏名)です。◯月◯日(  時  分)、(利用者名)様が(場面)で(起きたこと)。けがはありません。とった対応は(   )。医学的な確認が要るようでしたらご指示ください。」
サービス提供責任者へ/記録の書き方の相談「(氏名)です。(場面)の記録の残し方について確認させてください。今の書き方は『(そのまま)』ですが、これで実際の内容が伝わるか判断がつきません。ご助言をお願いします。」
サービス提供責任者へ/担当ごとに解釈が違う「(氏名)です。訪問介護計画の『(文言)』について、担当者間で受け取り方が分かれています。読み合わせの機会をつくっていただけますでしょうか。」
本人・家族へ/持ち帰った件の折り返し「(事業所名)の(氏名)です。◯月◯日にお話しいただいた(内容)について、確かめた結果をお伝えします。(   )。ご不明な点があれば、いつでもご連絡ください。」
本人・家族へ/計画を変更した案内「(事業所名)の(氏名)です。( 月 日)に訪問介護計画を変更しました。変更した内容は(   )です。次回の訪問時に書面をお持ちしますので、ご確認とご署名をお願いいたします。」
本人・家族へ/今日できなかったことの連絡「(事業所名)の(氏名)です。本日の訪問では(内容)まで行い、(内容)は行えませんでした。理由は(   )です。次回( 月 日)に(対応)を予定しています。」
主治医・看護職員へ/気づきの共有「(事業所名)の(氏名)です。(利用者名)様について、◯月◯日(  時  分)に(見えたこと)を確認しました。前回訪問( 月 日)時には見られませんでした。ご確認をお願いいたします。」
保険者(指定権者)へ/取扱いの照会「(事業所名)の(氏名)と申します。訪問介護の取扱いについて確認させてください。(問いの文言をそのまま)。差し支えなければ、ご回答いただいた日付とご担当者のお名前を記録に残させていただきます。」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

公表資料に出てくる「計画と記録の食い違い」|16件と、確認書類の対照(出典つき)

区分の迷いが最後に表に出るのは、計画と記録と請求が同じ話になっていないところです。ここでは、自治体が公表している運営指導・指導監査の資料から、区分の根拠をたどるときに効いてくる指摘を16件だけ選びました。加算や減算そのものの取扱い、時間に関する取扱いは、この記事では扱いません。

以下はいずれも各自治体が公表している資料に記載されている内容で、右端に資料名を付しています。自事業所に当てはまるかどうかは、指定を受けている保険者(指定権者)の資料と担当課の指示によります。

計画のつくり方・同意・交付に関する公表資料の記載(8件)

公表資料に記載されている内容資料に示されている対応の考え方自事業所で確かめること(記入欄)確認書類出典
生活援助中心型の訪問介護を居宅サービス計画に位置付けたが、算定理由その他やむを得ない事情の内容について記載がなかった位置付ける場合は算定理由その他やむを得ない事情の内容を計画書に記載するとともに、生活全般の解決すべき課題に対応して、その解決に必要であって最適なサービスの内容とその方針を明確に記載することとされている該当する利用者数(  名)/記載のある計画(  件)/記載のない計画(  件)居宅サービス計画書第1表・第2表、アセスメント表、居宅介護支援経過姫路市「令和6年度以前実地指導結果(指定基準等)」
「生活援助中心型」の算定理由その他やむを得ない事情として、「介護人の介護負担の軽減のため」とのみ記載があった資料では、利用者が一人暮らしであるか又は家族等が障害、疾病等のため、利用者や家族等が家事を行うことが困難な場合とされ、障害・疾病がない場合であっても同様のやむを得ない事情により家事が困難な場合をいうとされている。やむを得ない事情の判断は保険者(指定権者)による記載の文言(そのまま)(   )/記載日(   )/確認した相手(   )居宅サービス計画(算定理由の記載)、訪問介護計画、サービス提供記録北海道後志総合振興局「実地指導における主な指摘事項について」(資料3-2)
個別サービス計画が居宅サービス計画の内容と一致していない既に居宅サービス計画が作成されている場合、個別サービス計画は居宅サービス計画に沿って作成することとされ、内容が一致しない事例が見受けられるため注意するよう示されている照合した件数(  件)/相違が見つかった件数(  件)/是正日(   )居宅サービス計画(第1〜3表)、個別サービス計画、同意・交付の記録、サービス提供記録埼玉県福祉部福祉監査課「運営指導での主な指摘事項に関するQ&A ー介護保険 居宅サービス事業所ー」(令和8年4月)
個別サービス計画の目標を、居宅サービス計画の内容をそのまま転記している個別サービス計画の目標は居宅サービス計画の内容をそのまま転記するのではなく、サービスを提供する事業所ごとに作成することとされている。アセスメント・モニタリングで把握した利用者及び家族の意向を反映することも示されている転記のままになっている計画(  件)/自事業所の言葉に直した件数(  件)個別サービス計画書、アセスメントシート、モニタリング記録、同意書松山市介護保険課「運営指導での主な指摘事項及び周知事項について」(令和5年度第2回介護保険サービス事業者連絡会資料)
個別サービス計画の同意署名が利用者家族のみとなっている/同意日がサービス提供後になっている個別サービス計画は利用者本人の同意を得ることとされ、署名により同意を得る場合、代筆時は代筆者が利用者氏名と代筆者氏名を記入することが示されている本人署名の件数(  件)/代筆の件数(  件)/同意日がサービス提供日より後の件数(  件)個別サービス計画書、同意書(署名・同意日・代筆者署名)、計画交付記録、サービス提供記録津山市環境福祉部高齢介護課「令和5年度 津山市 地域密着型サービス事業者 集団指導資料」
有料老人ホームの入居者に対する居宅サービス計画で、ホームによるサービス内容と訪問介護事業所によるサービス内容が重複していた/区別ができていなかった施設においてどの程度サービスを提供できるのか、介護保険サービスにおいて提供しなければならないサービスは何かを明確に整理したうえで作成することとされている対象の利用者数(  名)/重なっている内容(   )/整理した日(   )居宅サービス計画書第2表・第3表、有料老人ホーム等の重要事項説明書・契約書、訪問介護計画姫路市「令和6年度以前実地指導結果(指定基準等)」
インフォーマルサービス(保険外サービス)の位置付けが漏れている居宅サービス計画が作成されていた介護給付等対象サービス以外の保健医療サービス・福祉サービス、地域住民による自発的な活動によるサービス等の利用も含めて位置付けるよう努めることとされ、家族による介助や定期的な通院等についても位置付けるよう示されている保険外の関わりが書かれている計画(  件)/書かれていない計画(  件)居宅サービス計画書第2表・第3表、アセスメント表姫路市「令和6年度以前実地指導結果(指定基準等)」
居宅サービス計画に位置付けた事業者等に対して、個別サービス計画の提出を求めていない位置付けた各サービス事業者から個別サービス計画の提出を求め、居宅サービス計画との連動性・整合性を確認し、その記録を残すことが求められている提出を求めた件数(  件)/受領できた件数(  件)/未受領(  件)各サービス事業所の個別サービス計画(写し)、居宅サービス計画書第2表、居宅介護支援経過大分市「令和7年度指導監査における主な指摘・指導事項(高齢)」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

記録の残し方・整合の確認に関する公表資料の記載(8件)

公表資料に記載されている内容資料に示されている対応の考え方自事業所で確かめること(記入欄)確認書類出典
サービス提供の記録に「特変なし」等しか書かれていない提供したサービスの内容だけでなく、利用者の心身の状況(利用者の様子等)についても記録することとされている直近一か月の記録(  件)のうち定型句のみ(  件)/修正を依頼した件数(  件)サービス提供記録、業務日誌、個別サービス計画、モニタリング記録松山市介護保険課「運営指導での主な指摘事項及び周知事項について」(令和5年度第2回介護保険サービス事業者連絡会資料)
サービス提供の記録が残されていない/記録されたサービス内容と請求内容に齟齬がある訪問系サービスは、サービスを提供したことや区分の根拠となり得るため記録が要るとされ、提供内容と利用者の心身の状況を具体的に記載し請求内容と突合することが示されている突合した月(   )/齟齬のあった件数(  件)/是正日(   )サービス提供記録・実施記録、介護給付費請求明細書、サービス提供票宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(各サービスに共通する事項)」資料1
居宅サービス計画と個別サービス計画の整合性が図られていない居宅サービス計画に位置付けられていない内容を個別サービス計画に位置付けていないか、頻度・目標の期間に相違がないかを確認することが示されている。居宅サービス計画の交付を受けていないのに個別サービス計画が作成されていた事例も挙げられている交付を受けた日(   )/個別サービス計画の作成日(   )/相違の内容(   )居宅サービス計画(第1表〜第3表)、個別サービス計画、交付記録、サービス提供記録宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(各サービスに共通する事項)」資料1
個別サービス計画の評価が「〇△✕」の記載のみで、計画の実施状況を把握しているとはいえない計画に沿ってサービスが提供されているかを確認し、目標に対する評価を具体的に記載して実施状況の把握に努めることが示されている記号のみの評価(  件)/文章で書き直した件数(  件)個別サービス計画、モニタリング・評価記録宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(各サービスに共通する事項)」資料1
居宅(介護予防)サービス計画に位置付けたサービスについて、個別サービス計画の提供を求めておらず整合性を確認していない個別サービス計画の提出を求め整合性等を確認すること、あわせて利用者および位置付けた事業者に居宅サービス計画を交付し記録を残すことが示されている交付を受けた事業者数(  )/未交付(  )/確認した日(   )個別サービス計画(各事業所から受領したもの)、居宅サービス計画、交付記録、居宅介護支援経過(第5表)宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(居宅介護支援・介護予防支援に関する事項)」資料11
居宅サービス計画に位置付けた指定居宅サービス事業者から、個別サービス計画書を入手していない事例が認められた当該事業所に対し同計画書の提出を求めることとされている。提出を求める時期や記録の残し方は保険者(指定権者)により異なる依頼した日(   )/受領した日(   )/台帳の有無(   )個別サービス計画(訪問介護計画・通所介護計画等)の写し、提出依頼の記録、支援経過記録広島市「令和7年度運営指導の指摘事項等について」(令和7年度広島市介護サービス事業者集団指導)
サービス提供に関する記録等の保存年限が、市の条例が定める年限と異なっている保存年限は条例に則ることとされ、運営規程等に保存年限を記載している場合は誤りがないか確認することが示されている条例の年限(  年)/運営規程の記載(  年)/一致(  )運営規程、重要事項説明書、記録の保管状況が分かる資料金沢市「令和7年度 介護サービス事業者集団指導 資料1」
提供した具体的なサービスの内容等の記録は、運営指導で指摘が多い項目である旨が注記されている提供したサービスの具体的内容が日々の記録から確認できるか、計画に位置付けた内容と対応しているかを利用者ごとに点検することが考えられる点検した利用者数(  名)/計画と対応していなかった件数(  件)介護記録、サービス計画、記録の保管状況が分かる資料熊本市「令和8年度 熊本市介護サービス事業者集団指導 介護老人福祉施設」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

区分の根拠をたどるときに揃っているとよい書類(別添1の欄との対照・6行)

厚生労働省の運営指導マニュアル別添1には、訪問介護の確認項目と確認文書が並んでいます。ここでは区分の根拠を後から説明するときに効いてくる欄だけを抜き出し、右を記入欄にしました。確認項目の全体像は別記事の担当です。

別添1の欄(該当条項)そこに示されている確認の観点確認文書自事業所の状況(記入欄)
居宅サービス計画に沿ったサービスの提供(第16条)居宅サービス計画に沿ったサービスが提供されているか居宅サービス計画照合した月(   )/相違(  件)
サービス提供の記録(第19条)訪問介護計画にある目標を達成するための具体的なサービスの内容が記載されているか/日々のサービスについて具体的な内容や利用者の心身の状況等を記しているかサービス提供記録点検日(   )/定型句のみの件数(  件)
訪問介護計画の作成(第24条)居宅サービス計画に基づいて立てられているか/利用者の心身の状況、希望および環境を踏まえているか/説明・同意・交付は行われているか/目標の達成状況は記録されているか居宅サービス計画、訪問介護計画(同意があったことがわかるもの)、アセスメントシート、モニタリングシート作成日(   )/同意日(   )/交付日(   )
心身の状況等の把握(第13条)サービス担当者会議等に参加し、利用者の心身の状況把握に努めているかサービス担当者会議の記録直近の出席日(   )/出席者(   )
居宅介護支援事業者等との連携(第14条)サービス担当者会議等を通じて介護支援専門員や他サービスと連携しているかサービス担当者会議の記録連絡した記録の有無(   )
内容及び手続の説明及び同意(第8条)利用申込者又はその家族への説明と同意の手続きを取っているか/重要事項説明書の内容に不備等はないか重要事項説明書(同意があったことがわかるもの)、利用契約書最終改訂日(   )/実態との差(   )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

なお、介護保険法に基づく届出書類の作成・提出代行は社会保険労務士の業務です。本記事は制度の一次資料と自治体の公表資料を当社が編集・加工して整理したものであり、個別の区分や請求の可否について当社が判断を示すものではありません。判断は告示・通知の定めと、指定を受けている保険者(指定権者)の運用によります。

よくある質問(FAQ)

身体介護と生活援助の違いは?
身体介護は身体に直接触れる介助、生活援助は調理や掃除などの生活の支援です。
記録での書き分けは?
どちらの区分かが分かるように、行った内容を具体的に記録します。
算定の注意点は?
生活援助は要件が定められています。最新の基準でご確認ください。
カイポケを使っていないのですが、どうすればよいですか?
カイポケをご利用中でなくても、神マナは単体で問題なくご利用いただけます。「マナドライブ」で帳票類の管理・網羅もでき、まず神マナを導入して後からカイポケを連携することも可能です。カイポケの導入をご希望の際は、当社からサポート担当へお繋ぎします。詳しくは「カイポケ導入相談・お見積り」の案内ページをご覧ください。
同居家族がいると生活援助は使えませんか?
原則として、家族が家事を行える場合は生活援助の対象外です。ただし、家族が高齢・障害・疾病などで家事が困難な場合は、個別の事情をふまえて検討されます。
「自立支援のための見守り的援助」は身体介護?
利用者と一緒に行い、自立を促す援助は身体介護として扱われる場合があります。ケアプランと実態に沿って判断します。
関連サービス
訪問介護マナ(訪問介護AI)
音声入力とAIで、訪問介護の記録・報告書を効率化。記録にかかる時間を大きく減らします。(※作業時間は業務内容・運用により異なります)
詳細を見る →

出典:厚生労働省ウェブサイト/公共データ利用規約(第1.0版)。本ページは上記を当社が編集・加工したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。加算・単位数・要件は改定される場合があるため、最新の告示・通知でご確認ください。

身体介護と生活援助の区分|迷いやすい場面

区分は訪問介護計画に位置づけたうえで算定します。実際の取り扱いは保険者により異なるため、判断に迷う場合は保険者にご確認ください。

場面告示・通知に示されている整理考え方
食事の見守り的援助身体介護自立支援のための見守り・声かけ
調理のみ(本人不在)生活援助日常生活の援助
一緒に調理する身体介護自立支援のための共同の行為
清拭・部分浴身体介護身体に直接触れる
居室の掃除生活援助本人が使う範囲
一緒に掃除する身体介護自立支援のための共同の行為
買い物代行生活援助日用品の範囲
買い物の同行身体介護外出の介助を伴う
通院の付き添い別に定めがあります通院に関する区分は本記事では扱いません。保険者にご確認ください
服薬の介助身体介護声かけ・確認を含む
体位変換身体介護身体に直接触れる
シーツ交換(本人不在)生活援助日常生活の援助
起床・就寝の介助身体介護身体に直接触れる
ごみ出し生活援助日常生活の援助

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この記事の執筆・編集

介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。

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