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介護テクノロジー導入支援事業は都道府県ごとに違う|県で変わるところと、自分の県の調べ方

「介護テクノロジー導入支援事業」という名前の事業があります。介護の現場で使う機器やソフトを入れるときに、その費用の一部に公費が充てられる仕組みです。名前が全国で共通しているため、国が一つの窓口で受け付けている制度だと受け取られることがあります。ところが当社が保有する補助金・助成金のデータベースを実際に並べてみると、そうはなっていませんでした。

当社データベースの中で「介護テクノロジー・ICT」に分類されている制度は、いずれも実施主体が都道府県で、一つひとつが別々の県の事業として登録されています。名前はほぼ同じでも、募集をしているのは県であり、要領を書いているのも県です。つまり事業所の側から見ると、探すべきものは「国の一つの制度」ではなく、自分の事業所が所在する県の事業だということになります。

この違いは、調べ方をまるごと変えます。国の一つの制度であれば、どこで調べても同じ答えにたどり着きます。県ごとに実施されている事業では、他県の情報をいくら読んでも自県の答えにはならないのに、名前が同じであるために「読めた」と感じてしまいます。実際に起きやすいのは、検索で上位に出た他県の資料を読み、その内容を前提に社内の計画を立ててしまうという流れです。県が違えば要領も違うので、後から食い違いが出ます。

この記事は、個別の県の内容を紹介するものではありません。扱うのは「同じ名前の事業なのに、都道府県によって何が変わりうるのか」という一点です。したがって補助の割合・上限の額・受付の期間・金額は、一つも書きません。それらは年度ごとに改められ、県ごとにも違うため、記事に書き写した時点で誤りの種になります。書くのは、変わりうる項目そのものと、自県の要領のどこを見ればその項目が書かれているか、そして読んだ内容を社内で記録しておくための記入欄です。

なお、当社は申請書類の作成や提出の代行を行いません。行政書士法第十九条により、報酬を得て官公署に提出する書類の作成を業として行うことは制限されています。本記事も手続きの代行を扱わず、代行をお勧めするものでもありません。また、介護保険法に基づく届出書類の作成・提出代行は社会保険労務士の業務です。本記事に書いてあるのは、事業所ご自身が自県の公表資料を読む前に、社内で整理しておくための材料です。

同じ名前の事業が、都道府県ごとに実施されている|当社データベースで確認できたことと、できていないこと

まず、当社が実際に何を確認できたのかを先に書きます。ここを曖昧にしたまま「全国でこうなっています」と書くと、それ自体が誤りの元になるためです。確認できたのは次の三点です。第一に、この名称の事業として登録されているレコードは、すべて実施主体が都道府県でした。市町村が実施主体になっているものも、国が直接実施しているものも、この分類の中には含まれていません。第二に、レコードはそれぞれ異なる県に対応しており、同じ県が二つ入っている状態ではありませんでした。第三に、事業の名称の形が「【年度】◯◯県 介護テクノロジー導入支援事業」という共通の型を取っていました。

一方で、確認できていないこともあります。当社データベースは公表情報を収集して整理したものであり、四十七の都道府県すべてを収録できているとは限りません。収録されていない県について「実施していない」と読むことはできません。また、収録されている県についても、要領の中身までを一件ずつ突き合わせたわけではないため、県ごとの条件の違いを網羅的に比べた結果ではありません。この記事が扱えるのは「県ごとに実施されている」という構造の部分までです。

この構造から出てくる、調べ方の三つの帰結

実施主体が県であるという一点から、実務上の帰結が三つ出てきます。いずれも当たり前に見えて、実際にはよく飛ばされるところです。一つ目は「自県を見る」が出発点になること。二つ目は他県の資料は参考にしかならないこと。三つ目は年度の進み方も県ごとに違うことです。三つ目は後の章でくわしく扱います。

観点 当社データベースで確認できたこと 確認できていないこと 実務での読み方
実施主体 この分類のレコードは実施主体がいずれも都道府県として登録されていた 県の内部でどの部署が担当するか(部署名は県により異なる) 問い合わせ先は国ではなく県だという前提で探し始める
県の広がり レコードはそれぞれ別の県に対応しており、同じ県の重複はなかった 四十七都道府県すべてを収録できているかどうか 自県が収録されていないことと、実施していないことは別のこと
名称の型 年度・県名・事業名が並ぶ共通の型を取っていた 県が独自に付けている副題や通称の有無 県のページでは別の呼び名が使われている場合を想定して探す
年度の表示 名称の先頭に年度が入っており、年度単位の事業として登録されていた その年度に前年度と同じ内容で実施されるかどうか 年度が変われば要領も改められる前提で読む
対象分野 介護保険分野のものと、障害福祉分野を対象とする同型の事業が別に登録されていた 両分野の要領が同一かどうか 自事業所がどちらの分野かを先に決めてから探す
募集の状態 収録時点の状態として、準備中・公募中・終了の三つが混在していた 状態がいつ切り替わるか、二次の募集があるかどうか 状態は収録時点のものであり、必ず自県のページで見直す
要領の中身 制度の存在と実施主体まで 補助の割合・上限・対象経費・様式などの条件 条件は自県の公表資料でのみ確認する
市町村の関与 この分類の実施主体としては登録されていなかった 市町村が独自の上乗せや別事業を持っているかどうか 県だけでなく所在市町村の公表情報も別に見る
他制度との関係 ICTやDXに関係する制度が別の分類にも登録されていた 同じ経費に二つの制度を充てられるかどうか 併用の可否は自県の要領の記載で確認する
更新の頻度 当社側で収集した時点の情報であること 県側の更新と当社の収集との時間差 当社の表示ではなく県の公表を最終の根拠にする

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

「国の制度を一つ調べれば済む」と考えたときに起きること

名前が全国共通であることは、探す側にとっては手がかりであると同時に落とし穴でもあります。検索したときに最初に出てくるのが自県の資料とは限らず、他県の分かりやすい解説が先に出ることのほうが多いためです。以下は、そこで起きやすい取り違えと、その読み替え方です。

起きやすい受け取り方 実際の構造 どう読み替えるか 社内で残す記録
国の窓口が一つあり、そこに出せばよい 実施しているのは県であり、要領も県が書いている 「自県が公表している要領を探す」から始める 探した県名・探した日
他県の要領を読めば内容は分かる 名称が同じでも条件は県ごとに置かれている 他県資料は「どういう項目が並ぶか」を知るためだけに使う 参考にした県名と、参考にとどめた旨
去年と同じ内容で今年も実施される 年度単位の事業であり、年度ごとに要領が改められる 前年度の要領は「読み方の下敷き」として使う 参照した年度と、今年度分を待っている旨
公募が終わっていたので、今年はもう終わり 県によって進み方が異なり、状態は同じ時点でも揃わない 自県の公表と、二次の告知の有無を県のページで見る 状態を確認した日と、次に見直す日
介護も障害も同じ事業でまとめて申請できる 分野ごとに別の事業として登録されているものがある 自事業所の分野を先に確定してから探す 分野の判断と、判断した人
県が実施しているので市町村は関係ない 市町村が別の制度を持っている場合がある 県と市町村の両方の公表情報を別々に見る 市町村名と、確認した日
機器を買ってから申請すればよい 手続の順序は要領に書かれており、県ごとに置かれている 順序に関する記載を自県の要領で先に読む 読み取った順序と、読んだ資料名
対象の機器は全国で同じ 対象の範囲の書き方は県ごとに置かれうる 入れたい機器が要領のどの区分に当たるかを自県の記載で見る 入れたい機器の一覧と、対応する区分の記載
一度出せば毎年使える 年度単位で募集が行われる 年度ごとに要領を読み直す前提で予定を組む 次年度に見直す時期
解説記事に書いてある割合や上限をそのまま社内資料に書く 割合や上限は県ごと・年度ごとに置かれる 社内資料には出典と年度を必ず添えるか、空欄のままにしておく 出典資料名・年度・確認した日
担当者が代わっても引き継がなくてよい 公表・受付・報告が年度をまたいで続く 確認した日と担当者を残す形にしておく 担当者名と引き継ぎ日

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

県によって変わりうるところ|13項目の一覧と、貴県ではどうかを書き込む欄

ここがこの記事の中心です。名前が同じ事業であっても、県が要領を書く以上、県の判断で置かれる部分が出てきます。以下では変わりうる項目を十三に分けて並べます。値は書きません。書くのは、その項目がなぜ県で変わりうるのかと、自県の要領のどこを見ればその項目が書かれているか、そして読み取った内容を書き込む欄です。

使い方は単純です。この表を印刷するか社内の文書に写して、自県の公表資料を開きながら右側の欄を埋めていきます。埋まらない欄が残ったら、それが県に問い合わせるべきことの一覧になります。埋まった欄は、そのまま社内の稟議や導入計画の材料として使えます。

番号 変わりうる項目 なぜ県で変わりうるのか 貴県ではどうか(記入欄) どこで確認するか
1 補助の割合の考え方 県が要領で割合の置き方を定めるため。事業所の規模や機器の区分で分けている場合もありうる (         ) 自県の要領の「補助率」または「補助の額」の項
2 上限額の置き方 一事業所あたりか、一機器あたりか、職員数に応じるかなど、置き方そのものが県の判断になるため (         ) 自県の要領の「補助基準額」「上限」の項
3 対象となる機器の範囲 どの区分の機器を対象に含めるかを県が定めるため。ソフトのみ・機器のみの扱いも分かれうる (         ) 要領の「対象経費」「補助対象機器」の別表
4 対象となる事業所の種別 県内の実情に応じて、対象とするサービス種別の範囲を県が定めるため (         ) 要領の「補助対象事業者」の項
5 一事業所あたりの申請回数 一年度に一回か、複数回まで認めるかを県が定めるため (         ) 要領の「申請の単位」「申請回数」の記載
6 申請の時期と回数(一次・二次) 県の予算の執行状況に応じて追加の募集が置かれることがあるため (         ) 県の公募案内のページと、過去の告知
7 事前の相談や説明会の要否 申請前の相談を求めるかどうかを県が定めるため (         ) 要領の「申請の手続」および県の告知
8 見積の取り方の指定 相見積の数や、内訳の分け方の指定を県が置く場合があるため (         ) 要領の「提出書類」「見積書」の記載
9 実績報告の時期 県の会計年度の運用に沿って定められるため (         ) 要領の「実績報告」の項と様式
10 導入後の報告の年数 導入した機器の使用状況をいつまで報告してもらうかを県が定めるため (         ) 要領の「事業実施後の報告」「効果測定」の項
11 他の制度との併用の可否 同じ経費に他の公費を充てられるかどうかの扱いを県が定めるため (         ) 要領の「他の補助金との関係」の記載
12 優先して採択する考え方 県内で先に進めたい取組がある場合、その考え方が置かれることがあるため (         ) 要領の「審査」「選定」の項
13 予算に達したときの扱い 受付を締め切るのか、審査で調整するのかを県が定めるため (         ) 要領の「予算の範囲内」に関する記載と告知

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

補助の割合と上限額|「いくらか」ではなく「どういう置き方か」を読む

割合と上限は、事業所がいちばん先に知りたいところです。しかしこの二つは県ごと・年度ごとに置かれるため、記事に書き写すと最も早く古くなります。そこで読むべきは数字ではなく置き方の型です。型が分かれば、自県の要領を開いたときにどこを見ればよいかが分かり、数字はご自身で確認できます。

読み取る観点 置き方として起こりうる型 読み違えると何が起きるか 貴県の記載(記入欄)
割合の分母 対象経費の総額に対して置く型/区分ごとに置く型 対象外の経費を分母に入れて社内の試算が合わなくなる (       )
割合の分け方 一律で置く型/事業所の規模や区分で分ける型 自事業所と違う区分の割合を使ってしまう (       )
上限の単位 一事業所あたり/一機器あたり/一法人あたり 複数事業所分をまとめて計算してしまう (       )
上限の連動先 職員数に連動する型/定員に連動する型/固定で置く型 連動する数値を古いまま使ってしまう (       )
下限の有無 一定の額に満たない申請の扱いが置かれる場合がある 小規模な導入で手続だけが進んで止まる (       )
端数の扱い 切り捨て・切り上げの指定が置かれる場合がある 社内の試算と交付の決定が一致しない (       )
消費税の扱い 税抜で見るか税込で見るかの指定 見積の作り方が要領と食い違う (       )
対象経費の範囲 本体のみ/設置費や研修費を含む型 含まれない費用を計画に入れてしまう (       )
リースの扱い 購入のみを扱う型/リースの取扱いを別に置く型 契約の形を決めてから要領との食い違いに気づく (       )
保守・通信費の扱い 初年度分のみ/扱いを別に置く型 毎年かかる費用を補助の前提にしてしまう (       )
中古品の扱い 取扱いが置かれる場合がある 調達の方法を先に決めてしまう (       )
既に導入済みの機器 導入の時期に関する記載が置かれる場合がある 過去に購入した分を計画に含めてしまう (       )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

対象となる機器の範囲と、対象となる事業所の種別

この二つは「自事業所が読むべき事業かどうか」を決める部分です。ここが自県の記載と食い違っていると、後の作業がすべて無駄になります。先に読むべき順は、事業所の種別が先、機器の範囲が後です。種別の記載に自事業所の種別が並んでいなければ、機器をいくら検討しても進まないためです。

確認する軸 県の記載として置かれうる形 貴事業所の状況(記入欄) 読み取った記載(記入欄)
介護保険か障害福祉か 分野ごとに別の事業として置かれている場合がある (     ) (     )
サービス種別 対象とする種別を並べる形/除外する種別を書く形 (     ) (     )
入所・通所・訪問の別 提供の形態で分けて書かれる場合がある (     ) (     )
指定権者 県指定か市町村指定かで扱いが分かれる場合がある (     ) (     )
所在地 県内に所在する事業所であることの記載 (     ) (     )
法人の種類 法人格に関する記載が置かれる場合がある (     ) (     )
指定を受けた時期 新しく開設した事業所の扱いが置かれる場合がある (     ) (     )
過去の受給の有無 同じ事業を過去に使った事業所の扱いが置かれる場合がある (     ) (     )
機器の区分 見守り・移乗・入浴・排せつ・移動・記録・情報共有などの区分で並ぶ形 (     ) (     )
ソフトウェア単体 機器を伴わないソフトのみの扱いが置かれる場合がある (     ) (     )
端末(タブレット等) 付随する端末の扱いが置かれる場合がある (     ) (     )
通信環境の整備 回線や無線の環境の工事の扱いが置かれる場合がある (     ) (     )
設置の工事 据付や配線の費用の扱いが置かれる場合がある (     ) (     )
既存のシステムとの連携 連携のための改修の費用の扱いが置かれる場合がある (     ) (     )
台数の上限 一事業所あたりの台数に関する記載が置かれる場合がある (     ) (     )
複数の区分の同時の申請 異なる区分の機器をまとめて申請する扱いの記載 (     ) (     )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

申請の回数・時期・事前相談・説明会

ここは気づいた時点で間に合うかどうかを分ける部分です。要領の本文だけでなく、県の告知のページに置かれることも多いところなので、要領と告知の両方を見ることになります。とくに事前の相談や説明会が置かれている場合、そこに参加していないと後の手続が進まない組み立てになっていることがあります。

確認すること 置かれうる形 見落としたときに起きること 貴県の記載(記入欄) 確認した日(記入欄)
一年度の募集の回数 一回のみ/一次と二次に分ける形 一次だけを見て終わったと受け取る (   ) (   )
受付の開始の告知の場所 県のページ/メールでの配信/団体を経由した案内 告知に気づかないまま期間が過ぎる (   ) (   )
事前の相談の要否 相談を経てから申請する形が置かれる場合がある 申請の書類だけを送って差し戻される (   ) (   )
事前の相談の申込方法 様式による申込/電話での予約 相談の枠が埋まる (   ) (   )
説明会の有無 集合しての開催/動画の配信/資料の掲示のみ 要領の読み方の前提を共有できない (   ) (   )
説明会への参加の扱い 参加を求める記載が置かれる場合がある 参加していないことに後で気づく (   ) (   )
一事業所あたりの申請の回数 年度内に一回/複数回まで認める形 分けて申請する計画が組めない (   ) (   )
法人単位でのまとめ 法人でまとめる形/事業所ごとに出す形 提出の単位を取り違える (   ) (   )
提出の方法 電子での申請/郵送/持参 締切の直前に方法を知る (   ) (   )
電子申請の事前の登録 利用者の登録を先に求める形が置かれる場合がある 登録に日数がかかり出せない (   ) (   )
受付順か審査かの別 先に届いた順に受け付ける形/審査で選ぶ形 準備の速さの重み付けを誤る (   ) (   )
問い合わせの受付の時間 県の窓口の対応の時間 締切の前日に連絡が取れない (   ) (   )
差し替えの扱い 提出した後の書類の直しに関する記載 誤りに気づいても動けない (   ) (   )
結果の通知の方法 文書/電子/掲示 通知を待つ期間の計画が立たない (   ) (   )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

見積の取り方・実績報告・導入後の報告

この三つは、申請よりも後ろの工程に関わります。後ろの工程の指定は、申請の段階で決めてしまうこと(どの業者から、どういう内訳で見積を取るか)に影響します。先に読んでおかないと、取り直しになります。

工程 確認すること 置かれうる形 貴県の記載(記入欄)
見積 見積書の数 一者のみ/複数の者から取ることを求める形 (     )
見積 内訳の分け方 機器・ソフト・設置・研修などの区分ごとの記載を求める形 (     )
見積 宛名と日付の書き方 事業所名か法人名か、有効の期限の記載 (     )
見積 型番・数量の記載 機器を特定できる記載を求める形 (     )
見積 同じ系列の業者の扱い 比較の相手方に関する記載が置かれる場合がある (     )
契約 発注のできる時期 交付の決定の前後に関する記載 (     )
契約 契約書・注文書の保存 提出を求める書類の種類 (     )
支払 支払の方法 振込の記録を求める形が置かれる場合がある (     )
実績報告 提出の時期 導入の後の日数で置く形/年度末で置く形 (     )
実績報告 添える書類 納品書・請求書・領収書・写真など (     )
実績報告 写真の撮り方 設置の状況が分かる形を求める場合がある (     )
導入後 効果の報告の有無 使用の状況の報告を求める形が置かれる場合がある (     )
導入後 報告を続ける年数 年数に関する記載が置かれる場合がある (     )
導入後 機器の処分の扱い 財産の管理に関する記載が置かれる場合がある (     )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

併用の可否・優先して採択する考え方・予算に達したときの扱い

この三つは、要領の中でも短い一文で置かれていることが多いところです。短いために読み飛ばされやすく、しかも計画の組み立てを大きく動かします。とくに併用の可否は、他の制度と組み合わせて資金の計画を作っている場合に、計画の前提そのものを変えます。

項目 読むときの問い 置かれうる形 貴県の記載(記入欄)
併用の可否 同じ経費に他の公費を充てられるか 重複を避ける旨の記載が置かれる場合がある (     )
併用の範囲 同じ事業所で別の経費なら使えるか 経費の区分ごとに置かれる場合がある (     )
国の制度との関係 業種を問わない制度と重ねられるか 他の制度との関係の項に置かれる場合がある (     )
市町村の制度との関係 市町村の上乗せがあるか 県の要領には書かれていないことがある (     )
優先の考え方 県が先に進めたい取組があるか 審査の項に加点の考え方が置かれる場合がある (     )
優先される取組の例 複数の機器をまとめて入れる取組など 県の計画に沿う形で置かれる場合がある (     )
過去の受給との関係 初めて使う事業所を先に見る考え方があるか 審査の項に置かれる場合がある (     )
地域による考え方 県内の地域の差を考える記載があるか 置かれる場合がある (     )
予算に達した場合 受付を止めるのか、調整するのか 予算の範囲内で行う旨の記載 (     )
予算が残った場合 追加の募集が行われるか 要領ではなく告知に出ることが多い (     )
減額の可能性 申請どおりの額にならない場合の扱い 交付の決定に関する項に置かれる場合がある (     )
取下げの扱い 申請の後に取り下げるときの手続 置かれる場合がある (     )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

同じ年度でも、県によって進み方が違う|準備中・公募中・終了の読み分け

県ごとに実施されているということは、年度の進み方も揃わないということです。当社データベースでこの分類のレコードの状態を数えたところ、同じ時点で準備中・公募中・終了の三つが混在していました。準備中が六件、公募中が二件、終了が二十三件です。これは「全国で一斉に始まって一斉に終わる」形ではないことを示しています。

ここから読み取れることは二つです。一つは、他県が終了していても、自県はこれからということがありうること。もう一つは、自県が終了になっていても、それが年度全体の終わりを意味するとは限らないことです。後者については、追加の募集が行われるかどうかを当社が確認したわけではありませんので、断定はしません。自県の告知でご確認いただく事項として、記入欄に置いておきます。

もう一点、状態の表示そのものについて注意があります。当社データベースの「状態」は収録した時点のものです。県の側で受付が始まっても、当社の収集が追いつくまでには時間差があります。したがって当社の表示は「見に行く順番を決めるための目印」であって、最終の根拠は自県の公表になります。

三つの状態は、それぞれ何を表していて、何を表していないか

状態の語は短いので、読む側が意味を補ってしまいがちです。「終了」を「今年はもう無い」と読み、「準備中」を「まだ何もできない」と読むと、どちらも動けるはずの時期を逃します。実際には、状態ごとに今できることがあります。

状態 その県で起きていると考えられること 読み取れること 読み取れないこと その状態のときにできること
準備中 年度の事業として置かれているが、受付の告知はまだ出ていない 今年度に実施される見込みの事業として整理されていること いつ受付が始まるか/今年度の要領の中身 前年度の要領を読み込む/社内の候補機器を整理する
準備中 前年度の要領のページがまだ掲載されていることがある 読み方の下敷きになる資料が手に入ること 今年度も同じ内容かどうか 要領の項目名を書き出し、この記事の記入欄を埋める準備をする
公募中 受付の期間の中にある 要領と様式が公表されている見込みが高いこと 締切までに社内の決裁が間に合うかどうか 要領を通読し、提出の方法と事前の相談の要否を先に確認する
公募中 問い合わせの窓口が動いている 疑問を県に確認できる時期であること 回答にどれだけ時間がかかるか 埋まらなかった記入欄をまとめて一度に問い合わせる
終了 受付の期間が過ぎている その回の受付は締められていること 追加の募集が行われるかどうか 県の告知のページを定期的に見る日を決めておく
終了 要領と様式が引き続き掲載されていることがある 次の機会に向けて中身を読めること 次年度に同じ内容で実施されるかどうか 要領を保存し、社内で読み合わせておく
終了 採択の結果が公表されることがある どういう取組が並んだかの傾向を見られること 個々の判断の理由 自事業所の計画の書き方の参考にする
三つが混在 県ごとに年度の進め方が異なる 他県の状態から自県を推測できないこと 自県が今どの状態か 他県を見るのをやめて自県のページを開く
当社の表示と県の公表がずれる 収集の時間差がある 当社の表示は目印であること ずれの大きさ 当社の表示で当たりをつけ、県の公表で確かめる
自県が収録されていない 当社が収集できていない可能性がある 収録の有無は実施の有無と別であること その県で実施されているかどうか 県のページを直接探す
分野が違う事業だけが見つかる 介護保険分野と障害福祉分野が別に置かれている 分野ごとに探す必要があること 両分野の要領が同じかどうか 自事業所の分野を確定してから探し直す
名称が少し違う 県が独自の呼び名を使っている場合がある 名称だけで探すと漏れること 正式な呼び名 事業の内容の語(機器・導入・支援など)でも探す

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

状態から、事業所として次に取る動きを決める

状態を読んだ後にすることは、事業所の側の準備の進み具合によって変わります。以下は「県の状態」と「自事業所の準備の状況」を掛け合わせて、次の一手を書き出したものです。右端の欄には、実際に決めた日と担当を書き込んでください。

県の状態 自事業所の準備の状況 次に取る動き 決めた日・担当(記入欄)
準備中 入れたい機器がまだ決まっていない 現場の困りごとを先に書き出し、候補を三つ程度に絞る (     )
準備中 入れたい機器は決まっている 前年度の要領で対象の区分を確かめ、見積の準備の段取りを組む (     )
準備中 社内の決裁の見通しが立っていない 決裁に要する日数を逆算し、告知が出た日の動きを先に決めておく (     )
公募中 要領をまだ読んでいない まず提出の方法と事前の相談の要否だけを先に読む (     )
公募中 要領は読んだが不明点が残る 埋まらない記入欄を一覧にして、まとめて県に確認する (     )
公募中 見積が揃っていない 内訳の分け方の指定を確認してから業者に依頼する (     )
公募中 電子での申請に登録していない 登録に要する日数を確認し、先に登録を進める (     )
終了 今年度は見送ると決めた 要領と様式を保存し、次年度に読み直す時期を決めておく (     )
終了 追加の募集の有無を知りたい 県の告知のページを見る間隔を決め、担当を割り当てる (     )
終了 他の制度を探したい 市町村の公表情報と、業種を問わない制度を別に確かめる (     )
自県が見つからない 探し方に自信がない 事業の内容の語で探し直し、それでも見つからなければ県に尋ねる (     )
どの状態か分からない ページの更新の日付が古い 年度の表記と更新の日付を見比べ、次章の見分け方に当てる (     )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

自分の県を調べる手順|順番・見分け方と、確認した日を残す欄

ここからは、実際に自県の情報にたどり着くための手順を書きます。順番を決めておく理由は、探し方が人によってばらばらだと、担当が代わったときに同じところを何度も探し直すことになるからです。手順ごとに確認した日と担当を残す欄を付けています。この欄が埋まっていること自体が、社内の引き継ぎの材料になります。

なお、この記事では具体的な県の窓口の名称や、ページの所在は書きません。部署の名前は県によって異なり、組織の改編でも変わるためです。書けるのは「どういう性格の部署を探すか」までです。

手順と、確認した日を残す欄

すること 何を見るか ここでのつまずき 確認した日(記入欄) 担当(記入欄)
1 自事業所の分野を確定する 介護保険の指定か、障害福祉の指定か 両方の指定がある法人で分野を決めずに探し始める (  ) (  )
2 自事業所の所在する県を確定する 事業所の所在地(法人の本部の所在地ではない) 本部の県で探してしまう (  ) (  )
3 県の担当の部署の性格を見当づける 高齢者福祉や介護保険を所管する部署/障害福祉を所管する部署 部署名を決め打ちして探す (  ) (  )
4 県の公表ページで事業を探す 事業の名称のほか、機器・導入・支援などの語 名称だけで探して漏らす (  ) (  )
5 掲載されている年度を確かめる ページの見出しの年度と、更新の日付 前年度のページを今年度と読む (  ) (  )
6 要領と様式の有無を確かめる 要領・様式・記入例の掲載 案内だけを読んで要領を読まない (  ) (  )
7 前年度の要領を先に読む 前年度分として残されている資料 今年度分が出るまで何もしない (  ) (  )
8 事前の相談・説明会の告知を探す 告知のページ、団体からの案内 要領だけを見て告知を見ない (  ) (  )
9 この記事の記入欄を埋める 要領の各項 読んだが記録に残さない (  ) (  )
10 埋まらなかった欄を一覧にする 空欄のまま残った項目 その場で電話して聞き漏らす (  ) (  )
11 県に確認する 一覧にした疑問 複数回に分けて聞き、回答が食い違う (  ) (  )
12 回答を記録に残す 日付・相手の部署・確認した内容 口頭の回答を記録しない (  ) (  )
13 市町村の制度を別に確かめる 所在する市区町村の公表情報 県だけを見て終わる (  ) (  )
14 社内の決裁の段取りを組む 決裁に要する日数と、必要な資料 締切から逆算していない (  ) (  )
15 次に見直す日を決める 状態が変わりうる時期 一度見て終わりにする (  ) (  )
16 担当の引き継ぎを書く ここまでの記入欄一式 担当者の頭の中だけに残る (  ) (  )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

県のページが前年度のままのときの見分け方

探していて最も迷うのが、目の前のページが今年度のものか前年度のものか分からない場面です。年度の表記が見出しに入っていれば分かりますが、入っていないページもあります。以下は、判断の手がかりと、手がかりが取れなかったときの扱いです。

手がかり 見るところ 前年度のままだと考えられる場合 今年度分だと考えられる場合 読み取った結果(記入欄)
見出しの年度 ページの表題 前の年度が入っている 今の年度が入っている (   )
更新の日付 ページに表示される日付 前年度の間の日付で止まっている 今年度に入ってからの日付 (   )
要領の表紙 要領の文書の先頭 前の年度の表記 今の年度の表記 (   )
様式の日付 様式の欄外や版の表示 前の年度の版 今の年度の版 (   )
受付の期間の記載 案内の本文 既に過ぎた期間が書かれている これからの期間が書かれている (   )
結果の掲載 採択の結果のページ 結果が掲載されている 結果はまだ無い (   )
問い合わせ先の表記 連絡先の欄 組織の改編の前の名称 現在の名称 (   )
関連する通知の年度 引用されている通知 前年度の通知のみ 今年度の通知が入っている (   )
ページ内の注記 「今年度分は追ってお知らせします」等の記載 その注記がある 注記が消えている (   )
手がかりが取れない 県に確認した日と回答を記入(   )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

市町村が別に持っている場合の確かめ方

当社データベースのこの分類では、実施主体はいずれも都道府県でした。ただしそれは「市町村が何も持っていない」ことを意味しません。別の分類には市町村が実施主体のものも登録されており、福祉の施設に向けた独自の制度を持つ市区町村があります。県だけを見て終わると、そこを見落とします。

確かめること どこを見るか 見つかったときにすること 結果(記入欄)
市区町村の独自の制度の有無 所在する市区町村の公表情報 県の事業と対象が重なるかを確かめる (   )
上乗せの仕組みの有無 市区町村の福祉や産業の担当の案内 県の要領の併用の記載と突き合わせる (   )
商工の担当が持つ制度 市区町村の商工の担当の案内 介護に限らない制度として別に見る (   )
政令指定都市の場合 市が県と別に窓口を持つことがある 県と市のどちらの案内かを確かめる (   )
中核市の場合 指定の権限の範囲が市にある場合がある 指定権者がどちらかを確かめる (   )
複数の市町村にまたがる法人 事業所ごとの所在地 事業所ごとに別々に確かめる (   )
広域連合・一部事務組合 保険者の区域の情報 問い合わせ先を確かめる (   )
締切の違い 市区町村の案内の受付の期間 県の期間と別に管理する (   )
様式の違い 市区町村が定める様式 県の様式と混ぜない (   )
問い合わせの記録 日付・部署・内容を残す (   )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

県をまたいで事業所を持つ法人の場合|法人全体で一つの計画にできない理由と、分けて管理するもの

ここは、この構造がいちばんはっきり効いてくるところです。事業所が一つの県の中に収まっている法人であれば、見るのは一県分で済みます。ところが複数の県に事業所を持つ法人では、県ごとに要領も時期も別に置かれているため、法人全体で一つの計画にまとめることができません。「本部でまとめて申請する」という発想が、そもそも成り立たない場合があります。

実務でよく起きるのは、次のような流れです。本部が一つの県の要領を読んで社内の標準の手順を作り、各事業所にそれを配る。ところが別の県では対象の種別の書き方が違い、受付の時期も違うため、配られた手順のとおりに動くと合いません。結果として、本部が作った手順そのものが混乱の元になります。

そこで必要になるのが「法人で共通にできること」と「事業所ごとに分けるしかないこと」の切り分けです。共通にできるのは、社内の意思決定の型・見積の取り方の社内ルール・記録の残し方といった自法人側の作法です。分けるしかないのは、県が定める部分すべてです。

事業所ごとに分けて管理する項目

管理する項目 法人で共通にできるか 分けて管理する理由 事業所A(記入欄) 事業所B(記入欄)
所在する県 できない すべての前提になる (  ) (  )
所在する市区町村 できない 市区町村の独自の制度の有無が変わる (  ) (  )
分野(介護保険・障害福祉) できない 分野ごとに事業が別に置かれている場合がある (  ) (  )
サービス種別 できない 対象の種別の書き方が県で変わりうる (  ) (  )
指定権者 できない 県指定か市町村指定かで扱いが分かれうる (  ) (  )
今年度の状態 できない 県ごとに進み方が違う (  ) (  )
受付の期間 できない 県ごとに置かれる (  ) (  )
事前の相談の要否 できない 県ごとに置かれる (  ) (  )
提出の方法 できない 電子・郵送・持参の別が県で変わりうる (  ) (  )
電子申請の登録の有無 できない 県ごとの仕組みになる (  ) (  )
対象になりうる機器の区分 できない 区分の立て方が県で変わりうる (  ) (  )
見積の取り方の指定 できない 相見積の数や内訳の指定が県で変わりうる (  ) (  )
実績報告の時期 できない 県の運用に沿って置かれる (  ) (  )
導入後の報告の年数 できない 県ごとに置かれる (  ) (  )
併用の可否 できない 県ごとに記載が置かれる (  ) (  )
社内の決裁の手順 できる 自法人の作法として統一できる (  ) (  )
現場の困りごとの書き出し方 できる 様式を統一しても差し支えない (  ) (  )
機器の候補の整理の仕方 できる 比較の観点は共通にできる (  ) (  )
記録の残し方 できる 確認した日・担当の欄は共通でよい (  ) (  )
問い合わせの記録の様式 できる 日付・部署・内容の欄は共通でよい (  ) (  )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

本部と事業所の役割の分け方

県ごとに違うということは、読む人が事業所の側にいなければならないということでもあります。本部が全県分の要領を読み込むのは現実的ではありませんし、読んだとしても各県の告知を追い続けることはできません。そこで、本部は「型と期日の管理」を持ち、事業所は「自県の中身を読む」を持つ、という分け方が実務に合います。

役割 本部が持つこと 事業所が持つこと 受け渡す物(記入欄)
探す 探し方の手順を配る 自県のページを実際に探す (   )
読む 読む観点の一覧を配る 自県の要領を読んで欄を埋める (   )
問い合わせる 問い合わせの記録の様式を配る 自県に確認し、記録を残す (   )
期日を管理する 県ごとの期日を一覧にして持つ 期日が変わったら本部に伝える (   )
決裁する 決裁の基準と手順を持つ 決裁に必要な資料を揃える (   )
見積を取る 社内の取り方のルールを持つ 県の指定に合わせて調整する (   )
機器を選ぶ 比較の観点を配る 現場の困りごとに合わせて選ぶ (   )
報告する 報告の期限を一覧で管理する 県の様式で作成し提出する (   )
記録を残す 保存の場所とルールを決める 資料と回答を保存する (   )
引き継ぐ 引き継ぎの様式を配る 担当が代わるときに埋めて渡す (   )
次年度に備える 見直しの時期を全社で決める 自県の状態を見て報告する (   )
市区町村を見る 見る観点を配る 所在の市区町村を実際に確かめる (   )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

県をまたぐ法人で起きやすい取り違え

起きやすい取り違え どこで起きるか どう防ぐか 社内での決め(記入欄)
本部の所在する県の要領を全社に配る 手順を作る段階 配るのは「読む観点」までにとどめる (   )
一つの県の締切を全社の締切にする 期日の管理 県ごとに別の期日として管理する (   )
同じ様式を全事業所で使う 書類の作成 県の様式を事業所ごとに取得する (   )
まとめて一括で申請しようとする 申請の単位 申請の単位の記載を県ごとに確かめる (   )
一つの県の対象の区分で機器を全社統一する 機器の選定 区分の記載を県ごとに確かめてから統一の可否を判断する (   )
一つの県の回答を他県にも当てはめる 問い合わせの後 回答は県名とともに記録し、他県には持ち込まない (   )
報告の年数を全社で同じにする 導入の後 県ごとの記載に従って管理する (   )
事業所の所在地ではなく本部の所在地で探す 探し始め 事業所の所在地を先に確定する (   )
市区町村の制度を本部だけが見る 調べ方 事業所ごとに所在の市区町村を確かめる (   )
担当者が一人で全県を追う 体制 事業所ごとに担当を割り当てる (   )
記録が担当者の手元にしか無い 引き継ぎ 保存の場所を全社で一か所に決める (   )
他県が終了だったので全社で見送る 状態の読み方 県ごとに状態を確かめる (   )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

前年度の要領から読み取っておくこと|今年度の告知を待つ間にできる準備

当社データベースでこの分類のレコードの状態を見たとき、多くが「終了」でした。終了という語は一見するとがっかりする情報ですが、実務では違う意味を持ちます。終了しているということは、その年度の要領と様式が、既に公表された形で存在しているということだからです。今年度の告知を待つ間に読めるものがある、ということになります。

ただし前年度の要領は今年度の内容を保証するものではありません。年度が変われば見直されます。ですから前年度の要領は「答え」としてではなく、「どういう項目が並ぶかを知るための下敷き」として使います。下敷きがあると、今年度の要領が出たときに読む速さがまるで変わります。どこに何が書いてあるかを既に知っている状態で開けるからです。

もう一つ、前年度の要領を読む効用があります。社内で決めておくべきことが分かることです。要領を読むと、事業所の側で先に決めていないと書けない欄が出てきます。どの機器を何台入れるか、どの業者から見積を取るか、誰が担当するか。これらは告知が出てから決めるには重い判断です。下敷きの段階で決めておけば、告知が出た日から動けます。

前年度の要領から読み取る項目

以下は、前年度の要領を開いたときに読み取っておく項目です。読み取った内容は右の欄に書き込み、今年度の要領が出たときに同じ欄をもう一度埋めて見比べます。見比べると、年度の間で何が変わったのかが分かります。

区分 読み取る項目 読み取っておくと何ができるか 前年度の記載(記入欄) 今年度の記載(記入欄)
対象 対象となる事業者の書き方 自事業所が読むべき事業かを早く判断できる (  ) (  )
対象 対象となるサービス種別の並べ方 複数事業所のうちどれを検討するか決められる (  ) (  )
対象 対象となる機器の区分の立て方 入れたい機器がどの区分に当たるか見当がつく (  ) (  )
対象 対象となる経費の並べ方 本体以外の費用の扱いを見当づけられる (  ) (  )
対象 対象から外れるものの書き方 候補から早く落とせる (  ) (  )
様式 申請の様式の構成 先に書ける欄を埋めておける (  ) (  )
様式 計画を書く欄の項目 現場の困りごとの整理を先に始められる (  ) (  )
様式 効果をどう書かせるかの欄 導入前の状況を先に記録しておける (  ) (  )
様式 記入例の有無 書き方の水準が分かる (  ) (  )
様式 押印や署名の扱い 決裁の段取りを組める (  ) (  )
時期 受付が始まった時期 今年度の見当をつけられる (  ) (  )
時期 受付の期間の長さ 社内の決裁が間に合うかを見積もれる (  ) (  )
時期 事前の相談の期間 相談の枠を押さえる段取りを組める (  ) (  )
時期 説明会の時期と形 参加する担当を先に決められる (  ) (  )
時期 交付の決定までの目安 発注の時期の計画を立てられる (  ) (  )
提出物 申請時に添える書類の一覧 先に集められる書類を集めておける (  ) (  )
提出物 見積書の要件 業者への依頼の仕方を決められる (  ) (  )
提出物 事業所の指定に関する書類 写しを用意しておける (  ) (  )
提出物 法人に関する書類 本部に依頼する段取りを組める (  ) (  )
提出物 提出の部数と方法 締切の直前に慌てない (  ) (  )
報告 実績報告の様式と時期 導入の後の段取りを先に組める (  ) (  )
報告 実績報告に添える証拠の種類 納品や支払の記録の残し方を決められる (  ) (  )
報告 写真の求め方 設置のときに撮っておける (  ) (  )
報告 導入後の報告の年数と内容 誰がいつまで管理するかを決められる (  ) (  )
報告 財産の管理に関する記載 機器の台帳の作り方を決められる (  ) (  )
結果 採択の結果の公表の有無 どういう取組が並んだかを見られる (  ) (  )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

下敷きを今年度に当てるときの注意

下敷きは便利ですが、そのまま今年度の答えとして使うと危険です。とくに社内の資料に前年度の内容を書き写したまま年度をまたぐと、誰も気づかないまま古い前提で話が進みます。以下は、下敷きの使い方の線引きです。

下敷きの使い方 この使い方でよいか 理由 社内での扱い(記入欄)
要領のどこに何が書かれているかを覚える 使ってよい 構成は年度をまたいでも大きくは変わりにくい (   )
社内で決めておく項目を洗い出す 使ってよい 自法人側の準備なので県の内容に依らない (   )
現場の困りごとを書き出しておく 使ってよい いつ書いても無駄にならない (   )
導入前の状況を記録しておく 使ってよい 後から遡って記録することはできない (   )
担当と決裁の段取りを決めておく 使ってよい 期間が短い場合に効く (   )
割合や上限を社内資料に書き写す 避けたい 年度で見直されるため古くなる (   )
締切を社内の予定表に前年度の日付で入れる 避けたい 時期は年度で動きうる (   )
前年度の様式に記入して準備する 避けたい 様式が改められると作り直しになる (   )
前年度の対象の区分で機器を発注する 避けたい 区分が見直される場合がある (   )
前年度の記載を根拠として稟議に書く 避けたい 年度と出典を書かないと誤読される (   )
年度と出典を明記したうえで参考として添える 使ってよい 読む人が前年度分と分かる (   )
今年度の要領が出たら同じ欄を埋め直す 使ってよい 年度の間の変化が見える (   )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

避けたい書き方と言い換え|稟議・導入計画・問い合わせ記録の33組

県ごとに条件が違う制度について社内の文書を書くとき、いちばん多い誤りは断定して書いてしまうことです。読んだ人はその文を根拠として動くので、断定した文が後で違っていると、書いた人ではなく現場が困ります。ここでは、社内で実際に書かれやすい文を、検証できる形に直した文と並べます。

直し方の原則は三つです。第一に、断定を条件と出典に置き換えること。「こうなります」ではなく「◯◯年度の要領にこう書かれていました。今年度分は確認中です」と書きます。第二に、県名と年度を必ず添えること。県ごとに違う以上、県名の無い記述は意味を持ちません。第三に、確認した日と確認した人を残すことです。

※以下の「避けたい書き方」の列は、書いてはいけない例として引用しているものです。当社の見解ではありません。引用であることを示すため、すべて「」で囲んでいます。

稟議・決裁の文書での11組

避けたい書き方(引用) そのまま書くと何が起きるか 言い換えた文
「国の補助金を使って導入します」 実施主体を誤って記録し、問い合わせ先を間違える 「当事業所の所在する県が実施している事業の活用を検討します。要領は県の公表資料により確認します」
「この補助金は必ず通ります」 通らなかった場合の資金の手当てが計画に無い 「交付の決定を得られなかった場合の資金の手当てを併記します。手当ての内容は(記入欄)です」
「当事業所は要件を満たしているので採択されます」 審査の判断を社内で先取りしてしまう 「要領に記載された事項と当事業所の状況を対照した表を添付します。判断は県によりますので、県にご確認いただく事項を一覧にしています」
「他県の要領によると対象になります」 他県の記載を自県の根拠にしてしまう 「他県の要領を参考に読み方を整理しました。自県の要領での記載は確認中です(確認予定日:記入欄)」
「昨年と同じ条件で申請できます」 年度で見直された部分に気づかない 「前年度の要領を下敷きとして整理しています。今年度の要領が公表され次第、同じ項目を埋め直します」
「補助率と上限は解説記事のとおりです」 出典が無い数値が社内の前提になる 「割合と上限は自県の要領の該当の項で確認します。現時点では空欄のままとし、確認後に記入します」
「締切には十分に間に合います」 実際の所要日数を検討せずに決裁が下りる 「決裁・見積の取得・書類の準備に要する日数を積み上げ、逆算した着手日を記載します(着手日:記入欄)」
「機器を先に発注しておきます」 手続の順序と食い違う可能性がある 「発注のできる時期に関する記載を自県の要領で確認したうえで、発注の時期を決めます」
「補助金で全額まかなえます」 自己負担の額が計画に入らない 「自己負担が生じる前提で資金計画を作成し、割合の確認後に金額を確定します」
「申請は本部が一括で行います」 申請の単位の記載と食い違う可能性がある 「申請の単位に関する記載を県ごとに確認したうえで、本部と事業所の分担を決めます」
「導入後の報告は不要です」 報告の負担が計画から抜ける 「導入の後の報告に関する記載を自県の要領で確認し、報告の担当と期間を決めます(担当:記入欄)」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

導入計画・社内周知の文書での11組

避けたい書き方(引用) そのまま書くと何が起きるか 言い換えた文
「全事業所で同じ機器を同じ時期に導入します」 県ごとの時期の違いに合わない計画になる 「事業所ごとに所在する県の受付の時期を確認し、事業所単位の予定表を作成します」
「本部が作成した申請書の雛形を各事業所で使ってください」 県ごとの様式と食い違う 「各事業所は所在する県が公表する様式を取得してください。本部が配るのは記入の観点の一覧です」
「この機器は補助の対象です」 対象の区分の記載を確認する前に確定してしまう 「この機器が要領のどの区分に当たるかを、自県の別表で確認します(確認結果:記入欄)」
「導入すれば記録の時間が半分になります」 根拠の無い数値が現場の期待になる 「導入の前の状況を記録し、導入の後に同じ項目で記録して見比べます。記録する項目は(記入欄)です」
「効果は説明しなくても分かります」 計画の欄が埋まらない 「現場の困りごとと、導入によって変えたい業務を具体の作業の単位で書き出します」
「通信環境も当然含まれます」 対象外の費用を計画に入れる 「通信の環境の整備に関する費用の扱いを自県の要領で確認します」
「リースでも問題ありません」 契約の形を先に決めてしまう 「購入とリースの扱いに関する記載を確認したうえで、契約の形を決めます」
「研修の費用も一緒に出ます」 対象経費の範囲を誤る 「研修に関する費用が対象経費に含まれるかを、自県の要領の対象経費の項で確認します」
「今年だめでも来年は必ず使えます」 翌年度の実施を前提に計画を組む 「次年度の実施は県の判断によります。次年度の公表を確認する時期を決めておきます(時期:記入欄)」
「他の補助金と併用できます」 併用の記載を確認せずに資金計画を組む 「他の制度との関係に関する記載を自県の要領で確認し、重なる経費が無いか整理します」
「申請の書類は業者が全部作ってくれます」 作成の主体があいまいになる 「申請の書類は当法人が作成します。機器の仕様や見積に関する資料の提供を業者に依頼します」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

県への問い合わせと、その記録での11組

避けたい書き方(引用) そのまま書くと何が起きるか 言い換えた文
「補助金について教えてください」 何を聞きたいのかが伝わらず、回答が一般論になる 「◯◯年度の要領の対象経費の項について伺います。当事業所は◯◯(種別)で、導入を検討しているのは◯◯です」
「うちは対象になりますか」 判断を相手に丸投げする形になる 「要領の対象事業者の項に記載された事項と、当事業所の状況を対照しました。読み方に誤りが無いかを確認させてください」
「(電話で確認済み)」 いつ誰に何を確認したかが残らない 「◯月◯日、◯◯県の◯◯を所管する部署に電話で確認。応対者の所属:(記入欄)。確認した内容:(記入欄)」
「担当者がこう言っていました」 口頭の回答が根拠として一人歩きする 「口頭での回答のため、要領の該当の箇所を併記します。要領に記載が無い事項については、書面での確認を依頼します」
「他県ではこうでした」 他県の運用を持ち込む形になる 「他県の要領を読んで疑問に思った点として伺います。当県での扱いをご教示ください」
「早く回答してください」 締切の管理を相手に転嫁する 「◯月◯日までに社内の決裁を進めたいと考えております。回答に要するおおよその期間をご教示ください」
「今年も去年と同じですよね」 確認したつもりで確認になっていない 「前年度の要領の◯◯の項について、今年度の取扱いをご教示ください」
「二次募集は必ずありますか」 断定を求める問いになり回答が得にくい 「追加の募集が行われる場合、どこで告知されるかをご教示ください」
「申請書を代わりに書いてもらえますか」 役割の切り分けがあいまいになる 「様式の記入例の有無をご教示ください。記入は当法人で行います」
「聞いたことは全部メモしました」 記録の形式が担当ごとに違い引き継げない 「日付・部署・応対者の所属・質問・回答・次の対応、の順で記録します(様式:社内共通)」
「回答は担当者だけが知っていれば十分です」 担当が代わると回答が失われる 「回答は社内の共有の場所に保存し、保存の場所を引き継ぎの書面に記載します(場所:記入欄)」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

当社データベースでどう数えているか|分類の定義と、数えられていないもの

この記事で件数を書くのは、この章だけです。数字を出す以上、何をどう数えたのかと、その数字が何を意味しないのかを併せて書きます。

当社は補助金・助成金の公表情報を収集し、目的による分類を付けたデータベースを保有しています。本記事の執筆時点で収録しているのは360制度で、そのうち目的の分類が「介護テクノロジー・ICT」であるものは31件です。この31件は31の都道府県にわたっており、同じ県が重複して入っている状態ではありませんでした。実施主体は31件すべてが都道府県で、市町村や国が実施主体として登録されているものは、この分類の中にはありません。収録時点の募集の状態は準備中が6件、公募中が2件、終了が23件でした。

あわせて、目的の分類が「ICT・DX導入」となっているものの中に、障害福祉の分野を対象とする同じ型の事業が登録されています。分野が違うため別の分類に入っていますが、名称の形はよく似ています。名称だけで探すと取り違えが起きうる部分です。

この数字が意味しないことを三つ書きます。第一に、これは当社の分類であって、制度の全体像ではありません。当社が収集できた範囲で目的の分類を付けた結果であり、四十七の都道府県すべてを収録できているとは限りません。第二に、収録されていない県について「実施していない」と読むことはできません。第三に、状態の表示は収録した時点のものであり、県の側の更新との間に時間差があります。最終の根拠は、常に自県の公表資料です。

数え方の項目 当社データベースでの定義 この数字で言えること 言えないこと
収録している制度の総数 公表情報から収集し、当社が整理した制度の件数(360制度) 当社が把握している範囲の広さ 国内に存在する制度の総数
「介護テクノロジー・ICT」の件数 目的の分類をこの区分に付けたレコードの件数(31件) 当社の分類でこの区分に入るものの数 介護分野で機器の導入に使える制度の全数
県の広がり 31件がそれぞれ別の県に対応(31都道府県) この分類の中に県の重複が無いこと 四十七都道府県すべてを網羅していること
実施主体 レコードの実施主体の欄の値(31件すべて都道府県) この分類では県が実施主体であること 市町村が独自の制度を持っていないこと
準備中の件数 収録時点で受付の告知が確認できなかったもの(6件) 収録時点で受付前と整理された数 いつ受付が始まるか
公募中の件数 収録時点で受付の期間の中にあると整理したもの(2件) 収録時点で受付中と整理された数 今この瞬間も受付中であること
終了の件数 収録時点で受付の期間が過ぎていると整理したもの(23件) 収録時点でその回の受付が締められていた数 その県で今年度の機会がもう無いこと
障害福祉分野の同型の事業 目的の分類が「ICT・DX導入」の中に含まれる 分野ごとに別の事業として整理されていること 両分野の要領の内容が同じかどうか
要領の中身 当社は制度の存在と実施主体までを整理している どこが実施しているか 割合・上限・対象経費・様式などの条件
更新のしかた 公表情報を収集した時点で登録し、随時見直す 収録の時点の状況 県の更新との時間差の大きさ

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

この記事で意図的に書かなかったこと

書かなかったことを明示しておきます。書いていない理由が分かれば、読む側が「ここは自分で確かめる部分だ」と判断できるためです。

書かなかったこと 書かなかった理由 どこで確かめるか
補助の割合 県ごと・年度ごとに置かれ、記事に写すと古くなる 自県の要領の該当の項
上限の額 同上。置き方の単位も県で変わりうる 自県の要領の該当の項
受付の期間 県ごとに置かれ、追加の募集の有無も分からない 自県の公募の案内
個々の県の窓口の名称 組織の改編で変わり、県ごとに異なる 自県の組織の案内
個々の県の様式 県が公表するものをそのまま使う必要がある 自県の公表資料
三十一県それぞれの条件 一件ずつ突き合わせた結果ではないため 各県の公表資料
手続きの代行に関する案内 当社は書類の作成・提出の代行を行わないため
特定の製品の評価 本記事は制度の読み方を扱うため

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

よくある質問|県ごとの違いの読み方について

以下は、県ごとに実施されているという構造について寄せられやすい問いです。手続きの方法そのものにはお答えしていません。手続きは自県の要領に書かれており、代行も行わないためです。ここでお答えするのは、読み方と、社内での整理のしかたに限られます。

名前が同じなのに、県ごとに内容が違うのはなぜですか

当社データベースで確認できた範囲では、この分類の制度は実施主体がいずれも都道府県でした。要領を作り、募集を行うのが県である以上、その県の判断で置かれる部分が出てきます。名称が共通していることと、条件が共通していることは別のことだとお考えください。

他県の要領を読んでも意味がないのでしょうか

意味が無いわけではありません。ただし使い方が限られます。他県の要領は「どういう項目が並ぶか」を知るための下敷きとしては役に立ちます。一方で、そこに書かれた条件を自県の条件として扱うことはできません。社内の文書に書くときは、参考にした県名と年度を必ず添えてください。

当社データベースに自分の県が載っていないのですが

収録されていないことと、その県で実施されていないことは別のことです。当社データベースは公表情報を収集して整理したもので、四十七の都道府県すべてを収録できているとは限りません。自県のページを直接お探しいただき、見つからない場合は県にお尋ねください。

「終了」と書かれていました。今年度はもう見なくてよいですか

状態は収録した時点のものです。また、追加の募集が行われるかどうかを当社が確認したわけではありませんので、断定はできません。県の告知のページを見る間隔を決めて、担当を割り当てておくことをおすすめします。あわせて、公表されている要領と様式は次の機会の下敷きとして使えます。

「準備中」の間にできることはありますか

あります。前年度の要領を読んで項目の並びを覚えること、現場の困りごとを書き出すこと、導入の前の状況を記録しておくこと、社内の決裁に要する日数を確かめておくことです。いずれも県の内容に依らない準備なので、いつ始めても無駄になりません。

複数の県に事業所があります。本部でまとめて進められますか

まとめられる部分と、まとめられない部分があります。社内の決裁の手順、記録の残し方、機器を比べる観点は共通にできます。一方で、受付の時期・様式・対象の区分・報告の時期は県ごとに置かれるため、事業所ごとに分けて管理することになります。本章の前の表で、共通にできるものとできないものを分けています。

介護と障害の両方の事業所があります。同じ事業で申請できますか

当社データベースでは、分野ごとに別の事業として登録されているものがありました。名称の形が似ているため、名称だけで探すと取り違えが起きます。自事業所の分野を先に確定してから、その分野の事業を探してください。両分野の要領が同じ内容かどうかは、当社では確認していません。

申請書の作成をお願いすることはできますか

当社は申請書類の作成や提出の代行を行いません。行政書士法第十九条により、報酬を得て官公署に提出する書類の作成を業として行うことは制限されています。また、介護保険法に基づく届出書類の作成・提出代行は社会保険労務士の業務です。本記事は、事業所ご自身が自県の資料を読むための整理の材料としてお使いください。

市町村の制度も見たほうがよいですか

当社データベースのこの分類では、実施主体はいずれも都道府県でした。ただし別の分類には市町村が実施主体のものも登録されています。所在する市区町村が独自の制度を持っている場合がありますので、県とは別に確かめておくと見落としが減ります。

社内の資料に、割合や上限を書いてもよいですか

書く場合は、参照した資料名・年度・確認した日を必ず併記してください。併記が無いと、年度をまたいだときに誰も古さに気づけません。確認が済んでいない段階では、空欄のまま残しておくほうが安全です。空欄は「まだ確かめていない」という情報を伝えますが、古い数字は「確かめた」と誤って伝えます。

出典

出典:各自治体が公表している運営指導・集団指導の資料/公共データ利用規約(第1.0版)

本ページは上記を当社が編集・加工したものであり、当該自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な取り扱いは保険者(指定権者)にご確認ください。

この記事の執筆・編集

介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。

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