訪問看護師の一日は、常に時間との戦いです。
ご利用者様のお宅を訪問し、バイタルチェック、処置、リハビリ指導、服薬確認──息つく暇もなく次の訪問先へ。そして夕方、事業所に戻ってから始まるのが「記録」の時間。訪問看護記録書Ⅱの作成、報告書、指示書への記載。気づけば20時、21時──。
「記録のために残業するなんて、何のために看護師になったんだろう」
そんな声が、私たちの耳に届きました。だから訪問看護マナを作りました。カイポケ連携AI「神マナ」の訪問看護特化機能です。
あわせて、訪問看護AIでできること・選び方もご覧ください。
訪問看護の記録問題 ── 見えない残業の実態
訪問看護ステーションの離職理由として、常に上位にランクインするのが「記録業務の負担」です。
1件の訪問に対して必要な記録は多岐にわたります──
- 訪問看護記録書Ⅱ(訪問ごとの詳細記録)
- バイタルサインの記録と推移管理
- 主治医への報告書
- ケアマネジャーへの連絡
- 多職種間の情報共有記録
これらを正確に、丁寧に、毎日の全訪問分書き上げる。1日5〜6件の訪問をこなした後の記録作業は、体力的にも精神的にも大きな負担です。
訪問看護マナが実現する「訪問先で完結する記録」
訪問看護マナは、この問題を根本から解決します。
スマートフォンで、訪問先から直接入力
訪問先でスマートフォンを取り出し、バイタルサインや観察内容を入力。するとAIが適切な看護記録文を自動生成します。医療用語を正確に使いながら、過不足のない記録が瞬時に完成します。
カイポケにボタン一つで転記
居宅マナのケアプランAIと同様に、訪問看護マナもRPAによるカイポケ自動転記に対応。訪問先で作成した記録を、ボタン一つでカイポケに反映できます。事業所に戻ってからの入力作業は不要です。
事業所に戻らずに記録を仕上げる
訪問先で話した内容から、記録の下書きがその場でできます。事業所に戻ってから一から書き起こす工程が減れば、その分をご利用者様との対話や、スタッフの研修、自分自身の休息に回しやすくなります。(※作業時間は業務内容・運用により異なります。訪問看護の記録時間は当社では未計測です)
「優しいUI」── テクノロジーが苦手でも安心
「AIって難しそう」「私、スマートフォンも苦手なのに……」
そんな声をたくさん聞いてきました。だからこそ、訪問看護マナは使い方を教える必要がないほどシンプルに設計されています。
大きな文字、直感的なボタン配置、迷わないナビゲーション。初めてスマートフォンを使う方でも、タップするだけで記録が完成します。裏では高度なAIが動いていますが、表に見えるのは「やさしさ」だけ。これが神マナが大切にするUI/UXの哲学です。
看護師が看護に集中できる世界へ
訪問看護マナが目指しているのは、単なる業務効率化ではありません。
看護師が、看護に集中できる世界。ご利用者様の手を握り、目を見て話し、「あなたのことを想っています」と伝える時間を取り戻すこと。それが、私たちが訪問看護マナに込めた願いです。
訪問看護の現場から聞こえてくる声が、「記録が辛い」から「今日もいいケアができた」に変わる日。その日は、もう目の前に来ています。
この物語の続き:訪問介護×AI ── 「訪問介護マナ」で記録がボタン一つで完了
物語の始まり:カイポケ連携AIなら「神マナ」── 介護の未来を変えるAIパートナー
次回予告
看護記録だけではありません。
訪問介護のヘルパーさんたちも、同じ悩みを抱えていました。
「利用者さんとの時間より、記録の時間の方が長い」──
その声に応えたのが、「訪問介護マナ」です。
次回、ボタン一つで記録が完了する──その魔法の正体を明かします。
このストーリーの原点
この記事は、神マナが描く壮大なストーリーの一部です。
すべてはここから始まりました──
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訪問看護でAIが効く工程
| 工程 | いま起きていること | 変わる余地 |
|---|---|---|
| 記録書Ⅱ | 訪問後に事業所で入力している | 訪問先または移動中に入力を終える |
| SOAPの整理 | 観察と判断が混ざる | 話した内容をSOAPの型に整理する |
| 計画書・報告書 | 記録を見返して手で書き写す | 記録から下書きを作る |
| 主治医への報告 | 変化を拾い直すのに時間がかかる | 経過から変化の候補を示す |
| カンファレンス | 録音を聞き返す時間がない | 要点を残す |
医療情報を扱ううえでの確認事項
- データの保存場所——国内か国外か。委託先の有無
- 学習に使われるか——利用者への説明に関わります
- 誰が閲覧できるか——事業所内の権限設計
- 個人が特定できる情報の扱い——氏名を伏せて運用する事業所もあります
- 事業所の個人情報保護方針との整合
- 利用者への説明と同意——必要な範囲を確認します
導入して効果が出るかを測る
- 導入前に測る——1件の記録にかかる時間、記録を書き終わる時刻
- 1人・2週間で試す
- やめる作業を1つ決める
- 同じ指標で測り直す
- 続けるか判断する
生成された文章の確認
- バイタルの数値を入力元と照合する
- 薬剤名、処置の内容を確認する
- 観察していないことが書かれていないか見る
- 医学的な断定が入っていないか見る
- 人が確認してから確定する運用にする
よくある疑問
| よくある疑問 | 考え方 |
|---|---|
| 医療的な判断をAIに任せてよいか | 任せません。判断は看護職が行い、記録の作成を支援する道具として使います |
| オフラインで使えるか | 訪問先の通信環境によります。オフライン対応の有無を確認します |
| 記録書Ⅱの様式に合うか | 出力される形が自事業所の様式に合うか、事前に確認します |
| 同意は必要か | 個人情報の取り扱いに関わります。事業所の方針と照らして判断します |
| 効果はどう測るか | 記録を書き終わる時刻と、1件あたりの記録時間が実感しやすい指標です |
導入前に測る3つの数字
- 1件の記録にかかる時間
- 記録を書き終わる時刻
- 月末の書類作成にかかる時間
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この記事の執筆・編集
介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)
介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。
監修:嶺井 美幸(看護師・訪問看護ステーション「訪問看護ようき」代表・株式会社ライフシフトCSO)
