公開日 2026年1月19日 最終更新日 2026年7月24日

訪問看護の現場で、AIは何ができるのか
訪問看護ステーションは、在宅医療の最前線を支える存在です。しかし、看護記録、報告書作成、カンファレンスの準備──事務作業に追われ、本来の看護ケアに集中できないという声をよく耳にします。
2026年、AIの活用は訪問看護の現場の働き方に変化をもたらしつつあります。このガイドでは、訪問看護AIの活用法を、具体的な記入例と手作業との対照でわかりやすく整理します。
手作業とAI活用の対照表
まず、どの業務がどう変わるのかを一覧で整理します。数値は当社利用者の実績に基づく目安で、記録内容・通信環境・使い方により異なります。
| 業務 | 従来(手作業)の進め方 | AI活用(訪問看護マナ)の進め方 |
|---|---|---|
| 訪問記録(記録書Ⅱ) | 帰所後や移動の合間に手書き・入力。用語を都度確認 | 訪問後に話すだけで下書きを生成。看護師が確認・修正 |
| 主治医への報告書 | 月末に日々の記録を読み返して手作成 | 日々の訪問記録から下書きを自動生成。看護師がレビュー |
| 看護計画書 | アセスメントを見ながらゼロから起案 | アセスメント情報から原案を提案。専門判断で修正・承認 |
| カイポケへの転記 | 記録内容を別画面へ手入力し直す | 作成した記録をRPAで転記(要・連携設定) |
※カイポケの料金体系・仕様は変動する場合があります。連携の可否・条件は最新情報をご確認ください。
訪問看護AIの活用シーン
① 訪問記録の自動生成
利用者宅での看護ケア終了後、スマートフォンに向かって話すだけ。AI音声認識が看護用語を文脈で補正し、訪問看護記録の下書きを生成します。
当社利用者の例では、従来15〜20分ほどかかっていた記録作成が、3〜5分程度まで短くなったケースもあります。(※利用実績に基づく目安であり、記録内容・通信環境・使い方により異なります)次の訪問先への移動時間に下書きを整えられるため、スケジュールに余裕が生まれます。
② 看護計画書のAI作成支援
利用者のアセスメント情報をもとに、AIが看護計画書の原案を提案。看護師は専門的な判断で修正・承認します。ゼロから起案する場合に比べ、作成にかかる時間の短縮につながります。
③ カイポケとの自動連携
訪問看護マナで作成した記録は、RPAでカイポケに転記できます(連携設定が必要)。訪問看護の実績報告、給付管理といった事務処理の手戻りを減らせます。
④ 医師への報告書作成
主治医への報告書も、AIが日々の訪問記録をもとに下書きを生成。看護師はレビューして送信します。月末の報告書作成の負担を分散できます。
SOAP記録の記入例(音声からの下書きイメージ)
「話すだけ」で実際にどんな記録が生成されるのか、イメージを(例)で示します。氏名は伏字(A様)にしています。AIが生成するのはあくまで下書きであり、最終的な記載内容は看護師が確認・修正します。
(例)利用者A様/80代・慢性心不全・在宅酸素療法中の定期訪問
S(主観的情報):「昨夜は息苦しくて何度か目が覚めた。足のむくみも気になる」
O(客観的情報):血圧138/84mmHg、脈拍82回/分・整、体温36.4℃、SpO₂ 95%(room air)。両下腿に軽度の圧痕性浮腫。呼吸音に明らかなラ音なし。体重は前回訪問時+0.8kg。
A(アセスメント):体重増加と浮腫、夜間の呼吸苦から、心不全のうっ血症状がやや増悪傾向。水分・塩分管理と服薬状況の再確認が必要と考えられる。
P(計画):本日の状態を主治医へ情報提供。次回訪問まで毎朝の体重測定を継続いただくよう本人・ご家族へ説明。塩分摂取の見直しを再指導。
このように、話した内容がSOAPの型(S/O/A/P)に整理された下書きとして生成されます。数値の入力もれや表現の整えを、看護師が最後に確認する運用が基本です。記録書Ⅱの観察項目や書き方は、訪問看護記録書Ⅱの書き方|観察項目と記入例もあわせてご覧ください。
記録をAIに渡すときの個人情報の扱い
AIに記録内容を渡す際は、利用者の氏名・被保険者番号・住所などの個人が特定できる情報は伏字(A様・◯◯様 等)にすることをおすすめします。あわせて、外部サービスへ情報を渡してよいかはご自身の事業所(ステーション)の個人情報取扱ルールを必ずご確認ください。利用者・ご家族への説明や同意の要否についても、事業所の方針に沿ってご判断ください。
導入のステップ
- 神マナアプリケーションをインストール(無料)
- 紹介コード「001011」で全機能を無料体験
- 訪問看護マナの機能を実際の訪問で試す
- 手応えを確かめてから、チーム全体に展開
訪問看護ステーションのAI活用は、少しずつ現場で試せる段階に入っています。
神マナで、看護ケアに集中できる時間を取り戻しましょう。
次回予告
訪問看護のAI活用が見えてきました。
では、居宅介護支援事業所はどうすべきか?
「導入した方がいいのはわかっている。
でも、決断できない──」
その背中を押す、5つの理由をお伝えします。
次回、居宅介護支援事業所がAIを導入すべき5つの理由。
このストーリーの原点
この記事は、神マナが描く壮大なストーリーの一部です。
すべてはここから始まりました──
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訪問看護でのAI活用のポイント
訪問看護では、AIを使って記録・報告書の作成を効率化できます。活用のポイントを整理しました。
- 音声で記録――話すだけで記録書ⅡのSOAP下書きを作成
- 報告書・計画書の下書き――月次の書類を効率化
- 専門用語の補正――音声認識の誤変換を文脈で補正
- カイポケ連携――作成した記録を転記(要・連携設定)
よくある質問(FAQ)
訪問看護でAIは使えますか?
どのくらい楽になりますか?
神マナの特徴は?
記録をAIに渡すとき、個人情報は大丈夫ですか?
カイポケを使っていないのですが、どうすればよいですか?
無料ではじめる
次の一歩を、どうぞ
介護のDXは、ゆっくりでいい。
まずは無料で、現場で試すところから。
アプリケーションを無料で使ってみる(iPhone / Android)
利用者さま3名まで・期限なく無料/クレジットカード登録不要
様式・制度の参考と出典
訪問看護計画書・訪問看護報告書の様式や記載要領は、厚生労働省の通知「訪問看護計画書及び訪問看護報告書等の取扱いについて」(平成12年3月30日 老企第55号)で示されています。同通知では、訪問看護計画書を別紙様式1、訪問看護報告書を別紙様式2として標準様式が定められ、計画書には「看護・リハビリテーションの目標、訪問計画及び看護内容」等を記載することとされています。最新の様式・要領は原典をご確認ください。
出典:厚生労働省ウェブサイト(https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00ta4396&dataType=1&pageNo=1)/公共データ利用規約(第1.0版)
本ページは上記を当社が編集・加工したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。
この記事の執筆・編集
介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)
介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。
監修:嶺井 美幸(看護師・訪問看護ステーション「訪問看護ようき」代表・株式会社ライフシフトCSO)
