「ケアプランAI」という言葉を耳にする機会が増えました。一方で「実際に何ができるのか」「自分の事業所に合うのか」「料金はどのくらいか」が分かりにくい、という声もよく聞きます。本記事では、ケアプランAIの基本から、できること・選び方・料金・よくある質問までを、比較の観点も交えて整理します。

背景となる流れは介護のDXからAXへ(AIが実行する段階)でまとめています。
ケアプランAIとは
ケアプランAIとは、アセスメントの情報をもとに、居宅サービス計画書(第1表〜第3表など)の原案をAIが自動で作成・提案するしくみです。ケアマネジャーがゼロから書く代わりに、AIが提示したたたき台を確認・修正して仕上げます。文章作成の負担が減り、作成時間の短縮につながります。
居宅サービス計画書の様式や課題分析標準項目は、厚生労働省の通知「介護サービス計画書の様式及び課題分析標準項目の提示について」(平成11年11月12日 老企第29号)で示されています。ケアプランAIは、こうした標準様式に沿った原案づくりを補助する道具、という位置づけです。実際の様式・項目は改定で変わることがあるため、原典をご確認ください。
ケアプランAIでできること
- アセスメント内容から、ニーズ・長期目標・短期目標・サービス内容の原案を自動作成
- 第1表(総合的な援助の方針)や第3表(週間サービス計画)の下書き
- 表現のゆれをそろえ、文章の質を一定に保つ
- 過去の記録や類似事例をもとにした文例の提案
あくまで「原案づくり」を担うもので、最終的な判断と責任はケアマネジャー・事業所が持ちます。
導入する3つのメリット
- 時間の短縮――文章作成の負担が減り、利用者さまと向き合う時間が増えます。
- 品質の標準化――書き手による表現のばらつきを抑えられます。
- 属人化の解消――新任ケアマネの立ち上がりを助けます。
AIに記録を渡すときの個人情報の扱い
ケアプランAIはアセスメントや記録を入力して使うため、個人情報の取り扱いに配慮が必要です。試用や検討の段階では、利用者さまの氏名は伏字(例:A様)にし、被保険者番号などの識別情報は入れずに動作を確かめると安心です。本番運用でどこまで実データを入力してよいかは、各サービスのプライバシーポリシー・利用規約と、事業所内(法人内)の個人情報取り扱いルールを確認したうえで判断してください。
失敗しない選び方の6つの観点
「選び方」は、価格の大小だけでなく、次の観点を自事業所の実ケースで確かめると判断しやすくなります。無料枠のある製品なら、実際の利用者さま1名分(氏名は伏字)で下書きを1件つくってみるのが、いちばん外れの少ない試し方です。
| 確認する観点 | 見るべきポイント | 確認方法(例) |
|---|---|---|
| 介護ソフトとの連携 | 二重入力が生じないか。今のソフトへ転記できるか | 「使っているソフトに転記できますか」と質問/無料期間で試す |
| 原案の精度 | 修正の手間がどの程度か | 自事業所の実ケースで下書きを1件作ってみる |
| 操作のしやすさ | 現場の誰もが使えるか | IT担当以外のスタッフに触ってもらう |
| 料金体系 | 月額固定/従量/無料枠。事業所の規模に合うか | 課金単位(人数・事業所数)と見積もりを確認 |
| サポート体制 | 導入時と運用後に相談できるか | 問い合わせ手段と対応時間を確認 |
| セキュリティ・個人情報 | データの保管場所と利用範囲 | プライバシーポリシー・利用規約を確認 |
料金の考え方と、よくある課金モデル
ケアプランAIの料金は、各社で体系も金額も異なり、改定・キャンペーン等で変動します。金額の断定はできないため、導入前に最新の見積もりを直接ご確認ください。ここでは、比較の土台として代表的な課金モデルの型を整理します。
| 課金モデル | 特徴 | 向いている事業所 |
|---|---|---|
| 無料枠+有料 | 少人数なら無料で始められ、規模拡大で有料へ移行 | まず試したい/小規模 |
| 月額固定 | 人数に関わらず定額。予算が読みやすい | 利用者数が多い |
| 従量(人数・件数) | 使った分だけの課金。始めやすい | 利用者数が少ない〜変動する |
金額そのものより、「削減できる作業時間 × ケアマネジャーの人件費」と月額料金が見合うか、という費用対効果で考えると判断しやすくなります。(例)これまでケアプラン原案の作成に1件あたり一定の時間がかかっていた場合、短縮できた時間分の人件費を月額料金と比べます。ただし時間短縮の程度は環境・使い方により異なるため、まず無料枠で自事業所の実ケースを1件試してから判断すると、数字の当たりを付けやすくなります。
ケアプランAI よくある質問(FAQ)
Q. ケアプランAIは無料で使えますか?
無料から始められるものもあります。神マナ(介護のマナ)は利用者さま3名まで、期限なく無料でお使いいただけます(クレジットカード登録不要)。
Q. 料金はどのくらいかかりますか?
製品ごとに課金モデル(無料枠+有料/月額固定/従量)も金額も異なり、変動します。金額は各社の最新の見積もりでご確認ください。神マナは利用者さま3名まで無料で、規模に応じた有料プランがあります。
Q. 今使っている介護ソフトと連携できますか?
製品によります。神マナはカイポケのアドオン(足すだけ)として使え、作成した内容をそのまま転記できます。ソフトの入れ替えは不要です。カイポケなど他社ソフトの料金体系は変動するため、各社にご確認ください。
Q. AIがケアマネジャーの仕事を奪いませんか?
奪いません。AIは「原案づくり」を担う道具で、利用者さまを理解し最終判断を行うのはケアマネジャーです。考える時間を生み出すのが目的です。
Q. AIが作ったプランの精度や責任は?
原案は必ずケアマネジャーが確認・修正します。責任はケアマネジャー・事業所が持ちます。精度は、ご自身の実ケース(氏名は伏字)で試してご確認ください。
Q. 個人情報やセキュリティは大丈夫ですか?
取り扱う情報の管理体制を確認することが大切です。試用時は氏名を伏字にし、本番運用の範囲は各サービスの規約と事業所内ルールに沿って判断してください。
「居宅マナ」という選択肢
介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」の居宅向け機能(居宅マナ)は、アセスメントから第1表〜第3表の原案を自動作成します。カイポケにそのまま転記でき、ソフトの入れ替えは不要。ケアプラン(居宅サービス計画書 第1・2・3・6表)の原案作成では、実証で平均125.5分が37.6分になりました(2024年2月、ケアマネジャー10名・10件の計測。業務内容・運用により異なり、効果を保証するものではありません。詳しくは効果に関する実測データ)。利用者さま3名まで、期限なく無料でお試しいただけます。
本ページは上記を当社が編集・加工したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。制度・様式・単位数は改定で変わることがあるため、最新の原典をご確認ください。
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工程別|ケアプラン作成の8工程に、4タイプのAIがどこまで届くか(32通りの対照表)
「ケアプランAI」という一語で呼ばれている道具は、実際には性格の違う4つのタイプに分かれます。汎用チャットAI(ブラウザやアプリから使う対話型のAI)、介護ソフトに内蔵されたAI(いま使っている記録・請求ソフトの中に追加された機能)、専用のケアプランAI(居宅サービス計画の様式と工程に合わせて作られたもの)、音声入力ツール(話した言葉を文字にするところまでを担うもの)です。この4つは、できることの範囲も、個人情報の置き場所も、様式に出せるかどうかも違います。
買う側・選ぶ側が最初に決めるべきなのは「AIを入れるかどうか」ではなく、自分の事業所のどの工程が重いのかを先に特定し、その工程に届くタイプを選ぶことです。アセスメントの聞き取りが重い事業所と、第2表の文章化が重い事業所と、給付管理の突合が重い事業所とでは、選ぶべき道具が違います。まず4タイプの性格を整理します。
| タイプ | 実体(何が入っているか) | データの置き場所として確認するところ | 様式(第1表〜第7表)への出力 | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|---|
| 汎用チャットAI | 対話型の言語モデル。介護の様式や制度に合わせて作られてはいない | 入力した文章が事業者側に保存されるか、学習に使われるか。設定で切り替えられるか | 様式そのものには出せない。文章を作って人が貼り付ける | 言い回しの相談、文章のたたき台、研修の想定問答 |
| 介護ソフト内蔵のAI | いま使っている記録・請求ソフトに追加された生成機能 | 既存ソフトと同じ契約・同じ保管場所か、別の事業者に渡るのか | ソフトの様式にそのまま入ることが多い。入る欄の範囲を確認する | すでに入っている利用者情報を材料に使いたいとき |
| 専用のケアプランAI | 居宅サービス計画の工程と様式に合わせて作られたもの | 保管場所、学習利用の有無、事業所ごとの分離、削除の求めへの応じ方 | 様式に沿った形で出ることを前提に作られている。取り込み経路を確認する | 第1表〜第3表の原案づくりと、記録からの引き継ぎ |
| 音声入力ツール | 話した言葉を文字にする部分。文章の組み立ては担わないものもある | 音声そのものがどこに送られ、いつまで残るか | 文字にした結果を人が貼り付ける。欄への割り振りは人が行う | 訪問直後の記録、担当者会議の記録、聞き漏らしを防ぐ |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
次の表が本体です。ケアプラン作成を8つの工程に分け、4タイプそれぞれについてできること/できないこと/どのタイプを使っても人に残ることを1行ずつ並べています。自分の事業所で重い工程の行だけを縦に読めば、選ぶべきタイプが絞れます。
| 工程 | タイプ | できること | できないこと | どのタイプでも人に残ること |
|---|---|---|---|---|
| アセスメントの整理 | 汎用チャットAI | 貼り付けた聞き取りメモを、項目ごとに並べ替える。聞き漏らしていそうな観点を挙げる | 本人の生活を知らないため、書かれていない事実を補えない。前回のアセスメントを踏まえられない | 本人・家族に会って確かめること。書かれていない不足を見つけること |
| アセスメントの整理 | 介護ソフト内蔵のAI | ソフト内の基本情報・サービス利用状況を材料にして、項目の空欄を示す | ソフトに入っていない情報(近隣の関係、住まいの段差、本人の口ぐせ)は扱えない | 訪問して見た事実の入力。空欄の理由の記録 |
| アセスメントの整理 | 専用のケアプランAI | 課題分析標準項目の並びに沿って整理し、前回との差分を示す設計のものがある | 面接の場で本人が言い淀んだこと、表情や住環境の観察は入力されなければ存在しない | 観察の記録。差分の意味づけ |
| アセスメントの整理 | 音声入力ツール | 面接中のやり取りを文字にして残す。本人の言葉をそのまま保存できる | 文字にするだけで、項目に振り分けたり不足を指摘したりはしない | 録音の同意を得ること。文字化された内容の確認 |
| 課題の言語化(ニーズの文章化) | 汎用チャットAI | 断片的なメモから、主語と生活場面を含む文章の候補を複数出す | その利用者に固有の事情を知らないため、どの候補が正しいかを選べない | 本人の望む暮らしと突き合わせて、どの文章を採るかの判断 |
| 課題の言語化(ニーズの文章化) | 介護ソフト内蔵のAI | 過去のプランや記録の言い回しを引き継いだ候補を出す | 過去の言い回しに引きずられ、状態が変わっても似た文章が出やすい | 前回から何が変わったかを言葉にすること |
| 課題の言語化(ニーズの文章化) | 専用のケアプランAI | アセスメントの記載から、課題・要因・望む暮らしの3点がそろった文の候補を出す | 本人が言っていないことを「望んでいる」とは書けない。書かれていれば人が消す必要がある | 本人の言葉が残っているかの確認 |
| 課題の言語化(ニーズの文章化) | 音声入力ツール | 本人が実際に使った表現を文字として確保する。ニーズ欄の材料になる | 話し言葉のままで、計画の文体には整わない | 話し言葉を計画の文体に直す作業 |
| 第1表の総合的な援助の方針 | 汎用チャットAI | 方針の文章の型を示す。短くまとめ直す | 関わっている事業所名・緊急時の連絡順・主治医の意見を知らない | 関係機関の役割と連絡体制の記載 |
| 第1表の総合的な援助の方針 | 介護ソフト内蔵のAI | ソフトに登録された事業所・担当者を差し込んだ文案を作る | 登録が古いままだと、関わっていない事業所の名が残る | 登録情報が現況と合っているかの確認 |
| 第1表の総合的な援助の方針 | 専用のケアプランAI | 第2表のニーズと方針の向きがそろっているかを見る設計のものがある | 本人・家族の意向欄の「言い方」までは代われない | 本人・家族の意向の受け止めと同意の手続き |
| 第1表の総合的な援助の方針 | 音声入力ツール | 初回面接での家族の発言を、意向欄の材料として残す | 意向欄の文章そのものは作らない | 誰の意向かを分けて書くこと |
| 第2表のニーズ・目標・サービス内容 | 汎用チャットAI | 長期目標と短期目標の粒度をそろえる。サービス内容の書き分けの案を出す | 実在しないサービス名や、その地域にない事業所名を書くことがある | 位置付けたサービスが実在し、利用できる形かの確認 |
| 第2表のニーズ・目標・サービス内容 | 介護ソフト内蔵のAI | 登録済みの事業所一覧から選ばせる形で、存在しないサービスが入りにくい | 登録にない社会資源(インフォーマル)は候補に出てこない | インフォーマルな支援の書き込み |
| 第2表のニーズ・目標・サービス内容 | 専用のケアプランAI | ニーズ・長期目標・短期目標・サービス内容の縦のつながりを保った原案を作る | 目標の期間の妥当性は、本人の状態を知らなければ決められない | 期間の設定と、期間内に見直す約束 |
| 第2表のニーズ・目標・サービス内容 | 音声入力ツール | 担当者会議で出た具体的な支援内容を、その場の言葉で残す | 欄への振り分けはしない | 会議で決まったことを欄に落とす作業 |
| 第3表の週間サービス計画表 | 汎用チャットAI | 曜日と時間帯の並びを整える。重複を指摘する | 事業所の空き状況・送迎範囲・家族の就労時間を知らない | 実際に組めるかの確認と調整 |
| 第3表の週間サービス計画表 | 介護ソフト内蔵のAI | 登録済みの提供時間から週間表を組み立てる。第2表との食い違いを示すものがある | 登録されていない主な日常生活上の活動は空欄のままになる | 本人の1日の過ごし方の記載 |
| 第3表の週間サービス計画表 | 専用のケアプランAI | 第2表に位置付けた頻度と週間表の回数がそろっているかを見る設計のものがある | 利用票との突合まで担わないものがある | 利用票・別表との一致の確認 |
| 第3表の週間サービス計画表 | 音声入力ツール | 本人の生活リズムの聞き取りを文字で残す | 表の形には組まない | 週単位以外のサービスの書き込み |
| 第4表・第5表(会議の要点・支援経過) | 汎用チャットAI | 手元のメモから要点の下書きを作る | 誰が何を言ったかの対応づけを誤ることがある。欠席者の扱いを知らない | 発言者と結論の対応の確認 |
| 第4表・第5表(会議の要点・支援経過) | 介護ソフト内蔵のAI | ソフト内の記録から支援経過の下書きを起こす | 電話の内容・訪問時の口頭のやり取りは、入力されていなければ残らない | その日にあった事実の入力 |
| 第4表・第5表(会議の要点・支援経過) | 専用のケアプランAI | 会議の記録から、検討した項目・結論・残った課題を分けて整える | 参加できなかった事業所への照会の有無までは判断しない | 欠席事業所名・担当者名・理由と照会内容の記載 |
| 第4表・第5表(会議の要点・支援経過) | 音声入力ツール | 会議中の発言を文字にする。要点の作成が後追いにならない | 要点への圧縮は人が行うものがある | 録音の同意と、記録として残す範囲の判断 |
| モニタリング | 汎用チャットAI | 評価の書き方の型を示す | 前回の記載を覚えていないため、毎回似た文章になりやすい | 前回からの変化と、達成度の判断 |
| モニタリング | 介護ソフト内蔵のAI | 訪問記録・サービス実績を材料に、当月の状況を要約する | 実績に表れない変化(意欲、家族の疲れ)は拾えない | 本人・家族から聞き取った変化の記載 |
| モニタリング | 専用のケアプランAI | 短期目標ごとに達成度と根拠を並べた下書きを作る設計のものがある | 目標を変えるべきかの決定はしない | 計画変更の要否の判断と手続き |
| モニタリング | 音声入力ツール | 訪問直後に、その場で見た事実を声で残せる | 評価文にはならない | 観察した事実と評価を分けて書くこと |
| 給付管理 | 汎用チャットAI | 手順の確認や用語の整理に使える | 請求データを扱わない。実績との突合はできない | 実績報告と計画の突合 |
| 給付管理 | 介護ソフト内蔵のAI | ソフト内の実績と給付管理票の食い違いを示すものがある | 他事業所から届いた紙の実績は、入力されなければ比較できない | 各事業所の実績報告の取り寄せ |
| 給付管理 | 専用のケアプランAI | 計画に位置付けた頻度と実績の回数の差を一覧で示す設計のものがある | 請求そのものは行わない | 差が出た理由の確認と、計画変更の判断 |
| 給付管理 | 音声入力ツール | 事業所への確認の電話内容を記録として残せる | 数量の照合はしない | 確認した相手・日時・内容の記録 |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
工程ごとに、AIへ渡す材料とAIから受け取る形をそろえる
導入がうまくいかない事業所の多くは、道具の性能ではなく渡す材料が足りていないところで止まっています。AIは、渡されていない事実を作れません。逆に言えば、渡す材料と受け取る形を工程ごとに決めておけば、どのタイプを使っても出力は安定します。
| 工程 | AIに渡す材料(これが無いと出力が一般論になる) | AIから受け取る形 | 人が確定させること | 残す記録 |
|---|---|---|---|---|
| アセスメントの整理 | 面接メモ、前回のアセスメント、主治医意見書の要点、住まいの状況 | 項目別に並べ替えた一覧と、空欄の指摘 | 空欄が「聞いていない」のか「該当がない」のかの区別 | 確認した日と確認先 |
| 課題の言語化 | 本人の発言そのまま、家族の発言、できていること・できていないこと | 課題・要因・望む暮らしの3点を含む文の候補 | 本人の言葉を残したまま整えること | 採らなかった候補と、採らなかった理由 |
| 第1表の方針 | 関わる事業所と担当者、緊急時の連絡順、主治医の意見 | 方針の文案(関係機関の役割を含む) | 連絡体制の記載が現況と合っているか | 意向を聞いた日と相手 |
| 第2表 | アセスメントの結論、利用できる事業所の一覧、家族の可能な支援 | ニーズから短期目標まで縦につながった原案 | 期間と頻度、位置付けるサービスの実在 | 担当者会議での修正点 |
| 第3表 | 各事業所の提供曜日・時間、家族の就労時間、通院日 | 週間表の下書きと、第2表との差の指摘 | 主な日常生活上の活動、週単位以外のサービス | 調整の経過 |
| 第4表・第5表 | 会議の日時・場所・出席者、欠席者への照会、検討した項目 | 要点の下書きと、支援経過の時系列 | 欠席事業所名・担当者名・理由 | 照会文書と回答 |
| モニタリング | 短期目標、当月の訪問記録、サービス実績、本人・家族の発言 | 目標ごとの状況と、前回からの差 | 達成度の判断と、計画変更の要否 | 実施日(支援経過と一致させる) |
| 給付管理 | 各事業所の実績報告、利用票・別表、計画に位置付けた頻度 | 計画と実績の差の一覧 | 差が出た理由と、その後の対応 | 事業所へ確認した記録 |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
汎用チャットAIで詰まる6か所|なぜそう起きるのかと、詰まりを外す手順(42項目)
「まず無料の対話型AIで試してみた」という事業所は少なくありません。そして多くが同じ6か所で止まります。この6つは使い方が下手だから起きるのではなく、道具の作りからそうなるものです。理由まで分かっていれば、その場でしのぐのか、道具を替えるべきなのかを切り分けられます。
| 詰まるところ | なぜそうなるか(仕組みの側の理由) | 現場で見える形 | 詰まりを外す方向 |
|---|---|---|---|
| 個人情報を入れられない | 対話型AIは事業者のサーバーへ送って処理する。送った内容の保存や利用の範囲は契約と設定で決まり、既定のままでは事業所の管理下にない | 氏名・生年月日・被保険者番号を伏せて入力するため、AIが「誰の話か」を保てず、一般的な文章しか返らない | 個人情報を扱う前提の契約になっている道具に替える。または、伏せたまま使える工程(言い回しの相談)に限定する |
| 様式に合わない | 居宅サービス計画の様式を知らないまま文章を作る。欄の幅・行数・欄ごとの書き分けの慣習が反映されない | 第2表に貼ると1つの欄に収まらない、長期目標と短期目標の粒度が同じになる、サービス内容に事業所名が混ざる | 様式の欄名と文字数の目安を毎回指示するか、様式を前提に作られた道具に替える |
| 前回の内容を覚えていない | 会話をまたいで記憶を持たない設計が既定。持たせる機能があっても、事業所の全利用者分を保持する用途には作られていない | 更新のたびに一から説明が要る。モニタリングの評価が毎月似た文になる | 前回のプランと前回の評価を毎回貼り付ける手順を決める。または利用者ごとに履歴を持つ道具に替える |
| 出典が示されない | 文章を作ることが目的で、根拠の所在を返す作りになっていない。もっともらしい制度の説明が返ることがある | 加算や様式の取扱いを尋ねると、確かめようのない説明が返る。そのまま説明に使うと後で覆る | 制度の確認には使わず、厚生労働省や保険者(指定権者)の公表資料に当たる。出典を示す道具かどうかを選定基準に入れる |
| 同じ言い回しばかりになる | もっともらしい平均的な表現を選ぶ性質がある。指示が同じなら出力も似る | 複数の利用者のプランに同じ文が並ぶ。点検で「同一の内容が続いている」と見られやすい | その人固有の事実(時刻・回数・場所・本人の言葉)を材料として渡す。出力をそのまま使わない |
| 事業所の実情を知らない | その地域の社会資源、事業所の空き、家族の事情、主治医の意見といった外部情報を持たない | 実在しないサービス名が出る。近隣にない種別が位置付けられる。家族ができない支援が前提になる | 使える事業所の一覧と家族の可能な支援を渡す。位置付けたサービスの実在を人が確認する |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
次の表は、その6分類をさらに7つずつに割った42項目です。症状から引ける形にしてあります。いま起きている困りごとの行を探し、その場の対処と、道具を替えるときの見どころを読んでください。
| 分類 | 起きていること | 原因 | その場での対処 | 道具を替えるときの見どころ |
|---|---|---|---|---|
| 個人情報 | 氏名を入れてよいか分からず、担当者ごとに扱いが違う | 事業所として入力してよい情報の範囲を決めていない | 入力可の範囲を1枚に書き出し、全員に配る | 入力してよい範囲を、契約書と設定の両方で示せるか |
| 個人情報 | 入力内容が学習に使われるか誰も答えられない | 既定の設定と、契約上の取扱いを確認していない | 学習利用の設定を確認し、確認した日を記録に残す | 学習利用の有無を契約条項として明記しているか |
| 個人情報 | 伏せ字にしたため、AIが本人と家族を取り違える | 関係を示す語まで消してしまっている | 氏名は伏せても続柄と役割は残す(本人/長女/別居の長男) | 実名のまま扱える前提の保管になっているか |
| 個人情報 | やり取りの画面が他の職員から見える端末に残る | 共用端末で個人の会話履歴が残る設定になっている | 共用端末では履歴を残さない設定にする | 職員ごとの権限分けができるか |
| 個人情報 | 本人・家族から「AIに話が渡るのか」と尋ねられ、答えに詰まる | 説明の言い方を事業所で決めていない | 説明文を事業所として1つ決め、全員が同じ言い方をする | 説明に使える資料を提供事業者が用意しているか |
| 個人情報 | 退職者の入力した内容が残り続ける | アカウントの停止と、データの扱いを分けて考えていない | 退職時の手順に、アカウント停止と履歴の扱いを加える | 利用者単位・職員単位で削除を求められるか |
| 個人情報 | 音声を文字にする際、録音がどこへ行くか分からない | 音声データの送信先と保存期間を確認していない | 録音の同意と、送信先の確認をセットで行う | 音声の保存期間と削除の求めに応じる手順があるか |
| 様式 | 作った文章が第2表の欄に収まらない | 欄の幅を知らないまま文章を作っている | 欄ごとの文字数の目安を指示に含める | 様式の欄に直接出力できるか |
| 様式 | 長期目標と短期目標が同じ内容になる | 期間の違いを指示していない | 長期は生活の姿、短期は数か月で確かめられる行動、と分けて指示する | 目標の粒度を分けた原案が出るか |
| 様式 | サービス内容の欄に事業所名が混ざる | サービス種別と事業所名の書き分けを知らない | 種別と事業所名を書く欄を明示して指示する | 種別・事業所名・頻度・期間が欄ごとに分かれて出るか |
| 様式 | 第3表に落とすと第2表の頻度と合わない | 表をまたいだ整合を見ていない | 第2表の頻度を先に決め、それを渡してから週間表を作る | 表をまたいだ食い違いを指摘する機能があるか |
| 様式 | 第4表の欠席者の扱いが書かれない | 会議記録の作法を知らない | 欠席事業所名・担当者名・理由・照会内容の4点を必ず渡す | 会議記録の項目が様式どおりに並ぶか |
| 様式 | 貼り付けると改行や記号が崩れる | 装飾つきの文字をそのまま貼っている | いったん書式なしにしてから貼る | 取り込みの経路が用意されているか |
| 様式 | 利用票・別表との突合ができない | 給付管理の情報を持たない道具を使っている | 突合は既存ソフトと手作業で行うと割り切る | 実績と計画の差を一覧で出せるか |
| 記憶 | 更新のたびに一から状況を説明している | 会話をまたいで情報を持たない設計 | 利用者ごとに「渡す材料の束」を用意し、毎回貼り付ける | 利用者単位で履歴を持てるか |
| 記憶 | 前回のプランと矛盾する内容が出る | 前回の内容を渡していない | 前回の第1表〜第3表を必ず先に渡す | 前回計画との差分を示せるか |
| 記憶 | モニタリングの評価が毎月同じになる | 前回の評価と当月の記録を渡していない | 前回評価と当月の訪問記録を並べて渡し、変化点を書かせる | 前回評価を参照した下書きが出るか |
| 記憶 | 担当者が替わると、これまでの経過が引き継がれない | やり取りが個人のアカウントに閉じている | やり取りではなく、確定した記録の側で引き継ぐ | 事業所単位で共有できるか |
| 記憶 | 途中で話が長くなると、最初の指示を忘れる | 一度に扱える分量に上限がある | 工程ごとに会話を分け、その都度前提を短く渡す | 長い記録を扱えるか |
| 記憶 | 過去の良い出力を再現できない | 出力の条件を残していない | うまくいった指示文を事業所の型として保存する | 型を事業所で共有・固定できるか |
| 記憶 | 複数の利用者を続けて扱うと、内容が混ざる | 同じ会話の中で人を切り替えている | 利用者ごとに会話を分ける | 利用者ごとに区切られた作りか |
| 出典 | 制度の説明が返るが、確かめる先が分からない | 根拠の所在を返す作りになっていない | 制度の確認には使わず、公表資料に当たる | 出典(資料名・発出元)を併せて示すか |
| 出典 | 実在しない通知名や様式名が返る | もっともらしい語を組み立てる性質による | 資料名は必ず一次資料で存在を確かめる | 資料名を勝手に作らない設計になっているか |
| 出典 | 古い取扱いのまま説明される | いつ時点の情報かが示されない | 改定の前後で変わる項目は自分で確認する | 参照している資料の時点を示すか |
| 出典 | 保険者ごとの違いが反映されない | 全国一律の説明として返る | 保険者(指定権者)の公表資料を最後に確認する | 保険者による違いがある旨を明示するか |
| 出典 | 加算の取扱いを尋ねると断定的な答えが返る | 断定を避ける作りになっていない | 回答を判断材料に留め、告示と保険者の資料で確かめる | 断定を避け、確認先を示す作りか |
| 出典 | 説明に使った内容が後で覆り、信頼を損なう | 確認の手順を挟まずに外部へ伝えている | 外部へ伝える前に、必ず一次資料で確かめる手順にする | 出力に確認の注意が併記されるか |
| 出典 | 根拠を尋ねられても示せない | どの記録から導かれたかがたどれない | 原案の元にした記録を控えておく | 出力の根拠になった記録をたどれるか |
| 言い回し | 複数の利用者のプランに同じ文が並ぶ | 渡す材料が似ていると出力も似る | 時刻・回数・場所・本人の言葉を必ず入れて渡す | 同じ文の重複を検知できるか |
| 言い回し | 「安全に生活できるよう支援する」といった一般論になる | 固有の事実が渡されていない | 何がどうなれば安全なのかを、観察できる行動で渡す | 観察できる行動の形で出るか |
| 言い回し | 本人の言葉が消えて、支援者の言葉に置き換わる | 整えるほど平均的な表現に寄る | 本人の発言は引用として残すと決めておく | 本人の発言を残す欄があるか |
| 言い回し | できないことばかりが並ぶ | 課題の抽出を指示すると欠点が集まる | できていること・続けたいことも併せて渡す | 強みを扱う項目があるか |
| 言い回し | 断定的な言い切りが混じる | 読みやすさを優先して言い切る性質がある | 言い切りを見つけたら、確認を促す言い方に直す | 言い切りを避ける方針が明示されているか |
| 言い回し | 専門用語が多く、本人・家族に読めない | 読み手の設定を渡していない | 本人・家族が読む前提であることを渡す | 読み手に応じた書き分けができるか |
| 言い回し | 文が長く、欄に収まらない | 字数の指定をしていない | 欄ごとの字数を指定する | 欄の字数に合わせて出るか |
| 実情 | 近隣にないサービス種別が位置付けられる | 地域の社会資源を知らない | 使える事業所の一覧を渡す | 登録済みの事業所から選ぶ作りか |
| 実情 | 実在しない事業所名が出る | もっともらしい名を組み立てる性質による | 事業所名は必ず人が入れる | 事業所名を自動生成しない作りか |
| 実情 | 家族ができない支援が前提になる | 家族の就労・健康状態を渡していない | 家族が可能な支援と不可能な支援を明記して渡す | 家族の状況を保持できるか |
| 実情 | 主治医の意見と食い違う内容が出る | 主治医意見書を渡していない | 医療系サービスを扱う工程では意見書の要点を渡す | 医療情報を扱う欄があるか |
| 実情 | 送迎範囲・空き状況が考慮されない | 事業所の運営情報を持たない | 調整の結果を人が入れる | 調整の経過を記録に残せるか |
| 実情 | 本人の暮らしぶりが反映されない | 住まい・生活動線の情報が渡っていない | 訪問時に見た住環境を材料として渡す | 住環境の項目があるか |
| 実情 | 季節や行事による変化が反映されない | 時期の情報を渡していない | 更新の時期と、そのころの生活の変化を渡す | 更新時期に応じた見直しの促しがあるか |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
「同じ言い回しばかりになる」が、ケアプラン点検で見られる形
言い回しが揃うことは、読みやすさの問題では終わりません。北九州市が公表した令和7年度ケアプラン点検実施結果では、モニタリングについて「評価について同一の評価内容が長期にわたり続いている」「ケアプランが変更されているにもかかわらずサービス提供について『継続』『満足』となっており、目標の達成度や利用者の現状が把握できていない」といった助言・指摘事項が挙げられています。AIの出力をそのまま貼る運用は、この形にまっすぐ近づきます。以下は、公表資料に示された観点と、AIを使うときに起きやすくなる理由を並べたものです。
| 公表資料に示された観点 | 出典(資料名) | AIを使うと起きやすくなる理由 | 原案を受け取ったときの確認 | 残す記録 |
|---|---|---|---|---|
| 評価について同一の評価内容が長期にわたり続いている | 北九州市「令和7年度 ケアプラン点検実施結果」 | 前回の評価を渡さないと、毎月似た平均的な文が出る | 前回の評価と当月の評価を並べ、変化点が書かれているか | モニタリング票と支援経過記録(第5表) |
| 計画が変更されているのにサービス提供が「継続」「満足」の記載にとどまる | 北九州市「令和7年度 ケアプラン点検実施結果」 | 変更の事実を渡さないと、変更前の状況で要約される | 変更点が評価文に反映されているか | モニタリング票、居宅サービス計画(第2表) |
| モニタリング表と支援経過記録の実施日が一致しない | 北九州市「令和7年度 ケアプラン点検実施結果」 | 下書きを作った日と実施日を取り違えやすい | 実施日が支援経過と一致しているか | モニタリング票、支援経過記録(第5表) |
| 計画変更時に担当者会議を開催していない/一部の事業所しか招集していない | 北九州市「令和7年度 ケアプラン点検実施結果」 | 原案づくりが速くなるほど、会議の手続きが後回しになりやすい | 原案に位置付けた全事業所を招集したか | サービス担当者会議の要点(第4表)、照会文書 |
| 参加できない事業所の事業所名・担当者名・参加できない理由の記載がない | 北九州市「令和7年度 ケアプラン点検実施結果」 | 要点の要約で、欠席者の情報が落ちやすい | 欠席事業所名・担当者名・理由・照会内容の4点が残っているか | 第4表、照会文書と回答 |
| サービス利用開始後に利用票の同意・交付を行っている | 北九州市「令和7年度 ケアプラン点検実施結果」 | 作成が速くなると、同意・交付の順序の確認が薄くなりやすい | 同意・交付日が提供開始日より前になっているか | 利用票・別表(第6表・第7表)、支援経過記録 |
| 各サービス事業所の個別計画書や報告書を取り寄せていない | 北九州市「令和7年度 ケアプラン点検実施結果」 | 原案が手元で完結するため、他事業所からの取り寄せが省かれやすい | 位置付けた各サービスの個別計画書・報告書がそろっているか | 個別サービス計画書、サービス提供実績報告書 |
| 福祉用具貸与と特定福祉用具販売の計画が別々に作成されていた | 久留米市介護保険課「近年の運営指導における主な指摘事例」 | 欄ごとに別々に生成すると、一体的な作成という観点が抜けやすい | 貸与と販売の両方を利用する人の計画が一体になっているか | 福祉用具貸与計画、特定福祉用具販売計画、居宅サービス計画 |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
選ぶときの確認表|記入欄つき52項目(導入形態から解約時のデータまで)
ここからは、提案を受けたときにそのまま持ち込める確認表です。「ベンダーへの質問文」の列はそのまま読み上げて使えます。回答と自事業所の判断は記入欄にしてありますので、印刷して打ち合わせに持参し、複数社を同じ物差しで比べてください。比較のとき、金額を先に見ると条件の違いが見えなくなります。金額は最後に見るのが原則です。
| # | 確認すること | ベンダーへの質問文 | 回答(記入欄) | 自事業所の判断(記入欄) |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 導入形態 | ブラウザだけで使えますか。端末への導入作業は必要ですか | ( ) | ( ) |
| 2 | 導入形態 | 事業所内のサーバーに置く形は選べますか | ( ) | ( ) |
| 3 | 導入形態 | 初期設定は誰が行いますか。作業の所要はどれくらいですか | ( ) | ( ) |
| 4 | 導入形態 | 職員のアカウントは何人分まで作れますか。増減の手続きは | ( ) | ( ) |
| 5 | 導入形態 | 複数事業所を運営している場合、事業所ごとに分けて使えますか | ( ) | ( ) |
| 6 | 導入形態 | 管理者と一般職員で、見える範囲を変えられますか | ( ) | ( ) |
| 7 | 既存ソフト連携 | 当事業所が使っている介護ソフトとの連携実績はありますか | ( ) | ( ) |
| 8 | 既存ソフト連携 | 連携は自動ですか、書き出し・読み込みの手作業ですか | ( ) | ( ) |
| 9 | 既存ソフト連携 | 利用者の基本情報は、どちらを正としますか。二重入力になりませんか | ( ) | ( ) |
| 10 | 既存ソフト連携 | 介護ソフト側が更新されたとき、連携が止まることはありますか | ( ) | ( ) |
| 11 | 既存ソフト連携 | 連携できない項目はどれですか。手作業が残る範囲を教えてください | ( ) | ( ) |
| 12 | 既存ソフト連携 | 介護ソフトを乗り換えた場合、この道具は使い続けられますか | ( ) | ( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
次の14項目は、個人情報の扱いです。ここだけは口頭の説明で終わらせず、契約書・利用規約・仕様書のどこに書かれているかまで確かめてください。「安全です」という答えは、確認の材料になりません。
| # | 確認すること | ベンダーへの質問文 | 回答(記入欄) | 書面のどこに記載があるか(記入欄) |
|---|---|---|---|---|
| 13 | 保存先 | 入力した内容は、どこの国のどのような設備に保存されますか | ( ) | ( ) |
| 14 | 保存先 | 保存期間はどれくらいですか。期間経過後はどうなりますか | ( ) | ( ) |
| 15 | 保存先 | 他の事業所のデータと分離されていますか。その方法は | ( ) | ( ) |
| 16 | 学習利用 | 入力内容をモデルの学習に使いますか。使わない設定はありますか | ( ) | ( ) |
| 17 | 学習利用 | 使わない設定は既定ですか、こちらで切り替える必要がありますか | ( ) | ( ) |
| 18 | 学習利用 | 裏側で別の事業者のAIを使っている場合、そこでの学習利用はどうなりますか | ( ) | ( ) |
| 19 | 委託 | 個人情報の取扱いを委託している先はどこですか。一覧を示せますか | ( ) | ( ) |
| 20 | 削除の求め | 特定の利用者のデータだけを消してほしいと求めた場合、応じられますか | ( ) | ( ) |
| 21 | 削除の求め | 削除の求めから、実際に消えるまでどれくらいかかりますか | ( ) | ( ) |
| 22 | 削除の求め | 削除したことの証跡は受け取れますか | ( ) | ( ) |
| 23 | 本人への説明 | 本人・家族へ説明するための資料を用意していますか | ( ) | ( ) |
| 24 | 事故時 | 情報の漏えいが起きた場合、いつ・誰に・どう連絡が来ますか | ( ) | ( ) |
| 25 | 事故時 | 過去に事故の公表事例はありますか。そのときの対応は | ( ) | ( ) |
| 26 | 音声 | 音声を扱う場合、録音はどこへ送られ、いつまで残りますか | ( ) | ( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
続いて、様式への出力・修正の履歴・責任の所在です。「誰が作った文章か」をたどれるかどうかは、後から必ず問われます。デモの画面では見えにくい部分なので、質問で確かめてください。
| # | 確認すること | ベンダーへの質問文 | 回答(記入欄) | 自事業所の判断(記入欄) |
|---|---|---|---|---|
| 27 | 様式への出力 | 第1表から第7表のうち、出力できるのはどこまでですか | ( ) | ( ) |
| 28 | 様式への出力 | 保険者が独自に定める様式に合わせられますか | ( ) | ( ) |
| 29 | 様式への出力 | 出力の形式は何ですか。印刷して交付できますか | ( ) | ( ) |
| 30 | 様式への出力 | 介護予防サービス計画にも対応していますか | ( ) | ( ) |
| 31 | 修正の履歴 | AIが作った部分と、人が直した部分を区別して残せますか | ( ) | ( ) |
| 32 | 修正の履歴 | いつ・誰が・どこを直したかの履歴は、何年分残りますか | ( ) | ( ) |
| 33 | 修正の履歴 | 履歴は書き出せますか。運営指導の際に示せる形になりますか | ( ) | ( ) |
| 34 | 修正の履歴 | 原案の元になった記録をたどれますか | ( ) | ( ) |
| 35 | 責任の所在 | 出力内容の誤りについて、契約上どのような定めがありますか | ( ) | ( ) |
| 36 | 責任の所在 | 出力をそのまま使わないよう、画面上で促す仕組みはありますか | ( ) | ( ) |
| 37 | 責任の所在 | 制度に関する回答に、出典(資料名・発出元)は付きますか | ( ) | ( ) |
| 38 | 責任の所在 | 制度改定があったとき、内容はいつ反映されますか | ( ) | ( ) |
| 39 | 責任の所在 | 保険者による取扱いの違いを、画面上でどう扱っていますか | ( ) | ( ) |
| 40 | 責任の所在 | 誤った内容が出た場合、報告する窓口はありますか | ( ) | ( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
最後に、サポート・解約時のデータ・試用・現場の端末・通信環境です。解約したときにデータが手元に残るかどうかは、契約前にしか聞けません。使い始めてから聞くと、条件を変えられなくなります。
| # | 確認すること | ベンダーへの質問文 | 回答(記入欄) | 自事業所の判断(記入欄) |
|---|---|---|---|---|
| 41 | サポート | 問い合わせの窓口と受付時間を教えてください | ( ) | ( ) |
| 42 | サポート | 電話でつながりますか。画面を見ながら教えてもらえますか | ( ) | ( ) |
| 43 | サポート | 導入時の研修はありますか。新しく入った職員への研修は | ( ) | ( ) |
| 44 | サポート | 使い方の手引きは、現場の職員が読める言葉で書かれていますか | ( ) | ( ) |
| 45 | 解約時のデータ | 解約した場合、これまでのデータは書き出せますか。形式は | ( ) | ( ) |
| 46 | 解約時のデータ | 書き出したデータは、他のソフトに取り込める形ですか | ( ) | ( ) |
| 47 | 解約時のデータ | 解約後、サーバー上のデータはいつ消えますか | ( ) | ( ) |
| 48 | 試用 | 実際の業務で試せる期間はありますか。条件は | ( ) | ( ) |
| 49 | 試用 | 試用中に入力したデータは、本契約後に引き継げますか | ( ) | ( ) |
| 50 | 現場の端末 | いま使っている端末で動きますか。推奨の環境を教えてください | ( ) | ( ) |
| 51 | 現場の端末 | 訪問先で、手のひらの端末から使えますか | ( ) | ( ) |
| 52 | 通信環境 | 電波の弱い場所では、どこまで使えますか。入力中の内容は失われますか | ( ) | ( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
見積りを見る前に、費用の形として確かめておく10点
金額そのものは提供事業者ごとに異なり、条件によっても変わります。比べるべきなのは金額の大小ではなく「何に対して払うのか」の形です。同じ月額に見えても、含まれる範囲が違えば比較になりません。次の10点を先に埋めてから、金額の話に入ってください。
| # | 費用の形として確かめること | なぜここを見るか | 回答(記入欄) |
|---|---|---|---|
| 1 | 何を単位に課金されるか(事業所単位/職員単位/利用者数/使った回数) | 職員が増えたとき、利用者が増えたときに、費用の増え方が変わる | ( ) |
| 2 | 初期費用の有無と、その内訳 | 設定作業・データ移行・研修が別建てになっていることがある | ( ) |
| 3 | 最低契約期間と、途中解約の扱い | 試して合わなかったときに、抜けられるかが決まる | ( ) |
| 4 | 使った量に上限があるか。上限を超えたときどうなるか | 月末に止まると、更新の時期に業務が滞る | ( ) |
| 5 | 既存の介護ソフトの費用と重複する機能があるか | 同じ機能に二重に払う形になっていないかを見る | ( ) |
| 6 | サポート・研修は費用に含まれるか | 含まれない場合、使い始めの時期に別の費用が発生する | ( ) |
| 7 | 制度改定への対応は費用に含まれるか | 改定のたびに別費用だと、支払いの見通しが立たない | ( ) |
| 8 | 値上げの通知はいつ・どのように行われるか | 年度の予算を組むうえで必要になる | ( ) |
| 9 | 複数事業所で契約した場合の扱い | 事業所ごとの契約か、法人単位かで管理の手間が変わる | ( ) |
| 10 | 補助金・助成の対象になり得るか(対象・要件は公募により異なる) | 公募の要件は毎回異なるため、実施主体の公表内容で確かめる | ( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
担当者会議の前に見る確認表|AIの原案を自分の事業所の計画に直す(確認24項目・書き直し34組)
AIが出すのは原案であって、計画ではありません。原案が計画になるのは、担当者会議に出す前に人が確かめ、直し、責任をもって出したときです。ここで見るべきことは4つに集約されます——本人の言葉が残っているか、根拠がたどれるか、位置付けたサービスが実在するか、聞かれたときに自分の言葉で説明できるか。次の24項目は、その4つを具体的な確認に割ったものです。
| # | 確認すること | どこを見るか | 直っていないときの直し方 | 確認者・日付(記入欄) |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 本人の言葉が残っているか | 第1表の本人の意向欄 | 面接メモから、本人が実際に使った表現に戻す | ( ) |
| 2 | 家族の意向が、本人の意向と分けて書かれているか | 第1表の意向欄 | 誰の発言かを明記して分ける | ( ) |
| 3 | 意向を聞いた日と相手が記録にあるか | 支援経過記録(第5表) | 面接の日付・場所・同席者を追記する | ( ) |
| 4 | ニーズが本人の望む暮らしの言葉になっているか | 第2表のニーズ欄 | 支援者側の言い方を、本人の生活の言葉に置き換える | ( ) |
| 5 | ニーズの根拠がアセスメントにあるか | 課題分析の記載 | 根拠が無いニーズは削るか、聞き取りをやり直す | ( ) |
| 6 | できていること・続けたいことが書かれているか | 第2表、アセスメント | できない点だけの記載になっていれば、強みを足す | ( ) |
| 7 | 長期目標が生活の姿になっているか | 第2表の長期目標欄 | 支援の手段が書かれていれば、暮らしの姿に書き換える | ( ) |
| 8 | 短期目標が、期間内に確かめられる行動になっているか | 第2表の短期目標欄 | 「意識する」「気をつける」で終わっていれば、観察できる行動に直す | ( ) |
| 9 | 目標の期間が本人の状態に見合っているか | 第2表の期間欄 | 認定の有効期間と、見直しの時期を合わせる | ( ) |
| 10 | サービス内容が、誰が何をするかまで書かれているか | 第2表のサービス内容欄 | 種別だけの記載であれば、具体的な支援行為を足す | ( ) |
| 11 | 位置付けたサービス種別が実在し、地域で利用できるか | 第2表のサービス種別欄 | 事業所一覧で確認し、無ければ差し替える | ( ) |
| 12 | 事業所名が実在するか | 第2表の事業所欄 | 指定を受けた事業所であることを確認する | ( ) |
| 13 | インフォーマルな支援が書かれているか | 第2表 | 家族・近隣・地域の活動を足す | ( ) |
| 14 | 家族に求めている支援が、実際に可能か | 第2表、第3表 | 家族の就労・健康状態と照らして、無理があれば組み替える | ( ) |
| 15 | 第2表の頻度と第3表の回数が一致しているか | 第2表・第3表 | どちらかに合わせ、変更した理由を記録に残す | ( ) |
| 16 | 週単位以外のサービスが書かれているか | 第3表の欄外 | 通院・受診・短期入所などを追記する | ( ) |
| 17 | 主な日常生活上の活動が埋まっているか | 第3表 | 起床・食事・入浴・就寝の時間を聞き取って書く | ( ) |
| 18 | 医療系サービスについて主治医の意見を確認した記録があるか | 支援経過記録、主治医意見書 | 確認した日・方法・内容を追記する | ( ) |
| 19 | 第1表の方針と第2表のニーズの向きがそろっているか | 第1表・第2表 | 方針に無い支援が第2表にあれば、どちらかを直す | ( ) |
| 20 | 緊急時の連絡体制が具体的に書かれているか | 第1表 | 連絡先と順序を、現況に合わせて書き直す | ( ) |
| 21 | 断定的な言い切りが残っていないか | 全表 | 言い切りを、確認と見直しを前提とした言い方に直す | ( ) |
| 22 | 本人・家族が読んで分かる言葉になっているか | 全表 | 専門用語を、日常の言葉に置き換える | ( ) |
| 23 | 他の利用者の計画と同じ文が並んでいないか | 第1表〜第3表 | その人固有の事実(時刻・回数・場所)を入れて書き分ける | ( ) |
| 24 | 会議で聞かれたときに、自分の言葉で説明できるか | 原案全体 | 説明できない箇所は、根拠を確かめるか削る | ( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
次の34組は、実際に手を動かす部分です。左の列はAIの出力に現れやすい、そのままでは使えない文を引用として示したもの(すべて「」で囲んでいます)。右の列は、同じ場面をその事業所の計画に直した完成文です。右の列はコピーして、固有名詞と数値を自分の利用者のものに置き換えるだけで使えます。
| 欄 | AIの出力(引用・そのままでは使えない文) | その事業所の計画に直した文 | 何を直したか |
|---|---|---|---|
| 第1表 意向 | 「本人は住み慣れた自宅で安心して生活したいと希望している」 | 本人「畑の草だけは自分で取りたい。それができんようになったら、もう外に出る気がせん」(8月4日 自宅にて聴取) | 一般的な言い回しを、本人が実際に使った言葉に戻した |
| 第1表 意向 | 「家族は本人の在宅生活の継続を望んでいる」 | 長女「平日は9時から17時まで仕事があり、朝の見守りはできますが、日中は不在です。週2回、夕方に食事を届けています」(8月4日 電話にて聴取) | 誰が・何を・どこまでできるかを具体化した |
| 第1表 意向 | 「本人・家族ともに現状の生活の維持を希望されている」 | 本人「今の暮らしを変えたくない」/長男「同居は難しいが、月2回の通院には付き添える」(8月5日 自宅にて、本人・長男同席で聴取) | 本人と家族の意向を分け、聴取日と同席者を明記した |
| 第1表 方針 | 「関係機関と連携し、安全な在宅生活を支援します」 | 訪問介護と訪問看護が入る火・金の訪問時に、前日からの食事量と体重の変化を記録し、居宅介護支援事業所へ当日中に共有します。夜間の体調変化は、まず長女へ連絡し、応答がない場合は訪問看護ステーションの緊急連絡先へつなぎます | 誰が何を、どの順序で行うかを書いた |
| 第1表 方針 | 「多職種で情報を共有し、切れ目のない支援を行います」 | 主治医の受診は毎月第2水曜。受診結果は長女から居宅介護支援事業所へ当日中に共有され、翌週の担当者間の連絡票に反映します | 共有の相手・時期・手段を具体にした |
| 第2表 ニーズ | 「転倒せずに安全に生活したい」 | 夜間、寝室からトイレまでの3メートルを伝い歩きしており、6月と7月に廊下で尻もちをついた。夜中に自分でトイレに行けるようにしたい | 回数・場所・距離という事実と、本人の望みを分けて書いた |
| 第2表 ニーズ | 「入浴を安全に行いたい」 | 浴槽の縁(高さ約50センチ)をまたぐときに右膝が痛み、7月から一人での入浴をやめている。週2回は湯船につかりたい | できなくなった時期と理由、望む頻度を入れた |
| 第2表 ニーズ | 「服薬を確実に行いたい」 | 朝・昼・夕の3回の内服のうち、昼の分が7月は8日分残っていた。昼は一人で過ごしており、飲み忘れに自分で気づけるようにしたい | 残薬の実数と、飲み忘れが起きる時間帯を書いた |
| 第2表 ニーズ | 「栄養状態を維持したい」 | この3か月で体重が48キロから45キロに減り、昼食を菓子パン1個で済ませる日が週4日ある。昼もごはんを食べられるようにしたい | 数値の変化と、食事の実際の中身を書いた |
| 第2表 ニーズ | 「社会参加を促進したい」 | 週1回通っていた地区の体操の会を、5月の入院以降は休んでいる。また皆と話をしたいが、会場までの300メートルを一人で歩く自信がない | 本人の言葉と、止まっている理由を書いた |
| 第2表 ニーズ | 「認知機能の低下に対応したい」 | 7月に2回、鍋を火にかけたまま別室にいたことを長女が確認している。本人は「気をつけとるつもりやけど、つい忘れる」と話す。台所を安心して使いたい | 誰が確認した事実か、本人がどう受け止めているかを書いた |
| 第2表 ニーズ | 「介護者の負担を軽減したい」 | 同居の長女が、平日の夜間に平均2回の排泄介助で起きており、6月から睡眠不足を訴えている。夜間の介助を減らしたい | 介護者の状況を回数と時期で書いた |
| 第2表 長期目標 | 「安全に在宅生活を継続できる」 | 夜間、伝い歩きせずに手すりを使ってトイレまで行き来し、転倒せずに1年間自宅で暮らせる | 何ができている状態かを、観察できる形にした |
| 第2表 長期目標 | 「身体機能の維持向上を図る」 | 杖を使って、自宅から集会所までの300メートルを休まず歩いて往復できる | 手段の記載を、達成された生活の姿に直した |
| 第2表 長期目標 | 「介護負担が軽減される」 | 長女が夜間に起きる回数が1回以内になり、平日は6時間続けて眠れる | 誰の・何が・どこまで、を数で示した |
| 第2表 短期目標 | 「転倒に注意する」 | 9月末までに、夜間のトイレ移動で手すりを使うことが、記録上7日連続で確認できる | 「注意する」を、確かめられる行動と期限に直した |
| 第2表 短期目標 | 「服薬を意識する」 | 10月末までに、昼の残薬が月3日分以内になる | 意識ではなく、確かめられる数にした |
| 第2表 短期目標 | 「筋力の向上を図る」 | 9月末までに、椅子からの立ち上がりを支えなしで5回続けてできる | 回数と条件を入れ、確認できるようにした |
| 第2表 短期目標 | 「体調の安定を図る」 | 10月末までに、体重が45キロを下回らず、朝の血圧測定を週5日以上記録できる | 維持すべき数値と、記録の頻度を決めた |
| 第2表 短期目標 | 「外出の機会を増やす」 | 9月末までに、地区の体操の会へ月2回参加できる | 「増やす」を回数にした |
| 第2表 サービス内容 | 「訪問介護による身体介護」 | 訪問介護員が、火・金の10時に居室からトイレまでの移動を見守り、伝い歩きになっていないかを確認して記録する | 誰が・いつ・何を、まで書いた |
| 第2表 サービス内容 | 「訪問看護による健康管理」 | 看護師が、水曜11時に血圧・体重・下肢の浮腫を測定し、前週との差を訪問看護記録に記載して居宅介護支援事業所へ共有する | 測る項目と、共有先を書いた |
| 第2表 サービス内容 | 「通所介護による機能訓練」 | 通所介護の機能訓練指導員が、月・木の午後に立ち上がり訓練を10回2セット行い、月末に回数の変化を報告する | 訓練の中身と報告の時期を書いた |
| 第2表 サービス内容 | 「福祉用具貸与による環境整備」 | 寝室から廊下にかけて手すりを貸与し、福祉用具専門相談員が貸与開始後1か月と、以後6か月ごとに使用状況を確認して記録する | どこに何を置き、誰がいつ確認するかを書いた |
| 第2表 サービス内容 | 「家族による見守り」 | 長女が、平日の朝7時と夜19時に服薬の有無を確認し、飲み忘れがあった日を服薬カレンダーに印で残す | 家族の役割を、時刻と手段まで具体にした |
| 第2表 サービス内容 | 「地域の見守り活動の活用」 | 地区の民生委員が、月1回の訪問時に体操の会への参加状況を確認し、欠席が2回続いた場合は居宅介護支援事業所へ連絡する | 誰が・どのくらいの頻度で・どうなったら連絡するかを決めた |
| 第3表 | 「週3回 デイサービス」 | 月・木・土 9時30分から16時30分 通所介護(送迎あり/昼食・入浴を含む) | 曜日と時刻、含まれる内容を書いた |
| 第3表 週単位以外 | (記載なし) | 毎月第2水曜 午前 内科受診(長男が付き添い)/年2回 歯科受診/2月と8月 短期入所(各4日間) | 週の表に載らない予定を欄外に書いた |
| 第3表 日常生活上の活動 | (記載なし) | 6時起床/7時 朝食(長女が用意)/10時 畑の水やり(15分程度)/12時 昼食/15時 テレビ/18時 夕食/21時 就寝 | 本人の1日の過ごし方を聞き取って書いた |
| 第4表 会議の要点 | 「関係者で情報を共有し、今後も連携していくことを確認した」 | 夜間の転倒について、訪問介護から「20時以降は居室の照明が消えている」との報告があり、福祉用具専門相談員が足元灯の貸与を提案。長女が設置に同意し、8月20日までに設置することとした | 誰が何を言い、何が決まったかを書いた |
| 第4表 欠席者 | 「一部事業所は欠席」 | 欠席:通所介護 サービス提供責任者 (担当者名を記載)/理由:同時刻に他の会議のため/事前照会:8月8日に書面で送付、8月9日に回答を受領(内容は照会文書のとおり) | 事業所名・担当者名・理由・照会の有無を書いた |
| 第5表 支援経過 | 「電話にて状況確認。特変なし」 | 8月12日14時 長女へ電話。「先週の金曜から夜中に起きる回数が1回に減った」との話あり。足元灯の設置日(8月10日)以降の変化として記録。次回訪問時に本人へ確認することとした | 日時・相手・発言・次の行動を書いた |
| モニタリング 評価 | 「サービスは継続しており、本人も満足されている」 | 短期目標「夜間のトイレ移動で手すりを使う」について、8月の訪問介護記録では14回中12回で手すりの使用を確認。本人は「灯りがついてから怖くなくなった」と話す。転倒は8月中は無し。目標は継続とし、期間は9月末まで据え置く | 目標ごとに、根拠となる回数と本人の言葉、次の判断を書いた |
| モニタリング 評価 | 「引き続き支援を継続する」 | 短期目標「昼の残薬が月3日分以内」について、8月の残薬は6日分で、目標に届いていない。長女の帰宅が19時のため昼の確認ができていないことが要因。9月の担当者会議で、訪問介護の時間帯変更を検討する | 届かなかったことと、その要因、次の検討を書いた |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
本人・家族への説明で、AIをどう扱うか(事業所の定めの記入欄)
AIを使って原案を作ったことを、本人・家族にどう伝えるか。法令上の要否についてはここでは判断を示しません。保険者(指定権者)の取扱いや、事業所として利用者へ交付している同意文書の内容によって異なるためです。ここで示すのは、実際に尋ねられる場面と、答えに詰まらないための言い方の例、そして事業所として何を定めておくかの記入欄です。定めを1枚にしておけば、担当者によって説明が食い違うことを防げます。
| 場面 | 本人・家族から出やすい問い | 説明の言い方の例 | 事業所の定め(記入欄) |
|---|---|---|---|
| 初回契約時 | AIを使っているのですか | 計画の下書きを作るところで使っています。内容を確かめて決めるのは担当の介護支援専門員です | ( ) |
| 初回契約時 | 私の情報はAIの会社に渡るのですか | 取扱いは契約で定めています。学習には使わない設定にしています(自事業所の実際に合わせて記載) | ( ) |
| 初回契約時 | 断ることはできますか | ご希望があれば、AIを使わずに作成します。申し出は担当者へお伝えください | ( ) |
| 面接時(録音) | 録音するのですか | 聞き漏らしを防ぐために記録します。記録の範囲と保存期間はご説明します | ( ) |
| 面接時(録音) | 録音は誰が聞くのですか | 当事業所の担当者が確認に使います。外部の方が聞くことはありません(自事業所の実際に合わせて記載) | ( ) |
| 計画の交付時 | この文章はAIが書いたのですか | 下書きにAIを使い、担当者が内容を確かめて直しています。分からないところは説明します | ( ) |
| 計画の交付時 | 間違いがあったらどうなるのですか | 内容の責任は当事業所にあります。お気づきの点はいつでもお知らせください | ( ) |
| 担当者会議 | 他の人の計画と似ていませんか | ご本人の状況から作っています。似ている点があればその場でご指摘ください | ( ) |
| 途中で断りたいとき | やっぱりAIを使わないでほしい | 承ります。以後は使わずに作成し、記録に残します | ( ) |
| 削除を求められたとき | 入力した情報を消してほしい | ご希望をお受けし、当事業所から提供事業者へ削除を求めます | ( ) |
| 担当者交代時 | 新しい担当者にも同じように使うのですか | 事業所として同じ取扱いです。前の担当者から引き継いだ内容も含めてご説明します | ( ) |
| 解約・終了時 | これまでの情報はどうなりますか | 保存期間の定めに従って扱います。期間と方法をご説明します | ( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
導入の進め方|1人→1事例→チーム→全体の4段(決めること・残す記録・引き返す条件)
ケアプランAIの導入で失敗する形はほぼ一つです。全員に配ってから使い方を考えること。使い方が定まらないまま人数だけ増えると、担当者ごとに出来がばらつき、直す手間が増え、やがて誰も使わなくなります。順序は逆にします。1人で試し、1事例で通し、チームで型を決め、それから全体へ。各段で「次に進む条件」と「引き返す条件」をあらかじめ決めておくことが、途中でやめる判断を可能にします。
| 段 | 目的 | この段で決めること | 残す記録 | 次へ進む条件 | 引き返す条件 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1段 1人で試す | その道具が自分の仕事のどこに触れるかを知る | 試す工程を1つに絞る。個人情報を入力しない範囲を決める | 試した工程、かかった時間の体感、直した箇所の傾向 | 直す手間より、下書きがある利点が上回ったと言えること | 毎回ほぼ全文を書き直している |
| 第2段 1事例で通す | アセスメントから交付までを一度通し、どこで止まるかを見る | 本人・家族への説明の言い方。入力してよい情報の範囲 | 工程ごとの止まった箇所、直した箇所、説明したときの反応 | 交付できる水準の計画になり、会議で説明できたこと | 様式に入らない、根拠をたどれない箇所が残る |
| 第3段 チームで型を決める | 担当者が替わっても出来が揃うようにする | 渡す材料の束の中身。確認表の項目。直す担当と確認する担当 | 事業所の型(渡す材料・指示の言い方・確認表) | 2人以上が同じ型で、同程度の原案を作れたこと | 担当者ごとに出来が大きく違う |
| 第4段 全体へ | 事業所の標準の手順にする | 新任者への教え方。制度改定時の見直しの担当と時期 | 手順書、研修の記録、確認表の運用実績 | 新しく入った職員が、手引きだけで型どおりに使えたこと | 確認表が形だけになり、原案がそのまま交付されている |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
次の28項目は、4段をさらに具体的な作業に割ったものです。担当と期限の欄を埋めて、事業所の進行表として使ってください。期間は事業所の規模と担当件数によって変わりますので、日数はあえて示していません。
| 段 | やること | 誰が | できたと言える状態 | 担当・期限(記入欄) |
|---|---|---|---|---|
| 第1段 | 試す工程を1つに決める(多くは第2表の文章化) | 管理者 | 試す工程が1つに書き出されている | ( ) |
| 第1段 | 入力してよい情報の範囲を1枚に書く | 管理者 | 氏名・生年月日・被保険者番号の扱いが明記されている | ( ) |
| 第1段 | 学習利用の設定を確認し、確認した日を記録する | 管理者 | 設定画面と契約条項の両方を確認した記録がある | ( ) |
| 第1段 | 実際の様式を用意し、出力が欄に収まるかを見る | 試す担当者 | 欄からあふれる箇所が特定されている | ( ) |
| 第1段 | 直した箇所を残し、傾向を見る | 試す担当者 | 毎回直している箇所が3つ以内に整理されている | ( ) |
| 第1段 | 直す手間と、下書きがある利点を並べて判断する | 管理者・担当者 | 次へ進むか引き返すかが決まっている | ( ) |
| 第1段 | 試した内容を、他の職員に見せて感想を聞く | 試す担当者 | 2人以上から具体的な指摘が出ている | ( ) |
| 第2段 | 通しで試す利用者を1人選ぶ(更新時期が近い人が向く) | 管理者 | 対象者と時期が決まっている | ( ) |
| 第2段 | 本人・家族への説明の言い方を決める | 管理者 | 説明文が1つに定まり、記録に残す形が決まっている | ( ) |
| 第2段 | アセスメントから交付まで、工程ごとに止まった箇所を記録する | 担当者 | 工程別に止まった箇所が一覧になっている | ( ) |
| 第2段 | 原案の元になった記録をたどれるか確かめる | 担当者 | どの記録から出た文かを説明できる | ( ) |
| 第2段 | 担当者会議で、原案の内容を自分の言葉で説明する | 担当者 | 会議で説明に詰まった箇所が記録されている | ( ) |
| 第2段 | 交付までの日数と、直しに要した回数を控える | 担当者 | 次の事例と比べられる形で残っている | ( ) |
| 第2段 | 止まった箇所が、道具の側か手順の側かを分ける | 管理者 | 道具を替えるべき項目と、手順で直せる項目が分かれている | ( ) |
| 第3段 | 渡す材料の束(テンプレート)を作る | 管理者 | 工程ごとに、渡す材料の一覧がある | ( ) |
| 第3段 | 指示の言い方を事業所の型として固める | 担当者 | 誰が使っても同じ形の原案が出る | ( ) |
| 第3段 | 確認表(前章の24項目)を自事業所向けに調整する | 管理者 | 使わない項目が削られ、必要な項目が足されている | ( ) |
| 第3段 | 作る担当と確認する担当を分ける | 管理者 | 原案を作った人以外が確認する運用になっている | ( ) |
| 第3段 | 2人以上で同じ利用者の原案を作り、差を見る | 担当者 | 差の理由が説明でき、型に反映されている | ( ) |
| 第3段 | 同じ文が複数の計画に並んでいないかを点検する | 管理者 | 重複していた文が書き分けられている | ( ) |
| 第3段 | モニタリングの評価で、前回の評価を渡す手順を決める | 管理者 | 前回評価を渡さずに作らない運用になっている | ( ) |
| 第4段 | 手順書を1冊にまとめる | 管理者 | 渡す材料・指示の型・確認表が1冊に収まっている | ( ) |
| 第4段 | 新任者向けの研修を行い、記録を残す | 管理者 | 研修の日付・出席者・内容が記録されている | ( ) |
| 第4段 | 新任者が手引きだけで型どおりに使えるか確かめる | 管理者 | 手引きの分かりにくい箇所が直っている | ( ) |
| 第4段 | 確認表が形だけになっていないか、抜き取りで見る | 管理者 | 確認欄が埋まっているだけでなく、直した跡がある | ( ) |
| 第4段 | 制度改定時に、見直す担当と時期を決める | 管理者 | 担当者名と時期が手順書に書かれている | ( ) |
| 第4段 | 個人情報の取扱いを、年1回見直す | 管理者 | 見直しの日付と結果が記録されている | ( ) |
| 第4段 | やめる判断の基準を、手順書に書いておく | 管理者 | どうなったら使用をやめるかが文章になっている | ( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
加算や届出に関わる場面での、対照表という扱い方
AIに「この加算はどうなりますか」と尋ねて返ってきた説明を、そのまま判断に使うことはできません。加算の要件は告示に定めがあり、その取扱いは保険者(指定権者)によって異なります。ここで示すのは判断ではなく、告示の定めと自事業所の登録内容を左右に並べて自分で見比べるための形です。空欄には自事業所の登録内容を書き入れ、最終的な取扱いは保険者(指定権者)にご確認ください。
| 確認の観点 | 告示等の定めとして確かめる場所 | 貴事業所の登録・体制(記入欄) | 確認に用いる文書 | ご確認ください |
|---|---|---|---|---|
| 人員に関する要件 | 指定基準および加算に係る告示・留意事項通知 | ( ) | 勤務形態一覧表、資格証の写し、雇用契約書 | 保険者(指定権者)へ |
| 体制の届出 | 介護給付費算定に係る体制等に関する届出の様式 | ( ) | 体制等状況一覧表、受理通知 | 保険者(指定権者)へ |
| 計画への位置付け | 加算に係る留意事項通知のうち、計画への記載を求める部分 | ( ) | 居宅サービス計画(第2表・第6表)、個別サービス計画 | 保険者(指定権者)へ |
| 利用者への説明と同意 | 運営基準のうち、説明・同意に関する定め | ( ) | 説明書、同意書、支援経過記録 | 保険者(指定権者)へ |
| 記録の整備 | 運営基準のうち、記録の整備に関する定め | ( ) | サービス提供記録、モニタリング票、支援経過記録 | 保険者(指定権者)へ |
| 会議・照会の手続 | 運営基準のうち、担当者会議に関する定め | ( ) | 第4表、照会文書と回答、支援経過記録 | 保険者(指定権者)へ |
| 実績との整合 | 給付管理に関する各保険者の取扱い | ( ) | 給付管理票、各事業所の実績報告書、利用票・別表 | 保険者(指定権者)へ |
| AIの出力を根拠にしていないこと | 事業所として定めた確認手順 | ( ) | 確認表、修正の履歴、手順書 | 事業所内で |
| 保険者独自の様式・取扱い | 保険者(指定権者)が公表している手引き・様式 | ( ) | 保険者の公表資料、様式の写し | 保険者(指定権者)へ |
| 改定時の反映 | 報酬改定に係る告示・通知 | ( ) | 手順書の改訂記録、研修記録 | 保険者(指定権者)へ |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
なお、介護保険法に基づく届出書類の作成・提出代行は社会保険労務士の業務です。AIの出力は判断ではなく確認の材料として扱い、制度上の取扱いは告示・通知と保険者(指定権者)の公表資料でお確かめください。
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介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)
介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。
