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認知症対応型共同生活介護(グループホーム)とは|特徴と入居

グループホーム(認知症対応型共同生活介護)は、認知症の方が少人数で家庭的に暮らす住まいです。特徴と入居の条件、記録のポイントを整理します。

グループホームとは

認知症のある方が、1ユニット(おおむね5〜9人)の少人数で共同生活を送る、地域密着型のサービスです。家庭的な環境の中で、なじみの関係を大切にしながら支援します。

特徴

  • 少人数・家庭的な環境
  • できることを活かし、役割を持って生活する
  • なじみのスタッフ・なじみの関係
  • 地域とのつながりを重視

入居の条件

医師に認知症と診断され、原則として要支援2以上で、原則その市町村の住民が対象です。

記録・書類のポイント

一人ひとりの暮らしに寄り添う記録が大切です。行動の背景や本人の思いを捉え、できたこと・変化を残します。

どんな方が対象になるか

  • 要支援2または要介護1以上の認定を受けている方
  • 医師により認知症の診断を受けている方
  • 原則として、施設と同じ市区町村に住民票がある方(地域密着型サービスのため)
  • 少人数での共同生活を送ることができる方

費用の考え方

費目 内容
家賃・管理費 施設によって幅があります
食材料費 実費
光熱水費 実費
介護サービス費 要介護度に応じた額。原則1割(所得に応じて2〜3割)負担
その他 おむつ代、理美容代など。※特養等と異なり、居住費・食費の負担限度額認定の対象外です

人員・設備の基準(事業者向け)

区分 内容
入居定員 1ユニット5〜9人。1事業所あたり原則2ユニットまで
介護職員 日中は利用者3人に対して1人以上。夜間はユニットごとに1人以上
計画作成担当者 ユニットごとに1名(うち1名は介護支援専門員)
管理者 認知症介護の経験と、所定の研修修了が要件
設備 居室(原則個室)、居間、食堂、台所、浴室、消火設備

似たサービスとの違い

グループホーム 特養 小規模多機能型居宅介護
対象 認知症の診断がある方 原則 要介護3以上 要支援1〜要介護5
住まい方 入居(共同生活) 入居 自宅で暮らしながら利用
規模 1ユニット5〜9人 数十人〜 登録29人以下
地域の制限 原則 同一市区町村 なし 原則 同一市区町村
特徴 少人数で家庭的な環境 手厚い介護 通い・訪問・泊まりを組み合わせ

確認しておきたいこと

  • 夜間の職員配置と、緊急時の対応
  • 医療的なケアがどこまで受けられるか
  • 看取りへの対応方針
  • 状態が重くなった場合に住み続けられるか
  • 費用の総額(介護保険外の費用が中心になります)
  • 入居者同士の関係づくりへの配慮
  • 家族の関わり方(行事、面会、運営推進会議)

実務で迷いやすいところ

よくある疑問 考え方
要支援1でも入れるか 要支援2以上が対象です
他の市区町村からでも入れるか 原則として同一市区町村の方が対象です。例外の可否は保険者にご確認ください
認知症の診断が必要か 医師の診断が要件です
費用は特養より高いか 居住費・食費の負担軽減制度の対象外のため、負担が大きくなることがあります
重度になったら退去か 施設の方針によります。看取りまで対応する事業所もあります

※加算・減算の要件は改定のたびに見直されます。算定の可否は、最新の告示・通知および保険者(市区町村)の運用を必ずご確認ください。本記事は一般的な考え方を整理したものです。

グループホームの1日と、暮らし方

グループホームは「介護してもらう場所」というより、職員と一緒に暮らしをつくる場所という設計になっています。

  • 朝——起床、身支度、朝食の準備を一緒に行う
  • 午前——洗濯、掃除、買い物などの家事を役割として担う
  • 昼——昼食の準備と片付け。できることを続けてもらう
  • 午後——散歩、趣味活動、地域との交流
  • 夕方——夕食の準備。包丁を使う方もいます
  • 夜——入浴、就寝。夜間はユニットごとに職員1名

「できないから代わりにやる」のではなく、できることを続けてもらうことが、認知症の進行を緩やかにすると考えられています。

運営推進会議という仕組み

地域密着型サービスには、運営推進会議の設置が求められています。利用者・家族・地域住民・市町村の職員・地域包括支援センターの職員などが参加し、活動状況を報告して意見を聞く場です。

  • 定期的に開催することが求められます
  • 家族が施設の運営に関われる数少ない機会です
  • 地域に開かれていることが、閉鎖性による問題を防ぎます
  • 会議の記録を公表することが求められます

見学で聞くこと

  • 夜間の職員配置(ユニットごとに1名以上が基準です)
  • 医療的ケアの対応範囲と、協力医療機関
  • 看取りへの方針
  • 状態が重くなった場合に住み続けられるか
  • 費用の総額と、その内訳
  • 入居者が日常でどんな役割を持っているか
  • 運営推進会議の開催状況と、家族の参加
  • 職員の入れ替わりの状況——なじみの関係が支援の前提になります

費用が特養より高くなる理由

グループホームは、特養などの施設サービスと違い、居住費・食費の負担限度額認定の対象外です。そのため、所得が低い方でも軽減を受けられず、負担が大きくなることがあります。

グループホーム 特養
家賃・居住費 施設が設定(軽減制度の対象外) 負担限度額認定の対象
食費 実費(軽減制度の対象外) 負担限度額認定の対象
介護サービス費 要介護度に応じた額 要介護度と居室の種類に応じた額
月額の目安 施設により幅が大きい —

高額介護サービス費など、他の軽減制度の対象になる部分もあります。総額と、使える制度を市区町村に確認してから判断してください。

グループホームのケアの工夫

  • 料理や掃除などの役割を一緒に行い、できることを活かす
  • なじみの関係・なじみの環境で安心感を保つ
  • 行動・心理症状(BPSD)の背景を捉えて関わる

ここから先は、これから見に行くご家族・ご本人のための実務的な部分です。グループホームは、認知症のあるご本人が少人数で暮らしを続ける住まいです。建物や制度の説明よりも、その家で「暮らしの続き」がどう作られているかを自分の目で見ること、そしてご本人のことをどう伝えるかが、その後の毎日を大きく左右します。以下は、そのまま印刷して見学に持って行けるよう、観点・そのまま言える質問文・記入欄の形にしています。人数や職員の配置、費用の額は事業所ごとに違いますので、数は書かず、すべて記入欄にしてあります。聞いた内容をその場で書き入れてください。

暮らしの続きを見る|台所から近所づきあいまで55の観点

グループホームが他の住まいと違うのは、家事や役割が生活の中に残っていることです。建物の新しさや設備よりも、台所に入れるか/洗濯物を誰が畳んでいるか/自分の物を持ち込めるかのほうが、ご本人の一日を決めます。見学のとき、案内される順路にただ付いていくと「きれいでした」で終わってしまいます。次の55の観点は、見るところ・そのまま声に出して言える質問文・書き込む欄の3列にしてあります。全部を一度に聞く必要はありません。ご本人の暮らし方に近いところから、10個でも構いません。

台所と食事|入居者が関わる場面を見る(10)

見るところ そのまま言える質問文 見学メモ
台所に鍵や柵がなく、入居している方が普段から立ち入れるようになっているか 「台所には、入居されている方が普段から入れるようになっていますか」 (記入欄)
食事が外から届くのか、この家の台所で作られているのか 「食事はこちらの台所で作っていらっしゃいますか。届くものと作るものは、どのくらいの割合ですか」 (記入欄)
献立を決める場に入居している方が入っているか 「今日の献立は、どなたが決めていますか。入居されている方の希望が入ることはありますか」 (記入欄)
下ごしらえに加わる方法(皮むき・豆の選別・盛りつけなど)があるか 「包丁を使わない下ごしらえで、参加できる作業にはどんなものがありますか」 (記入欄)
刃物や火を使いたいという希望が出たときの扱い 「包丁や火を使いたいという希望が出たとき、どのようにされていますか」 (記入欄)
配膳・下膳・食器洗いに加わっている方がいるか 「配膳や食器洗いに加わっている方はいらっしゃいますか。今日は何人くらいでしたか」 (記入欄)
職員が入居している方と同じ食卓で食べているか 「職員の方は、入居されている方と同じ食卓で召し上がりますか」 (記入欄)
食事の時間が固定か、起床に合わせてずらせるか 「起きる時間がその日によって違う場合、朝食の時間はどうなりますか」 (記入欄)
お茶やおやつを自分で取りに行ける場所にあるか 「お茶やおやつは、ご自分で取りに行ける場所に置いてありますか」 (記入欄)
食べ慣れたもの・郷土の味を献立に入れられるか 「昔から召し上がっていたものを、献立に入れていただくことはできますか」 (記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

洗濯・掃除・ゴミ出し|家事が誰の手にあるか(9)

見るところ そのまま言える質問文 見学メモ
洗濯物が畳まれている場所と、畳んでいる人 「洗濯物を畳むのは、どなたがされていますか。入居されている方が加わることはありますか」 (記入欄)
洗濯機の場所(見えない場所にあるか、生活の動線上にあるか) 「洗濯機はどちらにありますか。ご自分で回される方はいらっしゃいますか」 (記入欄)
下着や肌着を家族が持ち帰るのか、施設で洗うのか 「衣類の洗濯は、こちらでしていただけますか。家族が持ち帰るものはありますか」 (記入欄)
掃除の時間帯と、掃除機・雑巾を持つ人 「掃除はどの時間にされていますか。ほうきや雑巾を持たれる方はいらっしゃいますか」 (記入欄)
自分の居室を自分で片づけているか、職員が整えているか 「お部屋の片づけは、ご本人がされていますか。どこまで手伝われますか」 (記入欄)
ゴミの分別・ゴミ出しに加わる場面があるか 「ゴミ出しに一緒に行かれる方はいらっしゃいますか」 (記入欄)
アイロン・裁縫・繕い物ができる道具があるか 「裁縫やアイロンをされたい方には、道具を出していただけますか」 (記入欄)
季節の入れ替え(衣替え・寝具)を誰がするか 「衣替えや寝具の入れ替えは、どなたがされていますか」 (記入欄)
家事の様子が記録に残り、家族に伝わる仕組みがあるか 「その日にどんなことをされていたか、家族が知る方法はありますか」 (記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

買い物・散歩・庭|外に出る回数と方法(9)

見るところ そのまま言える質問文 見学メモ
買い物に一緒に行く機会があるか、頻度はどのくらいか 「買い物にご一緒することはありますか。直近ではいつ行かれましたか」 (記入欄)
近所の店・コンビニ・スーパーまでの距離と行き方 「一番近いお店まで、歩いてどのくらいですか。どうやって行かれますか」 (記入欄)
自分の財布を持ち、支払う場面があるか 「ご自分でお財布を持って支払われる方はいらっしゃいますか。お金の管理はどうされていますか」 (記入欄)
散歩の頻度と、一人で外に出たいと言われたときの対応 「散歩はどのくらいの頻度ですか。一人で外に出たいと言われたときは、どうされていますか」 (記入欄)
玄関の施錠の考え方(日中も施錠しているか) 「玄関は日中も閉めていらっしゃいますか。出入りはどのようにされていますか」 (記入欄)
庭・ベランダ・畑があり、実際に使われた跡があるか 「お庭や畑を使われることはありますか。今、何か育てていらっしゃいますか」 (記入欄)
洗濯物を外に干しているか(外に出る用事があるか) 「洗濯物は外に干していますか。干しに出られる方はいらっしゃいますか」 (記入欄)
家族と外出・外泊ができるか、手続きはどうするか 「家族と外出したり、家に泊まったりすることはできますか。どんな手続きになりますか」 (記入欄)
受診や墓参りなど、家族が連れて行きたいときの調整 「受診やお墓参りに家族が連れて行きたいとき、どのくらい前にお伝えすればよいですか」 (記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

持ち込めるもの|家具・仏壇・写真・ペット(9)

見るところ そのまま言える質問文 見学メモ
今いる方の居室に、その人の家具や物が置かれているか 「お部屋には、ご自分の家具を持ち込まれている方が多いですか」 (記入欄)
持ち込める家具の大きさ・種類の目安 「タンスやテーブルは、どのくらいの大きさまで持ち込めますか」 (記入欄)
使い慣れた寝具・布団を持ち込めるか 「使い慣れた布団を持って行きたいのですが、そのまま使えますか」 (記入欄)
仏壇・神棚・位牌を置けるか、置き場所の考え方 「仏壇を持って行くことはできますか。置く場所はどうなりますか」 (記入欄)
写真・掛け軸・表札など、壁に掛けられるか 「壁に写真や絵を掛けてもよいですか。画びょうは使えますか」 (記入欄)
テレビ・ラジオ・電話を居室に置けるか 「お部屋にテレビや電話を置くことはできますか。工事は必要ですか」 (記入欄)
ペットを連れて行けるか、面会に連れて来られるか 「犬や猫を連れて行くことはできますか。面会のときに連れて来るのはどうですか」 (記入欄)
植木鉢・鉢植えなど、世話を続けたい物を持ち込めるか 「鉢植えを持って行って、ご自分で水やりを続けることはできますか」 (記入欄)
貴重品・通帳・指輪などの扱いの取り決め 「指輪や時計など大切な物は、どのように扱っていただけますか」 (記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

お茶の時間・行事・近所づきあい(9)

見るところ そのまま言える質問文 見学メモ
居間に人が集まっている時間帯と、そこで交わされている会話 「日中、皆さんが居間に集まる時間はありますか。どんなお話をされていますか」 (記入欄)
お茶の時間が決まっているか、好きなときに飲めるか 「お茶の時間は決まっていますか。飲みたいときに飲めますか」 (記入欄)
季節の行事(正月・花見・盆・敬老の日など)の直近の様子 「直近でどんな行事をされましたか。写真を見せていただけますか」 (記入欄)
誕生日の祝い方(本人の希望が入るか) 「お誕生日はどのようにお祝いされていますか」 (記入欄)
近所の方が家に入ってくることがあるか 「近所の方がこちらに立ち寄られることはありますか」 (記入欄)
地域の行事・自治会・祭りへの参加 「地域のお祭りや集まりに、入居されている方が参加されることはありますか」 (記入欄)
子ども・学生・ボランティアの出入り 「学校やボランティアの方が来られることはありますか。どのくらいの頻度ですか」 (記入欄)
宗教行事・お参りなど、続けたい習慣への配慮 「日課にしていたお参りを続けたいのですが、どのようにできますか」 (記入欄)
面会の時間帯・場所(居室で会えるか、居間になるか) 「面会は何時ごろまでできますか。お部屋で会うことはできますか」 (記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

役割|できることを続けるための仕組み(9)

見るところ そのまま言える質問文 見学メモ
入居している一人ひとりに、日々の役割があるか 「皆さんそれぞれに、日課や役割はありますか。どんなことをされていますか」 (記入欄)
役割が固定か、その日の様子で変わるか 「役割は毎日同じですか。気が乗らない日はどうされていますか」 (記入欄)
できなくなったことを「代わりにやる」のか「形を変えて続ける」のか 「今までできていたことが難しくなったとき、どのように続けてもらっていますか」 (記入欄)
仕事の経験・手仕事を活かす場面があるか 「昔の仕事の経験を活かせるような場面はありますか」 (記入欄)
「ありがとう」と言われる場面が一日にあるか 「誰かの役に立つ場面は、一日のどこにありますか」 (記入欄)
職員が先回りして手を出していないか(実際の動きを見る) 「手伝う/見守るの線引きは、どのように決めていらっしゃいますか」 (記入欄)
入居している方同士で助け合う場面があるか 「入居されている方同士で手伝い合う場面はありますか」 (記入欄)
好きなことに使える道具・場所(編み物、将棋、畑、楽器)があるか 「趣味を続けるための道具は、どこに置いてありますか。自由に使えますか」 (記入欄)
役割や好きなことが、支援の計画に書かれているか 「支援の計画には、ご本人の好きなことや役割も書いていただけますか」 (記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

時間帯を変えて二度見る|朝・昼・夕方・夜前の見どころ(12)

見学の案内は、多くの場合いちばん落ち着いている時間帯に設定されます。それが悪いわけではありませんが、暮らしがよく見えるのは、手が動いている時間です。一度目で気に入ったら、二度目は時間帯をずらして頼んでみてください。断られた場合も、その理由の答え方に、その家の考え方が出ます。

時間帯 その時間にしか見えないこと そのまま言える質問文
朝(起床から朝食まで) 起きる時間が人によって違うか。起きた人から順に食べているか。雨戸や窓を開けるのが誰か 「朝は皆さん同じ時間に起きられますか。ゆっくり起きたい方はどうされていますか」
朝(身支度) 髪を整える、ひげをそる、着替えを選ぶ場面に本人の手が入っているか 「着る服は、ご自分で選ばれていますか」
午前(家事の時間) 洗濯物を干す、掃除をする場面に入居している方が加わっているか 「午前中は、皆さんどんなことをされていますか」
午前(外に出る時間) ゴミ出し、買い物、庭仕事など、外の空気に触れる用事があるか 「午前中に外に出る用事はありますか」
昼(食事の準備) 台所に人が集まっているか。においがしているか。音がしているか 「昼食の準備には、どなたが加わっていらっしゃいますか」
昼(食事の場面) 席の配置、職員が一緒に食べているか、会話があるか、急かされていないか 「食事にかかる時間は、だいたいどのくらいですか」
昼過ぎ(食後) 片づけに加わる人がいるか。そのまま横になるのか、居間で過ごすのか 「昼食の後は、皆さんどう過ごされていますか」
午後(手持ち無沙汰の時間) テレビがついているだけの時間がどのくらいあるか。声がかかっているか 「午後の空いた時間には、どんなことを勧めていらっしゃいますか」
夕方(落ち着かなくなりやすい時間) 玄関のほうを見る方、荷物をまとめる方がいるか。そのときの職員の関わり方 「夕方に落ち着かなくなる方には、どのように声をかけていらっしゃいますか」
夕方(夕食の支度) 包丁の音、盛りつけ、配膳に加わる人。台所と居間のつながり 「夕食の支度に加わられる方は、今日は何人くらいでしたか」
夜前(入浴・就寝の支度) 入浴の順番の決め方、急かされていないか、寝る前の飲み物があるか 「入浴の順番はどのように決めていらっしゃいますか」
夜前(職員の交代) 日中から夜間に切り替わるとき、何がどう引き継がれているか 「昼から夜へ、どのように引き継ぎをされていますか」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

入居前に伝える「本人のこと」|10の領域と、そのまま書ける文32例

グループホームは少人数で暮らす住まいなので、ご本人の暮らし方が、そこでの毎日にそのまま出ます。大きな施設なら流れの中で吸収されることも、少人数の家では毎日繰り返されます。だからこそ、入居前に伝える情報の中身が、他のサービスより効きます。

ここで大切なのは、評価の言葉ではなく、起きたことと、そのとき落ち着いた方法を書くことです。「頑固」「怒りっぽい」といった言葉は、受け取る側に構えを作らせるだけで、対応の手がかりになりません。いつ・どこで・何があって・どうしたら落ち着いたかまで書くと、初日から同じ方法を試してもらえます。以下の表では、避けたい書き方を「」で囲んで引用し、その右にそのまま書き写せる完成文を置いています。

10の領域|伝えると何が変わるか

伝える領域 伝えると何が変わるか わが家の記入欄
これまでの暮らし方(住まい・家族構成・一日の流れ) 声のかけ方や話題の入り口が最初から合う。会話が続きやすくなる (記入欄)
仕事・役割の歴史 その家で担ってもらう役割を決める材料になる。手が動く作業が見つかる (記入欄)
得意なこと・好きなこと 手持ち無沙汰な時間に何を勧めるかが決まる (記入欄)
落ち着かない様子が出やすい場面 その場面を前もって避ける、または人手のある時間に動かせる (記入欄)
落ち着いた方法(家でうまくいったやり方) 初日から同じ方法を試してもらえる。試行錯誤の期間が短くなる (記入欄)
一日の過ごし方の習慣(起床・入浴・就寝・晩酌・新聞) 時間割をご本人に寄せられる。生活リズムの崩れを防ぎやすい (記入欄)
人との距離の取り方(にぎやかな場が好きか、一人がよいか) 居間で過ごすか居室で過ごすかの見立てが最初から合う (記入欄)
音や光の好み(テレビの音量、明るさ、寝るときの灯り) 環境をすぐ整えてもらえる。眠れない夜を減らす手がかりになる (記入欄)
食べ物の好き嫌い・食べ慣れた味・食べ方の癖 食が進まない原因を探る時間が短くなる (記入欄)
呼ばれ方(名前・呼び名・敬称)と、嫌な呼ばれ方 最初の一言でつまずかない。関係の入り口が良くなる (記入欄)
大切にしているもの(写真・道具・仏壇・手紙) 持ち込む物が決まる。取り違えや紛失のときに事情が伝わる (記入欄)
これまでのお付き合い(友人・近所・親戚) 面会や電話の相手が分かる。話題として使える (記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

これまでの暮らし方・仕事・住まい|書き出し8例

伝える場面 避けたい書き方(評価の言葉) そのまま書き写せる完成文
住まいと家族構成 「昔から一人が長かった人」 四十年間、同じ木造の家で暮らしました。十二年前に夫が亡くなってからは一人暮らしで、朝は仏壇に手を合わせてから台所に立つのが日課でした。
仕事の歴史 「元気なころは働き者だった」 二十歳から六十歳まで、青果店で仕入れと店番をしていました。数を数えることと、袋詰めの作業は今でも手が動きます。
家の中での役割 「家事は一通りできる人」 味噌汁と煮物は毎日作っていました。だしを取るところから始めるのが習慣で、鍋の前に立つと自然に手が動きます。
近所づきあい 「社交的な性格」 毎朝、家の前を掃きながら近所の方と立ち話をしていました。人が通ると声をかけたくなるようで、玄関の見える場所を好みます。
信仰・習慣 「信心深い」 朝六時に仏壇に線香をあげ、手を合わせるのが六十年来の習慣です。線香の匂いがすると落ち着いた表情になります。
お金の扱い 「お金に細かい」 財布を身につけていないと落ち着かない様子が見られます。家では小銭を入れた財布をエプロンのポケットに入れて過ごしていました。
移動の手段 「歩くのが好き」 買い物は片道十分の商店まで歩いて行っていました。今は屋内では手すりを持って歩き、外では家族が腕を貸しています。
これまでの入院や住み替え 「環境が変わると弱る」 三年前に入院した際、初めの三日間は夜に何度も起き上がる様子が見られました。四日目からは、枕元に自宅の写真を置いてから朝まで眠っていました。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

好きなこと・得意なこと・呼ばれ方|書き出し8例

伝える場面 避けたい書き方(評価の言葉) そのまま書き写せる完成文
手仕事 「器用な人」 豆の選り分け、洗濯物たたみ、じゃがいもの皮むきは、声をかけると最後まで続けています。座って手を動かす作業のほうが長く続きます。
音楽 「歌が好き」 童謡と昭和の歌謡曲を、歌詞を見なくても最後まで歌います。台所で作業しながら歌い出すことが多いです。
読み物 「新聞をよく読む」 朝食の後、新聞のテレビ欄と地域面を三十分ほど広げています。読み終わると畳んで元の場所に戻します。
植物 「花が好き」 玄関先の鉢植えに毎朝水をやっていました。じょうろを渡すと自分から外に出ます。
飲み物 「お茶好き」 熱い緑茶を一日に五、六杯飲みます。急須で入れるのが習慣で、湯呑みは決まった白いものを使っていました。
テレビ 「テレビばかり見ている」 夕方六時のニュースと、相撲の中継を見ます。それ以外の時間はついていると席を外すことが多いです。
呼ばれ方 「呼び方にうるさい」 「はなさん」と名前で呼ばれると返事をします。「おばあちゃん」と呼ばれたときは返事をせず、席を立つ様子が見られました。
身だしなみ 「おしゃれな人」 外に出るときは必ず帽子をかぶり、口紅をつけていました。鏡の前で整える時間を取ると、そのあと出かける支度が進みます。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

落ち着かない場面と、落ち着いた方法|書き出し8例

伝える場面 避けたい書き方(評価の言葉) そのまま書き写せる完成文
夕方の時間帯 「夕方になると徘徊する」 午後四時ごろになると、玄関で靴を履いて外に出ようとする様子が見られます。「一緒に行きましょう」と声をかけて家の周りを一周すると、戻ってから座って過ごしています。
入浴の声かけ 「お風呂を嫌がる」 「お風呂に入りましょう」と誘ったときは断ることが多いです。「背中を流しますね」と言って脱衣所まで一緒に歩くと、そのまま入っています。
大勢の場面 「人見知り」 四人以上がいる部屋では、十分ほどで席を立って自室に戻る様子が見られます。二人で向かい合って話す場面では三十分以上続きます。
探し物 「物盗られ妄想がある」 財布が見当たらないときに「盗られた」と話されることがあります。一緒に引き出しを開けて探し、見つかったところで手渡すと、その話は出なくなります。
夜間 「夜中に何度も起きて困る」 夜中の一時から二時ごろに起きて廊下に出ることがあります。台所で温かいお茶を一杯飲んでから部屋に戻ると、朝まで休んでいます。
大きな音 「音に敏感で神経質」 掃除機の音がすると、耳を押さえて別の部屋に移る様子が見られます。掃除は本人が居間にいない時間に行うと、そのまま過ごしています。
着替え 「着替えを拒否する」 洋服を出して「着替えましょう」と言うと手が止まります。着る順番に重ねて枕元に置いておくと、自分で着替えていることが多いです。
帰りたいと話すとき 「帰宅願望が強くて手がかかる」 「家に帰る」と話されるときは、玄関のほうを見ていることが多いです。「お茶を一杯飲んでからにしましょう」と誘って台所に移ると、話題が変わって落ち着いています。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

一日の習慣・食べ物・音や光・人との距離|書き出し8例

伝える場面 避けたい書き方(評価の言葉) そのまま書き写せる完成文
起床 「朝が早い」 五時前に目が覚めて、雨戸を開けるのが習慣でした。起きてすぐに外の空気に触れると、そのあと朝食まで座って過ごしています。
就寝 「寝つきが悪い」 就寝は夜十時ごろです。枕元の小さな明かりをつけたままにすると、消したときより起き上がる回数が少なくなっていました。
入浴の習慣 「風呂好き」 夕食前に入るのが六十年の習慣です。湯船に肩まで浸かる時間を五分ほど取ると、上がってから穏やかに過ごしています。
食事の形 「好き嫌いが多い」 魚は食べますが、脂の多い肉は残すことが多いです。ご飯は茶碗に軽く一杯で、味噌汁から先に口をつけます。
食器と席 「こだわりが強い」 柄の入った自分の茶碗と箸を使っていました。食卓では壁を背にした席に座ると、最後まで席についています。
飲み込み 「むせやすい」 お茶を勢いよく飲んだときにむせる様子が見られます。湯呑みに半分ずつ注ぐと、むせずに飲み終えていました。
明るさ 「暗いところが苦手」 夕方に部屋が暗くなると、立ち上がって電気のスイッチを探す様子が見られます。日が傾く前に明かりをつけておくと、そのまま座って過ごしています。
人との距離 「気難しい」 初対面の方には自分から話しかけません。二、三日、同じ職員の方が名前を呼んで隣に座る場面が続くと、自分から話す場面が増えていました。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

暮らし始めてからの一か月|伝え直すこと12(12)

入居前に渡した情報は、暮らしが始まると必ずずれます。家では出なかった様子が出ることも、家では難しかったことができることもあります。最初の一か月は、家族が気づいたことを短く伝え直す期間と考えてください。長い手紙にする必要はありません。面会の帰りぎわに一言、または連絡帳に二行で十分です。

気づいた場面 そのまま伝えられる一言 その後どう変わったか
面会のときの表情がいつもと違った 「今日は前より落ち着いて見えました。何か変えていただいたことはありますか」 (記入欄)
呼ばれ方が家と違っていた 「家では『はなさん』と呼んでいました。そのほうが返事をすることが多いです」 (記入欄)
食が進んでいないと聞いた 「家では味噌汁から先に口をつけていました。先に出していただくとどうでしょうか」 (記入欄)
夜に起きていると聞いた 「家では枕元の小さな明かりをつけたままにしていました。試していただけますか」 (記入欄)
入浴を断ることが続いていると聞いた 「家では『背中を流しますね』と言うと入っていました」 (記入欄)
居間に出てこないと聞いた 「大勢の場が長く続くと席を立つことが多いです。二人で話す場面のほうが続きます」 (記入欄)
役割が決まっていないようだった 「豆の選り分けや洗濯物たたみは、家では最後まで続けていました」 (記入欄)
持ち物が足りていなかった 「使い慣れた湯呑みを持ってきました。これで出していただけますか」 (記入欄)
家に帰ると話していると聞いた 「家では、お茶に誘って台所に移ると話題が変わっていました」 (記入欄)
新しくできるようになったことがあった 「ここに来てから自分で畳まれるようになったと聞きました。続けていただけると助かります」 (記入欄)
家族の連絡先や来られる時間が変わった 「平日の日中は連絡がつきにくくなりました。急ぎのときはこちらの番号にお願いします」 (記入欄)
支援の計画が届いた 「計画を読みました。ここに一行、好きなことを足していただくことはできますか」 (記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

家族として運営推進会議に出る|その場で言える質問24例

運営推進会議は、入居している方やご家族、地域の方、市町村の職員、地域包括支援センターの職員などが集まり、その家の活動状況を聞いて意見を述べる場です。ご家族が、他の家族や地域の人と同じ場でその家の運営に意見を言える機会は、介護のサービスの中でも多くありません。「家族会」や「面談」とは性格が違い、職員以外の目が入るところが特徴です。

とはいえ、初めて出ると何を言えばよいか分からないまま終わりがちです。開催の頻度や進め方は事業所によって違いますので、まず次はいつ開かれるのか、家族は出られるのかを聞くところから始めてください。以下は、会に出る前・会の最中・会の後の3段階に分けた確認事項と、その場で口に出せる質問文です。

会の性格|家族が参加する側として知っておくこと

気になること 会で確かめられること わが家の記入欄
何のための会なのか その家の活動状況を報告し、出席者から意見を聞く場という位置づけ。個別の相談の場とは別に設けられていることが多い (記入欄)
誰が出席しているか 入居している方・家族・地域の方・市町村の職員・地域包括支援センターの職員など。実際の顔ぶれは事業所ごとに違う (記入欄)
いつ開かれるか 開催の頻度は基準の定め。次回の日程と時間帯は事業所に確認する(記入欄) (記入欄)
家族は必ず出るものか 出席は求められる場合と任意の場合がある。出られないときの扱いを確認する(記入欄) (記入欄)
何が報告されるか 入居や退居の状況、事故やヒヤリハットの件数、行事、職員体制、苦情の内容と対応など (記入欄)
個別の相談はできるか 会は全体の場のため、個別の話は別の場を設けてもらう扱いが一般的。どちらで話すか事前に確認する(記入欄) (記入欄)
記録は見られるか 会の記録は公表することが求められている。掲示・配布・ウェブなど、どこで見られるかを確認する(記入欄) (記入欄)
意見はどう扱われるか 出た意見をどう検討し、いつまでに返すのかの流れを確認する(記入欄) (記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

その場で言える質問24例

場面 そのまま言える質問文 回答メモ
会の前(日程) 「次の運営推進会議はいつ開かれますか。家族も出席できますか」 (記入欄)
会の前(進め方) 「当日はどのような流れになりますか。家族が発言する時間はありますか」 (記入欄)
会の前(資料) 「当日の資料を、事前にいただくことはできますか」 (記入欄)
会の前(過去の記録) 「前回までの会の記録を見せていただけますか」 (記入欄)
職員体制 「この半年で、職員の方の入れ替わりはどのくらいありましたか」 (記入欄)
夜間の体制 「夜間はどなたが対応されていますか。急なときの連絡の流れを教えてください」 (記入欄)
事故・ヒヤリハット 「この期間に起きた転倒やヒヤリハットは、どのくらいありましたか。多かった場所はどこですか」 (記入欄)
事故後の見直し 「その出来事を受けて、変えたことがあれば教えてください」 (記入欄)
苦情・要望 「家族から出た要望には、どんなものがありましたか。その後どうなりましたか」 (記入欄)
暮らしの様子 「この期間、皆さんが一番楽しそうにされていた場面はどんなときでしたか」 (記入欄)
外出 「この期間、外に出かける機会はどのくらいありましたか」 (記入欄)
行事 「次に予定している行事はありますか。家族が手伝えることはありますか」 (記入欄)
食事 「献立について、入居されている方から出た希望はありましたか」 (記入欄)
医療との連携 「体調が急に変わったとき、どこの医療機関とどのように連絡を取っていますか」 (記入欄)
災害 「夜間を想定した訓練は行っていますか。直近ではいつでしたか」 (記入欄)
災害時の連絡 「災害のとき、家族にはどの順番で、どんな方法で連絡がありますか」 (記入欄)
感染症 「感染症が広がったとき、面会はどのような扱いになりますか」 (記入欄)
身体的拘束 「身体的拘束をしない取り組みとして、具体的にどんなことをされていますか」 (記入欄)
虐待防止 「職員の方が困ったときに相談できる仕組みは、どうなっていますか」 (記入欄)
地域とのつながり 「地域の方がこの家に関わる場面には、どんなものがありますか」 (記入欄)
空室・入居 「今、空いているお部屋はありますか。お待ちの方はどのくらいいらっしゃいますか」 (記入欄)
退居 「この期間に退居された方は、どのような理由で移られましたか」 (記入欄)
家族への提案 「家族が手伝えることで、助かることを教えてください」 (記入欄)
次回に向けて 「今日出た意見は、いつごろ、どのような形で返していただけますか」 (記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

会の後に確かめること10項目

確かめること どう確かめるか 結果メモ
自分が出した意見が記録に残ったか 会の記録を見せてもらい、発言が要旨として入っているかを見る (記入欄)
回答の期限が決まったか 「いつまでに」が記録に書かれているかを確認する (記入欄)
他の家族から出た意見の内容 記録を読み、同じ心配を持つ家族がいたかを見る (記入欄)
会の記録がどこで見られるか 掲示・配布・閲覧のいずれかを聞き、次回から自分で見られるようにする (記入欄)
報告された数字の推移 前回の記録と並べ、事故やヒヤリハットの件数が増えているか減っているかを見る (記入欄)
職員の入れ替わりの推移 前回と比べ、なじみの職員が残っているかを見る (記入欄)
約束されたことが実際に変わったか 次の面会のときに、変わったと言われた点を自分の目で見る (記入欄)
本人の様子に変化があったか 会で聞いた取り組みの前後で、面会時の表情や話す量が変わったかを書き留める (記入欄)
個別に話したいことが残ったか 会の場に向かない話を切り分け、別途の面談を申し込む (記入欄)
次回の日程 その場で次回の予定を聞き、手帳に書く (記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

様子が変わったとき|入居前に聞いておく36の質問

ご家族が最も不安に感じるのは、今の状態が変わったときに、この家で暮らし続けられるのかという点です。ただし、これは記事で答えを出せる問いではありません。対応できる範囲は、その家の体制、協力してくれる医療機関、職員の経験、他の入居者の状況によって違い、同じ地域の隣の事業所でも違います。

そこで、「住み続けられるか」を判断するのではなく、「入居する前に、こう聞いておく」という質問文に変えました。回答は口頭で聞くだけでなく、重要事項説明書や契約書のどこに書いてあるかまで確かめると、後から見返せます。答えが「そのときの状況によります」であっても、それ自体が答えです。誰が、どの場で、どうやって決めるのかまで聞いてください。

医療が必要になったとき|聞いておく6問

心配なこと 入居前に聞いておく質問文 回答と、書かれている書類
ふだんの受診をどうするか 「持病の通院は、どなたが付き添われますか。家族が行く形になりますか」 (記入欄)
協力してくれる医療機関 「協力していただいている医療機関はどちらですか。往診に来ていただけますか」 (記入欄)
訪問看護との関わり 「訪問看護を利用されている入居者の方はいらっしゃいますか。どんな場面で頼まれていますか」 (記入欄)
体調が急に変わったとき 「夜中に熱が出たときは、どなたが判断して、どこに連絡されますか」 (記入欄)
入院したとき 「入院になった場合、お部屋はどうなりますか。戻ってこられるまでの扱いを教えてください」 (記入欄)
退院後に医療的な手当てが続くとき 「退院後に処置が続く場合、こちらでの対応はどのように相談することになりますか」 (記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

夜間に手がかかるようになったとき|聞いておく6問

心配なこと 入居前に聞いておく質問文 回答と、書かれている書類
夜間の職員体制 「夜間はどなたが対応されますか。何時から何時までが夜間の扱いになりますか」 (記入欄)
夜に起き出したとき 「夜中に起きて廊下に出られたとき、どのように対応されていますか」 (記入欄)
夜間のトイレ 「夜のトイレの付き添いは、どのようにされていますか」 (記入欄)
眠れない夜が続いたとき 「眠れない日が続いたとき、どなたに相談されますか。家族にはいつ連絡が来ますか」 (記入欄)
他の入居者への影響 「夜間に物音が続く場合、他の入居者の方への配慮はどうされていますか」 (記入欄)
夜間の応援体制 「夜間に一人では対応が難しい場面が起きたとき、応援を呼ぶ仕組みはありますか」 (記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

歩くことが難しくなったとき|聞いておく6問

心配なこと 入居前に聞いておく質問文 回答と、書かれている書類
建物の構造 「居室は何階にありますか。階段とエレベーターはどうなっていますか」 (記入欄)
車いすでの生活 「車いすを使って生活されている方はいらっしゃいますか。廊下や浴室は通れますか」 (記入欄)
入浴の方法 「立ち上がりが難しくなった場合、入浴はどのような形になりますか」 (記入欄)
福祉用具 「手すりやベッドなどの用具は、どのように用意することになりますか」 (記入欄)
転倒したとき 「転ばれたとき、どのような流れで家族に連絡が来ますか」 (記入欄)
居間まで出られなくなったとき 「お部屋で過ごす時間が増えた方には、どのように関わっていらっしゃいますか」 (記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

食べることが難しくなったとき|聞いておく6問

心配なこと 入居前に聞いておく質問文 回答と、書かれている書類
食事の形 「かむことや飲み込むことが難しくなった場合、食事の形はどのように変えていただけますか」 (記入欄)
むせが増えたとき 「食事中にむせる場面が増えたとき、どなたに相談されますか」 (記入欄)
食が進まないとき 「召し上がる量が減ったとき、どのくらいの期間で家族に連絡が来ますか」 (記入欄)
食事にかける時間 「食べるのに時間がかかる方には、どのように付き添っていらっしゃいますか」 (記入欄)
水分 「水分をとる量は、どのように見ていらっしゃいますか。記録は残りますか」 (記入欄)
口の中の手入れ 「歯みがきや入れ歯の手入れは、どのようにされていますか。歯科に来ていただくことはありますか」 (記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

看取りを希望するとき|聞いておく6問

心配なこと 入居前に聞いておく質問文 回答と、書かれている書類
方針 「最期までこの家で過ごしたいと希望した場合、どのように相談を進めることになりますか」 (記入欄)
これまでの経験 「これまでに、この家で最期まで過ごされた方はいらっしゃいますか」 (記入欄)
話し合いの場 「本人・家族・職員・医師で話し合う場は、どのタイミングで持たれますか」 (記入欄)
気持ちが変わったとき 「一度決めた希望を、途中で変えることはできますか」 (記入欄)
家族の付き添い 「その時期に家族が泊まったり、長く付き添ったりすることはできますか」 (記入欄)
職員の体制 「その時期は、職員の方の関わり方がどのように変わりますか」 (記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

他の入居者との関係が難しくなったとき|聞いておく6問

心配なこと 入居前に聞いておく質問文 回答と、書かれている書類
相性 「入居されている方同士で、うまくいかない場面が起きたときは、どのように対応されていますか」 (記入欄)
席や部屋の配置 「食卓の席や、お部屋の場所を変えていただくことはできますか」 (記入欄)
家族への連絡 「他の方との間で出来事があったとき、家族にはどこまで伝えていただけますか」 (記入欄)
一人で過ごしたいとき 「居間に出たくないと言われる日は、どのように過ごしていただけますか」 (記入欄)
物の行き違い 「持ち物が他の方の部屋に移ってしまったようなとき、どのように扱われていますか」 (記入欄)
話し合いの場 「関係のことで家族から相談したいとき、どなたに、どのように伝えればよいですか」 (記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

今の状況から、まずどこを見に行くか|20の分かれ道と不安の確かめ方32組

「グループホームがよいのか、他がよいのか」を先に決めようとすると、比べる材料が多すぎて動けなくなります。実際に前に進むのは、今いちばん困っていることから、まず一か所見に行くという順番です。下の表は、今の状況ごとにまず足を運ぶ先の候補と、そこで最初に口に出す一言を並べたものです。どこがよいかを決めるための表ではなく、次の一歩を決めるための表です。行き先に迷ったら、まず担当のケアマネジャー、またはお住まいの地域の地域包括支援センターに、この表を持って相談してください。

今の状況別|まず見に行く先と、最初に聞くこと(20)

今の状況 まず見に行く先の候補 そこで最初に聞くこと
本人は自宅で暮らしたいと話しているが、日中に家族が家にいない 担当のケアマネジャー、通いのあるサービス、地域包括支援センター 「日中だけ、家の外で過ごせる形にはどんなものがありますか」
夜に起きて出歩くことが増え、家族が眠れない 担当のケアマネジャー、泊まりに対応できるサービス、グループホーム 「夜のことで相談したいのですが、まずどこから手をつければよいですか」
火の元が心配で、台所に立たせられなくなった グループホーム(台所のある暮らしを見る)、通いのあるサービス 「台所に入れる形で、どのように安全を保っていらっしゃいますか」
一人暮らしで、食事が細くなってきた 担当のケアマネジャー、地域包括支援センター、グループホーム 「食事のことが心配なのですが、家で続ける方法と住み替える方法を教えてください」
通いと泊まりを、その時々で変えたい 小規模多機能型居宅介護、担当のケアマネジャー 「通いと泊まりを組み合わせると、どんな一週間になりますか」
家族の介護がもう限界に近い 地域包括支援センター、担当のケアマネジャー 「家族の側が限界に近いことを含めて、相談に乗っていただけますか」
同じ話を何度も繰り返し、家族が強い口調になってしまう 地域包括支援センター、認知症の相談窓口、家族の会 「家族が相談できる場は、この地域にありますか」
少人数の家庭的な暮らしを続けさせたい グループホーム 「一日のうち、皆さんが一緒に過ごしている時間はどのくらいですか」
本人が人の多い場所を好まない グループホーム、少人数の通いのサービス 「にぎやかな場が苦手な方は、どのように過ごしていらっしゃいますか」
本人が家事を続けたいと話している グループホーム 「入居されている方が家事に加わる場面を、実際に見せていただけますか」
医療的な手当てが毎日必要になっている 担当のケアマネジャー、訪問看護、医療の相談窓口 「毎日の処置がある場合、どんな住まい方が考えられますか」
費用の見通しが立たない お住まいの市区町村の窓口、地域包括支援センター 「使える軽減の仕組みがあるか、収入の状況を見ていただけますか」
本人が住民票のある市区町村を離れたくない その市区町村にあるグループホーム、市区町村の窓口 「この市区町村にあるグループホームの一覧をいただけますか」
家族が遠方に住んでいて、通う回数が限られる グループホーム、担当のケアマネジャー 「面会に来られない期間、どのように様子を伝えていただけますか」
本人が「家に帰りたい」と繰り返す 担当のケアマネジャー、グループホーム 「同じように話される方には、どのように関わっていらっしゃいますか」
入院していて、退院後の行き先を決める期限が迫っている 病院の相談員、担当のケアマネジャー、地域包括支援センター 「退院までに決めなければならないことを、順番に教えてください」
今のサービスでは足りないが、住み替えには迷いがある 担当のケアマネジャー、グループホーム(見学だけ) 「今すぐ決めるつもりはないのですが、見学だけでもよいですか」
本人に住み替えの話をどう切り出せばよいか分からない 担当のケアマネジャー、地域包括支援センター 「本人にどう伝えるかを、一緒に考えていただけますか」
本人が見学に行きたがらない 担当のケアマネジャー、グループホーム 「家族だけで先に見せていただくことはできますか」
いくつか見たが、どこも同じに見えて決められない もう一度、候補の家(時間帯を変えて) 「夕方の時間帯に、もう一度見せていただくことはできますか」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

本人と一緒に見に行くときの工夫(10)

家族だけで先に見て、後からご本人と一緒に行く形が取りやすい場合もあります。ご本人と行くときは、「決めるため」ではなく「お茶を飲みに行く」くらいの入り方にすると、その場の様子がよく見えます。ご本人が過ごしている時間帯に合わせるのも、方法の一つです。

工夫 やり方 そのとき見ること
用件を大きく言わない 「近くまで来たので寄ってみましょう」という形にする 初めての場所での本人の表情と、声のかけられ方
短い時間で切り上げる 三十分ほどで一度帰り、必要なら日を改める 帰りぎわに「また来たい」と話すかどうか
お茶の時間に合わせる 皆さんが居間にいる時間に伺えるか事前に相談する 入居している方が本人にどう声をかけるか
本人の得意なことを見せる場面を作る 台所や作業の場面に居合わせる時間に行く 手が動く場面があるか。本人が身を乗り出すか
家族が先に安心して見せる 家族が職員と自然に話している様子を本人に見せる 本人が家族の様子をどう見ているか
本人の話を職員に直接してもらう 家族が代弁せず、職員と本人が話す時間を作る 職員が本人に向かって話しているか、家族にだけ話していないか
座る場所を選ぶ 壁を背にした席など、落ち着ける場所に座る 座ってから席を立つまでの時間
持ち物を一つ持って行く 写真や手仕事の道具など、なじみの物を一つ持参する その物をきっかけに会話が続くか
帰り道で感想を聞く 「どうだった」ではなく「お茶はおいしかったですか」から入る 本人の言葉と、そのときの表情
二度目を予定に入れる その場で次の日を決めておく 次を約束されたときの本人の反応

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

よくある不安を、確かめる質問に変える(32組)

ご家族から出る心配は、ほとんどが「その家に聞けば分かること」です。ここでは、記事の側で答えを出さず、不安をそのまま質問文に変換しました。左の欄に自分の心配を見つけたら、右の文をそのまま声に出してください。答えは、聞いたその場で右端に書き込んでください。

よくある不安 そのまま言える、確かめる質問文 回答メモ
本人が新しい場所になじめないのではないか 「入居された方が慣れるまで、どのくらいの期間、どのように関わっていらっしゃいますか」 (記入欄)
知らない人ばかりで不安がるのではないか 「最初の数日は、どなたが中心に付いてくださいますか」 (記入欄)
家に帰りたいと言われたときが心配 「そう話される方に、どのように声をかけていらっしゃいますか」 (記入欄)
家族が来ると、かえって落ち着かなくなるのではないか 「面会の後の様子は、どのようにお知らせいただけますか」 (記入欄)
どのくらいの頻度で会いに行けばよいか分からない 「他のご家族は、どのくらいの頻度で来られていますか」 (記入欄)
ふだんの様子が分からず心配 「日々の様子は、どんな方法で家族に伝えていただけますか」 (記入欄)
写真や動画で様子を見たい 「写真をいただくことはできますか。行事のときはどうですか」 (記入欄)
職員の方の名前や顔が分からない 「関わってくださる方の顔ぶれを、教えていただくことはできますか」 (記入欄)
職員がすぐ辞めてしまう家ではないか 「この一年で、職員の方の入れ替わりはどのくらいでしたか」 (記入欄)
忙しくて話しかけづらいのではないか 「相談したいときは、どの時間帯にお電話すればよいですか」 (記入欄)
言いにくいことを伝えたら関係が悪くなるのではないか 「気になったことを伝える窓口は、どちらになりますか」 (記入欄)
苦情を言ったら本人に不利になるのではないか 「いただいた意見は、どのように扱われていますか。外部の相談先も教えてください」 (記入欄)
閉ざされた場所で何が起きているか分からない 「外の目が入る機会には、どんなものがありますか」 (記入欄)
本人が転ばないか心配 「転倒を防ぐために、この家でされている工夫を見せていただけますか」 (記入欄)
薬の飲み忘れが心配 「お薬の管理は、どのような流れで行われていますか」 (記入欄)
体調の変化に気づいてもらえるか 「体温や食事の量は、毎日どのように記録されていますか」 (記入欄)
持ち物がなくなるのではないか 「持ち物の名前つけや管理は、どのようにされていますか」 (記入欄)
お金の管理が心配 「日々の買い物のお金は、どのように扱われていますか。記録は見せていただけますか」 (記入欄)
費用の総額が分からない 「毎月かかるものを、費目ごとにすべて書き出していただけますか」 (記入欄)
あとから追加の費用が出てこないか 「入居後に追加でかかることがあるものを、あらかじめ教えていただけますか」 (記入欄)
入院した月の扱いが分からない 「入院された月は、支払いの扱いがどうなりますか。書類のどこに書いてありますか」 (記入欄)
費用が上がることがあるのではないか 「金額が変わるのは、どのような場合ですか。事前にどのくらい前に知らせていただけますか」 (記入欄)
本人が一日中座っているだけになるのではないか 「今日一日、皆さんはどんなことをされていましたか」 (記入欄)
できることまで取り上げられるのではないか 「ご本人ができることを続けてもらうために、どんな工夫をされていますか」 (記入欄)
閉じ込められるようなことはないか 「身体的拘束をしないための取り組みを教えてください」 (記入欄)
本人の希望が支援に反映されるのか 「支援の計画は、どなたが、どのように作られますか。家族はどこで関われますか」 (記入欄)
計画が作りっぱなしになるのではないか 「計画の見直しは、どのくらいの間隔で行われますか。そのとき家族に連絡はありますか」 (記入欄)
合わなかったときにやめられるのか 「途中で退居する場合、どのような手続きと期間が必要ですか」 (記入欄)
事業所の都合で退居を求められることはないか 「事業所の側から退居をお願いされるのは、どのような場合ですか。書類のどこに書いてありますか」 (記入欄)
住み替えることになったとき、次を探せるか 「住み替えが必要になったとき、次を探す相談に乗っていただけますか」 (記入欄)
災害のときが心配 「水害や地震のときの避難先と、家族への連絡の方法を教えてください」 (記入欄)
感染症が広がったときが心配 「感染症が出たとき、家族にはどの時点でお知らせいただけますか」 (記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

なお、ここに並べた質問に対して、その場で答えが出ないことは珍しくありません。「担当に確認して折り返します」と言われたときは、いつ、どの方法で返ってくるのかまで聞いて、右端の欄に書いておいてください。返ってきた早さと丁寧さは、暮らしが始まってからの連絡の取りやすさと、だいたい同じになります。答えの中身よりも、答え方のほうが多くを語ることがあります。

もう一つ。ご家族が一人で抱えて回る必要はありません。担当のケアマネジャー、お住まいの地域の地域包括支援センター、市区町村の窓口は、いずれも見学の段取りや費用の見通しの相談先になります。「まだ決めていないのですが」と前置きして相談してかまいません。決める前の段階で相談しておくほうが、急に決めなければならなくなったときに動きやすくなります。

最後に一つ。ここまでの表は、答えを埋めるためのものではありません。埋まらなかった欄が、次にもう一度足を運ぶ理由になります。一度目の見学で全部が分かることはまずありませんし、時間帯を変えて二度行くと見えるものが変わります。夕方の台所、洗濯物を取り込む時間、就寝前の居間——そのあたりに、その家の暮らしがいちばんよく出ます。

本記事はご家族・ご本人向けに、見学と相談の場で使える確認の観点を整理したものです。制度の要件、事業所ごとの体制、費用の額は、事業所およびお住まいの市区町村(保険者)にご確認ください。なお、介護保険法に基づく届出書類の作成・提出代行は社会保険労務士の業務です。

医療が必要になったときと、費用について

Q. 医療が必要になったら?
A. 訪問看護や協力医療機関と連携して対応します。状態によっては住み替えを検討することもあります。

Q. 費用は?
A. 介護保険の自己負担に加え、家賃・食費・光熱費などがかかります。

認知症ケアの記録を効率化する

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」の施設・通所マナ(施設記録+通所介護)は、日々の様子や変化の記録を効率化し、ユニットでの共有を助けます。利用者さま3名まで、3か月間、回数の制限なく無料(2026年中のご登録は2027年3月31日まで)でお試しいただけます。

グループホームの特徴

認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は、認知症の方が少人数で共同生活を送る住まいです。

項目 内容
対象 認知症の要支援2・要介護1以上の方
特徴 5〜9人の少人数ユニットで家庭的な生活
ケア なじみの関係のなかで役割をもち生活を続ける
地域 原則その市町村の住民が対象(地域密着型)

よくある質問(FAQ)

グループホームとは?
認知症の方が5〜9人の少人数で、家庭的な環境で共同生活を送る住まいです。
どんな人が対象ですか?
認知症の要支援2・要介護1以上の方が対象です。
特徴は?
なじみの関係のなかで役割をもち、その人らしい生活を続けられる点です。
カイポケを使っていないのですが、どうすればよいですか?
カイポケをご利用中でなくても、神マナは単体で問題なくご利用いただけます。「マナドライブ」で帳票類の管理・網羅もでき、まず神マナを導入して後からカイポケを連携することも可能です。カイポケの導入をご希望の際は、当社からサポート担当へお繋ぎします。詳しくは「カイポケ導入相談・お見積り」の案内ページをご覧ください。
看取りはできますか?
体制を整え、要件を満たすグループホームでは看取りにも対応しています。
関連サービス
施設・通所マナ(施設記録+通所介護)
バイタル・食事・排泄などの日常記録を、音声入力とワンタップでかんたんに。同じ内容を繰り返し書き写す工程をなくす設計です。1つのご契約で、施設記録と通所介護の両方をお使いいただけます。

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入居から日々の運営で残す記録

グループホームは運営推進会議が2か月に1回以上と、他のサービスより頻度が高くなります。

場面 記録 残すこと
入居前 面接記録 認知症の状態、生活歴、家族の希望
入居時 契約書・重要事項説明書 説明日、同意、交付
入居時 認知症対応型共同生活介護計画 課題、目標、支援の内容
日々 介護記録 食事、排泄、入浴、睡眠、その日の様子
日々 服薬の記録 与薬した人、時間、残薬
随時 事故・ヒヤリハット 日時、状況、対応、家族への連絡
随時 身体的拘束の記録 態様、時間、心身の状況、緊急やむを得ない理由
随時 受診・往診の記録 受診日、医師名、指示
2か月に1回以上 運営推進会議 出席者、議題、意見、公表
随時 消防訓練 夜間想定を含む実施記録
随時 虐待防止の委員会・研修 開催記録、参加者
随時 身体的拘束適正化委員会 3か月に1回以上
見直し時 計画の見直し モニタリングの結果、変更の理由
退居時 退居の記録 理由、引き継ぎ先

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この記事の執筆・編集

介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。

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