公開:2026年11月6日/出典:社会保障審議会 介護給付費分科会(第264回)資料3・(第254回)資料2
これは審議の途中の「論点」です。決まった内容ではありません。決まったときはこの記事を更新します。
要点(3行)
- 令和8年9月3日の介護給付費分科会(第264回)に、資料3「科学的介護情報システム(LIFE)」が出されました。令和9年度介護報酬改定に向けた「現状と課題及び論点」です。
- 論点は1つ。「科学的介護情報システム(LIFE)のあり方」検討会も踏まえ、LIFE関連加算のデータ提出、アウトカム評価についてどのように考えるか、です。
- 検討会のとりまとめ(概要)は第254回の分科会で報告されています。科学的介護推進体制加算を1階層目、それ以外のLIFE関連加算を2階層目と整理すべき、などと書かれています。
何が出たか
| 項目 | 一次資料に書かれていること |
|---|---|
| 会議 | 社会保障審議会 介護給付費分科会 第264回(令和8年9月3日・web会議) |
| 資料 | 資料3「科学的介護情報システム(LIFE)」厚生労働省 老健局 |
| 資料の構成 | 1.LIFEの概況/2.令和6年度介護報酬改定の内容/3.関連する各種意見・サービス提供等の状況/4.現状と課題及び論点 |
| 関係する報告 | 第254回(R8.2.16)資料2「『科学的介護情報システム(LIFE)のあり方』検討会とりまとめ(概要)」 |
現状と課題・論点(第264回 資料3)
| 項目 | 資料に書かれていること |
|---|---|
| 利用の状況 | LIFEを利用している事業所は令和7年4月時点で、施設系サービス約7割、通所・居住系サービス約5割 |
| 加算の数 | LIFE関連加算は17種類あり、加算間で重複した提出項目がある |
| 調査 | 令和7年度改定検証調査で、LIFEへのデータ提出が必要な加算の未算定理由、フィードバックの活用状況等を調査した |
| 提出項目の検討 | 検討会のとりまとめに基づき、LIFEの提出項目に係る作業部会が開催されており、秋頃にはその検討結果を分科会に報告予定 |
| 前回の改定 | 令和6年度介護報酬改定では、ADL維持等加算、排せつ支援加算、褥瘡マネジメント加算・褥瘡対策指導管理について見直しを行った。データ提出頻度は少なくとも「3月に1回」に見直した |
| 論点 | LIFEについて、「科学的介護情報システム(LIFE)のあり方」検討会も踏まえ、LIFE関連加算のデータ提出、アウトカム評価についてどのように考えるか |
検討会のとりまとめ(概要)の主な中身(第254回 資料2)
| テーマ | とりまとめに書かれていること(検討の方向性の抜粋) |
|---|---|
| LIFEの目的 | 利用者フィードバック、事業所フィードバック、研究等によるデータ分析の3つの経路を通じて、最終的に利用者に対するケアの質を改善することと整理 |
| 加算の構造 | 今の科学的介護推進体制加算を、分野横断的に基礎的な情報を集める1階層目の加算、それ以外のLIFE関連加算を、科学的介護推進体制加算を算定した上で算定する2階層目の加算と整理すべき |
| 見直しの観点 | フィードバックや研究に活用する観点からの有用性/アセスメントや入力する上での負担 |
| フィードバック | 利用者・事業所のケアを改善するにあたって有用なものとなるよう取り組む。重点的な分野について取組の参考となる具体的な指針を示す等、現場での活用を支援すべき |
| 対象の範囲 | 訪問系サービス・通所系サービスは、ひとりの利用者に複数事業所が介入することや小規模事業所が多いこと等を踏まえ、令和9年度介護報酬改定に向けたLIFE関連加算の新たな導入は慎重に検討すべき。算定を行っていない施設・事業所への対応も検討すべき |
一次資料:
- 第264回 資料3 科学的介護情報システム(LIFE)(PDF・厚生労働省)
- 第254回 資料2 「科学的介護情報システム(LIFE)のあり方」検討会とりまとめ(概要)(PDF・厚生労働省)
- 第264回 社会保障審議会介護給付費分科会 資料(厚生労働省)
事業所で確かめること
- 資料は「どのように考えるか」という問いの段階です。加算の構造や提出項目がどう変わるかは決まっていません。決まった内容は、告示・通知の定めをご確認ください。
- 今のLIFE関連加算の要件・データ提出の頻度は、令和6年度介護報酬改定の告示・通知によります。貴事業所の届出の内容をご確認ください。
- 提出項目の作業部会の検討結果は、分科会に報告予定と書かれています。次の分科会の資料もあわせてご確認ください。
- フィードバックを今どう使っているかを事業所内で整理しておくと、見直しのときに比べやすくなります。
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更新履歴:初版。提出項目の検討結果や改定の内容が出たときは、この記事を更新します。
この記事の執筆・編集
介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)
介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。






