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SBARとは?書き方と報告の例文98例|医師への報告・申し送りを4つの欄に

SBAR(エスバー)は、報告をS(状況)・B(背景)・A(評価=気がかり)・R(提案・依頼)の4つの欄に分けて伝える型です。もとは医療・看護の現場で、医師への報告を短く、抜けなく、そして「で、どうしてほしいのか」まで言い切るために使われてきました。介護の申し送りにも使えますが、本来の主戦場は勤務交代ではなく、判断できる立場の人に、判断してもらうための報告です。主治医への電話、訪問看護から医療機関への連絡、介護職から看護職への報告——相手が「その場にいなかった人」であるほど、この型の効き目が大きくなります。

この記事は、4文字の意味を並べて終わりにしません。4つの欄それぞれに何を入れて何を入れないか場面ごとにそのまま読み上げられる完成文報告したあと記録のどこに何を書くか事業所の様式にどう落とすかまでを、記入欄つきの表で並べています。勤務交代の進め方や、口頭と記録の使い分けそのものは別の記事の範囲なので、ここではSBARという1つの型だけを深く扱います。

はじめに、この記事の全体で守っている前提を書いておきます。A(評価)の欄に、病名や治療の要否を書きません。介護職はもちろん、看護職であっても、電話口で伝えるのは「普段と何が、どれだけ違うか」「いつから続いているか」であって、診断ではありません。診断と治療の方針は、それを行う立場の人が決めます。SBARは、その人が決めるのに必要な材料を、必要な順番で渡すための型です。だからこの記事のA欄は、すべて「気になっている点」「いつもと違う点」の言葉で書いています。

もう1つ。この記事には、体温や血圧などの「どの値なら報告するか」という目安の数値を書いていません。その目安は事業所ごと、主治医ごと、利用者ごとに違うもので、記事の側で決められるものではないからです。代わりに、後半に「事業所・主治医から示された報告の目安(記入欄)」の表を置きました。ご自身の事業所で示されている値を、そこへ書き込んでお使いください。完成文に出てくる数値は、あくまで「そのとき測った値をそのまま伝えている例」であって、報告するかどうかの基準ではありません。

SBARとは|4つの欄と、この順番が防いでいる報告の事故

SBARの4文字は、それぞれ英語の頭文字です。ただ、現場で覚えるべきは英語の綴りではなく、その欄が「聞き手のどの問いに答えているか」です。電話を受けた相手の頭の中には、ほぼ決まった順番で4つの問いが立ちます。「誰の、何の話か」「そこに至るまでに何があったか」「あなたは何が気になっているのか」「私に何をしてほしいのか」。SBARは、この4つの問いに、聞かれる前に答えていく型です。

日本語での言い方 答えている問い 言い切る言葉の形 この欄が抜けると起きること
S|Situation(状況) 今、こうなっています 誰の、何の話か。今どうなっているか 「◯◯様、(時刻)に(見た事実・測った値)です」 相手が誰の話か分からないまま聞き続ける。記録を開けないので、以降の情報がすべて宙に浮く
B|Background(背景) そこまでの経過は、こうです いつからか。普段はどうか。すでに何をしたか 「普段は( )です。(日時)に( )でした。(時刻)に(対応)を済ませています」 相手が「それはいつから」「普段はどうなの」と聞き返す。電話が長くなり、こちらは記録を探しに走る
A|Assessment(評価) 私が気になっているのは、ここです 普段との差はどれだけか。どちらの方向に動いているか 「普段との違いは( )で、(時間)続いています。(増えて・減って)います」 報告が事実の羅列で終わり、相手はどこに注目すればよいか分からない。伝えた側の心配だけが残る
R|Recommendation(提案・依頼) これをお願いします 誰に、いつまでに、何をしてほしいか 「(相手)に、(期限)までに、(依頼内容)をお願いします。私は( )まで対応します」 「で、どうしますか」で電話が止まる。指示を受けたつもりが受けていない状態が生まれる

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

なぜこの順番でなければ届かないのか

順番には理由があります。人は、話の枠が決まるまで、聞いた情報を置く場所を持てません。「◯◯様の、今朝の話です」と最初に言われれば、相手はその人のことを思い出し、そこに続く情報を積んでいけます。逆に経過から話し始めると、相手は「誰の話だろう」「いつの話だろう」と考えながら聞くことになり、途中で必ず遮って確認します。遮られた側は言おうとしていた順番を見失い、いちばん伝えたかったことを最後に言えないまま電話を切ります。

もう1つの理由は、Rを最後に置くと、その手前のS・B・Aが「Rの根拠」として読み直されることです。往診の相談だけを先に言うと、相手はその妥当性を確かめるために質問を重ねます。S・B・Aを先に置いてからRを言えば、相手はすでに材料を持った状態でRを聞くので、「分かりました」か「その前にこれを確認して」のどちらかが即座に返ります。電話が短くなるのは、話す量が減るからではなく、聞き返しが減るからです。

よくある話し始め方 聞き手の頭の中で起きること 実際に返ってくる言葉 直し方
経過から話し始める(Bが先頭) 誰の、いつの話かが定まらず、情報を置く場所がない 「ちょっと待って、どなたの話ですか」 先頭に「◯◯様の、本日◯時の件です」を置く。経過はその後ろへ移す
気がかりから話し始める(Aが先頭) 心配の強さだけが伝わり、事実が何かが分からない 「心配なのは分かりましたが、何があったのですか」 「何を見たか」を先に言う。気がかりは事実のあとに置く
依頼だけを言う(Rが先頭) 判断の材料がないまま可否を求められる 「なぜそう思うのか、状況を教えてください」 依頼は最後に残す。先にS・B・Aで材料を渡す
状況だけ言って黙る(Sで止まる) 報告なのか相談なのか依頼なのかが分からない 「それで、私は何をすればよいですか」 最後に「お願いしたいのは( )です」を必ず足す
朝からの出来事を時系列で全部話す 重要な情報とそうでない情報が同じ重さで流れる 「結論から言ってもらえますか」 時系列はB欄の中だけに閉じ込める。全体は4欄の順に組み替える
「すみません、あの、大丈夫だとは思うのですが」から入る 急ぎかどうかが測れず、後回しにされる 「急ぎですか、あとでよいですか」 名乗りのあとに「急ぎのご相談です」「急ぎではありません」を1語入れる
謝罪と前置きが3文続く 本題までの時間が読めず、相手が別の作業を始める 「先に用件をどうぞ」 前置きは「◯◯事業所の◯◯です」の名乗りだけにする

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

SBARが防いでいる7つの報告の事故

SBARは「きれいに話すための型」ではありません。報告のときに実際に起きる事故を、欄の力で防ぐ仕組みです。どの欄が何を防いでいるかを知っておくと、忙しいときに欄を飛ばしたくなったとき、飛ばしてよい欄と飛ばせない欄の区別がつきます。

事故の型 どんな場面で起きるか 防ぐ欄 欄の中で何をすれば防げるか
相手が誰の話か分からないまま聞き続ける 複数の利用者を担当している医師・看護職への電話 S 氏名・居室(または地区)・時刻を最初の一文に固定して入れる
いつからかが分からず、急な変化か普段どおりかを見分けられない 初めてその利用者に関わる相手、当番・当直の相手 B 普段の状態と、直近で確認できた日時をセットで言う
報告した側の心配が伝わらないまま電話が終わる 測った値が普段の範囲に見えるが、何かが違うと感じている場面 A 普段との差を数と時間で言い切る。感じたことは根拠とセットで言う
指示を受けたつもりが、相手は出したつもりがない 電話の最後があいまいに終わったとき R 依頼を一文で言い、受けた内容を復唱し、復唱した旨まで記録に残す
次の勤務帯に、何を見ればよいかが渡らない 観察の依頼を受けたが、時刻と項目が決まっていないとき R 「何を・いつ・誰が」見るかを依頼の中に入れる。あいまいな言葉で終わらせない
報告した事実自体が残らない 口頭だけで完結し、記録に落ちなかったとき R+記録 依頼の最後に「記録に残します」を含め、報告時刻・相手・受けた内容を書く
同じ内容を、別の職員が別の相手にもう一度報告する 誰が報告したかが共有されていないとき R+記録 報告した相手と時刻を、その場でホワイトボードと記録の両方に書く

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

SBARが向く場面と、別の形が向く場面

すべての伝達をSBARにする必要はありません。SBARは「相手に何かを判断・行動してもらう」ための型なので、判断を求めない共有には向きません。無理にあてはめると、A欄とR欄が空回りします。

場面 SBARが向くか 理由 向かない場合にとる形
主治医・当番の医師への電話 向く 相手はその場にいない。判断のための材料が必要
訪問先から事業所の待機担当へ 向く 訪問中の限られた時間で、次の一手を決める必要がある
介護職から看護職への報告 向く 観察した事実を渡し、判断を仰ぐ関係にある
救急への通報 一部向く 通報中は相手の質問に答える形が優先。到着後の引き継ぎでSBARが効く 通報中は聞かれた順に答え、4欄は手元のメモとして開いておく
勤務交代の申し送り全体 部分的に向く 全件をSBARにすると時間が伸びる。判断が要る件だけ4欄で伝える 共有だけの件は一覧で流し、判断が要る件のみSBARに切り替える
ご家族への状況の連絡 形を変えて向く 依頼の相手が家族になるため、R欄の中身が相談・確認に変わる 専門用語を外し、A欄を「私たちが気にしている点」に言い換える
ケアマネジャーへの変化の連絡 向く 計画の見直しにつながる判断を求める場面が多い
他のサービス事業所への連絡 向く 相手はその日の様子を見ていない。次の訪問での観察を依頼する形になる
日々の記録の記載そのもの 向かない 記録は様式の欄立てに従う。SBARは口頭・電話の型 記録は様式の欄に沿って書き、SBARの中身を各欄へ振り分ける
行事の連絡、備品の依頼 向かない 判断を仰ぐ性質がなく、A欄が空になる 「いつ・誰が・何を」の3点で足りる

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

介護職と看護職で、同じ4欄でも書ける範囲が違う

SBARは職種を問わず同じ4欄ですが、A欄に書ける言葉の幅は職種によって違います。介護職は「見たこと・聞いたこと・測ったこと」と「普段との差」までを書きます。看護職は、そこに観察の視点(どの部位を、どのように見たか)が加わります。どちらの職種でも、病名・治療の要否・薬の要否は書きません。これは遠慮ではなく、報告の正確さの問題です。判断を混ぜた報告は、受け手が事実だけを取り出せなくなります。

介護職が書く範囲 看護職が書く範囲 どちらも書かないもの
S|状況 誰が・いつ・何をしていて・どう見えたか。測った値 同左に加え、観察した部位と観察の方法 見ていないことの推測、伝聞の断定
B|背景 普段の様子、直近の経過、済ませた対応、受診の予定 同左に加え、指示されている処置の実施状況と経過 過去の診断名を根拠にした今回の説明
A|評価 普段との差、続いている時間、増減の方向 同左に加え、観察上どの点が普段と違うか 病名、重症度の判定、受診や薬の要否
R|依頼 見に来てほしい、指示を仰ぎたい、次の観察の依頼 同左に加え、指示を受けたい事項の具体化 治療内容そのものの決定、薬の変更の決定

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

4つの欄に何を書くか|入れる情報・入れない情報・よくある不足・言い換え

SBARで手が止まる場所は、ほぼ決まっています。Sは書けるがBが薄い。Bまでは書けるがAで止まる。Aを飛ばしてRに行ってしまう。とくにA(評価)は、日本語で「評価」と訳されるために「私が判断してよいのか」と迷いが生じ、そこで筆が止まります。この章は欄ごとに、入れる情報/入れない情報/よくある不足/そのまま使える言い換えを並べています。A欄はいちばん厚くしました。

S(状況)の欄|今このときの事実だけを、9つの要素で

S欄は「今、こうなっています」だけを書く欄です。経過も、心配も、依頼もここには入れません。入れると欄の役割が壊れ、聞き手は「今の話」と「昨日までの話」を区別できなくなります。目安は2〜3文、15秒です。

要素 入れる情報 入れない情報 よくある不足 そのまま使える言い換え
名乗り 事業所名・自分の職種・氏名 長い挨拶、謝罪の重ね言葉 名乗らずに用件に入り、相手が誰か分からない 「◯◯訪問看護ステーションの看護師、◯◯です」
急ぎかどうか 急ぎか、急ぎでないかの一語 「大丈夫だとは思うのですが」という保険の言葉 急ぎ度が伝わらず、折り返しが遅れる 「急ぎのご相談です。3分いただけますか」
誰の話か 利用者氏名。必要なら生年月・居室・地区 「いつもの方」「例の方」 氏名を言わずに症状から話し始める 「利用者の◯◯様、◯◯町にお住まいの方です」
いつの話か 観察した時刻。測った時刻 「さっき」「先ほど」だけの表現 時刻がなく、経過時間を相手が計算できない 「本日14時20分の訪問時です」
どこでの話か 居室・浴室・食堂・玄関・訪問先など具体的な場所 「施設内で」「お宅で」だけの表現 場所が分からず、状況が絵にならない 「ご自宅の居間、いすに座った状態で確認しました」
何を見たか 目で見た事実、耳で聞いた言葉、手で触れた感触 「様子がおかしい」という要約だけ 見た事実を飛ばして解釈だけを言う 「呼びかけに開眼されますが、返事は3回のうち1回でした」
測った値 測った値と、測った時刻。測り方(部位・機器) 測っていない値の推測 値だけを言い、いつ測ったかが抜ける 「14時20分の体温は37.8度、腋窩で測っています」
本人の言葉 本人が言ったことを、そのままの言い回しで 職員が要約した「訴えあり」 本人の言葉が消え、職員の解釈だけが残る 「『昨日から胸のあたりが重たい』とご本人がおっしゃっています」
今すでに始めている対応 電話の時点で行っている対応と、その時刻 これから行う予定(それはR欄) 相手が「何もしていない」前提で指示を出してしまう 「14時25分から横になっていただき、室温を下げています」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

B(背景)の欄|相手が「いつからか」を計算できる材料を、10の要素で

B欄の役割は「今の状況を、普段と比べられるようにすること」です。相手はその場を見ていないので、比べる基準を持っていません。だからB欄には必ず「普段は◯◯です」が入ります。ここが抜けると、どんなに詳しくSを話しても、相手には「それは普通のことなのか、違うのか」が分かりません。目安は3〜4文、20秒です。

要素 入れる情報 入れない情報 よくある不足 そのまま使える言い換え
普段の状態 同じ時間帯・同じ場面での普段の様子と値 何年も前の状態 普段が示されず、比べようがない 「普段のこの時間の体温は36.4度前後です」
直近で確認できた時点 前回いつ、どうだったか(日時つき) 「この前は大丈夫でした」 前回がいつか分からず、変化の速さが読めない 「前回の訪問は8月11日14時で、そのときは同じ姿勢で30分過ごせていました」
変化の始まり いつから違いが出たか。誰が最初に気づいたか 推測による開始時期 始まりが不明で、経過日数が計算できない 「昨日8月13日の夕食時から、同じ様子が続いています」
受けている医療の管理 指示されている処置・管理の内容と、実施の状況 薬の名前や量の記憶による記載 実施できているかどうかが抜ける 「指示されている創部の処置は、本日9時に予定どおり行っています」
内服の状況 飲めているか、飲めていないか。いつからか。誰が確認したか 薬の名前・量・効果の判断 「飲んでいます」だけで、確認者と時刻がない 「朝食後の内服は、8時15分に職員が飲み込みまで確認しています」
直近の受診 受診日、医療機関、次回の予定 受診時の会話の推測 次回予定がなく、相手が段取りを組めない 「前回の受診は8月4日、次回は8月25日10時の予定です」
同じことが前にあったか 過去に同様の場面があった時期と、そのときの対応 過去の診断名を今回の説明に使うこと 初めてなのか繰り返しなのかが伝わらない 「同じ訴えは6月にもあり、そのときは受診で経過を見ることになりました」
生活の変化 食事・水分・排泄・睡眠・活動の直近の数と時間 「あまり」「少し」だけの量の表現 数がなく、変化の幅が読めない 「昨日の水分は900ml、本日は12時までで250mlです」
環境と家族の状況 同居の有無、日中の見守りの有無、来訪の予定 家族への評価 誰がそばにいるかが分からず、指示が出せない 「日中は独居で、ご長女が18時に来られる予定です」
すでに済ませた対応と時刻 誰が、何時に、何をしたか これからの予定 対応済みの内容が伝わらず、同じ指示が出る 「13時に姿勢を変え、13時30分に再度測っています」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

A(評価)の欄|ここで手が止まる。診断ではなく「差」を言う

SBARで最も多いつまずきがA欄です。理由ははっきりしています。「評価」という日本語が、判断や診断を求めているように読めるからです。実際にはA欄が求めているのは判断ではなく、「あなたがいちばん気にしている点はどこか」という一点です。報告する人は、その場を見た唯一の人です。その人にしか言えないのは、病名ではなく「普段と何がどれだけ違うか」です。

A欄は、次の4つの部品でできています。差(何が、どれだけ違うか)・時間(いつから続いているか)・方向(増えているか、減っているか)・自分の確信の度合い(確認できていないことは何か)。この4つが入っていれば、病名を1つも書かなくても、相手は「見に行くべきか」「電話で足りるか」を判断できます。

要素 入れる情報 入れない情報 よくある不足 そのまま使える言い換え
普段の値・様子との違いを、数か言葉で 病名、重症度の判定 「いつもと違う」だけで、何がどれだけ違うかがない 「普段より1.4度高く、食事量は普段の3割です」
時間 その状態が続いている長さ この先どのくらい続くかの予測 続いている時間がなく、急ぎ度が伝わらない 「6時から6時間、同じ状態が続いています」
方向 増えている・減っている・広がっている・変わらない 今後の見通しの断定 1時点だけの報告になり、動きが見えない 「9時より11時のほうが強くなっています」
範囲 部位や場面の広がり(片側だけか、両側か、いつもの時間だけか) 広がりの原因の推測 局所か全体かが不明 「右足だけで、左足には同じ変化はありません」
いちばんの気がかり 自分が最も気にしている一点を、1文で 気がかりの理由としての病名 気がかりが複数並び、焦点が定まらない 「いちばん気になっているのは、水分が入っていないことです」
確信の度合い 確かなことと、確かでないことの区別 不確かなことの断定 推測が事実として伝わる 「転倒は見ていません。ご本人のお話からの内容です」
確認できていないこと まだ測っていない項目、聞けていない事項 「特に問題ありません」という要約 抜けが伝わらず、相手が誤った前提で判断する 「血圧はまだ測れていません。今から測って折り返します」
本人・家族の受け止め 本人がどう感じているか、家族が何を心配しているか 本人・家族の気持ちの代弁による断定 本人の意向が抜け、対応だけが決まる 「ご本人は『病院には行きたくない』とおっしゃっています」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

A欄で口をついて出る「判断の言葉」を、事実の言葉に置き換える24組

下の左の列は、A欄で言ってしまいがちな言葉です。いずれも病名・重症度・治療の要否に踏み込む言い方で、報告する側が言う言葉ではありません。右の列は、同じ場面で言える事実と気がかりの言葉です。左を右に置き換えるだけで、A欄は書けるようになります。

言ってしまいがちな言い方 何が問題か そのまま使える言い換え(A欄)
「肺炎だと思います」 病名の判断に踏み込んでいる 痰のからむ咳が昨日夕方から続き、本日の食事は2回とも2割です。普段は10割です。
「脱水気味です」 状態の判定を報告者が行っている 本日12時までの水分が250mlです。普段は同じ時間で600ml前後です。
「骨折しているかもしれません」 診断の推測を伝えている 右の足に体重をかけると声を上げられ、10時からご自身で立ち上がられていません。
「認知症が進んだようです」 経過の判断に踏み込んでいる 今週に入り、ご自分の居室が分からず立ち止まる場面が1日2〜3回あります。先月は週1回程度でした。
「褥瘡になりかけています」 状態の判定を行っている 尾骨のあたりに直径2cmの赤みがあり、指で押しても白くなりません。昨日の交換時にはありませんでした。
「熱中症の可能性があります」 原因の推測を断定に近い形で伝えている 居室の室温は31度で、13時から発汗が多く、飲水は100mlです。
「薬が効いていないと思います」 治療の評価に踏み込んでいる 指示されている内服は3日間、時刻どおりに飲めています。痛みの訴えは1日1回から4回に増えています。
「点滴が必要だと思います」 治療の要否を報告者が決めている 本日の食事は2回とも1割、水分は200mlです。いちばん気になっているのは、水分が入っていないことです。
「感染しているようです」 診断の推測を伝えている 同じフロアで同様の症状の方が本日2名おられ、いずれも午前中からです。
「意識レベルが落ちています」 評価の尺度を報告者が当てはめている 呼びかけに開眼されますが、名前をお尋ねしても返答がありません。9時には返答がありました。
「危ない状態です」 重症度の判定になっている 10時と11時で、呼びかけへの反応が「返事あり」から「開眼のみ」に変わっています。
「様子見でよいと思います」 方針の判断を報告者が示している 10時から12時まで、値と様子に変化はありません。次は14時に確認します。
「便秘です」 状態の判定になっている 最終の排便は8月11日9時で、本日まで確認できていません。普段は1日1回です。
「食欲不振です」 要約であって事実ではない 昨日から4回の食事のうち、主食は0〜2割、副食は1〜3割です。
「不穏です」 評価の言葉で、何が起きたかが分からない 22時から1時まで、居室と廊下を行き来され、職員の声かけに「帰ります」と繰り返されています。
「誤嚥したようです」 出来事の判定を行っている 昼食のお茶を飲まれたあと、10秒ほど強い咳が続き、その後は落ち着かれています。
「血圧が高すぎます」 値の評価を報告者が行っている 14時の血圧は普段より上が30ほど高い値でした。普段の同時刻の値は記録に残しています。
「痛みは大したことないと思います」 他者の感覚を評価している ご本人は「10のうち3くらい」とおっしゃっています。昨日は同じ質問に「1」でした。
「傷が悪化しています」 経過の判定になっている 創部の大きさが前回の記録より縦横とも約1cm大きく、周囲の赤みが広がっています。
「うつ状態のようです」 診断名に踏み込んでいる 3日続けてレクに参加されず、居室で臥床されています。先週までは毎回参加されていました。
「そろそろ看取りの段階だと思います」 経過の判定を報告者が行っている 食事は3日連続で0割、水分は1日100ml前後です。傾眠の時間が昨日より長くなっています。
「転倒したのだと思います」 見ていない出来事を断定している 10時に居室で床に座っておられるところを発見しました。転倒の場面は見ていません。
「大丈夫だと思うのですが一応」 気がかりの中身が伝わらない 値は普段の範囲ですが、朝から発語が少なく、こちらの問いかけに返事があったのは3回中1回です。
「特に問題ありません」 何を確認したのかが分からない 食事・水分・排泄・睡眠・移動の5項目を確認し、いずれも前日からの変化はありませんでした。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

R(提案・依頼)の欄|「お願いします」で終わらせない9つの要素

R欄は、電話を切ったあとに「誰が・何を・いつまでに」やるかが決まっている状態をつくる欄です。ここがあいまいなまま切れた電話は、あとで必ずもめます。R欄には、依頼だけでなく「自分がどこまでやるか」も入れます。相手に全部を任せる形にしないことが、次の指示を引き出します。

要素 入れる情報 入れない情報 よくある不足 そのまま使える言い換え
相手 誰にお願いするか(役職・職種・氏名) 「どなたか」「そちらで」 相手が特定されず、誰も動かない 「看護師の◯◯さんにお願いしたいことがあります」
依頼の内容 してほしいことを動詞で1つ 複数の依頼を1文に詰め込むこと 依頼が3つ並び、どれが本命か分からない 「本日中に一度、往診についてご相談させてください」
期限 いつまでか(時刻で) 「なるべく早く」「お手すきのときに」 期限がなく、翌日に持ち越される 「本日17時までにご返答をいただけますか」
自分がやること 報告者側で行う対応と、その時刻 できないことの約束 相手が全部を抱える形になり、判断が重くなる 「こちらは16時に再度測り、結果をお伝えします」
選択肢の提示 考えられる対応を2つ並べ、相手に選んでもらう形 1つに決めた形での押しつけ 相手が最初から組み立て直すことになる 「往診いただくか、明日の予約を早めるか、どちらがよろしいでしょうか」
連絡手段と連絡先 折り返しの番号、つながる時間帯、担当者名 担当が不在の番号だけ 折り返しが届かず、時間が空く 「折り返しは事業所の代表番号へ、20時まで私が待機しています」
だめだったときの次の手 連絡がつかない場合にとる行動と、その時刻 相手任せの表現 連絡がつかないまま時間が過ぎる 「17時までにご連絡がない場合は、待機の看護師へ相談します」
復唱 受けた内容を自分の言葉で言い直す 「分かりました」だけの返事 受けた内容の理解がずれたまま進む 「復唱します。18時に再度測り、同じであれば明朝ご連絡、でよろしいでしょうか」
記録に残す旨 報告した事実と受けた内容を記録に残すこと 記録しない前提の口約束 あとから経緯をたどれない 「本日のご指示は、こちらの記録に時刻とあわせて残します」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

4欄の長さと、読み上げの型

SBARは短さのための型ではありませんが、長くなると型の意味が消えます。目安は全体で1分前後です。下は、電話をかける前にメモの横に置いておく長さの目安です。

文の数の目安 秒数の目安 読み上げの型(この形をなぞる)
名乗りと急ぎ度 1文 5秒 「◯◯の◯◯です。急ぎのご相談です」
S|状況 2〜3文 15秒 「◯◯様、(時刻)に(事実・値)です。今は(現在の様子)です」
B|背景 3〜4文 20秒 「普段は( )です。(日時)は( )でした。(時刻)に(対応)を済ませています」
A|評価 1〜2文 10秒 「普段との違いは(差)で、(時間)続いています。いちばん気になっているのは( )です」
R|依頼 2〜3文 15秒 「(相手)に(期限)までに(依頼)をお願いします。こちらは( )まで対応します」
復唱 1文 10秒 「復唱します。(受けた内容)でよろしいでしょうか」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

場面別|そのまま読み上げられるSBAR完成文(29場面・98例)

ここがこの記事の核です。4つの欄を埋めた状態の文を、場面ごとにそのまま置いています。◯◯様の部分を利用者名に、数値と時刻をその日の値に置き換えれば、そのまま読み上げられます。表は左から場面/S(状況)/B(背景)/A(気がかり)/R(依頼)の順で、読む順番と同じです。

文中の数値は、そのとき測った値・数えた回数をそのまま伝えている例です。報告するかどうかの目安ではありません。目安は事業所と主治医から示されたものを使い、後半の記入欄の表に書き込んでください。また、A欄にはどの例でも病名・重症度・治療の要否を入れていません。入っているのは「普段との差」「続いている時間」「方向」だけです。

医師・主治医への報告|発熱・血圧・呼吸・転倒後(4場面・12例)

場面 S|状況 B|背景 A|気がかり R|依頼
発熱|朝の検温で高い値 ◯◯クリニックの◯◯先生でいらっしゃいますか。◯◯訪問看護ステーションの看護師、◯◯です。急ぎのご相談です。利用者の◯◯様、本日6時の検温で38.1度、腋窩での測定です。今はベッド上で臥床され、呼びかけには返答があります。 普段のこの時間の体温は36.4度前後です。昨日8月13日18時は36.6度でした。6時30分に水分を150ml飲まれ、6時40分に室温を26度へ下げています。朝食後の内服は本日まだ行っていません。 普段より1.7度高く、6時から2時間、同じ値が続いています。いちばん気になっているのは、昨日まで自力で座位を保てていた方が、本日は座位が10分もたないことです。 本日中に一度、往診についてご相談させてください。9時と11時に再度測り、その都度こちらからご連絡します。ご返答は事業所の代表番号へ、17時まで私が待機しています。
発熱|夜間に上がり、朝に下がった ◯◯様、昨夜23時の検温で38.4度、本日6時は37.0度です。いずれも腋窩での測定で、朝は自力で洗面まで行かれています。 平熱は36.5度前後です。8月10日にも同じように夜間だけ上がり、翌朝に下がる経過が1度ありました。昨夜は23時10分に水分200ml、氷まくらを使用しています。 夜間だけ上がる形が今週2回目で、間隔が4日から3日に短くなっています。日中は普段どおりに過ごされています。 次回の受診は8月25日ですが、それを待たずにご相談したほうがよいかをご判断いただけますか。本日から3日間、6時・14時・21時の3回測り、8月18日の朝にまとめてご報告します。
発熱|内服を始めて3日目も変わらない ◯◯様、本日14時の検温は38.0度です。8月12日の受診で処方いただいた内服は、本日まで3日間、指示どおりの時刻に飲めています。 受診時の12日14時は38.2度、13日14時は37.9度、14日14時は38.0度です。食事は3日間とも主食3割・副食4割、水分は1日600ml前後を維持しています。 3日間、14時の値が37.9度から38.2度の範囲から動いていません。方向としては、下がっても上がってもいない状態が続いています。 次にどう見ればよいか、ご指示をいただけますか。ご指示の内容はこちらの記録に時刻とあわせて残します。18時までにご連絡がない場合は、明朝の営業開始時にあらためてお電話します。
血圧|普段より大きく高い値 ◯◯様、本日10時の血圧は、普段の同じ時間帯より上が40ほど高い値でした。10時15分に座位で再度測り、2回とも同じ範囲です。頭痛やめまいの訴えはありません。 普段の10時の値は記録に3か月分残しており、この範囲を出たのは今回が初めてです。本日は8時に起床、朝食は10割、内服は8時20分に職員が飲み込みまで確認しています。 2回測って同じ範囲だったこと、これまで3か月なかった値であることが気になっています。ご本人の自覚症状はありません。 本日の対応についてご指示をいただけますか。値は測定時刻とあわせて記録に残しており、必要であれば今からお送りします。こちらは12時に3回目を測り、結果をお伝えします。
血圧|起き上がったときにふらつく ◯◯様、本日9時、ベッドから立ち上がられた直後に「くらっとする」とおっしゃり、5秒ほど手すりにつかまっておられました。転倒はありません。臥位と立位で測った値の差は記録に残しています。 8月11日から、朝に同じ訴えが3回ありました。いずれも起き上がった直後で、座って1分待つと消えています。朝食前の水分は普段200mlですが、ここ3日は100ml前後です。 3日間で3回、朝の同じ場面で起きています。回数としては増えており、いちばん気になるのは、今週から朝の水分が半分に減っていることです。 朝の起き上がりの方法や測る時刻について、ご指示をいただけますか。こちらは明日から、起き上がりの前後で測って記録します。ご連絡は事業所へ、9時から17時でお願いします。
血圧|普段より大きく低い値が続く ◯◯様、本日6時と10時の血圧が、普段の同じ時間帯より上が30ほど低い値でした。座位で2回ずつ測っています。ご本人は「特に変わりない」とおっしゃっています。 普段の値は3か月分の記録があり、この範囲は初めてです。昨日8月13日から食事は主食5割、水分は1日500mlです。普段は食事10割、水分900mlです。 低い値が6時と10時の2回続き、同時期に食事と水分が普段の半分になっています。この2つが同じ日から始まっていることが気になっています。 本日の水分と食事の量について、目標をご指示いただけますか。こちらは14時と18時にも測り、18時30分までに結果をお伝えします。
呼吸|息が苦しそうに見える ◯◯様、本日13時の訪問時、会話の途中で息を継ぐ回数が増えています。1文を言い切る前に2回息を継がれる状態です。座位で前かがみの姿勢をとられています。酸素飽和度の測定値は( )、普段の同時刻は( )です。 前回の訪問は8月11日13時で、そのときは1文を続けて話せていました。昨夜から夜間に3回目が覚めたとご家族から伺っています。指示されている吸入は本日9時に実施済みです。 前回の訪問時と比べ、会話の途中で息を継ぐ回数が増えています。姿勢も、前回は背もたれに寄りかかれていましたが、本日は前かがみのままです。 本日中に一度、往診についてご相談させてください。こちらは14時まで訪問先に留まり、姿勢を整えて再度測ります。折り返しはこの携帯電話へお願いします。
呼吸|咳が続き、痰が増えた ◯◯様、本日10時の訪問時、痰のからむ咳が3分間に5回ありました。ご自身で出せており、色と量は記録に残しています。 8月11日の訪問時は同じ姿勢で咳は0回でした。昨日の夕方からご家族が「夜も咳で起きている」と話されています。水分は昨日900ml、本日は10時までで200mlです。 咳の回数が前回訪問時の0回から、3分間に5回に増えています。夜間にも続いている点と、日中の水分が普段より少ない点が気になっています。 受診の要否も含めてご指示をいただけますか。ご指示があれば、こちらから次回訪問を明日に前倒しします。ご返答は本日17時までにいただけると、明日の訪問の調整が間に合います。
呼吸|食事中にむせる回数が増えた ◯◯様、本日昼食で、飲み込みのたびに咳き込む場面が5回ありました。とくにお茶で強く、食事は主食4割で中止しています。 先週まで、同じ食事形態で咳き込みは1食に0〜1回でした。8月10日の受診では食事形態の変更はありませんでした。昼食はいすに深く腰かけた姿勢で、普段と同じ席・同じ介助者です。 1食あたりの咳き込みが0〜1回から5回に増え、今週に入って3食連続で起きています。お茶のときに強い点が共通しています。 食事の形態や水分のとり方について、ご指示をいただけますか。こちらは次の食事から、姿勢と一口量を記録して残します。本日17時までにご返答をお願いします。
転倒後|発見時の第一報 ◯◯様、本日10時30分、居室で床に座っておられるところを職員が発見しました。転倒の場面は見ていません。呼びかけに返答があり、ご自身で「膝をついた」とおっしゃっています。10時40分に看護師が全身を確認し、目に見える外傷はありませんでした。 普段は歩行器でご自身で移動されています。前回の転倒は6月18日で、そのときは受診の指示はありませんでした。本日の朝食は10割、内服は8時に確認済みです。 発見時の状況を職員が見ていないため、頭を打ったかどうかが確認できていません。ご本人は「打っていない」とおっしゃっていますが、確かなことは言えません。 本日の観察の内容と時間について、ご指示をいただけますか。こちらは10時40分から、1時間ごとに呼びかけへの反応と様子を確認し、記録に残しています。ご家族へは11時に連絡済みです。
転倒後|24時間の観察中に変化があった ◯◯様、昨日16時の転倒後の観察中です。本日6時の巡回で、呼びかけへの返答が昨日と比べて短くなっています。昨日は文で返答されていましたが、本日は「ああ」「うん」のみです。 昨日16時に居室で尻もちをつかれ、17時に看護師が確認、ご家族へ17時30分に連絡済みです。昨日22時と2時の巡回では、いずれも文での返答がありました。夜間の睡眠は普段どおりです。 2時から6時のあいだで、返答の仕方が変わっています。方向としては短くなる向きで、これが観察開始から14時間目の変化です。 今からの対応についてご指示をいただけますか。こちらは6時以降、30分ごとに反応を確認し、記録しています。ご家族へは6時15分に第二報を入れました。
転倒後|数日後に痛みが出てきた ◯◯様、8月11日の転倒から3日目です。本日14時、右の腰に手を当てて「動くと痛い」とおっしゃいました。転倒当日と翌日には、この訴えはありませんでした。 8月11日15時に居室で膝をつかれ、当日と翌日の観察では外傷・訴えともにありませんでした。この3日間、内服と食事に変更はありません。歩行は歩行器でご自身、8月13日までは普段どおりでした。 訴えが出たのが転倒から3日目で、当日にはなかった点が気になっています。本日は歩行時に右足をかばう動きが3回ありました。 受診の要否も含めてご指示をいただけますか。こちらは本日から、痛みの訴えの時刻と場面を記録します。ご家族には本日15時に連絡します。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

医師・主治医への報告|食事が入らない・傷の悪化・褥瘡・浮腫(4場面・12例)

場面 S|状況 B|背景 A|気がかり R|依頼
食事が入らない|3日続けて量が落ちた ◯◯様、本日昼食は主食1割、副食2割でした。水分は12時までで250mlです。ご本人は「おなかはすいていない」とおっしゃっています。 8月12日から3日間、6食すべてで主食が3割を下回っています。それ以前は6食とも10割でした。体重は8月1日42.0kg、本日8月14日は41.0kgです。内服は3日間とも時刻どおりに飲めています。 3日続いていること、体重が2週間で1.0kg下がっていること、水分が普段の半分であることの3点が気になっています。方向としては、量は日ごとに減っています。 本日中にご相談のお時間をいただけますか。こちらは毎食の量と水分を記録し、明日以降も同じ形で残します。ご返答は17時までに事業所へお願いします。
食事が入らない|特定の食形態だけ残る ◯◯様、本日の昼食は主食10割、副食は肉のおかずだけ残されています。残されたのは今週で4回目で、いずれも同じ形態のおかずです。 先月までは副食も10割でした。8月8日から、かたさのあるおかずのみ残る形になっています。義歯は毎食後に洗浄しており、本人からの痛みの訴えはありません。 残されるものが特定の形態に偏っている点が気になっています。回数は今週4回で、先週は0回でした。 食事の形態の見直しについて、ご指示をいただけますか。こちらは残された内容を1週間分そろえて、8月21日にお送りします。
食事が入らない|食事中に眠ってしまう ◯◯様、本日の朝食で、食事の途中に2回、10分ずつ眠られました。声かけで開眼されますが、また閉じられます。食事は主食3割で終了しています。 8月12日の朝食から、同じことが3日連続で起きています。夜間の睡眠は22時から6時まで、巡回時はいずれも閉眼でした。内服の時刻と内容に、直近1か月の変更はありません。 朝食の場面だけで3日連続、昼と夕には起きていません。時間帯が朝に偏っている点が気になっています。 本日の対応と、次回の受診を早めるかどうかについてご指示をいただけますか。こちらは食事中の傾眠の回数と時間を、毎食記録します。
傷の悪化|前回訪問より広がっている ◯◯様、本日10時の訪問で、右下腿の創部が前回より縦横とも約1cm大きくなっています。周囲の赤みも、前回は創部の縁までだったものが、外側へ約2cm広がっています。写真は同じ位置・同じ明るさで撮影し、記録に添付しています。 前回の訪問は8月11日10時で、指示いただいている処置を毎回同じ手順で行っています。8月11日以降、処置の内容と回数に変更はありません。ご本人からの痛みの訴えは、本日「しみる」が初めてです。 3日間で大きさと赤みの範囲が両方とも広がっている点、痛みの訴えが本日初めて出た点が気になっています。 処置の内容の変更についてご指示をいただけますか。写真を今からお送りできます。次回の訪問は8月16日ですが、ご指示があれば明日に前倒しします。
傷の悪化|滲出液の量が増えた ◯◯様、本日の処置時、被覆材の交換の際に前回より広い範囲が濡れていました。前回は中央部のみ、本日は縁まで達しています。交換の間隔は前回と同じ48時間です。 8月4日の指示以降、同じ材料・同じ間隔で交換しています。8月11日までは中央部のみでした。ご本人の食事量・水分量は普段どおりで、本日の体温は36.6度です。 同じ間隔・同じ材料で、濡れる範囲だけが広がっています。方向としては、8月11日、13日、本日と回を追って広がっています。 交換の間隔と材料について、ご指示をいただけますか。こちらは次回まで、交換のたびに範囲を記録して残します。ご返答は本日17時までにお願いします。
傷の悪化|処置後に痛みが強くなった ◯◯様、本日9時の処置の直後から「じんじんする」と繰り返しおっしゃっています。処置前は訴えがありませんでした。10時の時点でも同じ訴えが続いています。 同じ処置を8月6日から週3回行っており、これまで処置後の訴えはありませんでした。本日の手順は普段と同じで、使用した材料も同じです。 処置後1時間たっても訴えが続いている点が、これまでと違います。回数としては、今回が初めてです。 処置の方法について、ご指示をいただけますか。こちらは12時に再度うかがい、そのときの訴えをお伝えします。折り返しはこの携帯電話へお願いします。
褥瘡|赤みを見つけた第一報 ◯◯様、本日6時のおむつ交換の際、尾骨のあたりに直径2cmの赤みを確認しました。指で押しても白くなりません。表面の皮膚は破れていません。 昨日8月13日18時の交換時には、同じ部位に赤みはありませんでした。夜間の体位変換は22時・0時・2時・4時に実施し、記録に残しています。使用しているマットレスは6月から同じものです。 12時間のあいだに新しく出ていること、押しても白くならないことが気になっています。大きさは現時点で直径2cmです。 本日の対応についてご指示をいただけますか。こちらは6時30分から仰臥位を避け、2時間ごとに部位を確認して記録します。写真は今からお送りできます。
褥瘡|処置中の部位が変化した ◯◯様、本日の処置時、仙骨部の創の底の様子が前回と変わっています。写真を同じ位置で撮影し、前回分と並べて記録に残しています。周囲の皮膚に新しい赤みが1か所あります。 8月1日から週3回、指示いただいた手順で処置しています。前回8月12日の時点では、周囲に新しい赤みはありませんでした。体位変換は日中2時間、夜間2時間の間隔で継続しています。 周囲に新しい赤みが出た点と、創の底の様子が2日間で変わった点が気になっています。 処置の内容についてご指示をいただけますか。写真2枚を今からお送りします。次回の訪問予定は8月16日です。
褥瘡|体位変換の間隔について相談したい ◯◯様、本日の訪問で、右の大転子部に直径1cmの赤みがありました。押すと白くなります。前回の訪問時にはありませんでした。 ご家族が日中に2回、夜間に1回の体位変換を行っておられます。ご家族から「夜中に起きるのがつらい」とお話がありました。使用中の用具は6月の導入から変更していません。 新しい部位に赤みが出たこと、ご家族の負担から夜間の間隔が空いていることの2点が重なっています。 体位変換の間隔についてご指示をいただけますか。ご指示をふまえて、こちらから福祉用具の担当者へ用具の相談を行います。ご返答は本日17時までにお願いします。
浮腫|足のむくみが増えた ◯◯様、本日10時の訪問で、両足首の周囲径が前回より左右とも1.5cm大きくなっています。同じ位置に印をつけて測っています。靴下の跡が30分たっても残っています。 前回の訪問は8月11日で、そのときの値は記録に残しています。この3日間、食事・水分・内服に変更はありません。日中は座位の時間が長く、8月12日から外出はありません。 3日間で左右とも1.5cm増えていること、靴下の跡が30分残ることが気になっています。方向としては増えています。 本日の対応と、受診の要否についてご指示をいただけますか。こちらは明日以降も同じ位置で測り、値を記録します。ご返答は17時までに事業所へお願いします。
浮腫|片側だけ強い ◯◯様、本日の訪問で、右足首の周囲径が左より2cm大きい状態です。左右差が出たのは今回が初めてで、前回8月11日は左右同じでした。 これまで両足に同程度のむくみがあり、左右差はありませんでした。8月12日から歩行の機会が減り、日中は座位が中心です。皮膚の色・温度の記録は今回分を残しています。 左右差が今回初めて出たこと、右側だけが大きいことが気になっています。 本日中にご指示をいただけますか。こちらは12時と16時に同じ位置で測り、値の推移をお伝えします。折り返しはこの携帯電話へお願いします。
浮腫|体重が短期間で増えた ◯◯様、本日6時の体重が48.6kgでした。8月11日は47.2kgで、3日間で1.4kg増えています。同じ体重計、同じ時刻、同じ服装で測っています。 食事量は3日間とも普段どおり10割、水分は1日900ml前後です。内服の時刻と内容に変更はありません。両足首のむくみは、前回より周囲径が1cm大きくなっています。 3日間で体重が1.4kg増え、同じ時期に足首の周囲径も増えている点が気になっています。食事量と水分量は変わっていません。 本日の対応についてご指示をいただけますか。こちらは明日以降も毎朝6時に同じ条件で測り、記録します。ご返答は本日17時までにお願いします。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

医師・主治医への報告|意識がはっきりしない・内服・点滴の刺入部・排便(4場面・12例)

場面 S|状況 B|背景 A|気がかり R|依頼
意識|呼びかけへの反応が変わった ◯◯様、本日10時の巡回で、呼びかけに開眼はされますが、お名前をお尋ねしても返答がありません。8時の巡回時には、お名前とその日の朝食の内容を答えておられました。 普段は日中を通して会話ができ、ご自身で新聞を読まれています。昨夜の睡眠は22時から6時で、巡回時はいずれも閉眼、体動がありました。朝食は10割、内服は8時15分に飲み込みまで確認しています。 8時から10時の2時間で、返答の仕方が「会話ができる」から「開眼のみ」に変わっています。方向としては反応が減る向きです。 今からの対応についてご指示をいただけますか。こちらは10時から15分ごとに反応を確認し、時刻とあわせて記録しています。ご家族へは10時10分に連絡済みです。
意識|日中の傾眠が続く ◯◯様、本日10時から15時のあいだ、声かけ以外の時間はほぼ閉眼されています。声をかけると開眼して短い返答があり、その後すぐに閉じられます。昼食は主食2割で終了しました。 先週までは、日中の臥床は昼食後の1時間だけでした。8月12日から3日連続で、日中の傾眠が長くなっています。夜間の睡眠時間に変化はありません。内服の時刻と内容に、直近1か月の変更はありません。 日中の傾眠が3日連続で長くなっており、方向としては日ごとに長くなっています。夜間の睡眠が短くなっているわけではない点も、あわせてお伝えします。 次回の受診を早めるかどうかを含めて、ご指示をいただけますか。こちらは明日から、1時間ごとの覚醒の有無を記録します。ご返答は本日17時までにお願いします。
意識|受け答えのつじつまが合わない ◯◯様、本日13時の訪問で、「今から仕事に行く」と繰り返され、今日の日付をお尋ねすると3年前の年をおっしゃいました。会話そのものは成立しており、声も普段どおりです。 前回8月11日の訪問時は、日付・季節ともに正しく答えておられました。この2日間、ご家族から「夜に電話をかけようとする」とのお話がありました。内服は毎回ご家族が確認し、飲み込みまで見ておられます。 3日前にはなかったやりとりが、本日と昨日で続いています。回数としては、ご家族の話も含めて2日間で4回です。 本日の対応と、受診の要否についてご指示をいただけますか。こちらは訪問のたびに、日付と場所の受け答えを同じ質問で確認し、記録します。ご返答は本日17時までにお願いします。
内服|飲めていない日が続いている ◯◯様、本日の訪問で、8月12日から3日分の朝の内服が、薬入れに残ったままでした。ご本人は「飲んだと思う」とおっしゃっています。 7月までは、ご自身で毎朝8時に飲まれ、残りはありませんでした。8月11日にご家族が県外へ出られ、それ以降は日中お一人です。訪問は月・水・金の週3回で、他の日は確認の手立てがありません。 飲めていない日が3日連続であること、ご家族が不在になった日と重なっていることが気になっています。 今後の内服の管理の方法について、ご指示をいただけますか。こちらからケアマネジャーへ、訪問の頻度と時間帯の相談を本日中に行います。ご返答は本日17時までにお願いします。
内服|飲み込みにくそうにしている ◯◯様、本日8時の内服の際、口に含んでから飲み込むまでに3分かかり、途中で1回むせられました。最終的には全量飲まれています。 先週まで、同じ内服を1分以内で飲まれていました。8月12日から3日連続で、2分以上かかっています。食事のときのむせは、8月13日から1食に1〜2回あります。 飲み込むまでの時間が3日間で1分から3分に延びており、方向としては延びる向きです。食事のむせも同じ時期から出ています。 内服の形や飲み方について、ご指示をいただけますか。こちらは毎回の所要時間とむせの有無を記録します。ご返答は本日17時までにお願いします。
内服|本人が飲むことを拒まれる ◯◯様、本日9時、朝の内服をお勧めしたところ「いらない」と手で払われました。10時と11時にもお声かけしましたが、同じ返答です。無理には行っていません。 8月12日から3日連続で、朝の内服のときだけ同じ場面があります。昼と夕は普段どおり飲まれています。8月11日までは、朝も含めて拒まれることはありませんでした。 朝の場面だけで3日連続していること、昼と夕には起きていないことが気になっています。時間帯が朝に偏っています。 本日以降の対応について、ご指示をいただけますか。こちらは声かけの時刻と、そのときの言葉をそのまま記録します。ご家族へは本日15時にお伝えします。
点滴の刺入部|赤みと腫れがある ◯◯様、本日10時の訪問で、左前腕の刺入部の周囲に、直径3cmの赤みと軽い腫れがありました。ご本人は「少し痛い」とおっしゃっています。滴下は止め、10時10分に医療機関へお電話しています。 前回の訪問は昨日8月13日10時で、そのときは赤み・腫れともにありませんでした。刺入は8月11日、固定と保護の方法は指示どおりです。本日の体温は36.7度です。 24時間のあいだに新しく出ていること、痛みの訴えが同時にあることが気になっています。範囲は現時点で直径3cmです。 今からの対応についてご指示をいただけますか。こちらは訪問先に11時まで留まります。写真は今からお送りできます。折り返しはこの携帯電話へお願いします。
点滴の刺入部|漏れているように見える ◯◯様、本日14時の訪問で、刺入部の周囲がふくらんでおり、皮膚が張った状態です。滴下は14時5分に止めました。ご本人からの痛みの訴えはありません。 本日9時にご家族が交換され、そのときの記録では異常はありませんでした。前回の訪問は昨日で、そのときも異常はありません。腕の固定の位置は普段と同じです。 9時から14時のあいだに変化が起きています。痛みの訴えがないため、いつからかは特定できていません。 今からの対応についてご指示をいただけますか。ご家族へは14時10分にお伝えしています。こちらは15時まで訪問先に留まり、指示があればそのまま対応します。
点滴の刺入部|固定がはがれかけている ◯◯様、本日の訪問で、固定のテープの端が2cmはがれていました。刺入部そのものの位置は動いていません。赤み・腫れ・痛みの訴えはありません。 ご本人が夜間に腕を動かされることが、8月12日から3日続いています。ご家族から「布団に引っかけている様子がある」と伺っています。固定の方法は8月11日の指示のままです。 固定のはがれが3日連続で起きていること、夜間の腕の動きと重なっていることが気になっています。 固定の方法について、ご指示をいただけますか。こちらは本日、指示の範囲で補強し、時刻と方法を記録します。次回の訪問は明日10時です。
排便|数日確認できていない ◯◯様、本日の訪問時点で、最終の排便の確認は8月11日9時です。本日までのあいだ、ご家族の記録にも排便の記載がありません。腹部の張りについて、ご本人は「少し苦しい」とおっしゃっています。 普段は1日1回、朝の同じ時間に排便があります。8月11日以降、食事は普段どおり10割、水分は1日800ml前後です。指示されている内服の時刻に変更はありません。 普段1日1回の方で、3日間確認できていない点と、本日初めて苦しさの訴えが出た点が気になっています。 本日の対応についてご指示をいただけますか。こちらはご家族へ記録用紙をお渡しし、排便の有無と時刻を記入いただきます。ご返答は本日17時までにお願いします。
排便|下痢が続いている ◯◯様、本日6時から14時までに、水様の便が4回ありました。1回目は6時10分です。ご本人は「おなかが痛い」とはおっしゃっていません。本日の体温は36.8度です。 昨日8月13日は同じ形の便が2回でした。8月12日までは普段どおり1日1回です。食事は3日間とも施設の常食で、他の方に同様の症状はありません。水分は本日14時までで400mlです。 回数が2日間で2回から4回に増えています。方向としては増える向きで、水分は普段より少ない状態です。 本日の対応と、水分のとり方についてご指示をいただけますか。こちらは回数・時刻・性状を記録し、17時に中間のご報告をします。
排便|下剤の使い方について相談したい ◯◯様、本日の訪問時点で、最終の排便は8月12日です。ご家族から「前回と同じように使ってよいか」とお尋ねがありました。こちらでは判断できないため、確認のお電話です。 7月の同様の場面では、ご指示をいただいてから使用しています。今回、ご家族は手元にある同じものを使おうと考えておられます。食事と水分は普段どおりです。 ご家族が自己判断で使おうとされている点が、いちばん気になっています。前回の指示から1か月が経過しています。 今回の使用についてご指示をいただけますか。ご指示があるまでは使用を控えていただくよう、ご家族にお伝えしています。折り返しはこの携帯電話へお願いします。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

医師・主治医への報告|血糖の測定値・痛みの訴え・看取り期の変化(3場面・9例)

この3場面は、とくに報告する側が判断に踏み込みやすいところです。測定値の意味づけ、痛みの強さの評価、看取り期の見通し——いずれも報告者が決めるものではありません。下の完成文は、値と回数と時刻だけで組み立て、意味づけを相手に渡す形にしています。

場面 S|状況 B|背景 A|気がかり R|依頼
血糖|測定値が普段の範囲から外れた ◯◯様、本日6時の測定値は( )でした。指示いただいている手順・機器で測っています。ご本人に自覚症状の訴えはありません。6時30分に再度測った値は( )です。 普段の6時の値は( )前後で、直近2週間の記録があります。昨日の食事は3食とも10割、就寝前の補食は普段どおりです。指示されている内服・注射の時刻に変更はありません。 2回測っていずれも普段の範囲から外れていること、この2週間では初めてであることが気になっています。 本日の対応についてご指示をいただけますか。こちらは9時にも測り、値をお伝えします。測定の記録は用紙に残しており、必要であれば今からお送りします。
血糖|食事がとれずに測定値が動いた ◯◯様、本日の朝食は主食1割で終了しました。6時の測定値は( )、8時30分の値は( )です。手のふるえや冷汗の有無を確認し、その内容は記録に残しています。 昨日までは3食とも10割で、6時の値は( )前後でした。8月13日から食事量が落ちています。指示されている内服・注射は、本日も時刻どおりに行っています。 食事量が落ちた日と、測定値が動いた日が重なっています。方向としては、食事量は減り、値は普段の範囲から外れています。 本日以降の対応についてご指示をいただけますか。こちらは毎食の量と、指示された時刻の測定値を並べて記録します。ご返答は本日17時までにお願いします。
血糖|家族が測定に不安を訴えている ◯◯様のご家族から、本日「測る時間がずれてしまう日がある」とお話がありました。直近1週間の記録用紙を確認したところ、指示の時刻から1時間以上ずれた日が3日ありました。 指示は8月1日にいただき、以降ご家族が実施されています。ご家族は日中に別の予定があり、時刻が固定できない日があるとのことです。値そのものの記録は毎日残っています。 測定の時刻がずれた日が1週間で3日あること、ご家族が続けることに不安を口にされていることが気になっています。 測定の時刻の考え方について、ご指示をいただけますか。ご指示をふまえて、こちらから訪問の時間帯の調整をケアマネジャーへ相談します。
痛み|訴えの回数が増えた ◯◯様、本日は「腰が痛い」という訴えが、9時・11時・14時・16時の4回ありました。強さは、ご本人の言葉で「10のうち6」です。 先週までは1日1回、朝の起き上がりのときだけでした。8月12日から3日間、回数が2回、3回、4回と増えています。指示されている内服は、毎回時刻どおりに飲めています。 回数が3日間で1回から4回へ増えており、方向としては増える向きです。強さについても、先週は「3」とおっしゃっていました。 本日以降の対応についてご指示をいただけますか。こちらは訴えのあった時刻・場面・ご本人の言葉を、そのまま記録します。ご返答は本日17時までにお願いします。
痛み|特定の動作のときだけ強い ◯◯様、本日、立ち上がりの動作のときにだけ「痛い」と声を上げられました。座位・臥位では訴えがありません。回数は本日3回、いずれも立ち上がりの場面です。 8月11日の転倒後から、同じ場面で訴えが出ています。転倒当日と翌日にはありませんでした。歩行そのものは歩行器でご自身、距離は普段どおりです。 訴えが立ち上がりの場面に限られていること、転倒から3日目に出始めたことが気になっています。 受診の要否も含めてご指示をいただけますか。こちらは動作ごとの訴えの有無を、1週間分そろえて記録します。ご家族へは本日15時にお伝えします。
痛み|言葉で訴えられない方の様子が変わった ◯◯様、本日、おむつ交換の際に眉を寄せ、腰を引く動きが3回ありました。声は出されません。同じ介助を先週は同じ手順で行っており、そのときにはこの動きはありませんでした。 ご本人は言葉での訴えが難しく、普段は表情の変化で確認しています。8月12日から3日間、同じ場面で同じ動きがあります。皮膚の状態は毎回確認し、記録に残しています。 同じ介助の同じ場面で、3日連続して同じ動きがあること、先週まではなかったことが気になっています。 本日の対応についてご指示をいただけますか。こちらは介助の場面ごとに、表情と動きを記録します。ご返答は本日17時までにお願いします。
看取り期|食事と水分が入らなくなった ◯◯様、本日までの3日間、食事は3日とも0割、水分は1日100ml前後です。本日14時は、声かけに開眼されますが返答はありません。ご家族が付き添っておられます。 8月4日に、ご本人・ご家族と今後の過ごし方についてお話をした記録があります。8月11日までは食事は主食2割、水分は400ml前後でした。指示されている口腔の保清は、1日3回行っています。 食事と水分が3日間続けて減っていること、本日から声かけへの返答がなくなったことをお伝えします。方向としては、いずれも減る向きです。 今後の対応についてご指示をいただけますか。ご家族は本日、付き添いを続けられるご意向です。こちらは2時間ごとに様子を確認し、時刻とあわせて記録します。
看取り期|呼吸の様子が変わった ◯◯様、本日13時から、呼吸の間隔が不規則になっています。ご家族が同席され、「昨日とは違う」とおっしゃっています。表情に苦しそうな様子はありません。 8月11日から傾眠が続き、8月13日以降は水分も入っていません。8月4日の話し合いの記録では、ご自宅で過ごすご意向が確認されています。指示されている口腔の保清と体位の調整は継続しています。 昨日までと呼吸の様子が変わったこと、ご家族がその違いに気づいておられることをお伝えします。 今からの対応についてご指示をいただけますか。こちらは訪問先に留まり、30分ごとに様子を記録します。ご家族へのご説明もあわせてお願いできますでしょうか。
看取り期|家族の気持ちが揺れている ◯◯様のご家族から、本日14時「やはり病院にお願いしたほうがよいのではないか」とお話がありました。8月4日の話し合いでは、ご自宅で過ごすご意向を確認していました。 ご本人は8月12日から声かけへの返答が難しい状態です。ご家族は日中お一人で付き添っておられ、夜間の対応に不安を口にされています。話し合いの記録は残しています。 ご家族のご意向が、8月4日の話し合いのときと変わってきていることをお伝えします。ご本人からの新しいご意向は、現時点では確認できていません。 ご家族へのご説明の機会をいただけますか。こちらは本日中に、ケアマネジャーへ状況を共有します。ご希望の日時をお知らせいただければ、こちらから調整します。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

訪問看護から医療機関・救急・待機担当へ|連絡のSBAR完成文(9場面・18例)

訪問先からの連絡は、相手が変わるたびにR欄の中身が変わります。救急への通報では「来てほしい」が依頼になり、搬送先の看護師への引き継ぎでは「これから見てほしい点」が依頼になります。同じ出来事でも、相手ごとにR欄を書き換える——これが訪問先での連絡のこつです。なお救急への通報中は、相手の質問に順に答えるのが優先です。SBARは通報のためではなく、通報の前後に手元で情報を整えるために使います。

場面 S|状況 B|背景 A|気がかり R|依頼
救急要請の前に主治医へ第一報 ◯◯訪問看護ステーションの◯◯です。急ぎです。◯◯様のお宅に14時20分から訪問中です。14時30分から呼びかけへの返答がなくなり、開眼もされません。14時15分の到着時には会話ができていました。 本日午前中はご家族と普段どおりに過ごされていたと伺っています。前回の訪問は8月11日で、そのときは会話も歩行も普段どおりでした。指示されている処置は本日実施していません。 15分のあいだに、会話ができる状態から呼びかけへの返答がない状態に変わっています。方向としては反応が減る向きです。 救急要請をしてよいかご判断いただけますか。ご判断をいただけない場合は、こちらの事業所の手順に沿って要請します。ご家族はご在宅で、同意されています。折り返しはこの携帯電話へお願いします。
救急要請の前に事業所へ第一報 ◯◯様のお宅から、看護師の◯◯です。11時5分、訪問時に玄関で倒れておられるところを発見しました。呼びかけに開眼はされます。ご家族は不在です。 前回の訪問は8月12日で、そのときは歩行器で室内を移動されていました。独居で、日中の見守りはありません。玄関の鍵は事業所で預かっている合鍵で開けています。 発見の時点で、いつから倒れておられたのかが分かりません。外傷は目に見える範囲では確認できていません。 管理者へつないでいただけますか。主治医へ同時にご連絡をお願いします。こちらはこの場に留まり、5分ごとに様子を確認して時刻を記録します。ご家族の連絡先は記録の1ページ目にあります。
救急隊への引き継ぎ ◯◯訪問看護ステーションの看護師、◯◯です。◯◯様、本日14時30分から呼びかけへの返答がありません。14時15分には会話ができていました。測った値は用紙にまとめてあります。 普段は歩行器でご自身で移動され、日中は独居です。かかりつけは◯◯クリニックの◯◯先生で、14時40分にご連絡済みです。お薬の情報は、この手帳にまとまっています。 15分のあいだに反応が変わっています。転倒の場面は見ておらず、頭を打ったかどうかは確認できていません。 この用紙とお薬の手帳をお持ちください。ご家族へは14時45分に連絡し、15時30分に病院へ向かわれます。搬送先が決まりましたら、こちらの番号へお知らせいただけますか。
搬送先の医療機関の看護師へ申し送り ◯◯訪問看護ステーションの◯◯です。本日15時に搬送された◯◯様について、こちらで把握している内容をお伝えします。訪問時からの経過は、この用紙に時刻順で記載しています。 週2回、月曜と木曜の10時に訪問しています。ご自宅では歩行器で移動され、食事はご自身で召し上がっていました。指示されている処置は左下腿の創部で、手順は用紙の2枚目にあります。 いちばんお伝えしたいのは、8月11日から水分が普段の半分になっていた点です。本日までの記録が用紙にあります。 退院の見通しが立ちましたら、こちらの事業所へご連絡をいただけますか。ご自宅での生活の様子について、必要な情報があればいつでもお送りします。担当は私、◯◯です。
搬送されなかった場合の医療機関への確認 ◯◯様について、本日16時に◯◯病院の外来を受診されました。ご家族から「明日から普段どおりでよいと言われた」と伺っています。訪問看護としての対応を確認したく、お電話しました。 本日14時に訪問し、その時点の様子と測った値を記録しています。指示書は8月1日付でいただいており、期間は記録に残しています。次回の訪問は8月16日10時の予定です。 ご家族を通じて伺った内容だけで、こちらの記録には受診の結果が入っていません。訪問時の観察を変える必要があるかどうかが確認できていません。 本日の受診の結果のうち、訪問時に見ておくべき点をお教えいただけますか。書面でいただける場合は、事業所へお送りいただければ助かります。担当は◯◯です。
受診の相談を医療機関の外来へ ◯◯クリニックの受付の方でいらっしゃいますか。◯◯訪問看護ステーションの◯◯です。利用者の◯◯様について、本日の受診が可能かのご相談です。本日10時の訪問時の様子と値は、記録にまとめています。 次回の予約は8月25日10時です。前回の受診は8月4日でした。8月12日から3日間、食事量が普段の3割で推移しています。主治医の◯◯先生には、本日10時30分にご連絡済みです。 先生からは「本日中に一度診たい」とのお話をいただいています。ご家族の送迎は15時以降であれば可能です。 本日15時以降で、受診の枠をご相談できますか。ご家族の連絡先はこちらでお伝えできます。決まりましたら、こちらの番号へお知らせいただけますか。
訪問先から事業所の待機担当へ(訪問中の相談) ◯◯様のお宅から、◯◯です。訪問中に、指示書にない状態を確認しました。左下腿の創部の周囲に、前回にはなかった赤みが直径3cm広がっています。滲出液の量も増えています。 前回の訪問は8月12日で、写真を記録に残しています。処置は指示どおりの手順で、材料も同じです。本日の体温は36.7度、ご本人の訴えは「しみる」が初めてです。 2日間で赤みが新しく出ている点と、痛みの訴えが初めて出た点が重なっています。 主治医へのご連絡を、どちらから行うか決めていただけますか。こちらは訪問先に11時まで留まれます。写真は今から共有します。
訪問先から事業所の待機担当へ(次の訪問に間に合わない) ◯◯様のお宅から、◯◯です。予定していた11時の訪問が、こちらの対応で12時までかかります。11時30分から予定の◯◯様の訪問に間に合いません。 ◯◯様のお宅では、本日、刺入部の確認と医療機関への連絡が必要になっています。11時30分の◯◯様は、週1回の処置の訪問で、ご家族が同席される予定です。 本日中に処置を行わないと、次回まで4日空くことが気になっています。 ◯◯様の訪問を、本日の午後で調整できますか。ご家族への連絡を事業所からお願いできますでしょうか。こちらは12時に一度、状況をご連絡します。
夜間に家族から連絡を受けた待機看護師から医師へ ◯◯訪問看護ステーションの待機の◯◯です。◯◯様のご家族から、23時10分にお電話がありました。20時ごろから同じ訴えが続き、眠れていないとのことです。こちらは電話でのやりとりのみで、まだ訪問していません。 本日10時の訪問時は、訴えはありませんでした。指示されている内服は、20時に飲まれています。ご家族は同居で、ご本人のそばにおられます。 電話で伺った内容だけで、こちらは実際の様子を見ていません。ご家族の言葉では「今までにない様子」とのことです。 これから訪問して確認してよいかご指示をいただけますか。訪問した結果は、その場からご連絡します。ご家族には、こちらから折り返す旨をお伝えしています。
夜間の家族からの連絡(訪問後の第二報) 先ほどご連絡した◯◯様について、23時50分に訪問し確認しました。測った値と様子は、いま記録に取っています。訪問時、ご本人は臥床され、ご家族の問いかけには返答がありました。 20時からの訴えは、訪問時点では落ち着いておられます。ご家族によると、22時ごろがいちばん強かったとのことです。夜間の内服は追加していません。 訪問時の様子は落ち着いていますが、ご家族が朝までの対応に不安を口にされています。 朝までの対応についてご指示をいただけますか。ご指示があれば、明朝の訪問を早めます。こちらは0時30分に事業所へ戻り、記録を残します。
退院直後の医療機関の相談員へ ◯◯訪問看護ステーションの◯◯です。◯◯様が本日15時にご自宅へ戻られました。16時に訪問し、ご本人とご家族から状況を伺っています。お持ち帰りの書類は2点、こちらで確認しました。 入院前は歩行器で移動されていましたが、現在は車いすです。ご家族からは、退院時の説明の内容を口頭で伺っています。次回の受診は8月28日と伺いました。 訪問時の観察に必要な、退院時の指示の書面が、こちらの手元にありません。ご家族の記憶に頼っている状態です。 退院時の看護の情報について、書面をお送りいただけますか。宛先は事業所です。ご不明な点があれば、私、◯◯までご連絡ください。
退院直後に状態が変わった ◯◯様、退院2日目の本日、10時の訪問時に「立ち上がると痛い」とおっしゃいました。退院当日の訪問時には、この訴えはありませんでした。 8月12日に退院され、当日16時と本日10時に訪問しています。退院時の書面は8月13日に受領済みです。ご自宅では車いすで、移乗はご家族が介助されています。 退院翌日にはなかった訴えが本日出ている点と、移乗の場面に限られている点が気になっています。 本日の対応についてご指示をいただけますか。こちらは訴えのあった動作と時刻を記録します。ご家族へは、本日の移乗の方法をお伝えしました。
指示の内容と実際の状態がずれている ◯◯訪問看護ステーションの◯◯です。◯◯様の指示書に記載いただいている処置の内容と、本日の創部の状態が合わなくなっています。現在の状態は、写真と記録でお示しできます。 指示書は8月1日付でいただいています。8月4日から週3回、記載のとおりに処置しています。8月11日の時点では、記載の範囲と一致していました。 指示の記載と現在の状態のあいだに差が出ている点をお伝えします。こちらの判断で内容を変えることはできません。 指示の内容について、あらためてご確認をいただけますか。書面でいただける場合は、事業所へお送りいただければ助かります。次回の訪問は8月16日10時です。
指示の期間が近づいている ◯◯訪問看護ステーションの◯◯です。◯◯様の指示書について、記載いただいている期間の終わりが近づいています。期間は記録で管理しており、次回の訪問は8月16日です。 現在の指示書は8月1日付でいただいています。8月4日から週3回の訪問を継続しています。この間、処置の内容に変更はありません。 期間が切れた状態で訪問することのないよう、事前にご確認をお願いしたく連絡しています。 次の指示書について、ご準備をお願いできますか。こちらから様式をお送りすることもできます。ご返送先は事業所です。担当は◯◯です。
訪問中に対応が終わらず、次の訪問者へ引き継ぐ ◯◯様のお宅から、◯◯です。本日の訪問で、創部の処置と医療機関への連絡まで終えています。医療機関からの折り返しが、こちらの訪問時間内に入らない見込みです。 10時に訪問し、10時20分に◯◯クリニックへ連絡しました。折り返しは「本日中」とのことです。次回の訪問は8月16日10時、担当は◯◯です。 折り返しの内容を、次に入る担当が知らないまま訪問することが気になっています。 折り返しを受けた方は、内容を記録に入力したうえで、次回担当の◯◯へ直接お伝えいただけますか。こちらは本日17時まで連絡がつきます。
訪問の担当が交代する日の引き継ぎ ◯◯様について、明日8月15日の訪問は◯◯が担当します。本日の訪問での様子と、行った処置の内容を申し送ります。記録は本日中に入力を終えます。 この1週間で、創部の処置の手順に変更が1回あり、8月12日の指示に基づいています。ご本人は、処置の際に左側を下にした姿勢を好まれます。ご家族は日中不在です。 手順の変更が直近であるため、変更前の手順で行われないことがいちばん気がかりです。 明日の訪問前に、8月12日付の指示の内容を確認してから入っていただけますか。ご不明な点があれば、私の携帯電話へ9時までご連絡ください。
他の訪問看護事業所との併用がある場合の連絡 ◯◯訪問看護ステーションの◯◯です。◯◯様について、本日の訪問で確認した創部の状態をお伝えします。写真と記録は、共有の様式でお送りできます。 週2回を当ステーション、週1回をそちらのステーションが担当されています。処置の手順は、8月1日付の指示書に基づき統一しています。前回の共有は8月8日です。 8月12日以降、こちらの訪問時に赤みの範囲が広がっており、そちらの訪問日との間隔があいている点が気になっています。 次回そちらが訪問される8月16日に、同じ位置で写真を撮っていただけますか。撮影の位置は、こちらの記録の図をお送りします。ご連絡は事業所へお願いします。
訪問時に主治医と連絡がつかない ◯◯訪問看護ステーションの◯◯です。◯◯様について、本日10時20分と10時40分に◯◯クリニックへお電話しましたが、つながりませんでした。現在も訪問先に留まっています。 本日の訪問で、前回にはなかった状態を確認しています。記録と写真は残しています。事業所の手順では、30分連絡がつかない場合は管理者へ相談することにしています。 連絡がつかないまま時間が経過していること、こちらの判断では対応を変えられないことが気になっています。 管理者へつないでいただけますか。あわせて、事業所からもう一度クリニックへご連絡をお願いします。こちらは11時30分まで訪問先に留まれます。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

介護職から看護職への報告|そのまま言えるSBAR完成文(10例)

介護職から看護職への報告は、SBARがいちばん効く場面のひとつです。介護職は「その場を見た唯一の人」であり、看護職は「見ていない人」だからです。ここでのA欄は、判断ではなく「私が何を気にしてこの人を呼んだのか」の一文です。この一文があるだけで、看護職が現場に着くまでに考えられることが変わります。

場面 S|状況 B|背景 A|気がかり R|依頼
起床時の様子が違う ◯◯さん、101号室の◯◯様、6時の起床介助で、ご自分で起き上がられませんでした。声かけには開眼され「うん」と返答があります。 普段は6時の声かけで、ご自身で起き上がって座られます。昨日6時も同じでした。昨夜の巡回は22時・0時・2時・4時で、いずれも閉眼、体動がありました。 ご自分で起き上がれないのは、私が担当してから初めてです。返答はありますが、いつもより短いです。 今から居室で見ていただけますか。私は6時30分まで居室におります。朝食はいったん保留にしています。
食事の途中でむせた ◯◯さん、◯◯様、昼食のお茶を飲まれたあと、10秒ほど強い咳が続きました。今は落ち着いておられ、食事は主食4割で止めています。 普段の食事では、1食に0〜1回の咳き込みです。今週は月曜から3食連続で、いずれもお茶のときに起きています。姿勢は普段と同じ席・同じ介助者です。 お茶のときだけ、3食続けて起きている点が気になっています。 本日の食事のとり方について、見ていただけますか。夕食の前に一度、姿勢を確認していただけると助かります。私は14時まで勤務です。
皮膚に変化を見つけた ◯◯さん、◯◯様、6時のおむつ交換で尾骨のあたりに直径2cmの赤みがありました。指で押しても白くなりません。皮膚は破れていません。 昨日18時の交換時にはありませんでした。夜間の体位変換は22時・0時・2時・4時に行い、記録に残しています。マットレスは6月から同じものです。 12時間のあいだに新しく出ていること、押しても白くならないことが気になっています。 朝の申し送りの前に、居室で見ていただけますか。それまでは仰向けを避けてお休みいただいています。
転倒を発見した ◯◯さん、至急お願いします。◯◯様、10時30分、居室で床に座っておられるところを見つけました。呼びかけに返答があります。転倒の場面は見ていません。 普段は歩行器でご自身で移動されています。10時に居室へ入られるのを確認しています。本日の朝食は10割、内服は8時に確認済みです。 頭を打たれたかどうかが分かりません。ご本人は「打っていない」とおっしゃっていますが、私は見ていません。 今すぐ居室へ来ていただけますか。私はこの場を離れずにおります。他の職員には、フロアの見守りをお願いしています。
薬に関する出来事があった ◯◯さん、◯◯様、朝食後の内服を、8時20分にお渡ししたあと、床に1包落ちているのを8時40分に見つけました。飲まれたかどうかが確認できていません。 普段はご自身で飲まれ、職員が空になった袋を確認しています。本日は他の方の対応が重なり、飲み込みまで見られていません。落ちていたのは居室の床です。 飲まれたのか、落とされたのかが確認できていない点が、いちばん気になっています。 今から確認していただけますか。落ちていた1包は、そのまま袋に入れて保管しています。私は9時まで居室におります。
水分がとれていない ◯◯さん、◯◯様、本日12時までの水分が250mlです。朝食時に150ml、10時の水分補給で100mlです。 普段は同じ時間で600ml前後お飲みになります。昨日は900mlでした。本日の食事は朝食が主食5割、副食4割です。 普段の半分以下であること、昨日から量が落ちていることが気になっています。 昼からの水分のとり方について、指示をいただけますか。私は14時まで勤務ですので、それまでの分は記録に残します。
夜間の行動が変わった ◯◯さん、◯◯様、昨夜23時から2時まで、居室と廊下を行き来されていました。声かけには「帰ります」と繰り返されました。転倒はありません。 先週までは、0時以降に居室を出られることはありませんでした。今週は月・火・水と3日連続です。日中の過ごし方に、目立った変化はありません。 3日連続で同じ時間帯に起きていること、時間が23時から2時と長くなっていることが気になっています。 日中の様子で見ておくべき点があれば、教えていただけますか。今日の日勤にも同じ内容を伝えます。記録には時刻を入れて残しました。
入浴を断られた ◯◯さん、◯◯様、10時に入浴をお誘いしましたが「寒い」と断られました。今週は月曜と本日の2回目です。 先月までは、毎回お誘いすればそのまま入られていました。今週の月曜も同じ理由で断られています。居室の室温は26度で、脱衣室は24度でした。 同じ理由で2回続いていること、先月までは断られたことがなかったことが気になっています。 15時に脱衣室を暖めて再度お誘いする予定ですが、その前に体調の面で見ておく点があれば教えてください。
ご家族から気になるお話があった ◯◯さん、◯◯様のご長女から、11時に「最近、電話での受け答えがかみ合わない」とお話がありました。ご長女は週2回、電話をされています。 施設内での会話は、日中は普段どおり成立しています。ご長女によると、ここ2週間のことだそうです。ご本人からの訴えはありません。 ご家族が感じておられる変化を、施設の中では確認できていない点が気になっています。 ご家族へのお返事の仕方について、相談させていただけますか。私からは「施設での様子をお伝えします」とだけお答えしています。
受診に同行した職員からの報告 ◯◯さん、◯◯様の受診に同行しました。10時から11時30分まで◯◯クリニックです。お渡しいただいた書面は2枚、そのまま看護室へお持ちしました。 前回の受診は7月20日です。今回は、食事量が落ちていることについて、施設からの連絡票をお持ちしています。ご家族は同行されていません。 診察のときのお話は私では正確にお伝えできないため、書面をそのままお渡しします。私が聞き取れた範囲は、メモに残しています。 書面の内容を確認いただき、施設での対応に反映すべき点を教えていただけますか。ご家族への連絡は、看護室からお願いできますか。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

夜勤帯から日勤帯へ|判断が要る件だけをSBARに落とす(8例)

勤務交代の全件をSBARにすると時間が伸びます。そこで「次の帯で判断や対応が要る件だけ」を4欄に落とし、それ以外は一覧で流すという使い分けをします。下の8例は、いずれも次の帯に何かを頼んでいる件です。R欄が「観察の依頼」になっている点が、医師への報告との違いです。

S|状況 B|背景 A|気がかり R|日勤帯への依頼
夜間に発熱があった方 ◯◯様、23時の検温で38.4度、6時は37.0度です。いずれも腋窩で測っています。6時の時点で、ご自身で洗面まで行かれています。 平熱は36.5度前後です。23時10分に水分200ml、氷まくらを使用しました。8月10日にも同じ形の経過が1度ありました。 夜間だけ上がる形が今週2回目で、間隔が4日から3日に短くなっています。 10時・14時・18時に検温し、値を記録してください。18時の値によって連絡が必要になる場合の目安は、看護師の◯◯さんから示されており、記録の本日欄に記載しています。
転倒後の観察を続ける方 ◯◯様、昨日16時の転倒後、22時と2時の巡回で異常はありませんでした。6時の起床時、返答が短くなっています。 昨日16時に居室で尻もちをつかれ、17時に看護師が確認、ご家族へ17時30分に連絡済みです。夜間の睡眠は普段どおりです。 2時から6時のあいだで返答の仕方が変わっています。方向としては短くなる向きです。 6時30分に看護師へ報告済みです。日勤帯では、10時・14時・18時に反応と歩行の様子を確認し、記録に残してください。
夜間の離床が続く方 ◯◯様、23時から2時まで居室と廊下を行き来されました。転倒はありません。声かけには「帰ります」と繰り返されています。 今週は月・火・水と3日連続です。先週までは0時以降の離床はありませんでした。日中の過ごし方に目立った変化はありません。 3日連続であること、時間が長くなっていることが気になっています。 日中の午睡の時間と、夕方の過ごし方を記録してください。本日の担当者会議で議題に上げていただけますか。
水分が入っていない方 ◯◯様、夜間の水分は0mlです。2時と4時にお声かけしましたが、いずれも「いらない」とおっしゃいました。 昨日の日中は600mlでした。普段は日中900ml、夜間200ml前後です。夕食は主食5割、副食4割でした。 夜間が0mlで、昨日の日中も普段より少ない状態です。方向としては減っています。 朝食時から、飲まれた量を毎回記録してください。12時の時点で、看護師から示されている目安(記録の本日欄に記載)に届かない場合は、報告をお願いします。
皮膚の変化を見つけた方 ◯◯様、6時のおむつ交換で尾骨のあたりに直径2cmの赤みを確認しました。押しても白くなりません。6時20分に看護師へ報告済みです。 昨日18時の交換時にはありませんでした。夜間の体位変換は4回、記録に残しています。 12時間で新しく出ていること、押しても白くならないことが気になっています。 日中は仰向けを避け、2時間ごとに部位を確認して記録してください。看護師の指示は記録の本日欄にあります。
内服が残っていた方 ◯◯様、昨夜の就寝前の内服が、薬入れに残ったままでした。6時に確認しています。飲まれたかどうかは確認できていません。 普段はご自身で飲まれ、職員が空袋を確認しています。昨夜は21時に他の方の対応が重なり、確認ができていませんでした。 飲まれたか落とされたかが確認できていない点が気になっています。 6時20分に看護師へ報告済みです。日中は、朝食後と昼食後の内服を飲み込みまで確認し、記録に残してください。
ご家族から夜間に連絡があった方 ◯◯様のご長男から、22時に「明日の面会の時間を変えたい」とお電話がありました。変更後は15時とのことです。 もともとの予定は10時でした。ご長男は月2回来訪されています。前回の来訪は7月28日です。 面会の時間が変わることで、入浴の予定と重なる点が気になっています。 入浴の時間を午前に変更できるか、9時までに確認してご本人へお伝えください。ご長男への折り返しは、変更が決まってからお願いします。
受診の予定がある方 ◯◯様、明日9時30分に◯◯クリニックの予約があります。同行者がまだ決まっていません。 前回の受診は7月20日です。持ち物は保険証・受給者証・お薬手帳・連絡票の4点で、看護室に用意されています。 同行者が決まっていないことが、いちばん気がかりです。 本日17時までに同行者を1名決めて、ホワイトボードに記入してください。連絡票の記入は看護室へお願いします。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

ご家族・ケアマネジャー・他の事業所へ|相手が変わるとR欄が変わる(17例)

同じ出来事でも、相手が変わればR欄の中身が変わります。ご家族へのR欄は「相談・確認・お願い」に、ケアマネジャーへのR欄は「計画にかかわる調整」に、他の事業所へのR欄は「次の訪問での観察」になります。さらにご家族への連絡では、A欄から専門用語を外し、「私たちが気にしている点」の言い方に置き換えます。

相手・場面 S|状況 B|背景 A|気にしている点 R|依頼・相談
ご家族|発熱の第一報 ◯◯様のご長女でいらっしゃいますか。◯◯施設の◯◯です。お母様、本日6時の検温で38.1度でした。今はお休みになっていて、お声かけにはお返事があります。 普段のこの時間は36.4度前後です。6時30分にお水を150ml飲まれ、お部屋の温度を下げています。朝のお薬は、まだお渡ししていません。 普段より高い状態が2時間続いていることを、私たちは気にしています。主治医の先生には、これからご連絡します。 本日中に先生へご相談し、決まりましたらすぐにお電話します。日中つながるお電話番号を、あらためて教えていただけますか。
ご家族|転倒後の連絡 ◯◯施設の◯◯です。お父様が本日10時30分に、お部屋で床に座っておられるところを職員が見つけました。お声かけにはお返事があり、10時40分に看護師が確認しています。 普段は歩行器でご自身で歩いておられます。今朝のお食事は全部召し上がっていました。目に見えるお怪我は、今のところ確認されていません。 職員が転ばれた場面を見ていないため、頭を打たれたかどうかが分からない点を気にしています。 本日は1時間ごとにご様子を確認します。夕方にあらためてご連絡してよろしいでしょうか。ご来所を希望される場合は、いつでもお越しください。
ご家族|食事量が落ちている ◯◯施設の◯◯です。お母様のお食事の量が、この3日間で減っています。昨日と本日は、主食が1〜2割です。 3日前までは全部召し上がっていました。お水は1日600ml前後で、体重は今月に入って1.0kg減っています。お薬は毎回お飲みになれています。 3日続いていることと、体重が減っていることを気にしています。 本日、主治医の先生にご相談します。お好きだった食べ物や、ご自宅での食べ方について、教えていただけることがあればお聞かせください。
ご家族|受診の相談 ◯◯訪問看護ステーションの◯◯です。本日の訪問で、前回にはなかった様子を確認しました。詳しくは、先生にもご連絡しています。 前回の訪問は3日前で、そのときは変わりありませんでした。この3日間、お食事とお水の量が少なくなっています。 3日間で少しずつ変わってきていることを気にしています。 先生から受診のご指示が出た場合、本日15時以降で付き添いをお願いできますでしょうか。難しい場合は、こちらで他の方法を相談します。
ご家族|看取り期のご説明の前に ◯◯訪問看護ステーションの◯◯です。本日の訪問で、お食事とお水がほとんど入らない状態が3日続いていることを確認しました。お声かけには、時折お返事があります。 8月4日に、これからの過ごし方についてお話をした記録があります。そのときのご意向は、ご自宅で過ごされることでした。 3日間の変化について、先生からあらためてご説明いただく機会が必要だと考えています。 先生とご相談のうえ、ご説明の場を設けたいと思います。ご都合のよい日時を2つほど教えていただけますか。
ご家族|夜間の連絡への折り返し ◯◯訪問看護ステーションの待機の◯◯です。先ほどのお電話のあと、23時50分にお伺いして確認しました。今はお休みになっています。 20時ごろからの訴えは、私が伺った時点では落ち着いておられました。お薬は20時にお飲みになっています。 いま落ち着いておられることと、ご家族が朝までのことをご心配されていることの両方をお伝えしています。 朝までのことは先生にご相談し、決まりましたらお電話します。ご不安なときは、何時でもこの番号へおかけください。
ケアマネジャー|状態が変わった ◯◯訪問看護ステーションの◯◯です。◯◯様について、この3日間で食事と水分の量が普段の半分になっています。本日10時の訪問で確認しました。 訪問は週2回、月曜と木曜です。8月11日の訪問時は普段どおりでした。主治医へは本日10時30分に報告し、指示をいただいています。 3日間で減り続けていること、日中は独居で見守りがないことが気になっています。 訪問の回数や時間帯について、ご相談させていただけますか。担当者会議を開いていただく場合は、こちらは今週の午後であれば調整できます。
ケアマネジャー|転倒の連絡 ◯◯施設の◯◯です。◯◯様が本日10時30分に居室で転倒されました。職員が発見し、10時40分に看護師が確認しています。ご家族へは11時に連絡済みです。 普段は歩行器で移動されています。前回の転倒は6月18日です。本日の朝食・内服は普段どおりでした。 今回で2回目であること、いずれも居室内で起きていることが気になっています。 居室の環境について、担当者会議で取り上げていただけますか。事故の記録は本日中に作成し、保険者への報告の要否は当施設で確認します。
ケアマネジャー|サービスの変更を相談したい ◯◯訪問介護事業所の◯◯です。◯◯様について、本日の訪問で、入浴の介助に要する時間が予定を20分超えました。今週は3回中2回で同じ状況です。 先月までは、予定の時間内で終えていました。8月に入り、立ち上がりに介助が必要な場面が増えています。訪問の時間帯と回数は4月から変更していません。 3回中2回で予定を超えていること、超える理由が立ち上がりの場面に集中していることが気になっています。 計画の見直しについてご相談させていただけますか。こちらは今週中であれば、いつでも打ち合わせに伺えます。
ケアマネジャー|入院の連絡 ◯◯訪問看護ステーションの◯◯です。◯◯様が本日15時に◯◯病院へ搬送されました。搬送時の経過と、こちらで把握している情報は、用紙にまとめて病院へお渡ししています。 本日14時20分から訪問中に状態が変わり、主治医へ連絡のうえ救急要請しています。ご家族へは14時45分に連絡し、病院へ向かわれました。 入院の期間が現時点では分からないため、次回以降の訪問の予定が決まらない点をお伝えします。 病院からご連絡があり次第、こちらから共有します。今後の予定について、いつまでにご連絡すればよいか教えていただけますか。
ケアマネジャー|退院後の様子 ◯◯訪問看護ステーションの◯◯です。◯◯様、退院2日目の本日、移乗の際に痛みの訴えがありました。退院当日にはありませんでした。 8月12日に退院され、当日と本日に訪問しています。ご自宅では車いすで、移乗はご家族が介助されています。退院時の書面は8月13日に受領しています。 退院翌日にはなかった訴えが出ていること、ご家族の介助の負担が増えていることが気になっています。 福祉用具の見直しについて、ご相談させていただけますか。ご家族のご意向は、こちらで伺った内容をお伝えできます。
ケアマネジャー|家族の意向が変わった ◯◯訪問看護ステーションの◯◯です。◯◯様のご家族から、本日14時「やはり入院を考えたい」とのお話がありました。8月4日の話し合いの内容とは変わってきています。 8月4日の記録では、ご自宅で過ごされるご意向を確認しています。ご本人からの新しいご意向は、現時点では確認できていません。 ご家族のご意向が変わってきていること、ご本人のご意向が確認できていないことの2点が気になっています。 主治医を交えた話し合いの場を設けたいと考えています。日程の調整をお願いできますか。こちらは今週の午後で調整します。
他の事業所|次の訪問での観察を依頼 ◯◯訪問看護ステーションの◯◯です。◯◯様について、本日10時の訪問で、右足首の周囲径が左より2cm大きい状態でした。左右差が出たのは今回が初めてです。 前回の訪問は8月11日で、そのときは左右同じでした。この3日間、食事・水分・内服に変更はありません。主治医へは本日10時30分に報告しています。 左右差が今回初めて出たこと、増える向きであることが気になっています。 明日そちらが訪問される際に、靴下の跡が残っているかどうかを見ていただけますか。気づいた点は、共有の連絡票にご記入をお願いします。
他の事業所|送迎時の様子を共有 ◯◯通所介護の◯◯です。◯◯様について、本日の送迎の際、車への乗り込みに普段の倍の時間がかかりました。ご自宅の玄関先でのことです。 先週までは、手すりを使ってご自身で乗り込まれていました。今週は月曜と本日の2回、同じ状況です。通所中の様子は普段どおりです。 2回続いていること、ご自宅の玄関先の場面に限られていることが気になっています。 明日の訪問介護の際に、玄関先での動作を見ていただけますか。気づいた点は連絡票にご記入いただけると助かります。
他の事業所|福祉用具の担当者へ ◯◯訪問看護ステーションの◯◯です。◯◯様について、本日の訪問で、ベッドからの立ち上がりの際に手すりの位置が合っていない場面を確認しました。3回のうち3回とも、持ち替えが必要でした。 手すりは6月の導入時から同じ位置です。7月までは持ち替えなしで立ち上がれていました。ケアマネジャーへは本日11時に共有済みです。 3回とも持ち替えが必要だったこと、7月まではなかったことが気になっています。 次回の訪問の際に、高さの調整をご検討いただけますか。ご都合を教えていただければ、こちらの訪問日にあわせて同席します。
他の事業所|同じ日に複数が入る日の調整 ◯◯訪問介護事業所の◯◯です。◯◯様について、明日8月15日は10時に当事業所、10時30分にそちらの訪問が入っています。本日の状況から、当方の訪問が30分延びる見込みです。 本日の訪問で、入浴の介助に予定より20分多くかかっています。今週3回中2回で同じ状況です。ご本人の生活の流れは、午前中に集中しています。 訪問が重なると、ご本人の休む時間がなくなることが気になっています。 明日の訪問を11時からに変更できますか。難しい場合は、当方が9時30分開始に変更します。本日17時までにご返答をいただけると助かります。
他の事業所|担当者会議の前の情報共有 ◯◯訪問看護ステーションの◯◯です。8月20日の担当者会議に向けて、当ステーションで把握している内容をお送りします。8月1日から本日までの記録の要点をまとめています。 訪問は週2回です。この間、創部の処置の手順に1回の変更があり、8月12日の指示に基づいています。食事・水分の量は、8月11日以降減っています。 会議までのあいだに、食事と水分の量がさらに変わる可能性があるため、当日の朝の数値を持参します。 会議では、訪問の回数と時間帯についてご意見をいただきたいと考えています。事前に確認しておくべき資料があれば、8月18日までにお知らせください。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

報告したあとの記録|SBARの4欄を、経過記録とSOAPのどこに入れるか

SBARは口頭・電話の型なので、そのままの4欄で記録に残る様式は、ふつうありません。記録は様式の欄立てに従うので、報告し終えたら、4欄の中身を様式の各欄へ振り分ける作業が必要になります。ここを決めておかないと、「電話では詳しく話したのに、記録は一行」という状態になります。運営指導で確認されるのは電話の中身ではなく、記録に残っているものです。

SBARの4欄が、記録のどの欄に入るか

下の表は、SBARの各欄が、よく使われる記録の様式のどこに入るかの対応です。1つの欄が複数の様式に分かれて入ることが分かります。とくにR(依頼)は、様式の中で最も落ちやすい情報です。依頼した内容と、受けた内容と、次にすることは、別々の場所に書くことになりがちだからです。

SBARの欄 SOAP形式の記録 居宅介護支援経過(第5表) 訪問看護記録書 サービス提供記録・介護記録
S|状況(見た事実・測った値・本人の言葉) 本人の言葉はS欄へ。観察した事実と測った値はO欄へ 日時とともに、確認した事実として記載 訪問時の状態の欄へ。測定値は所定の欄へ 提供日・提供時間とあわせて、心身の状況の欄へ
B|背景(普段の状態・経過・済ませた対応) 経過はO欄へ。本人・家族から聞いた内容はS欄へ これまでの経過として、日付を添えて記載 前回訪問時からの経過の欄へ 前回までの記録を参照できる形で、変化の起点を記載
A|気がかり(普段との差・続いている時間・方向) A欄へ。ただし書ける範囲は職種により異なる 介護支援専門員が把握した内容として記載 観察した内容と、その変化として記載 変化の内容として記載。判断の言葉は用いない
R|依頼(依頼した内容・受けた内容・次にすること) P欄へ。受けた指示は指示の記録としても残す 連絡・調整の内容と、その結果として記載 主治医への報告と、受けた指示の欄へ 報告した相手・時刻・受けた内容として記載

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

SBARのAと、SOAPのAは別のもの

ここは混同がとても多いところです。SOAPのA(アセスメント)は、専門職がその情報をどう読んだかを書く欄です。一方SBARのAは、報告する人がいちばん気にしている点を伝える欄で、読みの結果ではありません。同じ「A」でも役割が違うため、SBARのA欄をそのままSOAPのA欄に写すと、職種によっては書ける範囲を超えることがあります。

観点 SBARのA(評価=気がかり) SOAPのA(アセスメント)
誰が書くか その場を見た人。職種を問わない 記録を書く専門職。職種により書ける範囲が異なる
何を書くか 普段との差・続いている時間・方向・いちばんの気がかり 収集した情報の読み取りと、その根拠
いつ書くか 報告の直前(口頭で伝えるため) 報告のあと(記録としてまとめるため)
相手 電話・口頭の相手ひとり 記録を読む人すべて。後任・他職種・保険者
書かないもの 病名、重症度の判定、治療の要否 根拠のない推測。情報にない飛躍
写すときの注意 そのまま写すと、判断のない記述としてA欄に残る SBARのAを根拠の1つとして扱い、読み取りは書く人の職種の範囲で書く

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

口頭で伝えたSBARを、記録の文に書き換える12例

電話で話した言葉は、そのままでは記録の文になりません。敬語と呼びかけを外し、時刻と主語を補い、依頼と結果を分けて書く——この3つで、記録の文になります。左が電話で話した内容、右がそのまま記録に貼れる文です。

電話で話した言葉 そのまま記録に貼れる文
S 「◯◯様、本日6時の検温で38.1度です」 8月14日6時、腋窩にて検温、38.1度。臥床中、呼びかけに開眼あり、短い返答あり。
S 「今は横になっていただいて、部屋の温度を下げています」 6時40分、臥床のまま安楽な姿勢に整え、室温を26度へ調整。
B 「普段のこの時間は36.4度前後です」 普段の6時台の体温は36.4度前後(直近2週間の記録による)。8月13日18時は36.6度。
B 「6時30分に水分を150ml飲まれています」 6時30分、水分150ml摂取。朝食後の内服は未実施。
A 「普段より1.7度高く、2時間続いています」 普段の同時刻より1.7度高い状態が、6時から8時まで継続。座位保持は10分で困難、前日は30分可能であった。
A 「いちばん気になっているのは水分が入っていないことです」 本日12時までの水分摂取は250ml。普段の同時刻は600ml前後。
R 「本日中に往診についてご相談させてください」 8時5分、◯◯クリニック◯◯医師へ電話にて報告。往診の可否について相談。
R 「9時と11時に再度測ってご連絡します」 医師の指示により、9時・11時に再検温し、その都度報告することとなった。
R 「復唱します。18時に再度測り、同じであれば明朝ご連絡、でよろしいでしょうか」 受けた指示を復唱し、内容の一致を確認。18時に再検温、同様であれば翌朝に報告。
R 「ご家族へは11時に連絡済みです」 11時、長女◯◯様へ電話にて状況を連絡。夕方に再度連絡することを説明し、了承を得た。
R 「17時までに連絡がない場合は待機の看護師へ相談します」 17時までに医師から連絡がない場合は、待機看護師へ相談する取り決めとした。
R 「ご指示の内容は記録に残します」 本報告および受けた指示の内容を、報告時刻・相手・手段とあわせて本記録に記載した。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

報告のあと、記録に必ず残す12の要素

報告した事実は、「誰が・いつ・誰に・どうやって・何を伝え・何を受けたか」まで揃って初めて記録になります。下の12要素のうち、いちばん落ちやすいのは「手段」と「受領の確認」です。実際、居宅介護支援の運営指導では、医療機関へ情報提供したこと自体は行われていても、その記録がないという指摘が公表されています(青森県三戸町のウェブサイトに掲載された集団指導資料)。また横浜市の集団指導資料には、他機関と連携した際に到着の確認をしていない、またはその記録がなかった、という指摘が示されています。

要素 書く内容 落ちやすい理由 記入欄
報告した日時 年月日と時刻(分まで) あとでまとめて書くと、時刻があいまいになる (  年  月  日  時  分)
報告した人 職種と氏名 記録者と報告者が別のとき、報告者名が抜ける (          )
報告した相手 医療機関名・所属・職種・氏名 「先生に」で終わってしまう (          )
手段 電話・面談・書面の送付・その他 手段は当たり前すぎて書かれない (電話・面談・書面・その他   )
相手が受け取ったことの確認 誰がいつ確認したか。折り返しの有無 送った時点で終わったつもりになる (  時  分/確認者    )
伝えた内容 S・B・Aの要点。数値と時刻を含む 「状態変化について報告」の一行で終わる (          )
受けた内容 受けた指示・助言の内容をそのまま 解釈した言葉に置き換えてしまう (          )
復唱したこと 復唱し、一致を確認した旨 やっていても書かれない (済・未)
次にすること 誰が・いつ・何をするか 担当と期限が抜ける (担当   /期限   )
家族への連絡 相手・時刻・伝えた内容・反応 連絡はしていても、記録に残らない (  時  分/相手    )
介護支援専門員への連絡 事業所名・氏名・時刻・内容 後回しにされ、翌日以降になる (  時  分/氏名    )
関連する記録への反映 計画・報告書・事故の記録など、どこに反映したか 口頭の記録だけで終わり、他の様式に届かない (反映先        )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

記録に残っていないと、あとで何が起きるか

「口頭で伝えたから大丈夫」がいちばん危ないのは、困るのが数日後・数か月後だからです。下は、記録に残らなかった項目ごとに、実際に何が起きるかを並べたものです。

残らなかった項目 数日後に起きること 数か月後に起きること
報告した時刻 変化が始まってから報告までの時間が説明できない 経過を時系列で示せず、事実の確認に時間がかかる
報告した相手 誰に確認すればよいか分からず、同じ報告が重複する 誰の判断で対応が決まったかをたどれない
受けた指示の内容 次の勤務帯で違う対応が行われる 対応の根拠が示せない
相手が受け取ったことの確認 届いていない前提で、相手が動いていないことに気づけない 連携の記録として、確認の事実が示せない
家族への連絡 家族から「聞いていない」と言われる 説明の経過が示せず、信頼の回復に時間がかかる
介護支援専門員への連絡 計画の見直しの機会を逃す 担当者会議で経過を共有できない
普段の状態(B欄の内容) 次に同じことが起きたとき、比べる基準がない 変化の始まりの時期が特定できない
気がかりの内容(A欄の内容) 観察の視点が引き継がれない なぜその対応をとったのかが読み取れない
次にすること(R欄の内容) 誰も動かないまま日が過ぎる 対応の抜けとして残る
事故に関する連絡 家族・介護支援専門員への連絡の有無が確認できない 宇都宮市の資料に示されているように、連絡の記録が残っていないことが指摘の対象となりうる

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

報告の前に手元へ揃えるもの|職種別・場面別のチェック表(記入欄つき)

SBARが崩れるいちばんの原因は、話し方ではなく「手元に材料がないまま電話をかけたこと」です。B欄で「普段はどうですか」と聞かれて答えられないと、そこから電話の主導権が相手に移り、以降は質問に答えるだけになります。電話をかける前の3分で、材料をそろえる。この章の表は、そのための持ち物リストです。

職種別|手元に置いてから電話をかけるもの

職種 必ず手元に置くもの 場面により追加するもの 普段どこにあるか(記入欄)
介護職員 本日の記録、直近1週間の記録、測った値の用紙、本人の言葉のメモ 食事・水分の量、排泄の記録、体位変換の記録 (          )
看護職員 訪問時の記録、前回訪問の記録、指示書、測定値の推移、写真 処置の手順の記載、使用している材料の記録、体重の推移 (          )
サービス提供責任者 訪問介護計画、直近の訪問の記録、担当者の報告、居宅サービス計画 時間の実績、担当者の交代の記録 (          )
介護支援専門員 居宅サービス計画、支援経過、各事業所からの報告、主治医の意見の記録 入退院の日付、医療機関への情報提供の控え (          )
管理者 本人の基本情報、緊急時の連絡先、事業所の緊急時対応の手順書 事故の記録、保険者への報告の様式 (          )
夜勤者・待機者 その日の申し送りの内容、巡回の記録、連絡先の一覧、手順書 受診の予定、家族の連絡先と時間帯の制約 (          )
生活相談員 家族の連絡先、直近の面会・連絡の記録、契約に関する書類 苦情・相談の記録、他の事業所の連絡先 (          )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

場面別|この場面なら、これも手元に

場面ごとに、相手から必ず聞かれる情報があります。聞かれてから探すと、電話が止まります。下の表は「かける前に開いておく資料」です。

場面 相手からほぼ必ず聞かれること 手元に開いておく資料 用意できたか(記入欄)
発熱 平熱、いつから、水分の量、内服の状況 直近2週間の検温の記録、水分の記録、内服の確認記録 ( )
血圧・脈の変化 普段の値、測った姿勢、測った回数 3か月分の測定の記録、測定の条件のメモ ( )
呼吸の様子 いつから、姿勢、会話の様子、指示されている対応の実施状況 前回訪問の記録、指示の内容、実施の記録 ( )
転倒後 発見の時刻、目撃の有無、外傷、その後の観察 発見時の記録、観察の記録、家族への連絡の記録 ( )
食事量の低下 何日続いているか、量、水分、体重 1週間分の食事の記録、水分の記録、体重の推移 ( )
創部・褥瘡 大きさ、色、滲出液、前回との違い、処置の内容 前回の写真、処置の記録、指示の内容 ( )
浮腫 片側か両側か、測った位置、体重の変化 周囲径の記録、体重の記録、測定位置の図 ( )
意識・反応の変化 いつから、何が変わったか、直前の様子 当日の巡回の記録、前日の記録、内服の確認記録 ( )
内服 いつから飲めていないか、誰が確認したか 内服の確認記録、薬入れの状態のメモ、家族の関与の記録 ( )
点滴の刺入部 いつ刺入したか、前回の確認、赤み・腫れ・痛み 刺入の記録、前回訪問の記録、写真 ( )
排便 最終の排便、普段の回数、性状、食事と水分 排便の記録、食事・水分の記録 ( )
測定値の変化 測った時刻、手順、普段の値、食事の状況 測定の記録用紙、指示の内容、食事の記録 ( )
痛みの訴え 部位、強さ(本人の言葉)、いつから、どの動作で 訴えの記録、動作ごとの記録、内服の記録 ( )
看取り期の変化 食事・水分の推移、反応の変化、家族の意向 1週間分の記録、話し合いの記録、家族の意向の記録 ( )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

電話をかける前の3分チェック(20項目・その場で書き込む形)

下の表を1枚印刷し、電話機のそばに置いてください。埋まらない欄が、まだ確認できていないことです。埋まらないまま電話をかけるときは、A欄で「これはまだ確認できていません」と言葉にします。黙って飛ばすと、相手は確認済みだと思って判断します。

確認すること 記入欄
共通 誰にかけるか(医療機関名・氏名・職種) (          )
共通 かける時刻と、相手の受付時間 (  時  分/受付  〜  )
共通 急ぎかどうかを、最初の一言で言えるか (急ぎ・急ぎでない)
共通 折り返しの番号と、待機できる時間 (番号   /  時まで)
S 利用者の氏名を最初に言えるか (          )
S 観察した時刻(分まで) (  時  分)
S 観察した場所と、そのときの姿勢 (          )
S 測った値と、測った条件 (          )
S 本人の言葉(そのままの言い回し) (          )
S すでに始めている対応と時刻 (  時  分/内容   )
B 普段はどうか(同じ時間帯・同じ場面) (          )
B 前回確認できた日時と、そのときの状態 (  月  日  時/   )
B いつから違いが出ているか (  月  日  時ごろ)
B 内服・処置の実施の状況と、確認した人 (    /確認者   )
B 直近の受診日と、次回の予定 (前回  月  日/次回  月  日)
A 普段との差を、数か言葉で言えるか (          )
A 続いている時間 (  時間  分)
A いちばん気にしている点(1文で) (          )
A まだ確認できていないこと (          )
R 依頼の内容・相手・期限・自分がやること (    /   /  時まで/   )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

事業所・主治医から示された報告の目安(記入欄)

この表は、記事の側では埋められません。報告の目安は、利用者ごと・主治医ごと・事業所ごとに違うからです。示されている目安を、下の欄に書き込んでお使いください。書き込むときは、「誰から、いつ示されたか」まで残します。目安だけが一人歩きすると、示した人が変わったときに気づけません。

項目 示された目安(記入欄) 示した人・示された日(記入欄) 目安に当てはまったときの連絡先(記入欄)
体温 (        ) (    /  月  日) (        )
血圧 (        ) (    /  月  日) (        )
脈拍 (        ) (    /  月  日) (        )
呼吸の様子 (        ) (    /  月  日) (        )
酸素飽和度 (        ) (    /  月  日) (        )
食事の量 (        ) (    /  月  日) (        )
水分の量 (        ) (    /  月  日) (        )
排便の間隔 (        ) (    /  月  日) (        )
体重の変化 (        ) (    /  月  日) (        )
測定値(指示のあるもの) (        ) (    /  月  日) (        )
創部・皮膚の変化 (        ) (    /  月  日) (        )
意識・反応の変化 (        ) (    /  月  日) (        )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

連絡先と、つながらないときの順番(記入欄)

SBARのR欄は、連絡先が決まっていて初めて機能します。とくに夜間・休日は、どこへ、どの順番でかけるかが決まっていないと、電話が止まります。下の表を1枚にして、電話のそばと、訪問用のかばんの両方に入れてください。

順番 連絡先 名称・氏名(記入欄) 電話番号(記入欄) つながる時間帯(記入欄)
1 主治医・かかりつけの医療機関(日中) (      ) (      ) (  〜  )
2 主治医・かかりつけの医療機関(夜間・休日の窓口) (      ) (      ) (  〜  )
3 事業所の管理者 (      ) (      ) (  〜  )
4 待機の看護職員 (      ) (      ) (  〜  )
5 協力医療機関(定めがある場合) (      ) (      ) (  〜  )
6 ご家族(第1連絡先) (      ) (      ) (  〜  )
7 ご家族(第2連絡先) (      ) (      ) (  〜  )
8 担当の介護支援専門員 (      ) (      ) (  〜  )
9 他の訪問系事業所(併用がある場合) (      ) (      ) (  〜  )
10 保険者(指定権者)の担当課 (      ) (      ) (  〜  )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

伝わらなかったSBARを直す|悪い例と良い例の45組

SBARを使い始めた事業所でいちばん多いのは、「4欄には分けたが、中身が変わっていない」という状態です。欄の名前だけが増え、内容は以前のままなので、電話の長さも聞き返しの数も変わりません。ここでは、欄ごとに実際に口にされる一行(左)と、そのまま読み上げられる完成文(右)を並べます。左の列は書いてはいけない例として引用しているもので、当社の見解ではありません。

S欄が弱いときの15組

実際に口にされる一行(悪い例) 何が足りないか そのまま読み上げられる完成文(良い例)
「◯◯様の様子がおかしいのですが」 時刻・事実・値がない ◯◯様、本日6時の検温で38.1度です。臥床され、呼びかけには短い返答があります。
「さっきから元気がなくて」 「さっき」が何時か分からない ◯◯様、本日9時から11時まで、こちらからの声かけ3回のうち返答は1回でした。
「熱があるみたいなんです」 測っていない値を推測で伝えている ◯◯様、本日14時、腋窩で測って37.8度です。測り直した14時10分も同じ値でした。
「ちょっと具合が悪そうです」 何をどう見たのかがない ◯◯様、本日10時の訪問時、会話の途中で息を継ぐ回数が1文につき2回ありました。
「転んじゃったみたいで」 見ていない出来事を断定している ◯◯様、本日10時30分、居室で床に座っておられるところを発見しました。転倒の場面は見ていません。
「例の方のことなんですけど」 氏名がない 利用者の◯◯様、◯◯町にお住まいの、8月4日に受診された方についてです。
「今、大変なことになっていて」 事実がなく、緊急度も測れない 急ぎのご相談です。◯◯様、11時5分に訪問時、玄関で倒れておられるところを発見しました。
「血圧が高いんです」 値・時刻・測り方・普段の値がない ◯◯様、本日10時と10時15分、座位で測った血圧が、普段の同時刻より上が40ほど高い値でした。
「傷が良くないです」 部位・大きさ・比べた対象がない ◯◯様、右下腿の創部が、8月11日の記録より縦横とも約1cm大きくなっています。
「あまり食べていません」 量が示されていない ◯◯様、本日の昼食は主食1割、副食2割です。水分は12時までで250mlです。
「ちょっとむくんでいます」 部位・測り方・比べた値がない ◯◯様、両足首の周囲径が、8月11日の記録より左右とも1.5cm大きくなっています。同じ位置に印をつけて測っています。
「痛いって言っています」 部位・強さ・時刻がない ◯◯様、本日9時・11時・14時・16時に「腰が痛い」と訴えがありました。強さはご本人の言葉で「10のうち6」です。
「意識がないみたいです」 評価の言葉で、何が起きたのか分からない ◯◯様、本日10時、呼びかけに開眼はされますが、お名前をお尋ねしても返答がありません。8時には返答がありました。
「薬を飲んでいないみたいで」 確認した事実か推測かが分からない ◯◯様、本日の訪問で、8月12日から3日分の朝の内服が薬入れに残っていました。
「点滴のところが赤いです」 大きさ・痛み・現在の対応がない ◯◯様、左前腕の刺入部の周囲に直径3cmの赤みと軽い腫れがあります。滴下は10時5分に止めています。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

B欄が抜けているときの15組

B欄が抜けると、相手は「それは普段と違うのか」を確かめるために質問を重ねます。下の右の列は、いずれも「普段は◯◯」と「前回は◯◯」の2つを含んでいます。この2つが入っていれば、B欄はほぼ機能します。

実際に口にされる一行(悪い例) 何が足りないか そのまま読み上げられる完成文(良い例)
「前から少しあったんですけど」 「前」がいつか分からない 普段のこの時間の体温は36.4度前後です。前回同じ値が出たのは8月10日23時です。
「いつもと違うんです」 いつもがどうなのかが示されていない 普段は6時の声かけでご自身で起き上がられます。昨日6時も同じでした。
「もう何日か続いていて」 日数が特定されていない 8月12日から3日間、6食すべてで主食が3割を下回っています。それ以前は6食とも10割でした。
「薬は飲んでいます」 誰がいつ確認したかがない 朝食後の内服は、本日8時15分に職員が飲み込みまで確認しています。
「処置はしてあります」 いつ・どの手順で行ったかがない 指示いただいている創部の処置は、本日9時に8月1日付の手順どおり行っています。
「この前も同じことがありました」 時期と、そのときの対応がない 同じ訴えは6月20日にもあり、そのときは受診で経過を見ることになりました。
「ご家族はいないです」 日中と夜間の別、来訪の予定がない 日中は独居で、ご長女が本日18時に来られる予定です。
「最近、水分が少ないです」 量と期間がない 昨日の水分は900ml、本日は12時までで250mlです。普段の同時刻は600ml前後です。
「体重も減っています」 いつの値と比べたのかがない 体重は8月1日42.0kg、本日8月14日は41.0kgです。同じ体重計、同じ時刻に測っています。
「受診はしています」 いつ・どこ・次回の予定がない 前回の受診は8月4日、◯◯クリニックです。次回は8月25日10時の予定です。
「夜は寝ていました」 確認した時刻がない 昨夜の巡回は22時・0時・2時・4時で、いずれも閉眼、体動がありました。
「マットは変えていません」 いつからの状態かがない 使用しているマットレスは6月の導入から同じもので、夜間の体位変換は2時間ごとに記録に残しています。
「もう対応はしました」 誰が何時に何をしたかがない 13時に姿勢を変え、13時30分に再度測っています。対応したのは私、介護職員の◯◯です。
「前回の訪問では大丈夫でした」 「大丈夫」の中身がない 前回の訪問は8月11日10時で、そのときは創部に赤み・腫れともにありませんでした。
「指示は前にもらっています」 いつ・どの内容かがない 指示書は8月1日付でいただいており、期間は記録で管理しています。処置の内容に変更はありません。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

R欄が終わっていないときの15組

R欄の失敗は、たいてい「相手」「期限」「自分がやること」のどれかが抜けているだけです。右の列は、その3つを必ず含んでいます。依頼を1つに絞ることも大事で、3つ並べると、いちばん大事な1つが埋もれます。

実際に口にされる一行(悪い例) 何が足りないか そのまま読み上げられる完成文(良い例)
「よろしくお願いします」 依頼の中身がない 本日中に一度、往診についてご相談させてください。こちらは16時に再度測り、結果をお伝えします。
「様子を見ておきます」 何を、いつ見るかがない 本日は10時・14時・18時に検温し、その都度記録に残します。18時の値は、こちらからご連絡します。
「早めにお願いできますか」 期限が時刻になっていない 本日17時までにご返答をいただけますか。17時を過ぎる場合は、待機の看護師へ相談します。
「先生に伝えておいてください」 相手が特定されず、誰も動かない 看護師の◯◯さんから、主治医の◯◯先生へ本日中にお伝えいただけますか。伝えた時刻を記録にご記入ください。
「どうしましょうか」 提案がなく、相手に丸投げしている 往診をお願いするか、明日の予約を早めるか、どちらがよろしいでしょうか。ご家族の送迎は15時以降であれば可能です。
「気にしておいてください」 何をするかが決まらない 20時の更衣の際に、右前腕の内出血が広がっていないかを確認し、記録に残してください。
「あとで連絡します」 いつ・誰が・どこへかが不明 私、◯◯から17時までに、事業所の代表番号へご連絡します。不在の場合は管理者へおつなぎください。
「みなさんで見ておいてください」 担当が決まらず、誰も見ない 日勤帯の担当である◯◯さんが、10時・14時・18時に確認してください。記録は本日欄にお願いします。
「たぶん大丈夫だと思うので」 依頼を取り下げてしまっている 念のため、本日中に一度ご確認をお願いします。こちらは12時に再度測り、結果をお伝えします。
「必要なら来てください」 判断の条件が相手任せ ご判断のうえ、往診が可能であれば時刻をお知らせください。難しい場合は、こちらでとるべき対応をご指示ください。
「一応、報告まで」 報告なのか依頼なのかが分からない 本件は報告のみで、対応のご指示は不要です。次回の訪問は8月16日10時で、そのときの状態をあらためてお伝えします。
「お手すきのときで結構です」 期限がなく、翌日以降に流れる 本日17時までにご返答いただけると、明日の訪問の調整が間に合います。難しい場合は、明朝9時までにお願いします。
「あと、◯◯様と◯◯様のこともお願いします」 依頼が複数で、焦点が定まらない 本件のご依頼は1つです。◯◯様の本日の対応についてご指示をお願いします。他の2名については、あらためてご連絡します。
「分かりました」(それだけで電話を切る) 受けた内容の確認をしていない 復唱します。18時に再度測り、同じであれば明朝ご連絡、でよろしいでしょうか。この内容は記録に残します。
「では、そのようにします」 誰が何をするかが決まっていない こちらは18時の再検温までを担当します。ご家族への連絡は生活相談員の◯◯が本日15時に行います。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

事業所にSBARを定着させる|様式の完成例と、運営指導で見られる連絡の記録

SBARは、研修で説明した翌週には忘れられます。定着するのは、覚えなくても目に入る場所に、埋める欄があるときだけです。この章では、そのまま印刷して使える様式の完成例と、電話のそばに置く1枚、新人への渡し方、そして運営指導で実際に確認される「連絡の記録」を並べます。

そのまま印刷して使うSBAR様式の完成例(記入欄つき)

電話をかける前に、この用紙を3分で埋めます。埋まらない欄が、まだ確認できていないことです。使い終わった用紙はそのまま記録の下書きになるので、記録に転記したあとの扱い(保管するか、破棄するか)を事業所で決めておいてください。

書き出しの言葉(この続きを埋める) 記入欄
日付・時刻・記入者   月  日  時  分/記入者(職種・氏名) (          )
連絡先 (医療機関名・所属)の(職種・氏名)へ、(電話・面談・書面)で (          )
急ぎ度 急ぎ/急ぎでない。返答をいただきたい時刻は  時  分 (          )
S|状況 ◯◯様、(時刻)に、(見た事実・測った値)です。今は(現在の様子)です。 (          )
S|本人の言葉 ご本人は「     」とおっしゃっています。 (          )
S|すでにしている対応 (時刻)から(対応)を行っています。 (          )
B|普段の状態 普段の(同じ時間帯・同じ場面)は( )です。 (          )
B|直近の経過 (月日・時刻)は( )でした。違いが出たのは(月日・時刻)ごろからです。 (          )
B|内服・処置 (内服・処置)は(時刻)に(実施済み・未実施)です。確認者は( )です。 (          )
B|受診 前回の受診は(月日・医療機関)、次回は(月日・時刻)です。 (          )
A|差と時間 普段との違いは( )で、(時間)続いています。(増えて・減って・変わらず)います。 (          )
A|いちばんの気がかり いちばん気になっているのは( )です。 (          )
A|確認できていないこと ( )は、まだ確認できていません。 (          )
R|依頼 (相手)に、(時刻)までに、(依頼の内容)をお願いします。 (          )
R|自分がやること こちらは(時刻)に( )を行い、結果をお伝えします。 (          )
R|つながらないとき (時刻)までに連絡がない場合は、(相手)へ相談します。 (          )
受けた内容 (受けた指示・助言の内容をそのまま) (          )
復唱 復唱し、内容の一致を確認した(済・未) (          )
次にすること 担当( )が、(時刻)までに( )を行う (          )
他への連絡 家族( 時 分・相手  )/介護支援専門員( 時 分・氏名  ) (          )
記録への反映 反映した記録の名称と、入力した時刻 (          )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

電話のそばに貼る1枚(読み上げの順番だけ)

様式は3分で埋めるためのもの、この1枚は受話器を持ってから目で追うためのものです。文字は少ないほど機能します。

言う内容 言い忘れやすい一語
1 事業所名・職種・氏名 職種(看護師か介護職か)
2 急ぎか、急ぎでないか この一語がないと後回しになる
3 利用者の氏名 フルネーム
4 時刻+見た事実・測った値 分まで
5 今の様子と、すでにしている対応 対応を始めた時刻
6 普段は、どうか 「普段は」の一言
7 前回はいつ、どうだったか 日付
8 内服・処置は、いつ、誰が確認したか 確認した人
9 普段との差と、続いている時間 時間の長さ
10 いちばん気になっている点(1文) 1つに絞る
11 まだ確認できていないこと 黙って飛ばさない
12 依頼+期限+自分がやること 期限を時刻で
13 復唱 「復唱します」から入る
14 記録に残す旨 切る前の最後の一言

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

新人研修での渡し方(8回に分けて渡す)

SBARを1回の研修で全部教えると、覚えるのは4文字だけになります。8回に分け、毎回1つの欄だけを扱うほうが定着します。下は、1回15分で回す構成です。

扱う内容 その場でやること 持ち帰るもの
1 4欄が答えている問い 受け手役と報告役に分かれ、S抜きの報告を聞いてみる 読み上げの順番の1枚
2 S欄|時刻と値を必ず入れる 直近の自分の申し送りを、S欄だけ書き直す S欄の要素表
3 B欄|「普段は」を言う練習 担当する利用者3名の「普段」を書き出す B欄の要素表
4 A欄|判断の言葉を事実の言葉に置き換える 言い換えの表から5組を選び、自分の言葉で言い直す 言い換えの表
5 R欄|相手・期限・自分がやること 依頼を1文で言い切る練習を3回 R欄の要素表
6 復唱と記録 受けた指示を復唱し、記録の文に直す 記録への書き換えの表
7 相手が変わるときの組み替え 同じ出来事を、医師・家族・介護支援専門員の3通りで言う 相手別の完成文の表
8 実際の場面での振り返り 直近1か月の報告から2件を選び、4欄に分解する 振り返りの用紙

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

R欄の相手は、サービス種別によって違う|標準確認項目の比較(38種別)

ここは事業所ごとに決めるものではなく、国が示している確認項目そのものが種別で違うところです。厚生労働省の運営指導マニュアルの標準確認項目・標準確認文書(別添1)を全38サービス分読むと、「緊急時等の対応」の確認項目に現れる連絡先が、「主治の医師」だけの種別「主治の医師又は協力医療機関」の種別、そして「配置医師と連携」の種別に分かれます。さらに、この確認項目そのものが置かれていない種別もあります。

SBARのR欄に書く相手は、この違いに合わせて変わります。自事業所の種別の行を見て、いちばん右の欄に、実際の連絡先の名称を書き込んでください。なお、記載の有無は別添1の当該項目についてのものであり、他の項目や各自治体の様式で別途求められる内容を否定するものではありません。

サービス種別 別添1「緊急時等の対応」の確認項目に現れる連絡先 標準確認文書 自事業所の連絡先(記入欄)
訪問介護 主治の医師に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
訪問入浴介護 主治の医師又は協力医療機関に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
訪問看護 主治の医師に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
訪問リハビリテーション 「緊急時等の対応」の確認項目なし (別添1の当該項目に記載なし) (      )
居宅療養管理指導 「緊急時等の対応」の確認項目なし (別添1の当該項目に記載なし) (      )
通所介護 主治の医師に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
通所リハビリテーション 主治の医師に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
短期入所生活介護 主治の医師又は協力医療機関に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
短期入所療養介護 「緊急時等の対応」の確認項目なし (別添1の当該項目に記載なし) (      )
特定施設入居者生活介護 主治の医師又は協力医療機関に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
福祉用具貸与 「緊急時等の対応」の確認項目なし (別添1の当該項目に記載なし) (      )
居宅介護支援 「緊急時等の対応」の確認項目なし (別添1の当該項目に記載なし) (      )
介護老人福祉施設 配置医師と連携をとっているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
介護老人保健施設 「緊急時等の対応」の確認項目なし (別添1の当該項目に記載なし) (      )
介護療養型医療施設 「緊急時等の対応」の確認項目なし (別添1の当該項目に記載なし) (      )
介護医療院 「緊急時等の対応」の確認項目なし (別添1の当該項目に記載なし) (      )
介護予防訪問入浴介護 主治の医師又は協力医療機関に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
介護予防訪問看護 主治の医師に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
介護予防訪問リハビリテーション 「緊急時等の対応」の確認項目なし (別添1の当該項目に記載なし) (      )
介護予防居宅療養管理指導 「緊急時等の対応」の確認項目なし (別添1の当該項目に記載なし) (      )
介護予防通所リハビリテーション 主治の医師に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
介護予防短期入所生活介護 主治の医師又は協力医療機関に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
介護予防短期入所療養介護 「緊急時等の対応」の確認項目なし (別添1の当該項目に記載なし) (      )
介護予防特定施設入居者生活介護 主治の医師又は協力医療機関に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
介護予防福祉用具貸与 「緊急時等の対応」の確認項目なし (別添1の当該項目に記載なし) (      )
介護予防支援 「緊急時等の対応」の確認項目なし (別添1の当該項目に記載なし) (      )
定期巡回・臨時対応型訪問介護看護 主治の医師に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
夜間対応型訪問介護 主治の医師に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
認知症対応型通所介護 主治の医師に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
小規模多機能型居宅介護 主治の医師又は協力医療機関に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
認知症対応型共同生活介護 主治の医師又は協力医療機関に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
地域密着型特定施設入居者生活介護 主治の医師又は協力医療機関に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
地域密着型介護老人福祉施設入居者生活介護 配置医師と連携をとっているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
看護小規模多機能型居宅介護 主治の医師に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
地域密着型通所介護 主治の医師に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
介護予防認知症対応型通所介護 主治の医師に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
介護予防小規模多機能型居宅介護 主治の医師又は協力医療機関に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )
介護予防認知症対応型共同生活介護 主治の医師又は協力医療機関に連絡しているか 緊急時対応マニュアル/サービス提供記録 (      )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

運営指導で実際に見られている「連絡・報告の記録」(公表事例)

SBARそのものが運営指導の対象になるわけではありません。見られるのは、連絡・報告を行った事実と、その記録です。下は、各自治体が公表している資料に実際に示されている指摘・指導の内容から、報告と連絡に関するものを抜き出したものです。いずれも「報告していない」ではなく「記録が確認できない」という形で並んでいる点に注目してください。

公表されている内容 公表している自治体・資料 確認される書類 SBARのどの欄が記録に落ちていれば残るか
医療サービスを居宅サービス計画に位置付けたが、主治の医師等の指示があること等を確認した記録がなかった 姫路市「令和6年度以前実地指導結果(指定基準等)」 居宅介護支援経過(第5表)、主治医意見の記録・情報提供書 R|受けた内容と、確認した日時・相手
医療系サービスを位置付けた計画について、主治の医師等の指示を確認できる記録がない/計画を主治の医師に交付していない 宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(居宅介護支援・介護予防支援に関する事項)」 支援経過、主治医意見書・指示が分かる記録、交付の記録 R|依頼・交付した事実と、その日時・手段
医療サービスの利用開始にあたり、主治の医師の意見を求めたことが確認できないケースがある 浜松市「令和6年度における主な指摘事項及び助言事項」 支援経過記録、意見照会および回答の記録 R|照会した日時・相手・手段と、受けた内容
主治の医師等に意見を求め計画を作成した際に、当該計画を主治の医師等に交付していたか記録上確認できなかった 豊島区「居宅介護支援事業所への運営指導で『改善を要する』と指摘された事項について(令和4年度)」 居宅サービス計画、支援経過、交付の記録 R|交付した事実と、受領の確認
居宅サービス計画を主治の医師等に交付したことが確認できない事例が認められた 広島市「令和7年度運営指導の指摘事項等について」 計画の写し、送付記録・送付状控え、支援経過 R|交付の日時・方法・宛先
医療機関に情報提供を行ったが、記録していない 青森県三戸町ウェブサイト掲載 集団指導資料「運営指導における指摘事項(居宅介護支援)」 支援経過(日時・場所・内容・提供手段)、情報提供書の控え S・B|伝えた内容/R|手段と日時
他機関と連携した際に到着の確認をしていなかった。又はその記録がなかった 横浜市健康福祉局介護事業指導課「令和7年度 横浜市介護サービス事業者等集団指導講習会資料(各サービス共通編)」 支援経過、情報提供書の控え、送信記録および到着確認の記録 R|相手が受け取ったことの確認
情報提供を行った際、先方が受け取ったことが明確でない事例 広島市「令和7年度運営指導の指摘事項等について」(同旨:大阪市 令和8年度集団指導資料 居宅サービス編) 情報提供書の写し、受領確認の記録、支援経過 R|受領の確認と、その時刻
事故発生時に、利用者家族や介護支援専門員等に連絡した記録が残されていない 宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(各サービスに共通する事項)」 事故報告書、家族・介護支援専門員への連絡記録 R|家族・介護支援専門員への連絡の日時と内容
事故の状況や講じた処置を記録しておらず、詳細・対応・再発防止策が不明確 東京都「運営指導における主な指摘事項」(訪問看護) 事故報告書・ヒヤリハット報告書 S・B|状況と経過/R|講じた対応
骨折等の事故が発生していたが保険者へ報告していない/報告が必要な事故の程度を把握していない 仙台市介護事業支援課「令和6年度 運営指導方針・令和5年度 運営指導結果等【居宅サービス指導係 所管サービス】」 事故報告書、保険者への提出控え、連絡記録 R|保険者への報告の要否の確認と、報告の記録
誤薬について事故報告書が提出されていない/事故報告書を提出すべき案件をヒヤリハットで処理している 津山市環境福祉部高齢介護課「令和5年度 津山市 地域密着型サービス事業者 集団指導資料」 事故報告書(提出控え)、ヒヤリハット記録、服薬管理記録、相談記録 S|起きた事実/R|相談した相手と時刻
理学療法士等による訪問について、口頭で説明しているが、同意を得たことを確認できる記録がない 静岡市「介護サービス事業者の指導監督(運営指導における主な指摘・助言事項等一覧)」 訪問看護計画書、訪問看護記録書、説明・同意の記録 R|説明した内容と、同意を得た事実の記録
主治医の訪問看護指示書が確認できない・受領が遅い/指示書の有効期限が切れている 神戸市「介護保険サービス事業運営上の留意事項(居宅通所)」(令和7年3月) 訪問看護指示書、特別訪問看護指示書、訪問看護計画書 R|期間の管理と、更新を依頼した記録
サービス提供開始後に指示書の交付を受けていた/文書による指示なく訪問していた 東京都「運営指導における主な指摘事項」(訪問看護) 訪問看護指示書・訪問看護記録書 R|指示を依頼した日時と、受領した日時
ターミナルケアについて、計画および支援体制の説明と同意が確認できない/記録の確認ができない事例 千葉市「令和7年度の運営指導における主な指導事項について」 計画書、説明・同意の記録、訪問看護記録書、主治医との連携記録 S・B|経過/R|説明・同意・連携の記録
ヒヤリハット事例の報告を増やすこと(介護事故の件数よりヒヤリハット報告の件数の方が少ない事例) 名古屋市「運営指導に係る主な指摘事項(介護保険施設版)」(令和5年1月5日) ヒヤリハット報告書、事故報告書、委員会の議事録 A|気がかりの段階で報告を上げる習慣

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

これらの公表事例が示しているのは、「連絡したかどうか」ではなく「連絡した事実が記録から読み取れるかどうか」が見られているということです。SBARのR欄を、依頼で終わらせず、受けた内容・復唱・相手の受領の確認・記録への反映まで含む形にしておくと、そのまま記録に落ちます。なお、報告の要否・様式・提出先は保険者(指定権者)により異なりますので、所在地の保険者が公表する資料をご確認ください。また、介護保険法に基づく届出書類の作成・提出代行は社会保険労務士の業務です。

1か月に1回の振り返り(記入欄つき)

定着しているかどうかは、研修の回数ではなく「先月の報告のうち、4欄が揃っていたものが何件あったか」で分かります。下の表を月に1回、10分で埋めてください。埋められないこと自体が、記録が足りていないという事実を示します。

見る項目 数え方 先月(記入欄) 今月(記入欄) 気づいたこと(記入欄)
医師・医療機関へ報告した件数 記録から、報告の記載がある件を数える (  件) (  件) (      )
そのうち、報告した時刻が分まで書かれていた件数 記録の記載を確認 (  件) (  件) (      )
そのうち、相手の氏名まで書かれていた件数 記録の記載を確認 (  件) (  件) (      )
そのうち、受けた内容が書かれていた件数 記録の記載を確認 (  件) (  件) (      )
そのうち、次にすることが担当と期限つきで書かれていた件数 記録の記載を確認 (  件) (  件) (      )
家族へ連絡した記録がある件数 記録の記載を確認 (  件) (  件) (      )
介護支援専門員へ連絡した記録がある件数 記録の記載を確認 (  件) (  件) (      )
連絡がつかず、次の手順に移った件数 手順書に沿った対応の記録を確認 (  件) (  件) (      )
SBAR様式の用紙を使った件数 使用済みの用紙を数える (  件) (  件) (      )
振り返りで取り上げた事例 2件を選び、4欄に分解して共有する (      ) (      ) (      )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

よくある質問

SBARを使い始めた事業所から実際に出てくる質問を、そのまま並べています。「AとRが書けない」に関するものが大半です。

質問 考え方 そのまま使える言い方・進め方
SBARは何の略ですか Situation(状況)・Background(背景)・Assessment(評価)・Recommendation(提案・依頼)の頭文字です。覚えるべきは綴りではなく、各欄が答えている問いです。 「今どうなっているか」「そこまでの経過」「私が気にしている点」「お願いしたいこと」の4つ、と覚える
介護職がAを書いてよいのですか 書けます。ただし書くのは判断ではなく、普段との差です。病名や治療の要否は職種を問わず書きません。 「普段は◯◯ですが、本日は◯◯です。◯時間続いています」
Aで何も思いつかないときは 差・時間・方向の3つを機械的に埋めれば、A欄は成立します。気がかりが言葉にならないときは、確認できていないことを言えば十分です。 「普段との違いは◯◯で、◯時間続いています。血圧はまだ測れていません」
Aは飛ばしてもよいですか 飛ばすと、報告が事実の羅列になり、相手はどこに注目すべきか分かりません。1文でよいので置いてください。 「いちばん気になっているのは◯◯です」の1文だけでも入れる
忙しくて4欄をそろえる時間がありません そろえるのは3分です。そろえずにかけた電話は、聞き返しで5分以上かかります。まずS欄の時刻と値だけでも先に書いてください。 用紙の上3行(時刻・値・普段)だけを埋めてから受話器を取る
相手から「で、どうしたいの」と言われます R欄が抜けているか、依頼が複数あるためです。依頼は1つに絞り、期限を時刻で言います。 「本日17時までに、◯◯についてご指示をいただけますか」
医師に提案してよいのでしょうか Rは治療の決定ではなく、してほしいことの提示です。選択肢を2つ並べて選んでもらう形にすると、提案でも押しつけになりません。 「往診いただくか、明日の予約を早めるか、どちらがよろしいでしょうか」
数値の目安が分からないので報告してよいか迷います 目安は事業所と主治医から示されるものです。示されていない場合は、そのこと自体を相談してください。 「報告の目安をお示しいただけますか。用紙に記入して全員で共有します」
報告するほどでもない気がして迷います 迷った時点で、A欄に書ける材料があります。「報告のみで、指示は不要です」と最初に言えば、相手の負担も小さくなります。 「本件は報告のみで、ご指示は不要です」
電話がつながらないときは つながらない時間が、そのままリスクになります。何分待って次にどこへかけるかを、あらかじめ決めておきます。 手順書に「◯分で管理者へ」「◯分で待機看護師へ」と時刻で書いておく
受けた指示の内容を覚えきれません 復唱は、覚えるためではなく、その場で記録するための時間稼ぎにもなります。復唱しながら書いてください。 「復唱します。( )でよろしいでしょうか」と言いながら用紙に書く
記録にはSBARの4欄をそのまま書けばよいですか 記録は様式の欄立てに従います。4欄の中身を、様式の各欄へ振り分けてください。 本記事の「記録のどの欄に入るか」の表を、様式のそばに貼る
申し送りも全部SBARにすべきですか 全件をSBARにすると時間が伸びます。次の帯に判断や対応を頼む件だけを4欄にし、他は一覧で流します。 申し送りの冒頭で「4欄で伝えるのは◯件です」と件数を宣言する
家族にもSBARで話すのですか 4欄の順番は同じですが、A欄から専門用語を外し、R欄を相談・確認の言い方に変えます。 「私たちが気にしているのは◯◯です。◯◯についてご相談させてください」
言葉で訴えられない方の場合、S欄に何を書きますか 本人の言葉の代わりに、表情・動き・場面を書きます。同じ介助の同じ場面での違いが手がかりになります。 「おむつ交換の際に眉を寄せ、腰を引く動きが3回ありました。先週は同じ介助でこの動きはありませんでした」
夜間に判断を求められるのがつらいです Rに「自分がやること」と「つながらないときの次の手」を入れておくと、判断を1人で抱えずに済みます。 「こちらは◯時に再度確認します。◯時までにご連絡がない場合は、待機の看護師へ相談します」
報告のあと、誰まで伝えればよいですか 相手ごとにR欄が変わります。医師・家族・介護支援専門員・他の事業所のうち、必要な相手を報告の直後に決めます。 用紙の下段に「家族( 時 分)」「介護支援専門員( 時 分)」の欄を作る
事業所に定着しません 研修の回数ではなく、用紙が電話のそばにあるかどうかで決まります。月に1回、記録から4欄の充足を数えてください。 本記事の「1か月に1回の振り返り」の表を、そのまま月次の様式にする

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

出典

出典:厚生労働省ウェブサイト(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001281524.pdf)/公共データ利用規約(第1.0版)

本ページは上記を当社が編集・加工したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。各自治体の公表資料についても同様に当社が編集・加工したものであり、当該自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な取り扱いは保険者(指定権者)にご確認ください。

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介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。

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