公開:2026年11月8日/出典:厚生労働省 令和7年度 全国介護保険・高齢者保健福祉担当課長会議資料(社会・援護局福祉基盤課福祉人材確保対策室)、受験料改定のお知らせ
要点(3行)
- 介護福祉士国家試験は、試験を3つのパートに分けて合否を判定する「パート合格」の仕組みを、令和7年度試験(令和8年1月25日実施)から始めました。
- あわせて、特定技能の在留期間(通算5年)が終わる直前の国家試験で全パートを受け、一定の要件を満たした方は、最長1年間の在留期間の延長ができるようになりました。
- 特定技能の試験の名前が令和8年度から変わり、受験料は令和8年4月以降に実施する試験から、それぞれ1,000円から2,000円になります。
何が出たか
| 項目 | 一次資料に書かれていること |
|---|---|
| 出したところ | 厚生労働省 社会・援護局 福祉基盤課 福祉人材確保対策室。令和7年度 全国介護保険・高齢者保健福祉担当課長会議資料(令和8年3月) |
| パート合格の目的 | 介護福祉士国家試験は、実務経験3年等を経た実務経験ルートでの受験者が8割以上を占め、働きながら学ぶことの両立が課題との声がある。そのため、質を下げずに、より受験しやすい仕組みとして導入した |
| パート合格の始まり | 令和7年度試験(令和8年1月25日実施)から。令和8年度試験からは、合格したパートの受験免除が始まる |
| 特定技能の在留期間の延長 | 令和7年度試験から、特定技能の在留期間(通算5年)が終わる直前の国家試験で全パートを受け、①その試験で1パート以上合格している、かつ ②その試験で総得点に対する合格基準点の8割以上の得点がある、等の一定の要件を満たした方について、最長1年間の延長を可能とした |
| 自治体へのお願い | この仕組みを、管内の施設・事業所と養成施設等へ周知すること |
試験の名前と受験料(令和8年4月から)
介護分野で特定技能1号の在留資格で受け入れる外国人は、原則として、技能と日本語の2つの評価試験などに合格する必要がある、と資料にあります。この2つの試験は、試験名を全分野で統一すべきという有識者会議の意見を受けて、名前が変わります。受験料は、受験者数の増加や運営コストの上昇を踏まえて見直されました。
| 今までの名前 | 変更後の名前(R8.4〜) | 受験料(改定前→改定後) |
|---|---|---|
| 介護技能評価試験 | 介護特定技能評価試験(技能) | 1,000円 → 2,000円 |
| 介護日本語評価試験 | 介護特定技能評価試験(日本語) | 1,000円 → 2,000円 |
- 改定後の受験料は、令和8年4月以降に実施する試験の分から使われます。厚生労働省のお知らせでは「1,000円程度」「2,000円程度」と書かれ、申し込んだ日ではなく、受験日に応じた価格になると書かれています。
- 試験を行う厚生労働省の補助事業の名前も「介護特定技能評価試験実施事業」になります。
一次資料:令和7年度 課長会議資料 福祉人材確保対策室-1(PDF)/令和7年度 全国介護保険・高齢者保健福祉担当課長会議資料(厚生労働省)/介護技能評価試験及び介護日本語評価試験の受験料改定について(厚生労働省)
事業所で確かめること
- 特定技能で働く職員がいる場合、通算の在留期間がいつ終わるかと、その直前の国家試験の時期を、本人と一緒に見ておくと準備がしやすくなります。延長の要件の細かい点は、資料の参考URL(「特定技能1号」外国人の通算在留期間の延長に関する措置のページ)をご確認ください。
- 延長の手続きや在留資格の個別の扱いは、出入国在留管理庁や登録支援機関などの案内をご確認ください。この記事は個別の判断をするものではありません。
- これから特定技能の試験を受ける方を受け入れる予定があるときは、試験名が変わっていることと、受験日で受験料が決まることを、募集の案内に反映しておくと行き違いを防げます。
- パート合格は特定技能の方だけの仕組みではありません。実務経験ルートで受験する職員にも、合格したパートの受験免除が令和8年度試験から始まることを伝えておくと、学習の計画が立てやすくなります。
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更新履歴:初版。延長の要件や試験の案内が更新されたときは、この記事を更新します。
この記事の執筆・編集
介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)
介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。






