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令和9年度改定 小規模多機能の論点|第269回分科会の3つの論点と対応案

公開:2026年11月7日/出典:社会保障審議会 介護給付費分科会(第269回)資料2・(第257回)資料1

これは審議の途中の「論点」です。決まった内容ではありません。決まったときはこの記事を更新します。

要点(3行)

  • 令和8年10月9日の介護給付費分科会(第269回)に、資料2「小規模多機能型居宅介護(改定の方向性)」が出されました。
  • 論点は3つ。①独居・認知症高齢者への対応、②安定的な事業運営のための職員配置と利用者確保への対応、③住まいの形態に合わせたサービス提供に係る報酬の在り方です。
  • 対応案として、地域の多様な主体・資源との連携体制づくりの評価や、要介護1・2と要介護3以上の単位数のバランスなど基本サービス費の在り方を「検討してはどうか」と示しています。

何が出たか

項目 一次資料に書かれていること
会議 社会保障審議会 介護給付費分科会 第269回(令和8年10月9日)。資料1〜4で、定期巡回・随時対応型訪問介護看護及び夜間対応型訪問介護、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護、認知症対応型共同生活介護が出された
資料 資料2「小規模多機能型居宅介護(改定の方向性)」。中身は「これまでの分科会における主なご意見」「論点及び対応案」「参考資料」
前の回の資料 第257回の資料1「小規模多機能型居宅介護」。「現状と課題及び論点」として、サービス提供体制の確保の方策、在宅生活継続の受け皿としての役割と評価、算定率が低い加算や算定率の高い加算の扱いを挙げていた
今の利用者像(第257回の資料) 要介護3〜5の利用者は42.9%、平均要介護度は2.4。独居が約46%、認知症高齢者の日常生活自立度Ⅲ以上の利用者は約37%

論点と対応案の一覧

論点 資料に書かれていること(要約)
①独居・認知症高齢者への対応(見守り・生活相談等) 身寄りのない独居高齢者などの生活全体を支えるため、生活支援や権利擁護、民間サービスなど地域の多様な主体・資源と連携体制を作ることへの評価をどう考えるか。看護小規模多機能型居宅介護も同様に検討してはどうか
①軽度者の早期受け入れと状態の維持 「通い」「訪問」の利用回数のうち要介護1・2の利用者の割合は高いが、基本サービス費の単位数は要介護3以上より低く、差に開きがある。要介護1・2と要介護3以上の単位数のバランス等、基本サービス費の在り方を検討してはどうか
②利用者の増減に応じた柔軟な配置 人員配置は前年度の平均利用者数等で算定する。急激な利用者数の減少があった場合の「前年度の平均値」の解釈をどう考えるか。新設時は通いの利用定員の90%に相当する配置が基本で、開設後6か月までは届け出た利用者数(3人以上)による配置が認められている。横断的事項の分科会で議論を予定
②訪問職員の配置基準 訪問サービス利用者の有無にかかわらず日中1人以上の訪問従事者の配置が求められている。通いの配置(利用者3人に対し職員1人)を維持しつつ、同一法人内で訪問の体制がある場合等の配置の在り方をどう考えるか
②区域外のサービス提供 区域外指定を受けて複数の市町村にまたがってサービスを提供する事業所の評価の在り方をどう考えるか
③住まいの形態に合わせた報酬 同一建物等居住者への訪問について、高齢者住まいでのサービス提供の実態や経営への影響等を踏まえた在り方をどう考えるか。高齢者住まいに関する分科会で議論を予定

一次資料:第269回 資料2 小規模多機能型居宅介護(PDF)/第257回 資料1 小規模多機能型居宅介護(PDF)/第269回 介護給付費分科会 資料のページ

事業所で確かめること

  • 今の基本サービス費や同一建物の扱いは、現行の告示の定めによります。今回の資料は「どう考えるか」「検討してはどうか」の段階です。
  • 配置の論点(前年度の平均値の解釈・訪問職員の配置)は、別の回の分科会で議論する予定と書かれています。続きの資料が出たらご確認ください。
  • 区域外指定でサービスを提供している場合、貴事業所の指定・届出の状況を、指定を受けている市町村の案内でご確認ください。
  • 地域の多様な主体との連携の評価は、形がまだ決まっていません。今の連携先や取り組みを記録に残しておくと、決まったときに見比べやすくなります。

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更新履歴:初版。審議が進んだとき・改定の内容が決まったときは、この記事を更新します。

この記事の執筆・編集

介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。

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