看護師もPT・OT・STも、訪問中に記録が進む。私たちは神マナ一択です。
東京都の江東区と墨田区で、訪問看護リハビリステーションを運営する株式会社Olea。看護師と、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が、同じ利用者さまのお宅に交互に伺う体制です。2026年8月に神マナを試し始め、9月からは事業所全体で使っています。何が変わったのか、取締役で江東の管理者の井上弘子さんに伺いました。
株式会社Olea オリーブ訪問看護リハビリステーション
取締役/江東 管理者 井上 弘子
5社ほど比べて、ダントツだった
私は取締役として経営を見ながら、江東の管理者として現場の訪問にも出ています。
記録のサービスは、5社ほど比べました。最初にWebミーティングでお話ししたのは8月の途中です。その中で神マナは、ダントツで早く、私たちに合う形に作っていただけました。「こんなことはできますか?」と聞くと、「できます」と返ってくる。その手応えがあったので、8月に3名で試し、9月からは江東・墨田の事業所全体で使っています。
正直に言うと、最初は料金が安すぎて不安にも思いました。でも、公開されている情報を読むと共感する内容がたくさんあり、ビジョンや考え方も、うちの会社に合っていると感じました。
導入してすぐ、スタッフと神マナの担当の方を一つのLINE WORKSのグループでつなぎました。気づいたことは、その場で書き込む。iPadで画面の下のボタンが押せない、と伝えたときは、翌日のアップデートで直っていました。
看護とリハビリ、職種ごとに記録書Ⅱが変わる
訪問看護の記録は、看護師とリハビリ職とで書く中身がまったく違います。神マナでは、記録書Ⅱを看護・PT・OT・STの職種ごとに作り分けられます。前回の記録を写すときも同じ職種の記録だけを写すので、看護とリハビリの書き方が混ざりにくくなりました。
観察記録も、次に入る人がパッと状況をつかめる形にしてもらいました。変化のあったことを先に書き、最後に「次回:」で次の訪問でやることを書く形です。
看護師は、バイタルや症状の変化、服薬や処置の内容を。PTやOTは、動作や可動域、歩行の様子を。STは、嚥下や発話の様子を。職種ごとに見るところが違うので、それぞれの書き方に合った下書きが出てくるのが助かっています。
「いつも素早い対応をしていただけて感謝しています! 全員が使って楽だと思えるようにしていけたらと考えていて、使ってみての要望を集めているところです。」
── 井上さん(9月9日)
訪問のあとではなく、訪問中に
一番変わったのは、記録を作るタイミングです。訪問が終わってから思い出して書くのではなく、訪問中に文字起こしを回しっぱなしにしておけます。長く回し続けても止まりにくい作りで、回した時間で料金が増えることもありません。録音は、利用者さま・ご家族のご了承をいただいたうえで行っています。テレビやラジオの音が流れているお宅でも、放送の声を分けて、利用者さまとの会話から下書きを作ってくれます。
訪問を終えた時点で、記録書Ⅱの下書きがほぼできています。あとは確かめて直し、カイポケへ送るだけです。
使い始めてすぐの頃、「訪問先でラジオが流れていて、記録がうまく作られない」と相談したことがありました。その日のうちに、放送の声を別の話者として扱って除く改良が入りました。今では、記録書Ⅱのほとんどを「話して」作っています。9月の1か月だけで、江東と墨田あわせて1,300件を超える記録書Ⅱを神マナで作りました。使い始めた8月から10月26日までで、2,500件を超えます(神マナの記録から数えた件数)。
計画書も、報告書も、評価も
記録書Ⅱだけではありません。訪問看護計画書と訪問看護報告書も、日々の記録から自動で下書きが作られます。計画書の評価は、報告書の「病状の経過」から職種ごとに入ります。
月末月初は、報告書と計画書がまとめて押し寄せる時期です。白紙から書くのではなく、1か月分の記録をもとにした下書きを確かめて仕上げる形になり、その時期の重さがずいぶん変わりました。
書き方は事業所ごとに細かく設定できます。どの項目を前回から引き継ぐか、観察記録をどのくらいの長さにするか、評価をどう書くか。私たちの書き方に合わせて調整できるので、使うほど「うちの記録」になっていきます。
江東と墨田でも、設定は少しずつ違います。たとえば墨田では、ケアの項目は前回から引き継がず、精神科の評価(GAF)は月の初回だけ入れる、という決まりにしています。拠点ごとのやり方を変えずに、同じアプリで回せています。
ステーション会議の記録は、実用に向けて調整中
ステーション内の会議も、録音しておけば要点をまとめ、次の会議のアジェンダまで作れる機能があります。ただ、私たちの会議で実際に使うところまでは、まだ来ていません。いまは、会議で決まったことと次に誰が何をするかを、看護とリハビリで同じように共有できる形を目指して、神マナの担当の方と一緒に実用に向けて調整しているところです。
「神マナならなんでもできそうな気がして」
法人として提出する書類で、利用者さまを要介護度別に数えた人数が必要になったことがありました。介護保険の方は事務で数えられても、医療保険で訪問している方の分が出せない。神マナで出せないか、相談してみました。
「神マナならなんでもできそうな気がしてしまい、一応確認です。」
── 井上さん(10月1日)
すると、利用者一覧に「介護度別」の集計が足され、その月に実際に訪問した方を介護保険・医療保険に分けて数えられるようになりました。アプリで人数を確かめ、そのまま書類に書き写せました。
「やはり私の信じた神マナさんは素晴らしいですね!」
── 井上さん(10月6日)
無茶なお願いをしても、数日で反映されるのが本当に驚きです。言ったことが、すごいスピードで形になる。1か月、2か月で、驚くほど進化しています。今まで「欲しい」と思って諦めていたことも、お願いしたら「できる」になりそうな気がしています。
系列の居宅へ、そして展示会へ
「とても良いと感じたので、オリーブ居宅にも紹介しました!」
── 井上さん(9月9日)
10月のメディカルジャパン東京には、私たちのトップと一緒にブースへ伺いました。連携施設の医療法人社団オリーブ(今回神マナを始めたオリーブ居宅も入っている法人です)の刀禰智之理事長に、神マナをどうしても紹介したかったんです。
展示会でいろいろなブースを見ても、私たちは神マナ一択です(笑)。いま、医療で使っているモバカルとの連携も相談しています。
理念に基づいた看護のために
『オリーブの木』は、幸せを呼ぶ木ともいわれています。私たちは、住み慣れた環境でその人らしく、またご家族も幸せな生活を送れるように、心に寄り添った看護リハビリテーションを理念にしています。目的は、『自分や自分の家族も来てほしい』と思う訪問看護リハビリテーションを提供することです。
江東の管理者として、そして経営を預かる立場として、いちばん大事にしたいのは、スタッフが利用者さまとご家族に向き合う時間です。記録に追われる時間が減れば、そのぶん向き合えます。これからも事業所全体でAI・AX化を進め、より良い看護と医療の提供につなげていきたいと考えています。記録のAI化は、私たちにとってゴールではなく入口です。記録、計画、報告、会議と、事業所の仕事をひとつずつ見直していく。その相談相手がすぐそばにいることが、何より心強いと感じています。
神マナを、理念に基づいた看護の仕事に役立てながら、目的に近づけるよう、引き続き頑張っていきます。私たちも成長しながら、神マナの成長にも期待しています。認定パートナーとして、一緒に進化していきたいです。
記録に追われる時間を、
利用者さまとご家族に向き合う時間へ。
── 株式会社Olea オリーブ訪問看護リハビリステーション 取締役/江東 管理者 井上 弘子
※本稿は、井上様とのやり取りと展示会でお伺いしたお話をもとに当社が構成し、ご本人に内容をご確認いただいたうえで掲載しています。感想はご本人のものであり、効果は事業所の状況によって異なります。
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この記事の執筆・編集
介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)
介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。
監修:嶺井 美幸(看護師・訪問看護ステーション「訪問看護ようき」代表・株式会社ライフシフトCSO)












