【令和8年度】介護テクノロジー補助金の申請をサポート

ケアプラン作成AI・ケアマネ向けAIツールの選び方と比較(2026年)|7製品+汎用AIの公式記載を「作れる様式・入力方法・転記・料金の単位・無料範囲・データの扱い」で並べた対照表

ケアプラン作成を支えるAIの道具は、大きく「介護ソフト(請求一体型)に付いたAI機能」「ケアプランや記録の下書きを作る専用AI」「特定の介護ソフトへ転記までつなぐ連携型」「ChatGPTなどの汎用AI」の4つに分かれます。このページは、2026年9月時点で各社の公式サイトに書かれている事実だけを同じ列に並べ、選ぶときの軸を先に決めてから比べるための記事です。順位や優劣は付けません。当社の「居宅マナ」も他社と同じ行・同じ列で書きます。

この記事の要点|3行

  • 定義:「ケアプラン作成AI」は、アセスメントや会議の音声・過去記録から、居宅サービス計画書(第1表〜第5表)・アセスメント・モニタリング・担当者会議の要点などの下書きを作る道具の総称で、介護報酬の請求まで担う介護ソフトとは役割が違います。
  • この記事で分かること:9つの軸(作れる様式・入力方法・介護ソフトへの転記・料金の決まり方・無料で試せる範囲・データの保管と学習利用・対応端末・確定の仕組み・汎用AIとの違い)と、7製品+汎用AIの公式サイトの記載を並べた比較表4つ。
  • 結論の選び方:「いま使っている介護ソフトを変えるか、足すか」を先に決め、次に「AIが作るのはどの様式までか(第1表・第2表だけか、第4表・第5表・モニタリングまでか)」「できた下書きがどこへ行くか(転記の有無)」で絞り、最後に料金の単位(ケアマネの人数・作成回数・従量・拠点)を自事業所の規模に当てて試算します。

ケアプラン作成AI・ケアマネ向けAIツールとは|4つの型

「AIでケアプランが作れる」と書かれていても、AIが担っている仕事は製品ごとに違います。比較の前に、型を分けておきます。

担う仕事 特徴(公式サイトの記載から一般化) この記事で該当する製品
①請求一体型ソフトのAI機能 台帳・ケアプラン・提供票・給付管理・レセプトを持つ介護ソフトに、AI(予後予測・提案・音声要約)が付く 作った書類がそのまま請求に連動する。AIは自社機能の場合と提携先サービスの場合があり、後者は別料金になることがある AIケアプラン(ワイズマン・在宅ケアマネジメント支援システムSP)/カイポケ居宅介護支援のAI機能
②ケアプラン・記録の専用AI(独立型) アセスメントや録音から、第1表・第2表・議事録などの下書きを作る。介護ソフトとは独立 既存ソフトはそのまま。できた下書きを既存ソフトへ入れ直す作業が残る。ブラウザで動くものが多い SOIN/ミルモプラン/PlanMate/むすぼなAI
③連携型(AI+特定の介護ソフトへ転記) ②に加えて、特定の介護ソフトへの自動転記 既存ソフトを変えずに足す。転記先は製品ごとに決まっている(対応していないソフトでは転記は使えない) 居宅マナ(転記先はカイポケ)
④汎用AI 文章の作成・要約全般。ケアプランの様式は持たない 指示文(プロンプト)で文例や原案の文章を作る。様式への流し込み・転記・個人情報の扱いは利用者側の運用と各社の規約に委ねられる ChatGPT/Gemini/Claude/Copilot など

※型の分類は当社が公式サイトの記載をもとに整理したもので、各社の自称ではありません。1製品が複数の型にまたがる場合があります。カイポケは株式会社エス・エム・エスの登録商標です。当社は同社と資本関係にありません。

選び方の軸9つ|確認の仕方つき

比較表を見る前に、軸ごとに「自事業所ではどれが要るか」と「公式サイトや資料でどこを見れば確かめられるか」を決めておくと、営業資料の言葉に流されにくくなります。

問い 確認の仕方 自事業所の答え(記入欄)
1. 作れる様式の範囲 第1表・第2表だけか、第3表(週間サービス計画表)・第4表(担当者会議の要点)・第5表(支援経過)・アセスメント・モニタリングまで作れるか。介護予防支援計画表に対応するか 「作成できる書類」「対応帳票」のページで、様式名を1つずつ照合する。「ケアプラン対応」とだけ書かれている場合は、第何表を指すかを問い合わせる (        )
2. 入力方法 音声(訪問時の会話・担当者会議の録音)か、文字(アセスメントの項目入力)か、写真・ファイル(フェイスシートの画像・Excel・PDF)か 「入力方法」「使い方」の説明で、録音そのものを読み込めるのか、文字起こしした文章を貼るのかを読み分ける。会議のような長時間の音声に対応するかも見る (        )
3. できた下書きの行き先(転記) 介護ソフトへ自動で入るか、コピーして入れ直すか 「連携」「転記」「連動」の対象ソフト名が明記されているかを見る。「連携版」とだけある場合は対象ソフト名を確かめる。名前が無い連携は、自事業所のソフトでは使えない可能性がある (        )
4. 料金の決まり方 ケアマネの人数か、拠点の定額か、作成回数の上限つきか、使った文字量の従量か 料金ページの「単位」を確かめ、自事業所のケアマネ人数・月の作成件数を当てて年額で試算する。AI機能が別料金(オプション・提携先)かどうかも見る (        )
5. 無料で試せる範囲 期間で区切るか(初月・1か月・2か月)、人数の上限つきで期限なしか。カード登録が要るか 「無料体験」「トライアル」の条件(期間・上限・登録に必要なもの・終了後の扱い)を読む。実際の利用者の情報で試せるかを確かめる (        )
6. データの保管と学習利用 保管場所(国内か)、外部のAI事業者に送るか、入力内容がAIの学習に使われるか、個人情報を送る前に加工するか セキュリティ・プライバシーのページと利用規約を読む。「学習に利用しない」「目的外に利用しない」「個人を特定できない形に変換」などの文言の有無。記載が無ければ問い合わせて文書で受け取る (        )
7. 対応端末・OS iPhone・Android・iPad・PC(ブラウザ)のどれで動くか 「動作環境」でOS・ブラウザを見る。訪問先のスマートフォンで使うのか、事業所のPCで使うのかを先に決める (        )
8. 確定の仕組み(人が最後に見る) AIの下書きを、誰がいつ確認して確定するか。利用規約で最終判断の責任がどう書かれているか 「原案」「下書き」「確認」「承認」の流れが説明されているか。利用規約の免責条項(AI生成結果の最終判断は利用者が行う等)を読む (        )
9. 汎用AIとの違い 様式(第1表〜第5表)に沿って出るか、文章だけが出るか。個人情報を入れてよい契約か 汎用AIを使うなら、事業者向けプランの規約と学習利用の設定を確かめ、氏名・住所などを入れない運用を決める(後述の確認表) (        )

9つのうち、事業所ごとに答えが分かれるのは「1. 様式の範囲」「3. 行き先」「4. 料金の単位」です。介護ソフトを変えない前提なら、①の中の「自社ソフトのAI機能」か、②③で「転記の有無」を見ることになります。介護ソフトごと見直す前提なら、①の中でAIが何を作るかを見ることになります。

比較表①|基本情報(7製品+汎用AI・読みの五十音順)

ここから4つの表は、各社の公式サイトで2026年9月10日に確認できた記載を転記したものです。確認できなかった項目は「公式サイトに記載なし」と書いています。並びは製品名の読みの五十音順で、順位ではありません。

製品名 提供会社 公式サイトの説明(要約) 確認したページ
AIケアプラン(在宅ケアマネジメント支援システムSP) 株式会社ワイズマン ①請求一体型のAI機能 居宅介護支援向け介護ソフトに搭載されたAI機能。「株式会社シーディーアイの『SOIN(そわん)』と連携した機能」と記載 wiseman.co.jp(AIケアプラン・在宅ケアマネジメント支援システムSP・ニュース)
カイポケ居宅介護支援(AI機能) 株式会社エス・エム・エス ①請求一体型+提携先AI 台帳・アセスメント・ケアプラン・提供票・レセプトの介護ソフト。録音した音声をAIで要約し議事録・支援経過へ自動転記(「AI機能は提携先のサービス」と記載) ads.kaipoke.biz(居宅介護支援トップ・ケアプラン作成機能・料金・コラム)
居宅マナ(神マナ・ケアプランAI) 株式会社ライフシフト ③連携型 カイポケと連携できるAI記録アプリ。既存ソフトはそのままにアドオンで足す。7つの機能が1つのアプリ lifeshift-inc.com(居宅マナ・料金・カイポケ連携の対応一覧)
SOIN(そわん) 株式会社シーディーアイ ②専用AI(独立型) AIを用いたケアマネジメント支援サービス。アセスメント分析・約1年後の状態予測・サービスプラン提案・帳票作成AI soin.tech(トップ・導入のメリット・よくある質問)、同社プレスリリース
PlanMate(プランメイト) 株式会社One Leaf Clover ②専用AI(独立型) ケアプラン第1表・第2表の自動生成・アセスメント要約・メモからの文書作成を行うブラウザサービス planmate.jp(トップ・利用規約)
ミルモプラン(ミルモぷらん) 株式会社ウェルモ ②専用AI(独立型) 「文章生成や提案によるケアプラン作成支援AI」。第2表作成支援と、フェイスシートからの計画書生成AI welmo.co.jp(事業紹介・発売時ニュース・計画書生成AI機能のニュース)
むすぼなAI 株式会社やさしい手 ②専用AI(独立型・法人向け基盤) 介護事業者向けの生成AI。介護記録・ケアプラン・会議議事録・モニタリングなど多数の書類を対象。法人ごとにクラウド環境を用意 musubona.plamado.com(むすぼなAI・むすぼな)
汎用AI(ChatGPT/Gemini/Claude/Copilot 等) OpenAI/Google/Anthropic/Microsoft ④汎用AI 文章作成・要約全般。カイポケ公式コラム(2026年7月)が「汎用型AI」の代表として挙げている 各社サイト(本記事では個別に評価しない)

※各社の公式サイトの記載を当社が転記・要約したものであり、各社の公式見解ではありません。機能・料金は改定されることがあります。導入の判断は各社の最新の公式資料でご確認ください。

比較表②|作れる様式とAIの対象

「ケアプラン対応」と一言で書かれていても、AIが作るのが第1表・第2表なのか、第4表(担当者会議の要点)・第5表(支援経過)・モニタリングまでなのかで、日々の作業は変わります。公式サイトに様式名・書類名が明記されているものだけを書きました。

製品名 第1表・第2表 第3表〜第5表・モニタリング アセスメント AIが作成の対象にしている書類(公式の記載)
AIケアプラン(ワイズマン) SPの機能として「サービス計画書」の作成。AIによる第1表・第2表の生成は製品ページに帳票名の記載なし SPの機能として「モニタリング進捗管理」「支援経過の入力機能」。AI作成の記載なし 「適切なケアマネジメント手法に基づくアセスメント項目の提案」 アセスメント項目の提案・予後予測・サービスプラン提案(帳票名の記載なし)
カイポケ居宅介護支援 ソフトで作成(雛形・例文の引用、2回目以降は前回コピー)。AI生成の記載なし 週間サービス計画表・担当者会議の要点・支援経過・モニタリング表をソフトで作成。AI:録音の要約を「サービス担当者会議の議事録・支援経過へ自動転記」 アセスメントシート作成機能(ソフト) 担当者会議の議事録・支援経過(録音した音声のAI要約)
居宅マナ AIが原案を作成(第1表・第2表・第3表)。介護・予防のどちらにも対応 第4表(担当者会議の要点)・第5表(支援経過)・モニタリング表をAIで作成。介護予防支援計画表(A版・B版)に対応 音声・画像からアセスメントを作成 第1表〜第5表・アセスメント・モニタリング表・介護予防支援計画表(カイポケ連携の対応一覧に掲載)
SOIN 「ケアプラン原案を自動生成」(第何表かの記載なし) 第4表:「会議を録音し、AIが発言内容を自動で文字起こし。議事録としてケアプラン第4表も自動生成」。モニタリング・支援経過は記載なし 「課題整理総括表やアセスメントシートの作成をAIが支援」 課題整理総括表(帳票作成AI第一弾)・アセスメントシート(第二弾)・ケアプラン原案・入院時情報提供書・第4表
PlanMate 「ケアプラン第1表(居宅サービス計画書)と第2表(サービス内容)の両方をAIが自動生成」 モニタリング訪問・担当者会議・認定更新期限のスケジュール管理。第3表〜第5表・モニタリング表の生成の記載なし 「アセスメント要約」(課題・強み・リスク評価の分析) 第1表・第2表・アセスメント要約・メモからの文書(連絡文・報告書・電話台本・ヒヤリハット・事故報告書・研修報告書)
ミルモプラン 第2表作成時の文章候補を提案(5つの候補から選択)。計画書生成AI:フェイスシートから「課題と目標の文章生成」。第1表の記載なし 公式サイトに記載なし(音声の要約は別製品「ミルモレコーダー」) アセスメントデータを入力するとAIが医療知識やケア事例を提案 第2表の文章候補・課題と目標の文章・介護保険内サービスの選択肢
むすぼなAI 「ケアプラン」(第何表かの記載なし) 「サービス担当者会議議事録」「モニタリング」「会議議事録」。支援経過の記載は確認できず 「アセスメント分類」 介護記録・看護記録・ケアプラン・アセスメント分類・担当者会議議事録・モニタリング・通所介護計画書・個別機能訓練計画書・事故報告書・認定調査ほか
汎用AI 様式非対応(指示文で文章を作る) 様式非対応 様式非対応 様式は持たず、文章の作成・要約のみ。様式への流し込みは人が行う。個人情報の扱いは各社規約

※「作成」「提案」は公式サイトの機能説明に書類名がある場合です。当社が各社の公式サイトを編集・要約したものであり、各社の公式見解ではありません。

比較表③|入力方法・介護ソフトへの転記・対応端末

入力方法は「録音そのものを読み込む」「文字起こしした文章を貼る」「項目を入力する」「ファイル・画像を読む」で現場の手間が変わります。転記は「対象ソフト名が書かれているか」を基準にしました。

製品名 入力方法(公式の記載) 介護ソフトへの転記・連動 対応端末・OS(公式の記載)
AIケアプラン(ワイズマン) AIケアプランのページに記載なし。SPのオプションとして「音声入力支援ソフト AmiVoice」「記録支援オプション すぐろくケアマネ」 自社システム(SP)内で記録から請求まで 公式サイトに記載なし
カイポケ居宅介護支援 録音した音声をAIが要約(提携先サービス)/「タブレットアプリは音声入力に対応」/雛形・例文 カイポケ内で自動転記(自社ソフト)。「各種帳票の入力内容が反映するので転記作業を削減」 タブレット専用アプリ(外出先から入力・閲覧、PCと自動連携)。居宅向けページの範囲ではOSの記載を確認できず
居宅マナ 音声(訪問時の会話・担当者会議の録音。30分・60分を超える会議にも対応)/画像(アセスメント資料の画像から抽出)/文字 作成した書類をカイポケへRPAで自動転記(A版・B版)。転記先として公式ページに記載があるのはカイポケのみ iPhone・iPad(iOS/iPadOS 15.1以降)・Android。PC専用のアプリはない
SOIN 会議の録音(AIが文字起こし)/項目の入力 公式サイトに介護ソフト連携の記載なし(ワイズマンのSPに搭載されている旨はワイズマン側の記載) 「インターネットに接続可能なパソコン・タブレット」。Chrome・Edge・Safari。専用端末は不要
PlanMate 「ファイル読込(Excel・PDF)・テキスト入力・音声入力の3つの方法」 「既存の介護請求ソフトと連携は必要ありません。PlanMateは独立したサービス」(自動転記の記載なし) PC・スマホ・タブレット。ブラウザ(Chrome・Edge・Safari推奨)。インストール不要
ミルモプラン アセスメントデータ・フェイスシートの入力(文字)。音声入力の記載なし 「介護ソフト連携版」の記載あり(2024年6月のニュース)。連携先のソフト名は記載なし 「インターネットが利用できるパソコン1台以上」(発売時ニュース)
むすぼなAI 文字入力/音声入力(BONXイヤホン使用時)/画像・映像の分析 「介護システムとの連携 ×未対応 順次検討を進める」 PC・スマホ・タブレット。Chrome・Edge・Safari
汎用AI 文字(製品により音声・画像も) なし(できた文章を介護ソフトへ入れ直す) ブラウザ・アプリ(各社)

※当社が各社の公式サイトを編集・要約したものであり、各社の公式見解ではありません。転記・連携の対象と条件は各社にご確認ください。

比較表④|料金の決まり方・無料で試せる範囲・データの扱い

金額よりも先に「何を単位に決まるか」を見ます。単位が違う製品どうしは、自事業所のケアマネ人数・月の作成件数を当ててから初めて比べられます。

製品名 料金の単位と公式の記載(税表記は公式のまま) 無料で試せる範囲 データの保管・学習利用(公式の記載)
AIケアプラン(ワイズマン) 「ご利用体制に合わせた料金設定」(金額の記載なし)。製品ページに「AIケアプラン(標準搭載)」の記載 記載なし(資料請求・問い合わせ) 公式サイトに記載なし
カイポケ居宅介護支援 基本料金 月額5,000円(税別)。拠点ごとに決まり、利用者やパソコンの数で変わらない。初期費用・伝送・法改正対応・更新料・サポート費用・解約金は0円。「AI機能は提携先のサービスであり、別途料金が発生します」(AIの金額の記載なし) ソフトは2か月の無料体験。AI機能の無料範囲は記載なし 居宅向け公式ページ(トップ・機能・料金)の範囲では記載を確認できず
居宅マナ ケアマネの人数枠で決まる。1名=月額10,000円・2名=20,000円・3〜10名=30,000円(税抜)。利用者(要介護者)数による追加料金なし。初期費用の記載なし(月額のみ)。契約期間の縛りなし・いつでも解約可 利用者3名まで・期限なし・全機能。クレジットカード登録不要。4名以上を登録するときに有料プランへ 日本国内(東京)のサーバーで保管(利用規約第11条2項)。AI事業者(国外を含む)へは学習に利用しない条件で送信(同第11条3項)。録音データは端末内に保存。利用者情報は事業所ごとに分離、目的外には利用しない
SOIN 公式サイトに金額の記載なし(問い合わせ)。「初期費用はかかりません」。帳票作成AIは既存ユーザーに追加料金なし(プレスリリース) 記載なし(無料相談の案内) 公式サイトに記載なし(個人情報保護方針へのリンクのみ)
PlanMate 月額4,400円(税込・税抜4,000円)または年額44,000円(税込)。初期費用0円。ケアプラン作成は月15回が上限、1,100円(税込)で10回追加 1か月間の無料トライアル(利用規約第5条)。カード登録の要否は記載なし 「個人情報はAIへ送る前に、個人を特定できない形に変換しています」。学習利用・保管場所の記載なし。利用規約第8条3項に「AI生成結果に基づく最終的な判断・決定は、利用者(ケアマネジャー)の責任において行う」
ミルモプラン 2024年6月のニュースリリース時点:月額4,000円(初期費用なし)、介護ソフト連携版は月額5,500円(初期費用なし)。単位は「1アカウントごと(ケアマネジャー1名ごと)」(発売時ニュース)。税表記の記載なし 発売時「初月利用料金無料」。2024年6月「1ヶ月間の無料利用キャンペーン」 公式サイトに記載なし
むすぼなAI 初期費用:通常コース39,800円・居宅向けコース3,980円。月額は「使った分だけの従量課金制」(文字量をトークンで算出)。参考例:ケアマネジャー5名で月額約5,000〜8,000円。導入支援コンサルティングは別料金。「価格は全て税抜」 記載なし 「法人ごとにクラウド環境をご用意」。学習利用・保管場所の記載なし
汎用AI 各社の無料版・有料版(個人向け・事業者向けで異なる) 各社の無料版 入力内容の学習利用・保管・第三者提供は各社の利用規約と設定による(後述の確認表)

※料金は2026年9月10日時点で各社の公式サイト・公式ニュースに掲載されていた表記を転記したものです。税抜・税込・キャンペーン価格の別は公式の表記に従っています。改定されることがあるため、契約前に必ず各社の最新の料金ページでご確認ください。当社が編集・要約したものであり、各社の公式見解ではありません。

料金の単位を自事業所に当てる|4つの単位の見方

単位が「ケアマネの人数」「拠点の定額」「作成回数」「従量」と分かれているため、規模が変わると相対関係も変わります。ここでは金額の計算はせず、どの製品の料金がどの数字で動くかだけを整理します。自事業所の数字を当てて、各社の料金ページで試算してください。

料金が動く数字 該当する製品(公式の記載) 自事業所の数字(記入欄) 見るポイント
ケアマネの人数 居宅マナ(1名・2名・3〜10名の枠)/ミルモプラン(1アカウント=ケアマネ1名ごと)/PlanMate(アカウント単位の月額) アプリ・サービスを使うケアマネの実人数(  ) 常勤換算ではなく登録する実人数か。利用者数で変わらないか。人数が枠の境目(2名→3名など)にあるときは年額で比べる
拠点の数(定額) カイポケ居宅介護支援(拠点ごとの月額定額。利用者・PCの数で変わらない) 拠点数(  )・併設サービス数(  ) AI機能は別料金(提携先)なので、AIを使う前提なら見積を取って足す。併設サービスがあると組み合わせ価格
作成回数・利用量 PlanMate(ケアプラン作成 月15回まで・10回単位で追加)/むすぼなAI(使った文字量の従量) 月のケアプラン作成件数(  )・月の記録作成件数(  ) 更新月が集中する月に上限を超えないか。従量の場合は参考例の人数と自事業所の人数を比べる
見積(公式サイトに金額なし) SOIN/AIケアプラン(ワイズマン) 見積時に、AI・音声入力・記録支援などのオプションと保守費を含めた年額で受け取る。初期費用の有無を確かめる

汎用AI(ChatGPT等)に利用者の情報を入れる前の確認表

汎用AIは無料で試しやすい反面、ケアプランの様式を持たず、入力した個人情報の扱いは各社の利用規約と設定で決まります。ここでは「入れてよいか」を当社が判断するのではなく、事業所が自分で確かめるための項目を並べます。介護事業者は個人情報保護法のもとで要配慮個人情報(病歴など)を扱う立場にあり、個人情報保護委員会は2023年6月に生成AIサービスの利用に関する注意喚起を公表しています。カイポケの公式コラム(2026年7月)も「利用するツールのセキュリティ対策や、入力したデータの取り扱いに関する契約条件を事前に確認したうえで活用」するよう書いています。

確認項目 どこで確かめるか 自事業所の答え(記入欄)
使うプランは個人向けか事業者向けか 契約しているプランの名称と利用規約。個人向けと事業者向けで、入力内容の学習利用や保管の条件が異なる製品がある (        )
入力内容がAIの学習に使われるか 各社の利用規約・プライバシーポリシー・設定画面。「学習に使用しない」設定の有無と既定値 (        )
入力内容の保管期間と保管場所 各社のデータ保持に関する記載。国外の事業者に送る場合の説明を、利用者への説明文書にどう書くか (        )
個人情報を入れずに使えるか 氏名・住所・生年月日・被保険者番号を伏せ、年齢層・状態像・意向だけで文章を作れるか。伏せる作業を誰が行うか (        )
委託か第三者提供かの整理 個人情報保護法上、外部のAI事業者へ個人データを渡すことが「委託」に当たるかどうかは契約の内容によるため、契約書・規約の該当条文と、必要に応じて自治体の担当課や専門家に確認する (        )
事業所内のルール 誰が・どの業務で・どこまで使うか、出力の確認者、記録に残す方法。運営規程や個人情報の取扱いに関する規程との整合 (        )
利用者・家族への説明 重要事項説明書や個人情報使用同意書に、AIを使った文書作成と外部事業者への送信を書くかどうか (        )

※上記は確認項目の整理であり、個別の製品や運用の適否を当社が判断するものではありません。個人情報の取扱いの最終的な確認は、契約している事業者の規約、個人情報保護委員会・厚生労働省の公表資料、保険者(指定権者)の指導にもとづいて行ってください。

居宅マナが向いている事業所/向いていない場合

当社の製品についても、他社と同じ基準で正直に書きます。公式ページ・料金ページ・カイポケ連携の対応一覧・利用規約で確認できる事実だけを根拠にしています。

観点 向いている事業所 向いていない場合(別の製品を見た方がよい場合)
いま使っている介護ソフト カイポケを使っていて、そのまま使い続けたい居宅介護支援事業所(作成した書類をカイポケへRPAで自動転記。A版・B版に対応) カイポケを使っていない事業所。公式ページで転記先として記載があるのはカイポケのみで、他の介護ソフトへの自動転記は使えない(アプリ内での記録・下書き作成は使える)
作りたい様式 第1表〜第5表・アセスメント・モニタリング表・介護予防支援計画表を、訪問時の音声や担当者会議の録音から下書きしたい 介護報酬の請求や給付管理まで1つのソフトで完結させたい場合(居宅マナは請求機能を持たない。請求はカイポケ等の側で行う)
端末 ケアマネがiPhone・iPad・Androidのスマートフォンやタブレットで記録したい PCのブラウザだけで運用したい場合(PC専用版はない。PCでダウンロードページを開いた場合はQRコードでスマートフォンから入手する)
試し方 期限を気にせず、実際の利用者3名までの情報で試してから決めたい。カード登録をしたくない 最初から全利用者で一斉に試したい場合(無料の範囲は同時に登録する利用者3名まで。4名以上は有料プラン)
料金の単位 利用者数が多く、使うケアマネが1名・2名・3〜10名の枠に収まる事業所(利用者数で料金が変わらない) ケアマネが11名以上の場合は枠を足す形になるため、料金ページのシミュレーターで枠数を確かめてから判断する。居宅マナの1万・2万プランはセット割引の対象外
AIの下書きの扱い AIの下書きをケアマネが確認して確定する運用を、事業所として決められる(利用規約第13条:内容の確認と最終判断は職員が行う) 確認の担当や手順を決めずに、AIの出力をそのまま計画にしたい場合(どの製品でも、計画の内容の責任は事業所にある)
AIの生成順序 アセスメント(意向)→第1表(総合的な援助の方針)→第2表(ニーズ・目標・サービス内容)の順で原案を作り、意向から方針・目標へつながる書き方をしたい 第2表だけを先に作って第1表を後から合わせる運用が定着している場合は、順序が変わることを前提に試す

まとめると、居宅マナは「介護ソフトを変えずに、書類の下書きだけを足す」型で、転記先がカイポケに限られる点が最も大きな分かれ目です。カイポケ以外の介護ソフトを使っている事業所は、①請求一体型の中で自社ソフトのAI機能を見るか、②専用AIで「下書きを既存ソフトへ入れ直す」運用を比べることになります。

運営指導で見られるケアプランの要件|別添1(居宅介護支援)との対照

どの道具を選んでも、運営指導で確認されるケアマネジメントの要件は変わりません。厚生労働省の運営指導マニュアル別添1(居宅介護支援)に挙げられている確認項目と確認文書を、「AI・ソフトが作れるもの」と「事業所が確かめること」に分けて対照します。AIが何を作っても、計画の内容と手続きの責任は事業所にあります。

確認項目(別添1・条文) 確認内容(別添1の記載) 確認文書(別添1の記載) AI・ソフトが作れる部分 事業所が確かめること(記入欄)
指定居宅介護支援の具体的取扱方針(第13条) 利用者の希望やアセスメントに基づき、介護保険サービス以外のサービス、支援を含めた総合的な居宅サービス計画を立てているか アセスメントシート・居宅サービス計画 アセスメントの整理、第1表・第2表の原案 原案に利用者の希望(意向)が反映されているか(  )/介護保険外の支援(家族・地域資源)が位置づけられているか(  )
同(第13条) サービス担当者会議を開催し、利用者の状況等に関する情報を担当者と共有し、担当者からの専門的な見地からの意見を求めているか サービス担当者会議の記録 会議の録音からの第4表(要点)の下書き 誰が出席し、誰がどの意見を述べたかが要点に残っているか(  )/欠席者への照会が記録されているか(  )
同(第13条) 定期的にモニタリングを行っているか モニタリングの記録・支援経過記録等 モニタリング表・第5表(支援経過)の下書き 月1回の居宅訪問と面接がモニタリングの記録に残っているか(  )/短期目標の達成状況が書かれているか(  )
同(第13条) 利用者及び担当者への説明・同意・交付をおこなっているか/担当者から個別サービス計画の提供を受けているか(整合性の確認) 居宅サービス計画・個別サービス計画 —(記録AIの範囲外) 同意日・交付日が計画に残っているか(  )/個別サービス計画を受け取り、第2表と突き合わせたか(  )
同(第13条) 集合住宅等において、利用者の意思に反し、同一敷地内の指定居宅サービス事業者のみを居宅サービス計画に位置付けていないか 居宅サービス計画・支援経過記録等 —(記録AIの範囲外) 複数の事業所を提示した経過が第5表に残っているか(  )
内容及び手続の説明及び同意(第4条) 利用申込者又はその家族への説明と同意の手続きを取っているか/重要事項説明書の内容に不備等はないか 重要事項説明書(同意があったことがわかるもの)・利用契約書 —(記録AIの範囲外) AIや外部事業者へのデータ送信を説明文書に書くかどうかを決めたか(  )
受給資格等の確認(第7条) 被保険者資格、要介護認定の有無、要介護認定の有効期限を確認しているか 介護保険番号、有効期限等を確認している記録等 被保険者証の画像保管・読み取り(製品による) 有効期限切れの利用者がいないか(  )

※上記は厚生労働省が公表している運営指導マニュアル別添1を当社が編集・加工したものであり、公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な取り扱いは保険者(指定権者)にご確認ください。

ケアプラン作成AIを導入する事業所が特に見られやすいのは、第13条の「利用者の希望やアセスメントに基づき」と「担当者からの専門的な見地からの意見」です。AIの下書きは入力された情報しか書けないため、聞き取っていない意向や、会議で発言されなかった意見は残りません。アセスメントの面接前に「今回の計画で何を聞き取るか」を決め、担当者会議では発言者を明示して進めると、下書きの精度と運営指導での説明のしやすさが同時に上がります。

導入前チェック|自事業所の記入欄

比較表を読み終えたら、候補を2〜3製品に絞り、同じ項目で答えを埋めます。空欄が残った項目は、契約前に各社へ文書で確認してください。

項目 候補A(    ) 候補B(    ) 候補C(    )
いまの介護ソフトを(変える/残す) (  ) (  ) (  )
AIが作る様式(第1表・第2表/第3表/第4表/第5表/モニタリング/予防) (  ) (  ) (  )
アセスメントの作り方(音声/画像/項目入力/なし) (  ) (  ) (  )
担当者会議の録音を読み込めるか(長時間の会議) (  ) (  ) (  )
できた下書きの行き先(自動転記先のソフト名/手入力) (  ) (  ) (  )
料金の単位(ケアマネ人数/拠点/回数/従量/見積) (  ) (  ) (  )
自事業所の数字を当てた年額(AIオプション込み) (  )円 (  )円 (  )円
無料で試せる範囲(期間/人数/回数/カード登録) (  ) (  ) (  )
データの保管場所・学習利用・個人情報の加工の文言 (  ) (  ) (  )
対応端末(スマートフォン/タブレット/PCブラウザ) (  ) (  ) (  )
AIの下書きを確定する担当と手順 (  ) (  ) (  )
解約時のデータの取り出し方(形式・費用) (  ) (  ) (  )
最低契約期間・解約条件 (  ) (  ) (  )

よくある質問

ケアプラン作成AIと介護ソフト(カイポケなど)は、どちらか一方を選ぶものですか?

役割が違うため、両方を持つ事業所もあります。介護ソフトは台帳・ケアプラン・提供票・給付管理・請求を一体で管理する道具で、ケアプラン作成AIはアセスメントや録音から第1表・第2表・第4表などの下書きを作る道具です。介護ソフト自体にAI機能が付いている型、介護ソフトと独立した型、特定の介護ソフトへ自動転記する型(転記先は製品ごとに決まっています)があるため、「できた下書きがどこへ行くか」を先に確かめてください。

「第2表を自動作成」と書いてあれば、アセスメントを入れるだけで第2表ができますか?

公式サイトの「第2表」には、ニーズ・目標・サービス内容の文章候補を提案する方式と、入力したアセスメントから第2表の原案を丸ごと作る方式があります。どちらも出てくるのは原案で、利用者の意向や生活実態と照らして加筆・修正するのはケアマネジャーです。第1表の総合的な援助の方針から第2表へ順に作るか、第2表だけを作るかも製品で違うため、説明文の「提案」「候補」「自動生成」の言い回しで読み分けられます。

ChatGPTなどの汎用AIに利用者の情報を入れてケアプランを作ってもよいですか?

当社が可否を判断することはできません。確かめる項目は、使うプランが個人向けか事業者向けか、入力内容がAIの学習に使われる設定になっていないか、保管期間と保管場所、氏名や被保険者番号を伏せて使えるか、外部事業者へ渡すことが個人情報保護法上どう整理されるか(契約の内容によります)、事業所内のルールと利用者への説明の有無です。各社の利用規約と個人情報保護委員会・厚生労働省の公表資料を読み、必要に応じて保険者や専門家に確認してください。

AIが作ったケアプランをそのまま運営指導で提示してもよいですか?

厚生労働省の運営指導マニュアル別添1(居宅介護支援)では、「利用者の希望やアセスメントに基づき、介護保険サービス以外のサービス、支援を含めた総合的な居宅サービス計画を立てているか」「サービス担当者会議を開催し、利用者の状況等に関する情報を担当者と共有し、担当者からの専門的な見地からの意見を求めているか」「定期的にモニタリングを行っているか」が確認内容とされています。誰が作った下書きであっても、意向・会議の意見・モニタリングの結果が計画に反映されているかをケアマネジャーが確認して確定する手順を、事業所として決めておく必要があります。計画の責任は道具ではなく事業所にあります。

居宅マナはカイポケを使っていなくても使えますか?

第1表〜第5表・アセスメント・モニタリング表の下書き作成と保管は、カイポケの有無に関係なく使えます。ただし、公式ページで自動転記先として記載があるのはカイポケのみで、他の介護ソフトへの自動転記は使えません。カイポケ以外の介護ソフトを使っている事業所は、作成した書類をその介護ソフトへ入れ直す運用になるため、その手間を含めて比べてください。無料の範囲は利用者3名まで・期限なし・カード登録不要で、有料プランはケアマネの人数枠(1名・2名・3〜10名)で決まり、利用者数では変わりません。

比較表の各項目は、各社の公式サイトを当社が2026年9月10日に確認して転記したものです。機能・料金は改定されるため、契約の前に各社の最新の公式資料で確かめてください。なお、介護保険法に基づく届出書類の作成・提出代行は社会保険労務士の業務です。この記事の「導入前チェック」と「別添1との対照表」を、毎月あなたの事業所の登録内容と突き合わせてお届けする月次レポート(マナ・アシスト)を準備しています。

出典

出典:厚生労働省ウェブサイト(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001281524.pdf)/公共データ利用規約(第1.0版)

本ページは上記を当社が編集・加工したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。各自治体の公表資料についても同様に当社が編集・加工したものであり、当該自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な取り扱いは保険者(指定権者)にご確認ください。

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介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。

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