サービス担当者会議のあと、その内容を「第4表(サービス担当者会議の要点)」にまとめる作業に、時間を取られていませんか。多職種からさまざまな意見が出る会議を、要点を押さえて簡潔にまとめるのは、ケアマネジャーにとって負担の大きい業務のひとつです。この記事では、第4表の書き方を、項目ごとの記入例(文例)つきで分かりやすく解説します。
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サービス担当者会議の要点(第4表)とは
サービス担当者会議の要点(第4表)は、居宅サービス計画書の様式のひとつで、サービス担当者会議で「何を検討し、どう結論づけたか」を記録する書類です。本人・家族、主治医や看護師、リハビリ職、各サービス事業所の担当者など、多職種が集まって支援の方針を調整した経過を残します。
会議の発言をすべて書き起こす必要はありません。あくまで「要点」を、後から読み返してケアの根拠が分かる形で整理することが目的です。
第4表に記載する4つの項目
- 検討した項目――その会議で話し合ったテーマ(心身の状況、サービス内容、課題など)を箇条書きで。
- 検討した内容――各参加者の意見や情報を、要点を押さえて整理します。多職種の発言を「誰が・何を」分かる形で。
- 結論――検討の結果、どのような支援方針で合意したかを記載します。
- 残された課題――次回までの宿題や、今後見直すべき点、次回開催時期を書きます。
会議を省略するとき、記録に何を残すか|軽微な変更の判断
第4表でいちばん曖昧に運用されやすいのが、「軽微な変更だから担当者会議は省略した」という判断です。ここは公表事例で指摘されています。
| 指摘されている状態 | 公表元と内容 | 記録に残すこと |
|---|---|---|
| 会議の開催を省略した場合に、軽微な変更と判断した根拠の記録がない | 短期目標の期間が終了する前に実施状況の把握を行わず、身体状況に大きな変化がないことのみをもって、多数の利用者に対し一律に短期目標の期間延長を行っていた事例とあわせて公表されています。 | なぜ軽微と判断したかを支援経過に文章で残す。「一律だから」は根拠にならない |
| ケアプラン変更時に担当者会議を開催していない/一部の事業所しか招集していない | 北九州市の令和7年度ケアプラン点検実施結果。原案に位置づけた指定居宅サービス等の担当者を招集していない事例が挙げられています。 | 招集した事業所と、参加できなかった事業所への照会の記録 |
| 更新時の担当者会議が行われていない | 松山市の運営指導での主な指摘事項。居宅介護支援の運営基準減算に該当する場合として挙げられています。 | 更新のたびに開催した記録。開催日・出席者・検討内容 |
| 特定福祉用具販売があったのに、会議の記録がなく計画にも反映されていない | 姫路市の令和6年度実地指導結果。 | 福祉用具の追加・変更時も会議または照会を行い、第4表と第2表の両方に反映する |
| 専門的な見地からの意見を聴いた記録が確認できない | 長野県の令和6年度運営指導結果(介護老人保健施設)。施設サービス計画の作成等の不備が24件(38.1%)で最多。 | 誰から、どんな意見を聴いたかを職種名つきで残す |
「開催しなかった」こと自体より、「なぜ開催しなくてよいと判断したか」が残っていないことが指摘されています。省略する場合こそ、支援経過に一文残しておいてください。要件・運用は保険者により異なります。詳細は監査対策ナビと各自治体の公表資料をご確認ください。
省略した理由の記載例(10例)
| 記載(例) |
|---|
| 短期目標の期間延長のみで、目標・サービス内容・回数に変更がないため、軽微な変更と判断し会議を省略した |
| サービス提供事業所の担当者変更のみで、支援内容に変更がないため軽微な変更と判断した |
| 利用者の住所変更(同一市内)に伴う記載修正のみのため、軽微な変更と判断した |
| サービス提供日の曜日変更のみで、内容・回数に変更がないため軽微な変更と判断した |
| 福祉用具の同一種目内での機種変更であり、目標に変更がないため軽微な変更と判断した |
| 事業所の名称変更のみのため、軽微な変更と判断した |
| 目標期間の延長にあたり、モニタリングで状態に変化がないことを確認したうえで軽微な変更と判断した |
| 担当介護支援専門員の変更のみで、計画内容に変更がないため軽微な変更と判断した |
| 軽微な変更に該当しないと判断したため、◯月◯日にサービス担当者会議を開催した |
| 判断に迷ったため保険者へ確認し、会議の開催が必要との回答を得て◯月◯日に開催した |
場面別|検討内容の文例100例
以下はすべて記載のイメージを示すための(例)であり、実在の利用者ではありません。「検討した項目」ごとに、誰がどんな意見を述べたかを職種名つきで書くと、専門的な見地からの意見を聴いた記録として残ります。
1. 新規(初回)の会議
| 検討内容(例) |
|---|
| ご本人の意向「この家で暮らし続けたい」を共有し、支援の方向性について合意した |
| 訪問介護事業所より、初回訪問時の留意点(玄関の段差・鍵の受け渡し)について確認があった |
| 主治医より、血圧の変動に注意が必要との情報提供があった |
| 通所介護より、入浴時の見守り体制について提案があった |
| 福祉用具事業所より、歩行器の機種選定について説明があった |
| ご家族より、日中不在となる時間帯について説明があった |
| 各事業所の緊急時の連絡体制を確認し、連絡順序を共有した |
| ケアプラン原案の目標・サービス内容について、各担当者から意見を求めた |
| サービス開始時期と初回訪問日について調整した |
| ご本人がサービス利用に不安を示されているため、段階的な導入とすることで合意した |
2. 更新(認定更新)の会議
| 検討内容(例) |
|---|
| 認定更新の結果(要介護◯)を共有し、現行計画の継続について検討した |
| この6か月間の目標達成状況を各事業所から報告いただき、次期の目標を協議した |
| 訪問介護より、生活援助の内容にご本人が慣れてきており、一部を一緒に行う形へ変更したい旨の提案があった |
| 通所リハビリより、歩行距離の変化について報告があり、訓練内容の見直しを提案された |
| ご本人より「今のままで困っていることはない」との発言があり、現行計画の継続で合意した |
| 区分に変更がないため、サービス量は現行を維持することとした |
| ご家族の就労状況に変化があり、日中の支援体制を再確認した |
| 各事業所の個別計画の期間を、居宅サービス計画の期間に合わせて調整した |
| 次期の短期目標について、達成状況を踏まえて段階を上げることで合意した |
| 利用票・別表の内容を確認し、同意をいただいた |
3. 区分変更
| 検討内容(例) |
|---|
| 要介護度の変更(要介護◯→◯)に伴い、利用できるサービス量の見直しを検討した |
| 区分変更の理由となった状態の変化について、各事業所と情報を共有した |
| 支給限度額の変更に伴い、サービスの優先順位を協議した |
| ご家族より費用面の懸念があり、負担を抑えた組み合わせを検討した |
| 訪問看護より、医療的な管理の頻度を増やす必要があるとの意見があった |
| 認定結果が想定と異なったため、区分変更申請について協議した |
| 短期入所の利用日数について、変更後の区分に合わせて調整した |
| 福祉用具の貸与種目について、区分変更に伴う対象の変化を確認した |
| 目標を現在の状態に合わせて見直すことで合意した |
| 暫定的に現行計画を継続し、1か月後に再度協議することとした |
4. 状態が悪化したとき
| 検討内容(例) |
|---|
| 訪問介護より、ここ1か月でふらつきが増えているとの報告があった |
| 主治医より、投薬内容の変更とその影響について情報提供があった |
| 訪問看護より、体重減少と食事摂取量の低下について報告があった |
| 転倒リスクの高まりを踏まえ、手すりの追加設置について福祉用具事業所と検討した |
| ご家族より、夜間の対応が困難になってきているとの訴えがあった |
| 入浴を通所での実施に切り替えることについて、各事業所と協議した |
| 短期入所の利用について、ご本人・ご家族の意向を確認した |
| 状態の変化に応じて、モニタリングの頻度を上げることで合意した |
| 各事業所からの報告を毎週共有する体制をつくることとした |
| 目標を現在の状態に合わせて下方修正することについて、ご本人の同意を得た |
5. 状態が改善したとき
| 検討内容(例) |
|---|
| 通所リハビリより、歩行の安定性が増しているとの評価が報告された |
| 訪問介護より、生活援助の一部をご本人が実施できるようになったとの報告があった |
| 目標を達成したため、次の段階の目標設定について協議した |
| ご本人より「自分でやりたい」との意向があり、支援量の見直しを検討した |
| 福祉用具の一部返却について、身体状況を踏まえて検討した |
| サービス回数の減少について、ご家族の不安を確認したうえで段階的に進めることとした |
| できるようになった動作を、生活の中で継続する方法を各事業所で共有した |
| 次回の認定更新に向けて、状態の記録を継続することを確認した |
| 意欲の向上がみられるため、社会参加の機会を増やすことを検討した |
| 改善した状態を維持するための支援内容について合意した |
6. サービスを追加するとき
| 検討内容(例) |
|---|
| 入浴の支援について、通所介護の追加利用を検討した |
| ご家族の負担軽減のため、短期入所の定期利用について協議した |
| 訪問看護の導入について、主治医の指示内容を確認した |
| 新たに位置づける事業所を招集し、支援内容と役割分担を確認した |
| 追加に伴う費用の見通しについて、ご本人・ご家族へ説明し同意を得た |
| 支給限度額との関係を確認し、他サービスの調整を行った |
| ご本人が追加に消極的なため、まず体験利用から始めることとした |
| 開始時期と初回の訪問日について、各事業所と調整した |
| 追加するサービスの目標を第2表に位置づけることを確認した |
| 既存サービスとの役割の重複がないか、各担当者と確認した |
7. サービスを変更・終了するとき
| 検討内容(例) |
|---|
| 通所介護の利用日を週2回から週1回へ変更することについて協議した |
| ご本人の意向を踏まえ、訪問介護の時間帯を午前へ変更することとした |
| サービス提供事業所の変更について、引き継ぎ事項を確認した |
| 終了するサービスについて、終了理由と今後の対応を共有した |
| 変更に伴う目標の見直しについて、各事業所から意見を求めた |
| ご家族の希望により、支援の一部を家族対応へ移行することとした |
| 入院に伴うサービスの一時中止と、退院後の再開について確認した |
| 変更後の週間サービス計画(第3表)について確認した |
| 終了後もインフォーマルな見守りを継続する方法を検討した |
| 変更内容についてご本人・ご家族の同意を得たことを確認した |
8. 退院・退所後の会議
| 検討内容(例) |
|---|
| 退院時カンファレンスで確認した留意事項を、各事業所へ共有した |
| 病院の看護師より、退院後の医療管理上の注意点について情報提供があった |
| 入院前と比べた身体機能の変化について、各事業所で認識を共有した |
| 退院直後の生活が安定するまで、暫定的な計画とすることで合意した |
| 住環境の変更(ベッドの導入・手すりの設置)について検討した |
| 服薬内容の変更について、訪問看護・薬局と情報を共有した |
| 再入院を防ぐための観察ポイントを、各事業所で確認した |
| ご家族の受け入れ体制と、不安な点について確認した |
| 1か月後に再度会議を開催し、計画を見直すこととした |
| 主治医との連携方法と、緊急時の連絡先を確認した |
9. 福祉用具の追加・変更
| 検討内容(例) |
|---|
| 福祉用具専門相談員より、現在の車いすが身体状況に合わなくなっているとの報告があった |
| 手すりの追加設置について、設置場所と種類を検討した |
| 特定福祉用具販売(入浴補助用具)の必要性について、各職種から意見を求めた |
| 理学療法士より、歩行器の機種選定について助言があった |
| 用具の使用状況を確認し、使われていない用具の返却を検討した |
| 住宅改修と福祉用具貸与の組み合わせについて協議した |
| 導入する用具を第2表のサービス内容に位置づけることを確認した |
| 費用負担について、ご本人・ご家族へ説明し同意を得た |
| 用具の点検・メンテナンスの頻度について確認した |
| 選定した理由を居宅サービス計画に記載することを確認した |
10. 看取り期への移行
| 検討内容(例) |
|---|
| 主治医より、今後の見通しについて説明があり、関係者で共有した |
| ご本人・ご家族の「自宅で過ごしたい」という意向を確認した |
| 訪問看護より、24時間対応体制について説明があった |
| 苦痛の緩和について、各事業所での観察ポイントを共有した |
| 急変時の対応と連絡順序について、ご家族を含めて確認した |
| 訪問回数を増やすことについて、支給限度額との関係を確認した |
| ご家族の負担と休息の確保について協議した |
| ご本人の好まれる過ごし方を、各事業所で共有した |
| 状態の変化に応じて、随時計画を見直すことで合意した |
| 関係者間の情報共有を毎日行う体制をつくることとした |
結論・残された課題の文例40例
「結論」は会議で決まったこと、「残された課題」は次回までに確認・調整することを書きます。残された課題が空欄だと、次回の会議で何を扱うかが分からなくなります。
| 区分 | 記載(例) |
|---|---|
| 結論 | 現行の居宅サービス計画を継続することで合意した |
| 短期目標を「◯◯」に変更し、期間を◯月◯日までとすることで合意した | |
| 通所介護を週2回追加し、◯月◯日から開始することとした | |
| 訪問介護の生活援助を週3回から週2回へ変更することで合意した | |
| 福祉用具(歩行器)を◯月◯日より貸与することとした | |
| ご本人の意向を尊重し、当面は現行のサービス量を維持する | |
| 短期入所を月1回定期利用することで、ご家族の休息を確保する | |
| 各事業所からの報告を毎週、担当介護支援専門員へ集約することとした | |
| 緊急時の連絡順序を①ご家族 ②担当介護支援専門員 ③主治医 と確認した | |
| 1か月後に再度会議を開催し、状態を確認したうえで計画を見直す | |
| 暫定的に計画を作成し、退院後2週間で再評価することとした | |
| ご本人の同意を得たうえで、計画の変更内容を各事業所へ交付する | |
| 訪問看護の導入について、主治医の指示書を受けて開始する | |
| 体験利用を経て、ご本人の意向を再確認したうえで判断する | |
| 入浴は通所介護で実施し、訪問介護は生活援助に重点を置くこととした | |
| 目標の達成を確認したため、次期は新たな目標を設定する | |
| サービス提供事業所を◯◯から◯◯へ変更し、引き継ぎを行う | |
| 住宅改修の申請を進め、完了後に計画へ反映する | |
| 費用面の懸念があるため、優先順位をつけて段階的に導入する | |
| 看取り期に移行したため、随時計画を見直す体制とする | |
| 残された課題 | ご本人の意向について、次回訪問時に改めて確認する |
| 主治医の意見を確認したうえで、訪問看護の頻度を再検討する | |
| ご家族の就労状況の変化に応じて、日中の支援体制を見直す必要がある | |
| 福祉用具の適合について、1か月後に再評価する | |
| 費用負担について、ご家族間で相談のうえ回答をいただく | |
| 欠席された事業所へ照会を行い、意見を確認する | |
| 住宅改修の見積もりを取得し、次回までに提示する | |
| 認定結果が出た時点で、サービス量を再調整する | |
| ご本人がサービス利用に消極的なため、関係づくりを継続する | |
| 体重減少の原因について、主治医・管理栄養士と協議する | |
| 夜間の対応体制について、引き続き検討が必要 | |
| 地域資源(配食・見守り)の活用について情報収集する | |
| ご家族の介護負担について、次回モニタリングで再度確認する | |
| 短期入所の空き状況を確認し、日程を調整する | |
| 服薬管理の方法について、薬剤師へ相談する | |
| 転倒予防の環境整備について、住環境の再確認を行う | |
| ご本人の意思確認が難しいため、生活歴からの推察を継続する | |
| 次回の認定更新に向けて、状態の記録を継続する | |
| 関係機関(地域包括支援センター)との連携方法を検討する | |
| 今回の変更内容を、各事業所の個別計画に反映していただく |
会議に参加できない事業所への照会|文例20例
公表事例では、参加できない事業所への照会についても確認されています。照会した事実と、いただいた意見の両方を第4表に記載してください。
| 区分 | 記載(例) |
|---|---|
| 照会した事実 | ◯◯(通所介護)は業務都合により欠席。◯月◯日に文書にて照会し、回答を得た |
| ◯◯(訪問看護)は欠席のため、◯月◯日に電話にて意見を確認した | |
| 主治医は都合により欠席。診療情報提供書にて意見をいただいた | |
| ◯◯(福祉用具)へは事前に原案を送付し、書面で意見を求めた | |
| ご家族は遠方のため、事前に電話で意向を確認し会議で共有した | |
| 欠席の事業所には、会議録の写しを◯月◯日に交付した | |
| ◯◯(薬局)へは服薬状況について照会し、回答を第4表に反映した | |
| ◯◯(地域包括支援センター)へは開催案内を送付したが、欠席の連絡があった | |
| 照会に対する回答は◯月◯日に受領し、内容を各事業所へ共有した | |
| 全事業所に開催案内を送付したことを確認した | |
| 照会で得た意見 | ◯◯(通所介護)より、送迎時の歩行状態に変化があるとの意見をいただいた |
| ◯◯(訪問看護)より、血圧の変動について観察の継続が必要との意見があった | |
| 主治医より、現行のサービス内容で問題ないとの回答をいただいた | |
| ◯◯(福祉用具)より、現在の歩行器は継続使用が適切との意見があった | |
| ◯◯(訪問介護)より、生活援助の内容を一部見直したいとの提案があった | |
| ◯◯(薬局)より、飲み忘れが散見されるとの情報提供があった | |
| ◯◯(通所リハビリ)より、下肢筋力に改善がみられるとの評価をいただいた | |
| ◯◯(歯科)より、義歯の調整が必要との意見があった | |
| ◯◯(短期入所)より、利用時の様子について報告をいただいた | |
| 照会先すべてから、原案に異議なしとの回答を得た |
書くときに避けたい表現|言い換えの対照表
| 避けたい書き方 | 気をつけたい理由 | 言い換えの例 |
|---|---|---|
| 各事業所より意見あり | 誰が何を言ったか分からない。専門的な見地からの意見を聴いた記録にならない | ◯◯(通所リハビリ・理学療法士)より、歩行の安定性が増しているとの評価が報告された |
| 特に問題なし | 何を検討した結果なのかが残らない | 目標達成状況・サービス実施状況・意向の3点を確認し、変更の必要はないと判断した |
| 残された課題:なし | 次回に扱う事項がないという記録になる | ご本人の意向について、次回訪問時に改めて確認する |
| 欠席事業所の記載がない | 照会の有無が確認される | ◯◯は欠席。◯月◯日に文書にて照会し、回答を得た |
| 軽微な変更のため省略 | 判断の根拠が残っていないと指摘されている | 短期目標の期間延長のみで、目標・内容・回数に変更がないため軽微な変更と判断した |
| 検討内容と結論が同じ文章 | 何を話し合って、何が決まったかが区別できない | 検討内容=出た意見/結論=決まったこと、と書き分ける |
| 複数の利用者で同じ記載 | 公表事例で「計画内容が一律」と指摘されている | その方の状態・発言を一語でも入れる |
| 開催日のみで出席者が不明 | 誰を招集したかが確認される | 出席者を職種・事業所名つきで列挙する |
書き方の5つのポイント
- 要点に絞る――会話をそのまま書かず、ケアの判断に関わる情報だけを残します。
- 「誰が言ったか」を残す――「主治医より」「訪問看護より」「ご家族より」と主語を明確にすると、根拠が伝わります。
- 具体的な事実は省略しない――日付・数値・バイタル・薬剤名・サービスの頻度(週何回)などは、要約しても残します。
- 本人・家族の意向を入れる――「本人より〜との希望」のように、当事者の声を必ず記録します。
- 結論と課題を分ける――決まったこと(結論)と、これから詰めること(残された課題)を混ぜないようにします。
第4表の記入例(文例)
実際の担当者会議録は、次のように箇条書きで整理すると読みやすくなります。多職種の意見が「誰が・何を」分かる形で並び、結論と課題が分かれている点がポイントです。
記入例(文例)
検討した項目
・現在の心身の状況/・在宅生活の継続に必要な支援/・転倒予防と日中の見守り
検討した内容
・本人より「自分でもう一度歩けるようになりたい」との強い希望あり。
・訪問看護より、血圧は安定。週2回の訪問でバイタル確認と服薬管理を継続する方針。
・理学療法士より、下肢筋力の低下がみられ、転倒予防のためのリハビリを継続。
・ご家族より、日中独居の時間が長く、見守りに不安があるとのご意向。
結論
・各サービスの役割を整理し、訪問看護・リハビリ・デイサービスを組み合わせて在宅生活を支援することで合意。
・緊急時の連絡体制を確認した。
残された課題
・日中独居の時間帯の見守りについて、状態の変化に応じて支援内容を見直す。
・次回開催時期:介護保険の更新時。
このように、長い会議でも「検討した項目・検討した内容・結論・残された課題」の4点に整理すれば、後から読み返してもケアの根拠がすぐに分かります。
多職種の意見をまとめる3つのコツ
- 事業所ごとに1行で――訪問看護・リハビリ・デイサービスなど、サービスごとに役割と頻度を1行でまとめると整理しやすくなります。
- 会議中にメモ→直後に清書――記憶が新しいうちに要点を残すと、抜け漏れが減ります。
- 音声で記録する――会議を録音し、AIで文字起こし・要点整理まで行えば、清書の時間を大きく減らせます。
話すだけで、担当者会議録が完成する
介護記録AI「神マナ」の居宅マナ(ケアプランAI)は、担当者会議を録音して話すだけで、AIが第4表のかたち(検討した項目・検討内容・結論・残された課題)に整理します。30分・60分を超える長時間の会議でも、要点だけを抽出。日付・数値・薬剤名・サービスの頻度・施設名などの具体的な事実も省略せず残します。
さらに、ケアマネジャー一人ひとりの書き方の傾向を学習するため、「その人らしい記録」に仕上がります。実証では書類の作成時間が平均約70%短縮し、ケアマネジャーが利用者と向き合う時間を取り戻します。作成した記録はカイポケへ自動転記でき、二重入力もなくせます。利用者さま3名まで・期限なく無料でお試しいただけます。
第4表の記入例(コピペ可)
サービス担当者会議の要点(第4表)は、検討した項目ごとに「検討内容・結論・残された課題」を整理します。記入例をまとめました(表の右上ボタンからExcel/CSVにコピーできます)。会議の内容にあわせて調整してください。
| 検討した項目 | 検討内容 | 結論 | 残された課題 |
|---|---|---|---|
| 転倒予防と移動 | 下肢筋力の低下と自宅内でのふらつきについて情報共有 | 通所リハビリ(週2)と手すり設置で移動の安全を確保 | 夜間トイレ時の転倒リスクは継続して観察 |
| 入浴・清潔 | 自宅浴槽での入浴が難しくなっている状況を共有 | 通所介護での入浴に切り替え、週2回の清潔を保つ | 本人の自宅入浴への希望は今後あらためて検討 |
| 服薬管理 | 飲み忘れが週に数回ある現状を確認 | 訪問看護の服薬確認と一包化で対応 | 自己管理へ戻す時期は次回モニタリングで評価 |
| 家族の介護負担 | 同居家族の疲労の訴えを共有 | 月4日のショートステイでレスパイトを確保 | 長期休暇時の追加利用については別途検討 |
良い例・悪い例で分かる第4表のコツ
よくある質問(FAQ)
第4表には何を書きますか?
「残された課題」が思いつかないときは?
会議に出席できなかった事業所はどう扱いますか?
担当者会議はいつ開催しますか?
担当者会議録のテンプレート(様式)はありますか?
カイポケを使っていないのですが、どうすればよいですか?
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出典:厚生労働省ウェブサイト/公共データ利用規約(第1.0版)。本ページは上記を当社が編集・加工したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。加算・単位数・要件は改定される場合があるため、最新の告示・通知でご確認ください。
開催理由別|第4表「検討した項目・検討内容・結論」の文例
第4表は「検討した項目」ごとに、検討内容と結論を分けて書くのが要点です。「情報共有した」だけでは、何を決めたのかが残りません。
| 開催の理由 | 検討した項目 | 検討内容 | 結論 |
|---|---|---|---|
| 新規 | 支援の方針の共有 | 退院直後で環境が変わったばかりであること、本人が「自分でトイレに行きたい」と希望していることを共有。 | 転倒なく排泄が行えることを当面の目標とし、各事業所が同じ声かけを行う。 |
| 新規 | サービスの組み立て | 訪問介護・訪問看護・福祉用具の役割分担を確認。 | 月木=訪問介護、水=訪問看護、随時=福祉用具のモニタリング。 |
| 更新 | 目標の達成状況 | 短期目標「手すりを使って立ち上がる」は達成。長期目標は継続。 | 短期目標を「歩行器で20m歩く」に更新する。 |
| 更新 | サービスの過不足 | 訪問介護の生活援助が週3回から週2回で足りるか検討。 | 本人が調理に参加できるようになったため、週2回へ変更。 |
| 区分変更 | 状態の変化 | 要介護2から3へ変更。夜間の排泄介助が必要になったことを共有。 | 夜間対応型訪問介護の利用を追加する。 |
| 区分変更 | 限度額 | 区分の変更に伴う限度額と自己負担の変化を説明。 | 現行のサービスに夜間対応を加えても限度額内に収まる。 |
| 状態の変化 | 転倒の再発防止 | 7月に2回の転倒があったことを共有。発生時刻と場所を確認。 | 夜間のセンサーライト設置と、ポータブルトイレの位置変更を行う。 |
| 状態の変化 | 食事量の低下 | 1か月で体重が1.2kg減少していることを共有。 | 管理栄養士の助言を受け、通所での食事量を記録して次回に持ち寄る。 |
| 退院 | 在宅での医療管理 | 胃ろうの管理を誰がどこまで行うかを検討。 | 家族が日中、訪問看護が週3回。手技の指導を退院前に受ける。 |
| 退院 | 住環境 | 2階の居室から1階への移動が必要であることを確認。 | 特殊寝台を1階に設置し、生活を1階で完結させる。 |
| サービス追加 | 入浴 | 自宅の浴槽が使えなくなったことを共有。 | 通所介護での入浴を週2回に増やす。 |
| サービス追加 | 家族の負担 | 介護者である妻に腰痛があり、移乗が困難になっていることを共有。 | 移動用リフトの導入を検討し、次回までに試用する。 |
| サービス変更 | 曜日の変更 | 本人の希望により通所の曜日を水曜から金曜へ。 | 訪問介護の曜日と重ならないことを確認し、変更する。 |
| サービス終了 | 施設入所 | 特別養護老人ホームへの入所が決まったことを共有。 | 入所日までのサービスを継続し、施設へ情報提供を行う。 |
| 看取り | 本人・家族の意向 | 自宅での看取りを希望されていることを確認。 | 24時間の連絡体制を整え、急変時の連絡の順番を共有する。 |
| 看取り | 急変時の対応 | 救急要請を行うかどうかの方針を確認。 | 主治医へ連絡することを第一とし、その旨を紙に書いて掲示する。 |
| 医療との連携 | 服薬の管理 | 複数の医療機関から処方があり、重複が疑われることを共有。 | 薬局へ一元管理を依頼し、お薬手帳を1冊にまとめる。 |
| 医療との連携 | 受診の同行 | 家族の就労により受診に同行できないことを共有。 | 通院等乗降介助を利用し、院内は病院職員に引き継ぐ。 |
| 認知症への対応 | 帰宅願望 | 夕方に帰宅願望が出ることを共有。 | 16時以降は一人にせず、家族の帰宅までの時間を通所で埋める。 |
| 認知症への対応 | 服薬の飲み忘れ | 薬を飲んだことを忘れて重ねて飲む場面があることを共有。 | 家族が管理し、訪問介護員が声かけと確認を行う。 |
| 虐待の疑い | 家族の疲弊 | 介護者の疲労が強く、強い口調がみられることを共有。 | 地域包括支援センターへ相談し、短期入所を定期的に組む。 |
| 経済的な課題 | 費用の負担 | 負担割合が2割に変わったことを共有。 | 負担軽減の制度を案内し、優先順位をつけてサービスを組み直す。 |
| 独居 | 安否の確認 | 日中と夜間に一人になる時間があることを共有。 | 民生委員による週1回の見守りと、緊急通報装置の設置を行う。 |
| 災害への備え | 避難 | 避難行動要支援者名簿への登録の有無を確認。 | 未登録のため、市の窓口へ登録の手続きを行う。 |
やむを得ない理由で参加できない事業者への照会
参加できない事業者への照会は、公表資料で繰り返し指摘されているところです。文書と回答の両方を残します。
| 項目 | 書くこと |
|---|---|
| 照会した相手 | 事業所名・職種・氏名 |
| 照会した日 | 年月日 |
| 照会の方法 | 文書・FAX・電子メール・電話 |
| 照会した内容 | 検討する項目と、意見を求める点 |
| 回答を受けた日 | 年月日 |
| 回答の内容 | そのままの言葉で |
| 会議での共有 | 会議の場で読み上げたことを記録 |
| 欠席の理由 | 「やむを得ない理由」の内容(急病・災害・遠方等) |
| 保存 | 照会文と回答の写しを保管 |
| 第4表への記載 | 「◯◯事業所については文書により照会し、7月7日に回答を得た」と記載 |
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介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)
介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。
