【令和8年度】介護テクノロジー補助金の申請を無償サポート|絶賛受付中です!

急変時の記録の書き方|場面別の経時記録22通と、事実と推測を分ける言い換え48組

利用者の状態が急に変わった1件は、あとから必ず読み返されます。家族が「そのとき何があったのか」を知りたいと言う。主治医が「いつから、どう変わったのか」を尋ねる。保険者が事故の記録を求める。場合によっては、数年後に第三者がその1枚を読む。ふだんの記録が「その日を思い出すための記録」だとすれば、急変の記録はその場にいなかった人が、時間の流れをたどり直すための記録です。求められる書き方が違うのは、読まれ方が違うからです。

このページは、状態が急に変わった1件を時間の流れ(経時)に沿ってどう書き残すかだけに絞っています。24時間の連絡体制そのもの、緊急時対応マニュアルの整備、看取り期の記録、事故報告書の様式、ヒヤリ・ハットの取り扱いは、それぞれ別の主題として扱っています。ここで扱うのは、起きた1件の経過を、時刻つきで、事実と推測を分けて書くという一点です。

急変時の記録が、ふだんの記録と違う3つの理由——時刻・事実と推測・複数人の動き

急変の記録が難しいのは、書く技術が特別だからではありません。ふだんの記録では省いてよかったものが、急変では省けなくなるからです。省けなくなるものが3つあります。

理由1:時刻が記録の骨格になる。ふだんのサービス提供記録は「何をしたか」が主で、時刻は開始と終了だけで足ります。急変では逆で、何時に何が起きたかの順番そのものが記録の中身になります。発見から連絡までに何分あったのか、指示を受けてから実施までに何分あったのか。この間隔は、あとから読む人が最初に見るところです。

理由2:推測と事実が混ざりやすい。目の前で状態が変わると、書き手の頭のなかには「たぶんこうだろう」という見立てが同時に生まれます。落ち着いてから書くと、その見立てが事実の顔をして紛れ込みます。「食べ物を詰まらせた」「意識を失った」「打ちどころが悪かった」——いずれも、その場で見たことではなく、見たことから引いた結論です。

理由3:複数人が同時に動く。ふだんの記録は1人の担当者が1人分を書きます。急変では、発見した人・応援に入った人・電話をかけた人・家族に連絡した人が別々になります。誰が書いても同じ1本の時間軸に並ぶ形にしておかないと、あとから読んだときに前後が入れ替わります。

この3つから導かれる結論は1つです。急変は経時(時系列)で書く。項目別・欄別ではなく、時刻を左に置いて上から下へ並べる。この形にしておくと、時刻が骨格になり、1行1事実になるので推測が混ざりにくく、誰が書き足しても同じ軸に載ります。

ふだんの記録と急変の記録——同じ様式でも見られ方が違う10点

見る観点 ふだんの記録(日々のサービス提供記録) 急変時の経時記録
時刻の粒度 開始時刻・終了時刻の2点で足りることが多い 出来事ごとに1点ずつ。分単位で刻む
1行に書く量 その日の様子をまとめて数行 1行1事実。1行に2つの出来事を入れない
主語 省略されがち 誰が見て、誰が行ったかを毎行に置く
数値 体温・血圧を定時に記録 測った時刻とセットで、変化の前後を並べて記録
他職種の登場 連絡事項として末尾にまとめる 連絡した時刻・相手・伝えた内容・受けた返答を本文に並べる
推測の扱い 「様子から見て落ち着いている」等の総括が入りやすい 見たままを書き、見立ては「と考え、◯◯へ連絡した」の形で行動につなげて書く
書き手の数 担当者1人 発見者・応援者・連絡者が分かれる。書いた人の氏名を行ごとに残す
書くタイミング その日の業務終了時にまとめて 手が空いた時点で随時。まとめ書きは記載時刻を明示する
読み手 事業所内と介護支援専門員 家族・主治医・保険者・他の事業所。事業所の外に出る前提で書く
あとからの追記 ほとんど起きない 必ず起きる。上書きせず、追記した日と書いた人を残す

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

あとから読み返す人と、その人が最初に探すところ

急変の記録は、書いた人以外が読みます。読み手ごとに、最初に目が行く場所が違います。書く前にこの表を思い出すと、「何を書き落とすと困るか」が具体的になります。

読み返す人 いつ読むか 最初に探すところ そこに無いと起きること
家族 その日の夜から数日後 発見した時刻と、そのとき誰がそばにいたか 「見つけるまで放置されていたのでは」という疑問が残る
主治医・医療機関 受診・搬送の直後 いつから、どう変わったか。測った数値と測定時刻 経過が伝わらず、同じ質問を電話で何度も受ける
看護職員(事業所内・訪問看護) 当日から翌日 連絡を受けた時刻と、そのとき伝えられた内容 指示の前提が分からず、経過観察の起点が定まらない
介護支援専門員 当日から翌週 連絡を受けた時刻と、他のサービス事業所への共有状況 計画の見直しやサービス調整の起点が分からない
他のサービス事業所 次の訪問・利用の前 何に注意して関わればよいか(申し送られた内容) 同じ状況が繰り返されたときに、初動が前回と揃わない
保険者(指定権者) 報告時・運営指導時 状況と、そのとき採った処置。連絡先と連絡時刻 対応経過が確認できない状態になる
事業所の管理者・事故防止の検討の場 翌週から翌月 どの時点で何が分かっていたか 原因の分析が「注意する」で終わり、再発防止が具体化しない
第三者(数年後) 年単位で後 記録が当日書かれたものか、後から書かれたものか 記録全体の信頼が揺らぐ。修正の履歴が無いと説明できない

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

時刻の刻み方——経時記録に残す12の時点と、時刻が分からないときの書き方

経時記録でいちばん多い迷いは「どの時刻を書けばよいか」です。すべての瞬間を書くことはできませんし、必要でもありません。あとから読む人が知りたい時点は決まっています。下の12点を骨組みにして、その1件で起きなかったものは飛ばし、起きたものだけを並べます。

経時記録に刻む12の時点

刻む時点 その行に必ず入れるもの 書き出しの型
1 発見した時刻 場所・発見者・見えた状態 「◯時◯分、居室にて◯◯が、△△している◇◇様を発見。」
2 最初に声をかけた時刻 かけた言葉と、返ってきた反応 「◯時◯分、氏名を呼び肩に触れて声をかけたところ、◯◯であった。」
3 応援を呼んだ時刻 呼んだ相手と、その人が来た時刻 「◯時◯分、他の職員◯◯を呼び、◯時◯分に到着。」
4 体温・血圧・脈拍などを測った時刻 測定値と測った人。測れなかった場合はその旨 「◯時◯分、体温◯度、血圧◯/◯、脈拍◯回/分(測定者◯◯)。」
5 事業所内の看護職員・責任者へ相談した時刻 相手の職名と氏名、伝えた内容 「◯時◯分、看護職員◯◯へ内線で報告。」
6 主治医・医療機関へ連絡した時刻 誰にかけたか、つながったか、伝えた内容 「◯時◯分、◯◯医院へ電話。◯◯医師と通話。」
7 指示を受けた時刻 受けた指示の内容を、言われたとおりに 「◯時◯分、◯◯医師より、◯◯するよう指示を受けた。」
8 指示に基づいて行ったことの時刻 行った人・行った内容・そのときの反応 「◯時◯分、指示に基づき◯◯を実施。実施後、◯◯であった。」
9 救急要請をした時刻 要請した人と、通報時に伝えた内容 「◯時◯分、◯◯が救急要請。状況として◯◯を伝えた。」
10 救急隊が到着した時刻・搬送を開始した時刻 到着時に引き継いだ内容と、同行者 「◯時◯分、救急隊到着。◯◯を引き継ぐ。◯時◯分、搬送開始(同行◯◯)。」
11 家族へ連絡した時刻 連絡した相手(続柄)、伝えた内容、返答 「◯時◯分、長男◯◯様へ電話。◯◯と伝え、◯◯との返答。」
12 管理者・介護支援専門員へ報告した時刻 報告した相手と、受けた指示や依頼 「◯時◯分、管理者◯◯へ報告。◯時◯分、担当介護支援専門員◯◯様へ電話。」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

この12点のうち、抜けやすいのは3・7・11です。応援を呼んだ時刻は「呼んだ」で済ませてしまい、受けた指示は「指示どおり対応」とまとめてしまい、家族への連絡は「連絡済み」で終わってしまう。いずれも、あとから読む人がいちばん知りたいところです。

時刻の書き方の型10

場面 そのまま使える書き方 ねらい
基本の1行 「14:05 居室にて、ベッド上で臥床している◇◇様を介護職員◯◯が発見。」 時刻・場所・発見者・状態を1行に収める
同じ分に複数の出来事 「14:05 声かけ。」と「14:05 応援要請(◯◯を呼ぶ)。」に行を分けて2行にする 1行1事実を崩さない。順番は起きた順に並べる
時計を見ていない出来事 「14:05頃(時計を確認しておらず、直後に確認した時刻14:10から遡って推定)」 推定であることと、推定の根拠を同じ行に置く
幅でしか言えないとき 「14:00〜14:10の間(前回の巡回14:00時点では臥床のまま変化なし)」 幅の両端を、確認済みの事実で挟む
電話がつながらなかったとき 「14:12 ◯◯医院へ電話(呼び出しのみ、応答なし)。14:18 再度架電、◯◯医師と通話。」 つながらなかった事実も1行として残す
複数人が同時に動いたとき 「14:07 介護職員◯◯がバイタル測定、同時刻に介護職員△△が管理者へ内線。」 同時刻の並行動作は、担当者名で切り分ける
時刻の記載形式 24時間表記でそろえる(「14:05」。「午後2時5分」との混在を避ける) 1件のなかで表記が揺れると前後関係が読めなくなる
日付をまたいだとき 「23:55(◯月◯日)」「00:10(◯月◯日)」と、行ごとに日付を添える 深夜帯は日付の取り違えが起きやすい
あとからまとめて書いたとき 本文の末尾に「本記録は◯月◯日◯時◯分に、記録者◯◯が当日のメモをもとに記載。」 いつ書かれた記録かを、読み手が判断できるようにする
記録者が複数のとき 行の末尾に「(記録:◯◯)」を付け、末尾に全記録者を列記する 誰の見たことかを行単位で特定できるようにする

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

時刻が分からないとき・後から書くときの書き方12

「時計を見ていなかった」は、急変の場面ではふつうに起こります。困るのは、分からないことを分からないまま書けずに、それらしい時刻を書いてしまうことです。書いた本人が思い出せない時刻は、あとから読む人にも検証できません。推定は推定として、根拠つきで書きます。

状況 避けたい書き方 そのまま使える書き方
発見時刻を見ていない 「14:00 発見」(見ていない時刻を確定として書く) 「14:00頃 発見(時計未確認。直後14:08に管理者へ内線した通話記録から遡り推定)。」
前回の確認からの間 「いつからか不明」 「13:30の巡回時は変化なし。14:00頃の訪室で下記の状態を確認。この間の状況は確認していない。」
夜間で最終確認が遠い 「夜のうちに変化したと思われる」 「2:00の巡回時、入眠中で呼吸の乱れなし。5:30の巡回で下記の状態を確認。」
利用者本人の申し出 「昨日から具合が悪かったらしい」 「本人より『昨日の夕方からしんどかった』との訴えあり(本人の申し出をそのまま記載)。」
家族からの伝聞 「家族によると朝から様子がおかしかった」 「長女◯◯様より『今朝の電話では、いつもより声が小さかった』との情報を得た(家族からの伝聞)。」
他の職員からの伝聞 「他の職員も気づいていた」 「介護職員△△より『13:00の配膳時、主食をほとんど残されていた』との申し送りあり(△△からの伝聞)。」
通報・通話の時刻 「救急に連絡した」 「14:22 救急要請(発信履歴の時刻を転記)。」
訪問先での出来事 「訪問中に発見」 「14:05 訪問(訪問開始時刻はサービス提供記録と同じ)。14:12 下記の状態を確認。」
移動中の出来事 「送迎の途中で」 「16:40 ◇◇様宅を出発。16:52 車内で下記の状態を確認(運転者◯◯、添乗◯◯)。」
その場でメモが取れなかった 時刻を空欄のままにする 「時刻は記載なし(対応中のためメモを取れず)。前後の行から、14:05から14:20の間。」
まとめ書きになった 当日書いたように見せる 「本記録は◯月◯日18:40に、当日の対応者3名で内容を確認しながら記載した。」
複数の記録の時刻がずれた 片方をあとから書き換える 「バイタル記録の14:10と本記録の14:12は、測定と記載の時差による(記録者◯◯)。」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

場面別の経時記録 完成例——22場面を、発見から報告まで1件まるごと

ここからがこのページの中心です。22の場面について、1件まるごとの経時記録を並べます。時刻・数値・氏名は記入例なので、自事業所の実際の時刻と数値に置き換えて使ってください。氏名は「◇◇様」「◯◯」「△△」「□□」で置いています。

読むときは、行の並び方を見てください。どの場面でも、発見→声かけ→応援→測定→相談→連絡→指示→実施→観察→家族・管理者への報告、という同じ骨格でできています。骨格が同じだから、場面が変わっても書き方に迷わなくなります。

なお、ここに書かれた数値はあくまで記入例です。どの値でどう動くかという判断の目安は、事業所で定めたものと主治医から示されたものに従ってください。このページでは、判断そのものではなく、判断した結果として何をどう書き残すかを扱っています。

意識・反応・けいれんの3場面(30行)

場面 時刻 記録に残す文(そのまま貼れる完成文)
意識がはっきりしない 14:05 居室を訪室したところ、ベッド上で仰向けのまま目を閉じている◇◇様を介護職員◯◯が発見。胸の動きあり、いびきのような呼吸音あり。
意識がはっきりしない 14:06 ◯◯が氏名を呼び、肩に触れて声をかけたが、目を開けず、返答なし。
意識がはっきりしない 14:06 ◯◯が廊下にいた介護職員△△を呼ぶ。△△は14:07に居室へ到着。
意識がはっきりしない 14:08 体温36.8度、血圧104/62、脈拍96回/分、呼吸数20回/分(測定者△△)。右手に触れるとわずかに動かしたが、発語はなし。
意識がはっきりしない 14:09 居室内を確認。着衣と寝具の乱れなし、嘔吐物なし、床に倒れた跡やぶつけた跡は見当たらず(確認者◯◯)。
意識がはっきりしない 14:10 △△が看護職員□□へ内線で報告。「14:05に訪室、閉眼のまま呼びかけに返答なし。14:08のバイタルは上記のとおり」と伝えた。
意識がはっきりしない 14:13 看護職員□□が居室に到着。□□が再度声かけを行い、返答なしを確認。
意識がはっきりしない 14:16 □□が◯◯医院へ電話。◯◯医師と通話し、14:05からの経過と14:08のバイタルを伝えた。
意識がはっきりしない 14:19 ◯◯医師より、すぐに救急要請するよう指示を受けた。
意識がはっきりしない 14:20 指示に基づき△△が救急要請。通報時に「14:05から呼びかけに返答がないこと」「14:08のバイタル」を伝えた。
意識がはっきりしない 14:22 管理者◇◇へ内線で報告(報告者◯◯)。◇◇より、家族への連絡と搬送への同行を行うよう指示を受けた。
意識がはっきりしない 14:24 長男◯◯様へ電話。「14:05から呼びかけに返答がなく、主治医の指示で救急要請した」と伝え、「すぐ病院へ向かう」との返答を得た。
意識がはっきりしない 14:29 救急隊到着。救急隊へ、発見時刻・14:08のバイタル・服薬の状況・かかりつけ医療機関名を口頭と書面で引き継いだ(引き継ぎ者□□)。
意識がはっきりしない 14:38 搬送開始。搬送先は◯◯病院(同行 介護職員◯◯)。
意識がはっきりしない 15:40 同行した◯◯より電話連絡。◯◯病院にて検査中であり、家族が到着済みとの報告を受けた(受電者 管理者◇◇)。
呼びかけに反応が鈍い 10:12 離床の声かけのため訪室したところ、ベッド端に座ったまま前を向いている◇◇様を介護職員◯◯が発見。声をかけると数秒おいて「うん」とだけ返答された。
呼びかけに反応が鈍い 10:13 いつもは自ら日付や天気の話をされるが、本日は問いかけに単語のみの返答で、視線が合いにくい状態であった。
呼びかけに反応が鈍い 10:15 体温37.1度、血圧118/70、脈拍88回/分(測定者◯◯)。前日9:00の測定値は体温36.5度、血圧122/74、脈拍76回/分。
呼びかけに反応が鈍い 10:17 ◯◯が看護職員□□へ内線。「昨日と比べて返答が単語のみになっていること」「10:15のバイタルと前日値」を伝えた。
呼びかけに反応が鈍い 10:22 看護職員□□が訪室。□□が氏名・場所・日付を尋ねたところ、氏名のみ返答があった。
呼びかけに反応が鈍い 10:26 前日からの食事・水分の摂取量を確認。前日夕食は主食2割・副食3割、水分は日中で約400ミリリットル(記録から転記)。
呼びかけに反応が鈍い 10:33 □□が◯◯医院へ電話。◯◯医師と通話し、10:12からの様子、10:15のバイタル、前日の摂取量を伝えた。
呼びかけに反応が鈍い 10:38 ◯◯医師より、水分を勧めながら1時間ごとに様子を確認し、返答がさらに減るようなら再度連絡するよう指示を受けた。
呼びかけに反応が鈍い 10:40 指示に基づき、お茶をコップに用意し声をかけたところ、自身で持ち約100ミリリットル摂取された。
呼びかけに反応が鈍い 11:40 再度訪室。問いかけに「はい」「いいえ」の返答があり、視線も合うようになった。体温37.0度、血圧120/72、脈拍84回/分。
呼びかけに反応が鈍い 12:05 昼食は主食5割・副食6割を摂取。食事中に自ら「今日は雨だね」と発語があった。
呼びかけに反応が鈍い 13:10 長女◯◯様へ電話。10:12からの様子、主治医から受けた指示、その後の経過を伝え、「夕方に立ち寄る」との返答を得た。
呼びかけに反応が鈍い 13:20 担当介護支援専門員◯◯様へ電話。本日の経過と主治医からの指示内容を伝えた。
呼びかけに反応が鈍い 17:00 夜勤者へ申し送り。「1時間ごとの様子の確認を継続」「返答が単語のみに戻る場合は看護職員へ連絡」を口頭と申し送りノートで伝達(申し送り者◯◯)。
けいれんのような動きが見られた 19:22 食堂にて、椅子に座っていた◇◇様の両上肢が小刻みに震える動きを介護職員◯◯が確認。呼びかけに返答なし。
けいれんのような動きが見られた 19:22 ◯◯が「誰か来てください」と声を上げ、介護職員△△が19:23に到着。周囲の椅子とテーブルを移動させ、床にクッションを敷いた。
けいれんのような動きが見られた 19:23 動きの様子:両上肢と両下肢が小刻みに動き、顔は左を向いていた。開眼したまま、視線は動かなかった。
けいれんのような動きが見られた 19:23 時計を見ながら継続時間を確認。19:22頃から19:23頃までのおよそ40秒間、同様の動きが続いた(確認者◯◯)。
けいれんのような動きが見られた 19:24 動きが止まり、開眼のまま呼びかけへの返答なし。よだれが口の右端から見られたため、顔を横に向け、衣類の首元を緩めた。
けいれんのような動きが見られた 19:25 △△が看護職員□□へ内線し、19:22からの経過を伝えた。同時刻、◯◯が管理者◇◇へ内線。
けいれんのような動きが見られた 19:26 体温36.9度、血圧136/80、脈拍104回/分(測定者△△)。転倒はなく、頭部・四肢に打撲や出血は見当たらなかった。
けいれんのような動きが見られた 19:28 看護職員□□が到着し、状態を確認。◇◇の指示により、19:29に△△が救急要請。
けいれんのような動きが見られた 19:31 呼びかけに対し「うう」と発声があり、19:33には氏名の呼びかけに開眼して視線が合った。
けいれんのような動きが見られた 19:34 次女◯◯様へ電話。19:22からの様子と救急要請を伝え、「◯◯病院へ直接向かう」との返答を得た。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

呼吸・のど・顔色の3場面(30行)

場面 時刻 記録に残す文(そのまま貼れる完成文)
呼吸が苦しそう 6:40 起床の声かけで訪室したところ、ベッド上で上体を起こし、肩を上下させて呼吸している◇◇様を介護職員◯◯が確認。
呼吸が苦しそう 6:41 「息が苦しいですか」と尋ねたところ、うなずかれた。発語は「ちょっと」の一語のみで、続けて話すことは難しい様子であった。
呼吸が苦しそう 6:42 呼吸数28回/分、体温36.6度、血圧142/86、脈拍110回/分(測定者◯◯)。前日20:00の測定値は呼吸数18回/分、脈拍78回/分。
呼吸が苦しそう 6:43 介護職員△△を呼び、6:44に到着。本人が楽と言われた姿勢に整え、掛け物と衣類の首元を緩めた。
呼吸が苦しそう 6:45 唇と爪の色を確認。前日と比べ、唇の色が薄く見えた(確認者△△)。咳と痰は確認されなかった。
呼吸が苦しそう 6:47 ◯◯が看護職員□□へ電話。「6:40の状態」「6:42のバイタルと前日値」「本人の訴え」を伝えた。
呼吸が苦しそう 6:52 □□より、直ちに◯◯医院へ連絡するよう指示を受け、6:53に◯◯医院へ電話(時間外のため留守番電話案内につながる)。
呼吸が苦しそう 6:55 管理者◇◇へ電話で報告。◇◇の指示により、6:56に◯◯が救急要請。通報時に6:40からの経過と6:42のバイタルを伝えた。
呼吸が苦しそう 6:58 長男◯◯様へ電話。6:40からの状態と救急要請を伝え、「これから向かう」との返答を得た。
呼吸が苦しそう 7:06 救急隊到着。発見時刻、6:42のバイタル、既往と服薬の状況、かかりつけ医療機関名を記載した用紙を渡し、口頭でも引き継いだ。
むせ込みが続いた 12:18 昼食中、食堂にて◇◇様が咳き込まれ、介護職員◯◯が確認。咳は5回ほど続き、いったん止まった。
むせ込みが続いた 12:18 直ちに食事の提供を止め、上体を起こした姿勢に整えた。口腔内を確認したところ、右頬の内側に副食が残っていた。
むせ込みが続いた 12:19 本人に声をかけたところ「大丈夫」と発語があった。声はいつもより低く、かすれた音であった。
むせ込みが続いた 12:20 介護職員△△を呼び、12:20に到着。△△が背中をさすりながら見守り、◯◯が口腔内の残りを本人に出していただくよう声をかけた。
むせ込みが続いた 12:22 体温36.7度、脈拍96回/分、呼吸数22回/分(測定者△△)。顔色は食事前と比べて赤みが強く見えた。
むせ込みが続いた 12:25 咳が再度3回続いたため、◯◯が看護職員□□へ内線。「12:18からのむせ込み」「口腔内の残り」「12:22のバイタル」を伝えた。
むせ込みが続いた 12:29 看護職員□□が到着し、状態を確認。以後の食事を中止し、30分ごとに呼吸の様子を確認する方針となった。
むせ込みが続いた 12:35 □□が◯◯医院へ電話。◯◯医師へ12:18からの経過を伝え、当日中は経過を観察し、発熱や咳の増加があれば連絡するよう指示を受けた。
むせ込みが続いた 13:00 再確認。咳なし、呼吸数18回/分、体温36.8度。会話時の声のかすれは残っていた。
むせ込みが続いた 13:20 長女◯◯様と担当介護支援専門員◯◯様へそれぞれ電話。12:18からの経過、主治医から受けた指示、当日の食事対応を伝えた。
顔色が悪い 9:05 朝の申し送り後に訪室したところ、ベッドに腰かけている◇◇様の顔色が、前日と比べて白く見えることを介護職員◯◯が確認。
顔色が悪い 9:06 「気分はいかがですか」と尋ねたところ「少しふらふらする」との訴えがあった。額に触れると湿っており、汗ばんでいた。
顔色が悪い 9:08 体温36.4度、血圧92/58、脈拍102回/分(測定者◯◯)。前日9:00の測定値は血圧118/70、脈拍78回/分。
顔色が悪い 9:09 ふらつきの訴えがあったため、立位を促さず、ベッドに横になっていただいた。移乗は◯◯と△△の2名で介助。
顔色が悪い 9:11 朝食の摂取量を確認。主食1割・副食2割、水分約100ミリリットル(記録から転記)。前日夕食は主食8割・副食8割。
顔色が悪い 9:13 ◯◯が看護職員□□へ内線。「顔色と発汗」「9:08のバイタルと前日値」「朝食の摂取量」を伝えた。
顔色が悪い 9:18 看護職員□□が訪室。9:20に再測定し、血圧94/60、脈拍98回/分。ふらつきの訴えは続いていた。
顔色が悪い 9:25 □□が◯◯医院へ電話。◯◯医師と通話し、9:05からの経過、2回分の測定値、摂取量を伝えた。
顔色が悪い 9:31 ◯◯医師より、本日中に受診するよう指示を受けた。受診の付き添いについて家族へ相談することとなった。
顔色が悪い 9:38 長男◯◯様へ電話。9:05からの経過と主治医からの指示を伝え、「11時に迎えに行き、そのまま受診する」との返答を得た。11:05に長男◯◯様が来所し、受診に出発。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

転ぶ・落ちる・頭を打つの3場面(30行)

場面 時刻 記録に残す文(そのまま貼れる完成文)
転倒して動けない 15:42 廊下で物音がしたため介護職員◯◯が確認したところ、トイレ前の廊下で右側を下にして横たわっている◇◇様を発見。
転倒して動けない 15:42 倒れていた位置は、トイレ入口から約1メートル手前。歩行器は本人の左側約50センチの位置に倒れていた。床に水滴等はなかった。
転倒して動けない 15:43 声をかけたところ「痛い、動けない」と発語あり。どこが痛むか尋ねると、右の股のあたりを手で押さえられた。
転倒して動けない 15:43 本人に痛みの訴えがあったため、その場から動かさず、介護職員△△を呼んだ。△△は15:44に到着。
転倒して動けない 15:45 体温36.5度、血圧138/82、脈拍98回/分(測定者△△)。頭部の打撲の有無を尋ねたところ「頭は打っていない」との返答。
転倒して動けない 15:46 見える範囲の観察:右腰部に発赤あり、出血なし。右下肢が左に比べて外側を向いていた。自分では動かせないとの訴えあり。
転倒して動けない 15:47 ◯◯が看護職員□□と管理者◇◇へ内線。15:42からの状況と15:45のバイタル、痛みの部位を伝えた。
転倒して動けない 15:50 看護職員□□が到着し状態を確認。◇◇の指示により、15:51に△△が救急要請。通報時に発見時刻、痛みの部位、動かせない旨を伝えた。
転倒して動けない 15:53 長女◯◯様へ電話。15:42の発見からの経過と救急要請を伝え、「病院で合流する」との返答を得た。
転倒して動けない 16:01 救急隊到着。発見時の姿勢、歩行器の位置、痛みの訴えの部位、15:45のバイタルを引き継いだ。16:12搬送開始(同行△△)。
頭を打った 11:20 居室にて、ベッド脇の床に座り込んでいる◇◇様を介護職員◯◯が発見。左側頭部を手で押さえておられた。
頭を打った 11:20 「どうされましたか」と尋ねたところ「立とうとしたら、ふらついてベッドの角に頭をぶつけた」との発語があった(本人の申し出をそのまま記載)。
頭を打った 11:21 左側頭部を確認。直径約3センチの発赤があり、出血はなし。触れると痛みの訴えあり。
頭を打った 11:22 介護職員△△を呼び、11:22に到着。2名介助でベッドへ移乗。移乗中、ふらつきや痛みの増強の訴えはなかった。
頭を打った 11:24 体温36.6度、血圧130/78、脈拍84回/分(測定者△△)。氏名・日付・場所を尋ね、いずれも正しく返答された。
頭を打った 11:26 ◯◯が看護職員□□へ内線。「打った部位と本人の申し出」「発赤の大きさ」「11:24のバイタル」「見当識の確認結果」を伝えた。
頭を打った 11:32 □□が◯◯医院へ電話。◯◯医師と通話し、11:20からの経過を伝えた。本日中に受診し、以後は決められた間隔で様子を確認するよう指示を受けた。
頭を打った 11:36 長男◯◯様へ電話。経過と主治医からの指示を伝え、「14時に迎えに来て受診に付き添う」との返答を得た。
頭を打った 12:30 受診前の確認。吐き気の訴えなし、頭痛の訴えは「少しずきずきする」、発語・歩行は普段どおり。体温36.5度、血圧128/76。
頭を打った 16:40 受診後、長男◯◯様が来所。受診結果と、その後の観察について医療機関から示された内容を口頭で伝えられ、記録に転記した(受け取り者 管理者◇◇)。
ベッドから転落した 3:15 巡回時、居室の床に仰向けで横たわっている◇◇様を介護職員◯◯が発見。ベッド柵は右側のみ上がっており、左側は下がっていた。
ベッドから転落した 3:15 掛け布団が床のベッド左脇に落ちていた。ベッドの高さは床から約40センチ。前回の巡回2:00の時点では、ベッド上で入眠されていた。
ベッドから転落した 3:16 声をかけたところ、開眼し「トイレに行こうとした」との発語があった。痛みの訴えは「どこも痛くない」であった。
ベッドから転落した 3:17 介護職員△△を呼び、3:18に到着。頭部・背部・四肢を目視で確認。左肘に直径約2センチの発赤があり、出血・腫れはなかった。
ベッドから転落した 3:20 体温36.3度、血圧126/74、脈拍76回/分(測定者△△)。氏名・場所を尋ね、いずれも正しく返答された。
ベッドから転落した 3:22 本人に動きを確認しながら、2名介助でベッドへ移乗。移乗中に痛みの訴えはなかった。
ベッドから転落した 3:25 夜間対応の手順に沿って、◯◯が当番の看護職員□□へ電話。3:15からの経過、発赤の部位と大きさ、3:20のバイタルを伝えた。
ベッドから転落した 3:31 □□より、朝まで1時間ごとに様子を確認し、痛みの訴えや動きの変化があれば再度連絡するよう指示を受けた。
ベッドから転落した 4:30 指示に基づき確認。入眠中、呼吸の乱れなし。5:30、6:30も同様に確認し、いずれも変化はなかった(確認者◯◯)。
ベッドから転落した 8:10 管理者◇◇へ報告後、長女◯◯様と担当介護支援専門員◯◯様へそれぞれ電話。3:15からの経過、夜間の観察結果、本日の受診予定を伝えた。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

胸・麻痺・強い痛みの3場面(30行)

場面 時刻 記録に残す文(そのまま貼れる完成文)
胸を押さえている 13:47 共用スペースにて、椅子に座ったまま右手で胸の中央を押さえている◇◇様を介護職員◯◯が確認。
胸を押さえている 13:47 「どうされましたか」と尋ねたところ「ここが重い」と、押さえている位置を指し示された(本人の言葉をそのまま記載)。
胸を押さえている 13:48 いつからかを尋ねたところ「昼ごはんのあとくらいから」との返答。昼食は12:00から12:35に摂取(記録から転記)。
胸を押さえている 13:49 介護職員△△を呼び、13:49に到着。本人が楽と言われた姿勢に整え、周囲の利用者から離れた場所へ車椅子で移動した。
胸を押さえている 13:51 体温36.5度、血圧148/90、脈拍106回/分、呼吸数24回/分(測定者△△)。前日13:00の測定値は血圧126/76、脈拍80回/分。
胸を押さえている 13:52 額と首筋に汗が見られた。顔色は前日と比べて白く見え、唇の色も薄く見えた(確認者◯◯)。
胸を押さえている 13:53 ◯◯が看護職員□□と管理者◇◇へ内線。「13:47の状況と本人の言葉」「13:51のバイタルと前日値」「発汗と顔色」を伝えた。
胸を押さえている 13:56 看護職員□□が到着し状態を確認。◇◇の指示により、13:57に△△が救急要請。通報時に本人の訴え、発症時期、13:51のバイタルを伝えた。
胸を押さえている 13:59 長女◯◯様へ電話。13:47からの経過と救急要請を伝え、「30分ほどで到着できる」との返答を得た。
胸を押さえている 14:07 救急隊到着。本人の訴えの言葉、発症時期、13:51のバイタル、既往と服薬の状況、かかりつけ医療機関名を書面と口頭で引き継いだ。14:16搬送開始(同行◯◯)。
体の片側が動きにくい様子 8:32 朝食の下膳時、◇◇様の左手からスプーンが落ちたことを介護職員◯◯が確認。本人が拾おうとされたが、左手で握ることができなかった。
体の片側が動きにくい様子 8:33 「握れますか」と声をかけ、両手で職員の手を握っていただいたところ、右手は普段どおり、左手はほとんど力が入らなかった。
体の片側が動きにくい様子 8:34 話しかけると返答はあったが、言葉が続かず、口の左端から食べ物のかすがこぼれていた。
体の片側が動きにくい様子 8:34 介護職員△△を呼び、8:35に到着。立位を促さず、車椅子への移乗を2名で介助した。
体の片側が動きにくい様子 8:36 体温36.4度、血圧166/94、脈拍88回/分(測定者△△)。前日8:30の測定値は血圧134/80、脈拍76回/分。
体の片側が動きにくい様子 8:37 直前の様子を確認。7:50の起床時は自力で洗面を行い、8:10の朝食開始時は左手でコップを持っておられた(記録と職員△△からの申し送りによる)。
体の片側が動きにくい様子 8:38 ◯◯が看護職員□□と管理者◇◇へ内線。「8:32からの様子」「左手に力が入らないこと」「8:36のバイタルと前日値」「8:10時点では変化がなかったこと」を伝えた。
体の片側が動きにくい様子 8:40 看護職員□□が到着し状態を確認。◇◇の指示により、8:41に△△が救急要請。通報時に「8:10時点では変化がなかったこと」を含めて伝えた。
体の片側が動きにくい様子 8:43 長男◯◯様へ電話。8:32からの様子と救急要請を伝え、「職場から直接病院へ向かう」との返答を得た。
体の片側が動きにくい様子 8:52 救急隊到着。最後に変化がないことを確認した時刻(8:10)、8:32からの様子、8:36のバイタル、服薬の状況を書面と口頭で引き継いだ。9:01搬送開始(同行□□)。
急に強い痛みを訴えた 20:14 居室にて「お腹が痛い」と大きな声で訴えられた◇◇様のもとへ、介護職員◯◯が訪室。ベッド上で膝を抱えるように横向きになっておられた。
急に強い痛みを訴えた 20:15 痛む場所を尋ねると、へその右下あたりを手で示された。痛みの強さを尋ねると「今までで一番痛い」との返答(本人の言葉をそのまま記載)。
急に強い痛みを訴えた 20:16 いつからかを尋ねると「夕ごはんの少しあと」との返答。夕食は18:00から18:30に主食10割・副食10割を摂取(記録から転記)。
急に強い痛みを訴えた 20:17 介護職員△△を呼び、20:17に到着。本人が楽と言われた横向きの姿勢に整えた。
急に強い痛みを訴えた 20:19 体温37.6度、血圧152/88、脈拍104回/分(測定者△△)。額に汗が見られ、話しながら顔をしかめる様子があった。
急に強い痛みを訴えた 20:20 嘔吐の有無、排便の状況を確認。嘔吐はなし、最終排便は前日8:00(排泄記録から転記)。
急に強い痛みを訴えた 20:22 ◯◯が当番の看護職員□□へ電話。「20:14からの訴えと本人の言葉」「痛みの部位」「20:19のバイタル」「最終排便の日時」を伝えた。
急に強い痛みを訴えた 20:28 □□が◯◯医院の夜間連絡先へ電話。当直の◯◯医師と通話し、経過を伝えたうえで、救急要請するよう指示を受けた。
急に強い痛みを訴えた 20:31 指示に基づき△△が救急要請。同時刻、◯◯が管理者◇◇へ電話で報告した。
急に強い痛みを訴えた 20:34 長女◯◯様へ電話。20:14からの経過、主治医から受けた指示、救急要請を伝え、「すぐ病院へ向かう」との返答を得た。20:42救急隊到着、20:53搬送開始(同行△△)。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

発熱・嘔吐・出血の3場面(30行)

場面 時刻 記録に残す文(そのまま貼れる完成文)
発熱 6:35 起床の声かけ時、◇◇様の頬が赤く、額に触れると熱く感じられたため、介護職員◯◯が体温を測定。
発熱 6:36 体温38.4度(腋窩、測定者◯◯)。前日6:30の測定値は36.6度、前日18:00は36.9度。
発熱 6:38 血圧118/68、脈拍102回/分、呼吸数20回/分。本人に体調を尋ねると「だるい」との訴えがあった。
発熱 6:39 咳・鼻水・のどの痛みの有無を尋ねたところ、いずれも「ない」との返答。悪寒については「寒気がする」との訴えがあった。
発熱 6:41 前日からの経過を確認。前日夕食は主食3割・副食4割、水分は日中で約500ミリリットル。前日20:00に「少し疲れた」との発言あり(記録から転記)。
発熱 6:45 ◯◯が看護職員□□へ電話。「6:36の体温と前日値」「6:38のバイタル」「本人の訴え」「前日の摂取量」を伝えた。
発熱 6:52 □□より、事業所で定めた手順に沿って個室での対応とし、8:00に再検温のうえ結果を報告するよう指示を受けた。
発熱 8:00 指示に基づき再検温。体温38.1度、血圧116/70、脈拍98回/分。朝食は主食2割・副食2割、水分約200ミリリットル。
発熱 8:20 □□が◯◯医院へ電話。◯◯医師と通話し、6:36からの経過と2回分の測定値を伝え、本日中に受診するよう指示を受けた。
発熱 8:35 長女◯◯様と担当介護支援専門員◯◯様へそれぞれ電話。経過と主治医からの指示、受診の段取りを伝えた。10:30に長女◯◯様の付き添いで受診に出発。
嘔吐 14:52 居室から物音がしたため訪室したところ、ベッド脇で前かがみになり嘔吐されている◇◇様を介護職員◯◯が確認。
嘔吐 14:52 直ちに顔を横に向け、上体を起こした姿勢に整えた。口腔内に残っていたものを、本人に出していただくよう声をかけた。
嘔吐 14:53 吐いたものの状況:量はおよそ200ミリリットル、色は薄い黄色、昼食の内容と思われる形の残りがあり、血液のような赤い色は見られなかった。
嘔吐 14:54 介護職員△△を呼び、14:54に到着。事業所の手順に沿って処理用具を準備し、防護具を着けて処理を行った(処理者△△)。
嘔吐 14:56 体温37.2度、血圧122/74、脈拍92回/分(測定者◯◯)。腹痛の訴えなし、下痢なし。本人より「気持ち悪い」との訴えあり。
嘔吐 14:58 直前の食事と時間を確認。昼食は12:00から12:30に主食10割・副食8割を摂取。食事中のむせ込みはなし(記録から転記)。
嘔吐 15:00 ◯◯が看護職員□□へ内線。「14:52の状況」「吐いたものの量・色・内容」「14:56のバイタル」「昼食の内容と時間」を伝えた。
嘔吐 15:06 □□が到着し状態を確認。15:10に◯◯医院へ電話し、◯◯医師より、水分を少量ずつ勧め、2時間ごとに様子を確認し、繰り返す場合は連絡するよう指示を受けた。
嘔吐 15:20 指示に基づき、お茶を少量ずつ勧めたところ、約50ミリリットル摂取された。以後、嘔吐はなし。
嘔吐 17:10 再確認。嘔吐なし、体温37.0度、脈拍84回/分。長女◯◯様と担当介護支援専門員◯◯様へ電話し、経過と主治医からの指示を伝えた。
出血 10:40 入浴後の更衣時、◇◇様の左前腕から出血していることを介護職員◯◯が確認。着衣の袖の内側に血液が付着していた。
出血 10:40 直ちに清潔なガーゼで押さえ、出血している部位を心臓より高い位置に保った。
出血 10:41 傷の状況:左前腕の外側に長さ約2センチの表皮のはがれがあり、じわじわとにじむ程度の出血。皮下に青紫色の変色が直径約4センチ見られた。
出血 10:42 介護職員△△を呼び、10:42に到着。本人にいつぶつけたかを尋ねたところ「わからない」との返答であった。
出血 10:44 体温36.5度、血圧128/76、脈拍80回/分(測定者△△)。痛みの訴えは「あまり痛くない」であった。
出血 10:46 ◯◯が看護職員□□へ内線。「出血の部位と大きさ」「にじむ程度であること」「10:44のバイタル」「本人がぶつけた記憶がないこと」を伝えた。
出血 10:50 看護職員□□が到着し、圧迫を継続。10:56に出血が止まっていることを確認した(確認者□□)。
出血 11:02 □□が◯◯医院へ電話。◯◯医師と通話し、経過を伝え、本日中に受診するよう指示を受けた。
出血 11:10 入浴の際の動線と居室内を確認。浴室の手すりと更衣室の椅子の角に、皮膚が触れうる箇所があることを確認した(確認者 管理者◇◇)。
出血 11:20 長男◯◯様へ電話。10:40からの経過、傷の状況、主治医からの指示を伝え、「本日15時に受診に付き添う」との返答を得た。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

食事・血糖に関わる症状・排泄の3場面(30行)

場面 時刻 記録に残す文(そのまま貼れる完成文)
食事が全く入らない 12:00 昼食を配膳したが、◇◇様がスプーンを持たれず、食器を前にしたまま動かれない状態を介護職員◯◯が確認。
食事が全く入らない 12:10 声かけと一部介助を行ったが、口を開けられず、主食・副食ともに摂取なし。水分はお茶を約30ミリリットル摂取。
食事が全く入らない 12:12 本人に理由を尋ねたところ「食べたくない」との返答。痛みや気持ち悪さについて尋ねたが「わからない」との返答であった。
食事が全く入らない 12:15 口腔内を確認。歯ぐきの腫れ・出血は見られず、義歯の装着状況も普段どおりであった(確認者◯◯)。
食事が全く入らない 12:18 体温36.7度、血圧110/66、脈拍88回/分(測定者◯◯)。表情の変化は乏しく、問いかけへの返答は単語のみであった。
食事が全く入らない 12:22 直近3食の摂取量を確認。前日昼は主食8割・副食8割、前日夕は主食4割・副食3割、本日朝は主食1割・副食1割(記録から転記)。
食事が全く入らない 12:30 ◯◯が看護職員□□へ内線。「本日昼の摂取なし」「直近3食の推移」「12:18のバイタル」「口腔内の確認結果」を伝えた。
食事が全く入らない 12:45 □□が訪室し状態を確認。13:00に◯◯医院へ電話し、◯◯医師より、水分摂取量を記録しながら経過を確認し、翌朝も摂取がない場合は連絡するよう指示を受けた。
食事が全く入らない 15:00 指示に基づき、水分の提供と摂取量の記録を継続。14:00に約100ミリリットル、15:00に約80ミリリットルを摂取された。
食事が全く入らない 16:20 長女◯◯様と担当介護支援専門員◯◯様へ電話。本日の摂取状況、直近3食の推移、主治医からの指示を伝えた。
血糖に関わる症状が疑われる様子 10:50 共用スペースにて、◇◇様が椅子に座ったまま前かがみになり、額と首筋に汗をかいている様子を介護職員◯◯が確認。
血糖に関わる症状が疑われる様子 10:51 声をかけたところ、返答はあったが言葉がゆっくりで、手が細かく震えていた。本人より「力が入らない」との訴えあり。
血糖に関わる症状が疑われる様子 10:52 体温36.4度、血圧124/72、脈拍110回/分(測定者◯◯)。顔色は前日と比べて白く見えた。
血糖に関わる症状が疑われる様子 10:53 本日の食事と服薬の状況を確認。朝食は7:45に主食2割・副食2割を摂取。服薬は本人の記録票のとおり実施済み(記録から転記)。
血糖に関わる症状が疑われる様子 10:54 介護職員△△を呼び、10:54に到着。◯◯が看護職員□□へ内線し、10:50からの様子と10:52のバイタル、朝食の摂取量を伝えた。
血糖に関わる症状が疑われる様子 10:57 看護職員□□が到着。あらかじめ主治医から示されている本人ごとの対応手順に沿って対応を行った(実施者□□)。
血糖に関わる症状が疑われる様子 11:05 □□が◯◯医院へ電話。◯◯医師と通話し、10:50からの様子、10:52のバイタル、実施した対応を伝えた。
血糖に関わる症状が疑われる様子 11:10 ◯◯医師より、30分後の状態を確認して報告し、改善が見られない場合は救急要請するよう指示を受けた。
血糖に関わる症状が疑われる様子 11:35 再確認。発汗はおさまり、手の震えは見られなくなった。返答は普段どおりの速さに戻った。血圧126/74、脈拍88回/分。
血糖に関わる症状が疑われる様子 11:40 □□が◯◯医院へ報告の電話。長女◯◯様と担当介護支援専門員◯◯様へも電話し、10:50からの経過と主治医からの指示を伝えた。
排泄が長く無い 9:00 排泄記録を確認したところ、◇◇様の最終排便が4日前の9:00であることを介護職員◯◯が確認。
排泄が長く無い 9:05 本人に確認したところ「お腹が張って苦しい」との訴えあり。腹部に触れると、本人が顔をしかめる様子が見られた。
排泄が長く無い 9:08 体温36.6度、血圧132/78、脈拍84回/分(測定者◯◯)。嘔吐なし、食欲は「あまりない」との訴え。
排泄が長く無い 9:12 直近3日間の食事・水分の摂取を確認。食事は平均で主食5割・副食5割、水分は1日あたり約700ミリリットル(記録から転記)。
排泄が長く無い 9:20 ◯◯が看護職員□□へ内線。「最終排便が4日前であること」「腹部の張りの訴え」「9:08のバイタル」「直近3日間の摂取量」を伝えた。
排泄が長く無い 9:35 看護職員□□が訪室し状態を確認。9:45に◯◯医院へ電話し、◯◯医師と通話して経過を伝えた。
排泄が長く無い 9:52 ◯◯医師より、本日中に受診するよう指示を受けた。受診までの間、水分摂取と腹部の状態の確認を続けることとした。
排泄が長く無い 10:30 水分を約150ミリリットル摂取。腹部の張りについて「さっきと同じくらい」との訴え。嘔吐なし。
排泄が長く無い 11:00 長男◯◯様へ電話。経過と主治医からの指示を伝え、「13時に受診に付き添う」との返答を得た。
排泄が長く無い 16:40 受診後、長男◯◯様より受診結果と、以後の観察について医療機関から示された内容を口頭で伝えられ、記録に転記した(受け取り者 管理者◇◇)。担当介護支援専門員◯◯様へも同内容を電話で伝えた。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

口に入れた・姿が見当たらないの2場面(20行)

場面 時刻 記録に残す文(そのまま貼れる完成文)
食べ物でないものを口に入れた様子 15:24 共用スペースにて、◇◇様が机上に置かれていた観葉植物の葉をちぎり、口に入れる様子を介護職員◯◯が確認。
食べ物でないものを口に入れた様子 15:24 直ちに声をかけ、口を開けていただいたところ、緑色の葉の一部が口腔内に残っていた。本人に出していただき、回収した。
食べ物でないものを口に入れた様子 15:25 回収したもの:長さ約3センチの葉が1片。飲み込んだ量については、本人に尋ねたが返答は得られなかった。
食べ物でないものを口に入れた様子 15:26 介護職員△△を呼び、15:26に到着。机上と床、周辺を確認したところ、同じ植物の葉が2片欠けていた(確認者△△)。
食べ物でないものを口に入れた様子 15:28 体温36.5度、血圧126/76、脈拍84回/分(測定者△△)。咳、むせ込み、よだれの増加は見られなかった。
食べ物でないものを口に入れた様子 15:30 ◯◯が看護職員□□と管理者◇◇へ内線。「口に入れたものの種類と大きさ」「回収した量と、欠けている量」「15:28のバイタル」を伝えた。
食べ物でないものを口に入れた様子 15:36 □□が◯◯医院へ電話。◯◯医師と通話し、植物の名称、口に入れた量の見込み、15:28のバイタル、症状がないことを伝えた。
食べ物でないものを口に入れた様子 15:42 ◯◯医師より、当日中は1時間ごとに様子を確認し、嘔吐・腹痛・咳が見られた場合は連絡するよう指示を受けた。
食べ物でないものを口に入れた様子 16:40 指示に基づき確認。嘔吐・腹痛・咳なし。以後、17:40、18:40も同様に確認し、いずれも変化はなかった(確認者◯◯)。
食べ物でないものを口に入れた様子 17:05 長女◯◯様と担当介護支援専門員◯◯様へ電話。15:24からの経過と主治医からの指示を伝えた。あわせて、共用スペースの植物の設置場所を変更したことを管理者◇◇が記録に残した。
姿が見当たらない 16:12 おやつの声かけのため居室を訪室したが、◇◇様の姿が見当たらないことを介護職員◯◯が確認。直前の所在確認は15:30の共用スペース。
姿が見当たらない 16:13 居室内を確認。上着とかばんが無く、履物も玄関に見当たらなかった(確認者◯◯)。
姿が見当たらない 16:14 ◯◯が管理者◇◇へ内線で報告。◇◇の指示により、事業所内(居室・トイレ・浴室・食堂・相談室・事務室・非常階段)を職員3名で分担して確認した。
姿が見当たらない 16:22 事業所内の確認を終了。所在は確認できず。玄関の記録を確認したところ、15:58に出入口が開いた記録があった。
姿が見当たらない 16:24 ◇◇の指示により、職員2名が事業所周辺(正面の道路、公園、最寄りのバス停、以前に立ち寄られた商店)を確認に出発した。
姿が見当たらない 16:26 長男◯◯様へ電話。16:12からの経過と、現在の捜索状況を伝え、「自宅と実家の周辺を見に行く」との返答を得た。
姿が見当たらない 16:35 ◇◇より警察へ連絡(連絡内容:氏名、年齢、服装、最後に確認した時刻と場所、立ち寄る可能性のある場所)。担当介護支援専門員◯◯様へも電話で連絡した。
姿が見当たらない 16:52 職員△△より電話連絡。最寄りのバス停のベンチに座っている◇◇様を確認したとの報告(確認時刻16:50)。
姿が見当たらない 16:58 △△が付き添い帰所。歩行は普段どおり、けがの有無を確認したところ、外傷は見られなかった。体温36.6度、血圧138/82、脈拍92回/分。
姿が見当たらない 17:10 長男◯◯様、警察、担当介護支援専門員◯◯様へ、それぞれ発見の連絡を行った(連絡者◇◇)。本人からは「バスに乗って家に帰ろうと思った」との発語があった。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

入浴中・送迎中に様子が変わった2場面(20行)

入浴中と送迎中は、職員が1人になりやすく、記録の材料が手元に残りにくい場面です。誰がどこにいたか、何時に何を確認したかを、その日のうちに書いておきます。

場面 時刻 記録に残す文(そのまま貼れる完成文)
入浴中に様子が変わった 10:32 浴室にて、浴槽内で座位を保っていた◇◇様の頭が前に傾き、返答が遅くなったことを介護職員◯◯が確認(浴室内は◯◯と本人の2名)。
入浴中に様子が変わった 10:32 直ちに浴槽の栓を抜き、上体を支えながら声をかけた。氏名を呼ぶと「はい」と返答があったが、目を開けたままの状態が続いた。
入浴中に様子が変わった 10:33 浴室の呼び出しボタンで応援を要請。介護職員△△が10:33に到着し、2名で浴槽から出て、脱衣室のベッドへ移動した。
入浴中に様子が変わった 10:35 体を拭き、掛け物をかけて保温した。体温36.9度、血圧96/58、脈拍104回/分(測定者△△)。入浴前10:05の測定値は体温36.5度、血圧124/74、脈拍78回/分。
入浴中に様子が変わった 10:36 入浴の状況:湯温は40度、入浴開始10:20、浴槽内の滞在はおよそ12分(浴室の記録から転記)。
入浴中に様子が変わった 10:38 ◯◯が看護職員□□へ内線。「10:32の様子」「10:35のバイタルと入浴前の値」「入浴開始時刻と浴槽内の滞在時間」を伝えた。
入浴中に様子が変わった 10:41 看護職員□□が到着し状態を確認。10:45の再測定で血圧104/62、脈拍92回/分。返答の速さは普段どおりに戻った。
入浴中に様子が変わった 10:52 □□が◯◯医院へ電話。◯◯医師と通話し、経過と2回分の測定値を伝え、水分を勧めながら当日中は臥床して様子を確認するよう指示を受けた。
入浴中に様子が変わった 11:00 指示に基づき、水分を約150ミリリットル摂取。11:30、12:30の確認で、いずれも変化は見られなかった。
入浴中に様子が変わった 13:10 長女◯◯様と担当介護支援専門員◯◯様へ電話。10:32からの経過、主治医からの指示、次回入浴時の対応について事業所内で確認した内容を伝えた。
送迎中に様子が変わった 16:48 送迎車内にて、後部座席の◇◇様が「気持ち悪い」と発語されたことを添乗の介護職員◯◯が確認(運転者△△、車内は職員2名と利用者3名)。
送迎中に様子が変わった 16:49 △△が安全な場所へ車を停車(停車位置:◯◯町の交差点手前の路側帯)。停車時刻16:49。
送迎中に様子が変わった 16:50 ◯◯が本人の様子を確認。顔色は出発時と比べて白く見え、額に汗が見られた。嘔吐はなし。
送迎中に様子が変わった 16:52 体温36.6度、脈拍98回/分(車載の測定器を使用、測定者◯◯)。血圧は車内のため測定できず、その旨を記録した。
送迎中に様子が変わった 16:54 ◯◯が事業所へ電話。看護職員□□へ16:48からの様子と16:52の測定値を伝え、事業所へ引き返すよう指示を受けた。
送迎中に様子が変わった 16:56 他の利用者2名については、◇◇様の状態を伝えたうえで、いったん事業所へ戻ることを説明し、了承を得た。
送迎中に様子が変わった 17:08 事業所に到着。看護職員□□が状態を確認。血圧100/60、脈拍92回/分。本人より「さっきより楽になった」との訴えあり。
送迎中に様子が変わった 17:20 □□が◯◯医院へ電話。◯◯医師と通話し、経過と測定値を伝え、本日中の受診は要さず、翌朝に様子を報告するよう指示を受けた。
送迎中に様子が変わった 17:35 長男◯◯様へ電話。16:48からの経過と主治医からの指示を伝え、「自宅で様子を見る。18時に事業所へ迎えに行く」との返答を得た。
送迎中に様子が変わった 18:05 長男◯◯様が来所し、本人が帰宅。担当介護支援専門員◯◯様と、翌日の訪問介護事業所へ、経過と当面の注意点を電話で伝えた(連絡者 管理者◇◇)。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

「見たこと」と「思ったこと」を分ける——48組の言い換え

急変の記録でいちばんつまずくのがここです。その場で見たこと(事実)と、そこから頭のなかで引いた結論(推測)が、同じ文のなかで混ざる。混ざったまま書かれた記録は、あとから読む人が「どこまでが見たことなのか」を切り分けられません。

分ける方法はひとつだけです。目・耳・手で確かめられることだけを書き、確かめていないことは書かない。どうしても見立てを残したいときは、事実として書くのではなく「◯◯と考え、△△へ連絡した」という形で、自分の行動につなげて書きます。これなら、見立てが記録に残りつつ、事実の欄を汚しません。

あわせて、医学的な判断や病名は書きません。それは記録を書く職種の役割ではなく、あとから読む医療職の判断を狭めてしまいます。書くのは「◯◯という様子が見られた」「主治医へ報告し、◯◯するよう指示を受けた」の2つの形です。

様子の書き方——見たままに直す16組

避けたい書き方(そのままでは使えない例) そのまま使える完成文 直したところ
「意識を失っていた」 氏名を呼び、肩に触れて声をかけたが、目を開けず、返答はなかった。 状態の名前ではなく、行った働きかけと、その反応を書く
「ぐったりしていた」 ベッド上で仰向けのまま、こちらを向かず、問いかけに単語のみの返答であった。 印象の言葉を、姿勢と反応に置き換える
「顔色が真っ青だった」 顔色は前日と比べて白く見え、唇の色も薄く見えた(確認者◯◯)。 比較の基準(前日)と、誰が見たかを添える
「呼吸が荒かった」 肩を上下させる呼吸が見られ、呼吸数は28回/分であった(前日20:00は18回/分)。 形容ではなく、動きの様子と数値、比較値を書く
「熱が高かった」 体温38.4度(腋窩、10:20測定)。前日同時刻は36.6度。 測った値・部位・時刻・比較値を書く
「血圧がかなり低下していた」 血圧92/58(9:08測定)。前日9:00は118/70。 評価語を消し、2つの実測値を並べる
「元気がなかった」 いつもは自ら話しかけられるが、本日は問いかけへの返答のみで、自発的な発語はなかった。 ふだんとの差を、具体的な行動で示す
「様子がおかしかった」 視線が合いにくく、問いかけに数秒おいてから単語で返答された。 「おかしい」の中身を、観察できる形にほどく
「かなりの出血があった」 左前腕外側に長さ約2センチの表皮のはがれがあり、にじむ程度の出血。ガーゼ1枚に直径約3センチの血液の付着。 量を、大きさと付着の程度で表す
「たくさん吐いた」 吐いたものはおよそ200ミリリットル、色は薄い黄色、昼食の形の残りがあり、赤い色は見られなかった。 量・色・内容・混ざりものの有無を書く
「痛がっていた」 へその右下を手で示し、「今までで一番痛い」と話された。話しながら顔をしかめる様子があった。 本人の言葉をそのまま引き、表情の様子を添える
「体が動かなくなっていた」 両手で職員の手を握っていただいたところ、右手は普段どおり、左手はほとんど力が入らなかった。 行った確認の方法と、左右の差を書く
「けいれんが長く続いた」 両上肢と両下肢が小刻みに動く状態が、19:22頃から19:23頃までのおよそ40秒間続いた(時計で確認)。 長短の印象ではなく、開始・終了・秒数を書く
「食欲がなかった」 昼食は主食・副食ともに摂取なし。水分はお茶を約30ミリリットル摂取。直近3食は主食8割、4割、1割と推移。 摂取量の実数と推移で示す
「便秘が続いている」 排泄記録上、最終排便は4日前の9:00。本人より「お腹が張って苦しい」との訴えあり。 記録上の事実と、本人の訴えを分けて書く
「いつもと違う感じがした」 入室時の挨拶への返答がなく、テレビをつけたまま画面を見ずに座っておられた。ふだんは挨拶に応じ、番組の内容を話される。 気づきの根拠になった具体的な差を1つ以上書く

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

原因・病名に踏み込みそうな表現を直す16組

この表の左側は、その場では確かめようがないことばかりです。詰まらせたのか、打ったのか、いつからなのか——確かめていないのに書けば、記録が事実でなくなります。右側は、確かめたことだけで同じ場面を書き直したものです。

避けたい書き方(そのままでは使えない例) そのまま使える完成文 直したところ
「食事を詰まらせた」 昼食中に咳き込みが5回続き、口腔内を確認したところ右頬の内側に副食が残っていた。 起きたこととして確認したことだけを書く
「脳の病気が疑われる」 左手に力が入らず、口の左端から食べ物のかすがこぼれる様子が見られた。看護職員へ報告のうえ、主治医へ連絡した。 見た様子と、行った連絡に置き換える
「心臓の発作を起こした」 胸の中央を手で押さえ、「ここが重い」と話された。主治医へ連絡し、指示を受けた。 本人の言葉と、連絡の事実だけを書く
「熱中症になった」 額と首筋に発汗があり、脈拍110回/分。室温は28度、水分摂取は午前中で約100ミリリットル。 状態と、環境・摂取量の実測値を書く
「薬が効きすぎたと思われる」 手の細かな震えと発汗が見られた。服薬は本人の記録票のとおり実施済みであることを確認し、主治医へ報告した。 薬に関する評価を書かず、確認した事実と報告を書く
「転倒して骨折した」 廊下で右側を下にして横たわっているところを発見。右の股のあたりを手で押さえ、「動けない」と話された。 けがの内容を判断せず、姿勢と訴えを書く
「打ちどころが悪かった」 左側頭部に直径約3センチの発赤があり、出血はなかった。氏名・日付・場所を尋ね、いずれも正しく返答された。 評価を消し、確認した所見と確認方法を書く
「本人が無理をしたのが原因」 本人より「トイレに行こうとした」との発語があった(本人の申し出をそのまま記載)。 原因の断定をやめ、本人の言葉として書く
「夜中に転落したものと思われる」 2:00の巡回時はベッド上で入眠中。3:15の巡回で床に横たわっているところを発見。この間の状況は確認していない。 確認した2点で挟み、間は「確認していない」と書く
「感染症にかかった」 体温38.4度、悪寒の訴えあり。咳・鼻水・のどの痛みはいずれも「ない」との返答。主治医へ連絡した。 病名を書かず、確認した症状の有無を並べる
「認知症が進んだため」 直近1週間で、居室の場所を尋ねられる場面が3回あった(4日前、2日前、本日)。 状態の変化を、回数と日付で示す
「誤って飲み込んだ可能性が高い」 植物の葉が2片欠けており、口腔内から1片を回収した。飲み込んだ量については本人から返答が得られなかった。 確かめられた数と、確かめられなかったことを分けて書く
「脱水を起こしていた」 前日の水分摂取は日中で約400ミリリットル(ふだんは約1,000ミリリットル)。口唇の乾燥が見られた。 状態の名前を使わず、摂取量の実数と所見を書く
「持病が悪化した」 本人より「いつもの痛みとは違う」との訴えあり。主治医へ連絡し、経過を伝えた。 本人の言葉と、連絡の事実に置き換える
「特に問題はないと判断した」 体温36.5度、血圧128/76、脈拍80回/分。痛みの訴えなし。看護職員へ報告し、1時間ごとの確認を継続することとなった。 判断を書かず、測定値・訴えの有無・決まった方針を書く
「様子を見ることにした」 主治医より、1時間ごとに様子を確認し、返答がさらに減る場合は再度連絡するよう指示を受けた。指示に基づき、以後1時間ごとに確認した。 誰の指示で、何を、どの間隔で確認するのかまで書く

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

対応・連絡・その後の書き方を直す16組

避けたい書き方(そのままでは使えない例) そのまま使える完成文 直したところ
「すぐに対応した」 14:05に発見し、14:06に声かけ、14:08にバイタルを測定した(対応者◯◯、△△)。 速さの評価を、時刻の並びに置き換える
「応援を呼んだ」 14:06に介護職員△△を呼び、△△は14:07に居室へ到着した。 呼んだ相手と、到着した時刻を書く
「バイタルを測定した」 14:08に体温36.8度、血圧104/62、脈拍96回/分を測定(測定者△△)。 値・時刻・測定者を書く
「測れなかった」 血圧は車内のため測定できず、その旨を記録した。脈拍のみ98回/分を測定(16:52、測定者◯◯)。 測れなかった理由と、測れたものを分けて書く
「看護師に報告した」 14:10に看護職員□□へ内線で報告。「14:05に訪室、閉眼のまま呼びかけに返答なし。14:08のバイタルは上記のとおり」と伝えた。 時刻・相手・伝えた内容の3つをそろえる
「主治医に連絡した」 14:16に◯◯医院へ電話し、◯◯医師と通話。14:05からの経過と14:08のバイタルを伝えた。 かけ先・通話相手・伝えた内容を書く
「連絡がつかなかった」 14:12に◯◯医院へ電話したが、呼び出しのみで応答なし。14:18に再度架電し、◯◯医師と通話した。 つながらなかった事実も1件として残す
「指示どおり対応した」 ◯◯医師より、水分を勧めながら1時間ごとに様子を確認するよう指示を受けた。指示に基づき10:40にお茶を提供し、約100ミリリットル摂取された。 受けた指示の内容と、実施したことを分けて書く
「救急車を呼んだ」 14:20に△△が救急要請。通報時に「14:05から呼びかけに返答がないこと」「14:08のバイタル」を伝えた。 要請した人と、通報時に伝えた内容を書く
「救急隊に引き継いだ」 14:29に救急隊が到着。発見時刻、14:08のバイタル、服薬の状況、かかりつけ医療機関名を記載した用紙を渡し、口頭でも引き継いだ(引き継ぎ者□□)。 引き継いだ中身と、渡した書面の有無を書く
「家族に連絡済み」 14:24に長男◯◯様へ電話。経過と救急要請を伝え、「すぐ病院へ向かう」との返答を得た。 時刻・相手・伝えた内容・返答の4点をそろえる
「家族は納得された」 長男◯◯様より「わかりました。こちらから病院に確認します」との返答があった。 相手の内心を書かず、言われた言葉を書く
「ケアマネにも伝えた」 13:20に担当介護支援専門員◯◯様へ電話。本日の経過と主治医から受けた指示を伝えた。 時刻・相手の氏名・伝えた内容を書く
「その後は落ち着いていた」 11:40に再度訪室。問いかけに「はい」「いいえ」の返答があり、視線も合った。体温37.0度、血圧120/72、脈拍84回/分。 「落ち着いた」の中身を、確認した内容と数値で書く
「夜勤に申し送った」 17:00に夜勤者へ申し送り。「1時間ごとの確認を継続」「返答が単語のみに戻る場合は看護職員へ連絡」を口頭と申し送りノートで伝達(申し送り者◯◯)。 申し送った中身と、伝えた方法を書く
「今後、再発しないよう注意する」 共用スペースの植物の設置場所を、利用者の手の届かない棚上へ変更した(実施日◯月◯日、実施者 管理者◇◇)。次回の会議で、他の設置物についても確認する。 心構えではなく、変えたものと実施日・実施者を書く

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

連絡・報告の記録——誰に・何時に・何を伝えて・何と言われたか(36例)

急変の記録で、経時の次に落ちやすいのが連絡の記録です。「家族に連絡済み」「主治医の指示で対応」——この一行では、あとから読む人は何も分かりません。連絡の記録に必要なのは4つだけです。

  • 誰に——医療機関名・氏名・職名・続柄まで。「家族」ではなく「長男◯◯様」
  • 何時に——かけた時刻。つながらなかった場合は、かけた時刻とかけ直した時刻の両方
  • 何を伝えて——伝えた内容。経過とバイタルを伝えたなら、その中身を書く
  • 何と言われたか——受けた指示や返答を、言われたとおりに

とくに4つめが抜けます。電話で受けた指示は、その場では覚えていても、記録に残さなければ翌日には誰にも分かりません。仙台市の集団指導資料には、訪問介護員から利用者の体調の急変等について電話で報告を受けた際に、電話で指示を行ったものの、その内容に関する文書等の記録を保存していなかった、という指摘が示されています。電話で受けた指示・電話で出した指示は、どちらも記録に残す対象です。

連絡先ごとの4点セット早見表

連絡先 「誰に」の書き方 「何を伝えて」に必ず含めるもの 「何と言われたか」で残すもの
主治医・医療機関 医療機関名と医師の氏名。通話できた相手が看護師の場合はその旨 いつから、どう変わったか。測定値と測定時刻。直前の食事・服薬・排泄の状況 受けた指示の内容と、次に連絡する条件(何が起きたら再度連絡するか)
事業所内の看護職員 職名と氏名。内線か携帯か 発見時刻からの経過、測定値、本人の訴え 到着予定時刻、到着までに行うこと
訪問看護事業所(利用がある場合) 事業所名と対応した看護師の氏名 経過と測定値、直近の訪問時からの変化 臨時訪問の可否と予定時刻、主治医への連絡の分担
管理者・責任者 職名と氏名。不在時は連絡した順に全員分 経過、現時点の状態、これから行おうとしていること 受けた指示(要請の可否、家族への連絡者、同行者の決定)
家族 続柄と氏名。連絡先の別(自宅・携帯・勤務先) いつ・何があり・今どうなっているか。搬送先や受診先が決まっていればその名称 返答の言葉と、家族の行動(向かう・折り返す・任せる)
介護支援専門員 事業所名と氏名 経過、主治医からの指示、当面のサービス利用の見込み 他のサービス事業所への連絡の分担、計画の見直しの要否についての話し合い
他のサービス事業所 事業所名・サービス種別・対応者の氏名 次回の訪問・利用にあたり注意すること 次回訪問の予定変更の有無
救急 通報した職員の氏名 通報時に伝えた内容(状態・発症時期・測定値・所在地) 到着時刻、引き継いだ内容、搬送先と搬送開始時刻

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

主治医・看護職員への連絡の完成文12例

場面 記録に残す完成文
主治医へ最初の連絡 14:16 □□が◯◯医院へ電話。◯◯医師と通話し、「14:05に閉眼のまま呼びかけに返答がない状態で発見したこと」「14:08のバイタル(体温36.8度、血圧104/62、脈拍96回/分)」「本日朝の食事は普段どおりであったこと」を伝えた。
主治医から指示を受けた 14:19 ◯◯医師より、「すぐに救急要請を」との指示を受けた。搬送先が決まり次第、医院へ連絡するよう併せて指示を受けた。
主治医から経過観察の指示 10:38 ◯◯医師より、「水分を勧めながら1時間ごとに様子を確認し、返答がさらに減るようなら再度連絡を」との指示を受けた。
主治医が不在だった 11:04 ◯◯医院へ電話。受付の方より「◯◯医師は往診中で、戻りは13時頃」との返答。経過を伝言し、折り返しを依頼した。13:12 ◯◯医師より折り返しの電話を受け、経過を再度伝えた。
夜間・休日の連絡 20:28 ◯◯医院の夜間連絡先へ電話。当直の◯◯医師と通話し、20:14からの訴えと20:19のバイタルを伝えた。
受診後の結果を記録する 16:40 受診に付き添った長男◯◯様より、受診結果と、以後の観察について医療機関から示された内容を口頭で伝えられ、記録に転記した(受け取り者 管理者◇◇)。
事業所内の看護職員へ最初の報告 14:10 看護職員□□へ内線で報告。「14:05に訪室、閉眼のまま呼びかけに返答なし」「14:08のバイタルは上記のとおり」「嘔吐物や転倒した跡はないこと」を伝えた。
看護職員の到着まで 14:10 □□より、「到着まで3分。そのままの姿勢で見守り、変化があればすぐ内線を」との指示を受けた。14:13 □□が居室に到着。
看護職員へ再報告(変化があった) 12:25 咳が再度3回続いたため、看護職員□□へ内線。「12:18からのむせ込み」「口腔内の残り」「12:22のバイタル」を伝えた。
訪問看護事業所へ連絡 9:20 ◯◯訪問看護ステーションへ電話。看護師◯◯様と通話し、9:05からの経過と9:08のバイタル、前回訪問(一昨日)からの変化を伝えた。
訪問看護から臨時訪問の返答 9:28 ◯◯訪問看護ステーションの◯◯様より、「10時30分に臨時で訪問する。主治医への連絡はこちらから行う」との返答を得た。
指示を受けた職員が交代するとき 17:00 夜勤者へ申し送り。「◯◯医師より1時間ごとの確認の指示あり(10:38受領、受領者□□)」「返答が単語のみに戻る場合は看護職員へ連絡」を口頭と申し送りノートで伝達した。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

家族・救急への連絡の完成文12例

場面 記録に残す完成文
家族へ最初の連絡(搬送する場合) 14:24 長男◯◯様(携帯)へ電話。「14:05から呼びかけに返答がないこと」「主治医の指示で救急要請したこと」「搬送先が決まり次第、改めて連絡すること」を伝え、「すぐ病院へ向かう」との返答を得た。
家族へ最初の連絡(受診の相談) 9:38 長男◯◯様へ電話。9:05からの経過と、主治医から本日中の受診の指示があったことを伝え、「11時に迎えに行き、そのまま受診する」との返答を得た。
家族へ最初の連絡(経過観察の場合) 13:10 長女◯◯様へ電話。10:12からの様子、主治医から受けた指示、その後の経過を伝え、「夕方に立ち寄る」との返答を得た。
家族につながらなかった 14:24 長男◯◯様(携帯)へ電話したが応答なし。14:26 自宅へ電話したが応答なし。14:28 次女◯◯様へ電話し、経過を伝えた。14:41 長男◯◯様より折り返しの電話を受け、同じ内容を伝えた。
搬送先を家族へ伝える 14:38 長男◯◯様へ電話。「搬送先は◯◯病院」「介護職員◯◯が同行している」ことを伝え、「病院で合流する」との返答を得た。
搬送後の状況を家族へ伝える 15:40 同行した◯◯より、◯◯病院にて検査中で家族が到着済みとの報告を受けた(受電者 管理者◇◇)。同内容を15:50に次女◯◯様へ電話で伝えた。
家族から情報を得た 10:20 長女◯◯様より電話。「今朝の電話では、いつもより声が小さかった」との情報を得た(家族からの伝聞として記載)。
家族から要望を受けた 17:30 長男◯◯様より、「今後は変化があった時点で、時間帯にかかわらず携帯に連絡してほしい」との要望を受けた。連絡先の優先順位を記録に反映した(反映者 管理者◇◇)。
救急要請の記録 14:20 △△が救急要請。通報時に「14:05から呼びかけに返答がないこと」「14:08のバイタル」「所在地と入口の場所」を伝えた。
救急隊への引き継ぎ 14:29 救急隊到着。発見時刻、14:08のバイタル、既往と服薬の状況、かかりつけ医療機関名、家族の連絡先を記載した用紙を渡し、口頭でも引き継いだ(引き継ぎ者□□)。
搬送開始と同行 14:38 搬送開始。搬送先は◯◯病院(同行 介護職員◯◯)。持参物は健康保険証の写し、お薬手帳、緊急時連絡先の一覧。
救急要請したが搬送に至らなかった 11:35 救急隊による確認の結果、搬送は行わず、主治医の受診で対応することとなった。11:40 ◯◯医院へ電話し、経過を報告のうえ、14時の受診を予約した。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

管理者・介護支援専門員・他のサービス事業所への連絡の完成文12例

場面 記録に残す完成文
管理者へ第一報 14:22 管理者◇◇へ内線で報告(報告者◯◯)。14:05からの経過、14:08のバイタル、主治医の指示で救急要請したことを伝えた。
管理者から指示を受けた 14:22 ◇◇より、「家族への連絡は◯◯が、搬送への同行は△△が行うこと」「搬送先が決まった時点で管理者へ再度連絡すること」の指示を受けた。
管理者が不在だった 3:25 管理者◇◇へ電話したが応答なし。事業所の夜間連絡の順序に従い、3:27にサービス提供責任者◯◯へ電話し、経過を報告した。7:50に◇◇へ改めて報告した。
夜間の出来事を朝に報告 8:10 管理者◇◇へ報告。3:15の発見からの経過、夜間の1時間ごとの確認結果、本日の受診予定を伝えた。
介護支援専門員へ第一報 13:20 担当介護支援専門員◯◯様(◯◯居宅介護支援事業所)へ電話。本日の経過と主治医から受けた指示を伝えた。
介護支援専門員へ搬送の連絡 14:45 担当介護支援専門員◯◯様へ電話。救急要請から搬送までの経過、搬送先、同行者を伝え、「病院へ確認のうえ、明日の訪問を調整する」との返答を得た。
介護支援専門員から依頼を受けた 14:52 ◯◯様より、「退院の見込みが分かった時点で連絡してほしい」「他のサービス事業所へは当方から連絡する」との依頼を受けた。
他のサービス事業所へ連絡(訪問介護) 17:50 ◯◯ヘルパーステーションへ電話。サービス提供責任者◯◯様に、本日の経過と、明日の訪問時に確認していただきたい点(食事と水分の摂取量、返答の様子)を伝えた。
他のサービス事業所へ連絡(通所) 18:05 ◯◯デイサービスへ電話。生活相談員◯◯様に、本日の経過と主治医からの指示を伝え、「明日の利用は見合わせ、明後日の朝に改めて相談する」ことを確認した。
他のサービス事業所へ連絡(福祉用具) 10:20 ◯◯福祉用具貸与事業所へ電話。担当◯◯様に、転落があったこと、ベッド周囲の環境について相談したい旨を伝え、「本日15時に訪問する」との返答を得た。
保険者への報告についての連絡 9:15 管理者◇◇より、保険者の窓口へ電話し、本件の報告の要否について確認した。確認した内容と、担当された方の所属・氏名を記録に残した。
事業所内での共有 18:30 当日の対応者3名と管理者◇◇で、経過の確認を行った。記録の記載内容に相違がないことを全員で確認し、追記が必要な事項を洗い出した(記録者◯◯)。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

その日のうちに揃える記録と、後日そろえる記録——チェック表(記入欄つき)

急変が1件起きると、書く紙は1枚では終わりません。経過を書いた記録、測った値の記録、事故として整理する記録、家族へ説明したことの記録、事業所内で検討したことの記録——それぞれ書く人も、書く時期も違います。ここを整理しておかないと、翌日以降に「誰かが書いていると思っていた」という抜けが生まれます。

分け方はかんたんです。その日のうちにしか書けないもの(記憶が鮮明なうちに残すもの、時刻の裏づけが手元にあるうちに残すもの)と、時間をおいてからのほうが正確に書けるもの(受診結果、検討の結果、再発防止の取り組み)に分けます。

その日のうちに揃える記録10種

記録の種類 書く人 その日のうちに書く理由 自事業所の様式名・保管場所(記入欄)
経過記録(経時記録) 発見者・対応者。複数なら全員が自分の分を 時刻と、そのとき見たことは翌日には曖昧になる (          )
バイタル・観察の記録 測定した職員 測定値と測定時刻の対応が、時間をおくと崩れる (          )
連絡・指示の記録 電話をかけた職員・受けた職員 受けた指示の言い回しは、その日のうちにしか再現できない (          )
サービス提供の記録への反映 その日の担当者 提供した内容と実際の経過に食い違いを残さないため (          )
事故として整理する記録 管理者または担当者 状況と採った処置は、当日の記憶と手元の資料が最も揃っている (          )
家族への連絡の記録 電話をかけた職員 伝えた内容と返答は、あとから最も問われる (          )
介護支援専門員・他事業所への連絡の記録 連絡した職員 翌日以降のサービスに直結する (          )
申し送りの記録 申し送った職員 次の勤務帯の観察の起点になる (          )
救急要請・搬送の記録 通報した職員・同行した職員 通報時刻と引き継いだ内容は、当日中に確定させる (          )
現場の状況の記録(写真・図・位置関係) 確認した職員 片づけてしまうと再現できない。発見時の位置関係を図で残す (          )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

後日そろえる記録8種

記録の種類 書く時期の目安(記入欄) その記録に入れるもの 担当(記入欄)
受診・検査の結果と、以後の観察について示された内容 (     ) 誰から、いつ、どのように伝えられたか。伝聞であればその旨 (     )
家族への説明の記録 (     ) 説明日時・場所・出席者・説明した内容・受けた質問と回答 (     )
保険者への報告の控え (     ) 報告した日、報告の方法、提出した書面の写し (     )
事業所内の検討の記録 (     ) 日時・出席者・検討した内容・決まったこと・次回の確認日 (     )
原因の分析の記録 (     ) 何が起きたか、どこに要因があったか。人の注意ではなく、物・手順・情報の面から (     )
再発防止の取り組みの記録 (     ) 変えたもの(物の配置・手順・記録様式・情報の共有方法)と、実施日・実施者 (     )
取り組みの効果を確認した記録 (     ) いつ確認し、その後同じ状況が起きたかどうか (     )
計画の見直しに関する記録 (     ) 介護支援専門員との話し合いの経過と、見直しの要否についての結論 (     )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

再発防止について、神戸市の資料には「再発防止策の検討が不十分なため、同様の事故が繰り返し発生している(例:見守り強化のみを対策として挙げている)」との指摘が挙げられています。宇都宮市の資料でも、事故の再発防止のための検討がされていない、検討内容が具体的に記録されていない例が示され、職員に対応を任せるのではなく原因を分析するよう求められています。記録に書くのは心構えではなく、変えたものと、その実施日・実施者です。

急変1件の記録チェック表(記入欄つき・16項目)

1件が落ち着いたあと、この表を上から確認します。「済」の欄が埋まらない行が、翌週に問い合わせが来る行です。

確認すること 済(記入欄) 担当者(記入欄) 日時(記入欄)
発見時刻と発見者が書かれているか (  ) (    ) (    )
発見の直前に、最後に状態を確認した時刻が書かれているか (  ) (    ) (    )
1行1事実になっているか(1行に2つの出来事が入っていないか) (  ) (    ) (    )
測定値に、測定時刻と測定者が添えられているか (  ) (    ) (    )
比較できる直近の測定値が併記されているか (  ) (    ) (    )
見たことと、見立て・推測が分かれているか (  ) (    ) (    )
本人の言葉が、そのままの言い回しで書かれているか (  ) (    ) (    )
連絡した相手・時刻・伝えた内容・受けた返答の4点が揃っているか (  ) (    ) (    )
つながらなかった連絡も記録されているか (  ) (    ) (    )
受けた指示の内容が、言われたとおりに書かれているか (  ) (    ) (    )
指示に基づいて行ったことと、その後の反応が書かれているか (  ) (    ) (    )
複数の職員が関わった場合、行ごとに誰の記録か分かるか (  ) (    ) (    )
記録が書かれた日時(記載日時)が本文に残っているか (  ) (    ) (    )
他の記録(バイタル記録・サービス提供記録・申し送り)との時刻の食い違いがないか (  ) (    ) (    )
家族へ伝えた内容と、記録に書いた内容が一致しているか (  ) (    ) (    )
後日そろえる記録の担当と期限が決まっているか (  ) (    ) (    )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

あとから書き足すとき・間違いに気づいたとき——消さない直し方と完成文10例

急変の記録は、必ずあとから手が入ります。搬送先が決まる、受診の結果が届く、他の職員が見ていたことが分かる、書いた時刻が別の記録とずれていることに気づく。手が入ること自体は問題ではありません。問題になるのは、手が入った跡が残らないことです。

神戸市の資料には、サービス計画に記載された作成日・同意日等に整合性がなく事実と異なる、という指摘が挙げられており、あわせて「事実と異なる記録や書類を絶対に作成しないこと。内容に修正が必要な場合は、元の内容と修正後の内容、修正日がわかるよう記録を残すこと」とされ、他の書類・記録・業務全般の信憑性にも関わる重大なことである旨が注記されています。直し方には型があります。消さない・元が読めるようにする・修正日と直した人を残す。この3つです。

追記・訂正の型10

起きたこと 避けたい直し方 そのまま使える直し方
時刻を書き間違えた(紙の記録) 修正液で消す。上から書き直す 二重線を引いて元の数字が読める状態にし、正しい時刻を横に書く。二重線の脇に訂正印または署名と訂正日を記す
時刻を書き間違えた(電子の記録) 元の入力を書き換えて保存する 元の記載は残したまま、末尾に「【訂正】14:12と記載したが、正しくは14:18(発信履歴による)。◯月◯日 記録者◯◯」を追記する
あとから分かった事実を足す 本文の途中に差し込む 本文の末尾に「【追記】」として、追記した日時・追記者・追記の理由とともに書く
他の職員が見ていたことを足す 聞いた人が本人になりかわって書く 「【追記】介護職員△△より、13:00の配膳時に主食をほとんど残されていたとの申し送りがあった(◯月◯日 記録者◯◯、情報提供者△△)」
推測を事実として書いてしまった その文だけをこっそり書き換える 「【訂正】『詰まらせた』と記載したが、確認したのは咳き込みと口腔内の残りであり、詰まったことは確認していない。◯月◯日 記録者◯◯」
別の記録と時刻が食い違っている 片方を書き換えてそろえる 「バイタル記録の14:10と本記録の14:12は、測定と記載の時差による(◯月◯日 記録者◯◯)」と、食い違いの理由を残す
対応中に書けず、あとでまとめて書いた 当日の時刻で書いたように見せる 本文の末尾に「本記録は◯月◯日18:40に、当日の対応者3名で内容を確認しながら記載した」と記載する
数日後に受診結果が届いた 当日の記録に混ぜて書く 「【◯月◯日 追記】受診結果について、長男◯◯様より口頭で伝えられた内容を転記(記録者 管理者◇◇)」と、日を改めた行として書く
書いた本人が退職・異動した 別の職員が本人の名前で書き足す 「【追記】本件について、当時の対応者◯◯は◯月◯日付で退職。以下は残された記録と当日同席していた△△への確認による(◯月◯日 記録者 管理者◇◇)」
用紙を差し替えたくなった 書き直した用紙に差し替えて、元を破棄する 元の用紙を残したまま、新たに書いた用紙を続けて綴じ、「◯月◯日、内容を整理して書き直した。元の記録は前ページのとおり」と両方に記す

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

訂正・追記の完成文10例

直したい内容 そのまま貼れる完成文
発見時刻の訂正 【訂正】本文冒頭に「14:00 発見」と記載したが、時計を確認しておらず、直後14:08の内線の発信履歴から遡って推定した時刻である。正しくは「14:00頃(推定)」。◯月◯日10:20訂正、記録者◯◯。
連絡時刻の訂正 【訂正】「14:12 ◯◯医院へ電話」と記載したが、発信履歴では14:18であった。14:12は呼び出しのみで応答がなかった1回目の架電の時刻である。◯月◯日11:05訂正、記録者□□。
推測を書いてしまった箇所の訂正 【訂正】「食事を詰まらせた」と記載したが、確認したのは咳き込みが5回続いたことと、口腔内の右頬内側に副食が残っていたことである。詰まったかどうかは確認していない。◯月◯日16:40訂正、記録者◯◯。
病名に触れた箇所の訂正 【訂正】「脳の病気が疑われる」と記載したが、これは記録者の見立てであり、確認した事実ではない。確認したのは、左手に力が入らなかったことと、口の左端から食べ物のかすがこぼれていたことである。◯月◯日9:30訂正、記録者◯◯。
測定値の転記誤り 【訂正】「血圧104/62」と記載したが、測定器の表示および記録用紙では「血圧140/62」であった。転記の誤りである。◯月◯日13:15訂正、記録者△△。
他の職員の情報を追記 【追記】介護職員△△より、「13:00の配膳時、主食をほとんど残されていた」との申し送りがあったことを確認した。△△からの伝聞である。◯月◯日14:00追記、記録者◯◯。
家族への連絡の内容を追記 【追記】14:24の長男◯◯様への電話について、伝えた内容が「経過と救急要請」とのみ記載されていた。実際には搬送先が決まり次第改めて連絡する旨も伝えている。◯月◯日15:10追記、記録者◯◯。
受診結果の追記 【◯月◯日 追記】受診結果と、以後の観察について医療機関から示された内容について、付き添った長男◯◯様より口頭で伝えられた内容を転記した。書面は受け取っていない。記録者 管理者◇◇。
記載日時の明示 【記載について】本記録は◯月◯日18:40に、当日の対応者である◯◯・△△・□□の3名で内容を確認しながら記載した。対応中はメモを取れなかったため、時刻は各自の携帯電話の発信履歴と内線の記録により確認した。
食い違いの理由を残す 【補足】本記録の「14:12」とバイタル記録の「14:10」の差は、測定した時刻と記録に書いた時刻の差である。測定は14:10、記載は14:12。◯月◯日17:00補足、記録者△△。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

運営指導で見られる点——別添1の確認項目と、自治体が公表している指摘

急変時の記録だけを取り出した確認項目が用意されているわけではありません。見られるのは、日々のサービス提供の記録に「利用者の心身の状況等」が書かれているかと、事故が起きた場合に状況と対応経過が記録されているかの2つの入口からです。急変の1件は、この両方に現れます。

厚生労働省の運営指導マニュアル別添1に現れる確認項目14

サービス種別 確認項目 確認内容 確認文書
訪問介護 サービス提供の記録(第19条) 訪問介護計画にある目標を達成するための具体的なサービスの内容が記載されているか/日々のサービスについて、具体的な内容や利用者の心身の状況等を記しているか サービス提供記録
訪問看護 サービス提供の記録(第19条) 訪問看護計画にある目標を達成するための具体的なサービスの内容が記載されているか/日々のサービスについて、具体的な内容や利用者の心身の状況等を記録しているか サービス提供記録
通所介護 サービス提供の記録(第19条) 通所介護計画にある目標を達成するための具体的なサービスの内容が記載されているか/日々のサービスについて、具体的な内容や利用者の心身の状況等を記録しているか/送迎が適切に行われているか サービス提供記録、業務日誌、送迎記録
介護老人福祉施設 サービス提供の記録(第8条) 施設サービス計画にある目標を達成するための具体的なサービスの内容が記載されているか/日々のサービスについて、具体的な内容や入所者の心身の状況等を記録しているか サービス提供記録、業務日誌、モニタリングシート
認知症対応型共同生活介護 サービス提供の記録(第95条) 計画にある目標を達成するための具体的なサービスの内容が記載されているか/日々のサービスについて、具体的な内容や利用者の心身の状況等を記録しているか サービス提供記録、業務日誌、モニタリングシート
看護小規模多機能型居宅介護 サービスの提供の記録(第3条の18) 計画にある目標を達成するための具体的なサービスの内容が記載されているか/日々のサービスについて、具体的な内容や利用者の心身の状況等を記録しているか サービス提供記録、業務日誌、モニタリングシート、送迎記録
介護予防短期入所療養介護 サービス提供の記録(第49条の13) サービスの提供日及び内容、利用者の心身の状況等を記録しているか 介護予防サービス計画、サービス提供記録
訪問介護 心身の状況等の把握(第13条) サービス担当者会議等に参加し、利用者の心身の状況把握に努めているか サービス担当者会議の記録
訪問介護 事故発生時の対応(第37条) 事故が発生した場合の対応方法は定まっているか/市町村、家族、居宅介護支援事業者等に報告しているか/事故状況、対応経過が記録されているか/損害賠償すべき事故が発生した場合に、速やかに賠償を行うための対策を講じているか 事故対応マニュアル、市町村・家族・居宅介護支援事業者等への報告記録、再発防止策の検討の記録、ヒヤリハットの記録
訪問看護 事故発生時の対応(第37条) 同上(事故状況、対応経過が記録されているかを含む) 事故対応マニュアル、市町村・家族・居宅介護支援事業者等への報告記録、再発防止策の検討の記録、ヒヤリハットの記録
通所介護 事故発生時の対応(第104条の3) 同上(事故状況、対応経過が記録されているかを含む) 事故対応マニュアル、市町村・家族・居宅介護支援事業者等への報告記録、再発防止策の検討の記録、ヒヤリハットの記録
居宅介護支援 事故発生時の対応(第27条) 事故が発生した場合の対応方法は定まっているか/市町村、家族等に報告しているか/事故状況、対応経過が記録されているか/再発防止のための取組を行っているか 事故対応マニュアル、市町村・家族等への報告記録、再発防止策の検討の記録
認知症対応型共同生活介護 事故発生時の対応(第3条の38) 同上(事故状況、対応経過が記録されているかを含む) 事故対応マニュアル、市町村・家族・居宅介護支援事業者等への報告記録、再発防止策の検討の記録、ヒヤリハットの記録
定期巡回・随時対応型訪問介護看護 事故発生時の対応(第3条の38) 同上(事故状況、対応経過が記録されているかを含む) 事故対応マニュアル、市町村・家族・居宅介護支援事業者等への報告記録、再発防止策の検討の記録、ヒヤリハットの記録

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

ここで注目したいのは、確認内容が「事故が起きたか」ではなく「記録されているか」を見ている点です。状況と対応経過が記録として残っているかどうかが確認の対象になっています。経時で書いておくことは、この確認内容にそのまま応える形になります。

自治体が公表している指摘12件と、記録面での備え

公表元 公表されている指摘 急変の記録に引き寄せて読むと
松山市介護保険課「運営指導での主な指摘事項及び周知事項について」(令和5年度第2回介護保険サービス事業者連絡会資料) サービス提供の記録について、提供したサービスの内容だけでなく利用者の心身の状況(利用者の様子等)についても記録することとされ、「特変なし」等しか書かれていない記録が見受けられる ふだんの記録に様子が書かれていないと、急変の前にどうだったかを示す材料が残らない。比較の材料は平常時の記録から生まれる
宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(各サービスに共通する事項)」資料1 サービス提供の記録が残されていない/記録されたサービス内容と請求内容に齟齬がある/記録に提供した具体的なサービス内容や利用者の心身の状況等の記載がない 急変当日の経過を書いた記録と、サービス提供の記録の内容がずれていないかを、その日のうちに突き合わせる
宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(各サービスに共通する事項)」資料1 利用者家族や介護支援専門員等に連絡した記録が残されていない/事故の再発防止のための検討がされていない、検討内容が具体的に記録されていない 連絡は4点セット(誰に・何時に・何を伝え・何と言われたか)で残す。再発防止は、変えたものと実施日・実施者を書く
神戸市「介護保険サービス事業運営上の留意事項(居宅通所)」(令和7年3月 介護保険事業者説明会) サービス計画に記載された作成日・同意日等に整合性がなく、事実と異なる。あわせて「事実と異なる記録や書類を絶対に作成しないこと。内容に修正が必要な場合は、元の内容と修正後の内容、修正日がわかるよう記録を残すこと」と示されている あとから直すときは上書きしない。元の記載を残し、修正後の内容と修正日、直した人を残す
神戸市「介護保険サービス事業運営上の留意事項(居宅通所)」(令和7年3月) 誤薬・転倒等、介護事故として記録すべきものを、ヒヤリ・ハット事例として記録している/再発防止策の検討が不十分なため、同様の事故が繰り返し発生している(例:見守り強化のみを対策として挙げている) 経過の記録と、事故として整理する記録の役割を分ける。線引きの基準を事業所内で文書にしておく
仙台市介護事業支援課「令和6年度 運営指導方針・令和5年度 運営指導結果等」(令和6年6月 集団指導) 訪問介護員から利用者の体調の急変等について電話で報告を受けた際に、その電話で指示を行っているが、その内容に関する文書等の記録を保存していなかった 電話で受けた指示・出した指示は、受けた側と出した側の双方が記録に残す
仙台市介護事業支援課「令和6年度 運営指導方針・令和5年度 運営指導結果等」(令和6年6月 集団指導) 過去約2年間で骨折等の事故が発生しているが報告をしていない/報告が必要となる事故の程度を把握していない 報告する範囲は保険者により異なる。自事業所の保険者の基準を一覧にして手元に置く(記入欄)
北海道後志総合振興局「実地指導における主な指摘事項について」(資料3-2) 事故の状況及び事故に際して採った処置について記録されていない/原因の究明や、再発防止策がとられていない/事故の発生から関係機関等への報告方法など対応経過が不明確 「状況」と「採った処置」は別のものとして書く。経時記録は、この2つを1本の時間軸で示せる形になっている
東京都「運営指導における主な指摘事項」(訪問看護) 事故の状況や講じた処置を記録しておらず詳細・対応・再発防止策が不明確/保険者への事故報告を行っていない 講じた処置は、実施した時刻・実施者・実施後の反応まで書く
名古屋市「運営指導に係る主な指摘事項(介護保険施設版)」(令和5年1月5日) 事故発生の防止の観点から、ヒヤリハット事例の報告を増やすこと。運営指導においては介護事故の件数よりヒヤリハット報告の件数の方が少ないといった事例が見受けられる 急変に至らなかった小さな変化も記録に残す習慣が、急変時の比較材料になる
津山市環境福祉部高齢介護課「令和5年度 津山市 地域密着型サービス事業者 集団指導資料」 事故報告書が提出されていない事例、事故報告書を提出すべき案件についてヒヤリハットで処理している事例 迷った時点で管理者へ相談し、相談した事実と結論を記録に残す
姫路市「令和6年度以前実地指導結果(指定基準等)」 主治の医師等の意見について、支援経過記録その他の記録において確認できなかった 医師とやり取りした事実は、記憶ではなく記録に残す。通話した時刻・相手・内容・受けた指示の4点で書く

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

よくある質問

経時記録は、どの様式に書けばよいですか

専用の様式が定められているわけではありません。多くの事業所では、日々の経過記録・介護記録の欄に、時刻を先頭に置いて書いています。大切なのは様式の名前ではなく、時刻が1列目にあり、1行1事実で上から下へ並ぶ形になっていることです。自事業所の様式でその形が取りにくい場合は、別紙を1枚差し込み、経過記録から「別紙のとおり」と参照する方法もあります。様式名と保管場所は事業所で決め、記録の先頭に書いておくと迷いません。

1件の急変に職員が3人関わりました。記録は3枚になりますか

1件につき1本の時間軸にまとめ、行ごとに「誰が見たか・誰が行ったか」を書く方法が読みやすくなります。3人が別々に書くと、同じ出来事が3回登場し、時刻がわずかにずれて前後関係が読めなくなります。まとめる場合は、末尾に「本記録は当日の対応者3名で内容を確認しながら記載した」と記載し、記録者を全員列記します。ただし、それぞれが自分の見たことを別に残す運用にしている事業所もあります。どちらの形を取るかを、事業所内で先に決めておいてください。

その場でメモを取れませんでした。時刻はどうすればよいですか

思い出せない時刻を、思い出せたことにして書かないでください。手元に残っている裏づけ——携帯電話の発信履歴、内線の記録、施設の入退室の記録、送迎車の運行の記録、バイタル測定器の表示——から遡れる時刻を使い、「◯時◯分頃(◯◯から遡って推定)」と、推定であることと根拠を同じ行に書きます。裏づけが何も無い場合は、「◯時◯分から◯時◯分の間」と幅で書き、幅の両端を確認済みの事実で挟みます。

「様子観察」「経過観察」とだけ書いてしまいます

この2語は、何をしたのかを表していません。観察したのなら、何を・どの間隔で・誰が観察し、その結果どうだったかまで書きます。「1時間ごとに呼吸の様子と返答を確認。15:00、16:00、17:00のいずれも変化なし(確認者◯◯)」まで書ければ、あとから読む人はその間の状況を把握できます。

病名や、原因を書いてはいけないのですか

記録に書くのは、その場で見たこと・行ったこと・言われたことです。病名や原因の判断は、記録を書く職種の役割ではありません。見立てを残したい場合は、事実として書くのではなく「◯◯と考え、主治医へ連絡した」という形で、自分の行動につなげて書いてください。医療機関から示された内容を記録する場合は、「◯◯医師より、◯◯するよう指示を受けた」「受診結果として、家族より◯◯と伝えられた(伝聞)」と、誰から得た情報かを添えて書きます。

救急要請をするかどうかの判断は、記録に書きますか

このページでは判断の目安そのものは扱っていません。目安は、事業所で定めたものと、主治医から利用者ごとに示されたものに従ってください。記録に書くのは判断の基準ではなく、誰の指示で、何時に、誰が要請したかです。「管理者◇◇の指示により、14:20に介護職員△△が救急要請」「◯◯医師より、すぐに救急要請するよう指示を受けた」のように、指示の出どころと実行者を残します。自事業所の目安を書き出す欄を、緊急時の記録様式に設けておくと運用が揃います(記入欄)。

家族から「そのとき何をしていたのか」と尋ねられました

経時記録は、その問いに答えるために書かれています。発見の時刻、その直前に状態を確認した時刻、声をかけた時刻、応援を呼んだ時刻、測った時刻と値、連絡した時刻と伝えた内容——この並びが揃っていれば、時間の流れをそのまま説明できます。説明を行った場合は、説明した日時・場所・出席者・説明した内容・受けた質問と回答を、別の記録として残してください。説明の記録がないと、説明した事実そのものが残りません。

電子の記録で、あとから直すと履歴が残らない仕組みです

元の記載を書き換えるのではなく、末尾に追記する形に運用を統一する方法があります。「【訂正】◯◯と記載したが、正しくは◯◯。◯月◯日◯時◯分訂正、記録者◯◯」と書けば、履歴機能が無くても、元の内容・修正後の内容・修正日が1つの記録の中に残ります。あわせて、修正の履歴が確認できる仕組みかどうかを、システムの提供元に確認しておくとよいでしょう。

経過の記録と、事故として整理する記録は両方書くのですか

役割が違うため、両方を残している事業所が多くあります。経過の記録は時間の流れをたどるためのもの、事故として整理する記録は状況・採った処置・原因・再発防止をまとめるためのものです。経過の記録が丁寧に書けていれば、後者を書くときの材料がそのまま揃います。どの出来事をどちらで扱うかの線引きは、事業所で文書にして決めておいてください(記入欄)。

記録はどのくらいの期間、保存するのですか

保存の期間や方法は、保険者(指定権者)の条例・要綱等により異なります。自事業所の保険者が示している内容を確認し、様式ごとに保管場所と保存期間を一覧にしておいてください(記入欄)。急変の1件は、経過の記録・バイタルの記録・連絡の記録・事故として整理した記録・説明の記録が別々の綴りに分かれやすいため、1件ごとにまとめて参照できるようにしておくと、あとから読み返すときに探す手間が減ります。

ふだんの記録が薄いと、急変の記録も弱くなりますか

そのとおりです。急変の記録の説得力は、比較できる平常時の値と様子があるかどうかで決まります。「血圧92/58」だけでは何も伝わりませんが、「前日9:00は118/70」が並ぶと、変化が読み取れます。松山市の資料では、記録が「特変なし」等しか書かれていない例が挙げられています。日々の記録に様子と数値を残しておくことが、そのまま急変時の材料になります。

出典

出典:厚生労働省ウェブサイト(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001281524.pdf)/公共データ利用規約(第1.0版)

本ページは上記を当社が編集・加工したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。各自治体の公表資料についても同様に当社が編集・加工したものであり、当該自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な取り扱いは保険者(指定権者)にご確認ください。

この記事の執筆・編集

介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。

運営会社について お問い合わせ

介護のマナ|無料相談・デモ
気になったら、まず15分。担当が日程を確保してご案内します。
無料で相談・デモを予約資料を見る
補助金ナビ / 無料
ICT・DX導入に使える補助金・助成金を探せます。
ICT・DX導入の補助金を探す →
新着の補助金をメールで受け取る(無料)

最近の記事

「神マナ(介護のマナ)」は株式会社ライフシフトのサービスです

神マナはカイポケ(株式会社エス・エム・エス)と連携しますが、別のツールです無料体験期間・ご契約・料金・使い方など神マナに関するお問い合わせは、カイポケではなく株式会社ライフシフトへお願いいたします。

お電話 098-914-4339(平日 9:00〜17:00)/メール info@lifeshift-inc.comお問い合わせ