【令和8年度】介護テクノロジー補助金の申請をサポート

福祉用具のモニタリングの書き方|利用状況の確認と頻度

福祉用具は貸与して終わりではなく、定期的に「ちゃんと役立っているか」を確認するモニタリングが必要です。書き方と頻度、その根拠となる基準省令の定めを整理します。

福祉用具貸与のモニタリングについて、平成11年厚生省令第37号第199条の2の定め(左)と貴事業所での確認欄(右)を、頻度・検討内容・記録報告・計画変更の4項目で並べた対照表。頻度は開始時から六月以内に少なくとも一回、結果は記録し居宅介護支援事業者へ報告、必要に応じて計画を変更と記載。
福祉用具貸与のモニタリングの省令の定めと、貴事業所での確認欄を並べた対照表です(該当項目は登録内容・記録とあわせてご確認ください)。

福祉用具のモニタリングとは

貸与した福祉用具について、利用状況や目標の達成度、不具合の有無などを定期的に確認することです。福祉用具専門相談員が実施し、結果を記録してケアマネジャー(介護支援専門員)へ報告します。令和6年度介護報酬改定にともなう基準省令の改正で、モニタリングの実施と記録・報告の取り扱いが明確化されました。次章で根拠とあわせて整理します。

モニタリングの頻度と根拠(基準省令)

頻度は「何となく半年ごと」ではなく、基準省令に定めがあります。以下は、基準省令(指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準・平成11年厚生省令第37号)第199条の2で確認できる定めと、貴事業所での運用を突き合わせるための対照表です。実際の運用は、最新の基準・お住まいの自治体の取り扱いをご確認ください。

基準省令の定め(第199条の2) 貴事業所の運用(ご記入・ご確認欄)
対象福祉用具に係る指定福祉用具貸与の提供にあたっては、福祉用具貸与計画に基づくサービス提供の開始時から「六月以内に少なくとも一回」モニタリングを行い、継続の必要性を検討する(第5項)。 開始日:__/初回モニタリング予定日:__(6月以内に収まっているかご確認ください)
モニタリングの結果を記録し、居宅サービス計画を作成した指定居宅介護支援事業者に報告する(第6項)。 記録の保管場所:__/ケアマネへの交付日:__
モニタリングの結果を踏まえ、必要に応じて福祉用具貸与計画を変更する(第7項)。 計画変更の要否:要 ・ 不要/変更日:__

※「六月以内に少なくとも一回」は初回の下限であり、これ以降の実施時期は福祉用具貸与計画に記載した時期や利用者の状態に応じて定めます。実施時期は計画へ記載することが求められています。判定は自動では決まりません。開始日・計画の内容と突き合わせてご確認ください。改定で取り扱いが変わる場合があるため、数値・時期は目安として最新の原典をご確認ください。

確認する主な内容

  • 計画書の目標が達成できているか
  • 用具を安全・適切に使えているか
  • 不具合や故障、サイズ・高さの不適合はないか
  • 追加・変更・返却の必要はないか

記録のポイント

  • 確認日と、確認した内容を具体的に書く
  • 利用者・家族の声(使い勝手・困りごと)を残す
  • 見直しが必要な点と、その対応を書く
  • ケアマネへ交付した日付を残す(報告の記録)

記入例

単一の型に頼ると「継続」ばかりが並びがちです。場面別に複数の(例)を用意しました。氏名は伏字(A様など)にしています。

(例1:継続の場合/歩行器)
「貸与中の歩行器について確認。屋内は歩行器を使って居間から台所まで移動されており、訪問時に途中で立ち止まる場面はなかった。前回訪問から転倒の申し出なし。A様より『買い物に行きやすくなった』との声。ブレーキは左右とも効き、車輪の回転に引っかかりなし。高さは◯段目のまま。次回(記入欄)は屋外での段差の越え方を確認する。」

(例2:見直し・変更の場合/特殊寝台)
「特殊寝台を確認。B様は下肢筋力が低下し、現在の高さでは立ち上がりに時間を要する。ご家族より『起き上がりで手すりを探している』との声。高さ調整と付属品(サイドレール)の追加を検討し、ケアマネへ報告のうえ計画変更を提案する。」

(例3:返却・終了の場合/車いす)
「車いすを確認。C様はリハビリで歩行が安定し、屋内は独歩で移動可能となった。外出頻度も減少。本人・ご家族と相談し、次回訪問時に返却の方向で調整。ケアマネへ状況を報告する。」

福祉用具のモニタリングの記入例(確認項目の対照)

福祉用具貸与では、定期的にモニタリングを行い、用具が合っているかを確認します。確認項目ごとの記入例をまとめました。

確認項目 記入例
利用状況 朝夕のトイレ移動で手すりを使用(ご本人談・1日◯回)。訪問時、立ち上がりで右手が手すりに届いていることを確認。
適合 座位で膝の裏に指2本分の余裕あり。ブレーキは左右とも効き、タイヤの空気は張りあり(点検日:記入欄)。
目標の達成 見守りで移動できる目標はおおむね達成。
今後 次回訪問(記入欄)まで現状の用具のまま。次回は立ち上がりの動作と、手すりを持つ位置を確かめる。

記録をAI・デジタルツールに渡すときの注意

モニタリング記録を効率化する際、利用者の氏名・被保険者番号などの個人情報の取り扱いには注意が必要です。外部ツールへ入力・共有する場合は、氏名を伏字(A様など)にする、事業所内・法人内のルールや同意の範囲を事前に確認する、といった配慮をおすすめします。

モニタリングの頻度に定めはあるのか

福祉用具貸与では、福祉用具貸与計画に記載した目標の達成状況を確認することが求められ、その結果を記録してケアマネジャーへ報告する流れになっています。頻度については基準省令で定めがあり、事業所の裁量で「気づいたときに」とすることはできません。

  • 計画に書いた目標に対して、達成できているかを見る(用具が使われているか、だけではありません)
  • 記録を作成し、居宅介護支援事業所へ交付する
  • 状態の変化や、用具が合っていない兆候があれば、頻度を待たずに見直す

選択制の導入で、販売にもモニタリングが要るようになった

2024年度から一部品目に貸与・販売の選択制が入ったことで、販売を選んだ場合にも一定期間後の使用状況の確認が求められるようになりました。貸与のように定期の訪問機会がないため、確認の時期を最初に決めておかないと抜けます。

  • 販売時に、いつ確認するかを本人・家族と共有しておく
  • 確認の方法(訪問/電話)を事業所内で決めておく
  • 使われていない場合は、その理由まで聞き取る(合わない、こわい、家族が止めた など)

「使えている」を、どう記録に落とすか

確認する観点 弱い記録 説明できる記録
使用の頻度 使用中 1日2回、トイレへの移動時に使用
適合 問題なし 高さを2cm下げて調整。立ち上がり時のふらつきが減った
目標の達成 継続 「一人でトイレに行く」の目標に対し、日中は介助なしで到達
安全性 異常なし ゴム先の摩耗を確認し交換。滑り止めの効き具合を確認
本人の声 満足 「重いので玄関までは持って行けない」との訴えあり

見直しにつなげる——モニタリングが「報告」で終わらないために

  • 状態が変わったときは、福祉用具専門相談員・理学療法士等と相談します(用具が合っているかの判断は専門職によります)
  • 使われていない状態が続くときは、介護支援専門員へ状況を伝えて相談します。使われないまま貸与が続く状態は説明が難しくなります
  • 住環境が変わったとき(転居、リフォーム、家族の同居)は、適合をやり直します
  • 要介護度が変わったときは、給付の対象範囲が変わる可能性があります
  • 見直しの結果は、ケアマネジャーとサービス担当者会議で共有します

※本記事は制度の一般的な考え方を整理したものです。給付や算定の可否は保険者(市区町村)の判断によります。最新の告示・通知と保険者の運用をご確認ください。

モニタリング記録を効率化する

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」の福祉用具向け機能(福祉用具マナ)は、モニタリングや計画書の記録づくりを補助し、報告までの手間を軽くします。利用者さま3名まで、期限なく無料でお試しいただけます。

よくあるご質問(FAQ)

福祉用具のモニタリングは何を確認しますか?
利用状況、用具の適合、目標の達成、今後の方針を確認します。あわせて不具合や返却・変更の必要がないかも確認します。
頻度に決まりはありますか?
基準省令(平成11年厚生省令第37号)第199条の2では、対象福祉用具について、サービス提供の開始時から「六月以内に少なくとも一回」モニタリングを行い、継続の必要性を検討することが定められています。以降の実施時期は福祉用具貸与計画に記載した時期や利用者の状態に応じて定めます。最新の基準・自治体の取り扱いをご確認ください。
記録はどう扱いますか?
モニタリングの結果は記録し、居宅サービス計画を作成した居宅介護支援事業者(ケアマネ)へ報告することとされています。結果を踏まえ、必要に応じて計画を変更します。
誰が行いますか?
福祉用具専門相談員が、ケアマネと連携して行います。
カイポケを使っていないのですが、どうすればよいですか?
カイポケをご利用中でなくても、神マナは単体で問題なくご利用いただけます。「マナドライブ」で帳票類の管理・整理もでき、まず神マナを導入して後からカイポケを連携することも可能です。カイポケの料金体系は変わることがあるため、詳細は要確認です。導入をご希望の際は、当社からサポート担当へお繋ぎします。詳しくは「カイポケ導入相談・お見積り」の案内ページをご覧ください。
関連サービス
福祉用具マナ(計画書・契約管理)
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出典:厚生労働省ウェブサイト(指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準・第199条の2e-Gov法令検索・平成11年厚生省令第37号)/公共データ利用規約(第1.0版)。本ページは上記を当社が編集・加工したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。制度・数値は改定により変わる場合があるため、最新の原典をご確認ください。

品目別|モニタリングで見るところ

モニタリングは「使えているか」だけでなく「状態に合っているか」を見ます。

品目 見るところ 記録の文例
特殊寝台 高さ、背上げの使用、起き上がりの動作 背上げ45度で起き上がれている。高さは40cmで足底が床につく。
特殊寝台付属品(介助バー) 固定、すき間、つかまる位置 ぐらつきなし。左手でつかまり、立ち上がりができている。
車いす 座位の姿勢、フットレスト、タイヤ 座面に前ずれあり。クッションの追加を検討。
車いす付属品 クッションの状態 へたりあり。交換を依頼した。
床ずれ防止用具 送気、体圧、皮膚の状態 エアマットの作動音と圧の設定を確認(設定:記入欄)。仙骨部の皮膚の状態を看護職員に見てもらい、その内容を記録。
体位変換器 使用の頻度、ずれ 夜間のみ使用。介助者の負担が減ったとのこと。
手すり(置き型) ぐらつき、設置場所 トイレ入口に設置。ぐらつきなし。
スロープ 固定、勾配 玄関に設置。車いすでの出入りができている。
歩行器 ブレーキ、車輪、高さ ブレーキの効きが弱い。調整を依頼。
歩行補助つえ 先ゴム、長さ 先ゴムの摩耗あり。交換した。
認知症老人徘徊感知機器 電池、通知 玄関に設置。夜間に2回作動し、家族が対応できた。
移動用リフト つり具の縫製、ワイヤー ほつれなし。介助者1名で移乗できている。
自動排泄処理装置 におい、皮膚 1日◯時間使用(ご家族談)。背部・臀部に発赤や傷は見当たらず。
排泄予測支援機器 装着位置、通知の精度 通知に沿ってトイレ誘導し、失禁が減った。

記録に残すこと

項目 書くこと
実施日 年月日
実施者 福祉用具専門相談員の氏名
方法 訪問・電話・その他
貸与している品目 品目名と、貸与開始日
利用の状況 どの場面で、どのくらい使っているか
使い方 計画どおりに使えているか
用具の状態 破損、汚れ、摩耗
本人の状態の変化 用具が合わなくなっていないか
本人・家族の声 そのままの言葉で
見直しの要否 必要な場合はその理由
ケアマネジャーへの報告 報告日と内容
次回の予定 時期

貸与計画は福祉用具貸与計画書、品目は福祉用具一覧をご覧ください。モニタリングの頻度は保険者の取り扱いをご確認ください。

見直しにつながるサイン

サイン 考えられること
用具を使っていない 状態に合っていない、置き場所が悪い、使い方が伝わっていない
別のものにつかまっている 手すりの位置が合っていない
介助者が力を入れている 用具の高さ・角度の調整不足
皮膚に発赤ができた マットの空気圧と身体の位置を確かめ、看護職員・主治医へ相談する
用具に傷や汚れがある 使い方が想定と違う
状態が改善した より軽い用具に変えられる可能性
状態が低下した いまの用具では足りない
家族が「重い」と言う 片づけ・移動の負担
本人が「恥ずかしい」と言う 見た目、来客時の置き場所
住まいが変わった 設置場所の見直し

訪問したその場で確かめる五つの層|用具9種×着眼点45行

モニタリングの訪問で見るものは、用具だけではありません。用具が同じままでも、置き場所が変わり、家具が動き、体格が変わり、押していた家族の生活が変わります。「用具そのもの」「使われ方」「住まいの変化」「本人の変化」「家族の関わり」の五つを毎回同じ順で見ると、記録が「継続」の一語に落ちにくくなります。以下の各表の「記録に残す一文」は、そのまま貼って数値と場所だけ書き換えられる形にしています。数量・回数・寸法は事業所で測った値を入れる記入欄(_)にしてあります。

その日に目で確かめること 耳で確かめること(本人・家族へ) 記録に残す形
用具そのもの 破損・ゆるみ・摩耗・汚れ、調整箇所が前回の位置からずれていないか、可動部が引っかからないか 「動きが重くなっていませんか」「音が出るようになっていませんか」 見た部位と、その場で直したこと、持ち帰ったこと、次に確認する日を書く
使われ方 どこからどこまで、どの場面で使っているか。使っていない時間帯の置き場所。動線をふさいでいないか 「一日のうちで、どの場面がいちばん使いますか」「使いにくい時間帯はありますか」 場面と場所を地の文で書く。「使用中」で止めず、朝・夕・夜間のどこかまで書く
住まいの変化 前回になかった段差・敷物・家具、廊下や出入口の幅、配線、雨天時の玄関まわり 「前と場所を変えたところはありますか」「模様替えはされましたか」 前回訪問時との差だけを書く。動かした物と、動かした先を書く
本人の変化 立ち上がり・座り直し・つかまる位置、乗車や臥床の姿勢、手の届く範囲、疲れ方 「前より重く感じることはありますか」「途中で休むようになりましたか」 見えた動作をそのまま書く。原因の見立ては書かず、確認先へつなぐ
家族の関わり 誰が出し入れするか、折りたためるか、掃除の手が入っているか、置き場所の決め方 「片づけはどなたがされていますか」「重くて困ることはありませんか」 介助している方の続柄と、その方が困っている具体的な動作を書く

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、当該自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

用具9種を五つの層で見る|45行の着眼点と記録の一文

用具ごとに、五つの層それぞれで見るところと、そのまま貼れる記録の一文を並べました。用具が本人に合っているかどうかの判断は書いていません。合わせ方の相談先は福祉用具専門相談員・理学療法士等、身体の状態については主治医・看護職員、利用の続け方・変え方については担当の介護支援専門員および保険者(指定権者)です。

品目 訪問時に見るところ 記録に残す一文(完成文)
車いす 用具そのもの 後輪の空気、ブレーキレバーの効き、フットレストの固定、座面と背もたれの張り、前輪への毛髪・糸の巻き込み 10時05分、玄関土間で車いすを確認。左後輪の空気が抜けており、ブレーキをかけた状態でも車輪が_cm動いた。前輪に糸の巻き込みあり。その場で空気を入れ、巻き込みを取り除いた。ブレーキの調整は持ち帰り、_月_日に再訪して確認する。
車いす 使われ方 どこからどこまで乗るか、乗り降りの向き、使っていない時間帯の置き場所、廊下をふさいでいないか 居間から洗面所までを車いすで移動。乗り降りは右側から行い、ブレーキをかけてから立ち上がっておられた。使っていない時間帯は玄関に畳んで置かれ、廊下の通行はふさいでいない。
車いす 住まいの変化 敷居、廊下の有効幅、玄関の段、新しく置かれた家具や荷物、敷物のめくれ 前回訪問時になかった収納棚が廊下に置かれ、車いすが通る幅が_cmとなっていた。ご家族に相談し、その場で棚を洗面所側の壁ぎわへ動かした。次回訪問で通れているかを確認する。
車いす 本人の変化 座位の傾き、前へのずれ、乗車を続けられる時間、足の位置、疲れの訴え 乗車から_分ほどで座面の前へずり出る様子が見られた。ご本人は「お尻が前に行く」と話された。姿勢と用具の合わせ方については福祉用具専門相談員・理学療法士等にご相談いただくよう、ご家族と担当の介護支援専門員へお伝えした。
車いす 家族の関わり 誰が押すか、折りたためるか、車への積み下ろし、外出の頻度を決めているのは誰か 押しておられるのは同居の長女。折りたたみは「重くて一人ではできない」とのことで、外出は次男が在宅の日に限られていた。ご家族の負担について担当の介護支援専門員へ報告する。
特殊寝台 用具そのもの リモコンの反応、背上げ・脚上げの動作音、電源コードの通り道、キャスターのロック、マットレスのずれ 14時40分、寝室で特殊寝台を確認。背上げ・脚上げとも動作し、異音なし。電源コードが通路を横切っていたため、壁ぎわを通す配線に変更した。キャスターは四輪ともロックされている。
特殊寝台 使われ方 背上げを誰が操作するか、起き上がりの向き、日中も臥床しているか、ベッド上での食事の有無 起き上がりは右側から行い、背上げは介助者が操作しておられた。日中は_時間ほど離床し、居間の椅子で過ごしている。ベッド上での食事はない。
特殊寝台 住まいの変化 ベッドの向きの変更、頭側の窓・エアコンの位置、動線に置かれた荷物、床頭台までの距離 前回からベッドの向きが変わり、頭側が窓側になっていた。カーテンの開け閉めは手が届く位置にある。ベッドから居間へ出る通路に段ボールが置かれていたため、ご家族に相談し廊下の端へ寄せた。
特殊寝台 本人の変化 端座位までの動作、足底が床に着くか、寝返りの向き、ベッドから立ち上がるときのつかまり先 10時20分、寝室で確認。ベッド柵を左手でつかんで起き上がり、_秒で端座位となられた。足底は床に着いている。前回は右手でつかんでおられたが、今回は左手に変わっていた。
特殊寝台 家族の関わり シーツ交換をする人、リモコンを操作する人、夜間に呼ばれる回数、家族の睡眠 シーツ交換は同居の妻が行っており、「背中を上げてからだと替えやすい」と話された。夜間に呼ばれる回数について「前より増えた」とのことで、担当の介護支援専門員へ状況を報告する。
手すり(置き型・突っ張り型) 用具そのもの 土台のがたつき、突っ張り部のゆるみ、握り部分のべたつきや傷、床との接地面の汚れ 11時15分、トイレ入口の置き型手すりを確認。土台のがたつきなし。握り部分に汚れがあり、清拭した。突っ張り部のゆるみを_回転分締め直した。
手すり(置き型・突っ張り型) 使われ方 実際につかんでいる位置、手すり以外につかまっていないか、通るときに体が当たっていないか トイレへの出入りで、手すりの上端ではなく縦手すりの中ほどをつかんでおられた。便座からの立ち上がりでは手すりを使わず、壁に手をついていた。
手すり(置き型・突っ張り型) 住まいの変化 設置場所まわりの敷物、扉の開き方の変更、洗濯機や棚の増設、夜間の照明 脱衣所に洗濯かごが増え、手すりの手前に置かれていた。ご家族と相談し置き場所を移した。夜間は廊下の足元灯が点いており、手すりの位置が分かる状態であった。
手すり(置き型・突っ張り型) 本人の変化 握力の入り方、つかむ高さの変化、立ち上がりで引き寄せているか押しているか 立ち上がりの際、前回より_cm低い位置をつかんでおられた。ご本人は「上のほうだと届きにくい」と話された。高さの合わせ方については福祉用具専門相談員・理学療法士等へご相談いただくようお伝えした。
手すり(置き型・突っ張り型) 家族の関わり 掃除のときに動かしているか、来客時に片づけているか、家族も使っているか 掃除の際にご家族が手すりを動かしており、元の位置に戻す目印がないとのこと。床に養生テープで目印を付け、位置の確認方法をご家族へ説明した。
歩行器 用具そのもの ブレーキの引きしろ、車輪の回り、高さ調整ピンの入り具合、フレームのゆるみ、グリップの摩耗 9時50分、玄関前で歩行器を確認。左のブレーキの引きしろが大きく、握り込んでも車輪が_cm転がった。高さ調整ピンは左右とも同じ穴に入っている。ブレーキの調整を行い、その場で効きを確認した。
歩行器 使われ方 屋内で使うか屋外で使うか、押す速さ、荷物を掛けていないか、段差の越え方 屋内は居間から台所まで、屋外は集合ポストまで歩行器を使用しておられる。ハンドル部に手提げ袋が掛かっており、前へ傾きやすい状態であった。掛ける位置をご本人と一緒に見直した。
歩行器 住まいの変化 玄関の上がり框、通路の敷物、屋外の段差やスロープ、雨天時の路面 玄関マットの端がめくれており、歩行器の車輪が引っかかっていた。ご家族に相談し滑り止めを敷いた。屋外は舗装が傾いており、雨天時は使いにくいと話された。
歩行器 本人の変化 体が歩行器の中に入っているか離れているか、休む回数、握りの左右差、方向転換の仕方 台所までの往復で、途中_回立ち止まって休まれた。前回は休まずに往復されていた。方向転換は小刻みに足を運んで行っている。歩行の状態については主治医・看護職員へご相談いただくよう、ご家族へお伝えした。
歩行器 家族の関わり 屋外へ出すときに誰が運ぶか、置き場所を決めたのは誰か、外出に付き添う人 屋外用として玄関に出しているのはご家族で、「持ち上げるのが重い」と話された。置き場所を上がり框の脇へ変え、持ち上げずに出せる形とした。
スロープ 用具そのもの 固定の状態、たわみ、表面の滑り止め、端部の浮き、折りたたみ部のがた 13時30分、玄関でスロープを確認。設置時のずれはなく、端部の浮きもない。表面の滑り止めに摩耗が見られたため、事業所へ持ち帰って点検する旨をご家族へ説明した。
スロープ 使われ方 毎回出しているか、置いたままか、上る向きと下りる向き、介助者の立ち位置 外出のたびにご家族が出して設置しておられる。下りる際は車いすを後ろ向きにして介助者が支えている。設置にかかる時間は_分程度とのこと。
スロープ 住まいの変化 段差の高さの変化、玄関前の砂利や雨水、門扉までの距離、駐車位置 玄関前の砂利が雨で流れ、スロープの下端に_cmの隙間ができていた。ご家族に相談し、その場で砂利をならして接地を確認した。次回訪問で同じ状態になっていないかを見る。
スロープ 本人の変化 乗車のままか歩いて越えるか、下り時の不安の訴え、体重移動の様子 下る際にご本人が「前に落ちそうで怖い」と話された。声かけをしながらゆっくり下ろすようご家族へ説明した。角度と長さの見直しについては福祉用具専門相談員・理学療法士等へご相談いただくようお伝えした。
スロープ 家族の関わり 設置する人、収納場所、重さ、雨の日の扱い 設置しているのは同居の長男で、勤務のある日は外出できないとのこと。収納は玄関の内側で、「濡れたまましまうのが気になる」と話された。拭き取り用の布を置く位置をご家族と決めた。
体位変換器 用具そのもの 空気量やクッションの復元、カバーの破れ、面ファスナーの効き、滑り材の摩耗 15時10分、寝室で体位変換器を確認。カバーの縫い目にほつれが_cmあり、交換品を手配した。面ファスナーの効きは保たれている。使用前後の位置をご家族と確認した。
体位変換器 使われ方 どの時間帯に使うか、誰が入れるか、入れる向き、入れたあとに戻していないか 夜間の臥床時に、同居の妻が右側から入れておられる。日中は使用していない。入れたあとに位置が戻っていないか、朝の状態を見る運用としている。
体位変換器 住まいの変化 ベッドの壁ぎわの余裕、掛け物の量、室温、収納場所までの距離 ベッドが壁に寄せられ、右側から手を入れる余裕が_cmとなっていた。ご家族と相談し、ベッドを壁から離した。掛け物は前回より厚くなっている。
体位変換器 本人の変化 自分で寝返りを打っているか、向きの好み、朝方の姿勢、皮膚に見えた変化 朝方は左向きで臥床していることが多いとご家族から伺った。腰まわりの皮膚に赤みが見られたため、見たままをご家族へお伝えし、看護職員・主治医へご相談いただくようお願いした。
体位変換器 家族の関わり 夜間に起きる回数、腰への負担、使い方を誰から聞いたか 夜間の体位変換はご家族が行っており、「腰が痛い」と話された。使い方は前回訪問時に説明したとおり行えている。介助の負担について担当の介護支援専門員へ報告する。
移動用リフト 用具そのもの つり具の縫製とベルトのほつれ、金具の変形、ワイヤー・ベルトの巻き取り、バッテリー残量、緊急停止の動作 10時40分、寝室で移動用リフトを確認。つり具の縫い目・ベルトにほつれなし。金具の変形なし。バッテリー残量表示は点灯し、緊急停止スイッチの動作を確認した。次回点検日を_月_日として記録した。
移動用リフト 使われ方 どの移乗で使うか、介助者は何人か、つり具の掛け方、使わなくなった場面はないか ベッドから車いすへの移乗で使用し、介助者1名で行えている。入浴時は使用していない。つり具は前回説明した掛け方のとおり行われていた。
移動用リフト 住まいの変化 走行に必要な床面、キャスターの通り道、ベッド下の高さ、家具との干渉 ベッド下に収納ケースが入れられ、脚部が奥まで入らない状態であった。ご家族に相談し収納ケースを別室へ移した。移乗の経路に家具との干渉はない。
移動用リフト 本人の変化 つり上げ時の緊張、頭部の位置、声かけへの反応、体格の変化 つり上げの際、前回より肩の力が抜けている様子が見られた。ご本人は「もう慣れた」と話された。体格の変化に伴うつり具の見直しは、福祉用具専門相談員・理学療法士等へご相談いただくようお伝えした。
移動用リフト 家族の関わり 操作する人、操作を覚えている人の人数、こわいと感じていないか 操作しているのは同居の長女のみで、他のご家族は操作されていない。「一人のときに使うのがこわい」と話されたため、次回訪問時にご家族_名へ操作の説明を行うこととした。
認知症老人徘徊感知機器 用具そのもの 電池残量、受信機の置き場所、通知音の大きさ、センサーの向き、電源の抜けやすさ 16時00分、玄関で認知症老人徘徊感知機器を確認。電池残量の表示は正常。受信機は居間に置かれ、通知音は台所でも聞こえることをその場で確認した。センサーの向きが前回から_度ずれていたため戻した。
認知症老人徘徊感知機器 使われ方 いつ電源を入れるか、切っている時間帯はあるか、通知が鳴ったときに誰が動くか 夜間のみ電源を入れる運用で、日中は切っておられる。通知が鳴った際に動くのは同居の長男。前回訪問以降、通知が_回鳴り、いずれもご家族が対応できたと伺った。
認知症老人徘徊感知機器 住まいの変化 出入口の増減、勝手口の施錠、通知を受ける部屋の位置、家族の就寝場所 勝手口を使う機会が増えたとのことで、玄関のみの設置では気づきにくい状態であった。設置場所の追加については担当の介護支援専門員へ相談し、保険者(指定権者)の取扱いをあわせて確認する。
認知症老人徘徊感知機器 本人の変化 外へ出る時間帯、出ようとしたときの様子、機器に触れていないか ご家族から「明け方に玄関へ行くことが増えた」と伺った。機器本体に触れた形跡はない。ご本人の状態については主治医・看護職員へご相談いただくようお伝えし、担当の介護支援専門員へも報告する。
認知症老人徘徊感知機器 家族の関わり 通知で起きる負担、通知音への慣れ、来客時の扱い、近隣への配慮 ご家族が「音で目が覚めてしまう」と話された。通知音の大きさと受信機の置き場所を一緒に見直し、寝室から居間へ移した。次回訪問で聞こえ方を確認する。
床ずれ防止用具 用具そのもの ポンプの作動音、送気チューブの折れ、圧設定の表示、カバーの破れ、電源の接続 14時05分、寝室で床ずれ防止用具を確認。ポンプは作動しており、送気チューブの折れなし。圧設定の表示は_の位置で、前回訪問時と同じであった。カバーに破れなし。
床ずれ防止用具 使われ方 電源を切っている時間帯はないか、上に敷いている物、掛け物の重さ、シーツの張り具合 電源は常時入っており、切っている時間帯はないと伺った。上に敷きパッドが_枚重ねられていたため、ご家族へ枚数の目安をお伝えし、その場で_枚に戻した。シーツの張りは強すぎない状態である。
床ずれ防止用具 住まいの変化 コンセントの位置、延長コードの使用、室温と湿度、ベッド周囲の通気 延長コードが敷物の下を通っていたため、ご家族に相談し壁ぎわへ通し直した。室内は暖房が入っており、掛け物は前回より厚くなっている。
床ずれ防止用具 本人の変化 臥床している時間、姿勢の偏り、皮膚について家族が気づいたこと、体格の変化 日中の臥床時間が前回より長くなっていると、ご家族から伺った。皮膚について気づいた点があるとのことで、見たままを記録し、看護職員・主治医へご相談いただくようお願いした。
床ずれ防止用具 家族の関わり シーツ交換の手順、ポンプ音を気にしていないか、停電時の扱いを知っているか シーツ交換は同居の妻が行っており、交換時に電源を切ったままにしないよう手順を再度説明した。停電時の扱いについてもご家族へ説明し、説明した日を記録に残した。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、当該自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

住まいの変化|前回訪問との差だけを書く12行

住まいは、こちらが知らないうちに変わります。前回の記録に「玄関に畳んで置かれている」と書いてあれば、今回はそこを見るだけで差が分かります。差が無いときも「変わっていない」と書くと、次の訪問者が同じ場所を見られます。

変わったところ 見に行く場所 記録に残す一文(完成文)
家具を動かした ベッドから居間・トイレまでの通路の幅、曲がり角 前回訪問時と比べ、居間のたんすが窓側へ移動していた。通路の幅は_cmで、歩行器が通れることをその場で確認した。
敷物・マットを替えた 玄関、廊下、トイレ入口、ベッドの足元 トイレ入口に厚さ_cmの新しいマットが敷かれ、端がめくれていた。ご家族に相談し滑り止めを付け、めくれがないことを確認した。
段差の解消・追加 上がり框、和室の敷居、浴室の出入口 和室の敷居に踏み台が置かれていた。踏み台の高さは_cmで、手すりからの距離は_cm。使うときにつかまる場所をご本人と一緒に確認した。
扉の開き方を変えた トイレ、脱衣所、寝室の入口 トイレの扉が内開きから引き戸に替わっていた。車いすでの出入りの向きが変わるため、次回訪問で出入りの様子を確認する。
季節の入れ替え こたつ、扇風機、暖房器具、加湿器の位置 居間にこたつが出され、車いすの回転に必要な広さが取れない状態であった。ご家族と相談し、こたつの位置を_へ寄せた。
荷物が増えた 廊下、玄関、ベッドの下、階段の下 廊下に段ボールが積まれ、歩行器の通り道が狭くなっていた。ご家族に相談し、その場で別室へ移した。次回訪問時に元に戻っていないかを見る。
照明が変わった 夜間の廊下、トイレまでの経路、玄関前 廊下の足元灯が切れていた。夜間にトイレへ行く経路が暗くなるため、ご家族へお伝えし、その場で交換していただいた。
屋外の路面が変わった 玄関前、門扉まで、駐車位置、雨水のたまり 玄関前の砂利が雨で流れ、スロープの下端に隙間ができていた。その場で砂利をならし、接地していることを確認した。
同居する人が増えた 寝室の割り当て、家具の再配置、荷物の置き場 ご家族_名が同居されたことに伴い、寝室の家具が動いていた。ベッド周囲の介助の広さが_cmとなっている。担当の介護支援専門員へ状況を報告する。
転居・住み替え 間取り、段差、コンセント位置、収納 転居に伴い、間取りと段差が変わっていた。用具の設置場所を一から見直すため、福祉用具専門相談員による再訪問の日を_月_日として調整した。
ペット・植木が増えた 床面、通路、屋外の動線 玄関に植木鉢が置かれ、車いすの通り道が狭くなっていた。ご家族と相談し置き場所を移した。
変わっていない 前回の記録に書いた場所すべて 前回訪問時に記録した設置場所・通路の幅・置き場所に変わりはなかった。玄関の畳んだ位置、トイレ入口の手すりの向きとも同じである。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、当該自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

本人の変化|見立てを書かずに動作だけを残す10行

本人の変化は、記録がいちばん揺れるところです。理由の見立て(なぜそうなったか)を書くと、医療や用具の適否の判断に踏み込みます。見えた動作と、聞こえた言葉だけを書き、判断は相談先へ送る——この形にすると、書いた人が誰でも同じ記録になります。

変化のあらわれ方 その場で確かめること 記録に残す一文(完成文)
つかまる場所が変わった 実際に手を置いた位置、左右どちらか、前回との差 立ち上がりの際、前回は右手で手すりの上端をつかんでおられたが、今回は左手で中ほどをつかんでおられた。ご本人は「こちらのほうが力が入る」と話された。
途中で休むようになった 休んだ場所、回数、休んでいた時間、その後の様子 居間から台所までの移動で、途中_回立ち止まって休まれた。前回訪問時は休まずに移動されていた。歩行の状態については主治医・看護職員へご相談いただくよう、ご家族へお伝えした。
座位が崩れるようになった 崩れる向き、乗車からの経過時間、足の位置 乗車から_分ほどで、体が左へ傾く様子が見られた。足はフットレストに乗っている。姿勢と用具の合わせ方は福祉用具専門相談員・理学療法士等へご相談いただくようお伝えした。
体格が変わった 衣類のゆとり、座面の余裕、ベルトの締め位置 つり具のベルトの締め位置が前回より_段ゆるい位置になっていた。ご家族から「最近は服がゆるくなった」と伺った。つり具の見直しについて福祉用具専門相談員へ引き継ぐ。
離床の時間が減った 日中の過ごし方、どこで過ごすか、誘いへの反応 日中の離床時間が前回訪問時より短くなっていると、ご家族から伺った。居間の椅子で過ごす時間は_時間程度とのこと。担当の介護支援専門員へ状況を報告する。
皮膚に見えた変化 見えた部位、色、範囲。触診・処置は行わない 腰まわりの皮膚に赤みが見られた。見たままをご家族へお伝えし、看護職員・主治医へご相談いただくようお願いした。当方では処置は行っていない。
手が届かなくなった 届かなかった物、置いてある高さ、届く範囲 床頭台の上のコップに手が届かず、体を大きく傾けておられた。ご家族と相談し、置き場所を手前へ移した。
用具を怖がるようになった 怖いと感じた場面、そのときの言葉、誰がいたか つり上げの場面でご本人が「揺れるのが怖い」と話された。声かけの仕方をご家族と一緒に確認した。ご本人の受け止め方を担当の介護支援専門員へ伝える。
できることが増えた できるようになった動作、いつからか、誰が気づいたか ベッドからの立ち上がりを介助なしで行っておられた。ご家族から「_月ごろからできるようになった」と伺った。用具の続け方については担当の介護支援専門員および保険者(指定権者)へご確認いただく。
言葉が減った・増えた 受け答えの様子、聞き返しの有無。理由は書かない 訪問時の受け答えは、前回より短い返答が多かった。ご家族から「日によって違う」と伺った。ご本人の状態については主治医・看護職員へご相談いただくようお伝えした。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、当該自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

家族の関わり|介助している人の困りごとを残す8行

用具を出し入れし、片づけ、夜に起きているのは家族であることが多く、家族が続けられなくなった時点で用具は使われなくなります。誰が、どの動作で困っているかまで書くと、次の検討材料になります。

家族の様子 確かめること 記録に残す一文(完成文)
重いと言われる 何を、どこからどこまで運んでいるか。運ぶ人の続柄 屋外用の歩行器を玄関から外へ出しているのは同居の長男で、「持ち上げるのが重い」と話された。置き場所を上がり框の脇へ変え、持ち上げずに出せる形とした。
操作できる人が一人だけ 操作を覚えている人数、その人が不在の時間帯 移動用リフトを操作できるのは長女のみで、平日の日中は不在とのこと。次回訪問時にご家族_名へ操作の説明を行うこととした。
夜間に起きている 起きる回数、起きる理由、翌日の様子 夜間に呼ばれて起きる回数が前回より増えたと、同居の妻から伺った。ご家族の負担について担当の介護支援専門員へ報告する。
片づけている 片づける時間帯、片づける理由、戻す位置の目印 来客時に置き型手すりを片づけておられるとのこと。戻す位置が分かるよう床に目印を付け、位置の確認方法をご家族へ説明した。
掃除の手が入っていない 汚れの部位、掃除の分担、掃除しにくい形状 車いすの座面裏と前輪まわりに汚れが見られた。掃除の分担が決まっていないとのことで、当方で清拭し、日常の手入れの範囲をご家族へ説明した。
使い方が伝わっていない 誰から聞いたか、いつ聞いたか、手元に説明の紙があるか 体位変換器の入れ方について「前に一度聞いただけ」と話された。手順を再度説明し、説明した日と説明した相手をこの記録に残した。
本人と家族で言うことが違う それぞれの言葉、話した場所、同席者 ご本人は「使っている」と話され、ご家族は「ほとんど使っていない」と話された。双方の言葉をそのまま記録し、担当の介護支援専門員へ両方をお伝えする。
家族の生活が変わった 就労・入院・転居など、介助できる時間の変化 ご家族の就労時間が変わり、日中に介助できる方がいない時間帯ができていた。担当の介護支援専門員へ状況を報告し、今後の相談をお願いした。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、当該自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

「使っていません」が分かった日にすること|30場面の言葉と残し方

使われていないと分かったとき、その場で決めることは何もありません。やることは三つだけです。理由を確かめる/聞いた言葉をそのまま残す/担当の介護支援専門員へ伝える。用具を続けるか、変えるか、外すかの判断は、当方では行いません。担当の介護支援専門員が居宅サービス計画に沿って検討し、給付の取扱いは保険者(指定権者)の判断によります。用具の合わせ方は福祉用具専門相談員・理学療法士等、身体のことは主治医・看護職員が相談先です。

下の表は、訪問先で実際に返ってくる言葉から入る形にしています。左の列の言葉が聞こえたら、真ん中を確かめ、右をそのまま記録に貼る——という使い方を想定しています。理由を一つに決めつけず、聞こえたとおりに残すことが、次の検討の材料になります。

本人・ご家族の言葉 その場で確かめること 記録に残す一文(完成文)
「使っていません」 いつから使っていないか、最後に使った場面、置いてある場所 ご本人より「使っていない」との話があった。最後に使ったのは_月ごろとのこと。現在は寝室の壁ぎわに置かれている。理由については後述のとおり伺い、担当の介護支援専門員へ報告する。
「置き場所が邪魔で」 どこに置いているか、誰が決めたか、動線のどこにかかるか ご家族より「玄関に置くと通れない」との話があった。現在は廊下の突き当たりに置かれ、使う場面から_mの距離がある。置き場所を一緒に見直し、上がり框の脇へ移した。
「重くて動かせません」 誰が動かすのか、どの動作で重いと感じるか、持ち上げているか押しているか ご家族より「持ち上げるのが重い」との話があった。現在は毎回持ち上げて出しておられる。押して移動できる置き方をその場で確認し、担当の介護支援専門員へ状況を報告する。
「こわいので使いません」 こわいと感じた場面、そのときに誰がいたか、いつからか ご本人より「揺れるのがこわい」との話があった。_月に一度こわい思いをされてから使っていないとのこと。聞いた言葉をそのまま記録し、担当の介護支援専門員および福祉用具専門相談員へお伝えする。
「使い方が分かりません」 いつ・誰から説明を受けたか、手元に説明の紙があるか、どこで止まるか ご本人より「どこを押すのか分からない」との話があった。説明は貸与開始時のみで、手元に説明の紙は残っていない。その場で手順を説明し、説明した日と相手をこの記録に残した。
「家族に止められました」 止めた方の続柄、止めた理由の言葉、いつからか ご本人より「息子に危ないから使うなと言われた」との話があった。ご家族にも伺い、「見ていないときに使うのが心配」とのことであった。双方の言葉をそのまま記録し、担当の介護支援専門員へお伝えする。
「もったいないから使いません」 何をもったいないと感じているか、汚れ・傷を気にしていないか ご本人より「汚したら悪いから使っていない」との話があった。日常の手入れの範囲と、汚れた場合の連絡先をご説明し、ご説明した内容をこの記録に残した。
「他の物につかまっています」 実際につかまっている物、その高さ、安定しているか 移動の際、手すりではなく食器棚の縁につかまっておられた。高さは床から_cm。見えたとおりを記録し、手すりの位置については福祉用具専門相談員・理学療法士等へご相談いただくようお伝えした。
「季節が変わって使わなくなりました」 いつから使っていないか、季節が戻れば使うか、しまってあるか ご家族より「暖かくなってから外に出ていない」との話があった。用具は玄関の内側にしまわれている。次に使う時期の見込みを伺い、担当の介護支援専門員へ報告する。
「入院していました」 不在の期間、戻られた日、戻ってから使ったか ご家族より、_月_日から_月_日まで不在であったと伺った。戻られてから用具は使っていない。使用の再開について担当の介護支援専門員へ確認をお願いする。
「デイに行くので家では使いません」 在宅で過ごす時間帯、その時間帯の移動、通所のない日の様子 ご家族より「通所のある日は家では使わない」との話があった。通所のない日は居間から台所までの移動で使用しておられる。使用している場面と使用していない場面を分けて記録した。
「見た目が気になります」 気になる場面(来客時など)、置き場所、しまっているか ご本人より「人が来るときに見えるのが気になる」との話があった。来客時は別室へ移しておられる。置き場所と戻し方をご家族と一緒に確認した。
「音が気になって切っています」 音が気になる時間帯、どこで鳴るか、切っている時間の長さ ご家族より「音で目が覚めるので切っている」との話があった。切っている時間帯は夜間_時ごろから朝までとのこと。受信機の置き場所を一緒に見直し、担当の介護支援専門員へ状況を報告する。
「動かなくなりました」 いつから動かないか、電源・電池、症状の出方、連絡があったか ご家族より「_月ごろから動かない」との話があった。電源の接続を確認し、その場では作動しなかった。事業所へ持ち帰り点検すること、代わりの手配について担当の介護支援専門員へ連絡することをご説明した。
「汚れてしまって使っていません」 汚れた部位、いつ汚れたか、連絡先を知っていたか ご家族より「汚してしまってそのままにしていた」との話があった。汚れの部位はカバー部分。交換の手配を行い、汚れた場合の連絡先を改めてご説明した。
「痛いので使いません」 痛いと話された部位と場面。原因の見立ては行わない ご本人より「使うと腰が痛い」との話があった。話された言葉をそのまま記録し、主治医・看護職員へご相談いただくようご家族へお願いした。用具の合わせ方は福祉用具専門相談員・理学療法士等へ引き継ぐ。
「一人のときは使いません」 誰かがいる時間帯、いない時間帯の過ごし方、危ないと感じた場面 ご本人より「一人のときは使わないようにしている」との話があった。日中は_時間ほど一人で過ごしておられる。伺った内容を担当の介護支援専門員へお伝えする。
「引っかかって通れません」 引っかかる場所、幅、通ろうとした経路 玄関から廊下へ入る角で用具が引っかかっており、有効幅は_cmであった。その場で置いてある荷物を移し、通れることを確認した。
「別のを買いました」 いつ、どこで、何を、誰が決めたか。商品の評価は行わない ご家族より「自分たちで別の物を用意した」との話があった。現在はそちらを使用しておられる。貸与している用具の取扱いについて担当の介護支援専門員へご相談のうえ、保険者(指定権者)の取扱いをご確認いただく。
「もう歩けるので要りません」 いつからか、どの範囲を歩いているか、誰が見ているか ご本人より「屋内は自分で歩ける」との話があった。ご家族からも同様に伺った。歩いておられる範囲は居間から台所まで。今後の取扱いは担当の介護支援専門員へご相談いただく。
「介助者が代わりました」 新しい介助者の続柄、説明を受けているか、いつから代わったか _月から介助者がご家族の_へ代わっておられた。使い方の説明を受けていないとのことで、その場で手順を説明し、説明した日と相手を記録に残した。
「サイズが合いません」 合わないと感じる場所、体格の変化、いつからか ご本人より「幅がきつい」との話があった。_月ごろからそう感じておられるとのこと。寸法の合わせ方については福祉用具専門相談員・理学療法士等へご相談いただくようお伝えした。
「充電していません」 充電の手順を知っているか、コンセントの位置、いつから充電していないか ご家族より「充電の仕方が分からなかった」との話があった。コンセントの位置と手順をその場で説明し、充電できることを確認した。説明した日を記録に残した。
「そこには行かなくなりました」 行かなくなった場所、いつから、代わりにどこで過ごすか ご家族より「二階へは上がらなくなった」との話があった。_月ごろからとのこと。設置場所の見直しについて担当の介護支援専門員へ相談する。
「濡れるのでしまっています」 雨天時の扱い、しまう場所、出すのが手間になっていないか ご家族より「雨の日は濡れるのでしまっている」との話があった。しまう場所は玄関の内側で、出し入れに_分かかるとのこと。拭き取り用の布を置く位置をご家族と決めた。
「近所の目が気になります」 気になる場面、屋外で使うかどうか、置き場所 ご本人より「外で使うのは人目が気になる」との話があった。屋内では使用しておられる。伺った言葉をそのまま記録し、担当の介護支援専門員へお伝えする。
「そもそも要ると言っていません」 いつ決まったか、誰が決めたか、説明を受けた記憶があるか ご本人より「自分で頼んだ覚えがない」との話があった。貸与開始時のご説明について、当方の記録では_月_日にご家族へ説明している。双方の認識をそのまま記録し、担当の介護支援専門員へお伝えする。
「たまにしか使いません」 使う場面と使わない場面、頻度の言い方、使う日の決まり ご本人より「出かける日だけ使う」との話があった。前回訪問以降で使用されたのは_回とのこと。使用している場面を具体に記録した。
「片づけてしまいました」 しまってある場所、しまった時期、出すのに手間がかかるか ご家族より「押し入れにしまってある」との話があった。しまわれたのは_月ごろ。出し入れの手間について伺い、担当の介護支援専門員へ状況を報告する。
(何も言われないが使われた形跡がない) ほこりの積もり方、置き位置の変化、床の跡、家族の反応 用具の上にほこりが積もり、床には置いた跡が残っていた。ご家族へ伺うと「最近は動かしていない」とのこと。見えた状態と伺った言葉を並べて記録し、担当の介護支援専門員へ報告する。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、当該自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

誰へ、いつ、何を渡すか|伝え先の8行

使われていないと分かった日に、その場で処分や引き上げを決めることはありません。伝え先と時点を先に決めておくと、記録が「報告した」で止まらず、次に何が起きたかまで残ります。

伝え先 いつ伝えるか 何を渡すか 記録に残す一文(完成文)
担当の介護支援専門員 使われていないと分かった訪問の当日または翌営業日 訪問日、聞いた言葉、見えた状態、当方で行ったこと _月_日、担当の介護支援専門員へ電話で報告した。伝えた内容は、訪問日と、ご本人の「使っていない」との言葉、用具の置かれていた場所、当方で置き場所を移したことである。
保険者(指定権者) 取扱いの確認が要るとき(担当の介護支援専門員を通じて) 確認したい事項を一つの文にしたもの 取扱いについては、担当の介護支援専門員を通じて保険者(指定権者)へご確認いただくこととした。確認をお願いした事項は_である。
福祉用具専門相談員(社内の担当者) 寸法・高さ・角度の見直しが話に出たとき 見えた動作、ご本人の言葉、現在の設定値 合わせ方の見直しについて、社内の福祉用具専門相談員へ引き継いだ。引き継いだ内容は、現在の高さ_cmと、ご本人の「上のほうだと届きにくい」との言葉である。
主治医・看護職員 身体のことについてご家族が気にしておられるとき 見たままの記述(見立ては書かない) 皮膚に見えた赤みについて、見たままをご家族へお伝えし、看護職員・主治医へご相談いただくようお願いした。当方では判断・処置を行っていない。
ご家族(同席していなかった方) 訪問時に不在だった介助者がいるとき 説明した内容と、次の訪問予定 訪問時に不在であったご家族_へ、説明した内容を書面で残し、玄関の所定の場所に置いた。次回訪問日は_月_日である。
事業所内(点検・交換の担当) 持ち帰り・交換が生じたとき 持ち帰った物、代わりの手配、再訪日 ブレーキの調整のため用具を持ち帰った。代わりの手配を行い、再訪日を_月_日とした。手配の内容を事業所内の記録にも残した。
サービス担当者会議 会議が開かれるとき(招集は担当の介護支援専門員) 品目ごとの使用状況と、聞いた言葉 サービス担当者会議に向けて、品目ごとの使用状況をまとめて提出した。まとめには、使用している場面、使用していない場面、ご本人・ご家族の言葉を分けて記載している。
次に訪問する担当者 毎回(記録の末尾) 次回に見るところを一文で 次回訪問時に見るところを記録の末尾に記載した。内容は、廊下に荷物が戻っていないか、通路の幅が保たれているか、置き場所が変わっていないかの三点である。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、当該自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

そのまま貼れるモニタリング記録の完成文70

記録が「継続」「特に変化なし」に寄ってしまうのは、書く人の熱意の問題ではなく、貼れる文の在庫が無いからです。ここでは用具別に35、場面別に35、あわせて70の完成文を並べました。いずれも、時刻・場所・見えた動作・聞いた言葉・当方が行ったこと・次に確認することのいずれかを含む形にしています。数量と寸法は測った値を入れる記入欄(_)です。用具の適否や医療上の判断は文に含めていません。相談先へつなぐ一文を、そのまま残してお使いください。

用具別の完成文35

品目 場面 完成文(そのまま貼れる形)
車いす 使えている 10時05分、居間で確認。ブレーキをかけてから右側より乗り移り、フットレストを自分で下ろしておられた。居間から洗面所までの移動で止まることなく到達している。前輪・後輪に巻き込みなし。
車いす 点検して直した 後輪の空気が抜けており、ブレーキをかけた状態でも車輪が_cm動いた。その場で空気を入れ、ブレーキの効きを再確認した。次回訪問時に同じ状態になっていないかを見る。
車いす 気になる点があった 乗車から_分ほどで座面の前へずり出る様子が見られた。ご本人は「お尻が前に行く」と話された。姿勢と用具の合わせ方は福祉用具専門相談員・理学療法士等へご相談いただくよう、ご家族と担当の介護支援専門員へお伝えした。
車いす ご家族の負担 押しておられるのは同居の長女で、折りたたみは「重くて一人ではできない」とのこと。外出はご家族が在宅の日に限られている。ご家族の負担について担当の介護支援専門員へ報告した。
特殊寝台 使えている 14時40分、寝室で確認。背上げ・脚上げとも動作し、異音なし。ご本人はベッド柵を左手でつかみ、_秒で端座位となられた。足底は床に着いている。
特殊寝台 配線・設置 電源コードが通路を横切っていたため、ご家族に相談のうえ壁ぎわを通す配線へ変更した。キャスターは四輪ともロックされていることを確認した。
特殊寝台 使い方が変わった 前回訪問時はご本人が背上げのリモコンを操作しておられたが、今回は介助者が操作しておられた。ご本人は「手が届きにくい」と話された。リモコンの置き場所を一緒に見直した。
特殊寝台 向きが変わった 前回からベッドの向きが変わり、頭側が窓側になっていた。起き上がる向きも右から左へ変わっている。ベッド柵の位置をご家族と確認し、つかまる側に付け替えた。
特殊寝台 夜間の状況 夜間に呼ばれて起きる回数が前回より増えたと、同居の妻から伺った。ご本人の状態については主治医・看護職員へご相談いただくようお願いし、ご家族の負担を担当の介護支援専門員へ報告した。
手すり 使えている 11時15分、トイレ入口で確認。土台のがたつきなし。ご本人は縦手すりの中ほどをつかみ、体を引き寄せて出入りしておられた。握り部分の汚れを清拭した。
手すり つかむ位置が変わった 立ち上がりの際、前回より_cm低い位置をつかんでおられた。ご本人は「上のほうだと届きにくい」と話された。高さの見直しは福祉用具専門相談員・理学療法士等へご相談いただくようお伝えした。
手すり ほかの物につかまっていた 便座からの立ち上がりでは手すりを使わず、壁に手をついておられた。見えたとおりを記録し、つかまる位置について福祉用具専門相談員へ引き継ぐ。
手すり 位置が動いていた 掃除の際にご家族が動かしておられ、前回の位置から_cmずれていた。床に目印を付け、戻す位置の確認方法をご家族へ説明した。
歩行器 使えている 9時50分、玄関前で確認。ブレーキの効きに左右差はなく、高さ調整ピンは左右とも同じ穴に入っている。屋内は居間から台所まで、屋外は集合ポストまで使用しておられる。
歩行器 調整した 左のブレーキの引きしろが大きく、握り込んでも車輪が_cm転がった。その場で調整し、効きを確認した。ご本人にも握っていただき、止まることを確認いただいた。
歩行器 使い方の癖 ハンドル部に手提げ袋が掛かっており、前へ傾きやすい状態であった。掛ける位置をご本人と一緒に見直した。次回訪問時に元へ戻っていないかを見る。
歩行器 変化があった 台所までの往復で、途中_回立ち止まって休まれた。前回訪問時は休まずに往復されていた。歩行の状態については主治医・看護職員へご相談いただくよう、ご家族へお伝えした。
スロープ 使えている 13時30分、玄関で確認。設置時のずれ・端部の浮きなし。下りる際は車いすを後ろ向きにし、ご家族が支えて介助しておられた。設置にかかる時間は_分程度とのこと。
スロープ 接地が変わっていた 玄関前の砂利が雨で流れ、スロープの下端に_cmの隙間ができていた。その場で砂利をならし、接地していることを確認した。次回訪問時に同じ状態になっていないかを見る。
スロープ 不安の訴え 下る際にご本人が「前に落ちそうで怖い」と話された。声かけをしながらゆっくり下ろすようご家族へ説明した。角度と長さの見直しは福祉用具専門相談員・理学療法士等へご相談いただくようお伝えした。
体位変換器 使えている 15時10分、寝室で確認。面ファスナーの効きは保たれており、カバーの破れなし。夜間の臥床時に同居の妻が右側から入れておられる。入れる向きは前回説明したとおりであった。
体位変換器 交換を手配した カバーの縫い目にほつれが_cmあり、交換品を手配した。手配日は_月_日、交換予定日は_月_日である。交換までの使い方をご家族へ説明した。
体位変換器 介助の負担 夜間の体位変換はご家族が行っており、「腰が痛い」と話された。使い方は説明したとおり行えている。介助の負担について担当の介護支援専門員へ報告した。
移動用リフト 使えている 10時40分、寝室で確認。つり具の縫い目・ベルトにほつれなし、金具の変形なし。バッテリー残量表示は点灯し、緊急停止スイッチの動作を確認した。次回点検日を_月_日として記録した。
移動用リフト 走行の妨げ ベッド下に収納ケースが入れられ、脚部が奥まで入らない状態であった。ご家族に相談し別室へ移した。移乗の経路に家具との干渉はない。
移動用リフト 本人の様子 つり上げの際、前回より肩の力が抜けている様子が見られた。ご本人は「もう慣れた」と話された。つり具の見直しは福祉用具専門相談員・理学療法士等へご相談いただくようお伝えした。
移動用リフト 操作できる人が限られる 操作しておられるのは同居の長女のみで、他のご家族は操作されていない。「一人のときに使うのがこわい」と話されたため、次回訪問時にご家族_名へ操作の説明を行うこととした。
認知症老人徘徊感知機器 使えている 16時00分、玄関で確認。電池残量の表示は正常。受信機は居間に置かれ、通知音が台所でも聞こえることをその場で確認した。前回訪問以降、通知は_回鳴り、いずれもご家族が対応できたと伺った。
認知症老人徘徊感知機器 設置場所が合わなくなってきた 勝手口を使う機会が増えたとのことで、玄関のみの設置では気づきにくい状態であった。設置場所の追加については担当の介護支援専門員へ相談し、保険者(指定権者)の取扱いをあわせて確認する。
認知症老人徘徊感知機器 音の負担 ご家族が「音で目が覚めてしまう」と話された。通知音の大きさと受信機の置き場所を一緒に見直し、寝室から居間へ移した。次回訪問で聞こえ方を確認する。
床ずれ防止用具 使えている 14時05分、寝室で確認。ポンプは作動しており、送気チューブの折れなし。圧設定の表示は_の位置で、前回訪問時と同じであった。カバーに破れなし。
床ずれ防止用具 上に物が重なっていた 上に敷きパッドが_枚重ねられていたため、ご家族へ枚数の目安をお伝えし、その場で_枚に戻した。シーツの張りは強すぎない状態である。
床ずれ防止用具 電源の扱い シーツ交換の際に電源を切ったままにしないよう、手順を再度ご家族へ説明した。停電時の扱いについても説明し、説明した日と説明した相手をこの記録に残した。
床ずれ防止用具 皮膚について伺った 皮膚について気づいた点があるとご家族から伺った。見たままをこの記録に残し、看護職員・主治医へご相談いただくようお願いした。当方では判断・処置を行っていない。
床ずれ防止用具 臥床時間が変わった 日中の臥床時間が前回訪問時より長くなっていると、ご家族から伺った。居間の椅子で過ごす時間は_時間程度とのこと。状況を担当の介護支援専門員へ報告した。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、当該自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

場面別の完成文35

場面 確認の方法 完成文(そのまま貼れる形)
貸与を始めて最初の訪問 訪問 _月_日、ご自宅を訪問し、貸与開始時に説明した使い方のとおり使えているかを確認した。設置場所は開始時と同じで、ご本人は説明した手順で操作しておられた。次に確認する時期は福祉用具貸与計画に記載したとおりとする。
季節が変わったあと 訪問 居間にこたつが出され、車いすの回転に必要な広さが取れない状態であった。ご家族と相談し、こたつの位置を寄せた。季節ごとに家具の配置が変わるため、次回も同じ場所を確認する。
退院・退所のあと 訪問 _月_日に退院され、その後初めての訪問である。用具は不在中そのままの位置に置かれていた。使用の再開について、担当の介護支援専門員へ確認をお願いした。
住まいが変わったあと 訪問 転居に伴い、間取りと段差が変わっていた。設置場所を一から見直すため、福祉用具専門相談員による再訪問の日を_月_日として調整した。
介助者が代わったあと 訪問 _月から介助者がご家族の_へ代わっておられた。使い方の説明を受けていないとのことで、その場で手順を説明し、説明した日と説明した相手を記録に残した。
通所の利用が始まったあと 訪問 通所の利用が始まり、在宅で過ごす時間帯が変わっていた。通所のない日は居間から台所までの移動で使用しておられる。使用している場面と使用していない場面を分けて記録した。
夜間の様子を確かめる 訪問(ご家族への聞き取り) 夜間の使用状況について同居のご家族へ伺った。夜間に使用しておられるのは_の場面で、前回訪問以降に困った場面は無かったとのことである。
お一人で暮らしておられる 訪問 お一人で暮らしておられるため、日中の使用状況をご本人から伺った。使用しておられるのは_の場面で、困ったときの連絡先を書いた紙が電話台に置かれていることを確認した。
ご家族と同居しておられる 訪問 ご本人とご家族それぞれから使用状況を伺った。ご本人は「使っている」、ご家族は「出かける日だけ」と話された。双方の言葉をそのまま記録した。
来客の多いお宅 訪問 来客時に用具を別室へ移しておられるとのこと。戻す位置が分かるよう床に目印を付け、位置の確認方法をご家族へ説明した。
電話で確かめた 電話 _月_日_時、ご家族へ電話で使用状況を伺った。伺った内容は、使用している場面、困っている点、用具の状態の三点である。次回は訪問で確認する。
訪問したが不在だった 訪問(不在) _月_日_時に訪問したがご不在であった。連絡先を記した書面を郵便受けへ入れ、同日_時に電話で連絡し、改めて_月_日に訪問することとした。
玄関先での確認になった 訪問 ご本人のご体調により、玄関先での確認となった。用具の外観と設置場所を確認し、室内の状況はご家族から伺った。次回、室内で確認する。
雨天だった 訪問 雨天のため屋外での使用状況は確認できなかった。屋外での使い方はご家族から伺い、次回、晴天時に確認することとした。
暑い時期 訪問 室温が高く、掛け物が薄くなっていた。用具の設置と使い方に変わりはない。室内の環境について気になる点があれば、主治医・看護職員へご相談いただくようお伝えした。
寒い時期 訪問 掛け物が前回より厚くなっており、ベッド周囲の通気が変わっていた。用具の作動に変わりはない。次回訪問でも同じ点を確認する。
集合住宅にお住まい 訪問 共用部の通路幅と、玄関から廊下への曲がり角を確認した。有効幅は_cmで、通れることを確認した。共用部の物の置き方については管理のきまりに沿ってご対応いただくようお伝えした。
二世帯でお住まい 訪問 介助しておられる方が世帯ごとに分かれているため、双方へ使い方を説明した。説明した日と相手を記録に残し、次回訪問時にも双方へ確認する。
ペットのいるお宅 訪問 車輪に毛の巻き込みがあり、その場で取り除いた。日常の手入れの範囲をご家族へ説明し、次回訪問時に同じ状態になっていないかを見る。
通り道が狭いお宅 訪問 廊下に荷物が置かれ、通り道が狭くなっていた。ご家族に相談し、その場で別室へ移した。次回訪問時に元へ戻っていないかを確認する。
和室中心のお宅 訪問 畳の上での使用となるため、脚部の沈み込みと敷居の段差を確認した。敷居の高さは_cmで、越える際はご家族が支えておられる。
段差の多いお宅 訪問 玄関、和室、脱衣所の三か所に段差があり、それぞれの高さは_cm、_cm、_cmであった。越える場面ごとの動作を確認し、見えたとおりを記録した。
屋外で使っておられる 訪問 屋外での使用状況を確認した。集合ポストまでの往復で使用しておられ、路面の傾きがある区間では速度を落としておられた。車輪と先ゴムの摩耗を確認した。
外出が増えた 訪問 外出の機会が前回訪問時より増えていると伺った。使用の場面が屋内から屋外へ広がっているため、屋外で使う部位の摩耗を重点的に確認した。
外出が減った 訪問 外出の機会が減っていると伺った。屋外用として置いていた用具は玄関の内側にしまわれている。今後の使い方について担当の介護支援専門員へ状況を報告した。
複数の品目を借りておられる 訪問 貸与中の品目は_点で、品目ごとに使用状況を確認した。それぞれの使用場面、状態、気づいた点を品目ごとに分けて記載している。
貸与と販売の両方を利用しておられる 訪問 貸与と販売の両方をご利用いただいているため、それぞれの使用状況をあわせて確認した。計画の作成・様式の取扱いについては、保険者(指定権者)の定めをご確認いただく。
破損の連絡を受けて訪問した 訪問(臨時) _月_日にご家族から連絡を受け、同日訪問した。破損していたのは_の部位で、その場で使用を控えていただくようご説明し、代わりの手配を行った。
交換したあと 訪問 _月_日に交換した用具について、使い方に変わりがないかを確認した。ご本人は交換前と同じ手順で操作しておられ、困った点は無いとのことである。
置き場所を変えたあと 訪問 前回訪問時に変更した置き場所のままとなっており、出し入れの手間は減ったとご家族から伺った。次回も同じ位置に置かれているかを確認する。
説明したことを確かめる 訪問 前回訪問時に説明した手順について、ご家族に実際にやってみていただいた。説明したとおり行えており、追加の質問は無かった。確認した日をこの記録に残す。
目標を見直したあと 訪問 福祉用具貸与計画に記載した目標の見直し後、初めての訪問である。見直し後の目標に対して、現在どこまでできているかをご本人・ご家族と一緒に確認した。
サービス担当者会議のあと 訪問 _月_日のサービス担当者会議で共有された内容を踏まえ、確認する点を三つに絞って訪問した。確認したのは、置き場所、使用している場面、ご家族の介助の負担である。
次回の予定を決める 訪問 次回の確認は、福祉用具貸与計画に記載した時期に行う。次回に見るところを、廊下の通路幅、置き場所、ブレーキの効きの三点として記録の末尾に記載した。
前回と同じ内容になりそうなとき 訪問 用具の状態・設置場所は前回訪問時と同じであった。ご本人は「変わりない」と話されたが、使用しておられる場面を伺うと、台所までの移動が加わっていた。変わっていない点と変わった点を分けて記載した。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、当該自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

言い出しにくいことを聞くための言い方25場面

「使っていますか」と尋ねると、多くの方が「使っています」と答えられます。使っていないと言いにくいからです。ご家族が代わりに答えてしまう、遠慮して「大丈夫」と言われる、「もったいないから」と話が終わる——こうした場面は、聞き方を少し変えるだけで、その日の記録に残る中身が変わります。使っているかどうかを尋ねるのではなく、使った場面を尋ねるのが基本の形です。

使いどころ そのまま言える言い方 残す一行
場面から聞く 最初のひと言。「使っていますか」の代わりに 「きのうは、どの場面でお使いになりましたか」 前日の使用場面について伺い、_の場面で使用されたと話された。
時間帯で区切る 一日の中で使い分けがあるとき 「朝と夜とでは、使いやすさは違いますか」 朝と夜の使いやすさの違いについて伺い、_と話された。
直近の一回を聞く 頻度をぼかされたとき 「いちばん最近お使いになったのは、いつごろでしたか」 直近の使用時期について伺い、_月ごろと話された。
困った場面を聞く 「大丈夫」で止まったとき 「使っていて、ひやっとした場面はありませんでしたか」 使用中に不安を感じた場面について伺い、_と話された。
本人に返す ご家族が代わりに答えられたとき 「ありがとうございます。ご本人はいかがでしょうか」 ご家族の話に続けてご本人へ伺い、ご本人は_と話された。
やってみていただく 言葉だけでは分からないとき 「よろしければ、いつもどおりに一度見せていただけますか」 実際の動作を見せていただき、_の手順で行っておられた。
選択肢で聞く 言葉が出にくいとき 「重いのと、置き場所と、どちらが気になりますか」 気になっている点について伺い、_と話された。
言いにくさを先に認める 遠慮が見えるとき 「使っていない方も多いので、そのままお聞かせください」 使用状況を伺うにあたり、ありのままをお話しいただくようお願いした。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、当該自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

25場面の言い方と、その日に残す一行

右の列は、そのまま記録の一行として使える形にしています。こちらが何を尋ねたかを残すと、答えが短くても、確かめた事実が残ります。

場面 そのまま言える言い方 残す一行(完成文)
使っていないと言いにくそうにしておられる 「使わない日もあると思います。使わなかった日は、どんな日でしたか」 使用していない日の状況について伺い、ご本人は「出かけない日は使わない」と話された。
ご家族が先に答えてしまう 「ありがとうございます。ご本人からも、同じところを伺ってよろしいですか」 ご家族の話を伺ったうえで、同じ点をご本人へも伺い、ご本人は_と話された。
「大丈夫です」で終わってしまう 「助かります。強いて挙げるとすれば、どこが気になりますか」 気になる点について重ねて伺い、ご本人は「_が少し気になる」と話された。
「もったいないから」と言われる 「傷んだ分の手入れはこちらで行います。使っていただくほうが役に立ちます」 手入れの範囲についてご説明し、汚れや傷みがあった場合の連絡先を改めてお伝えした。
こわいと感じておられる 「こわいと感じられた場面は、どのあたりでしたか」 不安を感じた場面について伺い、ご本人は「_のときが怖い」と話された。
置き場所を気にしておられる 「いまの場所は、どなたが決められましたか」 置き場所を決めた経緯を伺い、ご家族が「通り道の都合で決めた」と話された。
「重い」と言われる 「重いのは、持ち上げるときですか、押すときですか」 重いと感じる動作を伺い、ご家族は「持ち上げるときが重い」と話された。
「面倒だから」と言われる 「どの手間がいちばん面倒でしょうか。出すところですか、しまうところですか」 手間に感じておられる工程を伺い、ご家族は「出し入れが面倒」と話された。
使い方が分からないと言えない 「私の説明が足りなかったかもしれません。もう一度ご一緒に見てもよろしいですか」 使い方を改めてご一緒に確認し、説明した日と説明した相手を記録に残した。
「息子に聞いてから」と言われる 「ご相談される点を、こちらでまとめてお渡ししましょうか」 ご家族へご相談いただく点を書面にまとめてお渡しし、次回訪問時に伺うこととした。
体調のことを話されはじめる 「お体のことは、看護の方や主治医の先生へお伝えいただくのがよいかと思います」 お体に関するお話について、主治医・看護職員へご相談いただくようお願いした。当方では判断していない。
用具を替えたいと言われる 「どのようなときに替えたいとお感じになりますか。担当のケアマネジャーへお伝えします」 用具の変更のご希望について伺い、ご本人の言葉をそのまま担当の介護支援専門員へお伝えすることとした。
「もう要らない」と言われる 「そう思われたのは、どんなことがあってからでしたか」 ご本人が不要と考えられた経緯を伺い、「屋内は自分で歩けるようになったから」と話された。今後の取扱いは担当の介護支援専門員へご相談いただく。
「借りた覚えがない」と言われる 「開始のときのご説明の記録を、いまお持ちしています。ご一緒に見てもよろしいですか」 貸与開始時のご説明について、当方の記録では_月_日にご家族へ説明している旨をお伝えし、双方の認識をそのまま記録した。
近所の目を気にしておられる 「外でお使いになるのが気になるようでしたら、まず家の中からでも十分です」 屋外での使用に対するお気持ちを伺い、屋内での使用状況を確認した。
耳が聞こえにくい 「お手元に書いたものをお持ちしました。ご覧いただきながらお話しします」 書面をお示ししながら説明し、内容をご理解いただけたことを確認した。書面はお手元に置いていただいた。
認知のご様子から答えが変わる 「今日はここだけ伺わせてください」と一つに絞る ご本人へは一点に絞って伺い、あわせて同居のご家族からも状況を伺った。双方の言葉を分けて記録した。
お一人で暮らしておられる 「困ったときに、どなたへご連絡されますか」 困った際の連絡先を伺い、電話台に連絡先を記した紙が置かれていることを確認した。
介助者が疲れておられる 「毎日のことでお疲れではありませんか。どの場面がいちばん大変ですか」 介助で負担に感じておられる場面を伺い、ご家族は「夜間が大変」と話された。担当の介護支援専門員へ報告する。
本人と家族で言うことが違う 「お二人のお話を、どちらもそのまま記録に残させてください」 ご本人とご家族の双方の言葉をそのまま記録し、担当の介護支援専門員へ両方をお伝えすることをご説明した。
話が長くなり本題に戻れない 「ありがとうございます。用具のことだけ、あと一つだけ伺わせてください」 用具の使用状況について改めて伺い、_の場面で使用しておられることを確認した。
訪問を負担に感じておられる 「今日は玄関先で、外から見えるところだけ確認させてください」 ご負担に配慮し、玄関先で用具の外観と設置場所を確認した。室内の状況はご家族から伺った。
不満をぶつけられる 「お聞かせいただきありがとうございます。いつごろのことでしたか」 いただいたご意見をそのまま記録し、内容と日時を担当の介護支援専門員および事業所内へ共有した。
「壊れているかも」と言われる 「その場面をもう一度見せていただけますか。動かないところを確認します」 動作の状態を確認し、その場では_の動きが確認できなかった。持ち帰り点検すること、代わりの手配を行うことをご説明した。
何も困っていないと言われる 「それは何よりです。次に来るまでの間で、ここを見ておいていただけますか」 次回訪問までに見ていただく点を三つお伝えし、書面にしてお渡しした。次回訪問時に確認する。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、当該自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

運営指導で確認された福祉用具の指摘12件|確認書類との対照

自治体が公表している運営指導・実地指導の結果から、福祉用具に関わる指摘を12件、出典とあわせて並べました。いずれも各自治体が公表した資料に記載されている事例であり、当社の判断や評価ではありません。右端は、自事業所の状況を書き入れていただく欄です。書き入れた結果をもって算定や取扱いが決まるものではありませんので、判断は保険者(指定権者)へご確認ください。なお、介護保険法に基づく届出書類の作成・提出代行は社会保険労務士の業務です。

公表資料に示されている指摘 資料で挙げられている確認書類 貴事業所の状況(ご記入欄) 出典
指定福祉用具貸与と指定特定福祉用具販売を利用する利用者の計画が、別々に作成されていた。対応のポイントとして、両方の利用がある際は計画を一体的に作成することが示されている。 福祉用具貸与計画、特定福祉用具販売計画、居宅サービス計画、モニタリング記録 両方を利用している方の人数:_名/一体で作成している方:_名/様式の名称:_ 久留米市介護保険課育成・支援チーム「近年の運営指導における主な指摘事例」(令和5年度作成)
福祉用具貸与・特定福祉用具販売計画の作成等の不備が、公表された指摘の区分として挙げられている。既に作成されている居宅サービス計画の内容に沿って作成していない事例、適時適切に計画が変更されていない事例が挙げられている。 福祉用具貸与計画書、居宅サービス計画、モニタリング記録、計画変更記録、交付記録 居宅サービス計画と突き合わせた日:_/状況変化時に計画を見直した件数:_件 長野県健康福祉部地域福祉課福祉監査担当「令和6年度運営指導結果の概要(福祉用具貸与・特定福祉用具販売)」
従業者の就業環境が害されることを防止するための方針の明確化等の措置を講じていない事例が公表されている。 方針を定めた規程、相談窓口の設置および周知の記録、研修記録 方針の整備:有・無/相談窓口の周知日:_/研修実施日:_ 長野県健康福祉部地域福祉課福祉監査担当「令和6年度運営指導結果の概要(福祉用具貸与・特定福祉用具販売)」
特定福祉用具販売があった際、サービス担当者会議の記録がなく、居宅サービス計画へ反映されていなかったとの指摘が記録されている。 サービス担当者会議の要点(第4表)、居宅サービス計画書第2表、福祉用具に関する記録 販売の実績がある方:_名/会議の記録が残っている方:_名 姫路市「令和6年度以前実地指導結果(指定基準等)」
居宅サービス計画において福祉用具貸与が位置付けられているが、福祉用具貸与が必要な理由が記載されていなかったとの指摘(口頭指摘)が記録されている。 居宅サービス計画書第1表〜第3表、サービス担当者会議の記録、居宅介護支援経過 理由の記載を確認した件数:_件/記載が確認できなかった件数:_件 姫路市「令和6年度以前実地指導結果(指定基準等)」
福祉用具貸与計画を作成していない、介護予防福祉用具貸与についてモニタリングを適切に行っていない、特定福祉用具販売を利用していたにもかかわらず販売計画と一体で作成していない、といった事例が挙げられている。実施の時期・回数の取扱いは同資料および保険者(指定権者)の定めをご確認ください。 福祉用具貸与計画・特定福祉用具販売計画、モニタリング記録、勤務表、福祉用具専門相談員の資格証 計画の未作成:有・無/モニタリング記録の保管場所:_ 金沢市「令和7年度 介護サービス事業者集団指導 資料1」(3 運営指導等における主な指摘事項 ◇福祉用具貸与)
福祉用具専門相談員の配置に関する指摘が示されている。同資料には、管理者が福祉用具専門相談員を兼務している場合の、常勤換算数への時間の含め方についての記載がある。配置数の考え方は保険者(指定権者)へご確認ください。 勤務表(管理者兼務時間の区分が分かるもの)、福祉用具専門相談員の資格証 勤務表で兼務時間を区分している:有・無/確認日:_ 金沢市「令和7年度 介護サービス事業者集団指導 資料1」(3 運営指導等における主な指摘事項 ◇福祉用具貸与)
福祉用具貸与・販売を位置付ける際の検討が不十分である、福祉用具貸与を位置付けるにあたり必要性について検証していたが居宅サービス計画にその理由がない、といった指導事例が挙げられている。 居宅サービス計画(第1表・第2表)、サービス担当者会議の記録、福祉用具貸与計画 検討の過程を記録している:有・無/記録の所在:_ 宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(居宅介護支援・介護予防支援に関する事項)」資料11
「同一種目における複数の福祉用具の提案がされていない事例が散見されます」と記載され、あわせて、福祉用具貸与計画に「モニタリングを行う時期等」を記載していない、消毒・保管に関する委託業務の履行確認が定期的に行われていない、委託先が変更されているにもかかわらず変更届を提出していない、といった事例が挙げられている。 福祉用具貸与計画書、複数提案の記録、貸与価格に関する説明の記録、消毒・保管委託契約書と履行確認記録、変更届出書 計画にモニタリングの時期を記載している:有・無/複数提案の記録の様式:_/委託先の変更:有・無 堺市「令和8年度 集団指導 居宅事業所編」
その他の利用料としての交通費の算定起点について、「事業所から」ではなく「通常の事業の実施地域を越える地点から」であるとして、運営規程・重要事項説明書を改めるよう示されている(対象に福祉用具貸与・販売が挙げられている)。 運営規程、重要事項説明書、重要事項の掲示、変更届の控え、領収証 重要事項説明書の記載を確認した日:_/記載の見直し:要・不要 愛知県 福祉局福祉部 福祉総務課監査指導室「主な指摘事項(令和7年度版)」
居宅サービス計画に位置付けた福祉用具貸与について、担当者に専門的な見地から意見を求めているかサービス担当者会議の要点の記録から確認できなかった、欠席した担当者への照会内容が確認できなかった、といった指摘が公表されている。 サービス担当者会議の要点(第4表)、照会文書・回答書、居宅介護支援経過(第5表) 照会の記録が残っている件数:_件/照会内容を記載している:有・無 豊島区「居宅介護支援事業所への運営指導で『改善を要する』と指摘された事項について(令和4年度・22事業所)」
サービス担当者会議の要点に、品目ごとに継続して貸与が必要であるか検証した結果の記載が確認できなかった、「福祉用具によるサービスは特に変化なく利用いただいています」とのみ記載されていた、どこで・どのような状況のために福祉用具が必要なのか記載内容から確認できなかった、といった指摘が公表されている。 居宅サービス計画(第1〜3表)、サービス担当者会議の要点(第4表)、居宅介護支援経過、福祉用具貸与計画 品目ごとに検証結果を記載している:有・無/「特に変化なし」のみの記録:_件 豊島区「居宅介護支援事業所への運営指導で『改善を要する』と指摘された事項について(令和4年度・22事業所)」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、当該自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

豊島区の資料に挙げられている「特に変化なく利用いただいています」という記載は、この記事の他の章で繰り返してきたことと同じ形をしています。用具を見たことは書かれていても、どこで、どの場面で、どのように使われているかが残っていないと、読んだ人が状況を再現できません。前章までの完成文は、この一点だけを解くために形を揃えています。

示されている整理と、貴事業所の状況を並べる対照表10行

左の列は、基準省令・通知および上表の自治体資料に示されている整理です。右の列は、自事業所の状況を書き入れる欄です。左右を並べただけでは、取扱いは決まりません。実施の時期・回数や様式を含め、最終的な判断は保険者(指定権者)へご確認ください。

告示・通知等に示されている整理 貴事業所の状況(ご記入欄)
福祉用具貸与計画に基づくサービス提供の開始後にモニタリングを行うことについて、基準省令に定めが示されています。実施の時期・回数は改定により取扱いが変わる場合があるため、最新の原典と保険者(指定権者)の取扱いをご確認ください。 直近の実施日:_/実施者:_/実施の方法(訪問・電話・その他):_
モニタリングの結果を記録することについて、基準省令に定めが示されています。 使用している様式の名称:_/保管場所:_/保管の期間:_
モニタリングの結果を、居宅サービス計画を作成した指定居宅介護支援事業者へ報告することについて、基準省令に定めが示されています。 交付日:_/交付の方法:_/受け取った方のお名前の記録:有・無
モニタリングの結果を踏まえ、必要に応じて福祉用具貸与計画を変更することについて、基準省令に定めが示されています。 直近の計画変更日:_/変更した内容:_/変更しなかった場合の理由の記録:有・無
福祉用具貸与計画に「モニタリングを行う時期等」を記載していない事例が、堺市の公表資料に挙げられています。 計画にモニタリングの時期を記載している:有・無/記載欄の位置:_
指定福祉用具貸与と指定特定福祉用具販売の利用がある際は計画を一体的に作成することが、久留米市および金沢市の公表資料に示されています。 両方の利用がある方:_名/一体の様式を使用している:有・無
モニタリングは福祉用具専門相談員が行い、その結果を記録して報告する流れが、基準省令および自治体の公表資料に整理されています。 実施した相談員の氏名:_/資格証の保管:有・無
居宅サービス計画に福祉用具貸与を位置付ける場合に、必要な理由の記載を確認する観点が、姫路市・宇都宮市・豊島区の公表資料に示されています。 担当の介護支援専門員から受け取った居宅サービス計画:有・無/受領日:_
同一種目における複数の福祉用具を提案した記録に関する観点が、堺市の公表資料に示されています。 提案の記録の様式:_/直近の提案日:_
消毒・保管に係る委託業務の履行確認、および委託先の変更に伴う届出に関する観点が、堺市の公表資料に示されています。なお、介護保険法に基づく届出書類の作成・提出代行は社会保険労務士の業務です。 委託先:_/直近の履行確認日:_/変更の有無:有・無

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、当該自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

書いた記録を自分で読み返す12行

提出する前に、書いた記録を自分で読み返すための12行です。読み返す人が「その場を思い浮かべられるか」だけを見ます。思い浮かべられない行があれば、そこに時刻・場所・動作・言葉のどれかが足りていません。

読み返して見るところ 記録で確かめる形 直したかどうか(ご記入欄)
いつ確認したかが分かるか 年月日だけでなく、確認した時刻が書かれているか 時刻の記載:有・無/追記した日:_
どこで見たかが分かるか 「自宅」ではなく、玄関・寝室・トイレ入口など部屋の単位で書かれているか 部屋の記載:有・無
どの品目のことか分かるか 複数を貸与している場合に、品目ごとに分けて書かれているか 品目ごとの記載:有・無/貸与中の品目数:_点
使っている場面が書かれているか 「使用中」で止まらず、どの移動・どの動作で使っているかが書かれているか 場面の記載:有・無
使っていない場面も書かれているか 使っていない時間帯・場面と、そのときの置き場所が書かれているか 未使用場面の記載:有・無
本人・家族の言葉が残っているか 要約ではなく、話された言葉がそのまま残っているか 発言の記載:有・無/発言者の続柄:_
前回との差が書かれているか 前回の記録を開いて、変わった点と変わっていない点が分かれて書かれているか 前回訪問日:_/差の記載:有・無
当方が行ったことが書かれているか その場で調整した、持ち帰った、説明したなど、行った行為が書かれているか 行為の記載:有・無
判断を書いていないか 用具の適否・医療上の見立て・給付の取扱いについて、こちらで決めた書き方になっていないか 相談先へつなぐ一文:有・無/つないだ先:_
誰へ伝えたかが書かれているか 担当の介護支援専門員へ伝えた日・方法・内容が書かれているか 報告日:_/方法:_
次に見るところが書かれているか 次回の訪問者が同じ場所を見られる形で、末尾に書かれているか 次回確認事項:_
同じ文が続いていないか 前回・前々回の記録と並べて、同じ文が繰り返されていないか 並べて確認した日:_/書き直した行数:_行

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、当該自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

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介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。

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