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通所介護のレクリエーション|目的・企画と記録のポイント

通所介護のレクリエーションは、楽しみを提供するだけでなく、身体機能の維持や認知機能への刺激、利用者同士の交流といった目的を持つ重要なプログラムです。本記事では、通所介護のレクリエーションの目的・企画のコツと、記録のポイントを解説します。

レクリエーションの目的

  • 身体機能の維持・向上――体操やゲームで体を動かす
  • 認知機能への刺激――回想法・計算・手芸など
  • 社会的な交流――他者との関わり、役割や楽しみ

企画のポイント

  • 利用者の心身の状況・好みに合わせる
  • 個別機能訓練の目標とつなげる視点を持つ
  • 安全に配慮し、全員が参加できる工夫をする

記録に書くべき項目

  • 実施したレクの内容
  • 利用者の参加状況と反応
  • 機能面・精神面で見られた変化
  • 次回に活かす気づき

記録の文例

レク記録の例文

午後、風船バレーを実施。笑顔で積極的に参加され、上肢の運動になった。普段発語の少ない方からも声が出ており、交流の効果がみられた。

レクの記録を、負担なく残す

介護記録AI「神マナ」の通所介護マナは、活動の様子を話すだけで記録に整理。参加状況や反応も具体的に残せて、記録の手間を大きく減らします。(※利用実績に基づく目安であり、環境・使い方により異なります)利用者さま3名まで・期限なく無料でお試しいただけます。

レクリエーションの目的を、機能訓練と分けて考える

レクリエーション 個別機能訓練
目的 楽しみ、交流、生活の張り 身体機能・生活動作の維持と向上
計画 事業所の活動計画 個別機能訓練計画書
対象 参加したい方 計画に位置づけた方
記録 実施内容と参加状況 実施内容、回数、負荷、反応
報酬 基本報酬に含まれる 加算の対象になり得る

両者を混同すると、「レクをやったから機能訓練の記録にする」という誤りが起きます。目的も記録も別です。

企画の考え方

  1. 参加者の生活歴から発想する——農作業、裁縫、料理、囲碁。かつてしていたことは続けやすい
  2. 役割をつくる——「参加する」より「担当する」ほうが張りが出ます
  3. できる人とできない人を分けない——同じ場で、関われる形を変えます
  4. 季節と行事を軸にする——見通しが立ち、準備もしやすくなります
  5. 失敗しても構わない設計にする——勝ち負けだけの企画は、負ける人を傷つけます

参加したがらない方への関わり

理由 対応
「子どもだましだ」 趣味や特技を活かせる役割を用意する
人前が苦手 見ているだけでよい席をつくる。無理に参加させない
できないのが恥ずかしい 個別に、できる形を一緒に探す
体調が優れない 休める場所を確保する
以前に嫌な思いをした 記録を確認し、同じことを繰り返さない

記録に残すこと

  • 実施した日、内容、参加者
  • 参加した方の様子(表情、発言、他者との関わり)
  • 参加しなかった方と、その理由
  • けが・ヒヤリとした場面
  • 次回に活かす気づき

レクリエーションの企画例(季節別)

時期 企画の例 ねらい
花見(近所の公園)、種まき、押し花 外出の機会、季節の実感
夏祭り、そうめん流し、うちわ作り 水分摂取の機会、暑さ対策の啓発
運動会、芋煮、紅葉狩り、敬老会 身体活動、地域との交流
餅つき、年賀状作り、初詣、豆まき 手指の運動、行事の記憶
通年 歌、体操、書道、園芸、料理、囲碁・将棋 継続的な活動、役割

身体機能に合わせた工夫

状態 工夫
車いす 座位で参加できる形にする。テーブルの高さを合わせる
片麻痺 片手でできる方法を用意する。道具を工夫する
視覚障害 声かけと触れる素材を増やす
聴覚障害 文字と身振りで伝える。座る位置を配慮する
認知症 ルールを簡単にする。間違いを訂正しない
疲れやすい 途中で休める席を用意する

実務で迷いやすいところ

よくある疑問 考え方
参加を強制してよいか しません。参加しない自由も尊重します。見ているだけの参加も参加です
機能訓練の代わりになるか なりません。目的も記録も別です
ネタが尽きる 生活歴から発想します。参加者が先生になれる企画は続きます
職員の負担が大きい 準備に時間がかかる企画を毎回入れない。日常の活動を軸にします
事故が心配 企画ごとにリスクを洗い出し、配置を決めておきます

記録の書き方(場面別の例)

場面 記入例
参加された 7/15 書道。「久しぶりに筆を持った」と話され、20分集中して取り組まれた。他の参加者に見せて笑顔
途中で休まれた 7/16 体操。10分参加後「疲れた」と訴えあり。椅子で休憩し、後半は見学。表情は穏やか
参加されなかった 7/17 カラオケ。「歌は苦手」との発言。居室で新聞を読んで過ごされた。無理な誘いはせず
役割を担われた 7/18 夏祭りの準備。うちわの飾りつけを担当。他の参加者に作り方を教えておられた
ヒヤリとした 7/19 玉入れ。立ち上がった際にふらつきあり。職員が支え転倒には至らず。以降は座位で参加

職員が企画に困らないために

  • 年間の行事カレンダーを作る——毎回ゼロから考えない
  • 過去の企画と反応を記録に残す
  • 準備が15分以内でできる日常の活動を10個持っておく
  • 参加者に得意なことを教えてもらう
  • 他事業所の取り組みを見学する
  • 企画担当を持ち回りにし、1人に集中させない

レク中の事故を防ぐ

  • 企画ごとに、起こりうる事故を事前に洗い出す
  • 立ち上がり・移動を伴う企画は、職員の配置を決めておく
  • 道具の安全を確認する(角、重さ、口に入る大きさ)
  • 飲食を伴う企画は、嚥下状態を個別に確認する
  • 暑さ・寒さ、水分補給への配慮
  • ヒヤリとした場面は、その日のうちに記録に残す

活動を通じて見えること

  • 集中できる時間の長さ
  • 手指の動き、力の入り方
  • 他者との関わり方
  • 以前できていたことの変化
  • こだわりや、避けたいこと

活動の記録を次に活かす

  • 反応がよかった企画を残す
  • 参加しなかった方の理由を残す
  • 所要時間の実績を残す
  • 準備にかかった時間を残す
  • けが・ヒヤリを残す

現場から寄せられる質問(レク編)

よくある疑問 考え方
毎日違う内容にすべきか 必要ありません。繰り返しのほうが安心される方もいます
職員が前に出て盛り上げるべきか 参加者が主役です。職員が主役になると、見ているだけの時間になります
勝ち負けのある企画は 負ける人が出ます。全員が何かしら達成感を得られる形を検討します
認知症の方が混乱される ルールを簡単にし、間違いを訂正しません。できている部分を伝えます
行事の写真を撮ってよいか 本人・家族の同意が必要です。掲示やSNSへの使用は別途の同意が要ります
費用はどこから出るか 材料費を実費で徴収する場合は、重要事項説明書への記載と説明が必要です

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企画するときに決めること(チェック)

決めること なぜ
目的 機能訓練なのか、交流なのか、気分転換なのかで内容が変わる
対象 全員参加か、希望者か、少人数か
所要時間 集中が続く時間を超えない
必要な職員数 見守りが必要な方の人数から逆算する
準備するもの 当日にそろわないと中止になる
中止の基準 体調、天候、人員
けがの想定 はさみ、熱いもの、立ち上がる動作
参加できない方への配慮 別の過ごし方を用意する
記録に何を書くか 参加の様子、発語、できたこと
次に活かすこと 反応がよかった点、続かなかった点

誘って断られたとき|理由の型11と、そのまま言える言葉48

「レクに行きませんか」と声をかけて、首を横に振られる。この場面は、企画そのものよりも先に職員の手が止まるところです。ここでは断られる理由を11の型に分け、型ごとに「そのとき起きていること」「そのまま言える言葉」「別の関わり方」を並べます。前提として、説得はしません。参加しないことも本人が選んだ過ごし方であり、選んだという事実をそのまま記録に残します。断られたことを職員の失敗として扱うと、次から誘えなくなり、記録も薄くなります。

身体を動かす内容に触れる場面がありますが、内容と可否は本人の状態に応じて、機能訓練指導員・看護職員に確認したうえで行います。

断られる理由の型11|起きていることと、その場で確かめること

理由の型 そのとき起きていること その場で確かめること
子ども扱いされたと感じた 内容そのものより、呼びかけ方・声の高さ・道具の見た目に反応していることがある。長く仕事や家事を担ってきた方ほど強く出やすい 誘い文句のどこで表情が変わったか。道具の色や大きさ。呼び名が「◯◯ちゃん」になっていないか
人前が苦手 活動が嫌なのではなく、輪の中央に置かれることが負担。名前を呼ばれて全員に見られる形が引き金になる 席の位置。全員の視線が集まる順番があるか。名指しの有無
できないところを見られたくない 以前できたことが今できない、という比較が本人の中で起きている。手指・声・記憶のどれで起きているかは人により違う どの動作の直前で手が止まるか。周囲に同じ動作をしている人がいるか
単純に興味がない 本人の生活歴に接点がない題材。職員が好きな題材に偏っていることもある これまで何をして過ごしてきたか。今日は何なら見ていられるか
体調がすぐれない 眠気、痛み、便通、前夜の睡眠、服薬後の状態など。断りが「気分」の言葉で出ることが多い いつからか。痛みや気分の悪さがあるか。看護職員へ伝えたか
耳が聞こえにくい 説明が届いていないため、何をするのか分からないまま誘われている。分からないものには近づかない 正面から短い言葉で伝えたか。文字で見せたか。補聴器の状態
目が見えにくい 道具の位置や順番が把握できず、失敗する予感がある。まぶしさで見え方が変わることもある 手元の明るさ。逆光の席か。道具に触れて確かめてもらったか
手が動かしにくい 道具が両手前提、または細かすぎる。片手で完結しない設計だと最初から降りる 片手でできる形があるか。道具の重さと太さ。机の高さ
以前に嫌な思いをした 過去の同種の場面(負けた、笑われた、途中で止められた)が残っている。理由を言わずに断ることが多い 前回の記録に何が残っているか。同じ職員・同じ席・同じ道具か
その日の気分 面会の予定、家族との電話、他の利用者との出来事など、レクの外に理由がある 朝の送迎時の様子。直前に誰と何を話したか
誘い方が合っていない 「やりましょう」という完了形の誘い方、複数人で囲む誘い方、活動名だけを言う誘い方が負担になっている 誰が、どの距離から、どんな言い方で誘ったか。時間帯

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

言える言葉24|子ども扱い・人前・見られたくない・興味がない・体調

理由の型 そのまま言える言葉(完成文) 別の関わり方
子ども扱いされたと感じた 「失礼しました。◯◯さんに教えていただきたいことがあって来ました。少しだけお時間よろしいですか」 参加者ではなく助言者として関わってもらう。手順を決める役、見本を見る役
子ども扱いされたと感じた 「これ、私では加減が分からなくて。見ていただくだけでも助かります」 職員が判断を仰ぐ形にする。作業には入らなくてよいと最初に伝える
子ども扱いされたと感じた 「◯◯さんが長くされていたお仕事の話を、あとで少し伺ってもよろしいですか」 活動から切り離して、生活歴を聞く時間を別に取る
子ども扱いされたと感じた 「呼び方は△△さんでよろしかったですか。失礼していたら申し訳ありません」 呼称を確認して記録に残し、職員間で統一する
子ども扱いされたと感じた 「今日は難しい方をご用意しました。手が空いたときで構いません」 難度の高い版を別に用意し、選べる形にする
人前が苦手 「前に出ていただくことはありません。こちらの席から見ていただくだけで大丈夫です」 輪の外側に、背もたれのある席を先に確保しておく
人前が苦手 「お名前をお呼びすることはしませんので、気が向いたときだけ手を動かしてください」 順番指名をやめ、やりたい人が動く形に変える
人前が苦手 「隣で同じものを作りませんか。皆さんの方は向かなくて大丈夫です」 職員と二人で、机の端で同じ作業をする
人前が苦手 「見ていて、面白そうだったら教えてください。それだけでこちらは助かります」 見る側としての参加を認め、記録にもそのまま書く
できないところを見られたくない 「うまくいかなくても誰も見ていません。私も今日が初めてです」 職員が先に失敗して見せる。完成品を並べて比べない
できないところを見られたくない 「途中でやめても大丈夫です。やめたことを気にする人はここにいません」 退出しやすい席にする。終わりの合図を全体に出さない
できないところを見られたくない 「以前されていた形と違ってもかまいません。今日の形でやってみませんか」 昔の出来と比べない言い方に統一する。職員間で申し送る
できないところを見られたくない 「持つところだけ私がお手伝いします。◯◯さんは選んでください」 作業を「選ぶ」と「動かす」に分け、選ぶ側を担ってもらう
単純に興味がない 「今日のは合いませんでしたね。◯◯さんなら、どんなことなら気が向きますか」 断られた内容を記録し、次の企画の題材を本人から聞く
単純に興味がない 「無理にとは申しません。次に何をするか決めるとき、ご意見をいただけますか」 企画を決める場の相談相手になってもらう
単純に興味がない 「新聞を読まれていましたね。そちらを続けてください。お茶をお持ちします」 今している過ごし方を尊重し、中断させない
単純に興味がない 「以前されていたことで、道具があればできることはありますか」 生活歴から道具をそろえ、個別の活動として用意する
体調がすぐれない 「無理はなさらないでください。どのあたりがつらいか教えていただけますか」 看護職員に伝え、休める場所へ案内する。訴えを記録に残す
体調がすぐれない 「横になれる場所をご用意します。落ち着かれたら声をかけてください」 臥床してよいかは看護職員に確認したうえで案内する
体調がすぐれない 「昨夜はよく眠れましたか。眠気があるようでしたら、今は休まれてください」 睡眠・服薬後の様子として記録し、家族への連絡の要否を相談する
体調がすぐれない 「今日は見ているだけにしましょう。窓側の席にお移りしますか」 暑さ・寒さ・まぶしさを避けられる席へ移動する
体調がすぐれない 「お水をお持ちしました。ひと口だけでも飲んでいただけますか」 水分の摂取状況を記録に残す。飲み込みの状態は事前に確かめる
体調がすぐれない 「痛みがあるのですね。看護職員に伝えてまいります」 訴えの言葉をそのまま記録し、伝えた相手と時刻を残す
体調がすぐれない 「気分が晴れないときは、そのままで大丈夫です。近くにおりますね」 そばに座る。話しかけずに同席する時間をつくる

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

言える言葉24|聞こえにくい・見えにくい・手・過去の記憶・気分・誘い方

理由の型 そのまま言える言葉(完成文) 別の関わり方
耳が聞こえにくい 「(正面に回って)これから、紙を折ります。ご一緒にいかがですか」 正面・低い声・短い文で伝え直す。文字で書いたものを一緒に見せる
耳が聞こえにくい 「聞こえにくければ、こちらに書いてお見せします」 活動名と所要時間を大きな文字で書いた紙を手元に置く
耳が聞こえにくい 「補聴器の調子はいかがですか。うるさければ、静かな席へお移りしましょうか」 音の大きい活動の日は、離れた席か別室での過ごし方を用意する
耳が聞こえにくい 「手順は隣で見ていただければ分かります。まねをするだけで大丈夫です」 言葉での説明を減らし、職員が黙って手本を見せる
目が見えにくい 「手を触れていただけますか。今、右手の先に紙があります」 道具の位置を時計の文字盤の位置で伝える。手を添えて確かめてもらう
目が見えにくい 「まぶしくありませんか。席をお移ししましょうか」 逆光にならない席へ移す。手元の照明を足す
目が見えにくい 「音が出るものと、手触りで分かるものをご用意しました」 見ることを前提にしない道具に差し替える
目が見えにくい 「私が声で読み上げます。順番はこちらで申し上げますね」 職員が読み手を担い、本人は選ぶ役に回る
手が動かしにくい 「片手でできる形にしてあります。押さえるところは私がやります」 滑り止めを敷き、固定する側を職員が担う
手が動かしにくい 「持ち手を太くしました。握ってみて、いかがですか」 道具の太さ・重さを変えたものを複数用意し、選んでもらう
手が動かしにくい 「置いたままできるようにしました。持ち上げなくて大丈夫です」 机の上で完結する形に変える。落ちても危なくない素材にする
手が動かしにくい 「細かいところは私がします。◯◯さんは色を決めてください」 決める部分だけを本人が担う分担にする
以前に嫌な思いをした 「前に嫌な思いをされたのかもしれません。差し支えなければ教えてください」 聞き取った内容を記録に残し、同じ形を繰り返さない
以前に嫌な思いをした 「今日は勝ち負けはありません。点を数えることもしません」 競う要素を外した版を用意する。順位を読み上げない
以前に嫌な思いをした 「前回とは席も道具も変えました。合わなければすぐにやめて大丈夫です」 前回と違う点を先に伝える。やめる合図を二人で決めておく
以前に嫌な思いをした 「あのときは申し訳ありませんでした。今日は別の形にしています」 職員側の対応として謝る。経緯を職員間で共有する
その日の気分 「今日は気が乗らない日ですね。そういう日でかまいません」 誘いを一度で止める。時間をおいて別の職員が声をかける
その日の気分 「何かありましたか。よろしければ、こちらでお話を伺います」 別室か静かな場所で話を聞く。内容を記録に残す
その日の気分 「ご家族とお電話されていましたね。落ち着かれてからで大丈夫です」 直前の出来事を踏まえて時間をずらす
その日の気分 「午後にもう一度お声をかけます。それまでゆっくりなさってください」 次に声をかける時刻を伝えてから離れる
誘い方が合っていない 「やるかどうかは決めなくて大丈夫です。まず見に行きませんか」 参加を決めるのを先送りにできる誘い方に変える
誘い方が合っていない 「今から30分ほどです。途中で戻られてもかまいません」 所要時間と、抜けてよいことを先に伝える
誘い方が合っていない 「(一人で、正面ではなく斜め前から)◯◯さん、少しよろしいですか」 複数人で囲まない。立ち位置と距離を変えて声をかける
誘い方が合っていない 「今日は折り紙で鍋敷きを作ります。持ち帰って使えるものができます」 活動名だけでなく、何ができるかを伝える

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

引き際を決めておく|声をかける回数と、やめどきの目安8

断られたあとに何度も声をかけると、本人にとっては断り続ける時間になります。誘う回数と引き際を事業所で決めておくと、職員によって差が出ません。

場面 やめどきの目安 引いたあとにすること
1回目の声かけで断られた その場で理由を1つだけ尋ね、それ以上は重ねない 聞き取れた言葉をそのまま記録に残す
2回目(別の職員から)も断られた その日はここで止める。3人目を行かせない 「本日は声かけ2回、いずれも辞退」と回数で残す
体調の訴えがあった 誘いは終了し、看護職員へつなぐ 訴えの言葉・時刻・伝えた相手を記録する
表情が硬くなった・声が大きくなった 言葉を足さずに、その場を離れる 何をきっかけに変化したかを記録する
「うるさい」「ほっといてくれ」と言われた 謝って離れる。理由は後日あらためて聞く 発言をそのまま残し、職員間で共有する
途中まで参加して席を立った 追いかけない。行き先だけ視線で確認する 参加した時間(何分)と離席の様子を記録する
毎回同じ活動だけ断られる その活動への誘いを一度やめる 断られた活動と回数を集計し、企画の見直しに使う
何にも参加されない日が続く 誘う頻度ではなく、内容と時間帯を変える 過ごし方の希望を聞き直し、聞き取った内容を記録する

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

活動の設計図|企画シート12欄と、季節・場面別の活動42本

企画が続かない事業所は、内容のネタが尽きているのではなく、決める順番が決まっていないことが多いところです。誰のために、何人で、どれくらいの時間で、どこで、何を使って、誰が付き、参加しない人はどこにいて、どう終わるか。この12項目を先に埋めてから内容を考えると、当日に慌てません。以下の企画シートはそのまま印刷して使えます。

身体を動かす内容、飲食を伴う内容、立ち上がりや移動を伴う内容は、いずれも本人の状態に応じて、機能訓練指導員・看護職員に確認したうえで実施します。ここに挙げるのは活動の組み立て方であり、訓練の内容を定めるものではありません。

企画シート|当日までに埋める12欄(記入欄つき)

何を決めるか 記入欄
誰のためか 全員向けか、特定の数人向けか。名前を挙げて書く。全員向けにすると、誰にも合わない内容になりやすい (記入欄)
つくりたい場面 「◯◯に効く」ではなく「◯◯する場面をつくる」と書く(例:他の人と言葉を交わす場面/手を使って何かを仕上げる場面) (記入欄)
人数 参加する上限。多すぎると待ち時間が長くなり、席を立つ方が出る (記入欄)
時間 開始時刻と終了時刻。集中が続く長さを超えない。途中で抜けてよいことを最初に伝える (記入欄)
場所 どのフロアのどこか。屋外で行う場合の扱いは、事前に管理者に確認する (記入欄)
道具 数量と、当日どこから出すか。角・重さ・口に入る大きさを確かめる (記入欄)
職員の配置 進行役、見守り、道具係を分ける。見守りが必要な方の人数から逆算する (記入欄)
参加しない方の居場所 どこで、誰が近くにいて、何をして過ごせるか。「同じ部屋の端」でも決めておく (記入欄)
片づけ 誰が、いつ、どこへ戻すか。片づけを担ってもらう方がいれば名前を書く (記入欄)
終わり方 どう締めるか。順位を読み上げない、作品を並べて比べないなど、終わり方の禁じ手も書く (記入欄)
中止の基準 体調、天候、人員のどれで中止するか。判断する人の役職も書く (記入欄)
記録に何を残すか 参加の有無、参加中の様子、断られた場合の言葉、次に活かすこと (記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

月別の活動24本|1〜6月(つくる場面・用意するもの・確かめること・切り替え)

季節の題材は、見通しが立つので職員も準備しやすくなります。以下は「どんな要素を入れるか」の形で書いています。特定の楽曲や書籍・作品を使う企画は、権利の扱いが別に必要になるため挙げていません。曲を使う場合は、本人になじみのある曲(曲名は記入欄)を本人と一緒に選びます。

月・活動 つくる場面 用意するもの 事前に確かめること うまくいかないときの切り替え
1月/書き初め・今年したいことを書く 自分の言葉を書いて、他の人に読んでもらう場面 太めの筆、墨(汚れてよいもの)、下敷き、新聞紙、おしぼり 墨で衣類が汚れたときの替え。手が震える方の筆の太さ。机の高さ 書くのが負担なら、職員が代筆して本人が言葉を選ぶ形に変える
1月/干支の切り絵を貼り合わせる 手元で完結する作業を、隣の人と分担する場面 色紙、のり、先の丸いはさみ、台紙 はさみを扱える方の把握。刃物の本数と回収方法。使わない方の代替作業 切るのを職員が担い、貼る作業だけにする
2月/豆まきの豆を紙で作って投げる 声を出し、狙って投げる場面 新聞紙で作った玉、的、かご 本物の豆は使わない(誤って口に入る恐れ)。投げる方向に人がいないか 投げずに、かごへ手で入れる形に変える
2月/手紙を書く・宛名を書く 誰かに向けて言葉を選ぶ場面 便箋、封筒、太字のペン、下敷き 宛先の個人情報の扱い。投函の可否を家族に確認するか 文面を職員が聞き取って書き、本人は署名だけにする
3月/ひな飾りを並べる・飾り付けを決める 置き場所を自分で決める場面 飾り、台、布 高い所へ手を伸ばす動作が出ないか。踏み台は使わない 職員が台の上に置き、本人は位置を指示する役に回る
3月/春の花を生ける・水やり当番を決める 毎日続く役割を持つ場面 花、花器、はさみ(職員管理)、じょうろ 水をこぼしたときの床。花粉やにおいで具合が悪くなる方がいないか 生けるのが難しければ、花を選ぶ役・水やりの当番だけを担ってもらう
4月/花見(屋外) 外の空気にあたり、季節を言葉にする場面 車いす対応の経路確認、飲み物、帽子、連絡手段、救急用品 屋外での実施の扱いは、あらかじめ計画上どうなっているかを管理者に確認する。トイレの場所。段差と傾斜 屋外が難しい日は、窓際で花を持ち込み、室内で行う
4月/新聞や写真を見ながら昔の話をする 自分の経験を人に話す場面 年代の分かる写真(掲載の可否を確認したもの)、地図 思い出したくない出来事に触れる可能性。話を止めたいときの合図 話が続かなければ、聞き役に回ってもらう。無理に振らない
5月/こいのぼりを作って窓に飾る 作ったものが場に残り、家族の目にも触れる場面 色紙、のり、ひも、洗濯ばさみ ひもを首まわりに掛けない。飾る位置に手を伸ばさせない 作るのが難しければ、色を選ぶ・並べる順番を決める役にする
5月/野菜の苗を植える・プランターの世話 日々の変化を見に行く理由ができる場面 プランター、土、苗、軍手、水 屋外へ出る導線。土いじりの可否(傷や皮膚の状態)。手洗いの場所 屋内の窓辺に置き、水やりと観察だけを担ってもらう
6月/雨の音を聞きながら、傘や雨具の話をする 思い出を言葉にし、他の人がうなずく場面 雨具の実物、写真、地図 湿度と室温。話が長引いたときの終わり方 話題が続かなければ、雨の日の過ごし方を聞く形に切り替える
6月/てるてる坊主・小物づくり 手元の細かい作業を、話しながら続ける場面 白布、綿、輪ゴム、ペン 綿を口に入れないか。細かい部品の大きさ 結ぶ工程を職員が担い、顔を描く工程だけにする

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

月別の活動24本|7〜12月(つくる場面・用意するもの・確かめること・切り替え)

月・活動 つくる場面 用意するもの 事前に確かめること うまくいかないときの切り替え
7月/短冊に願い事を書いて飾る 自分の言葉を書き、家族にも見てもらう場面 短冊、太字のペン、ひも、飾る台 飾る位置は職員が付ける。家族に見せることの可否を本人に確認する 書くのが負担なら、口述を職員が書き取り、本人が確認して署名する
7月/うちわ・扇子に貼り絵をする 持ち帰って使えるものを仕上げる場面 無地のうちわ、色紙、のり のりの成分(口に入れる方がいないか)。乾かす場所 貼る位置を決める役と、貼る役を二人一組に分ける
8月/夏祭りの出し物・屋台形式の催し 役割を持ち、他の人に何かを渡す場面 景品、机、のれん、会計の記録用紙 飲食を出す場合は、飲み込みの状態を一人ずつ確認する。実費を受け取る場合の取扱いを管理者に確認する 人が多くて落ち着かない方には、開始前に別室での過ごし方を用意する
8月/涼をとる工夫を持ち寄る・氷を使った実験 感じたことをその場で言葉にする場面 氷、器、タオル、温度計 氷を口に入れない。長く握らない。室温と水分の摂取状況 手が冷たくて苦手な方には、見る役・時間を計る役を用意する
9月/敬老の集い・お祝いの会 人前でお祝いされる場面と、それを避けられる場面の両方 飾り、記念品、進行表、席次表 名前を読み上げてよいか本人に確認する。写真を撮る場合は同意の範囲を確認する 前に出るのが苦手な方には、席で受け取る形にする
9月/お月見の飾り作り 季節を目で確かめる場面 すすきに似た飾り(造花)、台紙、色紙 本物の植物を使う場合はアレルギーの有無。飾りの角の処理 作るのが難しければ、飾る位置を決める役に回る
10月/秋の実りを見て、料理の話をする 台所を担ってきた経験を話す場面 野菜や果物の実物、ざる、まな板(見るだけ) 刃物は出さない。実物を口に入れないか。生ものの衛生 話が続かない方には、皮の手触りや香りを確かめる形にする
10月/的当て・輪投げ(座ったままできる形) 狙って、当たったことを一緒に喜ぶ場面 的、輪、点数表(読み上げない) 投げる方向に人がいないか。立ち上がる動作が出ない配置か。実施の可否は機能訓練指導員・看護職員に確認する 点数を数えるのをやめ、当てるだけの形にする
11月/落ち葉や木の実を使った飾り作り 屋外で拾い、屋内で仕上げる場面 拾った素材、台紙、のり、トレー 屋外へ出る場合の扱いを管理者に確認する。虫・汚れの処理。口に入る大きさの実は使わない 屋外が難しければ、職員が集めた素材から選ぶ形にする
11月/写真を並べて1年を振り返る この1年に自分がいたことを確かめる場面 行事の写真(掲載・共有の同意を確認したもの)、台紙 写真に写る方全員の同意の範囲。掲示する場所と期間 写真を使えない場合は、日付と出来事を書いた一覧で振り返る
12月/年賀状・あいさつ状の宛名書き 誰かに向けて手を動かす場面 はがき、太字のペン、住所を書いた見本、下敷き 宛先の個人情報の扱い。投函の可否を家族に確認するか 宛名が難しければ、絵や一言だけを書く形にする
12月/飾り付けと片づけの当番を決める 始めることと終わらせることの両方を担う場面 飾り、収納箱、当番表 高い所へ手を伸ばさせない。脚立は職員が使う 飾る位置を指示する役、箱に戻す役に分ける

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

場面別の活動18本|雨の日・少人数・暑い日・集中が続かない日・新しい人が来た日

季節では割り切れない日があります。予定していた企画ができない日に、その場で差し替えられる持ち札を持っておくと、職員が困りません。

場面・活動 つくる場面 用意するもの 事前に確かめること うまくいかないときの切り替え
雨の日/室内で音の出る道具を使う 音を合わせ、他の人と同じ動きになる場面 手で鳴らせる道具、机、椅子 大きな音が苦手な方の席。補聴器を使う方への配慮 音が負担なら、拍を数える役・道具を配る役に回ってもらう
雨の日/写真や地図を見て土地の話をする 自分の出身地や住んでいた場所を語る場面 地図、写真、大きな文字の地名一覧 話したくない土地がないか。個人情報として扱う範囲 話が出なければ、地名を読み上げて指してもらう形にする
雨の日/新聞をちぎって台紙に貼る 力の加減を自分で決める場面 新聞紙、台紙、のり、トレー 紙を口に入れる方がいないか。インクで手が汚れたときの対応 ちぎるのが難しければ、色や形を選んで指示する役にする
人数が少ない日/一人ずつの好きなことを順に囲む その人の話を全員で聞く場面 本人が持ってきた物、写真、湯のみ 話したくない方を先に把握する。順番を決めない 話が出なければ、職員が聞き手として二人だけで話す
人数が少ない日/台ふきん・おしぼりたたみを一緒にする 暮らしの手仕事を分担する場面 清潔なタオル、かご 衛生の取扱い(使用済みと未使用を分ける)。手荒れの有無 たたむのが難しければ、数を数える役・かごに入れる役にする
人数が少ない日/小さな机を囲んで札を使う遊びをする 向かい合って言葉を交わす場面 大きめの札、滑り止めマット 札の文字の大きさ。読み上げる声の大きさ 札が読みにくければ、職員が読み上げて本人は取るだけにする
暑い日/冷たいおしぼりを配る・涼しい席へ移る 体調を自分の言葉で伝える場面 おしぼり、飲み物、温度計、記録用紙 室温・湿度の測定。飲み込みの状態。水分の制限がある方の把握 移動が負担な方は、席に届ける形にする
暑い日/窓辺で外の様子を見ながら話す 短い時間で切り上げられる場面 椅子、日よけ、飲み物 直射日光の当たる席になっていないか。まぶしさ 暑さの訴えがあれば直ちに中止し、看護職員に伝える
暑い日/手元だけで完結する塗り絵・貼り絵 座ったまま静かに続けられる場面 下絵、色鉛筆、のり 長時間の同じ姿勢にならないか。手元の明るさ 集中が切れたら、途中で預かって翌日に続きを行う
集中が続かない日/5分で終わる活動を並べる 短い達成が何度も起きる場面 短時間で終わる道具を数種類、机に並べる 次に何をするか分かるように、順番を紙に書いて置く 並べたものを本人に選んでもらい、選ばない自由も伝える
集中が続かない日/席を移りながら見て回る その場に留まらなくてよい場面 各机に別々の作業を用意 移動の導線に段差や敷物がないか。付き添いの職員 歩き回るのが続く場合は、外の見える席で一緒に座る
集中が続かない日/音や声を減らし、二人で作業する 刺激を減らして落ち着く場面 静かな一角、机、簡単な作業 他の活動の音が届かない場所か。職員を1人確保できるか それでも落ち着かないときは活動を止め、休める場所へ案内する
新しい人が来た日/全員が名前を書いた札を置く 名前を覚えなくても呼び合える場面 大きな文字の名札、台 名前を出してよいか本人・家族に確認する範囲 名札が負担なら、職員が都度、名前を添えて紹介する
新しい人が来た日/隣の席の方と道具を分け合う作業 会話がなくても関わりが生まれる場面 ひと組しかない道具、共有のトレー 相性を事前に把握する。無理に組ませない 難しければ、職員が間に入って三人で行う
新しい人が来た日/これまでの作品を見てもらう 先にいる方が案内役になる場面 過去の作品、掲示板 作品に名前を出してよいかを本人に確認する 案内役が負担なら、職員が案内し、本人は隣を歩くだけにする
行事の前日/道具の準備と数え合わせ 明日があることを一緒に確かめる場面 当日の道具一式、数を書いた紙 刃物・熱いものは前日に出さない。保管場所 数える作業が難しければ、袋に入れる役だけを担ってもらう
行事の翌日/写真や作品を見て感想を聞く 昨日の出来事を自分の言葉で語る場面 写真(同意の範囲を確認したもの)、作品、記録用紙 参加しなかった方が居づらくならない席の配置 感想が出なければ、職員が見たことを話し、うなずきを受け取る
いつでも/今日の献立や天気を書き出す 毎日同じ形で、必ず出番がある場面 大きなボード、太字のペン 書く位置の高さ。立って書かせない 書くのが難しければ、読み上げる役・日付をめくる役にする

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

状態に合わせて変える|7つの状態別・変えることと確かめること42項目

同じ活動でも、道具・机の高さ・座る位置・説明の仕方を変えるだけで、参加できる方が増えます。ここに並べるのは活動の形をどう変えるかであって、訓練の内容ではありません。回数や負荷を決めるものではなく、本人の状態に応じて、機能訓練指導員・看護職員に確認したうえで行います。

座ったままできる形・片手でできる形|変えることと確かめること14

状態 何を変えるか 確かめること
立ち上がりが難しい 床に置く・拾う工程をなくし、すべて机の上で完結する形にする 机の高さが肘の位置に合っているか。足が床に着いているか
立ち上がりが難しい 投げる・狙う活動は、座ったまま届く距離に的を置く 身を乗り出す姿勢にならないか。椅子が動かないか
立ち上がりが難しい 順番に前へ出る形をやめ、道具の方を職員が回す 回す順路に人や物がないか。待ち時間の長さ
立ち上がりが難しい 展示や掲示は、座った目の高さに合わせて貼り直す 見上げる姿勢が続かないか。首の状態
車いすを使っている 机に近づけるか事前に確かめ、届かない場合はトレーを使う 足元の当たり。ブレーキ。テーブルとひじ掛けの高さ
車いすを使っている 輪の内側ではなく、出入りしやすい端に席を置く 通路の幅。退出したいときに人をかき分けずに出られるか
車いすを使っている 移動を伴う内容は、移動そのものを活動に組み込まない 移動の付き添い人数。床の敷物や段差
片手が使いにくい 押さえる工程を職員が担い、動かす工程を本人が行う分担にする どちらの手で行うか本人に確認したか
片手が使いにくい 滑り止めマット・クリップ・洗濯ばさみで、紙や器を固定する 固定具の力が強すぎないか。外すときに指を挟まないか
片手が使いにくい 両手を使う道具(はさみ、ひも結び)は、代わりの工程を用意する 代わりの工程が「簡単すぎる作業」になっていないか
片手が使いにくい 持ち手を太くする、握らずに置いたまま使える形にする 太さを2種類以上用意し、本人に選んでもらったか
疲れやすい 1回の活動を短く区切り、続きは別の日に回せる形にする 途中で預かった作品の保管場所と、名前の書き方
疲れやすい 背もたれと肘掛けのある椅子を先に確保する 座り直しの介助が必要か。座っている時間の長さ
疲れやすい 抜けても分からない進行にする(順番制にしない) 抜けたことを全体に告げない運びになっているか

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目が見えにくい方・耳が聞こえにくい方と一緒に|変えることと確かめること14

状態 何を変えるか 確かめること
目が見えにくい 見て分かる道具を、触って分かる道具・音が出る道具に差し替える 手を添えて位置を伝えたか。触ってよい物か
目が見えにくい 道具の位置を、時計の文字盤の位置(3時の方向など)で伝える 職員全員が同じ伝え方をしているか
目が見えにくい 手元の照明を足し、逆光にならない席に移す まぶしさの訴えがないか。時間帯で光の入り方が変わらないか
目が見えにくい 文字は大きく、白地に濃い色で書く。細い線と薄い色は使わない 本人に見えるか確認したか。距離を変えて見てもらったか
目が見えにくい 始まる前に、机の上に何がいくつあるかを言葉で伝える 途中で物を足したとき、その都度伝えているか
目が見えにくい 読み上げる役を職員が担い、本人は選ぶ・決める役に回る 読む速さ。聞き返しやすい雰囲気か
目が見えにくい 移動を伴う内容では、通路に物を置かない運用を先に決める 椅子やかばんが通路にはみ出していないか
耳が聞こえにくい 正面から、短い文で、ひと呼吸おいて伝える 後ろから声をかけていないか。口元が見える位置か
耳が聞こえにくい 活動名・所要時間・手順を紙に書いて手元に置く 文字の大きさ。途中で変更したとき書き直したか
耳が聞こえにくい 説明を減らし、職員が黙って手本を見せる 手本が見える位置に座っているか
耳が聞こえにくい 音楽や大きな音を使う日は、離れた席か別室での過ごし方を用意する 補聴器を使っている方の訴え。音量を測ったか
耳が聞こえにくい 複数人が同時に話す進行をやめ、一人ずつ話す形にする 誰が話しているか分かるように示せているか
耳が聞こえにくい 合図はベルや声ではなく、手を挙げる・札を上げる形にする 合図の意味を全員が知っているか
耳が聞こえにくい 聞き返されたら、大きな声ではなく別の言い方に変える 言い換えの例を職員間で共有しているか

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手が震える・集中が続かない・言葉が出にくい|変えることと確かめること14

状態 何を変えるか 確かめること
手が震える 細かい線を描く工程をやめ、大きく塗る・大きく貼る工程に置き換える 下絵の線の太さ。はみ出しても気にならない見た目か
手が震える 器・紙・台紙を固定し、動かないようにする 固定具を外すときに手を痛めないか
手が震える 液体・粉を扱う工程は、こぼれても差し支えない場所と量にする 床の滑り。ふき取りの用意
手が震える 持ち上げる工程をやめ、机の上を滑らせる動きにする 机の表面。角に手が当たらないか
手が震える できあがりを他の人と並べて比べない終わり方にする 作品を掲示する場合、本人の同意を得たか
集中が続かない 1つの活動を5分ほどで区切り、選べる形で並べる 次に何があるか、紙に書いて手元にあるか
集中が続かない 視界に入る物・音を減らし、机の上に必要な物だけ置く 背後の通行。他の活動の音が届いていないか
集中が続かない 席を立っても差し支えない配置にし、戻れる目印を残す 離席の導線。付き添える職員がいるか
集中が続かない 手順を1つずつ渡す(全部まとめて説明しない) 渡した手順が終わったことを確かめてから次へ進んでいるか
集中が続かない 終わりの時刻ではなく、区切りのよいところで終える 途中で終わった作品の預かり方を決めているか
言葉が出にくい 「はい・いいえ」で答えられる聞き方と、指さしで選べる形を用意する 選択肢を2〜3個に絞っているか。急かしていないか
言葉が出にくい 本人が言い終わるまで待ち、職員が言葉を先取りしない 職員が代わりに答えていないか。待つ時間を職員間で決めたか
言葉が出にくい 発言を求める進行をやめ、うなずき・表情でも参加になる形にする 反応を記録に残す担当を決めているか
言葉が出にくい 間違いを訂正せず、伝わった内容を職員が言い直して確かめる 言い直した内容が本人の意図と合っているか確認したか

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

レクの記録|本人の側から書く完成文66と、言い換え40組

レクの記録が薄くなるのは、何をしたかを書いて終わっているからです。活動名は職員側の情報であり、読み返しても本人のことは分かりません。書くべきは本人がどうだったか——参加したか、しなかったか、途中で抜けたか、誰と何を話したか、何ができたか、次につながる言葉が出たか、です。以下の完成文はそのまま書き写して使えます。日付・時刻・人名・分数は自事業所のものに置き換えてください。

活動名ではなく本人の側から書く|10の観点と、書き出しの型

観点 何を残すか 書き出しの型
参加したかどうか 参加・不参加・途中参加・見学のいずれか。誘った回数も残す 「◯月◯日◯時◯分〜、△△に参加。」/「声かけ2回、いずれも辞退。」
どれだけの時間 参加していた分数。途中で抜けた場合は抜けた時刻 「開始から20分間、席を立たずに取り組まれた。」
本人の発言 言った言葉をそのまま。要約しない 「『久しぶりに筆を持った』との発言あり。」
他の人との関わり 誰に、何をしたか。人名は事業所の記録の書き方に合わせる 「隣席の方に道具を手渡され、二言三言交わされた。」
担った役割 配る、教える、片づける、決めるなど、本人が担った具体的な役 「材料を配る役を担われ、6名分を順に手渡された。」
できたこと 動作・工程のどこまでを自分で行ったか 「のり付けまで自分で行い、貼る位置も自分で決められた。」
できなかったこと 止まった工程と、そのときの様子。評価語を使わない 「はさみの工程で手が止まり、『これは無理だ』と話された。」
表情・声の変化 いつ、何をきっかけに変わったか。観察した事実だけ 「完成した時点で笑い声が出て、両手で持ち上げて見せられた。」
参加しなかった理由 本人が述べた理由。述べなかった場合は「理由の発言なし」と書く 「『歌は苦手』との発言あり。理由はそれ以上尋ねていない。」
次につながること 次の企画に使える発言・様子。担当者が読んで動ける形にする 「『昔は畑をしていた』との発言あり。土を使う活動を検討。」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

完成文24|参加された・役割を担われた・他の人と関わられた

場面 そのまま使える完成文
最後まで参加 8月5日13時30分〜14時00分、貼り絵に参加。30分間、席を立たずに取り組まれた。最後の1枚を貼り終えた時点で「できた」と声を出され、職員に見せられた。
最後まで参加 8月6日13時40分〜14時05分、書道に参加。筆を右手で持ち、半紙3枚を書き上げられた。「久しぶりに筆を持った」との発言あり。
最後まで参加 8月7日14時00分〜14時25分、輪投げに座位で参加。5回投げ、うち3回が的に入った。点数の読み上げは行っていない。
途中から参加 8月8日、開始10分後に自ら席へ来られ、以降15分間参加。「様子を見てから来た」と話された。
途中から参加 8月9日、当初は離れた席で見ておられたが、隣席の方に呼ばれて13時55分から参加された。
誘われて参加 8月12日、職員が正面から声をかけ、「30分ほどです」と伝えたところ参加された。前回は辞退されていた活動。
役割を担った 8月13日、材料を配る役を担われ、6名分を順に手渡された。配り終えた後「これでいいか」と職員に確認された。
役割を担った 8月14日、飾りを貼る位置を決める役を担われ、他の参加者3名に位置を指示された。
役割を担った 8月15日、片づけの当番として道具を箱に戻され、数を数えて職員に報告された。
役割を担った 8月16日、折り方が分からない方の隣に座り、手を添えて教えておられた。約10分間続いた。
役割を担った 8月19日、進行の合図として札を上げる役を担われ、開始から終了まで担当された。
役割を担った 8月20日、当日の日付と天気をボードに書く役を担われた。座ったまま書ける高さに変更している。
他の人と関わった 8月21日、隣席の方に道具を手渡され、「これ使いますか」と声をかけられた。相手の方も応じられた。
他の人と関わった 8月22日、同じ地域の出身と分かり、地名を挙げて10分ほど話し込まれた。相手の方の名前を職員に確認された。
他の人と関わった 8月23日、他の参加者の作品を見て「上手だね」と声をかけられた。声をかけられた方も笑顔で応じられた。
他の人と関わった 8月26日、机を挟んで向かい合う配置にしたところ、これまで発言のなかった相手と3往復の会話があった。
他の人と関わった 8月27日、二人一組で道具を分け合う形にしたところ、順番を譲る場面が2回あった。
他の人と関わった 8月28日、輪の外側の席から、参加者の様子を見て拍手をされていた。声かけは行っていない。
笑った・声が出た 8月29日、完成した飾りを持ち上げて笑い声が出た。普段は発語の少ない方で、この日は他に2回発言があった。
笑った・声が出た 8月30日、道具が転がった場面で笑われ、「落ちた」と発言があった。開始から20分の時点。
集中して取り組んだ 9月2日、塗り絵に25分間取り組まれ、途中で顔を上げられたのは1回のみだった。
集中して取り組んだ 9月3日、細かい貼り付けの工程で15分間手を動かし続けられた。前回は5分で手が止まっていた。
本人が選んだ 9月4日、3種類の中から自分で色を選ばれた。「これが好きだ」と発言あり。
本人が選んだ 9月5日、並べた4つの活動から書き物を選ばれ、他の活動には移られなかった。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

完成文24|参加されなかった・途中で抜けた・見ておられた

参加しなかったことは、書き落とすところではなく書くところです。理由・声かけの回数・そのとき何をして過ごされたかまで残すと、次の企画の材料になります。

場面 そのまま使える完成文
辞退された 9月8日13時30分、歌の活動に声かけ。「歌は苦手」との発言があり辞退された。以降は誘っていない。窓側の席で新聞を読んで過ごされた。
辞退された 9月9日、貼り絵に声かけ2回(担当職員・別職員)。いずれも辞退された。理由の発言はなかった。
辞退された 9月10日、「今日は気が乗らない」との発言があり辞退。午後にもう一度声をかける旨を伝え、その場を離れた。
辞退された 9月11日、「子ども扱いされているようだ」との発言あり。呼び方と道具について確認し、次回は別の形で用意することを本人に伝えた。
辞退された 9月12日、「人前は苦手だ」との発言あり。輪の外側の席を用意したところ、そこで最後まで見ておられた。
辞退された 9月16日、「前に負けて嫌だった」との発言あり。点数を数えない形にすることを伝えたが、この日は参加されなかった。
体調で参加されず 9月17日13時20分、「頭が重い」との訴えあり。看護職員へ13時25分に報告。臥床の可否を確認のうえ、休養室で休まれた。
体調で参加されず 9月18日、「昨夜眠れなかった」との発言あり。活動には参加されず、席で目を閉じて過ごされた。家族へ連絡の要否を担当者に相談した。
体調で参加されず 9月19日、開始前に膝の痛みの訴えあり。看護職員に伝え、この日は見学とした。訴えは14時に消失。
途中で抜けた 9月22日、開始から8分で「疲れた」と発言があり離席。椅子で休憩され、後半は見学された。表情は穏やかであった。
途中で抜けた 9月24日、開始から12分で席を立たれた。行き先はトイレで、戻られた後は参加されず、席で過ごされた。
途中で抜けた 9月25日、周囲の音が大きくなった時点(13時50分)で離席された。静かな一角へ移り、そこで作業を続けられた。
途中で抜けた 9月26日、開始から5分で「これは分からん」と話され離席。手順を1つずつ渡す形に変えたところ、10分後に戻られた。
見ておられた 9月29日、参加はされなかったが、輪の外側の席から30分間見ておられた。終了時に「面白かった」との発言あり。
見ておられた 9月30日、隣の机で別の作業をされながら、時折こちらを見て笑っておられた。声かけは行っていない。
見ておられた 10月1日、見学の席で拍手をされていた。参加の意思を確認したが「見ているだけでよい」との発言があった。
誘い方を変えた 10月2日、活動名だけでなく「持ち帰って使えるものができます」と伝えたところ参加された。前2回は辞退されていた。
誘い方を変えた 10月3日、複数の職員で誘わず、1名が斜め前から声をかけたところ「少しなら」と応じられた。
誘い方を変えた 10月6日、「途中で戻ってもかまいません」と先に伝えたところ参加され、結果として最後まで残られた。
断られ方が変わった 10月7日、これまでは無言で首を振られていたが、この日は「今日は気分が乗らない」と理由を話された。
過去の記録を踏まえた 10月8日、前回の記録に「点数を読み上げられて席を立たれた」とあったため、点数を数えない形に変更。この日は最後まで参加された。
連続して不参加 10月9日、3回連続で辞退されている。誘う回数は増やさず、時間帯を午前に変えて次回試すことを担当者間で決めた。
別の過ごし方をされた 10月10日、活動には参加されず、職員と二人で15分間、以前の仕事について話された。内容は聞き取りの記録に残した。
別の過ごし方をされた 10月14日、活動の時間帯は窓辺で外を見て過ごされた。「こちらの方が落ち着く」との発言あり。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

完成文18|できたこと・変わったこと・次につながる発言

場面 そのまま使える完成文
できた工程 10月15日、のり付けから貼る位置の決定まで、すべて自分で行われた。前回は貼る位置を職員が示していた。
できた工程 10月16日、片手で紙を押さえる形に変えたところ、折る工程を職員の手を借りずに行われた。
できた工程 10月17日、太い持ち手のペンに変えたところ、文字を5行書かれた。前回は1行で手を止められていた。
止まった工程 10月20日、はさみを使う工程で手が止まり、「これは無理だ」と話された。以降は職員が切り、本人は形を選ばれた。
止まった工程 10月21日、細かい部品を扱う場面で3分間手が止まった。部品を大きいものに替えたところ再開された。
変わったこと 10月22日、参加時間が前回の10分から25分に延びた。席を出入りしやすい端に変更している。
変わったこと 10月23日、これまで発言のなかった方に自ら話しかけられた。きっかけは同じ地域の話題であった。
変わったこと 10月24日、道具を職員から受け取るのではなく、自分で取りに来られた。今月に入って2回目。
変わったこと 10月27日、終了後に「次はいつやるのか」と尋ねられた。開始時は参加を迷っておられた。
変わらないこと 10月28日、参加はされたが発言はなく、うなずきのみであった。3回続けて同じ様子である。
次につながる発言 10月29日、「昔は畑をしていた」との発言あり。土や苗を使う活動を次月の候補として担当者へ申し送った。
次につながる発言 10月30日、「裁縫なら教えられる」との発言あり。教える役として関わっていただく形を検討する。
次につながる発言 11月4日、「音が大きいのが苦手だ」との発言あり。音を使う日は別室での過ごし方を用意することとした。
次につながる発言 11月5日、「午前の方が体が動く」との発言あり。次回は午前の時間帯に声をかける。
次につながる発言 11月6日、家族から「家では新聞の切り抜きをしている」と伺った。紙を使う活動に取り入れられるか検討する。
計画とのつながり 11月7日、通所介護計画の目標「他の利用者と会話する機会をもつ」に関し、本日は隣席の方と3往復の会話があった。
計画とのつながり 11月10日、聞き取りで挙がっていた「手先を使うこと」に沿って貼り絵を用意し、25分間取り組まれた。
計画とのつながり 11月11日、計画の見直し時期に合わせ、直近3か月の参加状況(参加8回・辞退4回・途中離席2回)を集計して担当者へ渡した。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

避けたい書き方と言い換え20組|活動名だけ・感想だけで終わる記録

左の列は、書いてはいけない例として引用しているものです。実際の記録には右の列を使ってください。

避けたい書き方(引用) 言い換えた完成文
「レク実施」 11月12日13時30分〜14時00分、貼り絵を実施。本人は30分間参加され、台紙1枚を仕上げられた。
「レクに参加」 11月13日、風船を使った活動に13時40分から20分間参加。座位のまま5回打ち返された。
「楽しそうだった」 11月14日、完成した時点で笑い声が出て、「できた」と発言があった。両手で持ち上げて職員に見せられた。
「笑顔で参加された」 11月17日、開始から終了まで笑顔が続き、隣席の方と2回言葉を交わされた。
「積極的に参加された」 11月18日、自ら道具を取りに来られ、他の参加者2名に配る役も担われた。
「意欲的だった」 11月19日、終了後に「次はいつやるのか」と尋ねられた。開始前は参加を迷っておられた。
「特に変わりなし」 11月20日、参加時間20分・発言なし・うなずき3回。前回と同じ様子である。
「いつも通り」 11月21日、前回と同じく開始10分で離席された。離席の時刻もほぼ同じである。
「拒否あり」 11月25日、「歌は苦手」との発言があり辞退された。声かけは1回のみとし、以降は誘っていない。
「参加を拒まれた」 11月26日、首を横に振られ、理由の発言はなかった。窓側の席で新聞を読んで過ごされた。
「機嫌が悪かった」 11月27日、声が大きくなり、「うるさい」との発言があった。職員は謝ってその場を離れた。
「非協力的だった」 11月28日、道具を手に取られなかった。道具を大きいものに替えたところ、10分後に手を伸ばされた。
「認知症のため理解できず」 12月1日、手順を一度にお伝えした際は手が止まったが、1工程ずつお伝えしたところ最後まで進められた。
「できなかった」 12月2日、はさみの工程で手が止まった。職員が切り、本人は形と色を選ばれた。
「見守りのみ」 12月3日、輪の外側の席から30分間見ておられ、終了時に拍手をされた。
「本人希望により不参加」 12月4日、「今日は気が乗らない」との発言があり参加されなかった。午後に再度声をかける旨を伝えた。
「体調不良のため不参加」 12月5日13時20分、「頭が重い」との訴えあり。13時25分に看護職員へ報告し、休養室で休まれた。
「ADL維持のため実施」 12月8日、手を使って何かを仕上げる場面をつくる目的で貼り絵を用意した。本人は25分間取り組まれた。
「機能訓練を兼ねて実施」 12月9日、活動として実施したもので、個別機能訓練の記録とは別に残している。
「盛り上がった」 12月10日、参加者6名のうち5名から発言があり、笑い声が3回あった。参加時間は全員が20分を超えた。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

避けたい書き方と言い換え20組|推測・評価・主語のない記録

左の列は、書いてはいけない例として引用しているものです。推測を事実として書かない、評価語で人を語らない、主語を省かない、の3点を直すと記録は読み返せるようになります。

避けたい書き方(引用) 言い換えた完成文
「寂しそうだった」 12月11日、活動中の発言はなく、窓の外を見ておられる時間が20分のうち15分あった。
「不安が強い様子」 12月12日、「うまくできるだろうか」との発言が2回あった。職員が隣に座ったところ手を動かし始められた。
「嫌がっていた」 12月15日、道具を押し返され、「これはいい」との発言があった。別の道具に替えて再度お尋ねした。
「満足された様子」 12月16日、終了後に「またやりたい」との発言があった。作品は持ち帰られた。
「疲れていたと思われる」 12月17日、開始から8分で「疲れた」と発言があり離席された。休憩後、後半は見学された。
「認知症の進行がみられる」 12月18日、前回できていた折る工程で手が止まった。工程を1つずつお伝えする形に変更した。
「効果があった」 12月19日、発言が0回から3回に増えた。席を隣同士に変更した日である。
「機能が改善した」 12月22日、前回は職員が押さえていた紙を、この日は自分で押さえて折られた。
「参加者一同笑顔」 12月23日、参加者6名中4名から笑い声があった。残る2名は発言・表情の変化はなかった。
「みんな楽しんでいた」 12月24日、参加者8名の参加時間はいずれも15分以上で、途中離席はなかった。
「対応した」 12月25日、職員が正面に回り、短い言葉で手順をお伝えした。その後、本人は最後まで進められた。
「声かけした」 1月6日13時30分、担当職員が「30分ほどです」と伝えて誘った。本人は「少しなら」と応じられた。
「見守った」 1月7日、職員1名が本人の斜め後ろに立ち、立ち上がりの動きに備えた。立ち上がりは1回あった。
「様子観察」 1月8日、開始・中間・終了の3回、表情と姿勢を確認した。いずれも変化はなかった。
「本人より訴えあり」 1月9日13時45分、本人から「膝が痛い」との訴えあり。13時50分に看護職員へ伝えた。
「危なかった」 1月13日、立ち上がられた際にふらつきがあり、職員が右側から支えた。転倒には至っていない。
「今後、二度と転ばせません」 1月14日、立ち上がりが起きた場面を洗い出し、席の位置と職員の立ち位置を変更した。次回の配置図に反映した。
「以後注意する」 1月15日、道具が床に落ちた原因は机の傾きであった。机を交換し、当日の配置図を書き直した。
「よく注意して見守る」 1月16日、立ち上がりのある方2名について、開始前に担当職員を割り当て、座席を通路側に変更した。
「家族に説明済み」 1月19日16時10分、長女へ電話し、本日の離席と休養の経過を伝えた。応対者と時刻を記録した。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

安全とつながり|企画前に確かめる20項目と、運営指導で見られる点

けがが起きるのは、危ない企画をしたときよりも、確かめる項目が人によって違ったときです。以下の一覧を企画シートに添えて、当日の朝に埋めてから始めます。飲食・熱いもの・刃物・立ち上がり・高い所を伴う内容は、事前に確かめることを併記していない限り実施しません。身体を動かす内容の可否は、本人の状態に応じて機能訓練指導員・看護職員に確認します。

企画の前に確かめること20(記入欄つき)

確かめること 見るところ 記入欄
道具の角と縁 手や腕が当たる部分に鋭い角がないか。ささくれ、割れ (確認者/時刻)
道具の重さ 片手で持てるか。落としたときに足に当たっても差し支えない重さか (確認者/時刻)
道具の大きさ 口に入る大きさの部品が含まれていないか。ボタン、豆、ビーズ、小さな飾り (確認者/時刻)
刃物の本数 出した本数と回収した本数が一致するか。使う方の把握 (出した本数/回収本数)
ひも状のもの 首まわりに掛かる長さになっていないか。掛ける場所を先に決めたか (確認者/時刻)
立ち上がりの動作 立ち上がる場面が企画の中にあるか。ある場合、誰が付くか (担当職員名)
身を乗り出す動作 座ったまま届く位置に道具・的があるか。届かない配置になっていないか (確認者/時刻)
高い所 飾る・取る動作で手を上げる場面がないか。脚立は職員のみが使うと決めたか (確認者/時刻)
床の状態 敷物のめくれ、コード、水滴。通路にはみ出した椅子やかばん (確認者/時刻)
椅子と机 椅子が動かないか。机の傾き。足が床に着く高さか (確認者/時刻)
飲み込みの状態 飲食を出す場合、一人ずつ確認したか。確認した相手(看護職員等)は誰か (確認者/確認先)
食べ物の形と大きさ 丸いもの、粘るもの、乾いて口に張り付くものを使っていないか (確認者/時刻)
食物アレルギー 参加者ごとに確認したか。触れるだけの素材も含めて確認したか (確認者/時刻)
熱いもの 湯・調理器具を使う場面があるか。ある場合、誰が扱うと決めたか (担当職員名)
室温と湿度 測定した値。直射日光の当たる席がないか (測定値/時刻)
水分 飲み物を用意したか。水分の制限がある方を把握しているか (確認者/時刻)
人との距離 相性を把握しているか。隣同士にしない組み合わせを決めたか (確認者/組み合わせ)
興奮したときの動き 声が大きくなった場合に、誰が、どこへ案内するか (担当職員名/場所)
中止の判断 体調・天候・人員のどれで中止するか。判断する人は誰か (判断者)
記録の担当 参加・不参加・様子を誰が書くか。書く時刻をいつにするか (担当職員名/時刻)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

危ない場面14|起こりうることと、先に決めておくこと

場面 起こりうること 先に決めておくこと
床に落ちた道具を拾う 前かがみになって椅子から滑る、頭がぶつかる 落ちた物は職員が拾うと全員に伝える。開始前に一度声に出す
的や景品に手を伸ばす 身を乗り出して椅子ごと傾く 座ったまま届く距離に置く。職員が手渡しで運ぶ
順番待ちで席を立つ 待ち時間の長さから立ち上がり、ふらつく 待ち時間を短くする配置にする。立ち上がりのある方に担当職員を割り当てる
音楽に合わせて体を動かす 座位が崩れる、勢いがついて肩や腰を痛める 内容と可否を機能訓練指導員・看護職員に事前確認する。椅子が動かないか確かめる
飲食を伴う催し のどに詰まる、量が多すぎる、アレルギー 一人ずつ飲み込みの状態を確認する。丸いもの・粘るものを使わない。職員の配置を先に決める
お茶や汁物を配る やけど、こぼれた床で滑る 温度を下げてから配る。運ぶのは職員に限る。ふき取りの用意を手元に置く
調理を伴う活動 刃物・火・熱い器具 刃物と火は職員が扱う。本人が担うのは混ぜる・盛る・選ぶ工程に限る
豆や小さな飾りを使う 口に入る、鼻や耳に入る 口に入る大きさの部品を使わない。紙や布で作った代わりを用意する
ひもや布を使う 首まわりに掛かる、足に絡む 短く切って使う。掛ける・巻く工程を企画から外す
屋外へ出る 段差、傾斜、暑さ寒さ、トイレの場所、はぐれる 屋外での実施の扱いを事前に管理者に確認する。経路とトイレを下見し、連絡手段を持つ
人数が多い催し 人混みで落ち着かなくなる、声が大きくなる 別室での過ごし方を先に用意する。案内する職員を1名決めておく
勝ち負けのある内容 負けた方が席を立つ、口論になる 点数を読み上げない。順位を出さない終わり方にする
声が大きくなった 他の参加者との言い合いに発展する 間に入る職員と、案内する場所を先に決める。言葉ではなく距離で対応する
写真を撮る 本人・家族が想定していない範囲に出る 撮影と使用の範囲について、本人・家族から得ている同意の内容を事前に確認する

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

聞き取り→企画→記録→次の企画|回し方の10手順

聞き取ったことが企画に届かず、記録が次の企画に返ってこない。ここが切れていると、毎月ゼロから考えることになります。計画書の様式そのものはここでは扱いません。つなぎ方だけを書きます。

手順 やること どこに残すか
1.聞き取ったことを1行に落とす 「畑をしていた」「裁縫なら教えられる」など、企画に使える形の短文にする 企画の材料として、担当者が見る一覧に転記する
2.材料を月ごとに割り振る その月にできる形(屋内・道具・人数)に合うものを選ぶ 月間の予定表。誰の材料から作った企画かを併記する
3.企画シートを埋める 誰のためか・つくる場面・時間・道具・配置・参加しない方の居場所を先に決める 企画シート(12欄)
4.前回の記録を読み直す 断られた理由、途中離席の時刻、うまくいかなかった工程を拾う 企画シートの「変更点」欄に書き写す
5.当日に確かめる 安全の20項目を朝のうちに埋める。埋まらない項目があれば内容を変える 確認の一覧(記入欄つき)
6.参加・不参加を記録する 参加した方の様子と、参加しなかった方の理由・声かけ回数を書く その日のサービス提供記録
7.次に使える発言を抜き出す 「昔は◯◯をしていた」「午前の方が動く」などを拾い、材料の一覧に戻す 企画の材料の一覧(1に戻る)
8.月ごとに数える 参加回数・辞退回数・途中離席回数を人ごとに数える 月次の集計表。担当者へ渡す
9.計画の見直し時期に渡す 目標に関わる場面(会話があった、役割を担った)を抜き出して担当者へ渡す 担当者への申し送り。計画書の様式は担当者側で扱う
10.企画の一覧を更新する 反応がよかった企画、続かなかった企画、所要時間の実績を追記する 企画の持ち札の一覧(翌月の2に戻る)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

運営指導で見られる点|厚生労働省の確認項目と確認文書10

厚生労働省が示す運営指導マニュアルの別添1(通所介護の節)から、レクの企画・実施・記録に関わる確認項目と確認文書を抜き出しました。左が示されている確認項目、右が示されている確認文書です。判断は保険者(指定権者)により異なります。

示されている確認項目 示されている確認文書 レクの場面で用意しておくもの(記入欄)
通所介護計画にある目標を達成するための具体的なサービスの内容が記載されているか(サービス提供の記録) サービス提供記録、業務日誌、送迎記録 活動と目標のつながりを書いた記録(記入欄)
日々のサービスについて、具体的な内容や利用者の心身の状況等を記録しているか(サービス提供の記録) サービス提供記録、業務日誌 参加・不参加と本人の様子を書いた記録(記入欄)
サービスの具体的内容、時間、日程等が明らかになっているか(通所介護計画の作成) 通所介護計画、アセスメントシート、モニタリングシート 活動の開始・終了時刻を残す様式(記入欄)
利用者の心身の状況、希望および環境を踏まえて通所介護計画が立てられているか(通所介護計画の作成) 通所介護計画、居宅サービス計画 聞き取った希望を企画に反映した記録(記入欄)
目標の達成状況は記録されているか(通所介護計画の作成) 通所介護計画、モニタリングシート 目標に関わる場面を抜き出した申し送り(記入欄)
設備及び備品等が使用目的に沿って使われているか(設備及び備品等) 平面図 活動に使う場所と備品の一覧(記入欄)
事故が発生した場合の対応方法は定まっているか(事故発生時の対応) 事故対応マニュアル、市町村・家族・居宅介護支援事業者等への報告記録 活動中の事故の連絡先一覧(記入欄)
事故状況、対応経過が記録されているか(事故発生時の対応) 事故報告書、再発防止策の検討の記録、ヒヤリハットの記録 活動中の出来事を書く様式(記入欄)
広告は虚偽又は誇大となっていないか(広告) パンフレット、チラシ 掲載している活動と実際の内容の対照(記入欄)
個人情報の利用に当たり、利用者及び家族から同意を得ているか(秘密保持等) 個人情報同意書、従業者の秘密保持誓約書 写真の撮影・掲示について得ている同意の範囲(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

公表されている指摘事例12|記録・事故・写真・費用の周辺

レクリエーションそのものを名指しした指摘事例は、当社が集めた自治体の公表資料の範囲では多くを確認できませんでした。ここではレクの場面で同じことが起きうる周辺の事項について、実際に公表されている指摘を挙げます。挙げていない論点は「公表事例では確認できず」とお考えください。

公表されている指摘 レクの場面に置き換えると 出典(自治体名・資料名)
誤薬・転倒等、介護事故として記録すべきものを、ヒヤリ・ハット事例として記録している。再発防止策の検討が不十分で、見守り強化のみを対策として挙げている例がある 活動中の転倒やふらつきを、どちらに分類するかの基準を事業所で決めておく。対策を「よく見る」で終わらせない 神戸市「介護保険サービス事業運営上の留意事項(居宅通所)」(令和7年3月)
事故報告書を提出すべき案件についてヒヤリハットで処理している 活動中の出来事について、報告の対象になる範囲を職員間で共有しておく 津山市環境福祉部高齢介護課「令和5年度 津山市 地域密着型サービス事業者 集団指導資料」
事故の状況及び事故に際して採った処置について記録されていない。原因の究明や、再発防止策がとられていない 活動中の出来事は、状況・とった処置・原因・次にどう変えたかまで書く 北海道後志総合振興局「実地指導における主な指摘事項について」(資料3-2)
利用者家族や介護支援専門員等に連絡した記録が残されていない。再発防止のための検討がされていない、検討内容が具体的に記録されていない 活動中の出来事を家族・担当の介護支援専門員へ伝えた時刻と相手を記録に残す 宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(各サービスに共通する事項)」資料1
事故の状況や講じた処置を記録しておらず詳細・対応・再発防止策が不明確、保険者への事故報告を行っていない 活動中の出来事の報告先と保存期間を、あらかじめ確認しておく 東京都「運営指導における主な指摘事項」(訪問看護)
運営指導においては介護事故の件数よりヒヤリハット報告の件数の方が少ないといった事例が見受けられる。様式の簡素化、記載例の作成、研修での趣旨説明が取組例として示されている 活動中の「危なかった場面」を書きやすい様式にする。書いた職員を責めない運用にする 名古屋市「運営指導に係る主な指摘事項(介護保険施設版)」(令和5年1月5日)
個人情報の使用に係る同意書について、利用者の家族に係る個人情報使用の同意を得ていなかった 行事の写真に家族が写る場合、家族側の同意の範囲を確認する 姫路市「令和6年度以前実地指導結果(指定基準等)」
利用者の個人情報を用いる場合は利用者の同意を、家族の個人情報を用いる場合は当該家族の同意を、あらかじめ文書により得ていない 掲示・配布・広報での使用は、得ている同意の範囲を超えていないかを都度確認する 千葉県「指導監査の状況について」(令和7年度介護保険指定事業者集団指導資料)
個人情報使用同意書は、利用者の個人情報使用と家族(代表)の個人情報使用のそれぞれに同意を得る必要がある。利用者の代理署名は家族の個人情報使用の同意にはならない 写真の同意を代理署名で済ませていないか、様式を点検する 神戸市「介護保険サービス事業運営上の留意事項(居宅通所)」(令和7年3月)
重要事項説明書等に記載している利用料金が改訂後のものとなっておらず、改訂後の内容について説明したこと及び同意を得ていることが確認できない 行事の材料費などを実費で受け取る場合、記載と説明の状況を管理者に確認する 宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(各サービスに共通する事項)」資料1
重要事項説明書の変更があった際に利用者に書面を用いて変更点の説明を行っていない。説明した内容について理解したことの同意を得ていない 実費の内容を変えたときは、変更点を書面で示して説明する運用にする 福岡県介護保険広域連合「居宅介護支援事業者等 集団指導資料(令和6年度版)」
重要事項説明書には、料金・加算の内容、外部の苦情連絡先及び事故発生時の対応を記載すること。苦情相談窓口に事業所の担当者、保険者の担当課、国保連の連絡先を記載する 行事や活動についての申し出を受ける窓口が、掲示物にも書かれているかを確認する 埼玉県福祉部福祉監査課「運営指導での主な指摘事項に関するQ&A ー介護保険 居宅サービス事業所ー」(令和8年4月)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

なお、本記事では加算の要件については扱っていません。加算の要件と確認文書は、通所介護の加算を扱うページをご覧ください。また、介護保険法に基づく届出書類の作成・提出代行は社会保険労務士の業務です。

よくある質問(FAQ)

レクリエーションは必ず行わなければなりませんか。

運営基準で回数や内容が定められているものではありません。通所介護計画に沿って、目標に向けた活動として位置づけることが要点になります。

機能訓練とレクリエーションは同じものですか。

別のものとして整理します。個別機能訓練加算を算定する場合は、個別機能訓練計画に基づく訓練の記録が必要です。

参加したがらない方には、どうすればよいですか。

理由を尋ね、記録に残します。参加しないことも選択として記録し、別の過ごし方を用意します。

レクの記録には何を書きますか。

活動名、参加の有無、参加中の様子(発語・表情・できたこと)、次に活かすことを残します。

レク中にけがが起きたら。

事故報告の手順に沿って対応し、日時・状況・対応・家族への連絡を記録します。

この記事の執筆・編集

介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。

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