通所介護の記録・請求・送迎・LIFE対応まで、ソフト選びは事業所の効率を大きく左右します。タイプ別の違いと比較ポイントを整理します。
この記事でわかること
- 通所介護でソフトが解決すること
- ソフトの主なタイプ
- 選ぶときの比較ポイント
- 記録の負担を最優先で減らすなら
通所介護でソフトが解決すること
バイタルや様子の記録、通所介護計画書・個別機能訓練計画書の作成、国保連への請求、送迎の管理、家族との連絡帳、LIFEへのデータ提出など、通所介護は事務作業が多岐にわたります。ソフトはこれらをまとめて効率化します。
ソフトの主なタイプ
- 記録特化型――その場での記録に強い。請求は別連携。
- 請求一体型――記録から国保連請求まで一括。
- LIFE対応型――科学的介護のデータ提出に対応。
- AI記録型――音声やメモから記録・計画書の下書きを自動作成。
選ぶときの比較ポイント
- 記録のしやすさ(タブレット・音声・AI補助)
- 計画書(通所介護計画書・個別機能訓練計画書)の作成
- 請求(国保連)・送迎・連絡帳への対応
- LIFEへのデータ提出のしやすさ
- 費用、無料で試せるか、サポート・移行
通所介護ソフトで特に確認したい軸
通所は送迎・入浴・機能訓練・加算の4つが他の種別と違います。ここを外すと現場が回りません。
| 軸 | 見るところ | 自事業所で決めておくこと |
|---|---|---|
| 送迎の管理 | 送迎表の作成、コースの組み替え、当日の変更に対応できるか | 送迎の台数とコース数 |
| 通所介護計画書 | 様式に対応しているか、目標と実施内容が連動するか | 使っている計画書の様式 |
| 個別機能訓練計画書 | 計画と実施記録が結びつくか、3か月ごとの見直しを管理できるか | 機能訓練指導員の入力の負担 |
| バイタルの入力 | 来所時の一括入力ができるか、機器と連携できるか | 1日の受け入れ人数 |
| 入浴・食事の記録 | 算定した日に、その行為の記録が残る作りになっているか | 算定している加算の一覧 |
| 加算の管理 | 体制加算の要件(割合・回数)を月ごとに確認できるか | 算定している加算と、その要件 |
| 連絡帳 | 家族へ渡す様式を出力できるか | 連絡帳の運用の有無 |
| 請求との接続 | 記録から請求へ流れるか、実績の突合ができるか | いま使っている請求ソフト |
| タブレットでの入力 | 現場で立ったまま入力できるか | 入力する場所と端末 |
| 料金の形 | 利用者数か、定員か、事業所数か | 1年目と3年目の総額 |
| データの移行 | いまの記録を移せるか | 移行の対象と量 |
| 試用 | 本番に近い形で試せるか | 無料期間の長さ |
選ぶときに見落としやすいところ
| やりがちなこと | なぜ問題か | どうするか |
|---|---|---|
| 価格だけで選ぶ | 安くても現場が使わなければ記録は減らない | 無料期間に、現場の職員が実際に入力してみる |
| 機能の多さで選ぶ | 使わない機能は負担にしかならない | いま困っている工程を3つ挙げ、それが解決するかで見る |
| 管理者だけで決める | 入力するのは現場 | 試用の段階で現場の職員に触ってもらう |
| ランキングだけで決める | 使う帳票も運用も事業所ごとに違う | 自事業所の様式と運用に合うかを個別に確認する |
| 移行の手間を見ていない | 乗り換えの時期に業務が止まる | 移行の対象・量・期間を事前に確認する |
| 請求との接続を確認していない | 記録と請求で二重入力が残る | 記録から請求へデータが流れるかを実際に見る |
| サポートの時間帯を見ていない | 困ったときにつながらない | 対応時間と、平均の返答時間を確認する |
比較から導入までの手順
| 順 | やること | 具体的に |
|---|---|---|
| 1 | いま困っている工程を3つ書き出す | 記録の作成/転記/請求の突合 など |
| 2 | 必要な様式を一覧にする | 使っている帳票をすべて挙げる |
| 3 | 入力する人と場所を決める | 誰が・どこで・どの端末で |
| 4 | 候補を3つに絞る | 守備範囲が合うものだけを残す |
| 5 | 無料期間に現場が触る | 管理者だけで判断しない |
| 6 | 移行の条件を確認する | 対象データ・期間・費用 |
| 7 | 1年目と3年目の総額を出す | 初期費用と月額の合計で比べる |
| 8 | 決めたら、切り替えの時期を選ぶ | 請求の繁忙期を避ける |
通所介護計画書の書き方は通所介護計画書の書き方、記録は通所介護の記録の書き方をご覧ください。
LIFEへの提出に対応しているかを、最初に確認する
通所介護のソフト選びでいちばん外せないのが、科学的介護情報システム(LIFE)へのデータ提出への対応です。関連する加算の要件にデータの提出とフィードバックの活用が含まれるため、ここが対応していないと、別の手段で提出することになります。
| 確認すること | 見るところ |
|---|---|
| 提出するデータを作れるか | CSVの出力に対応しているか。手入力し直しになっていないか |
| 入力が二度手間にならないか | 日々の記録から、提出用の項目が拾えるか |
| フィードバックを取り込めるか | 返ってきた内容を、計画の見直しに使える形で見られるか |
| 様式が改定に追随するか | 改定のたびに様式が変わります。更新の提供方法を確認します |
| 提出の期限に間に合う運用か | 締切から逆算して、いつまでに入力を終える運用にするか |
デイサービスとデイケアで、必要な機能が違う
| 通所介護(デイサービス) | 通所リハビリテーション(デイケア) | |
|---|---|---|
| 計画書 | 通所介護計画書 | リハビリテーション実施計画書 |
| 職種 | 生活相談員、機能訓練指導員、介護職員 | 医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など |
| 記録の重心 | 生活の様子、活動への参加、機能訓練 | リハビリの実施内容と評価 |
| 会議 | — | リハビリテーション会議の記録 |
| ソフトで見るところ | 送迎、入浴、バイタル、加算管理 | リハビリ計画、評価、会議録 |
「通所」でひとくくりにされたソフトは、どちらかに寄っていることがあります。自事業所の帳票がそのまま出せるかを、体験版で必ず確かめてください。
比較するときの7項目
| 項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 送迎 | コースの組み立て、当日の変更、送迎記録の出力 |
| バイタル入力 | タブレットでの入力、機器との連携、異常値の警告 |
| 入浴 | 入浴の可否、当日の実施記録、加算の管理 |
| 機能訓練 | 計画書の作成、実施記録、LIFEへの連携 |
| 請求 | 実績の反映、加算の自動計算、返戻の確認 |
| 連絡帳 | 家族への出力、印刷またはアプリでの共有 |
| 端末 | タブレットで完結するか。PCが必要な作業が残らないか |
体験版で必ず試すこと
- 1日分を最初から最後まで入力する——朝の送迎から、夕方の連絡帳まで
- いちばん操作が苦手な職員に触ってもらう——導入の可否はここで決まります
- 自事業所の帳票を出力する——画面で見えても、印刷すると崩れることがあります
- データを書き出す——将来の乗り換えを考えるなら必ず
- 繁忙時間帯を想定して測る——1件の入力にかかる秒数を実測します
※本記事は一般的な考え方を整理したものです。算定の可否や要件は、最新の告示・通知および保険者(市区町村)の運用をご確認ください。
乗り換えるときの進め方
- いまのソフトから出せるデータを確認する——利用者情報、記録、実績。出せないものは手入力に戻ります
- 切り替える月を決める——請求の締めをまたがない月初がおすすめです
- 1か月は並行で動かす——旧システムをすぐ解約しない。返戻の確認に必要になります
- 過去データは全部移さない——進行中の利用者から。終了分は旧システムの保存期間で持ちます
- 初回請求は件数を絞って試す——全件で出して返戻が出ると、原因の切り分けに時間がかかります
通所のソフトについて現場から多い質問
| よくある疑問 | 考え方 |
|---|---|
| タブレットは何台必要か | 同時に入力する人数分が目安です。1台を回すと待ち時間が発生します |
| 送迎の車内で入力できるか | 通信環境とオフライン対応を確認します。運転者が操作しない運用にします |
| 家族への連絡帳をアプリにできるか | 家族側の端末とリテラシーによります。紙と併用する期間を見込みます |
| 小規模でも導入する意味はあるか | 請求と加算管理だけでも効果が出ます。全機能を使う必要はありません |
| LIFEの提出が間に合わない | 締切から逆算して入力を終える日を決めます。締切直前にまとめると必ず遅れます |
料金で見落とされやすいところ
- 初期費用——設定代行、データ移行、研修が別料金のことがあります
- 利用者数か、職員数か——課金の単位で総額が大きく変わります
- オプション——送迎、請求、LIFE連携が別売りの場合があります
- 端末——タブレットと通信費は別に見込みます
- サポート——電話サポートが有料のプランがあります
- 解約——最低利用期間と、データの返却方法
記録の負担を最優先で減らすなら
介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」の通所向け機能(通所介護マナ)は、AI記録型にあたります。記録から計画書の下書きまでを補助し、まず記録の効率化から始めたい事業所に向いています。利用者さま3名まで、期限なく無料でお試しいただけます。
通所介護(デイ)の記録システム・ソフトの選び方
通所介護向けのソフトは、記録・請求・LIFEへの対応がポイントです。選び方を整理しました。
| ポイント | 確認すること |
|---|---|
| 記録 | 日々の記録・個別機能訓練・送迎に対応するか |
| 請求 | 国保連請求に対応するか |
| LIFE | LIFEへのデータ提出に対応するか |
| 使いやすさ・連携 | 現場が使いやすいか、連携・サポート |
通所介護が他の業態と違うところ|同時多数・固定時間から来る要求18項目
通所介護のシステムを選ぶとき、多くの検討が「記録が楽になるか」「請求が通るか」という一般論から始まります。ところが、その一般論はどの業態にも当てはまるので、実際に使い始めてから合わない部分が出てきます。合わない部分は、たいてい通所介護という業態そのものの形から来ています。
通所介護の形を一言で言うと、同時に多数の利用者が来て、同時に帰ることです。訪問系は職員と利用者が一対一で、利用者の自宅で提供が起きます。施設系は同じ人が二十四時間そこに居るので、記録は途切れずに続きます。通所介護だけが、朝の一時間に十人以上が同時に到着し、夕方の一時間に同時に退所するという形をしています。しかも到着と退所の時刻が請求の区分に直結します。
この一点から、通所介護に固有の要求がすべて出てきます。送迎の組み立て、到着と退所の時刻、当日のキャンセルと追加、入浴の順番、個別機能訓練の記録、バイタルの一斉測定、食事と水分、レクの記録、複数職員の同時入力、その日のうちに家族へ渡す連絡帳、月末の実績と請求。どれも「同時多数」と「時間帯が固定」という二つの条件から派生しています。
以下では、製品を並べるのではなく、選ぶ側が手元で使う物差しだけを並べます。製品名は出しません。効果を数字で示すこともしません。数字で示せるのは、自事業所の在籍数・送迎車両数・端末数といった、読者が自分で埋める欄だけです。
訪問系・施設系と並べて見る|同じ「記録」でも前提が違う14の軸
まず、通所介護がどこで他と分かれるのかを軸ごとに並べます。この表の右端の列が、そのまま次の確認表の入口になります。訪問系や施設系の事業所も併設している法人では、同じ製品でも通所の単位だけ動きが違うことがあるため、通所の行だけを取り出して確認します。
| 軸 | 訪問系(一対一・利用者の自宅) | 施設系(二十四時間・生活の場) | 通所介護(同時多数・時間帯が固定) | 通所で先に決めておくこと |
|---|---|---|---|---|
| 人の集まり方 | その時間に一人。次の利用者とは移動時間で区切られる | 入所者は常時そこに居る。人数は日ごとに大きく動かない | 朝に一斉に集まり、夕方に一斉に帰る。同じ時間帯に十数人から数十人が並行する | 同時に何人分の入力が発生するかを、朝の一時間・入浴の時間帯・退所前の一時間で数える |
| 時間の始まりと終わり | 訪問の開始・終了時刻が一人ずつ独立している | 日付で区切る。入退所・外泊・入院が区切りになる | 利用者ごとに到着・退所の時刻が違うのに、提供時間の区分は利用者ごとに決まっている | 到着と退所の時刻を、誰がどの端末でいつ押さえるかを決める |
| 記録を書く場所 | 利用者の自宅、または帰所後の事務所 | 各フロアの詰所と居室 | フロア、浴室の前、機能訓練室、送迎車の中、事務室。移動しながら書く | 持ち運べる端末で書くのか、据置きの端末に戻って書くのかを場面ごとに決める |
| 記録を書く人 | 訪問した職員が一人で書く | 勤務帯ごとに交代しながら書き継ぐ | 同じ利用者について、介護職員・看護職員・機能訓練指導員・生活相談員・運転担当が同じ日に書く | 誰がどの欄を書くかを職種ごとに割り当て、二重入力にならない形にする |
| 端末の数 | 職員数と同じだけあれば足りる | フロアごとに据置きと持ち運びを併用する | 同時に入力する人数の山が朝と夕方に立つ。端末が足りないと待ち行列ができる | 同時入力の最大人数を数え、その数で端末数を決める |
| 通信 | 利用者宅の電波状況に左右される | 建物内に設備を敷ける | フロアは届いても、浴室の前・玄関・送迎車の中で切れることがある | 電波が届かない場所を先に地図に落とし、その場所で何を入力するかを決める |
| 到着・退所の時刻 | 訪問の記録そのものが時刻 | 日付単位のため、時刻の重みが小さい | 時刻がそのまま提供時間の区分に結び付く | 時刻を手書きの紙から転記するのか、端末で直接押さえるのかを決める |
| 当日の変更 | 訪問の中止・時間変更として一件ずつ処理する | 入退所・外泊として扱う | 朝の電話一本で欠席が決まり、その場で送迎の順路・座席・入浴の順番・食事の数が同時に動く | 欠席の連絡を受けた人が、送迎表・食事数・入浴順に一度で反映できる形にする |
| 送り迎え | 職員が一人で移動する | 通院等の付き添いとして個別に発生する | 複数台の車で複数人を順に乗せる。乗降の順番と時刻が記録になる | 送迎の実施の有無と、往路・復路の別を日ごとに残せる形にする |
| 入浴 | 訪問入浴介護という別のサービス種別になる | 週の中で曜日を割り振る | 同じ日に多数を順番に入れる。順番待ちと体調による中止が同時に起きる | 入浴の実施・中止・清しきへの振替を、その場で区別して残せるようにする |
| 機能訓練 | 訪問リハビリテーションという別の種別になる | 個別と集団を日課の中に置く | 機能訓練指導員の配置がある日・時間に、対象者ごとに実施し記録する | 実施時間・訓練内容・担当者を、実施した本人がその場で残せるようにする |
| 食事・水分 | 調理や配膳が援助内容として個別に発生する | 三食と間食を日課として記録する | 昼食と水分を同時に多数へ提供する。数の管理と個別の摂取量の記録が同時に走る | 食数の集計と個別の摂取記録を、同じ画面で扱うか分けるかを決める |
| 家族との接点 | 不在のことも多く、連絡ノートや電話になる | 面会・電話・行事のたびに接点が生まれる | 送りの時に家族へ手渡す。その日のうちに紙が出るかどうかが業務の形を決める | 連絡帳を紙で出すのか画面で見せるのか、出す時刻をいつにするかを決める |
| 月末の実績 | 訪問一件ずつの積み上げ | 在籍日数の積み上げ | 日ごとの出欠・時間区分・送迎の有無・入浴の有無・加算に関わる実施の有無が、利用者ごとに縦横に並ぶ | 日々の記録がそのまま実績になるのか、月末に別画面で組み直すのかを確認する |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
通所だけに起きること18項目|現場で何が起きるか・何を求めるか・試用で確かめる問い
ここからが本題です。上の十四の軸を、実際に現場で起きる出来事として十八項目に分けました。三列目が製品に求めること、四列目が試用のときにその場で確かめる問いです。四列目は、そのまま製品の担当者への質問に使えます。答えを聞くのではなく、画面で見せてもらうのがこの列の使い方です。
| 項目 | 通所で何が起きるか | システムに求めること | 試用で確かめる問い(画面で見せてもらう) |
|---|---|---|---|
| 送迎の組み立て | 複数台の車で、乗車順・降車順・所要時間を組む。利用者の増減で毎日組み替わる | 車両ごとの順路を画面で持ち、当日の欠席・追加を反映して並べ替えられること | 今日の送迎表を開き、一人を欠席にしたときに順路と乗車人数がどう変わるか |
| 送迎の実施の記録 | 往路だけ・復路だけ・家族送迎など、日ごとに形が変わる | 往路と復路を別に残し、実施しなかった理由を同じ場所に書けること | 「復路のみ家族送迎」の日を作り、その記録がどこに残り、月次でどう集計されるか |
| 到着と退所の時刻 | 玄関で複数人が同時に降りる。降車の直後は手が塞がっている | 一覧から一人ずつ時刻を押さえられること。まとめて押さえた後に個別に直せること | 玄関で十人分の到着時刻を押さえる操作を、実際に十人分やってみる |
| 当日のキャンセル | 朝の電話で欠席が決まる。送迎車がすでに出ていることもある | 欠席の登録が、送迎表・食数・入浴順・出欠簿へ同時に伝わること | 送迎車の出発後に欠席を入力し、どの画面が自動で変わりどの画面が手作業で残るか |
| 当日の追加・振替 | 他の曜日から振り替えた利用者が急に増える | その日の在籍人数が即座に画面に出て、定員に対する状態が見えること | 振替で一人追加したときに、その日の利用者数がどの画面に出るか |
| 入浴の順番 | 入浴担当が順番を回す。体調で順番が入れ替わる。中止も起きる | 入浴の予定順と実施の結果を分けて持ち、中止・清しきへの振替を残せること | 入浴の順番表を開き、二番目の人を中止にして最後の人を繰り上げる操作 |
| 入浴の記録 | 浴室の前は水気があり、手が濡れている。端末を持ち込みにくい | 浴室の近くで少ない操作で残せること。後から事務室でまとめて直せること | 手袋をしたまま、あるいは濡れた手で入浴の実施を残せるか |
| 個別機能訓練の実施 | 機能訓練指導員の配置がある日・時間に、対象者ごとに実施する | 実施時間・訓練内容・担当者が、実施した本人の名前で残ること | 機能訓練指導員の画面から、訓練項目ごとの実施時間を残す操作 |
| 個別機能訓練の評価 | 三か月ごとの居宅訪問と説明が、日々の記録とは別の周期で回る | 利用者ごとに直近の訪問日が見え、次の期限が一覧で出ること | 直近の居宅訪問日が古い順に利用者を並べた画面があるか |
| 口腔・栄養 | 実施者の職種が限られる。対象者の要件の根拠資料が別にある | 実施記録と、対象者の根拠となる資料の保管場所が結び付いていること | ある利用者の口腔に関する記録から、根拠となる資料へ何回の操作でたどり着くか |
| バイタルの一斉測定 | 受付直後に十数人分を続けて測る。数値を紙に書いて後で入力しがち | 一覧の形で連続して入力でき、前回値との差が同じ画面に出ること | 十五人分の体温・血圧・脈拍を、画面を切り替えずに続けて入力できるか |
| 体調変化への対応 | 測定値の異常や訴えが、その場で判断を求める | 異常値がその場で目に入り、看護職員へ伝わること | 通常と違う値を入れたときに、画面上で何が変わるか |
| 食事と水分 | 食数の集計と、個別の摂取量の記録が同時に走る | 食数の集計を厨房へ渡す形と、個別の摂取記録を分けて持てること | 欠席が出たときに、食数の集計がどの時点で変わるか |
| レクリエーションの記録 | 全員に同じ内容を提供する。個別の様子は一人ずつ違う | 共通の内容を一度書き、個別の様子だけを一人ずつ足せること | 集団の内容を全員に反映したうえで、三人だけ個別の様子を足す操作 |
| 複数職員の同時入力 | 同じ利用者の記録を、介護職員と看護職員が同時に開く | 同時に開いても互いの入力が消えないこと。誰が書いたかが残ること | 二台の端末で同じ利用者を同時に開き、両方で別の欄を書いて保存する |
| 連絡帳の出力 | 送り出しの直前に、その日の内容を家族へ渡す | その日の記録から連絡帳の形が組み上がり、印刷や画面共有ができること | 退所の三十分前に十五人分の連絡帳を出す操作を、実際にやってみる |
| 実績と請求の突合 | 月末に、出欠・時間区分・送迎・入浴・加算に関わる実施が縦横に並ぶ | 日々の記録から実績が組み上がり、記録と請求の差が画面で見えること | ある利用者の一か月の記録と、請求に渡る内容を並べて見られる画面があるか |
| 他の事業所との併用 | 同じ利用者が別の日に他のサービスを使い、計画の変更が伝わってくる | 居宅サービス計画の内容と自事業所の計画を並べて確認できること | 居宅サービス計画の内容を取り込む画面があるか、紙を見ながらの手入力になるか |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
「同時多数」がシステムに課す制約12|台数・電波・待ち行列の物差し
同時多数という条件は、機能の有無ではなく数と場所の問題としてシステムに跳ね返ります。ここは製品の比較で語られにくい部分ですが、稼働してから最初につまずくのはたいていここです。右端の記入欄を、自事業所の数字で埋めてください。
| 制約 | 現場での現れ方 | 選ぶときの見方 | 自事業所の状況(記入欄) |
|---|---|---|---|
| 同時入力の山 | 朝の受付と夕方の送り出しの前後に、入力が集中する | その時間帯に同時に何人が入力するかを数え、端末の台数と突き合わせる | 朝の同時入力( 人)/夕方の同時入力( 人) |
| 端末の台数 | 台数が足りず、順番待ちの列ができる。待つ間に記憶が薄れる | 台数を増やす場合の費用の考え方を、契約前に確認する | 現在の端末( 台)/必要と考える台数( 台) |
| 端末の大きさ | 大きいと持ち歩けず、小さいと一覧が見づらい | 一覧の入力と個別の入力で、使う端末を分ける前提でよいかを決める | 持ち運び用( )/据置き用( ) |
| 電波の届く範囲 | フロアは届くが、浴室の前・玄関・機能訓練室の奥で切れる | 切れた場所で入力した内容が、どう扱われるかを確認する | 届かない場所( ) |
| 送迎車の中 | 車内は屋外扱いになり、事業所の設備が届かない | 車内で入力するのか、乗降後にまとめて入力するのかを決める | 車内入力(する/しない) |
| 手が塞がる場面 | 介助の最中は両手が塞がる。降車の介助中も同じ | 片手で終わる操作か、あとから思い出して書く前提かを分ける | 片手で残す場面( ) |
| 音のある場所 | フロアは常に人の声と物音がある | 音声で入力する場面を作るなら、静かな場所を一つ決める | 静かに書ける場所( ) |
| 同じ利用者を複数人が開く | 介護職員と看護職員と機能訓練指導員が同じ日に同じ人を書く | 後から保存した内容が先の入力を消さないかを、実際に試す | 同時に開く場面( ) |
| 入力の締切 | 連絡帳を渡す時刻が、記録の締切として先に決まっている | 締切までに入力が終わる導線になっているかを、時間を計って確かめる | 連絡帳を渡す時刻( 時 分) |
| 紙が残る場所 | 送迎表・入浴順・バイタルの紙が残り、二度書きになる | 紙をなくす順番を決める。全部を一度に置き換えない | 最初になくす紙( ) |
| 職員の入れ替わり | 非常勤や短時間の職員が入れ替わる。習熟の前提が置けない | 初日の職員が触れる範囲を狭く区切れるかを確認する | 初日に触る画面( ) |
| 単位が複数ある日 | 午前と午後で単位が分かれ、同じ職員が両方に入る | 単位ごとに定員・職員配置・記録が分かれて見えるかを確認する | 単位の数( 単位) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
デイの一日を追う|九場面で「入力が止まるところ」と先に決めておくこと
機能の一覧を見ても、自事業所で使えるかどうかは分かりません。分かるのは、一日の流れに沿って並べたときです。ここでは受付から締めまでを九場面に分け、各場面で入力が止まる箇所と、その前に決めておくことを並べます。試用の前にこの表を埋めておくと、試用で見るところが定まります。
受付から送り出しまで|場面別の停止点と事前に決めること(九場面)
| 場面 | 時間帯の特徴 | 入力が止まるところ | 先に決めておくこと | 自事業所の決め(記入欄) |
|---|---|---|---|---|
| 受付・到着 | 短い時間に多数が同時に到着する。玄関は混み合う | 到着時刻を一人ずつ押さえようとして、行列ができる。あとで紙から転記する形に戻る | 到着時刻を誰が押さえるか。一覧で押さえるか、個別に押さえるか | 担当( )/方法(一覧/個別) |
| バイタル測定 | 受付の直後、十数人分を続けて測る | 測定値を紙に控え、あとで入力する二度手間が残る | 測定と入力を同じ人がやるか、分けるか。前回値をその場で見るか | 担当( )/前回値の表示(要/不要) |
| 入浴 | 午前から昼にかけて順番に回す。中止と入れ替えが起きる | 浴室の前で端末を触れず、実施の記録が後回しになる | 実施・中止・清しきへの振替を、その場で残すか、退出後に残すか | 入力の場所(浴室前/脱衣室/事務室) |
| 個別機能訓練 | 機能訓練指導員の配置がある時間に、対象者ごとに実施する | 訓練の合間に書けず、終業前にまとめて書く形になる | 訓練項目ごとの実施時間をどこで残すか。担当者名がどう入るか | 入力の担当( )/入力の時点(都度/終業前) |
| 昼食・水分 | 全員に同時に提供する。摂取量は一人ずつ違う | 食数の集計と個別の摂取記録が別画面で、二度入力になる | 食数の集計を誰が持つか。摂取量をどの粒度で残すか | 食数の担当( )/摂取量の粒度( ) |
| 午後のレクリエーション | 共通の内容を全員に提供する。個別の様子は差が出る | 全員に同じ文が並び、個別の様子が消える | 共通の内容を一度で反映する仕組みを使うか。個別に足す人を何人と決めるか | 共通反映(使う/使わない)/個別を足す人数( 人) |
| 送り出し・退所 | 短い時間に多数が同時に帰る。家族への手渡しが重なる | 退所時刻の入力が後回しになり、翌日に思い出して入れる | 退所時刻を誰が押さえるか。連絡帳をいつ出すか | 担当( )/連絡帳の出力時刻( 時) |
| 送迎(復路) | 車内での確認と、自宅前での引き継ぎが同時に起きる | 車内で入力できず、帰所後に記憶で書く | 復路の実施と、家族送迎などの例外をどこに残すか | 復路の記録の場所( ) |
| 記録の締め | 終業前に、その日の記録の抜けを埋める | 抜けている欄が一覧で見えず、人の目で探すことになる | 誰が締めるか。抜けを一覧で出す画面を使うか | 締めの担当( )/抜けの一覧(あり/なし) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
記録に残る時刻12種|出どころと、押さえ損ねたときに起きること
通所介護では時刻の種類が多く、しかもそれぞれ出どころが違います。宇都宮市が公表している運営指導の主な指導事例には、個々の利用者の事業所への到着時間及び出発時間が明確に記録されておらず、請求した報酬区分との整合性が確認できない、という事例が挙げられています。横浜市の集団指導講習会資料にも、サービス提供の記録の開始・終了時間に計画上の標準的な時間が記載されていた事例が挙げられ、実際の時間を記載することが示されています。時刻の出どころを設計しないままシステムを入れると、紙の転記が残ります。
| 時刻の種類 | 誰がどこで押さえるか | 押さえ損ねたときに起きること | 試用で確かめる問い |
|---|---|---|---|
| 送迎車の出発時刻 | 運転担当が車庫または玄関で | 順路の実績が残らず、遅延の原因が翌日に説明できない | 車両ごとの出発時刻を残す欄があるか |
| 乗車時刻(往路) | 運転担当または添乗が利用者宅の前で | 誰を何時に乗せたかが分からず、家族からの問い合わせに答えられない | 利用者ごとの乗車時刻を車内で残せるか |
| 事業所への到着時刻 | 玄関で受付担当が | 提供時間の区分との整合を、記録で説明できない | 十人分の到着時刻を、待たせずに押さえられるか |
| サービス提供の開始時刻 | 受付または記録の担当が | 計画上の時間をそのまま書く形に戻る | 到着時刻と提供開始時刻を、別の欄として持てるか |
| バイタル測定の時刻 | 測定した職員が | 異常値の発生時点が分からず、経過が追えない | 測定の時刻が自動で入るか、手入力か |
| 入浴の開始・終了時刻 | 入浴担当が浴室の前で | 入浴の実施の有無が記録から読み取れない | 入浴の実施をその場で残せるか、順番表に印を付ける形か |
| 個別機能訓練の実施時間 | 機能訓練指導員が | 訓練項目ごとの実施時間が残らない | 訓練項目ごとに時間を分けて残す欄があるか |
| 昼食の提供時刻 | 食事の担当が | 服薬の時刻との前後関係が説明できない | 食事の時刻と摂取量を同じ画面で扱えるか |
| 服薬・処置の時刻 | 看護職員が | 実施の事実と時点が結び付かない | 看護職員の入力欄が介護職員の欄と分かれているか |
| 事業所からの出発時刻 | 玄関で送り出しの担当が | 提供時間の区分の説明が、退所側から欠ける | 退所時刻を一覧でまとめて押さえられるか |
| 降車時刻(復路) | 運転担当が利用者宅の前で | 自宅到着の時刻が分からず、家族への連絡に使えない | 復路の降車時刻を残す欄があるか |
| 記録の入力時刻 | システムが自動で持つ | 誰がいつ書いたかが分からず、後から直した経緯が追えない | 入力者と入力日時が記録に残るか、修正の履歴が見えるか |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
月末に集まる作業を日次へ戻す10工程|どこまでを日々の記録で終わらせるか
通所介護の月末が重くなるのは、日々の記録と実績が別々に置かれているからです。月末の工程を一つずつ「日次に戻せるか」で見ると、システムに求めることがはっきりします。戻せない工程は、月末に残る作業として最初から見込んでおきます。
| 工程 | いま起きていること | 日次に戻すために必要なこと | 自事業所の状況(記入欄) |
|---|---|---|---|
| 出欠の確定 | 出欠簿と送迎表と記録を突き合わせて、月末に確定させる | 当日の欠席・振替が、その日のうちに一つの画面で確定すること | いまの確定時点(当日/月末) |
| 提供時間の区分の確定 | 到着・退所の紙を見ながら、月末に区分を決める | 時刻から区分が組み上がり、計画上の区分との差がその日に見えること | 区分の決め方( ) |
| 送迎の実施の集計 | 送迎表をめくって、実施しなかった日を数える | 往路・復路の別で日ごとに残り、月次で自動的に並ぶこと | 送迎の記録の場所( ) |
| 入浴の実施の集計 | 入浴順の紙から、実施した人を拾い出す | 実施・中止・清しきへの振替が日ごとに残ること | 入浴の記録の場所( ) |
| 個別機能訓練の実施の集計 | 訓練の記録用紙を集めて、実施日を数える | 実施時間・訓練内容・担当者が実施の都度残ること | 訓練の記録の場所( ) |
| 居宅訪問の期限の管理 | 誰の訪問が近いのかを、手元の一覧で管理する | 利用者ごとの直近訪問日から、次の期限が一覧で出ること | 期限の管理方法( ) |
| 計画との突合 | 居宅サービス計画と自事業所の計画を紙で見比べる | 両方の内容が画面で並び、差分が見えること | 突合の方法(紙/画面) |
| 実績記録票の作成 | 記録を見ながら、実績を別画面で組み直す | 日々の記録がそのまま実績の元になること | 実績の作り方( ) |
| 請求前の点検 | 担当者が一人で全件を目視する | 記録と請求内容の差が一覧で出ること | 点検の担当( )/所要( 時間) |
| 返戻・過誤への対応 | 返戻の理由を紙で追い、記録を探し直す | 該当の月・利用者へ、請求側から記録側へ戻れること | 戻る導線(あり/なし) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
通所版の確認表|12分野・記入欄つき138項目
ここからは、通所介護に絞った確認表です。介護ソフト一般の確認表ではありません。通所介護の現場で、その日その場で起きることだけを並べています。試用の期間中に、この表を持ってフロアに立ってください。
使い方は三つです。第一に、右端の記入欄を自事業所の言葉で埋めること。埋まらない欄は、まだ現場の運用が決まっていない箇所です。第二に、三列目の「試用中に見る場面」で実際に見ること。説明を聞くのではなく、その場面に立ち会います。第三に、埋め終わった表をそのまま製品の担当者に渡すこと。質問の一覧としてそのまま機能します。
なお、加算に関わる項目をいくつか含みます。要件そのものの判断は保険者(指定権者)の領域であり、この表は記録がどこに残るかを確かめるための物差しです。なお、介護保険法に基づく届出書類の作成・提出代行は社会保険労務士の業務です。
確認表①送迎|ルート・車両・添乗・遅延の連絡(14項目)
| 確認項目 | 何をどう確かめるか | 試用中に見る場面 | 自事業所の状況(記入欄) |
|---|---|---|---|
| 車両ごとの順路を持てるか | 車両を単位として、乗車順・降車順が画面に並ぶか | 朝の送迎表を出す時点 | 車両( 台)/画面(あり/なし) |
| 順路の組み替え | 欠席・追加が出たときに、画面上で順番を入れ替えられるか | 前日夕方と当日朝 | 組み替えの担当( ) |
| 添乗者の記録 | 運転担当のほかに同乗した職員を残せるか | 二人乗務の便がある日 | 添乗のある便( 便) |
| 乗車・降車の時刻 | 利用者ごとに時刻を残せるか。車内で入力できるか | 往路の車内 | 車内入力(する/しない) |
| 往路・復路の別 | 片道だけの利用を、往路と復路に分けて残せるか | 家族送迎がある利用者の日 | 片道の利用者( 人) |
| 実施しなかった理由 | 送迎を行わなかった日に、その理由を同じ場所に書けるか | 家族送迎・通院・入院の日 | 理由の記録先( ) |
| 計画上の位置付け | 自事業所の計画に、送迎が往復か片道かの記載を持てるか | 計画の作成画面 | 記載欄(あり/なし) |
| 遅延の連絡 | 遅れが出たときに、家族や事業所内へ伝える手段が画面にあるか | 渋滞・悪天候の日 | 連絡の手段( ) |
| 座席の割り当て | 座席や車いす固定位置を、利用者ごとに残せるか | 新規の利用者を受け入れた日 | 座席の管理(画面/紙) |
| 運行の距離・経路 | 車両ごとの走行を残す欄があるか | 月末の車両管理 | 運行記録(画面/紙) |
| 送迎中の出来事 | 車内での体調変化や出来事を、その日の記録へつなげられるか | 車内で訴えがあった日 | つなぎ先( ) |
| 鍵・戸締まりの確認 | 自宅の施錠など、家族から依頼された事項を残せるか | 独居の利用者の復路 | 依頼事項の記録先( ) |
| 送迎の集計 | 月次で、利用者ごとの実施回数と未実施の日が並ぶか | 月末の実績確認 | 集計の出方(自動/手作業) |
| 減算の適用の確認 | 送迎を行わなかった日について、請求側で確認できる形になっているか。適用の判断は保険者(指定権者)にご確認ください | 請求前の点検 | 確認の方法( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
確認表②当日の出欠変更と定員(10項目)
仙台市の集団指導資料には、利用定員に関する指摘として、一体的に運営する複数のサービスの利用者数をサービスごとに分けて計算していた事例、月平均で超えなければよいという解釈をしていた事例、過去の利用状況から欠席を予測して調整していた事例、共生型や自費の利用者を考慮していなかった事例が挙げられています。その日の実人数が一つの画面で見えるかが、この分野の核心です。
| 確認項目 | 何をどう確かめるか | 試用中に見る場面 | 自事業所の状況(記入欄) |
|---|---|---|---|
| 当日の欠席の登録 | 朝の電話を受けた人が、その場で一度の入力で登録できるか | 受付の電話が鳴った時点 | 受ける人( ) |
| 欠席の連動 | 欠席が送迎表・食数・入浴順・出欠簿へ伝わるか。伝わらない画面はどれか | 欠席を入力した直後 | 手作業で残る画面( ) |
| 振替の登録 | 他の曜日からの振替を、その日の在籍として扱えるか | 振替の申し出があった日 | 振替の頻度(月 件) |
| 当日の追加 | 急な利用の追加を、当日中に登録できるか | 受け入れを決めた時点 | 追加の可否( ) |
| その日の在籍人数 | 日ごとの実人数が、一つの画面に数字で出るか | 朝の受付が終わった時点 | 表示の場所( ) |
| 単位ごとの人数 | 午前・午後で単位が分かれている場合に、単位ごとの人数が出るか | 二単位を運営している日 | 単位の数( ) |
| 併設サービスの合算 | 一体的に運営しているサービスの利用者を合算した人数が出るか | 総合事業の利用者がいる日 | 合算の可否( ) |
| 自費の利用者 | 保険外で受け入れている利用者を、人数に含められるか | 自費利用がある日 | 自費の利用(あり/なし) |
| 定員に対する状態 | 指定申請上の定員と、その日の実人数を並べて見られるか | 人数が多い曜日 | 定員( 人)/最多の日( 人) |
| 過去の日の確認 | 過去の任意の日について、実人数をさかのぼって確認できるか | 運営指導の準備 | さかのぼれる期間( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
確認表③提供時間の区分と時刻(10項目)
豊島区が公表した地域密着型通所介護の運営指導の指摘事項には、計画に日課と所要時間の記載がないため計画に基づいた援助であるか確認できなかった事例、二つの異なるサービス区分で提供しているのに日課が一方の区分のみだった事例が挙げられています。曜日ごとに区分が違う利用者を、システムがどう扱うかを試用で確かめます。
| 確認項目 | 何をどう確かめるか | 試用中に見る場面 | 自事業所の状況(記入欄) |
|---|---|---|---|
| 到着・退所の時刻 | 利用者ごとの実時刻を、その日のうちに残せるか | 玄関での受付と送り出し | 入力の担当( ) |
| 提供の開始・終了 | 到着時刻と提供開始時刻を別の欄として持てるか | 受付から着席までに間がある日 | 欄の分離(あり/なし) |
| 実時刻と計画の差 | 計画上の区分と実際の時刻の差が、その日のうちに見えるか | 早退・遅刻があった日 | 差の表示(あり/なし) |
| 曜日ごとに違う区分 | 同じ利用者が曜日によって違う区分で利用する形を扱えるか | 週二回で時間が違う利用者 | 該当の利用者( 人) |
| 曜日ごとの日課 | 区分ごとの日課を、計画の中に分けて持てるか | 計画の作成画面 | 日課の欄(あり/なし) |
| 早退・遅刻の扱い | 予定より短くなった日を、記録の上でどう残すか | 受診で早退した日 | 扱いの決め( ) |
| 送迎時間の扱い | 送迎の待ち時間や車内の時間が、提供時間に混ざらない形になっているか | 早く到着した便がある日 | 扱いの決め( ) |
| 区分と請求の突合 | 記録上の時刻から組んだ区分と、請求に渡る区分を並べて見られるか | 請求前の点検 | 突合の画面(あり/なし) |
| 計画の変更 | 利用の曜日や時間が変わったときに、計画の変更が促されるか | 居宅サービス計画が変わった日 | 促しの有無( ) |
| 過去の時刻の確認 | 数か月前の任意の日の時刻を、利用者ごとにさかのぼれるか | 運営指導の準備 | さかのぼれる期間( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
確認表④入浴|可否・順番・中止・振替(12項目)
| 確認項目 | 何をどう確かめるか | 試用中に見る場面 | 自事業所の状況(記入欄) |
|---|---|---|---|
| 入浴の予定順 | その日の順番を画面で作れるか。紙に頼らずに済むか | 朝の打ち合わせ | 順番の作り方(画面/紙) |
| 順番の入れ替え | 体調や到着の遅れで順番を入れ替えたときに、画面が追随するか | 入浴の途中 | 入れ替えの頻度( ) |
| 実施の記録 | 実施したことを、浴室の近くで残せるか | 脱衣室・浴室の前 | 入力の場所( ) |
| 中止の記録 | 中止した理由を、実施の記録と同じ場所に残せるか | 発熱で中止した日 | 理由の記録先( ) |
| 清しきへの振替 | 入浴と清しきを、記録の上で区別できるか | 体調により振り替えた日 | 区別(あり/なし) |
| 浴槽の種類 | 一般浴・機械浴・シャワー浴などの別を残せるか | 機械浴を使った日 | 浴槽の種類( ) |
| 介助の内容 | 見守り・一部介助・全介助の別と、その日の様子を残せるか | 介助量が変わった日 | 記載の粒度( ) |
| 皮膚の観察 | 入浴時に見た皮膚の状態を、看護職員へ伝わる形で残せるか | 発赤を見つけた日 | 伝わる先( ) |
| 個別の入浴計画 | 利用者ごとの入浴計画を持てるか。自事業所の計画の中に置くか、別に持つか | 計画の作成画面 | 置き場所( ) |
| 居宅の浴室の情報 | 居宅を訪問して把握した浴室の環境を、記録として残せるか | 居宅訪問の後 | 記録の場所( ) |
| 職員の研修の記録 | 入浴介助に関わる職員の研修の実施を、システムの中で管理するか外で管理するか | 研修を実施した後 | 管理の場所( ) |
| 実施の集計 | 月次で、入浴の実施・中止・振替が利用者ごとに並ぶか | 請求前の点検 | 集計の出方(自動/手作業) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
確認表⑤個別機能訓練|実施・評価・居宅訪問(12項目)
この分野は、日々の記録と三か月周期の仕事が同時に走ります。長野県が公表している令和六年度運営指導結果の概要(通所介護)には、個別機能訓練計画の作成後、三か月に一回以上、利用者の居宅を訪問し居宅での生活状況を確認するとともに、利用者等に対して計画の進捗状況等を説明し記録を行う必要があるが、この記録が確認できない事例が挙げられています。期限の一覧が出るかどうかが、この分野の分かれ目です。
| 確認項目 | 何をどう確かめるか | 試用中に見る場面 | 自事業所の状況(記入欄) |
|---|---|---|---|
| 計画の作成 | 利用者ごとの計画を、開始前に作れるか | 新規の利用者の受け入れ | 作成の担当( ) |
| 長期・短期の目標 | 生活行為として目標を書ける欄があるか | 計画の作成画面 | 目標の書き方( ) |
| 訓練項目ごとの時間 | 項目ごとの実施時間を分けて残せるか | 訓練の実施の直後 | 欄の有無( ) |
| 訓練の回数 | 計画に実施回数を書ける欄があるか | 計画の作成画面 | 欄の有無( ) |
| 担当者名 | 実施した担当者の名前が、実施の記録に残るか | 複数の職員が実施した日 | 残り方(自動/手入力) |
| 実施しなかった日 | 訓練を行わなかった日が、記録の上で分かるか | 体調で実施しなかった日 | 分かり方( ) |
| 機能訓練指導員の配置 | 配置がある日と、実施の記録を並べて確認できるか | 配置のない曜日 | 配置のある曜日( ) |
| 居宅訪問の記録 | 訪問日と、確認した生活状況を残せるか | 居宅訪問の後 | 記録の場所( ) |
| 訪問期限の一覧 | 直近の訪問日が古い順に利用者が並ぶ画面があるか | 月初の予定立て | 一覧(あり/なし) |
| 家族への説明 | 進捗状況を説明した記録を、利用者ごとに残せるか | 説明を行った直後 | 記録の場所( ) |
| 評価と見直し | 評価の結果から、次の計画へつなげられるか | 計画の更新時 | つなぎ方( ) |
| 情報の提出 | 制度上の情報提出を行っている場合に、提出の状況が画面で分かるか | 提出の期限が近い時期 | 提出の状況( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
確認表⑥口腔・栄養・食事・水分(10項目)
横浜市の集団指導講習会資料には、利用料等の受領に関して、水分補給として提供する飲み物を有料としていた事例、無料の水分補給を提供せずに飲料を全員に販売していた事例が挙げられています。費目の区分がシステムの中で分かれているかを、請求の画面で確かめます。
| 確認項目 | 何をどう確かめるか | 試用中に見る場面 | 自事業所の状況(記入欄) |
|---|---|---|---|
| 食数の集計 | その日の食数が、欠席を反映して自動で出るか | 朝の欠席が確定した時点 | 厨房への渡し方( ) |
| 食形態の管理 | 利用者ごとの食形態・とろみの段階を残せるか | 食形態が変わった日 | 管理の場所( ) |
| 摂取量の記録 | 主食・副食の摂取量を、一覧で続けて入力できるか | 昼食の直後 | 入力の担当( ) |
| 水分量の記録 | 提供と摂取の水分量を、時間帯ごとに残せるか | 午前と午後の水分提供 | 記録の粒度( ) |
| 費目の区分 | 水分補給として提供するものと、希望により提供する嗜好品を分けて扱えるか | 請求の画面 | 区分(あり/なし) |
| 行事・材料費 | 行事や材料の費用を、一律ではなく個別に扱えるか | 行事を行った月 | 扱い(一律/個別) |
| 口腔の記録 | 口腔のケアの実施を、日々の記録の中に残せるか | 昼食の後 | 記録の場所( ) |
| 実施者の職種 | 実施した職種が記録に残るか | 看護職員が実施した日 | 残り方( ) |
| 対象者の根拠資料 | 対象者の判断の根拠となる資料の保管場所へ、記録からたどれるか | 新規の対象者の受け入れ | たどれる操作( 回) |
| 計画の作成 | 口腔や栄養に関する計画を、利用者ごとに持てるか | 計画の作成画面 | 置き場所( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
確認表⑦バイタルと日々の記録(10項目)
| 確認項目 | 何をどう確かめるか | 試用中に見る場面 | 自事業所の状況(記入欄) |
|---|---|---|---|
| 一覧での連続入力 | 十数人分を、画面を切り替えずに続けて入力できるか | 受付直後の測定 | 一度に測る人数( 人) |
| 前回値の表示 | 入力する画面に、前回の値が同時に見えるか | 測定の最中 | 表示(あり/なし) |
| 基準からの外れ | いつもと違う値を入れたときに、画面上で目立つか | 高い値を入れた時点 | 目立ち方( ) |
| 測定機器からの取り込み | 機器の値を手入力するのか、取り込めるのか | 血圧計を使う場面 | 取り込み(あり/なし) |
| 看護職員への伝達 | 異常が看護職員へ伝わる導線が画面にあるか | 異常値が出た日 | 導線( ) |
| 職種別の入力欄 | 介護職員・看護職員・機能訓練指導員の欄が分かれているか | 同じ利用者を複数職種が書く日 | 分かれ方( ) |
| 入力者の記録 | 誰が書いたかが記録に残るか | 記録を後から見返す時点 | 残り方( ) |
| 修正の履歴 | 後から直したときに、直した経緯が残るか | 誤入力を直した時点 | 履歴(あり/なし) |
| その日の抜けの一覧 | 入力が済んでいない欄が、終業前に一覧で出るか | 締めの時点 | 一覧(あり/なし) |
| 保存年限 | 過去の記録をどこまでさかのぼれるか。取り出せる形は何か | 運営指導の準備 | さかのぼれる期間( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
確認表⑧写真・連絡帳・家族への共有(12項目)
連絡帳は通所介護に固有の締切を作ります。訪問系には手渡しの機会が少なく、施設系には毎日渡す習慣がありません。退所の直前という決まった時刻までに、その日の記録が形になるか。ここが業務の形を最も強く縛ります。
| 確認項目 | 何をどう確かめるか | 試用中に見る場面 | 自事業所の状況(記入欄) |
|---|---|---|---|
| 連絡帳の組み上がり | その日の記録から、連絡帳の形が自動で組み上がるか | 退所の三十分前 | 組み上がり(自動/手作業) |
| 載せる項目の選択 | 連絡帳に載せる項目を、事業所の判断で選べるか | 初期設定の場面 | 載せる項目( ) |
| まとめて出す操作 | 十数人分を一度の操作で出せるか | 送り出しの直前 | 一度に出す人数( 人) |
| 印刷の速さ | 印刷にかかる時間が、送り出しの前に収まるか | 実際に印刷する場面 | 所要( 分) |
| 手書きの追記 | 印刷した紙に手で書き足す運用を続けられるか | 個別の伝達がある日 | 追記(する/しない) |
| 写真の添付 | その日の写真を記録に付けられるか。連絡帳に載せられるか | 行事を行った日 | 写真(載せる/載せない) |
| 写真の同意 | 写真の利用に関する同意の有無を、利用者ごとに持てるか | 新規の受け入れ | 同意の管理( ) |
| 家族の閲覧 | 家族が画面で見る形にする場合、誰がどこまで見られるかを設定できるか | 設定の画面 | 閲覧の範囲( ) |
| 家族からの連絡 | 家族からの連絡を、その日の記録へ結び付けられるか | 朝の電話 | 結び付け先( ) |
| ケアマネジャーへの共有 | 担当の介護支援専門員へ渡す情報を、まとめて出せるか | 月次の報告 | 出し方( ) |
| 紙と画面の併用 | 紙を希望する家族と画面で見る家族が混在する形を扱えるか | 複数の家族がいる日 | 紙を希望( 世帯) |
| 過去の連絡帳 | 過去に渡した内容を、後から取り出せるか | 問い合わせを受けた時点 | 取り出し(可/不可) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
確認表⑨端末・通信・同時入力(12項目)
| 確認項目 | 何をどう確かめるか | 試用中に見る場面 | 自事業所の状況(記入欄) |
|---|---|---|---|
| 同時に開ける人数 | 同じ時間帯に何人が入力できるか。契約上の上限があるか | 朝の受付の時間帯 | 同時の最大( 人) |
| 同じ利用者を同時に開く | 二人が同じ利用者を開いて、別々の欄を書いて保存できるか | 二台の端末で試す | 結果( ) |
| 後勝ちの上書き | 後から保存した内容が、先の入力を消さないか | 同時に同じ欄を書いた場合 | 結果( ) |
| 電波の届かない場所 | 浴室の前・玄関・機能訓練室の奥で、入力できるか | 各所を歩いて試す | 届かない場所( ) |
| 切れたときの扱い | 通信が切れたときに、入力した内容がどうなるか | 電波の弱い場所で保存 | 結果( ) |
| 車内での利用 | 送迎車の中で入力する場合、通信の手段は何か | 往路の車内 | 手段( ) |
| 端末の持ち運び | フロアを歩きながら片手で操作できる大きさか | 介助の合間 | 使う端末( ) |
| 画面の見やすさ | 一覧の文字が、立ったまま読める大きさか | フロアで立って見る | 読みやすさ( ) |
| 手袋・濡れた手 | 手袋をしたまま、あるいは濡れた手で操作できるか | 浴室の前 | 結果( ) |
| 電池の持ち | 朝から夕方まで、充電せずに使えるか | 一日を通して | 持ち時間( ) |
| 職員ごとの権限 | 非常勤の職員が見られる範囲を、職種や役割で分けられるか | 設定の画面 | 分け方( ) |
| 初日の職員の導線 | 初めて触る職員が、迷わずにたどり着ける画面はどこまでか | 新しい職員が入った日 | 初日に触る画面( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
確認表⑩実績・請求との突合(12項目)
広島市が公表している令和七年度運営指導の指摘事項には、サービス提供の記録の作成漏れや記入誤りのある事例、記録上のサービス提供内容と実際に請求した基本報酬の区分に相違がある事例が例示されています。記録と請求の差が画面で見えるかを、請求前の点検の場面で確かめます。
| 確認項目 | 何をどう確かめるか | 試用中に見る場面 | 自事業所の状況(記入欄) |
|---|---|---|---|
| 記録から実績へ | 日々の記録が、そのまま実績の元になるか。別画面で組み直すか | 月末の作業 | 作り方( ) |
| 提供票の取り込み | 担当の居宅介護支援事業所から届く提供票を、取り込めるか | 月初の受け取り | 取り込み(データ/手入力) |
| 提供票との差 | 提供票の予定と実際の提供の差が、一覧で出るか | 月末の突合 | 一覧(あり/なし) |
| 時間区分の突合 | 記録の時刻から組んだ区分と、請求の区分が並ぶか | 請求前の点検 | 並び方( ) |
| 送迎の突合 | 送迎の実施の記録と、請求の内容が並ぶか | 請求前の点検 | 並び方( ) |
| 入浴の突合 | 入浴の実施の記録と、請求の内容が並ぶか | 請求前の点検 | 並び方( ) |
| 訓練の突合 | 個別機能訓練の実施の記録と、請求の内容が並ぶか | 請求前の点検 | 並び方( ) |
| 計画に位置付けのない項目 | 居宅サービス計画に位置付けのない項目を提供していないかを確認できるか | 月末の突合 | 確認の方法( ) |
| 点検の担当と所要 | 点検を誰が行い、どれだけ時間がかかるか | 実際に一か月分を点検 | 担当( )/所要( 時間) |
| 差が出たときの直し方 | 差が見つかったときに、記録側へ戻って直せるか | 差を見つけた時点 | 戻る導線( ) |
| 返戻への対応 | 返戻があったときに、該当の利用者と月へたどり着けるか | 返戻が届いた時点 | たどり方( ) |
| 過去の請求の確認 | 過去の月の請求内容を、記録と並べて確認できるか | 自主点検の場面 | さかのぼれる期間( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
確認表⑪加算に関わる記録の置き場所(12項目)
加算の要件そのものは告示と通知の定めであり、判断は保険者(指定権者)の領域です。ここで確かめるのは、要件を確かめるための記録が、システムのどこに置かれるかだけです。置き場所が決まっていない記録は、運営指導の準備のときに紙で探すことになります。
| 記録の種類 | 置き場所として確かめること | 試用中に見る場面 | 自事業所の置き場所(記入欄) |
|---|---|---|---|
| 入浴の実施の記録 | 実施した日と介助の内容が、日々の記録の中に残るか | 入浴のあった日 | 置き場所( ) |
| 個別の入浴計画 | 利用者ごとの計画として持つか、自事業所の計画の中に書くか | 計画の作成画面 | 置き場所( ) |
| 居宅の浴室の評価 | 訪問して把握した内容を、どの画面に残すか | 居宅訪問の後 | 置き場所( ) |
| 個別機能訓練の実施記録 | 実施時間・訓練内容・担当者が同じ画面に並ぶか | 訓練の直後 | 置き場所( ) |
| 居宅訪問と説明の記録 | 訪問日・確認内容・説明内容が利用者ごとに並ぶか | 訪問の後 | 置き場所( ) |
| 口腔に関する実施記録 | 実施者の職種と実施の内容が残るか | 実施の直後 | 置き場所( ) |
| 対象者の根拠資料 | 判断の根拠となる資料を、利用者の情報として保管できるか | 新規の受け入れ | 置き場所( ) |
| 職員の配置の記録 | 日ごと・時間帯ごとの職種別の配置が確認できるか | 勤務表の画面 | 置き場所( ) |
| 兼務の時間の区分 | 兼務している職員の従事時間を、職種ごとに分けて残せるか | 兼務のある職員の勤務 | 置き場所( ) |
| 研修の実施記録 | 研修の実施日と受講者を、システムの中で管理するか外で管理するか | 研修の後 | 置き場所( ) |
| 利用者・家族への説明と同意 | 説明日・同意日・交付日が記録として残るか | 計画の説明の場面 | 置き場所( ) |
| 周知の記録 | 特定の曜日に限って実施する場合の、利用者や居宅介護支援事業所への周知を残せるか | 周知を行った時点 | 置き場所( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
確認表⑫他事業所との併用者・設備・運営(12項目)
| 確認項目 | 何をどう確かめるか | 試用中に見る場面 | 自事業所の状況(記入欄) |
|---|---|---|---|
| 居宅サービス計画の受領 | 担当の介護支援専門員から受け取った計画を、どこに置くか | 受け取った時点 | 置き場所( ) |
| 計画との対応関係 | 居宅サービス計画の目標と、自事業所の計画の目標を並べて見られるか | 計画の作成画面 | 並べ方( ) |
| 計画の変更の反映 | 居宅サービス計画が変わったときに、自事業所の計画の見直しが促されるか | 変更の連絡があった日 | 促し(あり/なし) |
| 他のサービスの利用状況 | 同じ利用者が使っている他のサービスを、画面で把握できるか | 担当者会議の準備 | 把握の方法( ) |
| 被保険者資格の確認 | 被保険者証の確認日と確認者を残せるか | 新規と更新の時点 | 置き場所( ) |
| 認定の有効期間 | 有効期間の満了が近い利用者が、一覧で出るか | 月初の確認 | 一覧(あり/なし) |
| 設備の届出との一致 | 静養室・機能訓練室・相談室の使い方を、記録の上で管理するか | レイアウトを変えた時点 | 管理の場所( ) |
| 屋外での提供 | 屋外でのサービス提供を計画に位置付けた記載を残せるか | 計画の作成画面 | 欄の有無( ) |
| 事故とヒヤリハット | 事故とヒヤリハットを区別して残し、報告の記録を付けられるか | 事故が起きた日 | 置き場所( ) |
| 苦情の受付 | 苦情の受付から対応までを、一件ずつ追える形で残せるか | 苦情を受けた時点 | 置き場所( ) |
| 会議の記録 | 運営に関する会議の記録を、システムの中で管理するか外で管理するか | 会議の後 | 置き場所( ) |
| 記録の取り出し | 運営指導の準備のときに、必要な記録を期間で取り出せるか | 準備の場面 | 取り出し方( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
導入がうまくいかない型14と、繁忙の時間帯で試す手順|現場に聞く16の質問
導入が止まるとき、原因は製品側にあるとは限りません。多くは「試した状況」と「実際に使う状況」が違っていたことに由来します。空いている日の午後に、事務室で、管理者が一人で触ってみる。これで良さそうに見えたものが、朝の受付の十五分間で崩れます。
通所介護は、負荷が時間帯に集中する業態です。したがって試用は、最も混む時間帯に置かなければ意味がありません。以下では、つまずきの型を十四に分け、そのうえで繁忙の時間帯に置く試用の手順と、現場に聞く質問を並べます。
つまずきの型14|現れ方・背景・契約前に確かめる質問
| 型 | 現れ方 | 背景にある前提 | 契約前に確かめる質問 |
|---|---|---|---|
| 現場が使わない | 数か月後、記録は紙に戻り、システムには請求のためのデータだけが入っている | 導入の決定に、日々書く人が関わっていない | 導入前に、実際に書く職員が触る機会を何回作れるか |
| 送迎に合わない | 送迎表だけ紙のまま残り、欠席の反映が二重になる | 送迎の機能が、訪問系の移動管理の考え方で作られている | 車両を単位とした順路の画面を、実際の便数で見せてもらえるか |
| その場で入力できない | フロアでは書けず、終業前にまとめて書く。内容が薄くなる | 据置きの端末を前提に導線が作られている | 持ち運びの端末で、介助の合間に入る操作を見せてもらえるか |
| 連絡帳が手書きのまま | システムに入力したうえで、連絡帳をもう一度手で書く | 連絡帳が記録とは別の書式として置かれている | その日の記録から連絡帳が組み上がる導線があるか |
| 請求と記録がつながらない | 月末に、記録を見ながら実績を別の画面へ入れ直す | 記録と請求が別の製品、または別の考え方で作られている | ある利用者の一か月の記録と請求内容を並べた画面を見せてもらえるか |
| 通信がフロアで届かない | 特定の場所で保存できず、書いた内容が消える | 事務室での動作しか確認していない | 試用のときに、事業所内を歩いて各所で保存を試せるか |
| 端末の数が足りない | 朝の受付で順番待ちができ、紙に控える運用が復活する | 同時に入力する人数を数えずに台数を決めている | 同時に使える人数の上限と、増やすときの考え方はどうなっているか |
| 入力が二重になる | 同じ内容を、日々の記録と加算の記録に二度書く | 記録の様式ごとに画面が分かれている | 一度書いた内容が、他の様式へ回る仕組みがあるか |
| 職員の入れ替わりに耐えない | 新しい職員が入るたび、教える時間が取られる | 覚えることが多く、初日に触る範囲を絞れない | 初日の職員に見せる画面を、いくつまで絞れるか |
| 単位が分かれた日に崩れる | 午前と午後で単位が分かれる日に、人数や配置が混ざる | 一日一単位を前提に作られている | 二単位を運営している日の画面を見せてもらえるか |
| 併設の事業所と混ざる | 併設の事業所と職員や記録が混ざり、区分が示せない | 法人単位で作られ、事業所単位の区分が弱い | 事業所ごとに勤務と記録を分けて見られるか |
| 移行で過去が切れる | 過去の記録が新しい環境に移らず、二つの場所を見ることになる | 移行の範囲を契約前に決めていない | どの範囲の過去のデータが移り、移らないものは何か |
| 設定が終わらない | 稼働の日が来ても、利用者情報や計画の登録が終わらない | 設定の作業量を、稼働日から逆算していない | 設定に必要な作業と、誰が何時間かかるかの見積りを出してもらえるか |
| 聞ける相手がいない | 困ったときに聞く先が分からず、現場の判断で回避策が生まれる | 問い合わせの窓口と応答の時間帯を確認していない | 問い合わせの手段・受付の時間帯・返答までの目安はどうなっているか |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
試用は繁忙の時間帯に置く|10日間の割り付けと、その日に見るところ
試用の期間を、静かな日の空き時間に散らしてはいけません。混む時間帯に、混む曜日に、実際の人数で置く。空いている日に試して良かったものは、混む日に崩れます。以下は、一つの単位で十日間を割り付ける組み方です。日数が短い場合は、上から順に詰めてください。
| 日 | 置く時間帯 | その日に試すこと | 見るところ | 結果(記入欄) |
|---|---|---|---|---|
| 一日目 | 朝の受付から一時間 | 到着時刻の入力と、バイタルの連続入力 | 行列ができるか。紙に控える動きが出るか | 所要( 分)/紙(出た/出ない) |
| 二日目 | 朝の受付前三十分 | 欠席の連絡を受けて、送迎表・食数・入浴順へ反映する | 手作業で残る画面がいくつあるか | 手作業の画面( 個) |
| 三日目 | 入浴の時間帯 | 浴室の前で、実施と中止と振替を残す | 濡れた手・手袋で操作できるか。後回しになるか | その場で入力(できた/できない) |
| 四日目 | 機能訓練の時間帯 | 訓練項目ごとの実施時間と担当者を残す | 訓練の合間に入るか。終業前にまとめる形になるか | 入力の時点(都度/終業前) |
| 五日目 | 昼食の前後 | 食数の集計と、摂取量の一覧入力 | 欠席が食数に反映される時点はいつか | 反映の時点( ) |
| 六日目 | 退所前の一時間 | 連絡帳をまとめて出し、家族へ手渡す | 送り出しの前に間に合うか。手書きの追記が要るか | 所要( 分)/追記(要/不要) |
| 七日目 | 復路の送迎 | 車内で降車の時刻と出来事を残す | 通信が切れるか。帰所後の入力に戻るか | 車内入力(できた/できない) |
| 八日目 | 最も人数が多い曜日の終日 | 同時入力の山を、実際の人数で通す | 端末が足りるか。待ちが出る時間帯はどこか | 待ちの出た時間帯( ) |
| 九日目 | 終業前の三十分 | その日の記録の抜けを探し、締める | 抜けの一覧が出るか。人の目で探すことになるか | 所要( 分) |
| 十日目 | 事務作業の時間帯 | 一か月分に相当する量で、記録と請求を突き合わせる | 差が画面で見えるか。記録側へ戻れるか | 所要( 時間) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
試用の期間中に現場へ聞く16の質問|答えの読み方まで
試用の評価を管理者一人で決めると、稼働してから食い違います。聞く相手を分け、聞く言葉を決めておくと、評価が揃います。以下の質問は、そのまま口に出せる形にしてあります。三列目は、返ってきた答えをどう読むかです。
| 聞く相手 | 質問 | 答えの読み方 |
|---|---|---|
| 受付の担当 | 朝、十人が同時に着いたとき、時刻はどうやって押さえましたか | 「紙に書いてあとで入れた」なら、その導線は使われていない |
| 受付の担当 | 紙に控えたのは何人分でしたか | 人数が多いほど、一覧入力の導線が合っていない |
| 測定の担当 | 前回の値は、どこで見ましたか | 別画面を開いたなら、測定の流れが途切れている |
| 入浴の担当 | 入浴の実施は、いつ入力しましたか | 「終わってから事務室で」なら、記憶で書いている |
| 入浴の担当 | 中止した人の理由は、どこに書きましたか | 実施の記録と別の場所なら、月末に突き合わせが要る |
| 機能訓練指導員 | 訓練の記録は、何回に分けて書きましたか | 一日一回なら、項目ごとの時間は思い出しで書いている |
| 機能訓練指導員 | 次に居宅を訪問する人は、どこで分かりましたか | 手元の紙なら、期限の管理はシステムの外にある |
| 介護職員 | フロアで書けなかった場面はどこでしたか | 場所が挙がるなら、通信か端末の問題として切り分ける |
| 介護職員 | 同じ利用者を他の人と同時に開いたことはありましたか | あったなら、そのとき内容が消えなかったかを必ず確認する |
| 看護職員 | いつもと違う値に、どこで気づきましたか | 画面で気づいたのでなければ、伝達は人に頼っている |
| 送迎の担当 | 車内で入力しましたか。しなかったならなぜですか | 「電波が切れる」なら、車内入力は運用から外す |
| 送迎の担当 | 順路が変わった日、画面はついてきましたか | ついてこないなら、送迎表は紙で残ることを見込む |
| 相談員 | 家族への連絡帳は、何時に出せましたか | 送り出しの後なら、その日のうちに渡す運用は崩れる |
| 相談員 | 居宅サービス計画の内容は、どうやって取り込みましたか | 手入力なら、変更のたびに同じ作業が発生する |
| 事務の担当 | 記録と請求の差は、どこで見つけましたか | 目視なら、件数が増えたときに同じやり方が続くかを考える |
| 管理者 | 試用の期間中、紙が減ったのはどの帳票でしたか | 一つも挙がらないなら、運用の設計から見直す |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
入力した記録が薄くなる場面|言い換え36組と、運営指導で見られる点
システムを入れると、記録は速くなります。ところが、速くなった分だけ内容が薄くなることがあります。選択式の項目に印を付けて終わりにしたり、定型の文がそのまま並んだりするからです。横浜市の集団指導講習会資料には、サービス提供の記録の開始・終了時間に計画上の標準的な時間が記載されていた事例が挙げられ、実際の時間を記載することが示されています。速さと薄さは同時に来ます。
以下は、通所介護の場面ごとに、薄い書き方と、書き直した記録を並べたものです。右の列はそのまま使える完成した文にしてあります。数値・時刻・観察の根拠を含むように作ってあるので、自事業所の言葉に置き換えて使ってください。左の列に引用として置いた薄い書き方は、すべて「 」で囲んであります。
言い換え①送迎・受付・時刻の場面(12組)
| 場面 | 薄い書き方(そのままでは伝わらない例) | 書き直した記録(そのまま使える文) |
|---|---|---|
| 到着 | 「来所。特変なし。」 | 九時十二分に一号車で到着。玄関で介助バーにつかまり自力で降車。歩行器を使用し、待合まで約十メートルを休憩なく歩行。表情穏やか。 |
| 到着の遅れ | 「遅れて到着。」 | 渋滞のため一号車が予定より十八分遅れ、九時四十三分に到着。ご家族へ九時二十分に電話で遅れをお伝えし、了承を得た。到着後、水分を百五十ミリリットル摂取していただいた。 |
| 乗車時の様子 | 「乗車介助。」 | 八時三十五分、自宅前で乗車。玄関の段差二段を、右手すりを使い一段ずつ昇降。介助は右肘の支持のみ。前回は両脇の支持が必要だった。 |
| 送迎の未実施 | 「送迎なし。」 | 復路は長女様の送迎のため、当事業所の送迎は往路のみ実施。前日に長女様から電話で申し出があり、送迎表に反映済み。 |
| 車内での様子 | 「車内で不穏。」 | 復路の乗車中、十六時五分ごろから「家はまだか」と三回繰り返し発言。同乗職員が窓の外の景色を一緒に確認しながら声をかけ、十六時十二分ごろには静かに着席された。 |
| 降車 | 「送り届けた。」 | 十六時二十八分、自宅前に到着。玄関の鍵はご本人が開錠。室内の椅子に座られたことを確認し、テーブルの上に連絡帳を置いてから退出。 |
| 退所 | 「帰宅。」 | 十六時二分に退所。退所前にトイレを済ませ、上着の着用は自力で実施。ご本人から「今日は風呂が気持ちよかった」との発言あり。 |
| 早退 | 「早退。」 | 受診のため十三時十分に退所。ご家族が来所し、直接お迎え。午前中の入浴と昼食は実施済み、午後の機能訓練は未実施。 |
| 欠席 | 「休み。」 | 八時二分にご本人から電話。前夜から三十七度八分の発熱があり、本日は欠席との連絡。かかりつけ医の受診を予定とのこと。担当の介護支援専門員へ八時十五分に連絡済み。 |
| 当日の追加 | 「振替利用。」 | 木曜の利用を本日へ振り替え。前日十五時にご家族から申し出があり、当日の利用者数を確認したうえで受け入れ。送迎は三号車の二番目に組み入れた。 |
| 提供時間の変更 | 「短めに利用。」 | 午後の受診のため、本日は九時十分から十三時十分までの利用。ご本人とご家族の希望により、担当の介護支援専門員と前日に調整済み。 |
| 迎えの待ち時間 | 「待機。」 | 八時四十分に乗車後、他の三名の乗車のため車内で約十五分間着席して待機。この間、同乗職員が二回声をかけ、体調の変化がないことを確認した。 |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
言い換え②入浴・機能訓練・口腔の場面(12組)
| 場面 | 薄い書き方(そのままでは伝わらない例) | 書き直した記録(そのまま使える文) |
|---|---|---|
| 入浴の実施 | 「入浴実施。」 | 十時二十分から十時四十二分まで一般浴を実施。浴槽の出入りは右手すりを使用し、職員は左側から腰部を支持。洗身は前面をご自身で、背部を職員が介助。 |
| 入浴の中止 | 「入浴中止。」 | 入浴前の測定で体温三十七度四分、平時より約一度高い。ご本人から「少しだるい」との発言もあり、本日の入浴は中止。看護職員へ十時五分に報告し、静養室で三十分間休息していただいた。 |
| 清しきへの振替 | 「清拭で対応。」 | 膝の擦過傷の保護のため、本日は入浴に代えて上半身と下肢の清しきを実施。十時三十分から十時四十五分まで。創部には触れず、周囲のみ拭き取り、看護職員が保護材を貼付。 |
| 入浴中の観察 | 「皮膚問題なし。」 | 入浴時、右仙骨部に直径約二センチメートルの発赤を確認。押しても白く変化せず。看護職員へ十時五十分に報告し、ご家族へ連絡帳で記載のうえ、十六時に口頭でもお伝えした。 |
| 入浴の順番の変更 | 「順番変更。」 | 三番目の予定だったが、午前中に受診の予定があるため一番目へ変更。九時四十分から入浴を開始し、十時五分に終了。予定していた方は三番目へ繰り下げ。 |
| 機能訓練の実施 | 「機能訓練実施。」 | 十三時三十分から十三時四十五分まで、機能訓練指導員が立ち座り訓練を実施。椅子からの立ち上がりを十回三セット。二セット目以降は右手すりの支持が必要だった。 |
| 訓練項目ごとの記録 | 「訓練メニュー実施。」 | 下肢筋力訓練を十分間(座位での膝伸展、左右各十回二セット)、歩行訓練を八分間(廊下往復三十メートル、歩行器使用)、バランス訓練を七分間。担当は機能訓練指導員。 |
| 訓練の未実施 | 「本日訓練なし。」 | 朝から膝の痛みの訴えがあり、機能訓練指導員が確認のうえ本日の下肢の訓練は見合わせ。座位での上肢の運動のみ五分間実施。次回の内容は看護職員と相談して決める。 |
| 目標への進み方 | 「変化なし。」 | 短期目標「手すりを使って玄関の段差を昇降する」について、六月は職員の手の支持が必要だったが、今月は手すりのみで三回中二回昇降できた。残る一回は疲労時。 |
| 居宅訪問 | 「訪問した。」 | 八月五日十四時から十四時三十分まで居宅を訪問。玄関の上がりかまち約二十センチメートル、廊下の幅約八十センチメートル、浴室の入口に約十センチメートルの段差を確認。長女様同席のもと、訓練の進み方を説明した。 |
| 口腔のケア | 「口腔ケア実施。」 | 昼食後、十二時四十分から十二時五十分まで口腔のケアを実施。義歯を外して洗浄し、残存歯は歯ブラシで清掃。歯肉に出血なし。ご自身で口をゆすぐ動作は可能だった。 |
| 口腔の変化 | 「口腔状態不良。」 | 右下の義歯が食事中に二回外れ、ご本人から「合わなくなってきた」との発言。昼食は主食五割、副食四割の摂取にとどまった。ご家族へ連絡帳に記載し、歯科の受診をご相談いただくようお伝えした。 |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
言い換え③体調・食事・レク・家族連絡の場面(12組)
| 場面 | 薄い書き方(そのままでは伝わらない例) | 書き直した記録(そのまま使える文) |
|---|---|---|
| バイタル | 「バイタル良好。」 | 九時二十分測定。体温三十六度五分、血圧百三十二/七十八、脈拍七十二、酸素飽和度九十七。前回と比べ血圧は同程度。測定時、ふらつきの訴えはなかった。 |
| いつもと違う値 | 「血圧高め。」 | 九時十八分測定で血圧百七十四/九十六。過去二週間の平均は約百四十/八十。看護職員へ九時二十分に報告し、三十分の安静後に再測定したところ百五十二/八十六。ご家族へ十六時に口頭でお伝えした。 |
| 食事 | 「全量摂取。」 | 十二時から十二時三十分まで昼食。主食十割、副食十割。むせ込みなく、自助具を使わずに箸で摂取。水分は食事中に二百ミリリットル。 |
| 食事量の低下 | 「あまり食べず。」 | 主食三割、副食二割にとどまる。ご本人から「食欲がない」との発言。前回は主食十割だった。十三時に看護職員が確認し、水分を追加で百五十ミリリットル勧めた。 |
| むせ込み | 「むせあり。」 | 昼食中、味噌汁を摂取した際に二回むせ込みがあった。いずれも数秒で治まり、呼吸の乱れはなし。以降は職員がとろみを追加し、残りは問題なく摂取された。 |
| 水分 | 「水分摂取。」 | 午前に麦茶二百ミリリットル、昼食時に二百ミリリットル、午後に百五十ミリリットルを摂取。合計五百五十ミリリットル。目標としている量に届いており、促しは一回で足りた。 |
| レクリエーション | 「レク参加。」 | 十四時から十四時四十分まで、風船を使った上肢の運動に参加。同じ卓の三名と声をかけ合いながら二十回程度打ち返した。終了後、「久しぶりに笑った」との発言あり。 |
| レクへの不参加 | 「レク不参加。」 | 本日はレクリエーションへの参加を希望されず、フロアの窓際で新聞を約三十分読んで過ごされた。職員が二回声をかけたが「今日はこれがいい」とのことで、意向を尊重した。 |
| 転倒しかけた場面 | 「ふらつきあり。」 | 十一時十分、トイレから出た際に右へふらつき、職員が右肘を支えた。転倒には至らず。直前に立ち上がりを急いだ様子があった。以降、トイレへは職員が付き添う運用に変更。 |
| 他の利用者との関わり | 「他者と交流。」 | 昼食後、同じ卓の方と約十五分間、昔の職場の話をされていた。ご本人から会話を始める場面が三回あり、これまでは職員が仲介していた。 |
| 家族への連絡 | 「家族に伝えた。」 | 十六時五分、お迎えに来られた次男様へ、本日の血圧が普段より高かったこと、入浴は実施したこと、右仙骨部の発赤を確認したことを口頭でお伝えした。連絡帳にも同じ内容を記載。 |
| 家族からの依頼 | 「家族より依頼あり。」 | 朝の送迎時、長女様から「最近夜眠れていないようなので、日中の様子を見てほしい」との依頼。午睡の有無を本日から記録し、次回の担当者会議で共有する旨をお伝えした。 |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
運営指導で見られる点と、システムのどこに置くか(別添1の通所介護の節から18行)
厚生労働省の運営指導マニュアル別添1には、通所介護の確認項目と確認文書が並んでいます。システムを選ぶときは、この確認文書がどこに置かれるかを先に決めておくと、運営指導の準備で紙を探す時間が減ります。以下は別添1の通所介護の節に挙げられている確認項目・確認文書から、記録の置き場所に関わるものを取り出したものです。
| 確認項目(別添1の通所介護の節) | 確認文書として挙げられているもの | システム上の置き場所として考えられること | 自事業所の置き場所(記入欄) |
|---|---|---|---|
| 設備及び備品等 | 平面図 | システムの外に置くことが多い。保管場所を決めておく | 置き場所( ) |
| 内容及び手続の説明及び同意 | 重要事項説明書(同意があったことが分かるもの)、利用契約書 | 利用者ごとの書類の保管欄。同意日が日付として残るか | 置き場所( ) |
| 心身の状況等の把握 | サービス担当者会議の記録 | 利用者ごとの会議の記録欄 | 置き場所( ) |
| 居宅介護支援事業者等との連携 | サービス担当者会議の記録 | 同上。参加した職種が残るか | 置き場所( ) |
| 居宅サービス計画に沿ったサービスの提供 | 居宅サービス計画、通所介護計画(同意があったことが分かるもの) | 両方を並べて確認できる画面があるか | 置き場所( ) |
| サービス提供の記録 | サービス提供記録、業務日誌、送迎記録 | 日々の記録・業務日誌・送迎記録が、同じ日付でひも付くか | 置き場所( ) |
| 通所介護計画の作成 | 居宅サービス計画、通所介護計画、アセスメントシート、モニタリングシート | 計画とアセスメントとモニタリングが利用者ごとに並ぶか | 置き場所( ) |
| 従業者の員数 | 勤務実績表、タイムカード、勤務体制一覧表、従業者の資格証 | 勤務表を日ごと・職種ごとに出せるか | 置き場所( ) |
| 管理者 | 管理者の雇用形態が分かる文書、管理者の勤務実績表 | 兼務の状況が勤務表で分かるか | 置き場所( ) |
| 受給資格等の確認 | 介護保険番号・有効期限等を確認している記録 | 利用者情報の中に確認日と確認者が残るか | 置き場所( ) |
| 利用料等の受領 | 請求書、領収書 | 請求と領収の控えが利用者ごとに残るか | 置き場所( ) |
| 緊急時等の対応 | 緊急時対応マニュアル、サービス提供記録 | 緊急時の連絡の記録が、その日の記録につながるか | 置き場所( ) |
| 運営規程 | 運営規程 | システムの外に置くことが多い。改定の履歴を残す場所を決める | 置き場所( ) |
| 勤務体制の確保等 | 雇用の形態が分かる文書、研修計画・実施記録、勤務実績表 | 研修の実施記録を職員ごとに残せるか | 置き場所( ) |
| 業務継続計画の策定等 | 業務継続計画、研修及び訓練計画・実施記録 | 研修と訓練の実施記録を年度ごとに残せるか | 置き場所( ) |
| 定員の遵守 | 業務日誌、請求書控え | 日ごとの利用者数が業務日誌の形で残るか | 置き場所( ) |
| 苦情処理 | 苦情の受付簿、苦情者への対応記録 | 受付から対応までを一件ずつ追える形で残るか | 置き場所( ) |
| 事故発生時の対応 | 事故報告記録、再発防止策の検討の記録、ヒヤリハットの記録 | 事故とヒヤリハットが区別して残り、報告先の記録が付くか | 置き場所( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
自治体の公表事例から逆に引く|記録側で必要になること(16行)
最後に、自治体が公表している運営指導の指摘事例から、記録の側で何が必要になるかを引き出します。指摘の内容そのものは各自治体の資料に記載されたものであり、要件の判断は保険者(指定権者)の領域です。ここで読むのは、その記録がシステムのどこに残る設計になっているかだけです。
| 公表されている事例 | 出典(自治体・資料) | 記録側で必要になること | 自事業所の状況(記入欄) |
|---|---|---|---|
| 個々の利用者の事業所への到着時間及び出発時間が明確に記録されておらず、請求した報酬区分との整合性が確認できない | 宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護に関する事項)」 | 利用者ごとの到着・出発の実時刻を、その日のうちに残す欄 | 欄の場所( ) |
| サービス提供の記録の開始・終了時間に、計画上の標準的な時間が記載されていた | 横浜市健康福祉局介護事業指導課「令和7年度 横浜市介護サービス事業者等集団指導講習会資料(各サービス共通編)」 | 計画の内容を転記しない導線。実時刻の入力欄と計画の欄を分ける | 欄の分離( ) |
| 曜日によってサービス提供時間が異なる利用者に対し、それぞれの提供時間に応じたプログラムを記載した計画を作成していない | 宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護に関する事項)」 | 計画の中に、曜日ごとの日課と所要時間を分けて書ける欄 | 欄の有無( ) |
| 計画に日課(プログラム)と所要時間の記載がないため、計画に基づいた援助であるか確認できなかった | 豊島区「地域密着型通所介護事業所への運営指導で『改善を要する』と指摘された事項について(令和5年度・18件)」 | 日課と所要時間を計画の様式の中に持つこと | 欄の有無( ) |
| 送迎をしなかった理由が分かる記録がない | 津山市環境福祉部高齢介護課「令和5年度 津山市 地域密着型サービス事業者 集団指導資料」 | 送迎の実施の有無と、実施しなかった理由を同じ場所に残す欄 | 欄の場所( ) |
| 送迎減算を行った利用者について、個別サービス計画に送迎が往復か片道かの位置付けがなかった | 新潟市福祉部福祉監査課「介護サービス事業所への指導監査、加算・減算のポイント」(令和7年度 集団指導資料) | 計画の中に、送迎の往復・片道を書く欄 | 欄の有無( ) |
| 入浴介助加算を算定した日のサービス提供の記録に、入浴サービスを提供した記録が確認できなかった | 豊島区「地域密着型通所介護事業所への運営指導で『改善を要する』と指摘された事項について(令和5年度・18件)」 | 加算の算定と入浴の実施の記録が、同じ日付でひも付く形 | ひも付き( ) |
| 入浴を中止した日や清しきのみの実施についての取扱いに関する指摘 | 神戸市「介護保険サービス事業運営上の留意事項(居宅通所)」(令和7年3月) | 入浴・中止・清しきを記録の上で区別できる欄 | 区別( ) |
| 訪問により把握した居宅の浴室の環境を踏まえた個別の入浴計画が作成されていない | 宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護に関する事項)」 | 居宅訪問で把握した内容と、個別の入浴計画を置く場所 | 置き場所( ) |
| 個別機能訓練の実施記録に、実施時間・訓練内容・担当者が記載されていない | 久留米市介護保険課育成・支援チーム「近年の運営指導における主な指摘事例」(令和5年度作成) | 実施時間・訓練内容・担当者を必ず埋める形の記録様式 | 様式( ) |
| 計画に訓練項目ごとの訓練実施時間が記載されていなかった/訓練実施回数の記載がなかった | 豊島区「地域密着型通所介護事業所への運営指導で『改善を要する』と指摘された事項について(令和5年度・18件)」 | 訓練項目ごとの時間と回数を、計画の中に分けて書ける欄 | 欄の有無( ) |
| 計画作成後3か月に1回以上の居宅訪問と、進捗状況等の説明の記録が確認できない | 長野県健康福祉部地域福祉課福祉監査担当「令和6年度運営指導結果の概要(通所介護)」 | 利用者ごとの直近訪問日と、次の期限が一覧で出る画面 | 一覧( ) |
| 機能訓練指導員が配置されていない日時についても加算が算定されている | 宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護に関する事項)」 | 日ごとの職種別の配置と、実施の記録を並べて確認できる画面 | 画面( ) |
| 看護職員が機能訓練指導員を兼務する際に、業務時間を分けずに管理していた | 千葉市「令和7年度の運営指導における主な指導事項について」(令和7年度千葉市介護保険事業者説明会) | 兼務している職員の従事時間を、職種ごとに分けて残す勤務表 | 勤務表( ) |
| 生活相談員として配置されている時間に送迎を行い、配置時間を満たさなくなっていた | 埼玉県福祉部福祉監査課「運営指導での主な指摘事項」に関する質疑応答資料(介護保険 居宅サービス事業所・令和8年4月) | 配置時間と送迎の時間を、行を分けて記載できる勤務表 | 勤務表( ) |
| 月平均で利用定員を超えなければよいという解釈により、定員を超えた日があった | 仙台市介護事業支援課「令和6年度 運営指導方針・令和5年度 運営指導結果等【居宅サービス指導係 所管サービス】」 | 日ごとの実人数を、併設サービスや自費の利用者も含めて一つの画面で示すこと | 画面( ) |
※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。
ここまでの表は、すべて選ぶ側が手元で使う物差しです。製品の良し悪しを決めるものではありません。埋めた欄が多いほど、試用で見るところが定まり、契約前の質問が具体的になります。逆に、埋まらない欄が多い分野は、システムの問題ではなくまだ自事業所の運用が決まっていない箇所です。そこは、製品を替えても解決しません。
よくある質問(FAQ)
Q. 無料で使えるデイ向けソフトはありますか?
A. 無料プランや無料トライアルを用意したサービスがあります。無料の範囲と、有料への切り替え条件を確認しましょう。
Q. LIFE対応は必須ですか?
A. 科学的介護推進体制加算などを算定するなら、LIFEへのデータ提出が関係します。算定する加算に合わせて選びます。
通所介護のソフト選びのポイントは?
LIFE対応は必要ですか?
記録を効率化するには?
カイポケを使っていないのですが、どうすればよいですか?
通所介護で確認すべき機能
通所は送迎・入浴・機能訓練・請求が1つにつながるかが要点です。どこかで手作業が残ると、そこで二重入力が生まれます。
| 場面 | 必要な機能 | 見落としやすいところ |
|---|---|---|
| 利用者の管理 | 基本情報、保険情報、負担割合 | 負担限度額認定の有効期間 |
| 通所介護計画 | 様式の作成と印刷 | 管理者の責任のもとで作成する運用 |
| 個別機能訓練 | 計画の作成、実施記録、3か月ごとの評価 | 居宅訪問の記録 |
| 送迎 | 経路の作成、乗車名簿 | 当日の欠席・追加の反映 |
| バイタル | 入力と推移の表示 | 入浴の可否の判定に使う基準 |
| 入浴 | 実施の記録、加算の判定 | 入浴介助加算(Ⅱ)の居宅の浴室の評価 |
| 食事 | 摂取量、食形態 | キャンセルの締め時刻 |
| 記録 | 日々の記録、連絡帳の出力 | 家族が読む文章としての読みやすさ |
| レクリエーション | 活動の記録 | 個別の参加の様子 |
| 請求 | 実績から請求データへ | 加算の算定要件の点検 |
| 加算の管理 | 算定している加算の一覧 | 要件を満たす記録との突合 |
| LIFE | データの作成と提出 | フィードバックの活用 |
| 稼働の管理 | 定員に対する利用率 | キャンセルの傾向 |
| 職員のシフト | 配置基準の確認 | 機能訓練指導員の配置日 |
導入の前後で測ること
| 測るもの | 導入前 | 導入後 |
|---|---|---|
| 連絡帳の作成時間 | 1人あたりの分数 | 短くなったか |
| 送迎表の作成時間 | 1日あたり | 短くなったか |
| 実績の入力時間 | 月あたり | 短くなったか |
| 請求前の点検時間 | 月あたり | 短くなったか |
| 返戻の件数 | 月あたり | 減ったか |
| 記録を書く場所 | フロアか事務所か | 変わったか |
| 残業時間 | 記録・請求に起因するもの | 減ったか |
| 加算の算定漏れ | — | 要件と記録の突合ができているか |
この記事の執筆・編集
介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)
介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。
