【令和8年度】介護テクノロジー補助金の申請を無償サポート|絶賛受付中です!

介護記録の略語・用語集|現場でよく使う表記と注意点

介護記録では多くの略語・専門用語が使われます。意味を取り違えると事故につながるため、現場でよく使う表記と注意点を整理します。

なぜ略語に注意が必要か

略語は記録を効率化しますが、人によって解釈が違うと誤解のもとになります。事業所内で意味を統一して使うことが大切です。

よく使う略語・用語の例

  • ADL……日常生活動作(食事・排泄・入浴など)/IADL……手段的日常生活動作(買い物・調理など)
  • BP……血圧/KT・BT……体温/P……脈拍/SpO2……経皮的動脈血酸素飽和度
  • Ns……看護師/Dr……医師/CM……ケアマネジャー/PT・OT・ST……理学・作業・言語聴覚療法士
  • 移乗……ベッドと車いす等の乗り移り/端座位……ベッドの端に腰かけた姿勢
  • 全介助・一部介助・見守り……介助の度合いを表す表記

略語を使うときの注意

  • 事業所で使う略語と意味を統一しておく
  • 誤解を招きやすい略語は正式名称で書く
  • 家族や多職種が読む書類では分かりやすさを優先

分野別の略語一覧

分野 略語 意味
バイタル BT / KT 体温
BP 血圧
P / HR 脈拍・心拍数
R / RR 呼吸数
SpO2 経皮的動脈血酸素飽和度
ADL ADL 日常生活動作
IADL 手段的日常生活動作
ROM 関節可動域
ケア P(プラン) 計画
Ns 看護師
PT / OT / ST 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士
CM 介護支援専門員(ケアマネジャー)
SW / MSW ソーシャルワーカー
記録 SOAP 主観・客観・評価・計画
ケース 個別の支援経過
状態 DM 糖尿病
HT 高血圧
CVA 脳血管障害
Af 心房細動

同じ略語が別の意味を持つことがあります。「P」は計画(Plan)と脈拍(Pulse)の両方に使われます。事業所で用語集を決めることが要点です。

略語を使ってよい場面・避ける場面

書類 略語 理由
事業所内の記録 事業所で決めた範囲で可 読み手が職員に限られる
ケアプラン(第1〜3表) 避ける 本人・家族が読みます
家族への連絡帳・報告書 避ける 読み手が専門職ではありません
他事業所への情報提供 避ける 事業所ごとに使う略語が違います
行政への提出書類 避ける 解釈の余地を残さない
申し送り(口頭) ただし新人がいる場では言い換えます

用語集の作り方

  1. 実際に使われている略語を1週間分の記録から拾い出す
  2. 意味が2つ以上あるものに印をつける
  3. 使ってよいもの/使わないものに分ける
  4. 一覧を印刷し、記録を書く場所に貼る
  5. 新人研修の資料に入れる
  6. 半年に1回、増えた略語を追加する

※本記事は一般的な考え方を整理したものです。算定の可否や要件は、最新の告示・通知および保険者(市区町村)の運用をご確認ください。

略語が事故につながった場面

場面 何が起きたか 防ぎ方
「P」の解釈違い 計画(Plan)のつもりが、脈拍(Pulse)と読まれた 数値が続くものは単位を書く
「DM」の見落とし 糖尿病の略と気づかず、間食を出した 疾患名は略さず書く
「Vs」の未測定 バイタルサインを測ったのか、測る予定なのかが不明 実施したことは過去形で書く
独自の略語 その事業所だけの略語を、応援に来た職員が読めなかった 用語集を作り、記録の場所に貼る
手書きの読み違い 「7」と「1」、「0」と「6」 数値は特に丁寧に。電子化も対策の一つ

略語を減らすという選択

略語は書く時間を短くしますが、読む人の解釈に幅を残します。音声入力や定型文の仕組みがあれば、略さずに書いても時間はほとんど変わりません。

  • よく使う文章を定型文に登録しておく
  • 音声で入力し、正式名称で残す
  • ドロップダウンで選ぶ形にすれば、表記が揃います
  • 手書きの欄を減らす

略語についてよくある質問

よくある疑問 考え方
どこまで略してよいか 事業所で用語集を決めた範囲までです。個人の判断で増やさないことが要点です
他事業所から来た記録が読めない 推測せずに確認します。誤読のまま引き継ぐほうが危険です
新人が略語を覚えられない 覚えさせるより、使う略語を減らすほうが早く安全です
英語の略語は使ってよいか 医療職の間では通用しますが、介護職・家族には伝わりません。読み手で判断します
カルテと介護記録で略語が違う 医療と介護で慣習が違います。連携する書類では正式名称にします

用語の言い換え早見——家族・他事業所に出す書類で

専門的な表現 言い換え
ADLが低下している 起き上がり、着替え、トイレなど日常の動作に、以前より手助けが必要になっています
ROM制限あり 関節を動かせる範囲が狭くなっています
嚥下機能の低下 飲み込む力が弱くなっており、むせやすくなっています
褥瘡(d2) お尻の皮膚に、浅い傷(床ずれ)ができています
浮腫(+) 足にむくみが見られます
独歩可 支えなしで歩けます
見守り下でADL自立 見ていれば、ご自分でできます
傾眠傾向 日中、うとうとされている時間が増えています
食思不振 食欲が落ちています
BPSD 認知症に伴い、落ち着かない様子や不安の訴えが見られます

専門用語をそのまま出すと、家族は「悪くなった」とだけ受け取って不安になります。何が起きているかを日常の言葉で書くと、次に何をすればよいかまで伝わります。

事業所で用語を揃える効果

  • 応援や新人が入っても、記録が読める
  • 引き継ぎで解釈の食い違いが起きない
  • 家族への説明が、担当者によってぶれない
  • 運営指導で記録の意味を説明できる
  • 記録から情報を拾うときに、検索が効く

記録の標準化を進める

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」の記録機能(施設記録マナ)は、記録の表現をそろえやすく、事業所全体の記録の質を均一化できます。利用者さま3名まで、期限なく無料でお試しいただけます。

介護記録でよく使う略語一覧

現場でよく使う略語をまとめました。事業所や職種で意味が異なる場合があるため、記録では誤解のない表記を心がけます。

略語 読み・意味 使う場面
ADL 日常生活動作(食事・排泄・移動など) 自立度の評価
IADL 手段的日常生活動作(買い物・調理など) 在宅生活の評価
体温(BT/KT) 体温 バイタル
血圧(BP) 血圧 バイタル
脈拍(P) 脈拍 バイタル
SpO2 経皮的動脈血酸素飽和度 バイタル
看護師・医師 ナース・ドクター 多職種の記録
PT/OT/ST 理学・作業・言語聴覚療法士 リハビリ
車いす 車いす 移動
既往(DM/HT) 糖尿病・高血圧 既往歴

よくある質問(FAQ)

略語を使うときの注意点は?
事業所や職種で意味が異なる略語もあるため、記録では誰が読んでも分かる表記を心がけ、必要に応じて正式名称を併記します。
公的な提出書類でも略語は使えますか?
原則は正式名称が安全です。加算の根拠や外部提出の書類では略語を避け、正確に記載します。
略語の統一はどうすればよいですか?
事業所で使う略語の一覧を共有し、新人にも分かるようにしておくと記録の質が安定します。
カイポケを使っていないのですが、どうすればよいですか?
カイポケをご利用中でなくても、神マナは単体で問題なくご利用いただけます。「マナドライブ」で帳票類の管理・網羅もでき、まず神マナを導入して後からカイポケを連携することも可能です。カイポケの導入をご希望の際は、当社からサポート担当へお繋ぎします。詳しくは「カイポケ導入相談・お見積り」の案内ページをご覧ください。
関連サービス
施設記録マナ(実施記録AI)
バイタル・食事・排泄などの日常記録を、音声入力とワンタップでかんたんに。記録業務を大幅に効率化します。

詳細を見る →

この記事の執筆・編集

介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。

運営会社について お問い合わせ

介護のマナ|無料相談・デモ
気になったら、まず15分。担当が日程を確保してご案内します。
無料で相談・デモを予約資料を見る
補助金ナビ / 無料
ICT・DX導入に使える補助金・助成金を探せます。
ICT・DX導入の補助金を探す →
新着の補助金をメールで受け取る(無料)

最近の記事

「神マナ(介護のマナ)」は株式会社ライフシフトのサービスです

神マナはカイポケ(株式会社エス・エム・エス)と連携しますが、別のツールです無料体験期間・ご契約・料金・使い方など神マナに関するお問い合わせは、カイポケではなく株式会社ライフシフトへお願いいたします。

お電話 098-914-4339(平日 9:00〜17:00)/メール info@lifeshift-inc.comお問い合わせ