【令和8年度】介護テクノロジー補助金の申請を無償サポート|絶賛受付中です!

要介護度別のケアプラン文例(要介護1〜5)|状態像の目安と第2表の書き分け

「要介護2のケアプランの例が見たい」「要介護4だと目標はどう変わるのか」——ケアプランの文例は疾患別に探されることが多い一方で、実務では介護度別に組み立ての感覚をつかみたい場面がよくあります。本記事では、要介護1から要介護5までの一般的な状態像と、それぞれの第2表(ニーズ・長期目標・短期目標・サービス内容)の文例をまとめます。要支援1・2は様式が異なるため、介護予防ケアプランの文例を参照してください。

先にお断り

要介護度は心身の状態から一律に決まるものではなく、同じ要介護2でも状態像は人によって大きく異なります。本記事の「状態像の目安」はあくまで組み立ての出発点であり、実際のケアプランは必ずご本人のアセスメントに基づいて作成してください。

介護度で何が変わるか|書き分けの考え方

介護度が上がるにつれて、ケアプランの重心は次のように動きます。

軽度(要介護1・2) 中度(要介護3) 重度(要介護4・5)
目標の方向 できることを増やす・維持する(自立支援) できることを守りながら、介助と組み合わせる 安全・安楽と、残っている力の発揮
ニーズの主語 「自分で〜したい」が中心 「〜を続けたい」「迷惑をかけずに」が増える 本人の言葉が取りにくく、観察と家族の代弁が増える
サービスの組み立て 通所・リハビリで活動機会を作る 訪問・通所を組み合わせ、家族の負担も視野に 訪問系・医療系が中心。体調変化への備えを書く
気をつけること 「見守り」だけの計画にしない 介護者の休息(レスパイト)を計画に載せる 「全介助」で終わらせず、本人の反応・好みを書く

要介護1のケアプラン文例

状態像の目安:身の回りのことはおおむね自分ででき、立ち上がりや歩行にふらつきがある。掃除など一部の家事や、服薬・金銭管理に見守りや手助けがあると安心、という段階です。

  • ニーズ:転ばないように気をつけながら、今までどおり自分のことは自分でしたい。
  • ニーズ:膝の痛みがあるが、買い物や外出を続けたい。
  • 長期目標:転倒せず、身の回りのことを自分で行いながら生活できる。
  • 短期目標:週2回の運動の機会を持ち、下肢の筋力を維持できる。
  • サービス内容:通所介護での機能訓練と入浴の見守り/福祉用具(歩行器)の利用/家族による週末の買い物同行

要介護2のケアプラン文例

状態像の目安:歩行や立ち上がりに支えが必要になり、入浴や排泄の一部に介助がいる。もの忘れが目立ち始めることもある段階です。

  • ニーズ:お風呂で転ばないか不安なので、安心して入浴したい。
  • ニーズ:トイレの失敗を減らして、自分で行けるようにしたい。
  • 長期目標:介助を受けながらも、住み慣れた自宅での生活を続けることができる。
  • 短期目標:週2回、安全に入浴することができる。
  • サービス内容:通所介護での入浴介助と機能訓練/訪問介護による排泄環境の整え(週3回)/福祉用具(手すり・ポータブルトイレ)の利用

要介護3のケアプラン文例

状態像の目安:歩行・排泄・入浴など生活の多くの場面で介助が必要になり、ひとりで過ごせる時間が短くなる。在宅では家族の介護負担が大きくなり始める段階です(特別養護老人ホームの入所要件の目安でもあります)。

  • ニーズ:家族に負担をかけすぎずに、家での生活を続けたい。
  • ニーズ:足の力が落ちてきたが、トイレでの排泄は続けたい。
  • 長期目標:介助を受けながら、日中はベッドから離れて生活することができる。
  • 短期目標:日中はトイレで排泄し、失敗が週〇回以下になる。
  • サービス内容:訪問介護による排泄・移動の介助(1日2回)/通所介護(週3回・入浴含む)/短期入所(月1回・家族の休息のため)/福祉用具(車いす・特殊寝台)の利用

要介護4のケアプラン文例

状態像の目安:移動は車いすが中心で、食事・排泄・着替えなど生活全般に介助が必要。意思の伝達が難しくなることもある段階です。

  • ニーズ:(本人)口から食べることを続けたい。(家族)床ずれを作らず、穏やかに過ごさせたい。
  • ニーズ:体を動かせる時間を保ち、寝たきりにならないようにしたい。
  • 長期目標:褥瘡や誤嚥などの二次的な問題を起こさず、在宅での生活を続けることができる。
  • 短期目標:毎日1回は車いすに移乗し、離床した時間を持つことができる。
  • サービス内容:訪問介護による食事・排泄・移乗の介助(1日3回)/訪問看護による健康状態の観察と皮膚の管理(週2回)/通所介護または短期入所で入浴の機会を確保/体位変換の方法を家族へ助言

要介護5のケアプラン文例

状態像の目安:ほぼ終日ベッド上で過ごし、生活の全般に介助が必要。意思の伝達が困難なことが多い段階です。医療的なケアが並行することも多くなります。

  • ニーズ:(家族)苦痛なく、穏やかに過ごさせてやりたい。表情の変化を大切にしたい。
  • ニーズ:(観察から)声かけに表情が和らぐことがあり、心地よい刺激のある時間を持てるとよい。
  • 長期目標:苦痛や不快が早く気づかれ、穏やかに在宅(施設)での生活を続けることができる。
  • 短期目標:褥瘡を発生させず、皮膚の状態を保つことができる。
  • サービス内容:訪問看護による全身状態の観察・医師との連携(週3回)/訪問介護による身体介護(1日3回)/訪問入浴介護(週2回)/体位変換と体圧分散マットレスの使用/家族への状況説明と意向の確認

同じ場面を介護度で書き分けると

「入浴」というひとつの場面でも、介護度によって書く内容はこう変わります。より多くの場面の書き分けはケアプラン第2表の書き方・文例の対照表にまとめています。

介護度 ニーズ サービス内容の例
要介護1 お風呂で転ばないか不安がある。 浴室に手すりを設置し、入浴時は見守る。
要介護2 ひとりでの入浴が難しくなってきた。 通所介護で週2回、部分介助による入浴を行う。
要介護3 自宅の浴槽をまたぐことができない。 通所介護で機械浴を利用し、皮膚状態も観察する。
要介護4 座位が不安定で、家庭での入浴が困難。 週2回の機械浴と、訪問時の清拭・皮膚観察を行う。
要介護5 終日臥床しており、清潔の保持に全面的な支援が必要。 訪問入浴介護を週2回行い、看護職員が全身状態を確認する。

よくある質問

要介護度が変わったら、ケアプランは作り直しますか?

区分変更や更新で要介護度が変わった場合は、アセスメントをやり直し、ケアプランを見直します。目標の期間も認定の有効期間の範囲内で設定し直します。

要支援1・2の文例はありますか?

要支援の方は介護予防サービス計画(様式が異なります)になります。介護予防ケアプランの文例にまとめています。

疾患別の文例はありますか?

疾患別ケアプランの文例(18疾患)に、認知症・脳血管疾患・糖尿病などの文例をまとめています。介護度別と疾患別を掛け合わせて、その方に合う形に調整してください。

施設のケアプランにも使えますか?

目標・サービス内容の考え方は共通ですが、施設は様式と担い手が異なります。施設ケアプラン(施設サービス計画書)の書き方・文例を参照してください。

関連記事

この記事の執筆・編集

介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。

運営会社について お問い合わせ

介護のマナ|無料相談・デモ
気になったら、まず15分。担当が日程を確保してご案内します。
無料で相談・デモを予約資料を見る
補助金ナビ / 無料
介護・看護・医療・障害の事業者が使える補助金を、地域・目的から検索できます。
使える補助金を探す →
新着の補助金をメールで受け取る(無料)

最近の記事