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介護用語・略語一覧|現場でよく使う260語と記録での使い方

介護記録では多くの略語・専門用語が使われます。意味を取り違えると事故につながるため、現場でよく使う表記と注意点を整理します。

なぜ略語に注意が必要か

略語は記録を効率化しますが、人によって解釈が違うと誤解のもとになります。事業所内で意味を統一して使うことが大切です。

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よく使う略語・用語の例

  • ADL……日常生活動作(食事・排泄・入浴など)/IADL……手段的日常生活動作(買い物・調理など)
  • BP……血圧/KT・BT……体温/P……脈拍/SpO2……経皮的動脈血酸素飽和度
  • Ns……看護師/Dr……医師/CM……ケアマネジャー/PT・OT・ST……理学・作業・言語聴覚療法士
  • 移乗……ベッドと車いす等の乗り移り/端座位……ベッドの端に腰かけた姿勢
  • 全介助・一部介助・見守り……介助の度合いを表す表記

略語を使うときの注意

  • 事業所で使う略語と意味を統一しておく
  • 誤解を招きやすい略語は正式名称で書く
  • 家族や多職種が読む書類では分かりやすさを優先

分野別の略語一覧

分野 略語 意味
バイタル BT / KT 体温
BP 血圧
P / HR 脈拍・心拍数
R / RR 呼吸数
SpO2 経皮的動脈血酸素飽和度
ADL ADL 日常生活動作
IADL 手段的日常生活動作
ROM 関節可動域
ケア P(プラン) 計画
Ns 看護師
PT / OT / ST 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士
CM 介護支援専門員(ケアマネジャー)
SW / MSW ソーシャルワーカー
記録 SOAP 主観・客観・評価・計画
ケース 個別の支援経過
状態 DM 糖尿病
HT 高血圧
CVA 脳血管障害
Af 心房細動

⚠同じ略語が別の意味を持つことがあります。「P」は計画(Plan)と脈拍(Pulse)の両方に使われます。事業所で用語集を決めることが要点です。

略語を使ってよい場面・避ける場面

書類 略語 理由
事業所内の記録 事業所で決めた範囲で可 読み手が職員に限られる
ケアプラン(第1〜3表) 避ける 本人・家族が読みます
家族への連絡帳・報告書 避ける 読み手が専門職ではありません
他事業所への情報提供 避ける 事業所ごとに使う略語が違います
行政への提出書類 避ける 解釈の余地を残さない
申し送り(口頭) 可 ただし新人がいる場では言い換えます

用語集の作り方

  1. 実際に使われている略語を1週間分の記録から拾い出す
  2. 意味が2つ以上あるものに印をつける
  3. 使ってよいもの/使わないものに分ける
  4. 一覧を印刷し、記録を書く場所に貼る
  5. 新人研修の資料に入れる
  6. 半年に1回、増えた略語を追加する

※本記事は一般的な考え方を整理したものです。算定の可否や要件は、最新の告示・通知および保険者(市区町村)の運用をご確認ください。

略語が事故につながった場面

場面 何が起きたか 防ぎ方
「P」の解釈違い 計画(Plan)のつもりが、脈拍(Pulse)と読まれた 数値が続くものは単位を書く
「DM」の見落とし 糖尿病の略と気づかず、間食を出した 疾患名は略さず書く
「Vs」の未測定 バイタルサインを測ったのか、測る予定なのかが不明 実施したことは過去形で書く
独自の略語 その事業所だけの略語を、応援に来た職員が読めなかった 用語集を作り、記録の場所に貼る
手書きの読み違い 「7」と「1」、「0」と「6」 数値は特に丁寧に。電子化も対策の一つ

略語を減らすという選択

略語は書く時間を短くしますが、読む人の解釈に幅を残します。音声入力や定型文の仕組みがあれば、略さずに書いても時間はほとんど変わりません。

  • よく使う文章を定型文に登録しておく
  • 音声で入力し、正式名称で残す
  • ドロップダウンで選ぶ形にすれば、表記が揃います
  • 手書きの欄を減らす

略語についてよくある質問

よくある疑問 考え方
どこまで略してよいか 事業所で用語集を決めた範囲までです。個人の判断で増やさないことが要点です
他事業所から来た記録が読めない 推測せずに確認します。誤読のまま引き継ぐほうが危険です
新人が略語を覚えられない 覚えさせるより、使う略語を減らすほうが早く安全です
英語の略語は使ってよいか 医療職の間では通用しますが、介護職・家族には伝わりません。読み手で判断します
カルテと介護記録で略語が違う 医療と介護で慣習が違います。連携する書類では正式名称にします

用語の言い換え早見——家族・他事業所に出す書類で

専門的な表現 言い換え
ADLが低下している 起き上がり、着替え、トイレなど日常の動作に、以前より手助けが必要になっています
ROM制限あり 関節を動かせる範囲が狭くなっています
嚥下機能の低下 飲み込む力が弱くなっており、むせやすくなっています
褥瘡(d2) お尻の皮膚に、浅い傷(床ずれ)ができています
浮腫(+) 足にむくみが見られます
独歩可 支えなしで歩けます
見守り下でADL自立 見ていれば、ご自分でできます
傾眠傾向 日中、うとうとされている時間が増えています
食思不振 食欲が落ちています
BPSD 認知症に伴い、落ち着かない様子や不安の訴えが見られます

専門用語をそのまま出すと、家族は「悪くなった」とだけ受け取って不安になります。何が起きているかを日常の言葉で書くと、次に何をすればよいかまで伝わります。

事業所で用語を揃える効果

  • 応援や新人が入っても、記録が読める
  • 引き継ぎで解釈の食い違いが起きない
  • 家族への説明が、担当者によってぶれない
  • 運営指導で記録の意味を説明できる
  • 記録から情報を拾うときに、検索が効く

記録の標準化を進める

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介護記録でよく使う略語一覧

現場でよく使う略語をまとめました。事業所や職種で意味が異なる場合があるため、記録では誤解のない表記を心がけます。

略語 読み・意味 使う場面
ADL 日常生活動作(食事・排泄・移動など) 自立度の評価
IADL 手段的日常生活動作(買い物・調理など) 在宅生活の評価
体温(BT/KT) 体温 バイタル
血圧(BP) 血圧 バイタル
脈拍(P) 脈拍 バイタル
SpO2 経皮的動脈血酸素飽和度 バイタル
看護師・医師 ナース・ドクター 多職種の記録
PT/OT/ST 理学・作業・言語聴覚療法士 リハビリ
車いす 車いす 移動
既往(DM/HT) 糖尿病・高血圧 既往歴

分野別|介護記録で見かける表記の一覧(16分野・260語)

ここから先は、実際の記録用紙・申し送りノート・入力画面で見かける表記を、分野ごとに並べます。読み方と、その語がおおまかに指していること、取り違えの起きやすい相手、記録に書くときの注意を同じ並びで示します。意味の欄は一般的な言い方に留めています。症状・疾患・処置に関わる語は、事業所や地域で使われ方が違います。医療職に確認したうえで、自事業所の一覧に自分たちの言葉で書き足してください。ここに載せた表記が「正しい書き方」という趣旨ではありません。使ってよいかどうかは、後半の手順で事業所ごとに決めるものです。

身体の部位と姿勢の表記(16語)

よく見る表記 読み方 指していること(一般的な言い方) 取り違えやすいもの 記録に書くときの注意
上肢 じょうし 腕から手までのこと 「上体」と混ざる 右か左かを添える
下肢 かし 脚から足までのこと 「下半身」と混ざる 膝から下なのか全体なのかを書き分ける
Rt/Lt みぎ/ひだり 右側・左側を表す書き方 手書きだと読み分けにくい 家族や他事業所に出すものでは「右」「左」と書く
患側 かんそく 動かしにくいとされている側の言い方 健側と一字違いで読み違える どちらの側かは医療職・リハビリ職に確認し、記録では「右」「左」で書く
健側 けんそく 動かしやすいとされている側の言い方 患側と取り違える 介助の向きを書くときは側を明記する
臥位 がい 横になっている姿勢 「臥床」と混ざる 姿勢のことか、床についていることかを書き分ける
仰臥位 ぎょうがい あおむけの姿勢 側臥位と読み違える 家族向けには「あおむけ」と書く
側臥位 そくがい 横向きの姿勢 右向きか左向きかが抜ける 「右側臥位」のように向きまで書く
腹臥位 ふくがい うつぶせの姿勢 仰臥位と一字違い 実施の可否は医療職の指示を確認する
座位 ざい 座っている姿勢 端座位と区別されない どこに座っているかを添える
端座位 たんざい 寝台の端に腰かけた姿勢 「座位」でまとめられる 保持できた時間を書くと次の人が判断できる
立位 りつい 立っている姿勢 「起立」と混ざる 支えの有無(手すり・介助)を添える
屈曲・伸展 くっきょく・しんてん 関節を曲げる・伸ばすこと 逆に読まれる リハビリ職の記録と言葉をそろえる
拘縮 こうしゅく 関節が動きにくくなっている状態の言い方 「硬い」で片づけられる 状態の判断は医療職・リハビリ職に確認する
円背 えんぱい 背中が丸くなっている姿勢の言い方 「猫背」と混ざる 家族向けの書類では日常の言葉にする
体幹 たいかん 胴のこと 「体感」と変換を誤る 入力後に変換違いを見直す

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

移動と移乗の表記(16語)

よく見る表記 読み方 指していること(一般的な言い方) 取り違えやすいもの 記録に書くときの注意
移乗 いじょう 寝台と車いすなど、乗り移ること 「移動」と混ざる どこからどこへ移ったかを書く
移動 いどう 場所を変わること 移乗と混ざる 手段(歩行・車いす)を添える
トランス とらんす 移乗を指す言い方 事業所の外では通じない 他事業所に出すものでは「移乗」と書く
W/C くるまいす 車いすを表す書き方 手書きで別の意味に読まれる 家族向けには「車いす」と書く
独歩 どっぽ 支えなしで歩くこと 「自立」とまとめられる 距離や場所を添える
杖歩行 つえほこう 杖を使って歩くこと 杖の種類が抜ける どの杖かを一覧で決めて書く
歩行器歩行 ほこうきほこう 歩行器を使って歩くこと 歩行車と混ざる 用具の呼び名を福祉用具の一覧とそろえる
伝い歩き つたいあるき 手すりや家具に手をついて歩くこと 「独歩」と書かれる 何につかまったかを書く
自走 じそう 自分で車いすをこぐこと 介助での移動と混ざる こいだ距離や場所を添える
見守り みまもり そばで見ている介助の程度 「付き添い」と混ざる どこで、何を見ていたかを書く
一部介助 いちぶかいじょ 一部を手伝う介助の程度 どこを手伝ったかが抜ける 手伝った動作を具体的に書く
全介助 ぜんかいじょ すべてを手伝う介助の程度 「全量」と略が似る 介助した人数も書く
二人介助 ふたりかいじょ 職員二人で行う介助 数字だけで略される 数字と単位を省かずに書く
リフト りふと 持ち上げる用具を使った移乗 入浴用と移動用が混ざる 用具名を福祉用具の一覧と合わせる
ふらつき ふらつき 体が揺れた様子の言い方 受け取り方に幅がある いつ・どの動作でと、支えたかどうかを書く
段差昇降 だんさしょうこう 段差を上り下りすること 「昇降」だけで書かれる 上りか下りか、介助の有無を書く

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

食事と飲み込みの表記(17語)

よく見る表記 読み方 指していること(一般的な言い方) 取り違えやすいもの 記録に書くときの注意
主食 しゅしょく ごはん・パンなどの主となる食事 副食と欄を取り違える 欄の並び順を用紙で固定する
副食 ふくしょく おかずのこと 「副菜」と混ざる 厨房の呼び名とそろえる
全量 ぜんりょう 出された分をすべて食べたこと 「全介助」と略が似る 量と介助を別の欄に書く
半量 はんりょう およそ半分を食べたこと 「半介助」と混ざる 割合の刻み方を一覧で決める
残量 ざんりょう 食べ残しの量 摂取量と逆に読まれる 摂取と残量のどちらを書く欄かを見出しに書く
自力摂取 じりきせっしゅ 自分で食べること 「自立」とまとめられる 使った道具(箸・スプーン)を添える
刻み きざみ 細かく切った食事の形 極刻みとの境が事業所で違う 厨房の定義を一覧に書き写す
ミキサー みきさー すりつぶした形の食事 とろみと混ざる 形の呼び名と、とろみの濃さを分けて書く
とろみ とろみ 飲みこみやすくするために付ける粘りの程度 濃さの言い方が人により違う 濃さの呼び名は医療職・栄養士に確認して統一する
ムセ むせ むせこんだ様子 咳と区別されない いつ・何を口にしたときかを書く
嚥下 えんげ 飲みこむ動きのこと 咀嚼と混ざる 状態の判断は医療職に確認する
咀嚼 そしゃく かむ動きのこと 嚥下と一括りにされる 見えた様子だけを書く
水分 すいぶん 飲み物をとること 食事量と合算される 器の数など、数え方を一覧で決める
配膳・下膳 はいぜん・げぜん 食事を出すこと・下げること 手書きで読み違える 時刻を添える
経口 けいこう 口から食べること 経管と一字違い 医療に関わる区分は医療職に確認する
補助食品 ほじょしょくひん 食事に足して使う食品の総称 商品名で書かれる 商品名ではなく総称で書き、詳細は栄養士に確認する
食止め しょくどめ 食事を控えることの言い方 「絶食」と混ざる だれの指示で、いつからかを記録し、指示は医療職に確認する

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

排泄の表記(17語)

よく見る表記 読み方 指していること(一般的な言い方) 取り違えやすいもの 記録に書くときの注意
排尿 はいにょう 尿が出たこと 尿意と混ざる あった・なかったの書き方を一覧で決める
排便 はいべん 便が出たこと 排尿と欄を取り違える 欄の位置を用紙で固定する
尿意 にょうい 尿がしたい感じの訴え 排尿と混ざる 訴えなのか実際に出たのかを書き分ける
便意 べんい 便がしたい感じの訴え 排便と混ざる 訴えの言葉をそのまま残す
失禁 しっきん 間に合わずに出てしまうこと 「汚染」と書かれる 本人の尊厳に配慮した言葉を一覧で決める
誘導 ゆうどう 手洗いへ案内すること 「介助」と混ざる 声かけだけか、体を支えたかを書く
P.トイレ ぽーたぶるといれ 居室に置く簡易の便座 一文字だけで書かれ、他の意味と混ざる 省略せずに書く
パッド ぱっど 下着に当てる用品 種類・大きさが抜ける 呼び名と大きさの言い方を一覧で決める
リハパン りはびりぱんつ 下着の形をした用品 おむつとまとめられる 種類が変わったら理由も書く
陰洗 いんせん 陰部を洗うこと 清拭と混ざる 他事業所に出すものでは略さない
量の表記 りょうのひょうき 多い・普通・少ないの区分 人により区分の感覚が違う 区分の数と呼び名を一覧で決める
性状 せいじょう 見た目や形の様子 使う言葉が人により違う 言葉の候補を一覧に並べ、そこから選ぶ形にする
未 み まだ無いことを表す書き方 「未実施」と混ざる 「無し」と「未確認」を書き分ける
導尿 どうにょう 医療職が行う処置の呼び名 介護職の記録に混ざる 実施の可否と内容は医療職に確認し、見たことだけを書く
摘便 てきべん 医療職が行う処置の呼び名 「浣腸」と混ざる だれが行ったかを書き、判断は医療職に確認する
ストマ すとま 腹部に設けられた排泄の出口の呼び名 用品名と混ざる 取り扱いは医療職に確認し、見えた変化だけを書く
交換 こうかん 用品を取り替えること 「更衣」と混ざる 何を替えたかを書く

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

入浴と清潔の表記(16語)

よく見る表記 読み方 指していること(一般的な言い方) 取り違えやすいもの 記録に書くときの注意
一般浴 いっぱんよく 浴槽につかる入浴の呼び名 個浴と混ざる 浴室の呼び名を事業所内で統一する
機械浴 きかいよく 機器を使う入浴の呼び名 リフト浴・チェア浴と混ざる 機器の種類まで書く
チェア浴 ちぇあよく いすに座ったまま行う入浴 シャワー浴と混ざる 浴槽につかったかどうかを書く
シャワー浴 しゃわーよく シャワーだけの入浴 「入浴」でまとめられる 方法が変わった理由を添える
清拭 せいしき 体を拭くこと 「清潔」と混ざる 全身か部分かを書く
部分浴 ぶぶんよく 体の一部を湯につけること 足浴・手浴と混ざる どこを湯につけたかを書く
足浴 そくよく 足を湯につけること 「洗身」と混ざる 行った時間の長さを添える
手浴 しゅよく 手を湯につけること 足浴と一字違い 手書きで見分けの付く書き方にする
洗身 せんしん 体を洗うこと 洗髪と混ざる 介助の程度を別に書く
洗髪 せんぱつ 髪を洗うこと 洗身と一字違い 実施の有無を欄で分ける
更衣 こうい 衣類を着替えること 「交換」と混ざる 上下・寝間着の別を書く
整容 せいよう 身なりを整えること 清潔の項目と混ざる 内容(ひげ・髪・爪)を書く
口腔ケア こうくうけあ 口の中を清潔にする関わり 二文字に略される 用具と介助の程度を書く
保清 ほせい 清潔を保つ関わりの総称 実施内容が分からなくなる 総称ではなく行ったことを書く
中止 ちゅうし 予定していた入浴を取りやめたこと 「拒否」と書かれる 取りやめた理由と、だれが決めたかを書く
皮膚の変化 ひふのへんか 皮膚に見えた変化のこと 使う言葉が人により違う 見えた場所と広がりを書き、判断は医療職に確認する

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

睡眠と夜間の表記(16語)

よく見る表記 読み方 指していること(一般的な言い方) 取り違えやすいもの 記録に書くときの注意
入眠 にゅうみん 眠りに入ったこと 就寝と混ざる 床に就いた時刻と眠った時刻を分ける
就寝 しゅうしん 床に就いたこと 入眠と混ざる 時刻を書く
覚醒 かくせい 目が覚めていること 起床と混ざる 起きて何をしていたかを添える
中途覚醒 ちゅうとかくせい 夜中に目が覚めること 不眠とまとめられる 回数と時刻を書く
浅眠 せんみん 眠りが浅い様子の言い方 受け取り方に幅がある 何を見てそう書いたかを添える
傾眠 けいみん うとうとしている様子の言い方 「寝ている」と書かれる 声かけへの反応を書き、続くときは医療職に伝える
昼夜逆転 ちゅうやぎゃくてん 昼と夜の過ごし方が入れ替わった様子 評価の言葉になりやすい 何時に何をしていたかで書く
巡視 じゅんし 見回りのこと 「訪室」と混ざる 時刻と、確かめたことを書く
訪室 ほうしつ 居室に入ること 巡視と混ざる 用件を添える
臥床 がしょう 床に横になっていること 「臥位」と混ざる 離床との対で使う
離床 りしょう 床から起きて出ること 起床と混ざる どこへ移ったかを書く
体交 たいいこうかん 体の向きを変えること 「交換」と混ざる 他事業所に出すものでは略さない
NC なーすこーる 呼び出しの合図 他の英字の略と混ざる 回数と用件を書く
センサー せんさー 動きを知らせる機器 機種名で書かれる 作動した時刻と対応を書く
眠前 みんぜん 寝る前の時間帯 指す時刻が人により違う 時間帯の区切りを一覧で決める
消灯 しょうとう 明かりを消す時刻 就寝と混ざる 事業所の時刻表と合わせる

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

バイタルと観察の表記(16語)

よく見る表記 読み方 指していること(一般的な言い方) 取り違えやすいもの 記録に書くときの注意
VS ばいたるさいん 体温・脈拍などをまとめた言い方 測ったのか、これから測るのかが不明になる 実施したことは時刻を添えて書く
BT/KT たいおん 体温を表す書き方 二通りの表記が混ざる どちらを使うかを一覧で決める
BP けつあつ 血圧を表す書き方 数字の区切り方が人により違う 区切り方と単位の書き方を一覧で決める
P/HR みゃくはく 脈拍を表す書き方 計画の意味の表記と重なる 数字が続くときは単位を添える
R/RR こきゅう 呼吸を表す書き方 右を表す表記と重なる 他事業所に出すものでは日本語で書く
SpO2 さちゅれーしょん 測定器に示される値の呼び名 機器や測る場所で見え方が変わる 値の読み方と対応は医療職に確認する
体重 たいじゅう 体の重さ 測った条件が抜ける 測った日と条件をそろえる
顔色 かおいろ 顔の見た目の様子 受け取り方に幅がある いつもと比べてどう見えたかを書く
発汗 はっかん 汗をかいている様子 そのときの環境が抜ける 室温や着ていたものも書く
冷感 れいかん 触れて冷たく感じた様子 本人の訴えと混ざる 触れた場所と、本人の言葉を分けて書く
浮腫 ふしゅ むくんで見える様子 記号での程度表記が人により違う 場所と見え方を言葉で書き、判断は医療職に確認する
疼痛 とうつう 痛みの訴え 職員の推測が混ざる 本人の言葉をそのまま残す
悪心・嘔吐 おしん・おうと 気持ち悪さ・吐いたこと 訴えと事実が混ざる 時刻と、伝えた相手を書く
咳嗽 がいそう せきのこと ムセと混ざる 食事中かどうかを添える
喀痰 かくたん たんが出ること せきと一括りにされる 見えた様子だけを書き、判断は医療職に確認する
未測定 みそくてい 測っていないこと 空欄と区別が付かない 測らなかった理由も書く

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

医療に関わる処置の表記(15語)

この分野は、語の意味をこちらで説明しません。同じ言葉でも医療機関ごと・地域ごとに手順や範囲の呼び方が違い、記録の書き方も主治の医師や看護職の指示によって変わるためです。介護職が記録に残すのは、見えたこと・本人が言ったこと・だれにいつ伝えたかまでにします。表の右二列は、そのための注意だけを並べています。

よく見る表記 読み方 意味の確認先 取り違えやすいもの 記録に書くときの注意
吸引 きゅういん 看護職・主治の医師に確認 吸入と一字違い だれが行ったかと時刻を書く
吸入 きゅうにゅう 看護職・主治の医師に確認 吸引と読み違える 略さずに書く
経管栄養 けいかんえいよう 看護職・栄養士に確認 経口と混ざる 実施者と時刻を書く
胃ろう いろう 看護職・主治の医師に確認 腸ろうと混ざる 見えた変化だけを書く
在宅酸素 ざいたくさんそ 看護職・主治の医師に確認 機器名と混ざる 設定の数字は書き写さず、医療職へ確認した旨を残す
点滴 てんてき 看護職・主治の医師に確認 注射と混ざる 介護職は見たことだけを書く
留置カテーテル りゅうちかてーてる 看護職に確認 導尿と混ざる 用品の呼び名を医療職と合わせる
創傷処置 そうしょうしょち 看護職に確認 皮膚の観察と混ざる だれがいつ行ったかを書く
褥瘡 じょくそう 看護職・主治の医師に確認 「床ずれ」と混ざる 家族向けには日常の言葉で書く
服薬 ふくやく 看護職・薬剤師に確認 与薬・配薬と混ざる 薬の名前や量は記録に書き写さず、飲まれたかどうかと時刻を書く
配薬 はいやく 看護職・薬剤師に確認 服薬と混ざる 渡した人と受け取った人を書く
塗布・貼付 とふ・ちょうふ 看護職に確認 手書きで読み違える 行った部位と時刻を書く
処置 しょち 看護職に確認 介助と混ざる だれの行為かを主語で書く
受診 じゅしん 医療機関に確認 「往診」と混ざる 行った医療機関名と付き添いの有無を書く
指示 しじ 主治の医師・看護職に確認 「連絡」と混ざる だれから、いつ、どんな内容かを書く

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

認知症に関する表記(16語)

この分野の語は、行動をひとことでまとめた「評価の言葉」になりやすいという特徴があります。読んだ人が場面を思い浮かべられないまま引き継がれ、対応だけが受け継がれることがあります。表の右端には、その語を使う代わりに何を書けばよいかを添えました。

よく見る表記 読み方 指していること(一般的な言い方) 取り違えやすいもの 記録に書くときの注意
BPSD びーぴーえすでぃー 認知症にともなって見られる行動や気持ちの変化をまとめた言い方 職員により指す範囲が違う 見えた行動と、そのときの場面を書く
見当識 けんとうしき 時間・場所・人の見当をつける力の言い方 記憶の話と混ざる 本人の言葉と、そのときの状況を書く
帰宅願望 きたくがんぼう 家に帰りたいという訴え 訴えの中身が抜ける 本人が言った言葉をそのまま残す
徘徊 はいかい 歩き回っている様子を指す言い方 本人の目的が消える 「ひとりで玄関に向かわれた」など、見えた行動で書く
不穏 ふおん 落ち着かない様子をまとめた言い方 受け取り方に幅がある 何を見てそう書いたかを必ず添える
拒否 きょひ すすめたことに応じられなかったこと 本人を責める書き方になりやすい 「声かけに応じられず」と場面で書く
易怒 いど 怒りが出やすい様子の言い方 人柄の評価と受け取られる きっかけと前後のやりとりを書く
独語 どくご ひとりで話している様子 会話と区別されない 聞き取れた言葉があれば残す
物盗られの訴え ものとられのうったえ 物が無くなったという訴え 事実確認と混ざる 訴えの内容と、探した結果を分けて書く
収集 しゅうしゅう 物を集めて置いている様子 片づけの話と混ざる 何を、どこにが分かるように書く
昼夜の逆 ちゅうやのぎゃく 昼と夜の過ごし方が入れ替わっている様子 睡眠の記録と重複する 時刻ごとの様子で書く
せん妄 せんもう 医療職が使う状態の呼び名 認知症の症状とまとめられる 判断は医療職に確認し、見えた様子と時刻を伝える
見守り強化 みまもりきょうか 見守りを増やす対応の言い方 具体的な中身が分からない だれが、どの時間帯に、何をするかを書く
声かけ こえかけ 言葉をかける関わり 内容が残らない かけた言葉と、返ってきた言葉を書く
そわそわ そわそわ 落ち着かない様子の日常の言い方 評価の言葉に置き換えられる 見えた動きをそのまま書くほうが伝わる
個別対応 こべつたいおう その人に合わせた関わりの言い方 中身が引き継がれない 実際に行ったことを書く

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

リハビリと機能訓練の表記(16語)

よく見る表記 読み方 指していること(一般的な言い方) 取り違えやすいもの 記録に書くときの注意
PT りがくりょうほうし 理学療法士の職種を表す書き方 他の英字二文字と混ざる 家族向けには職種名を日本語で書く
OT さぎょうりょうほうし 作業療法士の職種を表す書き方 時間帯の略と読み違える 職種名を日本語で書く
ST げんごちょうかくし 言語聴覚士の職種を表す書き方 他の意味の二文字と混ざる 職種名を日本語で書く
ROM かんせつかどういき 関節が動く範囲の言い方 数値の測り方が職種で違う 数値の読み方はリハビリ職に確認する
機能訓練 きのうくんれん 体の動きを保つ・高める取り組み 集団体操と混ざる 個別か集団かを書き分ける
自主トレ じしゅとれ 本人が自分で行う運動 訓練の記録と混ざる 内容と回数を書く
歩行訓練 ほこうくんれん 歩く練習 移動の記録と混ざる 距離・時間・支えの有無を書く
立位訓練 りついくんれん 立つ練習 起立訓練と混ざる 回数と保持した時間を書く
平行棒 へいこうぼう 両側に手すりのある訓練用具 手すりと混ざる 用具名で書く
介助量 かいじょりょう どれくらい手伝ったかの言い方 介助の程度の言葉と混ざる 使う言葉を一覧で決める
離床時間 りしょうじかん 床から離れて過ごした時間 座っていた時間と混ざる 始まりと終わりの時刻を書く
生活リハ せいかつりはびり 暮らしの動作をそのまま訓練とする考え方 訓練の記録と混ざる どの場面かを書く
評価尺度 ひょうかしゃくど 点数で表す評価の道具の総称 点の付け方が職種で違う 点の付け方と読み方はリハビリ職・医療職に確認する
リハ職 りはびりしょく リハビリに関わる職種の総称 職種が特定できない 他事業所に出すものでは職種名で書く
訓練中止 くんれんちゅうし 予定していた訓練を取りやめたこと 「拒否」と書かれる 理由と、だれが決めたかを書く
実施者 じっししゃ 訓練を行った人 計画を立てた人と混ざる 氏名と職種を書く

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

福祉用具の表記(17語)

よく見る表記 読み方 指していること(一般的な言い方) 取り違えやすいもの 記録に書くときの注意
特殊寝台 とくしゅしんだい 高さや背の角度が変えられる寝台 「ベッド」と書かれる 計画や請求に関わる書類では用具の呼び名で書く
特殊寝台付属品 とくしゅしんだいふぞくひん 寝台に付ける用品の総称 本体と混ざる 品目ごとに書き分ける
サイドレール さいどれーる 寝台の側面に付ける柵 介助バーと混ざる 本数と取り付け位置を書く
介助バー かいじょばー 立ち上がりに使う握り 手すりと混ざる 用具名で書く
体位変換器 たいいへんかんき 向きを変えるのを助ける用具 クッションと混ざる 用具名で書く
手すり てすり 置き型・取り付け型の手すり 工事の有無で区分が変わる 取り付け方まで書く
スロープ すろーぷ 段差を越えるための板や台 工事によるものと混ざる 置くだけか工事かを書く
歩行器 ほこうき 体を支えながら歩く用具 歩行車と混ざる 種類の呼び名を一覧で決める
歩行補助つえ ほこうほじょつえ つえの総称 種類が抜ける 多点か一点かなど、形まで書く
移動用リフト いどうようりふと 体を持ち上げて移す用具 入浴用と混ざる つり具の別も書く
つり具 つりぐ リフトに取り付ける布の部分 本体とまとめられる 品目を分けて書く
腰掛便座 こしかけべんざ 座って使う便座の用具 簡易の便座と混ざる 用具の呼び名で書く
入浴補助用具 にゅうよくほじょようぐ 入浴を助ける用具の総称 いす・すのこが混ざる 品目ごとに書く
簡易浴槽 かんいよくそう 持ち運べる浴槽 機械浴と混ざる 用具名で書く
スライディングボード すらいでぃんぐぼーど 滑らせて移乗する板 シートと混ざる 板か布かを書き分ける
認知症老人徘徊感知機器 にんちしょうろうじんはいかいかんちきき 外に出たことを知らせる機器 見守りの機器全般と混ざる 計画に書くときは告示の定めにある呼び名を確認する
排泄予測支援機器 はいせつよそくしえんきき 排泄の時期を知らせる機器 センサー全般と混ざる 貸与か販売かの区分は告示の定めと保険者の運用を確認する

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

制度とサービス種別の表記(17語)

この分野の略は、請求や計画の書類に直接つながるため、事業所の中だけで通じる書き方をそのまま残すと、あとで書類同士の突き合わせができなくなります。なお、介護保険法に基づく届出書類の作成・提出代行は社会保険労務士の業務です。

よく見る表記 読み方 指していること(一般的な言い方) 取り違えやすいもの 記録に書くときの注意
居宅 きょたく 自宅で暮らす場合の言い方、または居宅介護支援の略 住まいの意味と事業の意味が混ざる 事業のことを指すときは事業名で書く
訪介 ほうもんかいご 訪問介護を指す略 訪問看護と一字違い 他事業所に出すものでは略さない
訪看 ほうもんかんご 訪問看護を指す略 訪問介護と読み違える 書類では正式名称で書く
訪リハ ほうもんりはびり 訪問リハビリテーションを指す略 通所リハと混ざる 提供の場所が分かるように書く
デイ でい 通所介護を指す言い方 通所リハと混ざる 計画や請求の書類では正式名称で書く
デイケア でいけあ 通所リハビリテーションを指す言い方 通所介護と混ざる 正式名称で書く
ショート しょーと 短期入所を指す言い方 生活介護と療養介護の別が抜ける どちらの短期入所かを書く
小多機 しょうたき 小規模多機能型居宅介護を指す略 看多機と一字違い 正式名称で書く
看多機 かんたき 看護小規模多機能型居宅介護を指す略 小多機と読み違える 正式名称で書く
特養 とくよう 介護老人福祉施設を指す言い方 老健と混ざる 公的な書類では施設の正式名称で書く
老健 ろうけん 介護老人保健施設を指す言い方 特養と混ざる 正式名称で書く
GH ぐるーぷほーむ 認知症対応型共同生活介護を指す言い方 他の英字二文字と混ざる 正式名称で書く
区分変更 くぶんへんこう 要介護度の見直しを申し出ること 更新と混ざる 申請日と結果の日を分けて書く
担会・サ担 たんとうしゃかいぎ サービス担当者会議を指す略 他の会議と混ざる 記録の表題は正式名称にする
提供票 ていきょうひょう 月ごとの予定と実績を示す書類 別表と混ざる 表と別表を分けて書く
実績 じっせき 実際に提供した内容 予定と混ざる 予定と実績が違ったときは理由を書く
給付管理 きゅうふかんり 月ごとの給付の取りまとめ 請求業務と混ざる 担当と締切を一覧で決める

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

職種の表記(16語)

よく見る表記 読み方 指していること(一般的な言い方) 取り違えやすいもの 記録に書くときの注意
Ns かんごし 看護職を表す書き方 手書きで読み違える 家族向けには「看護師」と書く
Dr いし 医師を表す書き方 他の英字と混ざる 医療機関名と氏名を添える
CM けあまねじゃー 介護支援専門員を表す書き方 長さの単位と読み違える 公的な書類では正式名称で書く
主任ケアマネ しゅにんけあまね 主任介護支援専門員を指す言い方 管理者と混ざる 役割と資格を分けて書く
サ責 さーびすていきょうせきにんしゃ サービス提供責任者を指す略 管理者と混ざる 書類では正式名称で書く
生相 せいかつそうだんいん 生活相談員を指す略 支援相談員と混ざる 正式名称で書く
支援相談員 しえんそうだんいん 施設で相談を受ける職種 生活相談員と混ざる 施設種別に合った名称で書く
機能訓練指導員 きのうくんれんしどういん 訓練を担う職種の呼び名 リハビリ職の資格名と混ざる 資格名も添える
MSW そうだんいん 医療機関の相談職を表す書き方 他の相談職と混ざる 所属先を添える
管理栄養士 かんりえいようし 栄養に関わる職種 栄養士と混ざる 資格名を正しく書く
歯科衛生士 しかえいせいし 口の中の衛生に関わる職種 歯科医師と混ざる だれが行ったかを書く
薬剤師 やくざいし 薬に関わる職種 薬局の事務職と混ざる 連絡した相手の職種を書く
ヘルパー へるぱー 訪問介護員を指す言い方 資格の有無が分からない 公的な書類では訪問介護員と書く
介護福祉士 かいごふくしし 国家資格の名称 研修修了と混ざる 資格と研修を分けて書く
管理者 かんりしゃ 事業所の管理を担う立場 法人の代表と混ざる 役職名で書く
実施者名 じっししゃめい 行った人の氏名欄 記入者と混ざる 行った人と書いた人が違うときは両方書く

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

書類と様式の表記(17語)

よく見る表記 読み方 指していること(一般的な言い方) 取り違えやすいもの 記録に書くときの注意
第1表 だいいっぴょう 居宅サービス計画の一枚目 他の表と番号が混ざる 表の番号を書いてから内容を書く
第2表 だいにひょう 課題と目標、サービス内容を書く表 第3表と混ざる 欄の名前で指す
第3表 だいさんぴょう 週間の予定を書く表 提供票と混ざる 書類名で指す
第4表 だいよんひょう 担当者会議の要点を書く表 議事録と混ざる 様式名で書く
第5表 だいごひょう 支援経過を書く表 連絡票と混ざる 日付順に書く
重説 じゅうようじこうせつめいしょ 重要事項説明書を指す略 契約書と混ざる 公的な書類では正式名称で書く
運営規程 うんえいきてい 事業所の運営の定め 重要事項説明書と混ざる 書類名で指す
個別援助計画 こべつえんじょけいかく 各サービスの計画の総称 居宅サービス計画と混ざる サービス名を付けて書く
モニタリング もにたりんぐ 実施後の確認 訪問記録と混ざる 実施日と方法を書く
アセスメント あせすめんと 課題を捉える手順 聞き取りの記録と混ざる 実施日と実施者を書く
指示書 しじしょ 医師が出す書類 報告書と混ざる 期間と交付日を書く
報告書 ほうこくしょ 実施内容をまとめて出す書類 計画書と混ざる あて先を書く
実績記録票 じっせききろくひょう 実施を記録する様式 提供記録と混ざる 様式名で書く
ヒヤリハット ひやりはっと 事故に至らなかった出来事の記録 事故報告書と混ざる どちらの様式かを決める
事故報告書 じこほうこくしょ 事故を報告する様式 ヒヤリハットと混ざる 報告先と報告日を書く
日誌 にっし その日の出来事を残す記録 個人の記録と混ざる 個人のことは個人の記録にも残す
BCP ぎょうむけいぞくけいかく 業務継続計画を表す書き方 防災計画と混ざる 書類名を日本語でも書く

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

時間と頻度の表記(16語)

よく見る表記 読み方 指していること(一般的な言い方) 取り違えやすいもの 記録に書くときの注意
日勤・早出・遅出 にっきん・はやで・おそで 勤務の時間帯の呼び名 事業所ごとに時刻が違う 勤務表の時刻と一覧をそろえる
夜勤 やきん 夜間の勤務 宿直と混ざる 勤務の種類を書き分ける
日中・夜間 にっちゅう・やかん 時間帯の大きな区切り 区切りの時刻が人により違う 何時から何時までかを一覧で決める
深夜帯 しんやたい 夜遅くから明け方までの時間帯 夜間と混ざる 時刻で書く
朝・昼・夕 あさ・ひる・ゆう 食事や関わりの時間帯 食事の回と混ざる 時刻を添える
眠前 みんぜん 寝る前の時間帯 夜間と混ざる 時間帯の定義を一覧に書く
定時 ていじ 決まった時刻に行うこと 随時と混ざる 時刻を書く
随時 ずいじ そのつど行うこと 定時と混ざる 行った時刻を必ず書く
臨時 りんじ 予定外に行うこと 随時と混ざる 予定外になった理由を書く
毎食後 まいしょくご 食事のあとに行うことの言い方 薬に関わる指示と混ざる 薬に関わる指示の書き方は医療職に確認する
頓用 とんよう 必要なときに行うことの言い方 定時と混ざる 判断の基準は医療職に確認し、行った時刻を書く
週◯回 しゅうなんかい 一週間あたりの回数 曜日が抜ける 曜日も書く
隔日 かくじつ 一日おき 週の回数と混ざる 実施日を書く
開始・終了時刻 かいし・しゅうりょうじこく 実際に始めた時刻と終えた時刻 計画上の時刻と混ざる 実際の時刻を書く
前後 ぜんご おおよその時刻を表す言い方 幅が人により違う おおよそで書くときは、そう分かるように書く
継続・中止 けいぞく・ちゅうし 続けること・やめること だれが決めたかが抜ける 決めた人と日付を書く

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

数と単位の表記(16項目)

よく見る表記 読み方 指していること(一般的な言い方) 取り違えやすいもの 記録に書くときの注意
全角と半角の数字 ぜんかく・はんかく 数字の字幅の違い 並べ替えや検索で別物になる どちらかに決めて一覧に書く
時刻の区切り じこくのくぎり 時と分の区切り方 四けたの数字と読み違える 書き方を一つに決める
日付の書き方 ひづけのかきかた 年月日の並べ方 月と日が入れ替わる 年から書く形に統一する
元号と西暦 げんごうとせいれき 年の表し方 書類ごとに混ざる 様式に合わせ、迷うものは併記する
期間の記号 きかんのきごう 期間をつなぐ記号 引き算と読まれる 「から」「まで」と言葉で書く
割合の表し方 わりあいのあらわしかた 量の割合の書き方 分数と日付が混ざる 割合は言葉を添える
単位の省略 たんいのしょうりゃく 単位を書かないこと 何の数字か分からなくなる 数字には必ず単位を添える
ゼロの書き方 ぜろのかきかた 小数点の前のゼロなど けたを読み違える 省略しない
記号の意味 きごうのいみ 丸・ばつ・三角などの意味 意味が人により違う 意味を一覧に書き、用紙にも刷る
プラスとマイナス ぷらすとまいなす 有無や程度を表す記号 程度の段階が人により違う 言葉で書き換える
おおよその表し方 おおよそのあらわしかた 厳密でない数の書き方 実測と混ざる 実測かどうかが分かるように書く
回数の数え方 かいすうのかぞえかた 何を一回と数えるか 人により数え方が違う 数え方を一覧で決める
量の数え方 りょうのかぞえかた 器の数か、目安の量か 合計が合わなくなる 数え方の基準を用紙に刷る
体温や血圧の書き方 たいおん・けつあつのかきかた 数値の並べ方と区切り方 上下の数字が入れ替わる 書き方を一覧で決め、値の意味は医療職に確認する
長さ・重さの単位 ながさ・おもさのたんい 体重や身長などの単位 単位が抜ける 単位まで書く
けたの区切り けたのくぎり 大きな数の区切り方 読み違える 区切り方を一つに決める

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

取り違えが起きる組み合わせ|5つの型・54組を「どう間違えるか/どう防ぐか」で並べる

略語の危なさは、語そのものより「隣にある似た語」との組み合わせで決まります。ここでは、実際に読み違えが起きやすい組み合わせを5つの型に分け、どう間違えるか・どう防ぐかの二列で並べます。どちらが正しいという話ではありません。同じ表記を別の意味で使っている事業所が現にあるので、自事業所ではどちらの意味で使うのかを決めて一覧に書く、というのがここでの防ぎ方です。

型1|同じ表記が二つ以上の意味で使われる(12組)

表記 ある人はこう読む 別の人はこう読む どう間違えるか どう防ぐか
P 計画のこと 脈拍のこと 数字が続くと脈拍、続かないと計画と読まれ、書いた人の意図と入れ替わる 計画は「計画」と日本語で書き、脈拍は単位を添える
R 呼吸のこと 右のこと 部位の記録で「右」と読まれ、観察の記録で「呼吸」と読まれる 部位は「右」「左」と日本語で書く
T 体温のこと 時刻のこと 数字だけが残り、何の数字か分からなくなる 数字には必ず単位か項目名を添える
CM 介護支援専門員のこと 長さの単位 用具の寸法を書いた欄で職種と読まれる 職種は日本語で書く
保清 体を拭くことを指す 入浴まで含めた総称として使う 入浴したのか拭いただけなのかが分からなくなる 行ったことを動詞で書く
起床 目が覚めたこと 床から出たこと 目覚めの時刻と離床の時刻が入れ替わる 二つの時刻を別に書く
バイタル 測った値そのもの 測るという行為 測ったのか、これから測るのかが分からない 実施したことは時刻を添えて書く
個浴 ひとりずつ入る浴槽 個室にある浴室 設備の話と人数の話が混ざる 浴室の呼び名を事業所で決めて図に示す
訪問 職員が出向くこと 家族などが来訪すること だれが動いたのかが分からなくなる 主語を書く
交換 排泄用品の取り替え 衣類や寝具の取り替え 何を替えたのかが伝わらない 目的語を書く
入浴 浴槽につかること シャワーだけの場合も含める 入り方が変わったことに気づけない 方法を書き分ける
実施 実際に行ったこと 予定に入れたこと 行っていないことが行ったことになる 行ったことだけを実施の欄に書く

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

型2|似た表記で意味が違う(16組)

表記A 表記B どう間違えるか どう防ぐか
移乗 移動 乗り移りの介助が、場所を変わっただけと読まれる 「寝台から車いすへ移乗」と、どこからどこへを書く
更衣 交換 着替えと用品の取り替えが混ざる 何を替えたかを目的語で書く
全介助 全量 介助の程度と食事の量が入れ替わる 欄を分け、量には「食べた」と動詞を添える
半量 半介助 同じ「半」で欄を取り違える 量は割合、介助は程度と、書き方を分ける
見守り 付き添い そばにいたのか、離れて見ていたのかが分からない 距離と場所を書く
臥床 臥位 床にいたことと姿勢が混ざる 姿勢は「あおむけ」など日本語で書く
傾眠 入眠 うとうとしていたのか、眠ったのかが伝わらない 声かけへの反応を書く
吸引 吸入 一字違いで別の行為として引き継がれる 略さず書き、実施者を書く
尿意 尿量 訴えと量が入れ替わる 欄の見出しを分ける
未 無 まだ行っていないのか、無かったのかが分からない 「未実施」「無し」と二文字で書く
中止 未実施 取りやめたのか、そもそも行わなかったのかが混ざる 理由と、決めた人を書く
拒否 応じられず 本人を責める書き方になる 場面と、かけた言葉を書く
陰洗 清拭 洗ったのか拭いたのかが分からない 行為を動詞で書く
端座位 座位 寝台の端なのか、いすなのかが分からない どこに座ったかを書く
洗身 洗髪 一字違いで実施項目が入れ替わる 用紙の欄を離して配置する
小多機 看多機 サービス種別が入れ替わり、書類の突き合わせが合わなくなる 正式名称で書く

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

型3|英字で書くか日本語で書くかで伝わり方が変わる(8組)

英字での書き方 日本語での書き方 どう間違えるか どう防ぐか
ADL 日常生活動作 家族には意味が伝わらず、「悪くなった」とだけ受け取られる 家族向けは動作の名前で書く
BP 血圧 数字だけが残り、何の数字か分からない 項目名を日本語で添える
Ns 看護師 手書きだと読み取れない 職種は日本語で書く
W/C 車いす 別の意味の表示と読み違える 用具名を日本語で書く
NC ナースコール 他の英字二文字と混ざる 設備の名前をそのまま書く
HOT 在宅酸素 温度の話と読まれる 医療に関わる語は日本語で書き、内容は医療職に確認する
BPSD 認知症にともなう行動や気持ちの変化 読み手により指す範囲が違う 見えた行動で書く
GH 認知症対応型共同生活介護 他の施設種別と混ざる 公的な書類では正式名称で書く

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

型4|数字と単位の書き方で意味が変わる(9組)

書き方 どう読まれるか どう間違えるか どう防ぐか
数字だけを書く 読み手が項目を推測する 体温の数字が体重として転記される 数字には項目名か単位を添える
斜線で区切った二つの数字 血圧とも、日付とも読まれる 日付の欄に数値が転記される 欄の見出しに項目名を刷る
四けたの数字 時刻とも、番号とも読まれる 時刻が利用者番号として扱われる 時と分の間に区切りを入れる
ハイフンでつないだ二つの数字 範囲とも、引き算とも読まれる 幅のある値が一つの値になる 「から」「まで」と言葉で書く
プラスの記号 有ることとも、程度が強いこととも読まれる 程度が過大にも過小にも伝わる 言葉で書く
小数点の前のゼロを省く けたを読み違える 量が十倍・十分の一に伝わる 省略しない
全角と半角が混ざる 見た目は同じでも別の文字 検索や並べ替えで漏れる どちらかに統一する
単位を省く 読み手が単位を補う 器の数と量が入れ替わる 数え方を一覧で決めて用紙に刷る
丸・ばつ・三角 意味が人により違う できた・できないの判断が反転する 記号の意味を用紙の隅に刷る

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

型5|手書きで形が似ていて読み違える(9組)

似ている形 どう間違えるか 起きやすい場面 どう防ぐか
数字の1と7 時刻や回数が入れ替わる 急いで書いた申し送り 7に横棒を入れるなど、書き方を決める
数字の0と6 けたを読み違える 数値の欄 0は閉じて書く
数字の4と9 回数が入れ替わる 回数の欄 4は上を開けて書く
数字の3と8 時刻が入れ替わる 時刻の欄 数字は続け字にしない
数字の1と縦棒 記号なのか数字なのか分からない チェック欄 チェックは決めた記号だけを使う
カタカナのソとン 用具名や薬に関わる語が別の語に読まれる 用品名の記入 用品名は選択式にする
カタカナのシとツ 語尾が変わり別の語になる 手書きの経過記録 手書きの欄を減らす
未と末 「まだ」と「終わり」が逆に伝わる 実施の有無の欄 「未実施」と二文字で書く
大と犬 量の区分が別の語に読まれる 量の欄 量は選択式にする

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

事業所で用語の一覧をつくる|決める人・決め方・渡し方と、記入欄つきの様式案(6表)

ここまで並べた表は、そのまま使う一覧ではありません。本当の解決は、自分の事業所で使う語を自分たちで決めて、一枚にすることです。同じ語の意味が事業所ごとに違うのが実態なので、外から配られた一覧をそのまま貼っても、記録は揃いません。以下は、その一枚を作って回していくための手順と様式案です。空欄は印刷してそのまま書き込めるようにしています。

だれが決めて、だれが持つか(8行)

役割 担う人の例 やること 自事業所の担当(記入欄)
とりまとめ 記録の様式を管理している職員 候補を集め、一覧の形にする (    )
決定 管理者 使ってよい語・使わない語を決める (    )
医療に関わる語の確認 看護職 意味と使い方を確認し、必要なら主治の医師に確認する (    )
食事に関わる語の確認 栄養士・厨房 食形態や量の呼び名をそろえる (    )
用具に関わる語の確認 福祉用具の担当者 品目の呼び名を書類と合わせる (    )
周知 各フロア・各チームの責任者 会議で配り、記録の場所に貼る (    )
保管 事務担当 版と決めた日を管理する (    )
見直し 管理者ととりまとめ 決めた時期に増えた語を足す (    )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

決め方の手順(10段階)

段階 やること 出てくるもの 目安の期間(記入欄)
1 直近一週間の記録から、実際に使われている略した書き方を書き出す 語の候補の一覧 (    )
2 同じ語を複数の意味で使っている箇所に印をつける 取り違えの候補 (    )
3 医療・食事・用具に関わる語を、それぞれの職種に確認する 確認済みの語 (    )
4 使ってよい語・使わない語・言い換える語の三つに分ける 区分けした一覧 (    )
5 使ってよい語ごとに、使える書類と使わない書類を決める 書類ごとの可否 (    )
6 言い換える語には、そのまま書き写せる言い換え文を付ける 言い換えの文例 (    )
7 会議にかけて決定し、決めた日と決めた人を書き入れる 第一版の一覧 (    )
8 記録を書く場所と入力画面の近くに貼る 掲示 (    )
9 新人研修の資料と、入力画面の選択肢に反映する 研修資料・選択肢 (    )
10 次の見直しの日を決めて、担当を書き入れる 見直しの予定 (    )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

新しく入った人への渡し方(8行)

場面 渡すもの 伝えること 確かめ方
初日 一覧の紙一枚 この事業所で意味を決めている語があること 持ち歩ける形か確認する
初日 使わない語の欄 書かないと決めた語があること 理由も一緒に伝える
初週 言い換えの文例 家族に出すものは日常の言葉にすること 実際に一文書いてもらう
初週 記入欄つきの様式 分からない語が出たら書き留める場所があること 書き留めた語を回収する
一か月 本人が書いた記録 一覧にない語を使っていないか一緒に見る 指導した記録を残す
三か月 取り違えの型の表 似た語の組み合わせがあること 実例で確認する
随時 相談先 医療に関わる語は看護職に確認すること 確認した内容を記録に残す
随時 新しく決めた語 一覧が更新されたこと 周知した記録を残す

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

一覧を変えるときの手順(8行)

きっかけ やること 残す記録 周知の方法(記入欄)
新しい語が使われ始めた いつ・どこで使われたかを控える 候補として記録に残す (    )
取り違えが起きた その語を使わないか、言い換えるかを決める 検討した経過と決定 (    )
用具や食形態が変わった 呼び名を書類と合わせ直す 変更前と変更後 (    )
様式が変わった 欄の名前と一覧の語をそろえる 様式の版と日付 (    )
新しい職員が増えた 渡す手順をたどる 研修の記録 (    )
他事業所から指摘があった 外に出す書類での扱いを見直す 指摘の内容と対応 (    )
入力の仕組みを入れ替えた 選択肢の言葉を一覧と合わせる 設定した内容と担当 (    )
決めた見直し時期が来た 使われていない語を落とす 版の履歴 (    )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

外とやりとりするときの決めごと(9行)

相手 出すもの 略した書き方の扱い そろえておくこと
医療機関 情報提供の書類・受診時の持参メモ 医療で使われる語と介護で使われる語が違うため、日本語で書く 看護職に確認した語の一覧
他の介護事業所 情報提供・引き継ぎの書類 事業所ごとに意味が違うため、略さない 言い換えの文例
介護支援専門員 報告・連絡の書類 サービス種別の略は正式名称にする サービス名の対照
家族 連絡帳・報告書・面談の資料 専門の語をそのまま出さず、日常の言葉にする 家族向けの言い換え一覧
救急の搬送時 持参する経過のまとめ 読み手が初対面のため、略さない すぐ渡せる様式
担当者会議 資料・要点の記録 参加者の職種が混ざるため、日本語で書く 会議の様式と用語の対照
保険者 提出書類・照会への回答 解釈の余地を残さないため、略さない 書類ごとの決めごと
実習生・応援の職員 その日の記録用紙 その場で読めるよう、一覧を手元に置く 一枚に収めた一覧
入力の仕組みを入れ替えるとき 過去の記録の移し替え 略した書き方が検索から漏れるため、対照表を作る 旧い書き方と新しい書き方の対照

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

用語一覧の様式案(そのまま印刷して使える12行)

下の表は、上二行を記入例として埋め、以下を空欄にしています。左から順に、表記・読み方・自事業所で決めた意味・使ってよい書類・使わない書類・決めた日と決めた人を書きます。「決めた日」と「決めた人」の欄を空けたままにしないことが、あとで見直すときの手がかりになります。

表記 読み方 自事業所で決めた意味 使ってよい書類 使わない書類 決めた日・決めた人
体交 たいいこうかん 体の向きを変えること(記入例) 事業所内の日々の記録 家族に出すもの・他事業所に出すもの (  年 月 日/   )
P みゃくはく 脈拍のこと。計画の意味では使わない(記入例) 観察の記録の数値欄のみ 経過記録・計画の書類 (  年 月 日/   )
(   ) (   ) (        ) (    ) (    ) (  年 月 日/   )
(   ) (   ) (        ) (    ) (    ) (  年 月 日/   )
(   ) (   ) (        ) (    ) (    ) (  年 月 日/   )
(   ) (   ) (        ) (    ) (    ) (  年 月 日/   )
(   ) (   ) (        ) (    ) (    ) (  年 月 日/   )
(   ) (   ) (        ) (    ) (    ) (  年 月 日/   )
(   ) (   ) (        ) (    ) (    ) (  年 月 日/   )
(   ) (   ) (        ) (    ) (    ) (  年 月 日/   )
(   ) (   ) (        ) (    ) (    ) (  年 月 日/   )
(   ) (   ) (        ) (    ) (    ) (  年 月 日/   )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

略さずに書く場面と言い換え|9つの届け先・36組の書き換え

略した書き方が問題になるのは、読み手が事業所の外にいるときです。ここでは届け先ごとに、なぜ略さないほうがよいのかと、そのまま書き写せる言い換えを並べます。左の列は事業所の中でよく見る書き方、右の列はそのまま貼れる完成文です。文中の時刻・場所・人は、実際のものに置き換えてください。

届け先ごとの考え方(9行)

届け先 読み手 略した書き方が起こすこと 書き方の目安
家族に渡す連絡帳 専門職ではない家族 意味が伝わらず、不安だけが残る 動作の名前と、できたこと・手伝ったことを日常の言葉で書く
家族に渡す報告書 離れて暮らす家族も読む 変化の理由が分からない いつ・何があって・どうしたかを順に書く
他事業所への情報提供 別の事業所の職員 同じ語を別の意味で読まれる 正式名称で書き、数字には単位を添える
医療機関への情報提供 医師・看護職 介護で使う語と医療で使う語がずれる 見えたことと時刻を書き、判断の語は使わない
担当者会議の資料 複数の職種 職種ごとに別の意味で受け取られる 日本語で書き、必要なら括弧で表記を添える
運営指導で示す記録 初めて読む第三者 提供した内容が読み取れない 提供した内容と時間、心身の状況を具体的に書く
事故報告書 家族・保険者・後で読む職員 経過が再現できない 時刻順に、だれが何をしたかを書く
苦情への対応記録 申し出た本人・家族 受け取り方の食い違いが残る 言われた言葉と、答えた言葉をそのまま書く
あとから証拠になりうる記録 年月を経てから読む人 書いた本人にしか分からない 略さず、主語と時刻を省かない

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

家族に渡すものの言い換え(12組)

事業所の中でよく見る書き方 家族に渡すときの完成文
ADL低下 今週は、立ち上がりと着替えのときに手を添える場面が増えています。ご自分でされる部分は変わらずありますので、時間をかけて見守っています。
移乗全介助 ベッドから車いすへ移るときは、職員二人でお身体を支えています。ご本人は手すりを握って協力してくださっています。
食事半量 本日の昼食は、おかずを半分ほど召し上がりました。「今日はお腹がすかない」とお話しされていました。
ムセあり お茶を飲まれたときに一度むせこまれました。背中をさすり、落ち着かれてから続きを召し上がっています。
失禁2回 本日は、日中に二度、間に合わずに衣類を交換しています。ご本人が気にされないよう、その都度お声かけしています。
入浴拒否 入浴のお誘いに「今日はやめておく」とお答えでした。夕方に足浴のみ行い、明日あらためてお誘いします。
傾眠傾向 午後は、いすに座ったままうとうとされている時間が増えていました。お声かけには目を開けて返事をされています。
不穏あり 夕方、廊下を行き来されて「家に帰らないと」と何度かお話しされました。ご一緒に歩き、お茶をお出しして落ち着かれています。
浮腫(+) 両方の足首のあたりが、いつもよりむくんで見えました。看護師に伝え、様子を見ています。
褥瘡処置 お尻の皮膚に赤みがあり、看護師が手当てを行いました。姿勢を変える回数を増やして様子を見ています。
独歩可 お部屋から食堂までは、支えなしでご自分で歩かれています。職員は後ろから見守っています。
「特変なし」 本日は、食事・入浴・お休みのいずれも普段どおりでした。午後は他の方と談笑されて過ごされています。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

他事業所・医療機関に出すものの言い換え(12組)

事業所の中でよく見る書き方 外に出すときの完成文
BT・BP測定済 午前10時に体温と血圧を測定し、記録用紙に記載しています。数値は同封の観察記録をご確認ください。
SpO2低下ぎみ 午前中の測定で、いつもより低い値が続いたため、看護師へ報告しています。判断は看護師の記録をご確認ください。
訪介・訪看併用 訪問介護と訪問看護をご利用中です。訪問介護は月・水・金の午前、訪問看護は火曜の午後に入っています。
デイ週2 通所介護を週二回(火曜・金曜)ご利用中です。送迎は自宅玄関前で行っています。
ROM制限あり 右肩を上げる動きが以前より狭くなっているとリハビリ職から申し送りがあります。詳細は同封の訓練記録をご確認ください。
Ns対応 看護師が対応しています。対応した時刻と内容は、看護記録に記載しています。
DM・HTあり 既往について申し送りを受けています。病名と現在の治療の内容は、主治医または看護師にご確認ください。
P.トイレ使用 夜間は居室に置いた簡易の便座をご使用です。日中は手洗いまで歩いて移動されています。
体交2h 夜間は二時間ごとに体の向きを変えています。実施した時刻は夜間の記録に残しています。
食形態:極刻み 食事の形は、当事業所の厨房で「細かく刻んだ形」としているものを提供しています。呼び名が事業所で異なるため、大きさの目安を別紙に添えています。
W/C自走可 車いすをご自分でこいで、居室から食堂まで移動されています。段差のある場所では職員が介助しています。
サ担実施済 サービス担当者会議を開催しました。開催日と出席者、話し合った内容は要点の記録に残しています。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

記録として残すものの言い換え(12組)

事業所の中でよく見る書き方 記録に残すときの完成文
NC対応 午前2時20分に呼び出しがあり、訪室しました。「トイレに行きたい」とのお話があり、手洗いまで付き添っています。
巡視異常なし 午前3時の見回りで、あおむけで眠っておられることを確認しました。呼吸の様子に変わりはありませんでした。
転倒なし 午後3時、居室内で立ち上がられた際にふらつかれ、職員が右側から支えました。転倒には至っていません。
声かけにて対応 午後4時、玄関に向かわれたため、「一緒にお茶にしませんか」とお声かけし、食堂までご一緒しました。
Dr報告済 午前11時に、看護師から主治医へ電話で報告しました。折り返しの指示は看護記録に記載しています。
家族連絡済 午後1時5分に、長女さまへ電話でご連絡しました。「夕方に伺います」とのお返事をいただいています。
入浴中止 本日の入浴は、ご本人の希望により取りやめました。管理者と相談のうえ、明日午前に振り替えています。
Vs未 午前の測定は、外出されていたため行っていません。帰所後の午後2時に測定しています。
陰洗施行 午前9時、排泄用品を交換し、陰部を洗って清潔にしました。皮膚の赤みは見られませんでした。
離床OK 午前10時から11時30分まで、食堂の車いすで過ごされました。途中で姿勢を直しています。
服薬確認 午前8時、看護師が渡した薬を、ご自分で口に入れて水で飲まれたことを確認しました。
申し送り済 午後4時30分の引き継ぎで、日中のふらつきについて夜勤者へ口頭で伝え、申し送りノートにも記載しました。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

記録が読み取れる形に整える|表記の決めごと19項目・書き換え42組・公表事例10件

略した書き方を減らしても、同じことを人によって違う形で書いているかぎり、記録は揃いません。数字・時刻・敬称・固有名詞といった、意味は同じで形だけが違うものを先に決めておくと、あとから読む人の負担がまとめて減ります。下の表は、決めた内容をその場で書き込める形にしています。

決めておく19項目(記入欄つき)

項目 よくあるゆれ 決め方の例 自事業所の決めごと(記入欄)
数字の字幅 全角と半角が混ざる 半角に統一する (      )
時刻の書き方 時と分の区切りが人により違う 二十四時間の表し方に統一する (      )
日付の書き方 年月日の並びが違う 年から順に書く (      )
年の表し方 元号と西暦が混ざる 様式の指定に合わせ、迷うものは併記する (      )
期間の書き方 記号だけでつなぐ 「から」「まで」を言葉で書く (      )
単位の書き方 単位を省く 数字には必ず単位を添える (      )
量の数え方 器の数と目安の量が混ざる 数え方の基準を決めて用紙に刷る (      )
割合の書き方 分数と日付の形が似る 割合には言葉を添える (      )
記号の意味 丸・ばつ・三角の意味が人により違う 意味を一覧にして用紙の隅に刷る (      )
敬称 本人の呼び方が職員により違う 書類ごとに一つに決める (      )
家族の書き方 続柄と名前が混ざる 続柄で書き、必要なときだけ名前を添える (      )
職員の書き方 名字だけ・下の名前だけが混ざる 氏名と職種を書く (      )
事業所名・機関名 略称と正式名称が混ざる 初出は正式名称で書く (      )
英字の大小 大文字と小文字が混ざる 一覧で表記を一つに決める (      )
句読点 点と読点が混ざる 一つに決める (      )
空欄の扱い 空欄と「無し」が区別できない 無かったことは言葉で書く (      )
訂正の仕方 上書きや塗りつぶしが混ざる 元の内容が読める形で訂正し、訂正した日と人を書く (      )
手書きと入力の併用 どちらが正か分からない 正となるものを決め、もう一方に写す手順を決める (      )
書いた人と行った人 同じ欄に混ざる 欄を分けて両方書く (      )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

直したい書き方と言い換え・その1|日々の記録(14組)

避けたい書き方 言い換えた完成文
「異常なし」 午前10時に居室を訪ねました。ご自分でテレビをご覧になっており、朝食は全量召し上がっています。
「いつもどおり」 いつもと同じく午前7時に起きられ、洗面まではご自分で行われました。
「変化なし」 昨日と同じく、食事は全量、水分は器で三杯分をお飲みになりました。
「様子観察」 ふらつきが見られたため、午後は職員が食堂で見える位置に座り、30分ごとに声をかけました。
ADL低下傾向 今週に入り、立ち上がりのときに手を添える回数が増えています。歩行は手すりを使って続けられています。
食事量↓ 本日の夕食は、主食を三分の一、おかずを半分ほど召し上がりました。
ムセ有 昼食のみそ汁を飲まれた際に一度むせこまれ、背中をさすると数秒で落ち着かれました。
排泄自立 日中は、ご自分で手洗いへ行き、後始末までされています。夜間は職員が付き添っています。
入浴一般浴 午前10時30分から、浴槽につかる入浴を行いました。洗身は背中のみ職員が行っています。
不穏強い 午後5時ごろ、居室と廊下を三往復され、「荷物をまとめる」とお話しされていました。
NC頻回 午後9時から午前0時までの間に、四回の呼び出しがありました。内容はいずれもトイレのお誘いでした。
体交施行 午後10時、右向きから左向きへ体の向きを変え、背中にクッションを入れました。
眠前対応 午後8時30分、就寝の準備としてお手洗いへご案内し、寝間着に着替えていただきました。
特に問題なし 本日は予定どおり通所を利用され、体操と入浴に参加されました。帰宅時に「疲れた」とお話しされています。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

直したい書き方と言い換え・その2|他職種への申し送り(14組)

避けたい書き方 言い換えた完成文
Vs測定済 午前9時に体温・血圧・脈拍を測定し、観察記録に記載しました。数値は記録用紙をご確認ください。
Ns報告済 午前9時20分に、看護師へ口頭で報告しました。報告した内容はこの記録の下段に記載しています。
Dr指示待ち 看護師から主治医へ連絡しています。回答があるまでは、食事の形をこれまでどおりとしています。
「様子見でOK」 看護師と相談し、次の巡回までは同じ対応を続けることとしました。決めた時刻は午前10時です。
「至急対応願います」 午後2時に発熱の訴えがありました。看護師へ連絡済みです。次の職員は、午後3時に再度お声かけをお願いします。
「絶食」とだけ書く 本日は、看護師の指示により昼食を控えています。指示を受けた時刻は午前11時です。
処置済 午前11時、看護師が右足の手当てを行いました。介護職は着替えの介助のみ行っています。
薬飲めた 午前8時、看護師が用意した薬を、ご自分で飲まれたことを確認しました。むせこみはありませんでした。
受診同行 午前9時に職員が付き添い、通院しました。次の受診日と持ち物は連絡票に記載しています。
ケア拒否 午前の入浴のお誘いに「今日はやめておく」とお答えでした。午後に再度お誘いします。
家族対応済 午後1時、長男さまへ電話で本日の様子をお伝えしました。次回の面会は日曜とのことです。
CMへ連絡 午後3時、担当の介護支援専門員へ電話で連絡しました。相手のお名前と話した内容を下に記載します。
申し送り事項なし 本日は、前回からの変更点はありません。継続してお願いしたいのは、夜間の見守りの位置です。
詳細は口頭で 詳しい経過はこの記録に書ききれないため、別紙にまとめて添付します。口頭でも引き継ぎます。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

直したい書き方と言い換え・その3|計画と報告の書類(14組)

避けたい書き方 言い換えた完成文
ADL維持 手すりを使って自室から食堂まで歩く動作を、これまでどおり続けられるよう支援します。
できるだけ自立 上着の袖を通すところまではご自分で行い、ボタンのみ職員が手を添えます。
安全に配慮 立ち上がりの際は、職員が右側に立ち、手すりを握られたことを確認してから声をかけます。
状態に応じて ふらつきが見られた日は、食堂までの移動を車いすに変更し、その旨を記録に残します。
「転ばせません」 ふらつきが見られる時間帯に職員が付き添い、履物と床のぬれを毎回確認します。
週数回訪問 火曜と金曜の午前10時から11時まで訪問します。予定が変わるときは前日までにご連絡します。
随時対応 呼び出しがあった際は、5分以内に居室へ伺うことを目安とします。
本人の意向を尊重 「畑の話をしたい」というご希望を受け、週に一度、職員が15分お話をうかがう時間を作ります。
家族と連携 毎月の請求書の送付にあわせて、その月の様子を書面でお伝えします。
多職種で検討 看護師・機能訓練指導員・生活相談員の三者で、毎月第一水曜に検討の場を持ちます。
目標:現状維持 三か月後も、手すりを使って食堂まで自分で歩いて行ける状態を続けることを目標とします。
モニタ実施 毎月最終週に居宅を訪問し、計画に書いた内容が実際に行われているかを確認して記録します。
訪介・訪看で対応 訪問介護が月・水・金の午前、訪問看護が火曜の午後に入り、それぞれの記録を交換します。
加算対象 告示の定め:(対象の要件)/貴事業所の登録:(記入欄)/算定の可否は保険者にご確認ください。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

運営指導で見られる「記録から読み取れるか」(公表事例10件)

まず正直に書きます。「略語を使っていたこと」を名指しした指摘は、当社が集めた自治体の公表資料353件の中では確認できませんでした。公表されているのは、記録から提供した内容や時間が読み取れないという形の指摘です。略した書き方は、そこへ至る道の一つにすぎません。以下は実際に公表されている指摘と、略した書き方がどう関わるかを並べたものです。運営指導の観点・様式・判断は保険者により異なります。自事業所の指定を受けた保険者の公表資料をご確認ください。なお、介護保険法に基づく届出書類の作成・提出代行は社会保険労務士の業務です。

公表されている指摘 資料に書かれている内容 略した書き方との関わり 出典(自治体名・資料名)
サービス提供の記録がない/記録内容と請求内容に齟齬がある 提供した具体的なサービス内容や利用者の心身の状況等の記載がなく、心身の状況の記載漏れが多いことが注記されている 心身の状況を一語で片づけると、書いてあっても内容が読み取れない形になる 宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(各サービスに共通する事項)」資料1
提供した具体的なサービスの内容等の記録は指摘が多い項目 提供した具体的なサービスの内容等を記録しなければならないとする基準に続けて、指摘が多い項目である旨が注記されている 省いた語の分だけ「具体的な内容」が薄くなる 熊本市「令和8年度 熊本市介護サービス事業者集団指導 介護老人福祉施設」
訪問介護のサービス提供記録に実施時間・内容が一律で実態が反映されていない 実施時間が一律に記載されている、変更した際の理由が記録されていない、特記・連絡事項欄に利用者の状況がほとんど記載されていない等が挙げられている 決まり文句と略した書き方は、どの日も同じ見た目の記録になりやすい 堺市「令和8年度 介護保険施設・事業所等集団指導 居宅事業所編」
サービス提供時間を、居宅サービス計画に記載された時間のまま記録していた 計画に記載された時間をそのまま書くのではなく、実際に提供した開始・終了時刻を記録するよう指導された事例が公表されている 時刻を略して書く習慣があると、実際の時刻が残らない 和歌山市 令和3年度 介護保険サービス事業者集団指導資料【Ⅰ共通資料(その1)】(令和4年3月・和歌山市指導監査課)
到着・出発時間が記録されておらず請求した報酬区分との整合が確認できない 個々の利用者の到着時間・出発時間が明確に記録されておらず、請求した区分との整合性が確認できない事例が挙げられている 数字だけの書き方は、あとから何の時刻か分からなくなる 宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護に関する事項)」資料4
個別機能訓練加算で、実施記録に実施時間・訓練内容・担当者が記載されていない 実施時間、訓練内容、担当者等を記録することが対応のポイントとして示されている 担当者を頭文字だけで書くと、だれが行ったかが第三者に伝わらない 久留米市介護保険課育成・支援チーム「近年の運営指導における主な指摘事例」(令和5年度作成)
事業所として行ったアセスメントの記録がない/内容が具体的でない チェック欄のみで備考が空白の例と、麻痺の部位など具体的状況を書いた例が対比されている 記号やチェックだけの記録は、読み手が状況を思い浮かべられない 宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(各サービスに共通する事項)」資料1
事故発生時に家族・介護支援専門員へ連絡した記録がない/再発防止の検討が具体的でない 職員に対応を任せる書き方ではなく原因を分析するよう求め、誤配薬の例で改善内容が変わることが説明されている 「対応済」とだけ書くと、だれに何を伝えたかが残らない 宇都宮市「令和7年度 運営指導における主な指導事例(各サービスに共通する事項)」資料1
サービス計画の作成日・同意日に整合性がなく事実と異なる記録 事実と異なる記録や書類を作成しないこと、修正が必要な場合は元の内容と修正後の内容、修正日が分かるよう記録を残すことが示されている 日付を略して書くと、前後関係が確かめられなくなる 神戸市「介護保険サービス事業運営上の留意事項(居宅通所)」(令和7年3月 介護保険事業者説明会)
送迎減算:送迎をしなかった理由が分かる記録がない 報酬請求の挙証資料となるため、送迎をしなかった理由も記録することが示されている 「無し」の一語では、行わなかった理由まで残らない 津山市環境福祉部高齢介護課「令和5年度 津山市 地域密着型サービス事業者 集団指導資料」

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

指摘の形から逆算した、記録の自己点検(12項目)

点検する項目 読み手が確かめること 略した書き方が残っていないか 確認欄
提供した内容 何を行ったかが読み取れるか 行為が一語でまとめられていないか (  )
提供した時間 開始と終了の時刻があるか 時刻が数字だけになっていないか (  )
心身の状況 その日の様子が読み取れるか 評価の言葉だけで終わっていないか (  )
行った人 だれが行ったかが分かるか 頭文字だけになっていないか (  )
書いた人 だれが書いたかが分かるか 行った人と同じ欄に混ざっていないか (  )
予定と実際の違い 変更した理由が書かれているか 変更が記号だけで示されていないか (  )
行わなかったこと 行わなかった理由があるか 「無し」の一語で終わっていないか (  )
伝えた相手 だれにいつ伝えたかが分かるか 「報告済」で終わっていないか (  )
本人・家族の言葉 言われた言葉が残っているか 要約だけになっていないか (  )
数値 単位と項目名があるか 数字だけが並んでいないか (  )
日付の前後 手順どおりの順序になっているか 日付が略して書かれていないか (  )
訂正の跡 元の内容が読めるか 塗りつぶしになっていないか (  )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

よくある質問(FAQ)

略語を使うときの注意点は?
事業所や職種で意味が異なる略語もあるため、記録では誰が読んでも分かる表記を心がけ、必要に応じて正式名称を併記します。
公的な提出書類でも略語は使えますか?
原則は正式名称が安全です。加算の根拠や外部提出の書類では略語を避け、正確に記載します。
略語の統一はどうすればよいですか?
事業所で使う略語の一覧を共有し、新人にも分かるようにしておくと記録の質が安定します。
カイポケを使っていないのですが、どうすればよいですか?
カイポケをご利用中でなくても、神マナは単体で問題なくご利用いただけます。「マナドライブ」で帳票類の管理・網羅もでき、まず神マナを導入して後からカイポケを連携することも可能です。カイポケの導入をご希望の際は、当社からサポート担当へお繋ぎします。詳しくは「カイポケ導入相談・お見積り」の案内ページをご覧ください。
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この記事の執筆・編集

介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。

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