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特別養護老人ホーム(特養)とは|サービス内容と入所条件

特別養護老人ホーム(特養/介護老人福祉施設)は、常時介護が必要な方が生活する施設です。サービス内容と入所条件、記録のポイントを整理します。

あわせて、特別養護老人ホーム(特養)の加算一覧で単位数と算定要件の対照表をまとめています。

特別養護老人ホーム(特養)とは

在宅での生活が難しい要介護高齢者が、長期にわたって生活する「住まい」としての介護施設です。看取りまで対応する施設も多く、生活の場として支えます。

主なサービス内容

  • 食事・入浴・排泄などの介護
  • 機能訓練、健康管理、療養上の世話
  • レクリエーションや行事
  • 看取りへの対応

入所の条件

原則として要介護3以上の方が対象です(要介護1・2でも、やむを得ない事情がある場合は特例入所が認められることがあります)。

記録・書類のポイント

施設サービス計画(ケアプラン)にもとづき、日々の介護記録・健康記録を残します。多職種で情報を共有し、看取り期はていねいな記録が求められます。

どんな方が対象になるか

  • 原則として要介護3以上の認定を受けている方
  • 常時の介護が必要で、居宅での生活が困難な方
  • 要介護1・2でも、特例的に入所が認められる場合があります(やむを得ない事情がある場合)

費用の考え方

費目内容
施設サービス費要介護度と部屋の種類によって異なります。原則1割(所得に応じて2〜3割)負担
居住費多床室・従来型個室・ユニット型個室で異なります
食費1日あたりの額が定められています
日常生活費理美容代、日用品など
負担軽減所得や資産の状況により、負担限度額認定を受けられる場合があります

人員・設備の基準(事業者向け)

区分内容
医師必要数(非常勤で差し支えありません)
看護・介護職員入所者3人に対して1人以上
看護職員入所者数に応じた数(配置基準あり)
生活相談員入所者100人あたり1名以上
機能訓練指導員1名以上
介護支援専門員1名以上
設備居室、静養室、食堂、機能訓練室、浴室、医務室など

似たサービスとの違い

介護老人福祉施設(特養)介護老人保健施設(老健)有料老人ホーム
位置づけ生活の場在宅復帰を目指す通過点住まい+サービス
対象原則 要介護3以上要介護1以上自立〜要介護(施設による)
運営社会福祉法人・自治体医療法人など民間事業者が中心
費用比較的抑えられる—施設により幅が大きい
入居のしやすさ待機が生じることがある—空きがあれば入りやすい

確認しておきたいこと

  • 申し込み方法と、待機の状況
  • 医療的なケアがどこまで受けられるか
  • 看取りへの対応方針
  • 居室の種類(多床室かユニット型か)と費用の差
  • 面会や外出・外泊の扱い
  • 退所を求められる場合の条件
  • 負担限度額認定の対象になるか

実務で迷いやすいところ

よくある疑問考え方
要介護1・2でも入れるか特例的に認められる場合があります。事情を市区町村へご相談ください
申し込みはどこへ施設へ直接申し込むのが一般的です。複数申し込むこともできます
待機期間はどのくらいか地域と施設によって大きく異なります
入院したらどうなるか一定期間を超えると退所となる場合があります。施設ごとの規定を確認します
費用が払えなくなったら負担限度額認定や、社会福祉法人による軽減制度があります。早めにご相談ください

※加算・減算の要件は改定のたびに見直されます。算定の可否は、最新の告示・通知および保険者(市区町村)の運用を必ずご確認ください。本記事は一般的な考え方を整理したものです。

入所までの流れ

  1. 要介護認定を受ける——原則、要介護3以上が対象です
  2. 施設へ申し込む——複数の施設に申し込むことができます
  3. 入所判定を待つ——申込順ではなく、必要性を踏まえて判定されるのが一般的です
  4. 面談・状況確認——施設の職員が本人の状態を確認します
  5. 入所の決定と契約——重要事項説明を受け、契約します
  6. 入所——施設サービス計画が作成されます

居室の種類で費用が変わる

種類特徴費用
多床室複数人で1部屋最も抑えられる
従来型個室個室(共同の生活空間はユニット化されていない)中間
ユニット型個室的多床室個室に近い形だが、天井まで仕切られていない中間
ユニット型個室10人程度の生活単位で、個室最も高い

ユニット型は少人数で家庭的な環境をつくる形ですが、その分、居住費が高くなります。費用と暮らし方のどちらを優先するかで選びます。

見学で聞くこと

  • 入所判定の考え方と、現在の待機の状況
  • 医療的ケアの対応範囲
  • 看取りへの方針と実績
  • 夜間の職員配置
  • 居室の種類と、それぞれの費用
  • 食事の形態(きざみ、ミキサー、とろみ)への対応
  • 外出・外泊、面会の扱い
  • 入院した場合の取り扱い
  • 負担限度額認定の対象になるか

待機中にできること

  • 複数の施設に申し込む——申込先を1か所に絞る必要はありません
  • 定期的に状況を更新する——状態が変わったら施設へ伝えます。判定に反映されます
  • 在宅サービスを組み立てる——待機中の生活を支える体制を、ケアマネジャーと整えます
  • ショートステイを活用する——家族の休息と、施設での生活に慣れる機会になります
  • 他の選択肢も並行して検討する——老健、介護医療院、有料老人ホーム、グループホーム

特養を支える多職種

特養では、介護職員に加えて、看護職員・生活相談員・機能訓練指導員・管理栄養士・計画担当のケアマネジャー・嘱託医などが連携します。日々の記録を多職種で共有することが、ケアの質と安全を支えます。

見学の日に見るところ・聞くこと|9場面・65項目の質問文とメモ欄

特別養護老人ホームの見学は、パンフレットに書いていないことを確かめる時間です。家族が見に行く先は、設備の新しさよりも「この人の1日が、ここでどう流れるか」です。朝起きてから夜眠るまでの順に場面を分け、何を見るか・そのまま口に出せる質問文・メモ欄の3列で並べました。印刷して持って行き、答えをその場で書き込む使い方を想定しています。答えは施設ごとに違い、同じ法人の別の施設でも違います。ここに載せているのは答えではなく、聞き方です。

なお、入所の申込みと入所の決定は、施設および市区町村の定めによります。見学は決定の場ではありませんので、その場で結論を出さず、持ち帰って家族で読み合わせることをおすすめします。

使い方のこつは3つあります。1つ目は、全部を1回で聞こうとしないことです。見学の時間は限られていますので、家族にとって外せない場面(たとえば夜間の体制と、医療との関わり)を先に決めて、その章から聞きます。2つ目は、答えを要約せず、言われた言葉のまま書き取ることです。「柔軟に対応します」と言われたのか、「その都度ご相談ください」と言われたのかで、後の受け止め方が変わります。3つ目は、その場で分からなかったことを、分からないまま書き残すことです。2回目の見学や、契約の日に聞き直す材料になります。

また、答えが「施設によって違います」「その方によります」と返ってくること自体は、不自然なことではありません。特養は生活の場ですので、一律に決まっていない事柄が多くあります。その場合は、「どなたに相談すれば決まりますか」と一歩だけ進めて聞くと、窓口がはっきりします。

ユニット型と従来型(多床室)で、暮らしはどう変わるか

特養には、10人前後を一つの生活単位とする「ユニット型」と、従来からの「多床室・従来型個室」があります。どちらが良いという話ではなく、暮らしの形が違うということです。見学の前に違いを頭に入れておくと、当日に見る場所が変わります。費用の項目も異なりますが、金額は所得・世帯・地域・施設によって変わりますので、この記事では金額を書きません。施設にご確認いただき、メモ欄に控えてください。

場面ユニット型(個室と共同生活室)従来型(多床室・従来型個室)見学で確かめること
寝る場所個室で、扉を閉めれば一人になれる多床室では仕切りやカーテンで区切る形が多い本人が一人の時間を好むか、人の気配を好むか(記入欄)
日中に過ごす場所ユニットごとの共同生活室で少人数で過ごす食堂・機能訓練室などに集まる形が多い日中に座る場所を実際に見せてもらう(記入欄)
顔ぶれ毎日ほぼ同じ少人数の顔ぶれになりやすい階やフロア単位で人数が多くなりやすい本人がにぎやかな場を好むか(記入欄)
職員の付き方ユニットごとに担当が付く形が多いフロア単位で分担する形が多い誰に声をかければよいかを聞く(記入欄)
食事の場所共同生活室で、台所が近いことがある食堂に集まってとる形が多い配膳から片づけまでの流れを見る(記入欄)
入浴ユニット単位で順番を組むことが多い浴室の設備に合わせて順番を組む入浴の曜日と時間帯を聞く(記入欄)
音と明かり夜は個室単位で調整しやすい同室の方の生活時間の影響を受けやすい夜間の物音について実際どうか聞く(記入欄)
持ち込み個室のため私物を置きやすい傾向がある置ける量に決まりがあることが多い持ち込める大きさと数を聞く(記入欄)
面会の場所居室で会える場合がある別室を使う場合がある面会をどこでするかを見せてもらう(記入欄)
費用の考え方居住費の区分が異なる居住費の区分が異なる項目の並びを見せてもらい、金額は施設に確認する(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

居室と共同生活室で見るところ

居室は、これから何年も過ごす場所です。広さよりも、ベッドから手洗いまでの動線や、呼び出しボタンに手が届くかといった「本人の体で通れるか」を見ます。

何を見るかそのまま言える質問文メモ欄
居室の広さと窓の向きこの居室は、日中どのくらい日が入りますか。(記入欄)
ベッドの位置と、周りの動線ベッドから手洗いまで、どのように移動されていますか。(記入欄)
手すりと呼び出しボタンの位置呼び出しボタンは、ベッドと椅子のどちらからも押せる位置にありますか。(記入欄)
収納の大きさ衣類はどのくらい置けますか。季節の入れ替えはどうされていますか。(記入欄)
共同生活室の広さと座る位置日中は、どのあたりで過ごされる方が多いですか。(記入欄)
居室から共同生活室までの距離歩いて行かれる方と、車いすの方で経路は違いますか。(記入欄)
同じ階の間取りと、他の方との距離隣の居室との音は、どのくらい伝わりますか。(記入欄)
掲示物・私物の飾り方壁に写真やカレンダーを貼ることはできますか。(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

食事の場所と時間で見るところ

食事は1日3回、365日続きます。献立の内容より、時間の融通と食べにくくなったときの対応を先に聞くほうが、後の暮らしを想像しやすくなります。

何を見るかそのまま言える質問文メモ欄
食べる場所食事は、居室と共同生活室のどちらでとる方が多いですか。(記入欄)
食事の時刻朝・昼・夕の食事は、それぞれ何時ごろですか。(記入欄)
起きる時刻との関係朝がゆっくりの日は、食事の時間をずらしていただけますか。(記入欄)
食べやすくする方法の種類食べやすい形にする方法は、どのような種類がありますか。(記入欄)
好みや宗教上の配慮食べられないものがある場合、どのように伝えればよいですか。(記入欄)
水分のとり方食事の時間以外に、飲み物はどのように出ていますか。(記入欄)
食事の介助介助が要るようになったとき、どなたがどのように付いてくださいますか。(記入欄)
家族の持ち込み家から食べ物を持って行くことはできますか。決まりはありますか。(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

入浴の回数と方法で見るところ

入浴は、家族から見えにくく、本人からも伝わりにくい場面です。回数だけでなく、体調が優れない日にどうするか、同性の職員に頼めるかまで聞いておくと安心につながります。

何を見るかそのまま言える質問文メモ欄
回数と曜日入浴は週に何回で、どの曜日になりますか。(記入欄)
時間帯入浴は午前と午後のどちらが多いですか。(記入欄)
浴室の設備浴室はどのような設備がありますか。見せていただけますか。(記入欄)
体調が優れない日の扱い入浴を見合わせた日は、どのように過ごされますか。(記入欄)
介助の担当入浴のとき、同性の職員に介助していただくことはできますか。(記入欄)
洗髪と整容髪を洗う頻度や、ひげそりはどうされていますか。(記入欄)
入浴の記録入浴した日や当日の様子は、家族に伝えていただけますか。(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

夜間の体制で見るところ

見学は日中に行うことがほとんどで、夜の様子は聞かないと分かりません。夜間は家族が最も心配する時間帯ですので、人数・見回り・呼び出しへの応じ方の3点は、忘れずに聞いておきたいところです。

何を見るかそのまま言える質問文メモ欄
夜勤の人数と担当範囲夜間は、どの範囲を何人で見ていらっしゃいますか。(記入欄)
見回りの頻度夜の見回りは、どのくらいの間隔で回られますか。(記入欄)
呼び出しへの応じ方夜に呼び出しがあったとき、どなたが来てくださいますか。(記入欄)
消灯と起床の時刻消灯と起床は何時ごろですか。少しずれても差し支えありませんか。(記入欄)
眠れない夜の過ごし方夜に眠れないとき、みなさんどのように過ごしていらっしゃいますか。(記入欄)
夜間の急な体調の変化夜に様子が変わったとき、どこへ、どの順番で連絡が行きますか。(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

医療との関わりで見るところ

特養は生活の場ですので、医療の関わり方は施設ごとに幅があります。今かかっている医療機関を続けられるか、通院に家族の付き添いを求められるかは、家族の生活時間に直結します。ここでは診断名や薬の名前には触れず、体制と手順だけを聞きます。

何を見るかそのまま言える質問文メモ欄
ふだんの診察ふだんの診察は、どなたが、どのくらいの頻度で行われますか。(記入欄)
かかりつけ医の継続今のかかりつけ医を続けることはできますか。(記入欄)
受診の付き添い通院のとき、家族の付き添いをお願いされることはありますか。(記入欄)
看護職員のいる時間帯看護の職員は、何時から何時までいらっしゃいますか。(記入欄)
施設で対応している範囲医療的なケアは、どこまで施設で対応していらっしゃいますか。(記入欄)
入院になるときの流れ入院が要ると判断されたとき、どのような流れになりますか。(記入欄)
薬の管理薬の管理はどなたが行い、家族は何をすればよいですか。(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

看取りへの考え方で聞くところ

入所の時点で看取りの話をするのは気が重いものですが、後から急に決められないことでもあります。方針を聞くだけでも、家族が知っておく意味があります。ここでは施設の考え方と手順を聞き、判断そのものは持ち帰ります。

何を見るかそのまま言える質問文メモ欄
看取りへの方針最期まで施設で過ごすことについて、どのようなお考えをお持ちですか。(記入欄)
家族との話し合いの機会その話は、どの時期に、どなたと行うことになりますか。(記入欄)
本人の希望の聞き方本人の希望は、ふだんどのように聞き取っていらっしゃいますか。(記入欄)
家族の付き添いその時期に、家族が長く付き添うことはできますか。(記入欄)
夜間・休日の連絡急なときの連絡は、どの順番で来ますか。(記入欄)
これまでの受け入れこれまで、施設で最期まで過ごされた方はいらっしゃいますか。(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

面会・外出・外泊で聞くところ

面会の決まりは時期によって変わることがあります。見学した日の運用と、変わるときにどう知らせてもらえるかの両方を聞いておくと、後で戸惑いません。

何を見るかそのまま言える質問文メモ欄
面会できる時間面会は何時から何時までですか。(記入欄)
面会の場所面会は居室でできますか。別の部屋になりますか。(記入欄)
予約の要否面会の前に、連絡を入れたほうがよいですか。(記入欄)
人数と年齢子どもや孫と一緒に行ってもよいですか。(記入欄)
画面越しの面会画面越しの面会はできますか。何を用意すればよいですか。(記入欄)
外出散歩や買い物に連れ出すことはできますか。手続きはありますか。(記入欄)
外泊家に泊まることはできますか。何日前に伝えればよいですか。(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

持ち込めるもの・洗濯・理美容で聞くところ

私物をどこまで持ち込めるかは、居室の種類と施設の決まりで変わります。本人が見慣れた物が一つあるかどうかで、最初の数日の落ち着き方が変わることがあります。

何を見るかそのまま言える質問文メモ欄
持ち込める家具椅子や小さな棚を持って行ってもよいですか。(記入欄)
家電小さなラジオや時計は置けますか。(記入欄)
思い出の品写真や仏具は、どこまで置くことができますか。(記入欄)
携帯電話携帯電話を持たせてもよいですか。充電はどうしていますか。(記入欄)
洗濯洗濯は施設でされますか。家族が持ち帰る形もありますか。(記入欄)
名前つけ衣類の名前つけは、どの方法にすればよいですか。(記入欄)
理美容散髪はどのくらいの間隔で、どこで受けられますか。(記入欄)
日用品の補充日用品が足りなくなったとき、どのように補充しますか。(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

お金の管理と行事で聞くところ

費用は所得・世帯・地域・居室の種類によって変わります。ここでは金額を聞くのではなく、どのような項目が並ぶかとどこに相談すればよいかを聞きます。金額はその場で控えず、後日、書面で示していただくのが確実です。

何を見るかそのまま言える質問文メモ欄
費用の内訳の見方請求書には、どのような項目が並びますか。見本を見せていただけますか。(記入欄)
支払いの方法と時期支払いはどの方法で、いつごろになりますか。(記入欄)
立て替えの扱い理美容や日用品は、どのように精算しますか。(記入欄)
本人のお金の預かり本人のお金を施設でお預かりする仕組みはありますか。(記入欄)
負担を軽くする仕組み食費や居住費の負担を軽くする仕組みについて、どこに相談すればよいですか。(記入欄)
行事1年のうち、どのような行事がありますか。家族も参加できますか。(記入欄)
日中の過ごし方日中は、どのように過ごされる方が多いですか。(記入欄)
苦情や相談の窓口困ったことがあったとき、どなたに伝えればよいですか。(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

見学の日の持ち物と、帰ってから家族でまとめること

見学は1時間前後で終わることが多く、その場では覚えたつもりでも、2件目を見た時点で混ざります。施設ごとに1枚にまとめ、日付と対応してくださった方のお名前を書いておくと、後で問い合わせるときに役立ちます。

用意するもの・まとめることなぜ必要かメモ欄
この記事を印刷したものその場で書き込むため。聞き漏らしが分かる(記入欄)
筆記具とクリップボード立ったまま書く場面が多い(記入欄)
認定の結果が分かる書類職員から状況を尋ねられることがある(記入欄)
ふだんの1日の流れを書いたメモ起床・食事・就寝の時刻を伝えるため(記入欄)
本人の好きなこと・苦手なことのメモ暮らしが合うかを一緒に考えてもらうため(記入欄)
家族の連絡先を書いたメモその場で控えていただくことがある(記入欄)
見学した日付と時間帯同じ施設でも時間帯で見え方が変わる(記入欄)
対応してくださった方のお名前と役割後日の問い合わせ先になる(記入欄)
建物の中で気になった場所階段・段差・においなど、写真より記憶が薄れやすい(記入欄)
すれ違った職員と入居者のやりとり説明よりも日常が出る場面(記入欄)
家族それぞれの感想を1行ずつ後で意見が割れたとき、当日の印象に戻れる(記入欄)
次に聞くと決めたこと1回で全部は聞けない。2回目の見学の準備になる(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

見学の申し込みは、電話で「入所を考えているので、一度見せていただきたい」と伝えるだけで足ります。日時は施設の都合に合わせることになりますが、可能であれば食事の時間帯にかかる時間を希望してみてください。配膳から片づけまでの流れは、説明では伝わりにくく、見れば分かる部分が多いところです。本人を連れて行くかどうかは、体調と本人の気持ち次第です。先に家族だけで見てから、後日あらためて一緒に行く形をとる方もいらっしゃいます。

同じ日に2か所以上を見るときの、比べ方

2か所以上を続けて見ると、印象が混ざります。説明の上手さと、暮らしの合いやすさは別のものですので、比べる軸をあらかじめ決めておき、施設ごとに同じ欄を埋めるようにします。下の表は、家族が後で振り返ったときに差が出やすかった軸を並べたものです。優劣を点数にするのではなく、本人の暮らしに近いのはどちらかという見方で埋めてください。

比べる軸見学した施設(1か所目)見学した施設(2か所目)
建物に入ったときの、におい・音・明るさ(記入欄)(記入欄)
すれ違った職員と入居者のやりとりの様子(記入欄)(記入欄)
日中に過ごしている場所の雰囲気(記入欄)(記入欄)
居室から食事の場所までの距離と段差(記入欄)(記入欄)
夜間の体制について説明された内容(記入欄)(記入欄)
医療との関わりについて説明された範囲(記入欄)(記入欄)
看取りについて説明された考え方(記入欄)(記入欄)
面会と外出・外泊について説明された運用(記入欄)(記入欄)
持ち込みと洗濯について説明された決まり(記入欄)(記入欄)
費用の項目の説明の分かりやすさ(記入欄)(記入欄)
質問に対して、分からないことを分からないと言われたか(記入欄)(記入欄)
家から通う場合の所要時間と交通手段(記入欄)(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

申し込みから入所日までの手順|7段階・書類12点・契約の読みどころ32点

申し込みの手続きは、施設ごと、市区町村ごとに違います。ここでは共通してたどることが多い順序を7段階に分け、家族がその段階で手を動かすことと、施設や市区町村に確かめることを並べました。順序が前後することもありますので、実際の進め方は申込先の施設および市区町村にご確認ください。入所の申込みと決定は、施設および自治体の定めによります。この記事は、入所の可否や順番について判断するものではありません。

申し込みから入所日までを7段階に分ける

「申し込んだあと、次に何が起きるのか分からない」という戸惑いが、この時期にいちばん多く聞かれます。段階に分けて、家族が待つ場面と動く場面を切り分けます。

段階家族がすること施設・市区町村に確かめることメモ欄
1. 手元の書類をそろえる認定の結果、保険に関する書類、ふだんの様子のメモを1か所にまとめる申込みのときに何の写しが要るか(記入欄)
2. 相談先を決める担当のケアマネジャー、地域包括支援センター、施設の生活相談員のうち、窓口になる人を決める施設への相談は誰宛てにすればよいか(記入欄)
3. 見学する前章の表を持って、できれば複数の施設を見る見学の予約方法と、所要時間(記入欄)
4. 申込書を出す施設の様式に記入し、控えを手元に残す申込先はどこか、複数へ出してよいか(記入欄)
5. 面談・状況の確認を受けるふだんの様子を伝えられるよう、1日の流れを書いて用意する誰がどこへ来るか、家族の同席が要るか(記入欄)
6. 連絡を受けて決める家族で先に話し合い、返事の期限を確認する返事はいつまでか、辞退した場合の申込みの扱い(記入欄)
7. 契約して入所日を決める重要事項の説明を受け、契約書と控えを受け取る入所日、当日の時間、当日に持って行くもの(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

そろえる書類と、誰が書くか

書類の名前と様式は施設・市区町村によって異なりますので、ここでは様式名を断定せず、「どういう内容の書類か」で並べました。実際の名称は申込先でご確認いただき、メモ欄に書き足してください。書き手が本人・家族・ケアマネジャー・医療機関に分かれるため、誰に頼むかを先に決めると手戻りが減ります。

どういう内容の書類かだれが用意・記入するかどこで受け取るかメモ欄
施設の申込書(様式は施設ごと)家族または本人申込先の施設(記入欄)
本人の心身の状況を記す欄家族とケアマネジャーで分担することが多い申込書に含まれることが多い(記入欄)
認定の結果が分かる書類の写し家族手元の書類(記入欄)
介護保険に関する証書の写し家族手元の書類(記入欄)
医療保険に関する証書の写し家族手元の書類(記入欄)
かかりつけの医療機関に関する情報の欄家族が記入し、医療機関に確認することがある申込書に含まれることが多い(記入欄)
ふだんの生活の様子を書く欄家族。1日の流れを書いておくと早い申込書に含まれることが多い(記入欄)
家族の連絡先を書く欄家族。日中つながる番号を先に決める申込書に含まれることが多い(記入欄)
収入や世帯の状況に関する書類求められた場合に家族が用意市区町村の窓口で案内を受ける(記入欄)
印鑑家族または本人手元(記入欄)
現在利用しているサービスの一覧ケアマネジャーに依頼すると早い担当のケアマネジャー(記入欄)
申込みの控え家族が受け取って保管する申込先の施設(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

連絡が来たときに、家族で決めること

連絡は、家族の予定に関係なく届きます。返事までの日数が限られることもありますので、先に話し合っておくと、その場で慌てずに済みます。以下は、連絡を受けてから入所日までに決めることの一覧です。

決めること家族で先に話しておくこと施設に聞くことメモ欄
入所日だれが当日付き添えるか当日の集合時間と場所(記入欄)
居室の種類本人が一人の時間を好むか、人の気配を好むか空いている居室の種類と、変更できるか(記入欄)
契約者と連絡の窓口だれが署名し、だれが日常の連絡を受けるか窓口は1人に絞るか、複数でもよいか(記入欄)
支払いの方法だれの口座から支払うか支払い方法の選択肢と、変更の手続き(記入欄)
持ち物の準備だれが買いそろえ、だれが名前つけをするか枚数の目安と、名前つけの方法(記入欄)
かかりつけ医の扱い今の医療機関を続けたいか続ける場合の通院の段取り(記入欄)
面会の頻度だれが、どのくらいの間隔で行けるか面会の受付時間と予約の要否(記入欄)
在宅サービスの終了時期いつまで在宅のサービスを使うか入所日との重なりをどう整理するか(記入欄)
家の片づけと介護用品の返却だれが手配するか施設へ持ち込むものと、持ち込まないもの(記入欄)
辞退する場合の伝え方今回は見送るという選択も残しておく辞退した場合、申込みはどう扱われるか(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

重要事項説明書で、家族が読むところ

契約の日は説明が多く、その場で全部を読み切るのは難しいものです。先に「どこに何が書いてあるはずか」を知っておくと、当日は探して確かめるだけで済みます。以下は家族としての読み方で、事業者としての作り方ではありません。分からない箇所は、右の列の言い方でそのまま聞いてください。

読むところここに何が書いてあるはずか分からなければ、こう聞く
施設の名称と種類施設の正式な名称と、どの種類の施設かの記載この施設はどの種類にあたるのか、教えていただけますか。
職員の体制どの職種が、どの時間帯にいるかの記載夜間はどの職種の方がいらっしゃいますか。
居室の種類と数居室の区分と、それぞれの数の記載契約する居室はどの区分にあたりますか。
提供するサービスの内容日常の介護、健康管理、機能訓練、行事などの記載この中で、追加の申込みが要るものはありますか。
利用料の項目どのような費目が並ぶかの記載この項目のうち、月によって変わるのはどれですか。
支払いの方法と時期請求の時期、支払い方法、締め日の記載請求はいつ届き、いつまでに支払う形になりますか。
入院したときの取り扱い入院中の居室と費用の扱いの記載入院した場合、居室はどうなりますか。
退所となる場合契約が終わる場合の事由と手順の記載退所の話になるのは、どのような場合ですか。
緊急時の対応急な体調の変化のときの連絡と対応の記載連絡はどの順番で来ますか。夜間はどうなりますか。
事故が起きたときの対応発生時の連絡、記録、家族への説明の記載転倒などがあったとき、どのタイミングで連絡が来ますか。
苦情の受付窓口施設内の受付担当と受付方法の記載言いにくいことは、どなたに伝えればよいですか。
外部の相談窓口施設以外の相談先の記載施設の外に相談できる窓口はどこになりますか。
個人情報の取り扱い利用目的と、家族の同意に関する記載どこまでの範囲で情報が共有されますか。
身体の拘束についての考え方施設の方針と手続きの記載どのような場合に、どのような手続きで行われますか。
非常災害時の対応避難の方法、家族への連絡の記載災害のとき、家族にはどのように連絡が来ますか。
感染症への対応予防と、発生したときの対応の記載面会の扱いが変わるのは、どのような場合ですか。
秘密の保持職員の守秘に関する記載退職された職員についても、同じ扱いになりますか。
記録の保存と閲覧記録の保存期間と、家族が見られるかの記載日々の記録を家族が見せていただくことはできますか。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

契約書で、家族が読むところ

重要事項説明書が「施設の説明」だとすれば、契約書は「約束の文言」です。読む量は多いのですが、家族が後で困りやすい箇所は限られています。以下の14か所に印を付けながら読み進めると、聞き漏らしが減ります。控えを受け取って持ち帰り、家にある状態で読み直すことをおすすめします。

読むところここに何が書いてあるはずか分からなければ、こう聞く
契約の期間と更新期間の定めと、更新の手続きの記載更新のとき、家族は何をすることになりますか。
契約者と連絡先の欄だれが契約者になり、だれが連絡を受けるかの記載契約者と日常の連絡先は、別の人でもよいですか。
サービスの内容の条項提供される内容と、範囲の記載ここに書かれていないことを頼みたいときは、どうすればよいですか。
利用料の変更の扱い料金が変わる場合の通知の記載変更のとき、いつまでに知らせていただけますか。
支払いが遅れたときの扱い遅延した場合の取り決めの記載支払いが難しくなったとき、まずどこへ相談すればよいですか。
本人・家族から契約を終えるとき申し出の方法と予告の期間の記載こちらから終える場合、何日前に伝える形になりますか。
施設から契約を終えるとき施設側からの申し出の事由と手順の記載どのような場合に、その話が出ますか。
予告の期間双方の予告期間の記載予告の期間は、双方で同じですか。
入院・外泊中の扱い不在の期間の居室と費用の扱いの記載長く不在にした場合、扱いは変わりますか。
損害賠償に関する条項施設の責めによる場合の取り決めの記載この条項は、どのような場面を想定していますか。
賠償責任保険加入の有無に関する記載保険には加入されていますか。
金銭や預り品の扱い預かる場合の手続きと記録の記載本人のお金や貴重品は、どのように管理されますか。
記録の開示家族からの求めに応じる範囲の記載求めた場合、どのくらいで見せていただけますか。
協議事項と署名・押印定めのない事項の扱いと、署名欄の記載控えは何通いただけますか。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

入所日までに用意する持ち物

持ち物は施設によって指定があり、枚数の目安も違います。ここでは品目だけを並べ、数は書きません。施設の一覧をもらったら、この表の右側に書き足してください。名前つけは、入所日の前夜ではなく、買った日に済ませるのが結局いちばん早く終わります。

品目枚数・数の目安名前つけ用意した日
上着(季節に合わせて)施設に確認(記入欄)要否を確認(記入欄)(記入欄)
下着施設に確認(記入欄)要否を確認(記入欄)(記入欄)
靴下施設に確認(記入欄)要否を確認(記入欄)(記入欄)
寝間着施設に確認(記入欄)要否を確認(記入欄)(記入欄)
室内で履くもの施設に確認(記入欄)要否を確認(記入欄)(記入欄)
外に出るときの靴施設に確認(記入欄)要否を確認(記入欄)(記入欄)
タオル施設に確認(記入欄)要否を確認(記入欄)(記入欄)
バスタオル施設に確認(記入欄)要否を確認(記入欄)(記入欄)
歯みがきの用品施設に確認(記入欄)要否を確認(記入欄)(記入欄)
入れ歯を入れる容器施設に確認(記入欄)要否を確認(記入欄)(記入欄)
ひげそり施設に確認(記入欄)要否を確認(記入欄)(記入欄)
くし・整髪の用品施設に確認(記入欄)要否を確認(記入欄)(記入欄)
石けん・シャンプー類施設に確認(記入欄)要否を確認(記入欄)(記入欄)
ティッシュなどの日用品施設に確認(記入欄)要否を確認(記入欄)(記入欄)
眼鏡・補聴器などふだん使うもの施設に確認(記入欄)要否を確認(記入欄)(記入欄)
写真や時計など身の回りの品施設に確認(記入欄)要否を確認(記入欄)(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

入所してからの1年と、状態が変わったとき|5つの時期・確認24項目

入所したら終わり、ではありません。家族の役割は、続き方が変わるだけです。ここでは最初の1週間から1年までを5つの時期に分け、家族がすること・施設から届くもの・話し合いの機会を並べました。時期の区切りや連絡の頻度は施設によって異なりますので、実際の運用は施設にご確認ください。

最初の1週間から1年までの、家族の予定表

入所直後は、本人も家族も生活の形が変わります。この時期に無理をして通いつめると、長く続きません。先に1年の見取り図を持っておくと、通う頻度を落ち着いて決められます。

時期家族がすること施設から届くもの・話し合いの機会メモ欄
最初の1週間持ち物が届いているか、足りない物がないかを確認する担当してくださる職員の紹介(記入欄)
最初の1週間日中つながる連絡先と、連絡してよい時間帯を伝える入所時の説明と、当面の過ごし方の案内(記入欄)
最初の1週間起床・食事・就寝など、ふだんの習慣を書いて渡す施設で作る計画の説明と同意の場(記入欄)
最初の1週間面会の受付時間と、当面の通い方を決める入所後の様子についての最初の連絡(記入欄)
1か月ごろ一度会いに行き、暮らしの様子を自分の目で見る日々の様子についての連絡(記入欄)
1か月ごろ足りない衣類や日用品を補う補充のお願いの連絡(記入欄)
1か月ごろ気になることを、どなたに伝えるか窓口を確かめる担当職員からの声かけ(記入欄)
1か月ごろ請求の項目を実際に見て、分からない項目を聞く初回の請求(記入欄)
3か月ごろ話し合いの場(会議)に参加できるか予定を空ける計画の見直しや会議の案内(記入欄)
3か月ごろ食事の様子や体重の変化について聞く健康面に関する説明(記入欄)
3か月ごろ通院の予定と、付き添いの要否を確認する受診に関する連絡(記入欄)
3か月ごろ季節の衣類を先に用意する衣類の入れ替えの案内(記入欄)
半年ごろ外出や外泊を試してみるか、家族で相談する外出・外泊の手続きの案内(記入欄)
半年ごろ計画の見直しの説明を受け、希望を伝える計画の見直しの説明(記入欄)
半年ごろ医療の関わり方が変わっていないか確認する体調の変化に関する連絡(記入欄)
半年ごろ行事の案内が来たら、参加できるか返事をする行事の案内(記入欄)
1年ごろこの1年で変わったことを家族で振り返る1年の様子についての説明(記入欄)
1年ごろ契約書や説明書の控えを読み直す更新や変更があるときの案内(記入欄)
1年ごろ今後の希望を家族で話し、施設に伝える話し合いの場(記入欄)
1年ごろ困っていること・助かっていることを言葉にして伝える面談の機会(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

施設から届くものと、受け取ったら控えること

届く書類は、そのつど読んで、そのつどしまうと、後で探せなくなります。1冊のファイルに時系列で入れるだけで、翌年の見直しがずいぶん楽になります。

届くもの届く時期の目安受け取ったら控えること
施設で作る計画の説明と、同意を求める書類入所後まもなく、および見直しのとき説明を受けた日と、説明してくださった方のお名前
話し合いの場(会議)の案内計画の作成・見直しのとき日時と、家族が出られるかどうかの返事
月ごとの請求毎月項目の並びと、前月から変わった点
受診・通院に関する連絡そのつど受診先、日時、家族の付き添いの要否
体調が変わったときの連絡そのつど連絡を受けた日時と、その後どうなったか
行事の案内行事の前家族が参加できるか、持ち物があるか
面会に関するお知らせ運用が変わるときいつから変わるか、いつまで続くか
衣類・日用品の補充のお願いそのつど何が、いつまでに必要か
年に一度の書類の更新の案内年に一度提出先と締め切り
記録の閲覧に関する案内求めたとき見られる範囲と、申し出の方法

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

本人のことで、施設に伝えておくと役立つこと

入所してすぐの時期に、職員が知りたいのは書類に書ききれない部分です。家族しか知らないことを紙に書いて渡しておくと、はじめの数週間の過ごし方が変わることがあります。書式は問いませんので、思い出せる範囲で結構です。ここに書くのは、体調の判断に関わることではなく、暮らしの手がかりです。

伝えておくこと書き方の例(そのまま書き写せます)記入欄
起きる時刻・眠る時刻家では朝はゆっくりで、目が覚めるのは日が高くなってからでした。(記入欄)
朝いちばんの習慣起きるとまず新聞に目を通すのが長年の習慣でした。(記入欄)
食事の好み汁物を先に口にする習慣があり、温かいものを好みます。(記入欄)
苦手な食べ物脂の多いものは残すことが多くありました。(記入欄)
飲み物の好みお茶を熱めで飲むのが好きです。(記入欄)
入浴の習慣家では夕方に入っていました。長湯はしません。(記入欄)
呼ばれ方の好み名字ではなく下の名前で呼ばれるほうが返事をします。(記入欄)
昔していた仕事や役割長く畑仕事をしていて、天気の話をすると表情が変わります。(記入欄)
好きな音楽・番組夕方の歌番組を見るのを楽しみにしていました。(記入欄)
安心する物膝掛けを手元に置いていると落ち着きます。(記入欄)
落ち着かなくなる場面大きな音が続くと、そわそわして立ち上がろうとします。(記入欄)
聞こえ方・見え方の様子右側から話しかけると、聞き返すことが多いです。(記入欄)
家族の呼び名と続柄長女は名前で、次男は「にいちゃん」と呼んでいました。(記入欄)
これまで本人が話していた希望「にぎやかなところは苦手だ」と話していました。(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

入院したとき・退所の話が出たとき

状態が変わる場面では、決めることが一度に増えます。ここでは家族が確認する項目だけを並べます。どうするかの判断は、施設・医療機関・市区町村の説明を聞いたうえで、家族がお決めください。この記事は判断をするものではありません。

場面そのとき確認すること施設に伝えることメモ欄
入院したとき居室はどのような扱いになるか入院先と、入院した日(記入欄)
入院したとき費用の項目がどう変わるか家族の連絡先に変更がないか(記入欄)
入院したとき居室に残した荷物をどうするか持ち帰るもの、置いておくもの(記入欄)
入院したとき施設と病院の間で、どのように情報が渡るか病院から説明を受けた内容(記入欄)
入院したとき退院後、そのまま戻れるかどうかの手続き退院の見込みが分かった日(記入欄)
入院したとき入院中に施設から連絡が来るか家族が病院に行ける日(記入欄)
退所の話が出たときそう説明された理由を、書面で示していただけるか家族としての希望(記入欄)
退所の話が出たとき予告の期間がどのくらいか次の相談を始める時期(記入欄)
退所の話が出たとき次の相談先をどこに求めればよいか相談している先(記入欄)
退所の話が出たとき預けている書類や品物の返却受け取りに行ける日(記入欄)
退所の話が出たとき費用の精算の方法と時期支払いの窓口(記入欄)
退所の話が出たとき記録の写しをいただけるか必要な範囲(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

医療の関わりが増えたとき・看取りの話が出たとき

この場面で家族が抱えるのは、情報の不足よりも「だれと、いつ話せばよいか分からない」という戸惑いです。話し合いの場そのものを確認することが、いちばん役に立ちます。ここでも、医学的な判断や治療の内容についてはこの記事では扱いません。説明は医療機関と施設からお受けください。

場面そのとき確認すること施設に伝えることメモ欄
医療の関わりが増えたとき施設で対応している範囲がどこまでか家族が説明を受けたい時間帯(記入欄)
医療の関わりが増えたとき看護の職員がいる時間帯家族の連絡先の優先順位(記入欄)
医療の関わりが増えたとき通院の付き添いをお願いされるか付き添える家族と、その日(記入欄)
医療の関わりが増えたとき家族の同意を求められる場面はどこかだれが同意の窓口になるか(記入欄)
医療の関わりが増えたとき費用の項目が変わるかどうか支払いの方法に変更がないか(記入欄)
医療の関わりが増えたとき連携している医療機関がどこかこれまでかかっていた医療機関(記入欄)
看取りの話が出たとき話し合いの場は、いつ、どなたと持つか参加できる家族と、その日程(記入欄)
看取りの話が出たとき本人の希望をどのように聞き取るか本人が以前話していたこと(記入欄)
看取りの話が出たとき家族が付き添える時間と場所付き添える家族と時間帯(記入欄)
看取りの話が出たとき連絡は、だれに、どの順番で来るか夜間につながる番号(記入欄)
看取りの話が出たときその後の手続きで、家族がすること相談している葬儀等の窓口があるか(記入欄)
看取りの話が出たとき家族の気持ちを相談できる先があるか家族の体調や事情(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

どんなときにどちらを見るか|5つの住まいと在宅サービスを、暮らし目線で並べる

比較の記事は「違い」を説明して終わることが多いのですが、家族が知りたいのは「今の状況では、どれを先に見に行けばよいか」です。ここでは制度の分類ではなく、暮らしの形と、家族の関わり方で並べました。どれを選ぶかは、本人の状態、家族の事情、地域の状況によって変わります。特定の施設をおすすめするものではありません。

5つの住まいと在宅サービスを、暮らしの形で並べる

下の表は、施設の良し悪しではなく「何を中心に組み立てられている場か」を並べたものです。同じ種類でも施設ごとに幅がありますので、最後の列の内容を実際に聞いてください。

住まい・サービス暮らしの形だれと相談して決めるか期間の考え方家族の関わり方先に確かめること
特別養護老人ホーム(特養)生活の場として、日々の暮らしが中心施設の生活相談員、担当のケアマネジャー長く暮らすことを想定した契約面会・行事・話し合いの場に参加居室の種類、夜間の体制、看取りへの考え方
介護老人保健施設(老健)家に戻ることを目標に組み立てられる施設の相談員、医療職期間を区切って見直す形が多い在宅に戻る準備を一緒に進める在宅復帰に向けた進め方と、見直しの時期
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)少人数の共同生活。家事を一緒に行うことがある施設の管理者、担当のケアマネジャー共同生活が続けられる間行事や家族会に参加する形が多い対象となる方の条件、共同生活の1日の流れ
有料老人ホーム住まいにサービスが付く形。内容の幅が広い運営する事業者契約の内容による契約内容を家族が把握しておく契約に含まれる内容と、別料金になる内容
サービス付き高齢者向け住宅住まいが中心で、安否確認や相談が付く運営する事業者賃貸借に近い契約の形外部のサービスとの組み合わせを整える付いているサービスの範囲と、外部で頼む範囲
小規模多機能型居宅介護家で暮らしながら、通い・泊まり・訪問を組み合わせるその事業所のケアマネジャー在宅の生活が続く間家での暮らしを家族と分担する泊まりの空き状況と、急なときの対応

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

こんなときは、どちらを先に見に行くか

状況ごとに「まず情報を取りに行く先」を並べました。ここに書いているのは行き先であって、結論ではありません。実際にどこが合うかは、見学と相談を経て、家族がお決めください。

こんなとき先に情報を取りに行く先そこで確認する質問文
退院の予定が決まり、家に戻るのが難しそうなとき病院の相談窓口と、担当のケアマネジャー退院までに、どの手続きを進めておけばよいですか。
家での介護が、夜のあいだ特に難しいとき担当のケアマネジャー、地域包括支援センター夜間を支える方法には、どのような選択肢がありますか。
家に戻れる見込みを、まだ残しておきたいとき介護老人保健施設の相談窓口在宅に戻る準備は、どのような流れで進みますか。
一人暮らしで、見守りがほしいとき地域包括支援センター見守りのある住まいには、どのような選択肢がありますか。
通いと泊まりを組み合わせて、家での暮らしを続けたいとき小規模多機能型居宅介護の事業所急に泊まりたいとき、どのように対応されていますか。
もの忘れが増えて、暮らしの中で困りごとが出てきたとき担当のケアマネジャー、地域包括支援センター今の状況に合う相談先は、どちらになりますか。
医療との関わりが増えてきたときかかりつけの医療機関と、担当のケアマネジャーこの状況で受け入れを相談できる先はどこですか。
家族が遠方に住んでいるとき地域包括支援センター、施設の相談員遠方の家族とは、どのように連絡を取り合っていますか。
短い期間だけ預かってほしいとき担当のケアマネジャー短期間の利用には、どのような方法がありますか。
費用の考え方を先に整理したいとき市区町村の窓口と、施設の相談員どのような費目が並び、どこに相談すればよいですか。
家に手すりを付ければ、まだ続けられそうなとき担当のケアマネジャー、福祉用具の相談窓口住まいの環境を整える方法には何がありますか。
最期までを一つの場所で考えたいとき見学先の施設の相談員最期まで過ごすことについて、どのようなお考えですか。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

家族が抱えやすい不安を、施設に確かめる質問文に変える|32組

入所を考えるときの不安は、たいてい「答えのない問い」の形をしています。「かわいそうではないか」「後悔しないか」という形のままでは、だれに聞いても答えは返ってきません。同じ不安を施設に確かめられる質問文に置き換えると、答えが返ってくる形になります。ここではよく聞かれる不安を32組並べ、右側にそのまま言える言葉を置きました。不安そのものを消す表ではなく、確かめる先をつくる表です。

面会と、日々の暮らしについての不安

不安に思っていること施設に確かめる質問文メモ欄
面会に行けない日が続くと、寂しい思いをさせるのではないか面会に来られない家族の方は、どのように連絡を取っていらっしゃいますか。(記入欄)
家族の顔を忘れてしまうのではないか写真を居室に置いておくことはできますか。(記入欄)
一日中、何もせずに過ごしているのではないか日中は、みなさんどのように過ごしていらっしゃいますか。(記入欄)
話し相手がいないのではないか同じユニット(フロア)の方とは、どのように過ごされていますか。(記入欄)
家にいたときの習慣が、全部なくなるのではないか起床や就寝の時間を、その方に合わせていただくことはできますか。(記入欄)
好きだった物を取り上げられるのではないかふだん使っている物を持ち込む場合、決まりはありますか。(記入欄)
本人が「帰りたい」と言ったとき、どうすればよいか分からないそうおっしゃる方には、みなさんどのように接していらっしゃいますか。(記入欄)
職員が忙しそうで、頼みごとをしにくいお願いごとは、どなたに、どのタイミングで伝えるとよいですか。(記入欄)
言いにくいことを伝えたら、本人に不利にならないかご意見はどのように扱われますか。窓口は施設の外にもありますか。(記入欄)
外に出る機会がなくなるのではないか外に出る機会は、どのくらいの頻度でありますか。(記入欄)
同じ居室の方と合わなかったらどうするか居室を変えていただくことはできますか。どのような手続きになりますか。(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

受け入れと、体調についての不安

不安に思っていること施設に確かめる質問文メモ欄
今の状態で受け入れていただけるのか分からない受け入れについては、どこへ、どのように相談すればよいですか。(記入欄)
申し込んでも、順番が回ってこないのではないか申込みの後、どのような流れで連絡が来ますか。(記入欄)
状態が変わったら、申し込みをやり直すのか状況が変わったとき、施設へはどのように伝えればよいですか。(記入欄)
途中で出なければならなくなるのではないか契約が終わる場合について、書面のどこに書かれていますか。(記入欄)
体調が変わったとき、すぐ連絡が来るのか分からないどの程度の変化から、家族に連絡していただけますか。(記入欄)
夜に何かあったとき、気づいてもらえるのか夜間の見回りと、呼び出しへの対応を教えていただけますか。(記入欄)
転んでけがをしないか心配転倒があったとき、どのように連絡と説明をいただけますか。(記入欄)
食べられなくなったらどうなるのか食事がとりにくくなった方には、どのように対応されていますか。(記入欄)
今の医療機関を続けられるのか分からない今のかかりつけ医を続ける場合、どのような段取りになりますか。(記入欄)
入院したら、そのまま戻れなくなるのではないか入院された方は、退院後どのような流れで戻られていますか。(記入欄)
最期のときに立ち会えないのではないか急なときの連絡は、どの順番で来ますか。付き添いはできますか。(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

お金と手続きについての不安

費用に関する不安は、金額そのものよりも「何が、いつ、どこから引かれるのかが見えない」ことから生まれます。金額は所得・世帯・地域・居室の種類で変わりますので、この記事では金額を書きません。項目の並びと相談先を確かめてください。

不安に思っていること施設に確かめる質問文メモ欄
いくらかかるのか見当がつかない請求書の見本を見せていただき、項目を説明していただけますか。(記入欄)
月によって金額が変わるのが不安月によって変わる項目は、どれになりますか。(記入欄)
負担を軽くする仕組みがあると聞いたが、よく分からない食費や居住費の負担に関する相談は、どこにすればよいですか。(記入欄)
支払いが難しくなったら、すぐ出なければならないのか支払いが難しくなったとき、まずどこへ相談すればよいですか。(記入欄)
本人の年金や預金の管理をどうすればよいか分からない本人のお金の管理について、施設ではどのような仕組みがありますか。(記入欄)
理美容や日用品の代金が、どう請求されるのか分からない立て替えていただいた分は、どのように精算されますか。(記入欄)
手続きの書類が多くて、何を出したか分からなくなる提出した書類の控えは、いただけますか。(記入欄)
だれが契約者になればよいか、家族で決まらない契約者と、日常の連絡先は別の人でもよいですか。(記入欄)
遠方に住んでいて、手続きのたびに行けない書面のやりとりで進められる手続きはありますか。(記入欄)
書類の内容が難しく、その場で理解できない控えをいただいて、持ち帰って読んでからお返事してもよいですか。(記入欄)

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

不安を質問文に置き換えると、もうひとつ良いことがあります。家族のあいだで意見が割れたときに、話の焦点が戻せることです。「かわいそうだ」「仕方ない」という言い合いは、どちらも正しさを主張しているので終わりません。「では、面会の運用について施設に聞いてから決めよう」という形にすると、次にすることが決まります。決められないことを決めようとするより、確かめられることから確かめるほうが、結果として早く落ち着きます。

そして、聞いた答えは家族のあいだで共有してください。見学に行った人だけが知っている状態が続くと、後から「そんな話は聞いていない」というすれ違いが生まれます。メモ欄を埋めた紙をそのまま写真に撮って送るだけでも、共有としては十分です。

この記事の表は、答えを決めるためのものではなく、確かめる相手と言葉を用意するためのものです。入所の申込みと決定は、施設および市区町村の定めによります。費用、受け入れの範囲、契約の内容は施設によって異なりますので、実際の内容は申込先の施設および市区町村の窓口にご確認ください。

なお、介護保険法に基づく届出書類の作成・提出代行は社会保険労務士の業務です。

費用と、入所までの待ち時間について

Q. 費用はどのくらいですか?
A. 介護保険の自己負担に加え、居住費・食費などがかかります。所得に応じた負担軽減(補足給付)の制度もあります。

Q. すぐに入所できますか?
A. 地域や施設により待機が生じることがあります。要介護度や介護の必要性などをふまえて入所が決まります。

施設の記録を効率化する

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」の施設・通所マナ(施設記録+通所介護)は、日々の介護記録の作成を効率化し、多職種での共有を後押しします。利用者さま3名まで、3か月間、回数の制限なく無料(2026年中のご登録は2027年3月31日まで)でお試しいただけます。

特養の特徴と入所条件

特別養護老人ホーム(特養)は、常時介護が必要な方が生活する施設です。特徴と入所条件を整理しました。

項目内容
目的生活の場としての介護(終身利用も可)
対象原則要介護3以上(特例あり)
サービス食事・入浴・排泄などの介護、健康管理、レクリエーション
費用所得に応じた負担軽減の仕組みがある

よくある質問(FAQ)

特養に入るには?
原則として要介護3以上が対象です。緊急性などにより特例が認められる場合があります。
老健との違いは?
特養は生活の場、老健は在宅復帰を目指すリハビリ中心の施設です。
費用は?
所得に応じた負担軽減(補足給付)の仕組みがあります。
カイポケを使っていないのですが、どうすればよいですか?
カイポケをご利用中でなくても、神マナは単体で問題なくご利用いただけます。「マナドライブ」で帳票類の管理・網羅もでき、まず神マナを導入して後からカイポケを連携することも可能です。カイポケの導入をご希望の際は、当社からサポート担当へお繋ぎします。詳しくは「カイポケ導入相談・お見積り」の案内ページをご覧ください。
老健との違いは?
特養は「生活の場」、老健は「在宅復帰を目指すリハビリ施設」という役割の違いがあります。
関連サービス
施設・通所マナ(施設記録+通所介護)
バイタル・食事・排泄などの日常記録を、音声入力とワンタップでかんたんに。同じ内容を繰り返し書き写す工程をなくす設計です。1つのご契約で、施設記録と通所介護の両方をお使いいただけます。
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入所中に作る記録と、その周期

身体的拘束の記録は、実施した都度残します。まとめて書くことはできません。

記録周期残すこと
施設サービス計画入所時・変更時課題、目標、サービス内容、同意
サービス担当者会議の記録計画の作成・変更時出席者、検討内容、結論
モニタリング定期的に目標の達成状況、計画の適否
介護記録(日誌)毎日食事、排泄、入浴、睡眠、特記
バイタルの記録施設の定めによる体温、血圧、脈拍
栄養ケア計画入所時・見直し時低栄養のリスク、目標
口腔衛生管理計画入所時・見直し時口腔の状態、実施内容
褥瘡対策の計画リスクのある方評価、体位変換、皮膚の状態
身体的拘束の記録実施した都度態様、時間、心身の状況、緊急やむを得ない理由
事故・ヒヤリハットの記録発生の都度日時、状況、対応、家族への連絡
看取りの記録看取り期本人・家族の意向、医師の説明、日々の状態
カンファレンスの記録随時出席者、検討内容

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この記事の執筆・編集

介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)

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