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介護の業務改善事例68件|シフト・移乗・見守り・教育【厚労省の報告書から】

厚生労働省が公表している業務改善の報告書などから、シフト・労務・介助・教育などに関する事例68件を抜き出して整理しました。現場で挙がった課題/取り組んだこと/結果/出典を1行にまとめています。実在する事業所の報告なので、抽象論ではありません。表はExcel/CSVで持ち帰れます。

シフト作成、移乗の負担、夜間の見守り、新人教育、排泄・入浴の介助。記録以外の現場負担を集めました。

結果の欄が「記載なし」のものは、報告書に効果が書かれていないものです。推測で補っていません。事業所の規模・体制によって結果は変わります。取り組みの内容と前提を読んだうえで、自事業所に合う形に置き換えてください。

シフト・労務・介助・教育など|どの分野・どのサービスの事例か

分野 件数
シフト・労務 22
教育・研修 9
移乗・移動 8
見守り・夜間対応 8
組織・業務改善 6
排泄 5
整理整頓・環境整備 2
職場環境整備 2
入浴 1
業務オペレーション 1
環境整備・5S 1
請求事務 1
開発支援(リビングラボ) 1
食事・調理 1
サービス種別 件数
施設 20
訪問介護 10
通所介護 10
居宅介護支援 6
介護老人保健施設 6
小規模多機能型居宅介護 5
通所 3
看護小規模多機能型居宅介護 3
介護老人福祉施設 3
訪問看護 3
特別養護老人ホーム 3
記載なし 3
居宅 2
開発企業 2
総合事業 1
定期巡回・随時対応型訪問介護看護 1

シフト・労務・介助・教育などの改善事例(68件)

現場で挙がった課題 取り組んだこと 結果 出典(事業所名・報告書)
訪問スケジュールの作成に多くの時間を要していた。非常に複雑な個別事情を考慮してスケジュールを作成する必要があり、またExcelで作成していた。 訪問スケジュール作成のAIツールを導入。事業所の運用にマッチするようAIツールをカスタマイズし、ショートステイやデイサービスの利用状況も入力できるよう調整した。 スケジュール作成・修正に要する時間は導入前27.3時間/週→事後②22.1時間/週に減少。訪問介護員として利用者を訪問する時間は導入前8.0時間/週→事後②17.1時間/週に増加… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例10
訪問スケジュールはスプレッドシートで管理しており、作成・修正した際は介護記録ソフトにも訪問時間を登録・修正する必要がある。スケジュール作成は複数の要素を考慮する必要があり時間を要している。スケジュールは事業所のパソコンのみで作成できる。 訪問スケジュール作成AIツールを導入し介護記録ソフトと連携。リーダーによる抜け漏れ確認作業を廃止し、介護職員はスマートフォン上で訪問スケジュールを確認する運用に変更した。 訪問スケジュール作成・調整にかかる時間が、事前9.5時間/週→事後②5.8時間/週に減少(3.7時間減少)。うち作成時間は4.8時間→4.0時間(0.8時間減)、調整時間は4.7… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例13
送迎前日の夕方に翌日の送迎利用の要否を確認し、名札をボード上に配置することで送迎表を作成していた。経験値に基づき送迎表を作成していたため、作成可能な職員が限定されていることに負担を感じていた。 送迎スケジュール作成のAIツールを導入。利用者データを登録し、従来のやり方と並行して操作練習を行い、事業所の運用スタイルに応じて設定をカスタマイズした。 送迎スケジュール作成にかかる時間が事前6.4時間/週→事後①4.7時間→事後②2.5時間/週に減少(3.9時間減少)。利用者のアセスメント・情報収集・介護計画の作成・見直しの時間… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例14
介護職員の業務負担が大きく、退職者が増えていた。介護老人福祉施設の仕事は大変であるといったイメージがあり、介護職員を希望する人材が不足していた。 介護職員でなくともできる業務を仕分けし、間接業務を介護助手に移管。介護経験ゼロの方やリタイアした方を採用し、就労継続支援B型事業所の活用や技能実習生の導入も併用した。介護助手は2フロア定員70名に対し3名、1日8時間×週2〜5日程度勤務。 「介護助手なし」と比べて「介護助手あり」で、介護職員における間接業務時間が15.6分削減。心理的負荷が「弱い」に該当した介護職員が33.3ポイント増加。夜勤明けの残業など時間外勤… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例20
介護職員の人材が不足し、業務負担が増加している。 介護職員の業務内容を見直し、専門知識のない介護助手でも対応できる間接業務を切り出して移管。短時間・少日数でも勤務可能な介護助手の雇用人数を拡大し、元気高齢者を活用した。介護助手は3フロア定員100名に対し時間帯ごとに2〜6名、1日2〜3時間×週2〜5日程度勤務。 「介護助手なし」と比べて「介護助手あり」で、介護職員における間接業務時間は5日間で16.6時間削減。利用者のコミュニケーションの変化について「発話量が増えた」「利用者の表情(笑顔… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例21
介護職員の業務全体に対する間接業務の割合が高く、個別ケアを実施できていなかった。物品を管理する倉庫の整理や在庫管理が不十分で、物品探しにかかる時間が介護職員の負担になっていた。介護職員が排泄介助の準備から片付けをすべて実施していた。各フロアに1か所しかおむつ置き場がなかった。 倉庫の整理を行ったうえで在庫管理システムを導入し、各フロアの物品補充を介護助手が担当する体制に変更。おむつの補充や片付けも介護助手が担当し、各居室におむつBOXを設置して介護職員がおむつを取りに行く手間をなくした。 「物品管理」の業務時間が事後①8.6分、事後②8.4分減少。「物品管理」を除く「間接業務」の時間も事後①28.7分、事後②10.6分減少。「余裕時間」が事後①25.7分、事後②1… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例31
通所事業において管理者の残業が多く、業務が属人的になっている。自分(管理者)に仕事が偏りすぎている。 埼玉相談窓口の伴走支援。導入機器は介護記録用タブレット及び施設内Wi-Fi環境構築機器。手順1で「生産性を向上する」意味をメンバー全員に理解してもらい(パート職員が多い居宅系では『業務が減る=新たな業務が増える』と捉える人が多いため必要性を丁寧に説明)、手順2で全体的な業務内容を書き出して整理、手順3でタブレット導入を機会として“任せる… 業務を書き出して整理した結果、他の人に“やらせていない”ことが多々見つかり、業務分担を実施。※定量的な効果(削減時間・%等)は報告書に記載なし。手順4以降は「予定」段階。 厚生労働省 介護ロボットの開発・実証・普及広報のプラットフォーム事業 事業報告書(令和7年3月)第2章…
【全国集計】介護ソフトを導入していても「職員の出退勤表、シフト表の作成・変更・保管」は使用率30%以下の機能に分類されており、実際には使われていない。同時に、この機能は「導入を予定している機能(導入予定20%以上)」の筆頭にも挙がっている=ニーズはあるが未着手。 資料には、この機能について具体的な導入施策も導入後の効果数値も記載されていない(「使用例が少ない機能」「導入を予定している機能」として列挙されているのみ)。 効果に関する記載なし。資料はこの機能を未使用・導入予定として挙げるにとどまる。関連する記述として、削減した間接時間の活用先に「職員の残業時間の削減」39.8%(2年目45.9%)… 厚生労働省「ICT導入支援事業 令和3年度 導入効果報告取りまとめ」
「職員の心理的負担が減ったか」「勤務態勢が改善されたか」が設問化されている。 介護ソフト・タブレット等のICT導入と、職場の環境整備の見直し(4〜6が67.7%・平均3.96)。 「職員の心理的負担が減った」に4〜6が57.5%(平均4.03)。「勤務態勢が改善された」60.7%(3.96)。自由記述の【波及効果】に「心理的負担が軽減した」「職員間でのコミ… 厚生労働省 老健局 認知症施策・地域介護推進課「令和2年度ICT導入支援事業 導入効果報告まとめ」(2…
改善方針シートの課題1)「午後から抜けられるスタッフがいるのに指示がないとフリーを取らない」。気づきシートのグルーピングで多く出た項目は「スタッフ間の連携(教育体制)・送迎関係」で、「出来ていると感じていた所が出来ていない所が分かった」。 改善活動案は「誰とシフトを変わるかの明確化」「教育の必要性」「指示系統の構築」。実施する改善活動は「シフトを変更する際のマニュアルを出す」「フロア業務の再教育をする」「業務時間調査作成」。業務時間調査は1日をビデオに記録する方法で行い、出し合った意見をもとにマニュアルを作成した(取組前は業務の交代の仕方や考え方等のマニュアルがなかった)… 「菜園活動など、スタッフの見守りが二手に分かれてしまう事でも提供できるようになった。」「利用者共同作品の掲示を終礼後にしていたが、日中に利用者様と掲示できるようになった。」「計画… 厚生労働省 令和3年度 業務改善活動報告書/いきいき稲富デイサービスセンター(通所介護・福岡県八女市)
改善方針シートの課題2)「15:00からの業務の交代が明確化されてない」。 改善活動案は「誰とシフトを変わるかの明確化」「指示系統の構築」「リハビリスタッフへの協力要請」。実施する改善活動は「シフトを変更する際のマニュアルを出す」「実践の中で修正」。取り組み優先度2位。 振り返りでは課題1と一体で「スタッフ間での話し合いの場を多く作れるようになり、何を考えているのか等、スタッフ間でのコミュニケーションが取れた」「指示が無くても動けるようになった」… 厚生労働省 令和3年度 業務改善活動報告書/いきいき稲富デイサービスセンター(通所介護・福岡県八女市)
「洗濯時間の効率化後、昼食、夕食前の時間が余り空き時間が有効活用できていない。➡各々やる事がバラバラになっている。」「空き時間➡何をしててもわからない・何かしても・してなくても何も言われない。➡休憩時間以外は『勤務』という意識が欠如している ⇩ 時間を有効に使えていないムダが生じている」。実態調査… 昼食前(11:00〜12:30)・夕食前(15:30〜16:30)の空き時間について業務時間調査を実施。空き時間をルール化した。ルール1:食事前の配置人員は食堂誘導1名・配膳1名。ルール2:時間帯に応じてやるべきことをルール化(A:10分=薬チェック/B:15分=物品の補充(共用部分)/C:20分=各階の食堂にあるDVDによる利用者に向… 職員アンケート(改善活動前 n=10/後 n=12)で「昼食・夕食前の時間に空き時間があると思いますか?」に「あると感じる」が前80%→後17%となり、「空き時間の有効活用時間 … 厚生労働省 令和3年度 業務改善活動報告書/ヘルパーステーション ひまわりの家・蔵前(訪問介護・大阪府…
職員アンケートで「昼食・夕食前の空き時間には、何をしていいのか解らず困る事はありますか?」「昼食・夕食前の空き時間、気持ちに焦りはありますか?」を確認したところ、改善活動前は困ることが「ある」20%、焦りが「ある」60%だった。 空き時間のルール化(ルール1〜3)と、ルール化した目的を記載した手順書の作成。「手順書でルール化した目的を記載することで、根拠に基づいた取り組みであることを職員の皆さんに意識付けし、モチベーションを持って取り組んで頂く事を図る」。実施前・後に同じ質問で職員アンケートを行い、気持ちの変化を明確化した。 「空き時間に困らない人が12%増加」(困ることが「ない」:前80%→後92%)。「空き時間に焦らない人が35%増加」(焦りが「ない」:前40%→後75%)。自由記載では「空き時間… 厚生労働省 令和3年度 業務改善活動報告書/ヘルパーステーション ひまわりの家・蔵前(訪問介護・大阪府…
共用部分の物品補充が定まっておらず、「物品が補充されていなくて困る」状態があった(取り組み開始時 n=15 のアンケートで「減った」67%・「少し減った」7%=74%)。 空き時間のルール化のルールB(15分:物品の補充(共用部分))として実施。担当者は管理者・サービス提供責任者がシフトに記載する。練り直しでは、毎日の物品補充がマンネリ化している状況を変えるため「月・水・金 物品補充/火・木・土 オムツ管理・補充のルール化」を実施し、オムツの管理・補充に関する手順書を目的とともに作成、実施できなかった場合… 「物品補充について困らない人が9%増加」(改善活動後 n=12 で「減った」75%・「少し減った」8%=83%、取り組み開始時 74%)。※報告書には「実施前の測定なし」と注記あ… 厚生労働省 令和3年度 業務改善活動報告書/ヘルパーステーション ひまわりの家・蔵前(訪問介護・大阪府…
改善活動前の職員アンケートで、空き時間にやりたいこととして「利用者と話がしたい・コミュニケーションがとりたい(3名)」が挙がる一方、実際には「昼食・夕食の時間があっても何かするには時間に余裕がない」「前のサービスが残っていたら続けたい」という状態だった。 空き時間のルール化のルールC(20分:各階の食堂にあるDVDによる利用者の方々に向けての体操やレクリエーション)を実施。担当者は管理者・サービス提供責任者がシフトに記載。ルールCについて職員が利用者について気付いた・感じたことを自由記載してもらった。 「Cの取り組みを実施して利用者との会話は増えましたか?」で「会話増加した人が12%増加」(改善活動後 n=12:かなり増えた17%+少し増えた75%=92%、取り組み開始時 n=… 厚生労働省 令和3年度 業務改善活動報告書/ヘルパーステーション ひまわりの家・蔵前(訪問介護・大阪府…
業務に追われ就業時間で仕事が終わらず、情報共有の時間や勤務時間が長くなってしまう。業務内容が可視化されておらず、無理・無駄・ムラの所在が分からない状態だった。 練り直し案として、業務時間調査の実施と業務時間調査表への転記、業務時間の見直しを計画(担当者・期限を決めた進捗管理シートに落とし込み、3月に実施予定として記載)。 数値の記載なし(報告書時点では練り直し案の計画段階であり、業務時間調査の結果は記載されていない)。 和が家 日和(小規模多機能型居宅介護/長野県岡谷市・株式会社和が家)令和3年度 業務改善活動報告書(厚…
通い利用者の受け入れ時間と、泊まり利用者の朝食時間がかぶってしまう時間帯があり、受け入れ+食事介助等で勤務内容に無理が生じて忙しかった。スタッフに余裕がない(原因)→業務時間帯により無理がある(結果)→時間帯に無理が生じるとその後の業務に影響が出る(悪影響)と整理された。 調査名を「業務ダイエット作戦」とし、2月14日・15日勤務のスタッフに「業務時間分析票」への記入を依頼してデータ化・可視化。改善対象時間内の業務についてアンケートで職員の意識調査を行い、新しい・既存ポジションでの役割分担を明確に決め、新しいマスターライン(職員配置)を実際に稼働させて、業務内容に変化があったか職員アンケートで確認した。休… 数値の記載なし。「新しいマスターラインで職員の配置を実施してみて、朝の時間帯に余裕が生まれ、その後の業務にもスムーズに移行できるようになった。午後の時間帯も休憩時間が変更になった… 小規模多機能型複合福祉施設 見岳荘〜けやき〜(小規模多機能型居宅介護/長野県安曇野市・有限会社宗明会)…
気づきシート30個から「レクリエーションの準備時間が無い」が最も多いグループとして特定された。「レク備品購入する時間がない。時間外での買い出しが常態化している」。作業工程を洗い出したところ、費用が手元に来てからまとめて購入するスタッフ、時間外を活用し購入するスタッフ、引継ぎをして購入依頼するスタッ… 作業工程の5Sを実施。①どのような工程があるのか洗い出し、②定量定性評価と現在の作業工程の確認、③現在要している時間と比較して必要な時間を考える、④洗い出した工程が必要なのか検証、⑤必要となった工程をさらに工夫できないか、⑥作業工程を一つにまとめる、⑦作成した作業工程の共有と定量定性評価、の手順で進めた。結果として①企画申請②法人決済③… 残業時間については実施後アンケートで「減った0名、増加した0名、変わらない3名(自宅待機のため未回答1名)」。作業工程の理解は「はい2名、いいえ1名」。働きがいは実施前 50%・… 厚生労働省 令和3年度 業務改善活動報告書/グルメ杵屋社会貢献大領の家デイサービス(通所介護・定員25…
「備品の収納場所が決まっていない。保管場所に困っている」「レク備品を探す為に収納場所を何度も往復する」。また「準備段階の備品・進行中の備品が混同している為、引継ぎ作業が困難になっている」「事業所の特性として収納場所が極端に少なく、市販の収納BOXを使用している」という状況だった。 環境の5Sを実施。①収納の整理(整理整頓の項目の決定)②収納に関するルール決め③実施前後の定量定性評価④ルールに関しての共有。「整理」推進シートで基準を作成(レク実施の際に余っている備品・キットは破棄する/何かに使えると思って保管している備品は3か月超過した時点で破棄/消耗品や事務用品は破棄せず他用途で使用/適正量を決める/“とりあえず… 改善活動実施前と実施後で収納場所に行く回数と時間を調査した結果、実施前は平均収納に行った回数9.75回・収納場所に行った平均時間1日20分、実施後は平均収納に行った回数5.6回・… 厚生労働省 令和3年度 業務改善活動報告書/グルメ杵屋社会貢献大領の家デイサービス(通所介護・定員25…
気づきシートをグルーピングすると「入浴について」「送迎について」「記録について」「おやつの準備について」など様々な意見が出されたが、「人手不足・個人スキルのバラつきについての意見が多数」だった。推進役として「多岐に渡る意見がでたことで、何をどのように進めていいのか悩んだ」。 「人手不足やスキルレベルが根本的な原因となる課題は、すぐに解決するのは難しいと考え」、①今、みんなが困っていること、②全体的に考え、誰もが関わる可能性のあるもの、の2つの観点から、今回は身近な業務である『連絡ノート作成』を課題として選択した。課題決定後、改めて付箋を使い『連絡帳』に繋がる意見を出し合い因果関係図を作成した。また、スタッフ… 人手不足・スキルのばらつき自体への効果の数値の記載なし(今回の改善対象から外し、解決しやすい課題を先に選んだ)。結果として連絡ノートの時間短縮により「時間短縮により、サービス提供… 厚生労働省 令和3年度 業務改善活動報告書/デイサービスセンターみどりの樹(通所介護・総合事業・定員3…
職員不足、多忙にて新規ターミナルケースが発生した際、サブに付く依頼をためらってしまう。十分な支援ができない。 新規職員採用後の導入マニュアルを作成する。新規採用を促進する(優先度3位)。4月から新しく入る方(包括からの経験者1人、キャリアにブランクのある方)にPCからのFAXの送り方を教えられるようスキルアップする、という練り直し案も出された。 本報告書では実施結果・効果の記載なし。 厚生労働省「令和3年度 業務改善活動報告書」社会医療法人友愛会 豊見城中央病院ケアプランセンター(沖縄…
どの場面においても人手不足を感じている。排せつや食事、入浴の場面など直接介助を行う場面で人手不足を感じている。ご利用者に、ではなく業務が優先となっている現実がある。 各部署から1名ずつ選定して部署間を超えた委員会を発足させ、週1回30分以内の会議を定期開催。限られた人材の負荷に偏りがないよう、皆が参加し一人ひとりが主となって業務に取り組む体制づくりを目指した。具体的な改善活動はLIFEマニュアル作成と勉強会の2チームに分けて実施。 「大きく分けたテーマに沿って2チームに分けた事で、各部署それぞれしか知らなかった事も共有できるきっかけとなった」「部署を超えて、話し合い・確認し合う作業は新鮮でこれからも継続した… 厚生労働省「令和3年度 業務改善活動報告書」医療法人敬英会 介護老人保健施設さくらがわ(大阪市浪速区・…
ストレッチャー浴・つるべ(リフト)浴の両方が運用されている時(月・木)のフロア対応の業務が過度な負担であり、フロアで過ごす利用者の見守りが不十分で、利用者を待たせる事も多くあった。 2か所浴室が運用されている時はフロア対応スタッフを増やす体制にした。①つるべ浴の午前入浴は3〜4名程度介助して終了とし、午後から数名介助する ②早めに終了したつるべ浴のスタッフがフロアフォローに入り、主にストレッチャー浴利用者の入浴前後の対応にあたる ③フロア対応担当はフロアフォローが入ってからはフロア業務を主にする。あわせて入浴前と後… 防犯カメラでフロアにスタッフが居なくなる時間を計測(9時〜12時)した結果、改善活動前 約10分 → 改善活動後 約1分。入浴時のフロア対応で感じるストレス度合い(1〜10)は平… ひまわりの里・蔵前(看護小規模多機能型居宅介護/大阪府堺市北区・社会福祉法人ひまわり会)令和3年度 業…
排泄ケアを職員2名で行っているが、繁忙な時間帯等では職員2名が揃うまでに時間を要していた。排泄ケアの際、移乗の姿勢制御のためにトイレに台やクッションを用意する手間があった。 移乗支援機器を導入し職員1名での排泄ケアを実施。導入前に練習会を開催し、機器導入後の作業手順を整理した資料を作成して手順を標準化した。 排泄ケアに係る人員体制を2名から1名に変更した結果、利用者1人1回あたり累計平均14.0分であったものが、移乗支援機器を活用することで1名介助で平均6.7分で対応できた。移動・移… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例5
排泄が頻回な利用者がおり、排泄の予測が難しい。尿量の把握が困難であり、おむつやパッドの選定等に課題があった。 排泄予測支援機器DFreeを導入し、膀胱にどの程度の尿が溜まっているかをデータで把握。アラートを用いたトイレ誘導を実施し、取得データを今後のアセスメントに活用した。 トイレでの排泄回数が、事前1日当たり2.1回/日 → 事後①4.3回/日 → 事後②4.0回/日に増加。排泄ケアにかかった時間は事前6.2分/回 → 事後①5.4分/回 → 事後… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例6
オムツ・パッドは1日4回〜6回の定時交換で、必要のないタイミングで交換したりする場合があった。定時交換のため排便で長時間オムツ・パッドが汚れたままとなり効率の低下を招いた。横漏れでリネン・シーツまで交換する必要があった。 排泄検知シート(Helppad)を導入し、定時交換から通知を基にした適切なタイミングでの交換に変更。排尿か排便か区別できることで、排泄ケアに行く前に必要な備品を準備できるようにした。 夜間では「排泄介助・支援」にかかる時間が48分減少、「巡視・移動」にかかる時間が26分減少し、その結果「休憩・待機」の時間が14分増加。利用者1人1日当たりの排泄がなかった回数は… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例7
認知症の入所者も多く、特に排便状況について正確に把握できない。排便の有無を確認するために介護職員が確認作業を行っており時間がかかる。正確な排便状況を把握できず、利用者が適切なケアを受けられない。介護職員の心理的な負担もある。 排泄状況を検知するテクノロジー(カメラで利用者を識別するタイプ)を2施設に導入。介護記録に連動する仕組みとした。カメラ利用に不安のある利用者・家族には丁寧に説明し理解を得た。 タイムスタディ調査で事後②ではトイレ介助の業務時間を5.7分削減。実証を行ったうちの1施設では、テクノロジー導入により1日当たり総業務時間が118.4分から47.4分減少(事後②… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例8
「自動ラップユニット」を搭載したおむつ回収機を上市済みだが、介護ロボットリストへの掲載や介護ロボット補助金の適用を希望してもどの自治体に相談しても対象とならない(愛知相談窓口への開発企業からの相談)。 排泄支援ロボット(排泄物処理)の定義は「排泄物の処理にロボット技術を活用した設置位置調節可能なトイレ」であり、ロボット技術を活用していてもオムツ処理機は当てはまらないと各自治体で判断されていたことを整理。一方で医療・介護職の観点からは清潔保持とスタッフの負担軽減をはかる効果があると思われたため、介護ロボット認定にこだわらず低価格化や在宅… 数値は記載なし。「介護ロボット認定を受けるための方法模索(機能追加)しか検討されていなかった企業にとって、新たな方向性を提示することができた」と記載。 厚生労働省 同報告書 p.21-22 愛知相談窓口
課題欄に「導入コストに課題がある(必要なPCの不足 等)」「職場内のルール、業務フローに課題がある」「事業所のセキュリティ体制に不安がある」「介護ソフトに関する研修が出来ていない」「職員のICTスキルが不十分(慣れていない、使いこなせない)」「導入して間もないため、効果を実感できていない」と記載。 本資料には解決策としての記載はなく、導入後に残った課題として列挙されている。 定量的な効果の数値は記載なし(課題としての列挙のみ)。参考として、導入した介護ソフトの使用端末はデスクトップPC96件、ノートPC114件、タブレット22件、スマートフォン10件… 厚生労働省 令和元年度 ICT導入支援事業 実績報告まとめ(概要)
長く勤務していると当たり前と思っていることでも新しいスタッフにはわからないことがあり、口腔ケアの手順がスタッフ間で共有されていなかった。 それぞれのスタッフが昼食後の口腔ケアと誘導をどのように行っているかの工程を時系列で詳しく書き出し、口腔ケア手順書を作成して貼り出した(その後、見やすさのため色をつけるなど修正)。 数値の記載なし。「口腔ケア手順書を貼りだすことによって、異動したスタッフや新たに入職したスタッフもケアをしやすくなった」「口腔ケア手順書があってわかりやすい」との意見が出た。 ひまわりの里鳳(看護小規模多機能型居宅介護/大阪府堺市・社会福祉法人ひまわり会)令和3年度 業務改善活…
業務時間分析票をデータ化して可視化した結果、同じ業務に対する各スタッフの専門領域への認識が違うことが把握できた。 改善対象時間の業務についてアンケートを実施して職員の意識調査を行い、対象時間での改善案について新しい・既存ポジションでの役割分担を明確に決めた。実際に稼働させた後、再度アンケートで業務内容の変化を確認した。 数値の記載なし。「申し送り後の業務移行もスムーズに行えていたように思える」「ゆとりを持って動けたおかげで先々のことを読んで行動できた」「スタッフがバタバタしていないので利用者もゆ… 小規模多機能型複合福祉施設 見岳荘〜けやき〜(小規模多機能型居宅介護/長野県安曇野市・有限会社宗明会)…
練り直し案として「業務マニュアルや手順書はあるが徹底されなかったり、分かりにくいことがある」と整理された。現場の気づきでは「書類は提出者ではなく誰でも持っていてほしい」、練り直し案では「書類の提出の仕方について(スタッフの入れ替わりにより伝わらなくなってしまっているためマニュアル化したい)」「フロ… 「電話に限らず、様々な業務でマニュアルを作成したい」として、業務マニュアル・手順書の見直しを次の改善活動(優先度1)に設定した。ねらいは「業務マニュアルや手順書を見直し、業務の統一化やケアの充実につなげる」。 次の改善活動として計画された段階であり、効果の数値の記載なし。 厚生労働省 令和3年度 業務改善活動報告書/宅幼老所あずま家(小規模多機能型居宅介護・長野県上伊那郡宮…
「最近コロナ禍で新人ヘルパーを含めて実技研修ができていない」「新人ヘルパーが自分の技術に自信が持てない」。BCPの観点から、有事の時には新人ヘルパーも命と尊厳に関わる最優先のケアがあるトリアージされた訪問先に研修無しで訪問することになるため、最優先となるケア(排泄・食事・服薬介助等の医療行為)と、… 技術研修の講師をしている職員をリーダーとし、各ステーションのサービス提供責任者1名ずつと所長・推進役を含め7人でチームを立ち上げた。岐阜営業所と多治見営業所が合同で取り組み、新人にケアの不安を聞き取るアンケートを実施。チームリーダーが手順書と資料を作成し、リーダーからサ責に伝え方を伝授しながらどう伝えると更に良いか検討し、サ責が新人に座… 定量的な数値の記載なし。「人数を新人ヘルパーに絞込み、密にならないように、短時間で実施する事ができた」「有事の時に誰もが必要なところに安心して訪問できる」「新人ヘルパーが技術を見… 厚生労働省 令和3年度 業務改善活動報告書/株式会社新生メディカル 岐阜営業所(介護保険サービス事業所…
人手不足により職員への指導が行き届いていないという声が多く挙がった。マニュアルがない、どこに何を置くか決まっていない、業務に組み込まれていない、職員への指導徹底ができていない、目標が明確でなく管理できていない、といった原因が整理され、結果として効率よく仕事ができていない・決められた期日にすることが… 各部署から1名ずつメンバーを選出して委員会を発足し、毎週木曜日に会議を実施。ポストイットとホワイトボードで課題を洗い出し、因果関係図を基に改善方針シートを作成して掲示。優先的に行う事として「まずは、マニュアルを作る」「物品場所を明確にし、図で分かりやすいようにする」「組織体制の明確化(故障、物品購入、管理する者を定める)」を決め、気付き… 「進めていくことにより意見をすれば改善していけると前向きな職員が増えた」「メンバー以外の職員が困っている事など提案してくれるようになった」「1日の流れや職員の動きを把握する事が出… 厚生労働省 令和3年度業務改善活動報告書/介護老人保健施設つるまち(介護老人保健施設・大阪府大阪市)
アンケートを実施したところ、マンツーマンで教えるにも参考になる資料が文字だけなので、教え方もバラバラだった事がわかった。誰にでもわかりやすい、統一したマニュアルが必要であるという課題が明確になった。 文章のみのマニュアルから、実際の入力画面の写真と操作方法が対応した分かりやすいマニュアルに改良した(「①赤の〇をタップ」「②新規登録をタップ」など画面と手順を対応させた一括入力の手順書)。あわせて、食事・排泄・入浴・更衣といったケースごとに介護記録の例文集を作成し、記入しやすいようにした。 「誰が見ても分かりやすいマニュアルが出来た」「改良版のマニュアルを作成した事により、職員への説明がスムーズに行えた」「個別に使用方法を教える時間や、日々の業務の中で入力にかかる時… 厚生労働省 令和3年度業務改善活動報告書/介護老人保健施設グリーンガーデン橋本(介護老人保健施設・和歌…
掲示板の書類のファイリングルールを決めたが、数名だがルールを理解できていないスタッフがいた。ルールが実践できていないと悪循環になっていく。 練り直し案として、「ムリ・ムダ・ムラ」を意識してルールを考えていくこと、定期的にルールの見直しを行い、ルールが今のスタッフに合っているか・覚えにくい所がないかを評価していくこと、情報共有を行いスタッフの連携に無駄がないか確認し、必要であればマスターラインの見直しにも繋げていくことを挙げた。 練り直し案の段階で、実施後の効果の記載なし。数値の記載なし。 厚生労働省 令和3年度業務改善活動報告書/グルメ杵屋社会貢献の家(特別養護老人ホーム・大阪府大阪市)
1日の業務の流れが文字のみの資料で、既存の業務に慣れてしまっている職員への現状の共有や、新入職のスタッフが見て動けるようにすることが難しかった。1日の業務の組み立て自体が難しいという課題もあった。 1日の業務の流れをスタッフの意見を取り入れ、時刻ごとの業務に「記録物の抜けがないか確認」「下膳したらその手で記入(食事摂取量・水分量・服薬サイン)」「食前薬忘れずに!!」などの注意点を吹き出しで入れた、分かりやすく見やすい1日の業務マニュアルにリニューアルした。 「改善前後のマニュアルの比較で多くの業務を省いたわけではないが、業務の組み替えや連携によって業務時間内に業務が収まるようになった」「取り組みを通じて、業務の組み替えや、意識や共有… 厚生労働省 令和3年度業務改善活動報告書/グルメ杵屋社会貢献 大領の家(特定施設入居者生活介護・大阪府…
必要な備品や書類が煩雑に置かれており、どこに何があるのか、わからない事がしばしばあった。トイレットペーパー、事務用品などが雑に積まれていて、管理をしていないので、いつどのくらい使ったかも把握できていなかった。備品が切れてから発注するので、2・3日ないこともあった。整理整頓ができていないため物を探す… 5S(整理整頓)に取り組んだ。①必要書類の整理:様々な場所に分散していた書類の収納場所を決め、引き出しにラベルを貼り一目でどこに何があるかわかるようにした。②物品の管理:一か所に山積みにしていた物品を分野ごとに分けて整理し、すべて(事務用品、トイレットペーパー、ペーパーナプキンなど)の在庫管理表を作り管理した。③引き出しやかごなど収納す… 「何がどこにあるのか、分かり易くなったので、いちいち探す時間が短縮でき、利用者様を待たせなくて済むようになった」「整理整頓した事により収納スペースが増えた」「職員が整理整頓を意識… 厚生労働省 令和3年度業務改善活動報告書/介護老人保健施設つるまち(介護老人保健施設・大阪府大阪市)
約130枚の気づきシートを集めて課題を整理したところ、重要課題として「物品管理が悪い」ことが挙がった。収納棚が見直されておらず、カルテ庫・レターケース・サロン庫・休憩室が整理されていないため、書類を探す時間がかかり、物品の収納もしにくい状態だった。 「小さな成功体験」の積み重ねを優先し、5S活動から着手した。情報共有アプリ「マターモスト」を活用して周囲に整理整頓の発信を行い、カルテ庫の整理(テプラでア行~ワ行の目印を付ける)、レターケース・サロン庫の整理、休憩室の整理を担当者を決めて2週間ずつ実施。実施前と後で写真を撮り、自由に意見や案を書いてもらうボックスを用意し、全スタッフの意… 「物品の収納がしやすくなった」「書類を探す時間が短くなった」「休憩室が広くなり収納できるようになった」「カルテ庫が整然とし、スタッフも整理に注意を傾けるようになった」。アンケート… 厚生労働省 令和3年度業務改善活動報告書/介護老人保健施設 愛と結の街(介護老人保健施設・鹿児島県鹿児…
特別養護老人ホーム。若い職員や外国人労働者が多く、現場の業務レベルやビジョン共有への懸念があった。当初は見守り機器の新規導入を想定していたが、現場課題を見える化するアンケート調査と職員間の対話の結果、夕食開始の遅れがその後の業務遅延につながっていることが判明した。 奈良相談窓口の伴走支援。導入機器は「なし(テクノロジーの導入以前に、業務改善の必要性が認められたため)」。プロジェクトチームを編成し、経営層からキックオフ宣言。アンケートと対話で課題を見える化した上で、見守り機器導入ではなく食事業務の改善に方針転換。おやつ→夕食業務→その後の業務のオペレーションを作成し、食事介助を行う利用者の優先順位と… 「実行計画を作成・ブラッシュアップしていく過程で、業務のムダ・ムラを減らすことにより『マンパワーに頼らずとも余裕を生み出せる』という貴重な体験を得ることができた。職員たちにとって… 厚生労働省 介護ロボットの開発・実証・普及広報のプラットフォーム事業 事業報告書(令和7年3月)第2章…
スタッフに余裕がない(原因)→環境が整備できていない(結果)→情報共有の時間や勤務時間が長くなってしまう、お年寄りに関わる時間も減ってしまう(悪影響)という因果関係が整理された。業務に追われ、就業時間で仕事が終わらず、お年寄りと関わる時間が少ないことが改善対象の課題とされた。 5Sを意識した環境整備。業務内で時間が空いているスタッフに声掛けして、いる物・いらない物の分別を実施。進捗していなかった分は一緒に分別し、見える所に欲しい物が来るようレイアウトを一緒に考えた。使用前の写真を撮り、片付いた状態をスタッフに見せた。 数値の記載なし。振り返りでは「業務がスムーズに行えることができた」「物を探す時間が少なくなり、お年寄りに関わる時間が増えた」「みんなで意識することで使ったら元の位置に戻すという当… 和が家 日和(小規模多機能型居宅介護/長野県岡谷市・株式会社和が家)令和3年度 業務改善活動報告書(厚…
便秘傾向である大柄な利用者が介助量増加に伴い、ベッド上でのパッド交換となっている。トイレでの立位が難しく、小柄な職員による介助が難しかったため、誘導回数を減らしていた。パッド交換・体位交換・移乗介助による腰への負担がある。 装着型の移乗支援機器(マッスルスーツ)を導入し、トイレでの介助場面に限定して使用。メーカーによる装着方法の講習会を複数回(1回目は対面、2回目はWEB会議形式)開催した。 小柄な職員による大柄な利用者のトイレ介助を2人から1人で実施できた。タイムスタディで昼間の移動・移乗・体位変換時間が事前24.4分→事後②23.6分と微減(装着時間を除く)。腰の… 厚生労働省「介護テクノロジー等のパッケージ導入モデル(改訂版)〜介護テクノロジー取組事例集〜」令和8年…
座位保持が難しい入所者の水平移動の移乗は職員二人体制で実施している。他の職員を呼ぶために職員を探したり、呼ばれた職員が一時的に持ち場を離れ他の入所者への対応が遅れることがある。無理な姿勢や環境で移乗を行うことが多く職員の身体的・精神的負担が大きい。 離床アシストベッド(リショーネ)を導入し推進リーダーを選任。理学療法士が安楽な姿勢をセッティングし写真と手引きで共有。あわせてインカムを導入。 職員タイムスタディ調査の結果から1日・1職員約20分の削減。2人での移乗支援から1人での介助が可能となった。機器導入前はマンパワー不足で他フロア職員のサポートが必要だったが、導入… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例2
1名で移乗介助を行うことによる職員の身体的負担、利用者への身体的(事故)・精神的不安がある。介護度の高い利用者1名に対して2名で介助を行う必要があり、2名の人員を要することでタイムリーな介助が困難。職員の介助技術レベルに差があり、介助を行う職員が固定化され非効率になっている。 移乗支援機器SASUKEを導入。対象利用者と保管場所を決め、職員二人組で相互に使用方法を確認し、慣れた職員のOKが出たら一人介助に移行するルールとした。パート職員・技能実習生も含め対象フロア全員が使用。 昼間における移乗支援に要した時間は、事前58分に対し事後②45分に短縮。利用者Aさんの離床時間が6%増加、Bさんの離床時間が10%増加。パート職員も移乗支援を実施できるようになり… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例3
職員の人力による移乗作業では職員の身体的な負担になっていた。人力作業では職員に精神的な余裕がなく利用者と適切なコミュニケーションが取れていなかった。移乗作業は職員2名で行っており、2名が同時に揃うタイミングを見計らうことが難しかった。 非装着型の移乗支援機器(ハンモックシート付き)を導入。人力移乗に苦労する利用者から対象を選定し、居室のレイアウトと動線を調整。メーカーによるトレーニングとオンラインでのリモートトレーニングを実施。 腰痛による身体的なつらさが「つらくない」と回答した割合が導入前45%→事後②67%に向上、「つらい」が18%→11%に減少。仕事等を控えたいと「思わなかった」割合が導入前55%→… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例4
現場職員の「力」が低下し、体格の良い利用者様の移乗が怖い、腰への負担が限界。パワースーツ系、スタンドリフトなどを検討しているが、使い方について外部講師を呼んでも数人にしか伝わらない。それらの機器が補助金の対象になるか不安(新潟相談窓口への相談)。 移乗の場面と目的に応じて適切な機器は違うこと、リフトには天井吊型だけでなくスタンディング型・門型があり、スリングシートを使う工夫で活用範囲が広がること、介護ロボットに限らずスライディングボードの活用もあること、パワースーツはメーカーで機能や適する用途が違い値段だけで決めてはいけないこと(上下単純運動と左右ひねりのある動作では効果が違う)… 数値は記載なし。相談者から「目的に応じた使い方や特徴の比較、総合的な視点からの機器選びのアドバイスを受けて『目から鱗』だった」との声。窓口側の気づきとして「扱いにくい機器よりも簡… 厚生労働省 同報告書 p.19-20 新潟相談窓口
ベッドやトイレと車椅子との移乗を支援する自律走行システム搭載の車椅子ロボットを開発しているメーカーA社が、販売・メンテナンスを担ってくれる企業を探していた。一方、事務機器・OA機器や家具・家電を扱う商社B社は、顧客である介護施設等向けの新たな取り組みとして介護ロボットを取扱い、社会貢献も実現したい… 両社の企業紹介ののち製品紹介と質疑応答を実施。後日、販売会社B社がメーカーA社を訪問し、製品を見ながら詳細な打ち合わせと今後の営業戦略について協議した。 数値は記載なし。「販売会社B社での取り扱いが決定した。B社ではHPのトップページに掲載し、今後、顧客に積極的に紹介していく予定」。 厚生労働省 同報告書 p.123-124 マッチング支援③-2の事例
練り直しの改善方針シート課題1)「送りの送迎で、利用者を車に誘導するスタッフと見守りをするスタッフの割合にバラつきがある」。 改善活動案は「誘導するスタッフの割合を決める」「誘導するスタッフを誰にするか決める」「送迎に出ないスタッフはどうするか」。実施する改善活動は「送迎に出るまでにかかる時間を測る」「準備から送迎開始までのマニュアル作成」。活動のゴールは「送りの送迎で、利用者を車に誘導するスタッフと見守りをするスタッフの割合を明確にし、出発時間を短縮させる」… 報告書時点では今後の計画であり、結果の記載なし(数値の記載なし)。 厚生労働省 令和3年度 業務改善活動報告書/いきいき稲富デイサービスセンター(通所介護・福岡県八女市)
利用者の昼食後とスタッフの休憩が重なってしまうため、口腔ケアや誘導時にスタッフが不在の時があり、トイレ介助が必要な方や居室誘導が必要な方を待たせていた。優先順位にも迷っていた。 昼食後の時間にフロアにいるスタッフを見える化するため、スケジュールボードに【フロア】の札を貼る運用を導入。あわせて、昼食前の誘導から昼食後の口腔ケア・居室誘導までの工程を時系列で書き出した工程表を作成した。 数値の記載なし。改善後の成果物として「口腔ケア手順書」「スケジュールボードの【フロア】札」「工程表」ができ、「スタッフがフロアから離れる時は他のスタッフに声掛けしていくようになっ… ひまわりの里鳳(看護小規模多機能型居宅介護/大阪府堺市・社会福祉法人ひまわり会)令和3年度 業務改善活…
生産性向上に向けて取り組む必要性は認識しており、運営幹部クラスが中心となって生産性向上委員会を立ち上げたが、具体的な進展が見られない。現場職員も交えたメンバーで委員会を立ち上げたものの、正直どこから手を付けたら良いのか分からない。 埼玉相談窓口が「“生産性向上とは何か”を職員全員が理解することが継続的に取り組むために重要」と説明し、原則全職員参加の、生産性向上の理解を目的としたオンラインセミナーを業務アドバイザーが実施した(テクノロジーの導入はなし)。 セミナー後に施設長から参加職員に対して取り組んでいく必要性の説明があり、「過去にそういった場がなかったので前に進めるきっかけになった」との声。※定量的効果の記載なし。 厚生労働省 介護ロボットの開発・実証・普及広報のプラットフォーム事業 事業報告書(令和7年3月)第2章…
間接業務に時間を取られ、直接ケアにあたる時間が確保しにくい状況にあった。成果欄に「支援の質が上がった(家族への正確な情報提供、利用者支援に充てる時間の増 等)」と記載。 介護ソフト等のICT導入による間接業務の時間短縮。 直接ケアにあたる時間は「増加した」143件・73%、「減少した」1件・1%、無回答(空白)51件・26%。※本資料は個別事例ではなく全体集計値。 厚生労働省 令和元年度 ICT導入支援事業 実績報告まとめ(概要)
3年後に施設の改修予定があり、介護ロボットも含めたICT環境の整備などをどう進めて良いか分からない。施設が抱えている課題をどのような方法で進めて良いか見当もつかない(富山相談窓口への相談)。 プラットフォーム事業全体の説明と課題の洗い出し手法の提示。伴走支援等の情報提供を行い、導入にあたっては試用貸出を利用して職員の士気が高まる話し合いができる雰囲気づくりを進め、委員会などリーダーシップを発揮し現場をリードするチームを形成するよう具体的な取り組み方法を説明した。 数値は記載なし。「相談の約2ヶ月後にAlgoSleepを試用されることとなり、相談対応が貸出に繋がった相談となった」と記載。 厚生労働省「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム事業 事業報告書」(令和6年3月)p.19…
大分相談窓口の伴走支援先である特別養護老人ホームいずみの園(社会福祉法人 九州キリスト教社会福祉事業団)の実践報告。現場の課題が多岐にわたり、優先順位づけと原因分析が必要だった。 気付きシートで200件以上の課題を集め、因果関係図ワークショップによる課題分析、夜勤帯の業務時間調査等、PDCAサイクルに沿った介護テクノロジー導入までの取組を実施。プロジェクトリーダーと経営層の双方から研修会で実践報告を行った。 取組そのものの定量効果は記載なし。研修会としては参加者140名・64事業所が参加し、研修後アンケートで「施設として目指す形が見えた気がしました」等の前向きな意見が多く寄せられたと… 厚生労働省 同報告書 p.65-66 大分相談窓口 研修会(伴走支援施設の実践報告)
事前アンケートで分かった事業所の懸念は「導入の効果に疑問」「職員の理解不足」「操作習得に時間が必要」「ランニングコストが高い」。また第9期介護保険事業計画では、介護事業所の文書作成に要する負担が課題として挙げられている。 第9期介護保険事業計画において、介護現場の生産性向上・業務改善への支援の【重点施策】として、ケアプランデータ連携システムの導入支援を実施することを明記(5章-16「ケアプランデータ連携システム導入支援」)。加えて市独自の事業として、ケアプランデータ連携システム導入支援補助金(ライセンス料の補助制度)を設けるとともに、事業所向け研修会を実… 研修会アンケート:参加者属性は総計86(経営者・管理者31/現地スタッフ22/その他(主に事務)18/IT管理者3/未記入12)。導入にあたり重視することは1位「使いやすいシステ… 厚生労働省「地域におけるデータ連携促進モデルの手引き Ver.2」P19-20(コラム:保険者としての…
介護サービス事業所における文書の電子化を進めるにあたり、電子文書を前提にした実地指導の在り方が課題となる。A法人(訪問介護・訪問看護等を保有)は介護サービスの提供に係る文書のほとんど全てを電子化し、利用者のサービス提供記録と利用者の署名も電子署名としていた。 A法人は電子化の状況を事前にA県へ連絡した上で実地指導を受けた。A県は、何か問題があれば後日書類を紙媒体で提出してもらうこととして指導を開始。通常どおり一般事務職員が人員基準・運営基準(勤怠記録・タイムカードとサービス提供記録の突合)、保健師等専門職員がケアプラン・個別サービス計画等を確認する手順を、電子画面上で実施した。A法人側はPC… 2015年11月に実施された実地指導は、通常の手順と同様に電子画面上で行われ、特に大きな問題は生じなかった。電子画面上での確認にあたっては操作をA法人の担当者に依頼し、必要に応じ… 厚生労働省「介護事業所におけるICT機器・ソフトウェア導入に関する手引き」p.99-100(電子文書を…
部屋の中の換気や消毒が出来ていない(定期的に換気や消毒を行っていない)。電話がダラダラと長い、といった気づきも挙がった。 気づきシート・因果関係図で共有された課題だが、メンバーが少なく無理な取り組みになると中途半端になると考え、今回は「書類整理」1つの課題に絞ることで意見が一致し、この課題への取組は行われていない。 取組が行われていないため、効果の記載なし。 厚生労働省「令和3年度 業務改善活動報告書」社会福祉法人福生会 福生会居宅介護支援事業所(大阪府堺市中…
日常のこまごまな5S業務における手順がないまま、なんとなく業務をしているので、職員間で気を使うようなことが増えてきている。気づきシートに「コミュニケーションが取りにくい」という声があり、因果関係図の中心に「コミュニケーション」を置いて検討した。普段している業務の中で環境面に関することも、だれがどの… ルール化すべき5S業務を抽出し手順書を作成(今回は多くて4つ程度に絞る)。例として職場の換気の方法のルール作り(誰が行うのか、どのくらい行うのかを明確化した手順書)を作成した。 「ルールがあれば迷わずに、換気の時間に戸を開け閉めできる」「それぞれの価値観ですすめていることが多すぎたのだと思います」「今は全員が前向きに取り組めていて、意見が出せている」。一… 厚生労働省「令和3年度 業務改善活動報告書」合資会社プレゼンス ケアプランハウスクッキー(大阪府堺市中…
夜間帯における離床や転倒リスクがあった。巡視等でゆとりがなく、夜間眠れない方や失禁のある方への対応が十分にできない。見守り機器(バイタルタイプのみ)と介護業務支援機器が連携していなかった。 カメラタイプの見守り機器を追加導入し、既存のバイタルセンサー・介護業務支援機器とデータを自動連携。巡視頻度を減らし、削減分はカメラ等の画面確認に置き換えた。 利用者1人1夜勤あたりの訪室回数が「定時巡視」で9.2回→4.7回(4.5回減少)、「排せつの確認・対応」で1.3回→0.3回(1.0回減少)。夜間帯の記録比較で「巡視・移動」が… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例15
夜間帯は1時間に1回ずつ巡視を行う。巡視の際、利用者が起きてしまう場合がある。巡視のタイミング以外では利用者の状況がわからない。 全床に眠りSCAN(睡眠状態を測る見守り機器)を設置し、モニターで状況を把握。巡視は個別に設定したアラートの鳴動時に行う運用へ変更した。 利用者1人1夜あたりの目的別訪室回数のうち「定時巡視」が事前9.8回→事後②0.9回に大きく減少、「排せつの確認・対応」は1.0回→0.7回に若干減少。職員1人1夜勤(600分)… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例16
休憩中も、必要があれば対応するという気持ちで完全に休むことができない。利用者の状況を確認するために訪室を実施しており、訪室の際に利用者を覚醒させてしまうこともあった。 「2ユニット2人体制」の人員配置基準を遵守しつつ、全床に導入している見守り機器を有効活用し、訪室の要否・優先度を携帯端末で判断。職員1名で2ユニット分の利用者に対応できるようにし、不要な訪室を減らした。 職員1人1夜勤(600分)あたりの「巡回・移動+直接介護」の時間が、事前218分→事後①160分→事後②173分と減少。利用者アンケートで「ほとんどいつも、明るく、楽しい気分で過… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例17
夜勤職員におけるユニット間の連携ができておらず、担当するユニット内の利用者対応のため休憩が中断されることがある。 見守り機器を追加導入し全床で見守りを実施。インカム(トランシーバー)をユニット間の連絡に活用し、休憩中は見守り機器の通知を切り、他ユニットの職員から連絡が来るまでは十分休むというルールを設けた。 法定の休憩時間(60分)を連続取得できた割合が、事前60%→事後①91%→事後②100%に増加。夜間見守り業務の質について「入居者の睡眠に関する情報がわかりやすくなったか」に「そ… 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例18
見守り機器を活用しているが台数に限りがある。継続的に生産性向上に関する取組を実施できていない。生産性向上に関する取組がリーダー等の一部に偏っている。 補助金を活用して見守り機器を追加導入し、夜間の定時巡視や訪室回数の効率化、排泄支援のタイミング判断に活用。あわせて生産性向上の取組を実施する職員を持ち回りで担当することとし、委員会を奇数月はリーダー中心、偶数月は一般職員中心に分けて開催した。 令和5年度〜令和7年度の比較で、夜勤職員の「巡回・移動」に係る時間が R5:33.2分 → R6:17.4分 → R7:11.9分と減少(タイムスタディ調査、夜勤職員)。 厚生労働省 介護テクノロジー取組事例集(令和8年3月) 事例24
現在使っている離床センサーは、鳴った時点で動いても手遅れになることが多い。夜勤の見回り巡回の時間が掛かりすぎる。夜勤の巡回時に各部屋のドアを開けると音がフロアに響き、他の部屋の利用者を起こしてしまうことがある。今年の3-4月に10名ほど大量離職があり、職場環境を良くすることで離職率を下げたい(大阪… 見守り機器(AAMS)とインカム(クリアトークカム)を導入。改善活動を全3フロア同時ではなく1フロアごとに行い、そこで得た知見をもとに他フロアへ横展開。1フロアの運用が一段落したので次のフロアでの運用を始めた。 数値は記載なし。相談者の声として「業務アドバイザーからの事前アドバイスもあり、機器導入前にしっかり介護ロボットの導入目的や期待する効果を伝えることで、不慣れなスタッフもいるが比較… 厚生労働省 同報告書 p.20-21 大阪相談窓口
令和4年度より継続して介護ロボットを活用することによる業務改善を実施したいという意向があった特別養護老人ホーム。ワークショップで施設の運営方針・目指す姿を議論し、取り組む課題の優先順位を選定した(横浜相談窓口の伴走支援事例)。 見守り機器を導入。取組チームを組成し、課題の抽出・分析ワークショップ、実行計画の策定と共有、試用機器の準備・設置、映像の確認方法の研修、データの収集方法の研修を実施。活用の中で機器の効果の見える化を丁寧に行った。 数値は記載なし。「通知が鳴った際に訪室することで転倒防止ができる。職員の安心感にも繋がった」「その場の状況や利用者様の行動から訪室をする判断基準を見直すことに繋がった」。また『入… 厚生労働省 同報告書 p.70-71 横浜相談窓口 伴走支援事例
「ケアの質の向上」に着眼して話し合いを進めた結果、重要課題として「ナースコールの多さ」が浮き彫りになった。 改善活動案として、朝の時間帯にテレビで歌謡曲を流したりレクリエーションを実施する、利用者のしたいことなどアンケートをとる、曜日毎に違う活動を提供する、を挙げ、実施する改善活動を「余暇時間を確保する」とした。ただし取り組み優先度は②とされ、「小さな成功体験」の積み重ねを優先して先に5S活動に着手している。 優先度②のため本報告書の期間内では実施結果の記載なし。数値の記載なし。 厚生労働省 令和3年度業務改善活動報告書/介護老人保健施設 愛と結の街(介護老人保健施設・鹿児島県鹿児…
E法人から参加した事業所では、日々のサービス提供記録および介護報酬請求業務をいずれも紙媒体で行っていた。限られた人材の中で生産性向上を図るため、介護サービスの記録作業時間の短縮が課題だった。ICT導入により業務フローが大幅に変わることになった。 各種記録と介護報酬請求が連動するタブレットを導入。「日報入力」画面で通所介護の利用者の入所・退所、バイタル情報、加算などが入力でき、報酬請求ソフトと連動する(報酬請求に関わる情報に限られるため業務日誌の作成等はできない)。12月の1ヶ月を試行期間とし翌年1月から本格導入。タブレット購入〜試行期間の約1ヶ月で「導入操作指導」「習得研修」の… 1事業所・1ヶ月あたり。記録業務 5時間の減少(12月と1月の比較値)、報酬請求業務 67時間の減少(12月と1月の比較値)、残業時間 10時間の減少(12月と1月の比較値)。1… 厚生労働省「介護事業所におけるICT機器・ソフトウェア導入に関する手引き」p.46-47(E法人の事例…
合成樹脂製品・介護ロボット等の製造販売企業が、高齢者の歩行状態を記録しリハビリへ活用するデバイスを企画・調査段階で検討中。コンセプトに介護現場のニーズがあるか検証したく、PT・OTにヒアリングを実施したい。病院・介護施設・在宅のいずれをターゲットにするか絞りきれていなかった。 リビングラボ①が、家族への歩行状態通知機能は在宅独居高齢者でニーズが高いものの、限定した歩行支援製品よりあらゆるものに付属できる製品の方が顧客の広がりが期待できると助言。リハビリ活用は急性期医療の現場でよりニーズが高いと伝達。さらに急性期医療の現場も有する医療系機関(リビングラボ②)を紹介し、リハビリテーション医師・理学療法士・作業療法… 数値は記載なし。「複数のリビングラボでのヒアリング結果を踏まえて開発の方向性を修正した。歩行機能の評価・リハビリへの活用面を重点的にとらえ、開発を進めていくこととなった」。 厚生労働省 同報告書 p.105 リビングラボでの支援事例①
とろみ付けに課題を感じていた埼玉県内の介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)。飲料にとろみを加える撹拌作業に手間がかかる(ニーズ・シーズマッチング支援事業の事例)。 とろみ自動調理サーバー(株式会社アペックス)を複数フロアで計1か月試用。利用者の状態に応じたとろみの濃さを三段階から選択でき、一度に最大2リットルのとろみ付き飲料を約2分で調理可能。試用後に施設側でアンケートを実施し、Web会議で施設管理者層にヒアリングを行った。 「配茶の準備時間が20〜30分から10〜20分に短縮された」。26名の職員からアンケート回答を得て、約90%が機器の試用を行い、約60%が業務改善に期待ができると回答。粘度や機能… 厚生労働省 同報告書 p.120-121 マッチング支援①の事例

進め方の型は介護のDX・AX、つまずきの型は介護ICTの失敗、二重入力の解消は二重入力をなくす方法をご覧ください。設備投資に使える制度は介護の補助金まとめにまとめています。

よくある質問(FAQ)

この事例はどこから集めたものですか。

厚生労働省が公表している業務改善活動報告書などの資料から、当社が課題・取り組み・結果を抜き出して整理したものです。出典は表の右端のリンクからご確認ください。

効果の欄が「記載なし」のものがあるのはなぜですか。

報告書に数値や実施後の効果が記載されていない事例があるためです。推測で補わず、記載がないことをそのまま示しています。

同じことをすれば同じ結果が出ますか。

事業所の規模・体制・地域によって結果は変わります。取り組みの内容と、その事業所の前提を読んだうえで、自事業所に合う形に置き換えてください。

自分の事業所で何から始めればよいですか。

まず「いまどこで時間がかかっているか」を1週間測ってください。測らずに施策から入ると、効果を示せず次の判断もできなくなります。

取り組みの記録は残したほうがよいですか。

はい。改善前の数値、行ったこと、改善後の数値を残しておくと、補助金の実績報告や次年度の申請でそのまま使えます。


出典:厚生労働省ウェブサイト(介護分野の業務改善に関する公表資料。介護・高齢者福祉)ほか。個々の出典は表の「出典」列のリンクからご確認ください/公共データ利用規約(第1.0版)。
本ページは上記を当社が編集・加工したものであり、厚生労働省および各事業所の公式見解ではありません。効果は各事業所が報告した内容であり、同じ取り組みで同じ結果が得られることを示すものではありません。

この記事の執筆・編集

介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。

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