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訪問看護の利用者獲得|営業とケアマネ・医療機関連携のコツ

訪問看護ステーションの廃止・休止理由の上位は「利用者が少ない」です。利用者獲得は経営の生命線。この記事では、営業先の考え方と、ケアマネ・医療機関に「選ばれる」ための連携のコツを整理します。経営全体は訪問看護の経営へ。

退院時の医療機関との連携は加算の対象にもなります。退院・退所加算の要件を確認できます。

なぜ利用者が集まらないのか

訪問看護は、利用者が自分で探して来るサービスではありません。ケアマネジャーや医療機関からの「紹介」で利用者が決まります。つまり、利用者獲得=紹介元との関係づくりです。

営業先=紹介元はどこか

  • 居宅介護支援事業所(ケアマネ)――介護保険の訪問看護の主な紹介元。
  • 病院の退院支援・地域連携室――退院時に在宅移行する患者の紹介。
  • クリニック・主治医――指示書を出す医師との関係。
  • 地域包括支援センター――地域の相談窓口。

「選ばれる」訪問看護になる3つのポイント

1. 迅速で質の高い報告・連携

紹介元が一番見ているのは「安心して任せられるか」。状態変化や対応を、分かりやすく・早く共有できるステーションは、繰り返し紹介されます。報告書の質とスピードが、次の紹介を生みます。

2. 断らない対応力(医療ニーズ・24時間)

医療ニーズの高い利用者やターミナルに対応できると、紹介元にとって頼れる存在になります(→機能強化型)。

3. 1人目を丁寧に支える

最初の利用者・家族の満足が、口コミと次の紹介につながります。

報告の「質×スピード」を、記録AIで底上げ

紹介を増やす鍵は、主治医・ケアマネへの報告の質とスピード。「訪問看護アプリ「訪問看護マナ」」は、記録書Ⅱ・報告書・計画書を話すだけで作成し、質の高い報告を素早く出せます。記録に追われず、連携と関係づくりに時間を使えます。利用者3名まで無期限無料。定着の話はこちら

まとめ

  • 利用者獲得=ケアマネ・医療機関との関係づくり(紹介)。
  • 選ばれる決め手は「迅速で質の高い報告・連携」と「断らない対応力」。
  • 報告の質×スピードを上げれば、紹介が増える。

ケアマネジャー・医療機関との連携で伝えること

利用者の紹介は、「この事業所なら任せられる」と判断してもらえる情報があるかで決まります。

連携先 関心が高いこと 伝え方
居宅介護支援(ケアマネジャー) 急な依頼に対応できるか。報告が早いか 対応可能な曜日・時間帯、緊急時の連絡方法を1枚にまとめて渡す
病院の地域連携室 退院日に合わせて入れるか。医療処置に対応できるか 対応できる医療処置の一覧と、受け入れまでの日数を示す
クリニック(主治医) 報告書が読みやすいか。指示への対応が確実か 報告書の様式見本を持参し、記載の粒度を確認する
地域包括支援センター 困難事例に関われるか 受け入れ実績のある状態像を具体的に伝える

依頼が続く事業所がしていること

  1. 返答が早い——受けられるかどうかを、その日のうちに返す
  2. 受けられない理由を伝える——断る場合も理由と、いつなら可能かを伝える
  3. 報告書が読みやすい——主治医・ケアマネジャーが知りたいことが先に書かれている
  4. 変化をすぐ共有する——状態が変わったときに、こちらから連絡する

自事業所の情報が見つかる状態にする

介護サービス情報公表システムは、ケアマネジャーが事業所を探すときに使われます。当社の集計では、訪問看護でホームページのURLが公表システムに掲載されているのは69.0%でした。掲載していない場合は、登録の見直しを検討する価値があります。

詳しくは訪問看護ステーションの運営構造を公表データ17,959件で集計をご覧ください。

紹介元をつくる——誰に、何を持っていくか

紹介元 関心があること 持っていくもの
病院の地域連携室 退院日までに受け入れられるか、医療処置に対応できるか 対応可能な処置の一覧、受け入れ可能な曜日・時間、連絡がつく電話番号
居宅介護支援事業所 急な依頼に応えられるか、報告が早いか 空き状況、緊急時の対応体制、報告書の見本
クリニック・訪問診療 指示への対応と、報告の質 報告書の見本、連絡の取り方
地域包括支援センター 困難事例に対応できるか 対応できる範囲と、できない範囲の明示
同業の訪問看護 断らざるを得ない依頼の受け皿 専門領域と、対応地域

営業で効くのは「断らないこと」より「早く返すこと」

受けられるかどうかより、問い合わせに何分で返答があるかが紹介の量を左右します。ケアマネジャーも連携室も、次の候補に電話をかけながら待っています。

  • 問い合わせを受ける窓口を一本化し、不在時の折り返し時間を決める
  • 受けられない場合も、その日のうちに理由を添えて返す
  • 受けられない依頼こそ、代わりの事業所を紹介すると次につながります
  • 断った件も記録に残す——何が理由で断っているかが、体制の課題を教えます

数字で見る

  • 問い合わせ件数(紹介元別)
  • そのうち受けられた件数と、断った理由の内訳
  • 初回問い合わせから初回訪問までの日数
  • 紹介元ごとの継続率
  • ⚠件数だけを追うと、対応できない依頼まで受けて現場が壊れます。受けられる上限を先に決めてから動きます

紹介が来ない時期にやること

  • 断った件の理由を数える——体制の課題が見えます
  • 報告書の質を上げる——ケアマネジャーが次に選ぶ理由になります
  • 対応できる範囲を明文化して配る——「何ができるか」が伝わっていないことが多くあります
  • 既存の利用者の満足度を確かめる——紹介はここから広がります

依頼が届く経路の棚卸し|10経路×「誰が決めているか」(2表・20行)

訪問看護の依頼は、ひとつの窓口から来るわけではありません。病院の地域連携室、診療所の主治医、ケアマネジャー、地域包括支援センター、同業のステーション、福祉用具、薬局、本人・家族からの直接の相談、自事業所の他のサービス——経路ごとに、決めている人も、決め手にしている材料も違います。ここで整理したいのは「どこへ行けば依頼が増えるか」ではなく、訪問看護を必要としている方に、必要なときに届く状態になっているかです。届かない原因の多くは、相手が判断に使う情報が手元にないことにあります。

まず、自事業所に実際に届いている依頼を経路別に数え、下の表の左端と突き合わせてください。1件も来ていない経路があるなら、そこは「関係が悪い」のではなく、そもそも判断材料が渡っていないことが多くあります。

経路別|判断しているのは誰か、何を見て決めているか

依頼が届く経路 判断しているのは誰か 何を見て決めているか こちらから先に伝えておくこと 残す記録
病院の地域連携室・退院支援部門 医療ソーシャルワーカー、退院支援を担当する看護師。退院調整のカンファレンスに同席する職員 退院予定日までに初回訪問に入れるか。依頼した当日に返答が返ってくるか。医療処置に対応できるか 対応できる医療処置の一覧、初回訪問までにいただきたい日数、日中に電話がつながる番号と担当者名 訪問した日、面会した職員の氏名と職種、渡した書面の名称と版、次に伝えると約束した内容
病院の主治医・病棟看護師 退院時の指示を出す医師。在宅での療養方法を説明する病棟の看護師 在宅で継続できる管理か。指示した内容が在宅でどう行われ、どう戻ってくるか 訪問の頻度と1回の滞在時間の目安、状態が変わったときの連絡の順番、報告を届ける間隔 退院前カンファレンスの日付、確認した指示の内容、こちらが持ち帰った宿題と回答期日
診療所・在宅療養支援診療所の主治医 訪問診療を担当する医師。指示書を発行する医師本人 指示への対応が戻ってくるか。連絡が要る場面で連絡が来るか。診療の予定と訪問の予定が組み合うか 連絡がつく時間帯と方法(電話・FAX・診療所の指定する手段)、訪問の曜日、担当する看護師の氏名 指示書の受け渡しの方法、緊急時に連絡してよい時間帯、医師が希望する連絡手段
居宅介護支援事業所のケアマネジャー 担当のケアマネジャー。事業所として方針を決めている管理者 いつから入れるか。急な相談に当日返事が来るか。約束した期日にものが届くか 今週・来週の受け入れ可能な枠、初回の相談から訪問開始までの流れ、担当者が変わったときの連絡 相談を受けた日時、返答した日時、開始日、担当ケアマネジャーの氏名と事業所名
地域包括支援センター 保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員の三職種。地域ケア会議の事務局 関わりが難しい状況にも一緒に入ってくれるか。行政や医療との橋渡しに応じるか お受けできる範囲と、お受けが難しい条件。地域ケア会議や研修に出られる曜日 参加した会議の名称と日付、相談を受けた内容、他機関に引き継いだ場合の引き継ぎ先
他の訪問看護ステーション 相手のステーションの管理者。担当を割り振っている責任者 自分たちが持てない依頼を引き受けられるか。引き受けたあとに経過が返ってくるか 対応できる地域の範囲、担当できる看護師の職種(看護師・理学療法士など)、受け入れの空き 依頼を受けた日、受けた・お受けできなかったの別と理由、その後の経過を返した日
福祉用具貸与・住宅改修の事業者 担当の福祉用具専門相談員 身体の状況と住まいの状況を、同じ場で確認できるか。困ったときに看護の視点で意見をもらえるか 同行して確認できる曜日と時間帯、ベッドや手すりの選定で意見を出せる範囲 同行した日、確認した用具、意見として伝えた内容、その後の変更点
保険薬局・訪問して服薬を支援する薬剤師 担当の薬剤師。薬局の管理薬剤師 服薬の状況を共有してもらえるか。残薬や飲み方の変化に気づいて連絡が来るか 訪問の曜日、服薬に関して気づいたときの連絡先、医師への連絡をどちらから行うかの取り決め 連絡した日と内容、医師へ連絡した経路、取り決めを変えた日
本人・家族からの直接の相談 本人。同居または遠方の家族。成年後見人などの支援者 相談してよい窓口かどうか。費用の考え方が分かるか。すぐに聞ける電話番号があるか 相談の窓口と受付の時間帯、相談から利用開始までの流れ、費用は保険の区分により異なるため窓口で確かめられること 相談を受けた日時、相談の内容、案内した先(ケアマネジャー・主治医・地域包括支援センター)
自事業所の他のサービス(通所・訪問介護・居宅介護支援など) 各サービスの管理者とサービス提供責任者。現場の職員 相談したときに看護の視点で答えが返るか。同じ法人だから遠慮する必要がない相手か 相談してよい内容の範囲、連絡の方法、看護の判断を求められたときの手順 相談を受けた日、内容、看護として返した内容、訪問看護の依頼につながったかどうか

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

経路別|最初の接点の作り方と、途切れやすいところ

依頼が届く経路 最初の接点の作り方 続けるときの間隔の考え方 途切れやすい理由
病院の地域連携室・退院支援部門 電話で担当部署と面会できる曜日を尋ね、来訪の目的(案内1枚を置かせてもらう)を先に伝える 案内の内容が変わったとき。受け入れの空きが大きく変わったとき 担当者の異動で、渡した案内が引き継がれない
病院の主治医・病棟看護師 退院前カンファレンスに呼ばれた場を、最初の接点として扱う 入院・退院の相談があったときに合わせる 退院後の経過を返していないため、次の判断材料が病院側に残らない
診療所・在宅療養支援診療所の主治医 指示書のやり取りの方法を確かめる連絡から始める 指示内容が変わったとき、担当看護師が変わったとき 診療時間中に連絡してしまい、話ができないまま終わる
居宅介護支援事業所のケアマネジャー 担当している利用者の連絡を通じて、事業所としての窓口を伝える 受け入れの空きが変わったとき。担当者が変わったとき 担当変更を伝えておらず、前任者の携帯にかけ続けられる
地域包括支援センター 地域ケア会議や研修の案内を受け取れるよう、連絡先を登録してもらう 会議・研修の開催に合わせる 会議に出た記録が残らず、次の依頼で名前が出てこない
他の訪問看護ステーション 地域の連絡会・研修の場で、対応できる範囲の違いを互いに確かめる 受け入れの状況が変わったとき 依頼を受けたあとの経過を返さないため、次の相談が来ない
福祉用具貸与・住宅改修の事業者 担当している利用者の用具の選定に同席する場から始める 用具の変更や住まいの改修があるとき 同席の日程が合わず、書面だけのやり取りで終わる
保険薬局・訪問して服薬を支援する薬剤師 担当している利用者の服薬について連絡を入れる場面を、接点として使う 処方が変わったとき、服薬の状況が変わったとき 連絡の担当をどちらが持つか決めていないため、両方が遠慮する
本人・家族からの直接の相談 事業所のウェブサイトと、公表されている事業所の情報の欄を、判断できる内容にしておく 記載内容が変わったとき。年に1回は見直す 電話番号と受付時間しか載っておらず、相談してよいかが分からない
自事業所の他のサービス 法人内の会議で、相談してよい内容と連絡の方法を口頭ではなく書面で共有する 職員の入れ替わりがあったとき 「同じ法人だから分かっているはず」で説明していない

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

この2表を埋めると、動くべき先は自然に絞られます。全部の経路を同じ熱量で回る必要はありません。依頼が届いていない経路のうち、判断材料を渡していないものから順に手を付けるのが、いちばん無理がない進め方です。

そのまま渡せる案内の型|1枚に載せる14項目と、相手別の差し替え

渡す紙は1枚で足ります。載せるのは、相手が判断に使う事実だけです。質の高さや熱意は書きません。書いても相手は判断に使えませんし、あとで確かめられない表現は、渡した側の信用を下げます。載せるのは「対応できること」「対応が難しい場合の条件」「連絡先」「流れ」の4種類だと考えると、迷いが減ります。

案内1枚の記載14項目(貴事業所の記入欄つき)

記載する項目 書き方の型 貴事業所の記入欄 書かないほうがよいこと
事業所名・法人名・作成年月 正式名称で。作成した年月を右上に入れ、版が分かるようにする (記入欄:     ) 年月のない案内。いつの情報か分からないものは、相手が使えない
対応可能な地域 市区町村名と、町名の単位まで。判断が分かれる区域は「ご相談ください」と添える (記入欄:     ) 「近隣」「周辺地域」など、地図で確かめられない書き方
日中の電話番号と受付の時間帯 番号と、曜日・時間帯。担当が不在のときの折り返しの目安時間も書く (記入欄:     ) 代表番号だけを書き、誰につながるか分からない状態にすること
夜間・休日の連絡先と、電話を受ける人 連絡先の番号、受ける職種、日中と番号が変わるかどうかを書く (記入欄:     ) 「24時間安心」など、体制の中身が分からない一言
管理者と窓口担当者の氏名 依頼の窓口になる人の氏名と職種。変わったら書き換える (記入欄:     ) 担当者名を書かないこと。誰に聞けばよいかが分からなくなる
職員の体制(職種と人数) 看護師・准看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの職種別の人数を、時点を添えて書く (記入欄:     ) 人数を大きく見せる書き方。非常勤を常勤のように書くこと
対応できる医療処置の一覧 処置名を並べる。条件付きのものは「主治医の指示内容を伺ってからお返しします」と添える (記入欄:     ) 「何でも対応します」。一覧のない案内は、相手が照合できない
対応の経験がある状態像 小児、精神、難病、看取り、認知症など、経験の有無を事実として書く (記入欄:     ) 経験の少ない領域を、あるように読める書き方にすること
お受けが難しい場合の条件 地域の外、体制、人員、時間帯など、事前に伝えられる条件を並べる (記入欄:     ) 条件を隠すこと。あとで断ると、次の相談が来なくなる
相談から初回訪問までの流れ 相談→可否の返答→契約と説明→指示書の受領→初回訪問、の順に、それぞれの目安日数を書く (記入欄:     ) 「すぐ伺えます」。何日かが書かれていないと予定が組めない
主治医の指示書のやり取りの方法 依頼の出し方、受け取りの手段、こちらが用意する書式の名称 (記入欄:     ) やり取りの手順を書かず、その都度電話で確かめさせること
報告・連絡の間隔と手段 誰に、どの間隔で、どの手段で届けるかだけを書く(書式の記載方法は案内には載せない) (記入欄:     ) 「丁寧に報告します」。間隔と手段が分からない表現
保険の区分と、費用の確かめ方 医療保険・介護保険のどちらの区分になり得るかを書き、自己負担は区分や所得により異なるため窓口で確かめられることを添える (記入欄:     ) 金額の記載。区分により変わるため、案内の金額は誤解のもとになる
記載内容の問い合わせ先と更新日 この案内について尋ねる先と、次に見直す時期 (記入欄:     ) 更新の予定を決めないこと。古い案内が回り続ける

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

相手別に差し替える1行

本体は共通で構いません。相手が最初に目を落とす一行だけを差し替えます。

渡す相手 その相手が最初に確かめる一行 差し替える内容(貴事業所の記入欄)
病院の地域連携室 退院日に間に合うか。医療処置に対応できるか (記入欄:初回訪問までにいただきたい日数=  日/対応できる処置=    )
病院の主治医・病棟看護師 在宅でどこまで継続でき、どう戻ってくるか (記入欄:訪問の頻度の目安=  /報告を届ける間隔=  )
診療所の主治医 連絡がつく時間帯と、指示のやり取りの方法 (記入欄:連絡可能な時間帯=  /指示書の受け渡し=  )
ケアマネジャー いつから入れるか。返事はいつ来るか (記入欄:今週の空き=  /可否の返答の期限=当日中・翌営業日中)
地域包括支援センター 関わりの難しい状況に一緒に入れるか (記入欄:会議に出られる曜日=  /お受けが難しい条件=  )
他の訪問看護ステーション 対応できる範囲がどう違うか (記入欄:担当できる職種=  /対応地域の範囲=  )
保険薬局・福祉用具 同席・同行できるか。連絡の担当はどちらか (記入欄:同行できる曜日=  /連絡の担当の取り決め=  )
本人・家族 相談してよい窓口か。費用はどう確かめるか (記入欄:相談の受付時間=  /費用の確かめ先=  )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

案内文の言い換え12組(左を右に置き換える)

直したい書き方 そのまま使える書き方
何でもご相談ください。 対応できる処置は裏面の一覧のとおりです。一覧にない処置は、主治医の指示内容を伺ってから、当日中に可否をお返しします。
24時間安心の体制です。 夜間・休日は、当ステーションの看護師が携帯電話で連絡を受けます(番号:記入欄)。電話でご相談のうえ、訪問が要ると判断した場合に伺います。
実績多数、地域で信頼されています。 令和○年○月時点で、在宅で看取りまで関わった方が○名、人工呼吸器を使用している方が○名です(記入欄)。数は当ステーションの記録に基づくものです。
すぐに伺えます。 ご相談をいただいた当日中に可否をお返しします。指示書をいただいてから初回訪問までは、通常○日をいただいています(記入欄)。
どんな依頼も断りません。 お受けが難しい場合の条件を先にお伝えします(対応地域の外、同時間帯の訪問が埋まっている場合など)。難しい場合も、その日のうちに理由を添えてご連絡します。
経験豊富な看護師が対応します。 訪問看護の経験が○年以上の看護師が○名在籍しています(令和○年○月時点・記入欄)。担当は、状態像と地域に応じて決めています。
質の高いケアをお約束します。 訪問のたびに記録を残し、主治医とケアマネジャーへ○か月に1回の間隔で報告をお届けしています(記入欄)。
他にはない手厚さです。 1回の訪問時間は○分を基本とし、状態により医師の指示に沿って調整しています(記入欄)。
近隣地域に幅広く対応しています。 対応可能な地域は、○○市(○○町・○○町・○○町)、○○町の全域です。境界にあたる区域はご相談ください(記入欄)。
お気軽にお電話ください。 平日○時〜○時は事務所(番号:記入欄)で管理者の○○が承ります。不在時は、○時間以内に折り返します。
ターミナルも対応可能です。 看取りの場面では、主治医の指示のもと、訪問の頻度を調整し、夜間の連絡を受けます。これまでに関わった件数は○件です(記入欄)。
スタッフ一同、心を込めて対応します。 お受けしたご依頼について、いつ・誰が・何をお返ししたかを記録に残し、次にお会いしたときにご報告します。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

右の列に共通しているのは、あとから確かめられる書き方になっていることです。数や時間を書くと責任が生じますが、責任が生じる書き方だけが、相手の判断に使われます。関係が続くかどうかを決めているのは、渡した物ではなく、返した事実です。案内に載せる内容も、この考え方でそろえます。

問い合わせを受けてからの初動|12ステップと、お受けできないときの扱い

依頼が届くかどうかは、届いたあとの数時間で決まります。電話を受けてから可否を返すまでの間、相手は次の候補に連絡を取りながら待っています。ここでのねらいは早く受けることではなく、早く「決まった状態」を相手に渡すことです。お受けできない場合でも、早く伝われば相手の段取りは進みます。

受電から初回訪問までの12ステップ

時点 すること その場で確かめること 残す記録
受電した最初の30秒 事業所名と自分の氏名を名乗り、いつまでに返答するかをその場で約束する 相手の氏名・所属・連絡先・折り返してよい時間帯 受電の日時、受けた職員の氏名、約束した返答の期限
受電中(1) 依頼の急ぎ度を確かめる(退院日が決まっているか、いつからの希望か) 退院・利用開始の希望日、期日のあるものかどうか 希望開始日、期日の有無
受電中(2) 対応可能な地域の内か外かを確かめる 住所(町名まで)、駐車の可否、集合住宅の場合の動線 住所、地域の内外の別
受電中(3) 保険の区分に関わる状況を確かめる 年齢、要介護認定の状況、主たる傷病、医師の指示の見込み 確かめた内容(判断は事業所の定めに沿って行う)
受電中(4) 医療処置と状態像を確かめる 処置の種類、必要な物品、家族の介護力、緊急時の連絡先 処置の内容、確認した相手
受電中(5) 希望する曜日・時間帯を確かめる 他のサービスの予定との重なり、家族が在宅の時間 希望の曜日・時間帯
受電後30分以内 管理者へ共有し、受け入れの可否を検討する その時間帯の訪問の空き、担当できる看護師、移動の時間 検討した日時、検討に加わった職員
当日中(1) 可否を一次回答する。判断に時間が要る場合は、その旨と次の連絡時刻を伝える いつまでに確定できるか 回答した日時、回答の内容、回答した職員
当日中(2) お受けが難しい場合は、理由と、いつなら検討できるかを添えて連絡する 相手が次に動けるだけの情報が渡ったか お受けできなかった理由の区分、連絡した日時
翌営業日まで 主治医への指示書の依頼の段取りを確かめる 依頼先の医療機関、担当の窓口、受け渡しの手段 依頼した日、依頼先、受領の予定日
初回訪問の前 契約と説明の日程を決め、当日の持ち物を揃える 説明を受ける人、同席者、鍵の受け渡し、駐車の場所 契約日、説明した相手、同席者
初回訪問の後 依頼元へ、訪問が始まったことを短く連絡する 次に連絡する時期 連絡した日時、連絡した相手、伝えた内容

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

お受けできるかの判断|確認事項と、貴事業所の定め(記入欄)

受け入れの基準は事業所ごとに違います。人員も、地域も、体制も違うからです。ここでは判断そのものは書かず、どこを確かめ、その基準を自事業所でどう定めているかを書き出す形にしています。空欄を埋めたものが、そのまま電話口で使える判断表になります。

確認する事項 見る観点 貴事業所の定め(記入欄)
対応可能な地域の内外 通常の事業の実施地域の範囲。境界の区域の取り扱い。移動に要する時間 (記入欄:実施地域=  /地域外の取り扱い=  )
時間帯の空き 希望する曜日・時間帯に訪問できる看護師がいるか。前後の訪問との移動が組めるか (記入欄:受け入れ可能な時間帯=  )
医療処置の種類 一覧にある処置か。物品の準備が要るか。手順の確認に時間が要るか (記入欄:対応できる処置=  /要相談の処置=  )
担当できる職種 看護師のみか、理学療法士等の訪問も含むか。求められている内容と担当できる職種が合うか (記入欄:担当できる職種=  )
小児への対応 年齢、医療的ケアの内容、学校・園との連携の有無、担当できる看護師の経験 (記入欄:小児の受け入れ=  )
精神科の訪問看護の取り扱い 取り扱いは、貴事業所の届出の状況と主治医の指示の内容により異なる (記入欄:貴事業所の届出の状況=  /ご確認ください)
夜間・休日の連絡と訪問 連絡を受ける体制。訪問が要る場合の動き方。担当の輪番 (記入欄:夜間の体制=  /訪問の可否=  )
感染症への対応 感染対策の手順、物品、訪問の順番の調整 (記入欄:手順の定め=  )
住まいの状況 駐車の可否、エレベーターの有無、鍵の受け渡し、単身かどうか (記入欄:確認の手順=  )
他の事業所との重なり 同じ日・同じ時間帯に他のサービスが入るか。取り扱いはケアマネジャーと確かめる (記入欄:確認の担当=  )
期間の限られた依頼 短期間だけの依頼か。終了の見込みが立っているか (記入欄:短期の依頼の扱い=  )
現在の受け持ちと人員の余力 今の受け持ち件数、職員の勤務、休みの予定。無理をして受けた結果が続かないか (記入欄:受け入れの上限の考え方=  )

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

お受けできないと伝えるときの言い換え12組

直したい伝え方 そのまま使える伝え方
今はちょっと難しいですね。 今回はお受けが難しい状況です。理由は、ご希望の火曜午前に訪問できる看護師の予定が埋まっているためです。木曜の午前であれば調整できます。
手一杯なので無理です。 現在の受け持ちの状況から、今月中の新規のご依頼はお受けが難しい状況です。来月の第2週以降であれば、あらためてご相談を承れます。
その処置はやったことがないので。 その処置は、当ステーションで手順の確認ができておりません。主治医の指示内容を伺ったうえで、明日の午前までに可否をお返しします。
遠いので行けません。 ご住所は当ステーションの実施地域の外にあたります。○○地区に対応しているステーションの連絡先をお伝えできます。
また今度お願いします。 今回はお受けが難しいのですが、○月から看護師が1名増える予定です。その時期にあらためてご連絡してもよろしいでしょうか。
折り返します(そのまま連絡しない)。 15時までに可否をお返しします。もしそれまでに連絡がない場合は、こちらの番号にお電話ください。
担当がいないので分かりません。 管理者が不在のため、この場では判断できません。16時に戻りますので、17時までに私からご連絡します。
うちでは受けられないと思います。 お受けが難しい可能性が高い状況です。判断の理由は夜間の連絡体制です。日中のみのご利用であれば、あらためて検討できます。
ご家族の協力がないと厳しいです。 訪問の間以外の時間の見守りについて、どなたがどこまで関われるかを確かめさせてください。そのうえで、当ステーションでできる範囲をお返しします。
そういう依頼は受けていません。 当ステーションでは、○○のご依頼はお受けしておりません。○○に対応している事業所の情報をお調べしてお伝えできます。
とりあえず受けます(体制が整っていない)。 ご希望の開始日には間に合いませんが、○日からであればお受けできます。それまでの期間の対応について、一緒に考えさせてください。
すみません、また連絡します。 本日中に可否をお返しできず申し訳ありません。明日の10時までに、可否と理由をあらためてご連絡します。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

お受けできなかった件に残す記録8項目

お断りした件の記録は、後ろ向きな記録ではありません。体制のどこが足りないかを、事業所に教えてくれる唯一の材料です。半年分をまとめると、増やすべき職種や、伸ばすべき時間帯がはっきりします。

記録する項目 書くこと 次に生きるところ
受けた日時と経路 いつ、どの経路から届いた相談か 経路ごとに、どの時期に相談が集まるかが見える
お受けできなかった理由の区分 地域の外/時間帯の空き/処置の内容/職種/人員/その他の別 区分ごとに数えると、手を打つ順番が決まる
希望されていた開始日 いつからの希望だったか 開始までの日数が短い相談が多いかどうかが分かる
伝えた内容と伝えた時刻 理由をどう伝え、いつ返答したか 返答までの時間を短くする改善につながる
代わりにお伝えした情報 他の事業所の情報や、相談先を案内したか 案内した先との関係の記録になる
いつなら検討できると伝えたか 時期を伝えたか、伝えていないか その時期に自分から連絡を返せる
同じ相手からの相談の回数 同じ経路・同じ担当者からの相談が何回目か 続けて断っている相手が分かり、先に状況を伝えられる
その後の経過 後日あらためてお受けしたか、しなかったか 断ったあとに関係が続いたかどうかが分かる

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

退院前カンファレンスと退院当日|14場面の言い方と、10段の段取り

退院前カンファレンスは、自事業所を説明する場ではなく、退院後の生活が成り立つかを、その場にいる全員で確かめる場です。訪問看護に期待されているのは、在宅に移ったあと何が起こり得るかを、病棟の言葉と家の言葉の両方で言えることです。ここで話した内容が、そのまま次の依頼につながることがあります。ただし、話す内容は事実に限ります。できないことをできると言えば、退院後にそのまま返ってきます。

カンファレンスの14場面|事実として伝える言い方の型

場面 相手が確かめたいこと 事実として伝える言い方の型 持ち帰って確認すること
自己紹介のとき 誰が担当し、どこまで動けるか 「○○ステーションの○○です。担当は私と○○の2名で、実施地域は○○市です。日中は事務所、夜間は携帯で連絡を受けます」 担当者を確定できる時期
訪問の頻度の話になったとき 週に何回、どのくらい入れるか 「主治医の指示に沿って組みます。現時点で確保できるのは週○回、1回○分です。状態により医師と相談して調整します」 指示書の内容と、確保できる枠
医療処置の話になったとき 在宅で継続できるか 「同じ処置を、現在○名の方で行っています。物品の入手の方法と手順を、退院前に確認させてください」 物品の調達先と、病棟で行っている手順
夜間の急変の話になったとき 夜に誰が対応するか 「夜間はまず電話でご相談を受けます。訪問が要ると判断した場合に伺い、主治医へ連絡します。救急要請の判断の順番を先に決めさせてください」 主治医が希望する連絡の順番
家族の介護力が話題になったとき 家族がどこまでできるか 「ご家族が行う手技について、退院前に病棟で確認させていただけますか。当ステーションが訪問で確かめる内容も併せて決められます」 家族が実施する範囲と、確認の日程
退院日が決まっていないとき いつなら入れるか 「退院日が決まりましたら、その日から○日以内に初回訪問に入れます。指示書は○日前までにいただけると調整できます」 指示書の発行の見込み
退院日が翌日など急なとき 間に合うか 「明日の午後であれば、初回訪問に伺えます。契約の説明はご自宅で行い、時間は○分程度をいただきます」 契約に立ち会う人
薬の管理が話題になったとき 飲めているかを誰が見るか 「訪問の際に残薬を確認し、変化があれば薬局と主治医へお伝えします。連絡の担当をどちらが持つか決めさせてください」 薬局の担当者と連絡方法
リハビリの話になったとき 誰が担当するか 「当ステーションからは理学療法士が訪問できます(在籍:記入欄)。担当できない場合は、その旨をお伝えします」 職種別の訪問の可否
看取りの見込みが話されたとき 最期まで関われるか 「これまでに在宅で看取りまで関わった方が○名います。夜間の連絡と、主治医への報告の流れを事前に決めさせてください」 主治医の連絡先と、緊急時の手順
他のサービスと重なるとき 時間帯が調整できるか 「当ステーションは午前の枠で調整できます。他のサービスの時間帯をケアマネジャーと確かめてから確定します」 他サービスの予定
費用の話になったとき 負担がどうなるか 「保険の区分により自己負担は異なります。区分と負担の割合は、保険者の窓口とケアマネジャーにご確認ください。当ステーションからは、訪問の回数の見込みをお伝えします」 保険の区分の見込み
できないことを聞かれたとき どこまでが範囲か 「○○については、当ステーションでは行っておりません。○○であれば対応できます。範囲を先にお伝えしておきます」 範囲の再確認
終わりに宿題を確認するとき 誰がいつまでに何をするか 「持ち帰るのは3点です。指示書の依頼、物品の調達先の確認、初回訪問日の確定。いずれも○日までにご連絡します」 宿題の期日と、連絡先

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

退院当日までの段取り10段

時点 すること 確かめる相手 残す記録
カンファレンスの当日 持ち帰る宿題を口頭で読み上げ、期日を共有する 同席した全員 宿題の内容と期日、同席者の氏名と所属
翌営業日 指示書の依頼を出す 主治医または医療機関の窓口 依頼した日、依頼先、受領の予定日
退院の5日前まで 物品と手順を確認する 病棟の看護師、物品の供給元 確認した手順、物品の入手経路
退院の3日前まで 初回訪問の日時を確定する 本人・家族、ケアマネジャー 確定した日時、立ち会う人
退院の3日前まで 他のサービスとの時間帯の重なりを確かめる ケアマネジャー 調整の結果
退院の前日 鍵の受け渡し、駐車、住まいへの入り方を確かめる 家族 入り方の手順
退院の前日 担当する看護師へ、状態と手順を引き継ぐ 事業所内の担当者 引き継いだ内容と引き継いだ相手
退院当日 退院の時刻と、帰宅後の様子を確かめる 家族、病棟 帰宅の時刻、確認した内容
初回訪問の当日 契約と説明を行い、緊急時の連絡方法を渡す 本人・家族 説明した相手、渡した書面
初回訪問の翌営業日まで 依頼元の病院とケアマネジャーへ、開始したことを短く連絡する 地域連携室、ケアマネジャー 連絡した日時と内容

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

連携の場面で確かめておくこと(対照表)

退院や入院の場面で行う連携には、告示・通知に定めのある取り扱いが関わることがあります。この記事では判断は行いません。「定めの所在」と「貴事業所の記録」を並べ、突き合わせる形にしています。

確かめる事項 定めの所在 貴事業所の記録(記入欄) 取り扱い
退院・退所の場面で行った共同指導や情報の共有 厚生労働省の告示・通知、および所管の保険者が示す取り扱い (記入欄:実施日・参加者・共有した内容=  ) ご確認ください
共同指導の場に参加した職種と人数 同上 (記入欄:参加者の職種と氏名=  ) ご確認ください
共有した情報を記録に残した方法 同上 (記入欄:記録の様式名と保存場所=  ) ご確認ください
主治医の指示書の受領日と有効期間 同上 (記入欄:受領日=  /期間=  ) ご確認ください
緊急時の対応に関する体制の届出の状況 同上(届出の状況は事業所ごとに異なる) (記入欄:貴事業所の届出の状況=  ) ご確認ください
特別な管理を要する状態に関する記録 同上 (記入欄:対象の状態と記録の有無=  ) ご確認ください
他の事業所と同一日に訪問した場合の取り扱い 同上(保険者により確認の観点が異なる) (記入欄:該当の有無と記録=  ) ご確認ください
医療保険と介護保険のどちらの取り扱いになるか 同上(状態・傷病・指示の内容により異なる) (記入欄:確認した内容と確認先=  ) ご確認ください

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

なお、介護保険法に基づく届出書類の作成・提出代行は社会保険労務士の業務です。取り扱いの判断や書類の整え方については、所管の保険者(指定権者)と、必要に応じて社会保険労務士へご相談ください。

約束を守った記録と、数を追わない指標|12の約束・12の言い換え・12の指標

関係が続くかどうかを分けているのは、熱心さでも訪問の回数でもありません。「○日までに返します」と言ったことが、その日までに返っているかです。守れているかどうかは、記憶では確かめられません。約束と、その履行を、同じ場所に記録として置いておく必要があります。以下は、記録の項目そのものです。なお、記録・報告書・計画書の記載方法そのものは本記事では扱いません(それぞれ別の記事の主題です)。

約束したことと、その履行の記録12項目

約束の内容 いつまでに 記録に残す形 見直しの間隔
相談を受けたら可否を返す 受電した当日中(難しい場合は翌営業日の午前まで) 受電の日時と、返答した日時の両方を並べて残す 月1回、返答までの時間を並べて確かめる
お受けできない場合に理由を伝える 可否を返すのと同じ連絡の中で 理由の区分を選択式で残す 月1回、区分ごとに数える
報告を届ける間隔を守る 取り決めた間隔(記入欄:  ) 届けた日を残し、取り決めた期日と並べる 月1回
状態が変わったときに連絡する 変化を確認したその日のうち 連絡した日時、相手、伝えた内容の要点 随時。月1回まとめて確かめる
担当者が変わったときに知らせる 変更が決まった時点 連絡した相手の一覧と、連絡日 変更のたび
受け入れの空きが変わったときに伝える 変わった週のうち 伝えた相手と日付 月1回
カンファレンスで持ち帰った宿題を返す その場で決めた期日 宿題の内容、期日、返した日 案件ごと
訪問の時間に遅れる場合に先に連絡する 遅れが分かった時点 連絡した時刻と、実際の到着時刻 月1回
訪問を休む場合の代わりの手当てを伝える 休みが決まった時点 伝えた相手と、代わりの手当ての内容 その都度
終了する場合に依頼元へ伝える 終了が決まった時点 終了の理由の区分と、伝えた相手 その都度
案内の記載内容を最新に保つ 変更があったとき、および年1回 版の年月と、配り直した先の一覧 年1回
いつなら検討できると伝えた時期に、自分から連絡する 伝えた時期 伝えた時期と、実際に連絡した日 その都度

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

連絡のひとことの言い換え12組

直したい連絡の仕方 そのまま使える連絡の仕方
いつもお世話になっております。ご挨拶に伺いました。 お世話になっております。前回お伝えした受け入れの空きが変わりましたので、更新した1枚をお持ちしました。火曜と木曜の午前が空いています。
その件、確認しておきます。 その件は、本日15時までに確認して、私からお電話します。私は○○です。
特に変わりありません。 先週から食事の量が減っており、体重が2週間で1.5kg減っています。主治医へは本日連絡済みです。次回の訪問で食事の状況を確かめます。
報告書は近いうちにお送りします。 今月分は○日までにお届けします。それより早く共有した方がよい内容がありましたら、先にお電話します。
担当が変わりましたのでよろしくお願いします。 ○月○日から担当が○○に変わります。連絡先は変わりません。引き継ぎの内容で気になる点があれば、○日までにお知らせください。
すみません、遅くなりました。 お約束した昨日中のご連絡が本日になりました。申し訳ありません。理由は○○です。次回から前日にこちらで確認します。
また何かあればご連絡ください。 次は○月○日ごろに、経過をこちらからご連絡します。それより前に気になることがあれば、この番号にご連絡ください。
大丈夫だと思います。 本日の訪問時点では、発熱はなく、傷の状態も前回と変わりありません。次回の訪問は○日です。
忙しくて連絡できませんでした。 ご連絡が遅くなりました。○日にご相談いただいた件について、可否をお返しします。
先方に伝えておきます。 主治医の○○先生へは、本日16時にお電話で伝えました。次の指示は明日いただける予定です。
そちらで判断していただければ。 看護の視点でお伝えできるのは○○です。判断に必要でしたら、記録の該当の部分をお持ちします。
ご迷惑をおかけしてすみません。 お約束した期日に間に合いませんでした。原因は○○です。同じことが起きないよう、○日から確認の担当を決めました。

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

地域での役割と、その記録(記入欄つき)

研修に出ること、事例検討会で話すこと、実習を受け入れること、災害時の協力に加わること。これらは依頼を増やすための活動ではありません。地域で訪問看護が担っている役割の一部です。ただ、結果として「この事業所には、こういう場面で相談できる」という理解が地域に残ることがあります。順序を逆にしない(依頼のために出るのではない)ことが、続けられるかどうかを分けます。

取り組み 内容 貴事業所の関わり方(記入欄) 残す記録
地域ケア会議への参加 個別の事例や地域の課題を、多職種で検討する場 (記入欄:参加の可否・担当者=  ) 参加した日、事例の概要、発言した内容
事例検討会での報告 関わった事例を、個人が特定されない形で整理して共有する (記入欄:報告できる領域=  ) 報告の日、主題、参加者の職種
看護学生・研修生の実習の受け入れ 訪問への同行を通じて、在宅での看護を学ぶ機会を提供する (記入欄:受け入れの可否・時期=  ) 受け入れの期間、指導した職員、学校名
新任者への同行研修 他の事業所や法人内の新任者の同行を受け入れる (記入欄:受け入れの条件=  ) 同行の日、対象者、内容
地域の連絡会・協議会への参加 訪問看護の連絡会、在宅医療介護連携の協議の場 (記入欄:加入の状況=  ) 会の名称、参加した日、決まったこと
災害時の協力に関する取り決め 停電・断水・感染症の流行時に、事業所間で助け合う取り決め (記入欄:取り決めの有無・相手=  ) 取り決めの文書、見直した日
住民向けの説明の場 地域の集まりで、在宅で受けられる医療と介護の仕組みを説明する (記入欄:対応できる担当者=  ) 開催日、参加人数、出た質問
多職種の研修への参加 看取り、認知症、感染対策など、地域で開かれる研修 (記入欄:参加を予定する研修=  ) 研修名、参加者、学んだ内容の共有先
地域の医療機関の勉強会への参加 病院が開く在宅移行に関する勉強会 (記入欄:案内の受け取り先=  ) 参加日、内容、知り合った担当者
感染症流行時の情報の共有 訪問の可否や対応の手順を、事業所間で共有する (記入欄:共有の窓口=  ) 共有した内容と日付

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

数を追わない指標12(記入欄つき)

件数を目標にすると、体制に合わない依頼まで受けて現場が壊れます。ここに置くのは、「増やす」ためではなく「見える」ようにするための項目です。良し悪しの評価はせず、事実として並べるだけにします。並べたあとで、事業所として何を変えるかを決めます。

指標 数え方 今月の記入欄 読み方
相談の件数(経路別) 受けた相談を、経路ごとに数える (記入欄:  件) どの経路から届いているかが分かる。届いていない経路が次の課題になる
お受けした件数 相談のうち、開始に至った件数 (記入欄:  件) 相談の件数と並べて見る
お受けできなかった件数 開始に至らなかった件数 (記入欄:  件) 理由の区分と併せて読む
お受けできなかった理由の区分別の内訳 地域/時間帯/処置/職種/人員/その他 (記入欄:  ) 最も多い区分が、体制で先に手を付ける場所
相談から可否を返すまでの時間 受電の日時と返答の日時の差。件ごとに出す (記入欄:  時間) 約束した期限を超えた件があるかを見る
相談から初回訪問までの日数 相談の日と、初回訪問の日の差 (記入欄:  日) 案内に書いた日数と実際が合っているかを確かめる
指示書の受領から初回訪問までの日数 受領日と初回訪問日の差 (記入欄:  日) 段取りのどこで時間が要っているかが分かる
報告を届けた日と、取り決めた期日の差 件ごとに、期日と実際の日を並べる (記入欄:  ) 約束を守れているかどうかの記録になる
終了した件数と、終了の理由の区分 入院/施設への入所/転居/死亡/サービスの変更/その他 (記入欄:  ) 理由の区分は、事業所の課題とは限らない。混ぜずに分けて見る
依頼元へ経過を返した件数 開始・終了それぞれについて、依頼元へ連絡した件数 (記入欄:  件) 返していない件があると、次の相談が届きにくくなる
訪問の予定を変更した件数と理由 こちらの都合/相手の都合の別 (記入欄:  件) こちらの都合が続く場合、人員の組み方を見直す材料になる
案内を更新し、配り直した先の数 更新した版を渡した先を数える (記入欄:  先) 古い版が回っていないかを確かめる

※上記は各自治体が公表している資料を当社が編集・加工したものであり、各自治体の公式見解ではありません。運営指導の観点・確認様式・判断は保険者(指定権者)により異なります。最終的な算定可否は保険者(指定権者)にご確認ください。

この12項目は、月に1回、30分あれば埋まります。埋めたものを職員で読み、変えるところを1つだけ決めるのが続けやすい進め方です。訪問看護が地域で果たしている役割は、依頼の数では測れません。測れるのは、必要としている方に届いたかどうかと、届かなかったときに何が理由だったかです。その2つを記録に残していれば、次に何をすればよいかは、記録の側から示されます。

現場から多い質問

Q. 訪問看護の利用者はどう増やしますか?

居宅介護支援事業所(ケアマネ)・病院の退院支援・クリニック・地域包括支援センターへの営業(関係づくり)が基本です。紹介元との信頼関係が利用者数を左右します。

Q. ケアマネに選ばれるには?

迅速で質の高い報告・連携が決め手です。状態変化や対応を、分かりやすく早く共有できるステーションは、次も紹介されます。

Q. 開業直後で利用者がいません。何から?

まず退院支援部門・近隣のケアマネへ挨拶回りと情報提供から。1人目の利用者を丁寧に支え、その実績と報告の質を次の紹介につなげます。

訪問看護の利用者獲得のコツ

訪問看護ステーションの利用者獲得には、ケアマネや医療機関との連携が重要です。コツを整理しました。

  • ケアマネとの関係――丁寧な報告と迅速な対応で信頼を築く
  • 医療機関との連携――退院時の連携や主治医との情報共有
  • 強みの発信――対応できる疾患やオンコール体制を伝える
  • 質の高いケア――満足が次の紹介につながる

よくある質問(FAQ)

訪問看護の利用者はどう増やしますか?
ケアマネや医療機関との連携を深め、丁寧な対応で信頼を築くことが基本です。
営業のポイントは?
対応できる疾患や体制などの強みを分かりやすく伝えます。
質とのバランスは?
質の高いケアが満足と次の紹介につながるため、両立が大切です。
カイポケを使っていないのですが、どうすればよいですか?
カイポケをご利用中でなくても、神マナは単体で問題なくご利用いただけます。「マナドライブ」で帳票類の管理・網羅もでき、まず神マナを導入して後からカイポケを連携することも可能です。カイポケの導入をご希望の際は、当社からサポート担当へお繋ぎします。詳しくは「カイポケ導入相談・お見積り」の案内ページをご覧ください。
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紹介元別|届け方と、そのとき渡すもの

「あいさつ回り」で終わると回数が続きません。相手が判断に使う情報を、毎回1つ更新して持っていくのが要点です。

紹介元 届け方 渡すもの 間隔の目安
居宅介護支援事業所 訪問。担当ケアマネジャーに直接 パンフレット、実績の一覧、空き状況 月1回程度
病院の地域連携室 事前に連絡してから訪問 対応できる医療処置の一覧、24時間体制の説明 月1回程度
主治医(診療所) 訪問。短時間で 指示書の様式、報告書の見本 2〜3か月に1回
地域包括支援センター 訪問。相談員へ 要支援者への対応可否、予防の実績 2〜3か月に1回
他の訪問看護ステーション 同行や勉強会を通じて 対応できる疾患・処置の違い 機会があるとき
薬局 訪問 服薬管理での連携の実績 2〜3か月に1回
通所・入所の事業所 訪問 退所後の在宅移行での実績 2〜3か月に1回
市町村の担当課 窓口で 事業所の概要、対応地域 年1〜2回
相談支援事業所(障害) 訪問 医療的ケア児・者への対応可否 2〜3か月に1回
本人・家族(直接) ウェブサイト、地域の掲示 料金の目安、相談の窓口 常時

紹介元が知りたいことと、答え方

相手が知りたいこと 用意しておく答え
どんな医療処置に対応できるか 対応できる処置の一覧(人工呼吸器、中心静脈栄養、じょくそう処置など)
いつから入れるか 今週の空き、初回訪問までの最短日数
夜間・休日はどうなるか 24時間対応の体制、電話を受ける人、実際の出動の目安
ターミナルに対応できるか 看取りの実績(件数)、医師との連携の方法
小児・精神に対応できるか 対応の可否と、担当できる看護師の有無
料金はいくらか 医療保険・介護保険それぞれの目安、自己負担の考え方
どの地域まで行けるか 通常の事業の実施地域と、地域外の取り扱い
報告はどう来るか 報告書の様式と、送るタイミング
急変時にどう動くか 連絡の順番、主治医への報告、救急要請の判断
断ることはあるか 断る場合の基準と、そのときの代替の案内

やりがちなことと、直し方

やりがちなこと どうするか
パンフレットを置いてくるだけ 1つだけ新しい情報(空き、実績、対応できるようになった処置)を伝える
訪問の記録を残していない いつ・どこへ・誰に・何を伝えたかを一覧にする
紹介があったあと、報告していない 受けた・受けられなかったにかかわらず、結果を返す
断ったあと連絡が途切れる 断った理由と、いつなら受けられるかを伝える
自事業所の強みを言えない 対応できる処置と、看護師の経験を、数で言えるようにしておく
報告書が遅い 送る期日を決め、遅れる場合は先に連絡する
担当者が変わったのに知らせていない 変更のたびに連絡する
ウェブサイトに料金も対応範囲も書いていない 本人・家族が最初に見る場所に、判断できる情報を置く

報告書の書き方は訪問看護報告書、計画書は訪問看護計画書をご覧ください。

残しておく記録と、次に生きるところ

記録 書くこと 次に生きるところ
訪問の履歴 日付、訪問先、対応した人、渡したもの 間隔が空いた先が分かる
紹介の件数 紹介元ごとの月別の件数 どこに時間を使うかの判断
受けられなかった件 理由(地域外、体制、人員) 体制を変える判断の材料
相手からの質問 聞かれた内容 次に持っていく資料
自事業所の実績 ターミナル、医療処置、24時間の出動 説明のときに数で言える
空き状況 週ごとの受け入れ可能数 いつ動くかの判断
地域の状況 近隣の事業所、病院の退院の傾向 どこを回るかの判断
担当者の変更 紹介元の担当者と、変更の日 連絡が途切れない

本ページは令和8年6月改定時点の制度に沿って整理しています。様式・要件・単位数は改定により変わります。最新の内容は、厚生労働省の告示・通知および所管の保険者(自治体)の案内でご確認ください。

連携先を考える前提として地域包括ケアシステムとは|仕組みと事業所の関わり方もご覧ください。

この記事の執筆・編集

介護のマナ編集部(株式会社ライフシフト)

介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」を開発・提供する株式会社ライフシフトの編集部。訪問看護ステーションを運営する看護師(CSO)をはじめ、介護・看護の現場とともに、記録・書類・制度の実務情報を発信しています。

監修:嶺井 美幸(看護師・訪問看護ステーション「訪問看護ようき」代表・株式会社ライフシフトCSO)

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