訪問看護の報酬は、基本報酬に各種の加算が上乗せされて決まります。算定もれは事業所の収益に直結するため、どんな加算があるかを押さえておくことが大切です。2024〜2026年度改定をふまえ、主な加算を保険別に整理します。
加算・減算の基本構造
訪問看護の報酬は、(1) サービス提供への基本報酬、(2) 要件を満たすと上乗せされる加算、(3) 基準を満たさない場合に差し引かれる減算で構成されます。介護保険と医療保険では、加算の種類や名称・単位数が異なります。
主な加算(介護保険)
- 初回加算(Ⅰ・Ⅱ)――新規利用者の初回訪問時。2024年改定でⅠとⅡに分かれました。
- 緊急時訪問看護加算(Ⅰ・Ⅱ)――24時間連絡・緊急訪問に対応できる体制。
- 特別管理加算(Ⅰ・Ⅱ)――特別な管理を要する状態の利用者への計画的な管理。
- ターミナルケア加算――在宅での看取り。2024年改定で2,000単位から2,500単位へ引き上げ。
- 看護体制強化加算――重度者の受け入れ実績など、手厚い体制の評価。
- 退院時共同指導加算 / サービス提供体制強化加算 ほか。
主な加算(医療保険)
- 24時間対応体制加算――24時間の連絡・対応体制。
- 緊急訪問看護加算――計画外の緊急訪問。
- 特別管理加算――特別な管理を要する状態への対応。
- ターミナルケア療養費――在宅での看取りへの評価。
- 訪問看護ベースアップ評価料――2024年改定で新設された、看護職員等の処遇改善のための評価。
2024年度改定の主な変更点
- 初回加算がⅠ・Ⅱに分化
- ターミナルケア加算の単位数引き上げ(介護保険)
- 訪問看護ベースアップ評価料の新設(医療保険)
- 専門性の高い看護や、在宅での看取り体制に関する評価の見直し
単位数や算定要件は保険種別・改定で異なり、細かな取扱いも多いため、実際の算定にあたっては最新の告示・通知や保険者の案内で必ず確認してください。
算定もれを防ぐ――記録との連動
加算の多くは、要件を満たした記録の整備が前提になります。介護記録AI「神マナ(介護のマナ)」の訪問看護向け機能(訪看マナ)は、訪問記録から記録書・報告書の下書きを自動で作成し、加算の根拠となる記録の整備を後押しします。利用者さま3名まで、期限なく無料でお試しいただけます。
