2024年10月18日 介護事業伴走支援の窓口をオープンしました!

健康生きがい学会 第14回大会 11月9日(土)開催にて発表を行いました。

2024年11月9日(土)東京大学工学部2号館大会議室を会場 第31回AD全国大会と第14回健康生きがい学会を合同開催に発表者として参加しました。

「人生100年時代の健康生きがいを考える〜健康長寿・幸福長寿まちづくり〜」

第3分科会──ロボット・AIの活用と健康生きがい 

沖縄大学       平野貴大先生 座長 全体説明
株式会社ライフシフト 代表取締役 嶺井政哉  介護事業伴走支援の事例紹介
GO-TAs取締役     荒川大晴氏 事業継承と生きがい事例紹介
質疑応答 という流れで

私は、ライフシフトでの事例を元に3点
1、介護に関するソフトウェア開発 
2、利用者支援の中でのロボット・AI活用の可能性
3、多くの人の自己実現(いきがい)の創出

について、お話しさせていただきました。

ーー発表内容ーー

株式会社ライフシフトの嶺井政哉と申します。よろしくお願いいたします。これからロボット・AI+ 生きがいについての事例など紹介できればと思っております。

まず、テクノロジー部分 ロボット・AIに関しまして私たちは、AIを活用した介護に関わる課題解決を事業として取り組んでおります。生きがいについては、「誰もが、幸せに生きた証が残せる社会」というVisionを掲げて、現在、企業経営を行なっています。

なぜ、そのようなVISIONなのか至った理由を 少しお伝えさせていただきますと私は、14年前に父を亡くしました。その時私は、父の最後の言葉を聞くことができませんでした。
でもそれは、今日が父に会えるのが最後の日だとは、信じていなくて、そう思えなかったからなんです。

一番聞きたかった「幸せだった」という言葉は、いつでも聞けると思っていたけれど、最後まで聞くことができなかった。私は、それをとても後悔しています。そのような世界は嫌だと思っています。私のように大切な人の最後の言葉を聞けなかった。そんな人は多いです。そういったことを、無くしていきたい。

そして、今、介護施設を経営している家族と暮らすなかで、最後の時間をともにする 介護 福祉 医療の方々と協力することで、「誰もが、幸せに生きた証を残せる社会」をつくれるのではないか、、と思うようになり、そのような世界を実現したい。と思ったことが このVISIONに至った理由です。なので、ロボット・AI+ 生きがい というテーマはとてもやりがい・考えがい・研究のしがい あるテーマだなと思っています。

先ほど平野先生の資料の中にあった3点

1、介護に関するソフトウェア開発 
2、利用者支援の中でのロボット・AI活用の可能性
3、多くの人の自己実現(いきがい)の創出
について触れていきたいと思います。

まず1つめ、介護に関するソフトウェア開発 
開発と販売過程で気付いた以下の点をお話しできればと考えています。

結論から申し上げると
「人」 と 「デジタル」の間にAIが入ってきて、境目がスムーズになってきている。
人=ユーザー デジタル=ツールorアプリ

AIもデジタルだが、結構人に近い存在になりつつある。

そういった部分で、人間の言葉と機械の言葉(プログラム言語)を理解できるAIが登場したことは、大きな変化をもたらすことになると考えています。

■介護に関わる人(人間)の特徴
感情がある、好き嫌い、体調、気分、 人のことを理解できる、 脳と目、耳、鼻、口、手がセットで動いて すごい便利

■これまでのテクノロジーの特徴
決まったことプログラムに基づき正確に何度も素早く実行してくれる。 

■新しいテクノロジー(AI)の特徴
自然言語もコンピュータ言語も理解して、人と従来のテクノロジーの橋渡ししてくれる。

■結果
ソフトウェア開発のスピードも上がり、今までにないロジックで、途中AIを入れたりして、うまく動くソフトウェアが早く開発できてきている。

2、利用者支援の中でのロボット・AI活用の可能性
AIとロボット技術が介護現場にどのような変革をもたらすか

■AIの活用
計画=ケアプラン
2〜3時間→5分〜10分

■IoT(ロボット)の活用
デバイスを壁につけて配置して記録を効率化
見守り・センサー系と連動する

重要:ロボット・AI活用の可能性で一番はインターフェイスが肝になる。

当社でも、インターフェイス(操作画面)には、とてもこだわっているというのも、PCを使えたりブラインドタッチができない。PCとかITは苦手という人が多いので、指一本で操作できるインターフェイスにしてあげる。ということにこだわっています。

そのようなインターフェイスになるとガンガン触ってくれて、
もっとこうした方がいいという ガンガンフィードバックくれる。
使いやすそうなインターフェイス(操作画面)になると、急に具体的な注文を多く出してくれるようになる。

■POINT
インターフェイスが悪いと改善フィードバックすらこない
インターフェイスが良いと改善フィードバックが止まらない。
どんどん活用されて、改良されて、いくということがわかってきています。

3、多くの人の自己実現(いきがい)の創出
AIロボットが そのまま「生きがい」につながるのではなく、橋渡しをしてくれる。であろう。

人 と 技術 の 橋渡し はすでに行われている。
人 と 生きがい の橋渡し 今後、可能になることであろう。

最終的には、AIを操作している感覚がなく、生活をおこなっている過程の中で、生活の中に、AIが当たり前にいる状態が生まれる。AIが会話からその人のQOLを向上するアドバイスや、もし自己実現があるのであればそれをサポートし得ると思う。

■生きがいの要素
目標達成: ある目標に向かって努力し、達成したときの喜びや達成感。
貢献: 社会や他者のために何かを貢献し、そのことに価値を見出すこと。
自己成長: 新しいことを学び、自分自身を成長させること。
人間関係: 家族や友人との絆を深め、愛や友情を感じる。
創造: 音楽、芸術、文学など、何かを創造し、表現すること。
自然との触れ合い: 自然の中に身を置き、その美しさや力強さを感じる。

今後AIが進化していく中で、より人間は人間らいしいことに集中できるようになり、よりエモーショナルな部分、感情ややりがい、心理的な心地よさ、自己成長、など個人個人の意志や願望、要望を実現することにエネルギーが使えるそんな世の中になると思います。

■まとめ
人 と 生きがい の橋渡しするポジションにAIが入ることで。
「生きがい」を持って生きられる人が多い未来を作ることができると思う。

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